JP2010074083A - 電解コンデンサおよびその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】等価直流抵抗の低減、高容量化、小型化を達成できる電解コンデンサを提供する。
【解決手段】本発明における電解コンデンサのコンデンサ素子6は陽極箔2と、陰極箔3と、保護部材4と、陽極リードタブ7と、陰極リードタブ8と、巻止めテープ5を備える。陽極箔2および陰極箔3の表面には導電性高分子層が形成されている。陽極箔2と陽極リードタブ7との接続部分および陰極箔3と陰極リードタブ8との接続部分は保護部材4によって被覆されている。そして、陽極箔2と、陰極箔3と、陽極リードタブ7と、陰極リードタブ8と、保護部材4とは、セパレータを介さず巻回され、巻止めテープ5によって止められる。これによりコンデンサ素子6が作製される。
【選択図】図3

Description

この発明は、巻回式電解コンデンサおよびその製造方法に関するものである。
従来の巻回式電解コンデンサとして図4および図5に示されるものが知られている。(特許文献1参照)
図4の断面図に示すように、電解コンデンサ1は、陽極リード線9及び陰極リード線10を有するコンデンサ素子6、該コンデンサ素子6を収納する有底ケース11と、前記コンデンサ素子6を封止する封止部材12を有している。有底ケース11の開口端近傍は、横絞り・カール加工されている。
前記コンデンサ素子6は、図5の斜視図に示すように、陽極箔2及び陰極箔3からなる一対の電極箔と、セパレータ14とを介して巻回し、巻き止めテープ5で止められて形成される。陽極リード線9は陽極リードタブ7を介して陽極箔2と接続され、陰極リード線10は陰極リードタブ8を介して陰極箔3と接続されている。
また、このような構造を有する電解コンデンサ1の電解質としては、電解液や固体電解質等が用いられ、コンデンサ素子6の電極箔2,3の隙間に充填されている。
このような電解コンデンサ1は静電容量が大きく、CPUのデカップリング回路あるいは電源回路などに広く使用されている。しかし、電子機器の発展に伴い、大容量化,小型化,低ESR(Equivalent Series Resistance:等価直列抵抗)化などの多くの要求への対応が必要になってきた。
特許第3495529号公報
従来の電解コンデンサは、陽極箔と陰極箔との接触による短絡を防ぐため、陽極箔と陰極箔との間の全面にセパレータを挿入して巻回する必要があった。そのため、ESRの低減および大容量化、小型化を阻害する要因となっていた。
第1の発明は、誘電体皮膜および導電性高分子層が表面に順次形成された陽極箔と、導電性高分子層が表面に形成された陰極箔と、陽極箔および陰極箔に接続されたリードタブと、保護部材と、を備えたコンデンサ素子からなる電解コンデンサであって、陽極箔および陰極箔はセパレータを介さず巻回され、コンデンサ素子の陽極箔と陰極箔との間には、保護部材を設けた第1の領域と、保護部材がない第2の領域とがあり、第1の領域は、陽極箔に接続しているリードタブを覆う領域と、陰極箔に接続しているリードタブを覆う領域と、リードタブと陽極箔との接続部分の陽極箔の裏側を覆う領域と、リードタブと陰極箔との接続部分の陰極箔の裏側を覆う領域とのいずれか含んでいる電解コンデンサである。
さらに、第1の領域は、陽極箔に接続しているリードタブを覆う領域と、前記陰極箔に接続しているリードタブを覆う領域と、リードタブと陽極箔との接続部分の陽極箔の裏側を覆う領域と、リードタブと陰極箔との接続部分の陰極箔の裏側を覆う領域との全てを含んでいることが好ましい。
さらに、保護部材は、コンデンサ素子の巻回方向に0.5周分以下にわたって延びていることが好ましい。
さらに、保護部材は、天然繊維、合成樹脂、導電性高分子のいずれかからなるシート状部材であることが好ましい。
さらに、第2の領域は、導電性高分子で充填されていることが好ましい。
