JP2010077812A - エンジンの排気浄化装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】アンモニアスリップの発生を、新たな検出機構を設置することなく、確実且つ早期に判定可能なエンジンの浄化装置を提供する。
【解決手段】第2NO濃度センサ7によるNO濃度Dn2が第1NO濃度NO濃度センサ6によるNO濃度Dn1よりも高いとき、アンモニアスリップ発生と判定するため、同一時期のNO濃度Dn1とNO濃度Dn2とを比較判定するため、触媒4に作用する他の要因を排除することができ、単一の条件で確実且つ早期にアンモニアスリップ判定が可能となると共に、尿素水の消費抑制及びアンモニアの大気放出による異臭防止が可能となる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、エンジンの排気浄化装置に関し、特に、排気中に供給した尿素水を選択還元型触媒上で排気中の窒素酸化物と還元反応させて窒素酸化物を除去する排気浄化装置に関する。
従来、排気中に含まれるNOを除去するために、例えば、(1)Ba等のNO吸蔵材にNOを吸蔵させ、その後、NO吸蔵材からNOを放出させると共に、排気中のHC成分でNOを還元浄化する方法、(2)NOをセリア材等に吸着させておき、上流から尿素水を排気通路に供給してセリア材に吸着しているNOを選択還元する方法、(3)2層構造をもつ触媒層を備え、下層に含有されるセリア系NO吸着材にNOを吸着させ、その後、排気中のCO,HO,H等と吸着しているNOとを反応させてNHに転化し、そのNHを上層のNH吸着材、例えば、ゼオライト等に吸着させ、更に、NOとNHとを反応させることによりNに還元浄化する方法等、種々の方法が知られている。
前記(2)の方法は、選択還元型触媒(Selective Catalytic Reduction)を使用することからSCR法とも言われ、還元剤としては、一般に、アンモニアが用いられている。具体的には、前記のように、尿素水を排気の熱で加水分解させてアンモニアを生成し、このアンモニアを還元剤として働かせている。
一方、排気浄化装置には、NOの濃度を検出し、その濃度をフィードバックさせるため、NO濃度センサが設置される。一般的なNO濃度センサとしては、安定化ジルコニアを固体電解質とするセンサが知られている。このNO濃度センサは、安定化ジルコニアからなる固体電解質の積層構造体からなり、排気中のNOをOとNに分解してO分圧を検出し、これによりNO濃度を検出している。
SCR法では、還元剤として機能するアンモニア(NH)が排気中に存在し、このアンモニアがセンサの安定化ジルコニアからなる固体電解質において酸化されNOに変わることから、NO濃度センサによる出力は、排気中のNO濃度とアンモニア濃度とを合わせた和の値として出力されることが知られている。
特許文献1は、アンモニア噴射量の増量供給後に、補正後の実NO浄化率が補正前のNO浄化率以下と判定されたとき、アンモニアスリップによる実NO浄化率の低下と判定して、触媒へのアンモニア吸着量が低減するように制御する技術を提案している。特許文献1では、高いNO浄化率とアンモニアスリップの低減とを両立することができる。
特開2003−293743号公報
しかしながら、特許文献1では、補正後の実NO浄化率と補正前のNO浄化率との比較を行っているため、排気中のNO濃度とアンモニア濃度とが混ざった浄化率の比較である上、補正前後、所謂時間的に前後した状態における浄化率の比較であることから、アンモニアスリップの検出という観点からは、精度の良いスリップ判定を行うことが困難である。
特に、NO濃度はエンジンの燃焼を制御する重要な要因の1つであり、確実且つ早期なスリップ判定は、アンモニアスリップの防止だけでなく、エンジンの燃焼性改善にも関連する重要な課題である。また、スリップ判定の早期化は、尿素水の消費抑制、更には、大気放出による異臭防止を図る上で早期の対策が必要である。
本発明の目的は、尿素水と還元反応させて窒素酸化物を除去する排気浄化装置において、アンモニアスリップの発生を、新たな検出機構を設置することなく、確実且つ早期に判定可能なエンジンの浄化装置を提供することである。