第2の発明は、陽極箔表面に誘電体皮膜および導電性高分子層を順次形成し、陰極箔表面に導電性高分子層を形成する第1の工程と、電極箔にリードタブを接続する第2の工程と、陽極箔に接続しているリードタブを覆う部分と、陰極箔に接続しているリードタブを覆う部分と、リードタブと陽極箔との接続部分の陽極箔の裏側を覆う部分と、リードタブと陰極箔との接続部分の陰極箔の裏側を覆う部分とのいずれかに保護部材を配置し、陽極箔および陰極箔をセパレータを介さず巻回してコンデンサ素子を作製する第3の工程とを備える電解コンデンサの製造方法である。
さらに、第3の工程が、陽極箔に接続しているリードタブを覆う部分と、陰極箔に接続しているリードタブを覆う部分と、リードタブと陽極箔との接続部分の陽極箔の裏側を覆う部分と、リードタブと陰極箔との接続部分の陰極箔の裏側を覆う部分とのいずれか樹脂を塗布し保護部材を形成して、陽極箔および陰極箔をセパレータを介さず巻回してコンデンサ素子を作製する工程であることが好ましい。
本発明よれば、予め陽極箔および陰極箔の表面に導電性高分子層を形成することによって、セパレータを用いずに電解コンデンサを作製できる。
さらに陽極箔および陰極箔とリードタブとの接続部分を保護部材で覆うことによって、陽極と陰極との間での短絡を回避することができる。
本発明の実施のための最良の形態について以下に説明する。
図1は、本発明の電解コンデンサの正面断面図、図2は本発明の電解コンデンサのコンデンサ素子の斜視図である。
本発明の電解コンデンサ1は、コンデンサ素子6と、陽極リードタブ7と、陰極リードタブ8と、陽極リード線9と、陰極リード線10と、有底ケース11と、封止部材12と、座板13とを備える。前記コンデンサ素子6は、前記陽極リードタブ7が接続した陽極箔2と、前記陰極リードタブ8が接続した陰極箔3と、保護部材4とを備える。
まず、弁作用金属からなる陽極箔2および陰極箔3の、少なくとも前記陽極箔2の表面に化成処理によって誘電体皮膜を形成する。化成処理は、電極箔を化成液に浸漬し電圧を印加することによって行う。
そして、前記陽極箔2および前記陰極箔3の表面に導電性高分子層を形成する。前記導電性高分子層には、脂肪族系、芳香族系、複素環式系および含ヘテロ原子系の導電性高分子が少なくとも1以上含まれていることが好ましく、中でもポリチオフェン系、ポリピロール系、ポリアニリン系導電性高分子が好ましい。前記導電性高分子層の形成方法としては、導電性高分子溶液または導電性高分子の微粒子を分散させた導電性高分子分散液を、電極箔の表面にコーティングする方法などが挙げられる。
次に、導電性高分子層を形成した前記陽極箔2および前記陰極箔3に、それぞれ陽極リードタブ7および陰極リードタブ8をそれぞれ接続する。前記陽極リードタブ7および前記陰極リードタブ8は、前記陽極箔2および前記陰極箔3にそれぞれ電気的に接続されており、少なくとも陽極リードタブ7の表面には誘電体皮膜が形成されているのが好ましい。
続いて、前記陽極リードタブ7が接続された前記陽極箔2と、前記陰極リードタブ8が接続された前記陰極箔3とをセパレータを介さず巻回し、最外周を巻止めテープ5で止める。この際、導電性高分子層によって、前記陽極箔2と前記陰極箔3とが接触しても短絡しなくなるため、従来の電解コンデンサのように、陽極箔と陰極箔との間の全面にセパレータを介在させる必要がなくなる。
しかし、前記陽極箔2と前記陽極リードタブ7との接続部分および前記陰極箔3と前記陰極リードタブ8との接続部分は、これらと外周側および内周側で位置する電極箔と接触し、電極箔表面の誘電体皮膜や導電性高分子層を損傷し、陽極と陰極との間で短絡しやすくなる。これを防ぐため、図3に示す位置に、保護部材4を配置することが好ましい。
前記保護部材4は、前記陽極箔に接続している前記陽極リードタブを覆う部分と、前記陰極箔に接続している前記陰極リードタブを覆う部分と、前記陽極リードタブと前記陽極箔との接続部分の前記陽極箔の裏側を覆う部分と、前記陰極リードタブと前記陰極箔との接続部分の前記陰極箔の裏側を覆う部分とのいずれかに配置されていることが好ましい。これによって、電極箔とリードタブとの接続部分と、これらと外周側および内周側に位置した電極箔との巻回時の接触を防ぐことができ、陽極と陰極との間での短絡を回避することができる。
また、コンデンサ素子にリードタブを3以上有している場合は、リードタブと電極箔との接続部分に対応する数量の保護部材を備えることが好ましい。
前記保護部材4の長さは、電極箔とリードタブとの接続部分よりも長く、電極箔の始端および終端に達しない長さであればよいが、小型化および材料費削減のためにコンデンサ素子6の巻回方向に0.5周分にわたる長さ以下であることが好ましい。また、前記保護部材4の長さは、巻回時における保護部材4の位置ズレに対応するためにリードタブの横幅の1.5倍程度が更に好ましい。
前記保護部材4は、前記陽極箔2および前記陰極箔3を保護することができる程度の強度を備えていれば良く、従来用いられているセパレータと異なりイオン透過性の有無は問わない。材質としては、例えば、マニラ麻、エストパルト、クラフト、木材パルプ等の天然繊維、ナイロン、アクリル、ビニロン、アラミド、テフロン(登録商標)等の合成樹脂、ポリチオフェン系、ポリピロール系、ポリアニリン系等の導電性高分子、等が材質として挙げられる。
前記保護部材4を、前記コンデンサ素子6の前記接続部分を被覆する位置へ配置させる方法としては、陽極箔2および陰極箔3を巻回する際に保護部材4を所定の位置に挿入して巻回する方法、または、予め保護部材4を粘着材によって陽極箔2および陰極箔3の所定の位置へ直接接着してから巻回する方法などを用いることができる。
また、前記接続部分に、樹脂を塗布し乾燥することによって保護部材4を前記接続部分に直接形成してから巻回することもできる。前記樹脂としては、電極箔2、3を保護することができるものであればよく、例えば、エポキシ、フェノール、ポリエチレン等の樹脂が挙げられる。
次に、前記コンデンサ素子6は切り口化成され、前記陽極箔2および前記陰極箔3の端面に誘電体皮膜が形成される。
続いて、前記コンデンサ素子6の前記陽極箔2と前記陰極箔3との隙間に電解重合または化学重合によって導電性高分子層が形成される。前記導電性高分子には、脂肪族系、芳香族系、複素環式系および含ヘテロ原子系の導電性高分子が少なくとも1以上含まれていることが好ましく、中でもポリチオフェン系、ポリピロール系、ポリアニリン系導電性高分子が好ましい。また、前記導電性高分子の代わりに、電解液をコンデンサ素子6に含浸して用いることができる。
その後、前記コンデンサ素子6を有底ケース11に収納し、該有底ケース11の開口端部に封止部材12を挿入して横絞り、カール加工を行う。そして、該カール面に座板13を挿入し、電極端子としてリード線9,10をプレス加工、折り曲げ加工を行い、電解コンデンサ1を完成させる。
このように、本発明よれば、予め陽極箔2および陰極箔3の表面に導電性高分子層を形成することによって、セパレータを用いずに電解コンデンサを作製できる。さらに電極箔2,3とリードタブ7,8との接続部分を保護部材4で覆うことによって、陽極と陰極との間での短絡を回避することができる。
[実施例1]
まず、アルミニウムからなる陽極箔2および陰極箔3の表面にエッチング処理を施した。その後、エッチング処理を施した前記陽極箔2を化成液中に浸漬し電圧を印加することにより、誘電体皮膜を形成した。
続いて、前記陽極箔2および前記陰極箔3の表面に、ポリチオフェン系導電性高分子からなる導電性高分子層を形成した。
次に、導電性高分子層を表面に形成した前記陽極箔2および前記陰極箔3に、それぞれ陽極リードタブ7および陰極リードタブ8を接続した。