請求項1の発明は、排気通路に設けられた選択還元型NO触媒と、この触媒上流の排気中に尿素水を噴射する噴射弁と、前記触媒の温度に応じて尿素水の噴射量を制御する噴射量制御手段と、前記触媒下流に設けられ、NO濃度とアンモニア濃度とを合わせて検出可能なNO濃度検出手段とを有するエンジンの排気浄化装置において、前記触媒よりも上流側のNO濃度を検出或いは推定するNO濃度取得手段と、前記噴射量制御手段による尿素水の噴射を実行しているとき、前記触媒に吸着されないアンモニアの発生を判定するスリップ判定手段とを有し、このスリップ判定手段は、前記NO濃度検出手段によるNO濃度がNO濃度取得手段によるNO濃度よりも高いとき、アンモニアスリップ発生と判定することを特徴とする。
請求項1の発明では、特定の尿素水の噴射実行における、同一時期の選択還元型NO触媒上流側のNO濃度取得手段による検出NO濃度と選択還元型NO触媒下流側のNO濃度検出手段による検出NO濃度とを比較判定することができる。
請求項2の発明は、請求項1に記載の発明において、前記スリップ判定手段がアンモニアスリップ発生と判定したとき、前記触媒に吸着されているアンモニアがエンジンから排出されるNOによって全て消費されるまでの所定期間、前記噴射量制御手段による尿素水の噴射を禁止することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1または2に記載の発明において、エンジンの排気通路に排気を還流するEGR制御手段を有し、前記スリップ判定手段がアンモニアスリップ発生と判定したとき、前記触媒に吸着されているアンモニアがエンジンから排出されるNOによって全て消費されるまでの所定期間、前記EGR制御手段による排気還流を禁止することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1〜3の何れかに記載の発明において、エンジンの回転数を検出する回転数検出手段と、エンジンの負荷を検出する負荷検出手段とを有し、前記NO濃度取得手段は、エンジンの回転数と負荷に基づいてNO濃度を推定することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1〜4の何れかに記載の発明において、前記噴射量制御手段は、尿素水噴射量に基づき前記触媒のアンモニア吸着量を算出するアンモニア吸着量算出手段と、前記NO濃度取得手段とNO濃度検出手段との検出値に基づきNOと反応するアンモニア消費量を算出するアンモニア消費量算出手段と、前記算出されたアンモニア吸着量とアンモニア消費量とに基づき実アンモニア吸着量を算出する実アンモニア吸着量算出手段とを有し、この実アンモニア吸着量算出手段は、前回の実アンモニア吸着量を今回算出されたアンモニア吸着量に累積して今回の実アンモニア吸着量を算出することを特徴とする。
請求項1の発明によれば、前記触媒よりも上流側のNO濃度を検出或いは推定するNO濃度取得手段と、前記噴射量制御手段による尿素水の噴射を実行しているとき、前記触媒に吸着されないアンモニアの発生を判定するスリップ判定手段とを有し、このスリップ判定手段は、前記NO濃度検出手段によるNO濃度がNO濃度取得手段によるNO濃度よりも高いとき、アンモニアスリップ発生と判定するため、アンモニアスリップの発生を、新たな検出機構を設置することなく、確実且つ早期に判定できる。
つまり、同一時期の触媒上流側のNO濃度と触媒下流側のNO濃度とを比較判定するため、触媒に作用する他の要因を排除することができ、同一条件でアンモニアスリップ判定ができる。しかも、同一時期の噴射で判定するため、判定の早期化を図れ、結果的に、尿素水の消費抑制及びアンモニアの大気放出による異臭防止が可能となる。
請求項2の発明によれば、前記スリップ判定手段がアンモニアスリップ発生と判定したとき、前記触媒に吸着されているアンモニアがエンジンから排出されるNOによって全て消費されるまでの所定期間、前記噴射量制御手段による尿素水の噴射を禁止するため、既に触媒に吸着されているアンモニアを早期に消費でき、アンモニアスリップの早期解消、及び噴射量制御におけるアンモニア吸着量の誤差を低減できる。
請求項3の発明によれば、エンジンの排気通路に排気を還流するEGR制御手段を有し、前記スリップ判定手段がアンモニアスリップ発生と判定したとき、前記触媒に吸着されているアンモニアがエンジンから排出されるNOによって全て消費されるまでの所定期間、前記EGR制御手段による排気還流を禁止するため、エンジンから排出される排気のNO濃度を増大でき、更に、アンモニアスリップの早期解消、及び噴射量制御におけるアンモニア吸着量の誤差を低減できる。
請求項4の発明によれば、エンジンの回転数を検出する回転数検出手段と、エンジンの負荷を検出する負荷検出手段とを有し、前記NO濃度取得手段は、エンジンの回転数と負荷に基づいてNO濃度を推定するため、別途触媒上流側にNO濃度検出機構を設けることなく既存のエンジン制御用検出値を用いて精度の良いNO濃度が推定できる。
請求項5の発明によれば、前記噴射量制御手段は、尿素水噴射量に基づき前記触媒のアンモニア吸着量を算出するアンモニア吸着量算出手段と、前記NO濃度取得手段とNO濃度検出手段との検出値に基づきNOと反応するアンモニア消費量を算出するアンモニア消費量算出手段と、前記算出されたアンモニア吸着量とアンモニア消費量とに基づき実アンモニア吸着量を算出する実アンモニア吸着量算出手段とを有し、この実アンモニア吸着量算出手段は、前回の実アンモニア吸着量を今回算出されたアンモニア吸着量に累積して今回の実アンモニア吸着量を算出するため、既に触媒に吸着されているアンモニア吸着量を考慮した、精度の良い尿素水噴射量を設定することができる。
以下、本発明を実施する為の最良の形態について説明する。
以下、本発明の実施例1について、図面を参照しつつ説明する。図1は、エンジン用の排気浄化装置の構成を模式的に示す説明図である。本実施例の排気浄化装置は、ディーゼルエンジンの排気浄化処理に適用する場合の例であり、ディーゼルエンジン1に接続される排気通路2に、パティキュレートマターを除去するためのディーゼル・パティキュレート・フィルタ(DPF)3、DPF3の下流の排気通路2にはNOを浄化するためのセリア系酸化物からなる選択還元型NO触媒4が配置されている。尚、DPF3の上流にHC等を浄化するディーゼル酸化触媒を配置し、触媒4下流にアミノシリケート化合物からなるNH吸着材を配置することも可能である。
排気通路2には、DPF3の上流側に排気温度センサ5、DPF3と触媒4との間に第1NO濃度センサ6(NO濃度取得手段)、触媒4の下流に第2NO濃度センサ7が夫々配置されると共に、触媒4には触媒温度センサ8が配置されている。また、NO低減のため、エンジン1の燃焼系に排気通路2から排気を還流するEGR制御弁9(EGR制御手段)が設けられ、エンジン1の運転状態に応じてEGR制御弁9は開度調整されるよう構成されている。
エンジン電装品、前記各センサ及びエンジン1周辺に設けられたエンジン回転数センサ10やエンジン負荷センサ11等の構成と電気的に接続され、各構成から取得した信号に基づき、各種演算処理を実行し、エンジン1の運転における電気的な制御を総合的に行うエンジンコントロールユニット(ECU)12が設けられている。
更に、本排気浄化装置には、噴射弁13と尿素水供給手段14とが設置されている。噴射弁13は、高性能な電磁弁で構成されており、触媒4の上流側排気通路2に、噴射方向が触媒4の端面に向かうように装着されている。
尿素水供給手段14は、尿素水を貯留するタンク15と、尿素水供給管16と、尿素水戻り管17と、フィードポンプ18と、圧力制御弁19とから構成する。ECU12から制御されるポンプ18で吸引された尿素水は、フィルタ20でろ過された後、圧力制御弁19で調圧されて噴射弁13に供給される。規定圧力を超える分の尿素水は尿素水戻り管17によってタンク15に戻される。
ECU12は、噴射量制御部21(噴射量制御手段)と、スリップ判定部22(スリップ判定手段)とから構成する。噴射量制御部21は、アンモニア吸着量算出部23(アンモニア吸着量算出手段)と、アンモニア消費量算出部24(アンモニア消費量算出手段)と、実アンモニア吸着量算出部25(実アンモニア吸着量算出手段)とから構成される。