そして、前記陽極箔2および前記陰極箔3をともに巻回した。このとき、図3に示す位置にマニラ麻からなる保護部材4を挿入し、前記陽極箔2と前記陰極箔3とともに巻回した。巻回後、最外周を巻止めテープ5によって止め、コンデンサ素子6を作製した。
続いて、前記コンデンサ素子6の切り口化成を行った。切り口化成は、前記コンデンサ素子6を化成液中に浸漬し電圧を印加することにより行った。
そして、重合により導電性高分子となる3,4−エチレンジオキシチオフェンと、酸化剤溶液としてp−トルエンスルホン酸第二鉄アルコール溶液にコンデンサ素子を含浸させた。そして、前記コンデンサ素子6に熱を加えることにより熱化学重合させて、前記陽極箔2および前記陰極箔3の間に導電性高分子層を形成させた。
その後、前記コンデンサ素子6を有底ケース11に収納し、該有底ケース11の開口端部に封止部材12を挿入して横絞り、カール加工を行った。そして、該カール面に座板13を挿入し、リード線9,10をプレス加工、折り曲げ加工を行い、電解コンデンサ1を完成させた。
[実施例2]
保護部材4の材質にアラミド繊維を用いたこと以外は、実施例1と同様にして電解コンデンサを作製した。
[実施例3]
保護部材4の材質にフッ素樹脂を用いたこと以外は、実施例1と同様にして電解コンデンサを作製した。
[実施例4]
保護部材4の材質にポリチオフェン系導電性高分子を用いたこと以外は、実施例1と同様にして電解コンデンサを作製した。
[実施例5]
巻回時に保護部材4を挿入する代わりに、前記陽極箔2と前記陽極リードタブ7との接続部分および前記陰極箔3と前記陰極箔8との接続部分に、予めエポキシ樹脂を塗布、乾燥させて保護部材4を形成して巻回したこと以外は、実施例1と同様にして電解コンデンサを作製した。
[比較例]
保護部材4を省いて巻回したこと以外は実施例1と同様にして電解コンデンサを作製した。
[従来例]
従来例では、表面に導電性高分子層を形成していない陽極箔2および陰極箔3を使用し、保護部材4を省き、マニラ麻からなるセパレータ紙とともに巻回してコンデンサ素子を作製したこと以外は、実施例1と同様にして電解コンデンサを作製した。
表1は、実施例1〜実施例5、比較例および実施例の電解コンデンサの各々について30個の平均値の電気的特性測定結果である。なお、前記電解コンデンサは、定格電圧4V、容量560μFであり、であり、寸法は直径8mmで高さ12mmである。また、容量およびtanδの測定は、120kHzの周波数で行われ、等価直流抵抗の測定は、100kHzの周波数で行われた。また、リーク電流は、定格電圧を印加した後、2分後の値である。
表1の結果から、実施例1〜実施例5および比較例による電解コンデンサは、従来例の電解コンデンサよりも等価直流抵抗が低い。したがって、陽極箔および陰極箔表面に導電性高分子を形成しセパレータを省くことによって、等価直流抵抗の低い電解コンデンサを作製することができる。
さらに、実施例1〜実施例5による電解コンデンサは、比較例の電解コンデンサよりもリーク電流が低い。したがって、陽極箔および陰極箔表面に導電性高分子層を形成してセパレータを省いた電解コンデンサにおいて、陽極箔および陰極箔とリードタブとの接続部分を保護部材で被覆することによって、リーク電流の増大を抑制することができる。
また、実施例1〜実施例5および比較例による電解コンデンサはセパレータを用いないため、従来例による電解コンデンサよりも直径を小さくすることができる。すなわち、電解コンデンサを小型化できる。
また、実施例1〜実施例5および比較例による電解コンデンサはセパレータを用いないため、同じ直径の従来例による電解コンデンサよりも1.6倍の容量を有する。すなわち、電解コンデンサを大容量化することができる。
上記実施例は、本発明を説明するためのものに過ぎず、特許請求の範囲に記載の発明を限定する様に解すべきでない。本発明は、特許請求の範囲内及び均等の意味の範囲内で自由に変更することができる。