アンモニア吸着量算出部23は、触媒温度と目標アンモニア吸着量との関係を規定するマップを予め有しており、このマップと触媒温度センサ8の検出値とに基づき目標アンモニア吸着量Xを設定する。更に、後述する噴射弁13から噴射された尿素水噴射量Qを用いてアンモニア吸着量Aを算出している。アンモニア消費量算出部24は、第1NO濃度センサ6と第2NO濃度センサ7との検出値の差分によってアンモニア消費量Bを算出する。
実アンモニア吸着量算出部25は、アンモニア吸着量Aとアンモニア消費量Bとの差分によって実アンモニア吸着量Yを算出する。つまり、前回算出された実アンモニア吸着量Yに基づいて尿素水噴射量Qが算出されており、この尿素水噴射量Qによって算出されたアンモニア吸着量Aを用いることで、今回の実アンモニア吸着量Yに前回の実アンモニア吸着量Yを累積する演算を行っている。
噴射量制御部21は、前述のようにして求めた実アンモニア吸着量Yと触媒温度センサ8の検出値とから触媒還元効率ηを算出する。尚、触媒還元効率ηとアンモニア吸着量と触媒温度との関係式は噴射量制御部21内部のROMに格納されている。触媒還元効率ηと第1NO濃度センサ6の検出値とから基本尿素水噴射量Q1を求め、目標アンモニア吸着量Xと実アンモニア吸着量Yとの差分に応じた補正を行って最終尿素水噴射量Qを設定して、噴射弁13に噴射指令を行うよう構成されている。
スリップ判定部22は、前述した噴射量制御後に、第1NO濃度センサ6の検出値が第2NO濃度センサ7の検出値より小さいとき、アンモニアスリップが発生したと判定を行っている。つまり、噴射量制御部21による最終尿素水噴射量Qは、現在存在するNOを既に触媒4に吸着されているアンモニアと新規に供給する尿素水とで全量浄化するように構成されることから、第2NO濃度センサ7の検出値が第1NO濃度センサ6の検出値以上の場合、アンモニアスリップ発生と判定可能である。
また、スリップ判定部22は、アンモニアスリップ発生と判定したとき、噴射量制御部21に尿素水の噴射禁止指令を行うよう構成されている。更にスリップ判定部22は、尿素水の噴射禁止と同時に、EGR制御弁9による排気還流を強制停止させる還流停止指令を行う。
スリップ判定部22による、尿素水の噴射禁止期間と排気還流の停止期間とは、触媒4に吸着されているアンモニアが全て消費されるまでの期間継続される。図2に示すように、初めは、破線で示す第2NO濃度センサ7の検出値Dn2が実線で示す第1NO濃度センサ6の検出値Dn1を下回っている。アンモニアスリップ発生したt1の時点で、スリップ判定部22が尿素水の噴射禁止指令を行うと、スリップ量が減少すると共に、触媒4に吸着されているアンモニアの存在により、触媒4の下流のNO濃度が次第に減少していく。
t2の時点で、一旦、第1NO濃度センサ6の検出値Dn1と第2NO濃度センサ7の検出値Dn2とが一致するが、触媒4に吸着されているアンモニアは現時点まだ存在している。アンモニアスリップ発生すること自体、実アンモニア吸着量算出部25の実アンモニア吸着量Yに大きな誤差が含まれている可能性が高いため、触媒4に吸着されているアンモニアを全て消費するよう構成している。
t3の時点で、触媒4に吸着されているアンモニアのほとんどが消費され、触媒4の下流のNO濃度が次第に増加し、再び、第1NO濃度センサ6の検出値Dn1と第2NO濃度センサ7の検出値Dn2とが一致する。本実施例では、二回目の第1NO濃度センサ6の検出値Dn1と第2NO濃度センサ7の検出値Dn2との一致(t4)を検出して尿素水噴射制御再開のタイミングとしている。尚、検出値Dn1,Dn2との一致回数をカウントすることも可能であるが、制御の簡略化を狙いとして、本実施例では実験値から求めた所定時間以上における一致点検出でt4を検出している。
次に、図3のフローチャートに基づき、本排気浄化装置の制御処理について説明する。尚、Si(i=1,2…)は各処理ステップを示す。
図3に示すように、まず、上流側NO濃度Dn1、下流側NO濃度Dn2、触媒温度Ts等本制御に必要な各種信号の取り込みを行い(S1)、次に移行する。S2では、触媒温度Tsと目標アンモニア吸着量Xとの関係を規定するマップに基づき目標アンモニア吸着量Xを設定し、前回の尿素水噴射量Qからアンモニア吸着量Aを算出する(S3)。
S4では、上流側NO濃度Dn1と下流側NO濃度Dn2からアンモニア消費量Bを算出し、アンモニア吸着量Aとアンモニア消費量Bとの差分から実アンモニア吸着量Yを算出する(S5)。触媒還元効率ηとアンモニア吸着量と触媒温度との関係式を用いて、実アンモニア吸着量Yと触媒温度Tsとから触媒還元効率ηを算出し(S6)、上流側NO濃度Dn1と触媒還元効率ηから基本尿素水噴射量Q1を算出し(S7)、次に移行する。
S8の判定の結果、目標アンモニア吸着量Xが実アンモニア吸着量Yよりも大きな場合、両者の差分に基づき尿素水増大補正量Quを算出し(S9)、基本尿素水噴射量Q1に補正量Quを加算して最終尿素水噴射量Qを算出する(S10)。S8の判定の結果、Noの場合、両者の差分に基づき尿素水現象補正量Qdを算出し(S11)、基本尿素水噴射量Q1に補正量Qdを減算して最終尿素水噴射量Qを算出し(S12)、次に移行する。
S13の判定の結果、アンモニアスリップが発生していない場合、S14に移行し、上流側NO濃度Dn1が下流側NO濃度Dn2よりも小さいか否か判定する。S14の判定の結果、Noの場合、現時点アンモニアスリップが発生していないため、フラグに0を入れ(S15)、最終尿素水噴射量Qに応じた噴射を行い(S16)リターンする。
S14の判定の結果、Yesの場合、現時点アンモニアスリップが発生しているため、フラグに1を入れ(S17)、噴射弁13による尿素水噴射を禁止し(S18)、EGR制御弁9による排気還流を停止し(S19)、タイマによるカウントを開始する(S20)。S21の判定の結果、カウント開始から所定時間以上経過していない場合は、リターンし、所定時間以上経過した場合はタイマをリセット(S22)してS23に移行する。尚、前記所定時間は、アンモニアスリップ発生から第1NO濃度センサ6の検出値と第2NO濃度センサ7の検出値とが最初に一致する期間を実験的に求めておき、この期間よりも長くなるように設定している。
S23の判定の結果、上流側NO濃度Dn1が下流側NO濃度Dn2と一致していない場合、リターンし、一致している場合は、アンモニアスリップが解消し且つ触媒に吸着されているアンモニアも全て消費されているため、フラグに0を入れ(S24)、リターンする。
次に、本実施例1に係る排気浄化装置の作用、効果を説明する。
第2NO濃度センサ7によるNO濃度Dn2が第1NO濃度NO濃度センサ6によるNO濃度Dn1よりも高いとき、アンモニアスリップ発生と判定するため、同一時期のNO濃度Dn1とNO濃度Dn2とを比較判定するため、触媒4に作用する他の要因を排除することができ、単一の条件でアンモニアスリップ判定ができる。しかも、同一時期に検出された検出値で判定するため、判定の早期化を図れ、結果的に、尿素水の消費抑制及びアンモニアの大気放出による異臭防止が可能となる。
アンモニアスリップ発生と判定したとき、触媒4に吸着されているアンモニアがエンジン1から排出されるNOによって全て消費されるまでの所定期間、尿素水の噴射を禁止し、且つEGR制御弁9による排気還流を禁止するため、エンジン1から排出されるNOを増加できることから、既に触媒に吸着されているアンモニアを早期に消費でき、アンモニアスリップの早期解消、及び噴射量制御におけるアンモニア吸着量の誤差を低減できる。
次に、図4に基づいて、実施例2を説明する。尚、実施例1と同様の機構は同様の符号を付している。実施例1との相違点は、実施例1では触媒4の上流側に第1NO濃度センサ6を配置し、NO濃度Dn1を検出していたのに対し、本実施例2ではエンジン1の運転状態から触媒4の上流側のNO濃度を推定している点である。
実施例2の排気浄化装置は、実施例1と同様に、エンジン1に接続される排気通路2に、DPF3、DPF3の下流の排気通路2には選択還元型NO触媒4が配置されている。排気通路2には、DPF3の上流側に排気温度センサ5、触媒4の下流に第2NO濃度センサ7が配置されると共に、触媒4には触媒温度センサ8が配置されている。また、EGR制御弁9と、エンジン回転数センサ10と、エンジン負荷センサ11が設けられている。
ECU12は、噴射量制御部21と、スリップ判定部22とNO濃度推定部26とから構成する。噴射量制御部21は、アンモニア吸着量算出部23と、アンモニア消費量算出部24と、実アンモニア吸着量算出部25とから構成される。尚、エンジン回転数センサ10とエンジン負荷センサ11とNO濃度推定部26とがNO濃度取得手段に相当する。