本発明の電解コンデンサの断面図である。 本発明の電解コンデンサに用いるコンデンサ素子の斜視図である。 本発明における、電極箔、リードタブ、保護部材の位置関係を示す図である。 従来の電解コンデンサの断面図である。 従来の電解コンデンサに用いるコンデンサ素子の斜視図である。
符号の説明
1 電解コンデンサ
2 陽極箔
3 陰極箔
4 保護部材
5 巻止めテープ
6 コンデンサ素子
7 陽極リードタブ
8 陰極リードタブ
9 陽極リード線
10 陰極リード線
11 有底ケース
12 封止部材
13 座板
14 セパレータ

Claims (7)

  1. 誘電体皮膜および導電性高分子層が表面に順次形成された陽極箔と
    導電性高分子層が表面に形成された陰極箔と、
    前記陽極箔および前記陰極箔に接続されたリードタブと、
    保護部材と、
    を備えたコンデンサ素子からなる電解コンデンサであって、
    前記陽極箔および前記陰極箔はセパレータを介さず巻回され、
    前記コンデンサ素子の前記陽極箔と前記陰極箔との間には、前記保護部材を設けた第1の領域と、前記保護部材がない第2の領域とがあり、
    前記第1の領域は、
    前記陽極箔に接続している前記リードタブを覆う領域と、
    前記陰極箔に接続している前記リードタブを覆う領域と、
    前記リードタブと前記陽極箔との接続部分の前記陽極箔の裏側を覆う領域と、
    前記リードタブと前記陰極箔との接続部分の前記陰極箔の裏側を覆う領域と、
    のいずれか含んでいる電解コンデンサ。
  2. 前記第1の領域は、
    前記陽極箔に接続している前記リードタブを覆う領域と、
    前記陰極箔に接続している前記リードタブを覆う領域と、
    前記リードタブと前記陽極箔との接続部分の前記陽極箔の裏側を覆う領域と、
    前記リードタブと前記陰極箔との接続部分の前記陰極箔の裏側を覆う領域と、
    の全てを含んでいる請求項1に記載の電解コンデンサ。
  3. 前記保護部材は、コンデンサ素子の巻回方向に0.5周分以下にわたって延びている請求項1または請求項2に記載の電解コンデンサ。
  4. 前記保護部材は、天然繊維、合成樹脂、導電性高分子のいずれかからなるシート状部材である請求項1乃至請求項3いずれかに記載の電解コンデンサ。
  5. 前記第2の領域は、導電性高分子で充填されている請求項1乃至請求項4いずれかに記載の電解コンデンサ。
  6. 陽極箔表面に誘電体皮膜および導電性高分子層を順次形成し、陰極箔表面に導電性高分子層を形成する第1の工程と、
    前記陽極箔および前記陰極箔にリードタブを接続する第2の工程と、
    前記陽極箔に接続している前記リードタブを覆う部分と、
    前記陰極箔に接続している前記リードタブを覆う部分と、
    前記リードタブと前記陽極箔との接続部分の前記陽極箔の裏側を覆う部分と、
    前記リードタブと前記陰極箔との接続部分の前記陰極箔の裏側を覆う部分と、
    のいずれかに前記保護部材を配置し、前記陽極箔および前記陰極箔をセパレータを介さず巻回してコンデンサ素子を作製する第3の工程と、
    を備える電解コンデンサの製造方法。
  7. 前記第3の工程が、
    前記陽極箔に接続している前記リードタブを覆う部分と、
    前記陰極箔に接続している前記リードタブを覆う部分と、
    前記リードタブと前記陽極箔との接続部分の前記陽極箔の裏側を覆う部分と、
    前記リードタブと前記陰極箔との接続部分の前記陰極箔の裏側を覆う部分と、
    のいずれかに樹脂を塗布し保護部材を形成して、前記陽極箔および前記陰極箔をセパレータを介さず巻回してコンデンサ素子を作製する工程である請求項6に記載の電解コンデンサの製造方法。
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