NO濃度推定部26は、エンジン回転数と負荷との関係で決定されるNO濃度のマップを予めROMに格納しており、このマップに基づき触媒4上流側のNO濃度Dn1を推定する。
次に、本実施例2に係る排気浄化装置の作用、効果を説明する。
エンジン1の回転数を検出する回転数センサ10と、負荷センサ11とに基づいてNO濃度Dn1を推定するため、別途触媒4上流側にNO濃度検出機構を設けることなく既存のエンジン制御用検出値を用いて精度の良いNO濃度が推定できる。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変更を付加して実施可能である。2層構造をもつ触媒やNH吸着材を備えた排気浄化装置に適用することもかのうである。
本発明の実施例1に係るエンジンの排気浄化装置の構成を模式的に示す説明図である。 尿素水噴射禁止後のNO濃度の水位を説明するタイムチャートである。 実施例に係るエンジンの排気浄化装置の制御処理についてのフローチャートである。 実施例2に係るエンジンの排気浄化装置の構成を模式的に示す説明図である。
符号の説明
1 エンジン
2 排気通路
4 選択還元型触媒
6 第1NO濃度センサ
7 第2NO濃度センサ
8 触媒温度センサ
9 EGR制御弁
10 回転数センサ
11 負荷センサ
12 ECU
21 噴射量制御部
22 スリップ判定部

23 アンモニア吸着量算出部
24 アンモニア消費量算出部
25 実アンモニア吸着量算出部
26 NO濃度推定部

Claims (5)

  1. 排気通路に設けられた選択還元型NO触媒と、この触媒上流の排気中に尿素水を噴射する噴射弁と、前記触媒の温度に応じて尿素水の噴射量を制御する噴射量制御手段と、前記触媒下流に設けられ、NO濃度とアンモニア濃度とを合わせて検出可能なNO濃度検出手段とを有するエンジンの排気浄化装置において、
    前記触媒よりも上流側のNO濃度を検出或いは推定するNO濃度取得手段と、
    前記噴射量制御手段による尿素水の噴射を実行しているとき、前記触媒に吸着されないアンモニアの発生を判定するスリップ判定手段とを有し、
    このスリップ判定手段は、前記NO濃度検出手段によるNO濃度がNO濃度取得手段によるNO濃度よりも高いとき、アンモニアスリップ発生と判定することを特徴とするエンジンの排気浄化装置。
  2. 前記スリップ判定手段がアンモニアスリップ発生と判定したとき、前記触媒に吸着されているアンモニアがエンジンから排出されるNOによって全て消費されるまでの所定期間、前記噴射量制御手段による尿素水の噴射を禁止することを特徴とする請求項1に記載のエンジンの排気浄化装置。
  3. エンジンの排気通路に排気を還流するEGR制御手段を有し、
    前記スリップ判定手段がアンモニアスリップ発生と判定したとき、前記触媒に吸着されているアンモニアがエンジンから排出されるNOによって全て消費されるまでの所定期間、前記EGR制御手段による排気還流を禁止することを特徴とする請求項1または2に記載のエンジンの排気浄化装置。
  4. エンジンの回転数を検出する回転数検出手段と、
    エンジンの負荷を検出する負荷検出手段とを有し、
    前記NO濃度取得手段は、エンジンの回転数と負荷に基づいてNO濃度を推定することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載のエンジンの排気浄化装置。
  5. 前記噴射量制御手段は、尿素水噴射量に基づき前記触媒のアンモニア吸着量を算出するアンモニア吸着量算出手段と、
    前記NO濃度取得手段とNO濃度検出手段との検出値に基づきNOと反応するアンモニア消費量を算出するアンモニア消費量算出手段と、
    前記算出されたアンモニア吸着量とアンモニア消費量とに基づき実アンモニア吸着量を算出する実アンモニア吸着量算出手段とを有し、
    この実アンモニア吸着量算出手段は、前回の実アンモニア吸着量を今回算出されたアンモニア吸着量に累積して今回の実アンモニア吸着量を算出することを特徴とする請求項1〜4の何れかに記載のエンジンの排気浄化装置。


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