JP2010073788A - 被覆線の半田付け方法および半田付け装置 - Google Patents

被覆線の半田付け方法および半田付け装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 信頼性の高い被覆線の接続方法を提供する。
【解決手段】 本発明になる半田付け方法は、予め半田が供給されている部位に被覆線を載置し、ヒータチップにより加圧し加熱することで半田付けする被覆線の半田付け方法であって、前記被複線を前記部位に載置し、ヒータチップを所定の時間所定の荷重で加圧すると共に所定の温度で加熱することで前記半田を溶融して前記被複線を前記部位に接続する工程と、前記加熱時間終了後前記半田が溶融している時間内に所定の時間間隔で前記ヒータチップを少なくとも2回所定の微小距離上下させる工程と、を備えることを特徴とするものである。
【選択図】 図3

Description

本発明は、被覆線の半田付け方法と半田付け装置に係り、特に被覆線の周囲に充分な半田フィレットを形成する方法と装置に関するものである。
プリント配線板やコイル部品の基台の銅パターンからなるパッドなどの接続部に、コイルの巻き線を接続したり、回路の変更に対して渡り線(ジャンパ線)などの細線を接続することがある。このような時に接続される細線は銅の芯線を絶縁材にて被覆したもので、この絶縁材は予め剥離したり、接続時にヒータチップの熱で昇華させて消失させ、露出した中の芯線をリフロー半田付けするものである。また絶縁材で被覆していない裸細線をリフロー半田付けする場合もある。
従来は、ヒータチップを細線に押圧し発熱させて半田をリフローさせ、この状態でヒータチップの加熱を停止して半田が凝固とするのを待ち、その後ヒータチップを待機位置まで上昇させるものであった。しかしこの場合、ヒータチップを細線に押圧した時には細線は平板状につぶされるから、ヒータチップが細線を押圧したまま半田が凝固すると、溶融した半田は細線と接続部の間や細線とヒータチップとの間には入らないことになる。
細線は平板状につぶれているから、結局つぶれた平板の両側縁と先端面だけに半田が付くことになる。このため半田付けの強度が不足したり信頼性の低下を招くという問題が生じていた。このような問題を解決するために、本願出願人は半田溶融後ヒータチップを僅かに上昇させて半田が凝固するのを待ってからヒータチップを完全に待機位置に戻す方法を提案してきた(特許文献1、特許文献2)。
特開昭53−31547号公報 特開2006−344871号公報
特許文献1記載の発明と特許文献2の方法での違いは、ヒータチップを僅かに上昇させるときにヒータチップへの通電を終了させているか否かであり、ヒータチップを僅かに上昇させて、線材とヒータチップとの間や線材とプリント配線板の接続部との間にも溶融半田が円滑に流入させ、線材を接続部にしっかりと十分な強度をもって固定することができる。
しかしながら、特許文献1記載の発明は加熱した状態でヒータチップを僅かに上昇するので線材も僅かではあるがヒータチップの上昇に合わせて上昇するので、ヒータチップと線材間に流入する半田は僅かで強度不足が生じる場合があるという欠点があった。また、特許文献2記載の発明は加熱を停止してからヒータチップを僅かに上昇させるようにしているが、半田が溶融状態にあるので、この欠点は完全には解決されずに残ったままであった。
この発明はこのような事情に鑑みなされたものであり、被覆線とヒータチップとの間や被覆線とプリント配線板の接続部との間にも溶融半田が円滑に流入し、被覆線を接続部にしっかりと十分な強度をもって固定することができ、半田付けの信頼性を向上させることができるリフロー半田付け方法を提供することを第1の目的とする。またこの方法の実施に直接使用する装置を提供することを第2の目的とする。
本発明になる被覆線の半田付け方法は、予め半田が供給されている部位に被覆線を載置し、ヒータチップにより加圧し加熱することで半田付けする被覆線の半田付け方法であって、前記被複線を前記部位に載置し、ヒータチップを所定の時間所定の荷重で加圧すると共に所定の温度で加熱することで前記半田を溶融して前記被複線を前記部位に接続する工程と、前記加熱時間終了後前記半田が溶融している時間内に所定の時間間隔で前記ヒータチップを少なくとも2回所定の微小距離上下させる工程とを備えることを特徴とするものである。
本発明になる被覆線の半田付け装置は、予め半田が供給されている部位に被覆線を載置し、ヒータチップにより加圧し加熱することで半田付けする被覆線の半田付け装置であって、前記ヒータチップで前記被複線を前記部位に所定の荷重で加圧する加圧手段と、前記ヒータチップに電流を流して所定の温度に保ち半田を溶融するために加熱する加熱手段と、前記加熱終了後半田が溶融している間に所定の時間間隔で前記ヒータチップを少なくとも2回所定の微小距離上下動させる昇降手段と、を備えたことを特徴とするものである。
本発明によれば、半田が溶融している間にヒータチップを微小距離上下動することとしたので、ヒータチップと被覆線との間および被覆線と被覆線の接続部との間に適当な量の半田が回りこみ、全体的に適当な半田フィレットが形成されるので充分な強度が得られ、信頼性の高い被覆線の半田付け方法および半田付け装置を提供することができる。
次に本発明について図を用いて詳細に説明する。
図1は本発明を実施するための最良の形態を示す半田付け装置の概略構成図、図2はこの半田付け装置を使用して被覆線を半田付けパッドに半田付け作業をするとき半田付け部近傍の概略図、図3は説明のためのタイミングチャートとヒータチップの温度変位とヒータチップの位置変位を示す模式図である。
図1において、1は制御部、2は半田付けヘッド、3は半田付けヘッド2の昇降駆動部、4は半田付けヘッド2と昇降駆動部3を支持するベース部であり、これらで半田付け装置100を構成する。
制御部1は操作部11、表示部12、データ処理部13、入出力制御部14、荷重差異算出部15、変位差異算出部16、温度差異算出部17、半田付けヘッド制御部18、半田付け温度制御部19からなる。
操作部11は半田付け作業を行うときに必要なパラメータの入力や作業開始指示入力を行い、表示部12は必要なパラメータの入力状況、半田付け作業時の半田付けヘッド2の動き、およびヒータチップ21の温度変化等を表示し、操作部11と表示部12が半田付け装置100のマンマシンインタフェースとなる。
データ処理部13は入出力制御部14、荷重差異算出部15、変位差異算出部16、および温度差異算出部17からなり、半田付けヘッド2の昇降とヒータチップ21の温度を制御する指示データを作成する。
入出力制御部14は操作部11から設定されるパラメータを受けて格納すると共に必要に応じて格納された設定パラメータの内から半田付けヘッド2に印加する荷重の設定値Ps1を荷重差異算出部15に、半田フィレット整形時におけるヒータチップ21の位置の下限の設定値Ds1と上限の設定値Ds2とを半田変位差異算出部16に、そして被覆線に応じた半田付け温度設定値Ts1と半田付けフィレット整形時の温度設定値Ts2を温度差異算出部17に送出する。
荷重差異算出部15には半田付け作業時に半田付けヘッド2に実際に印加される荷重の測定値Pm1も入力され、ここで設定値Ps1との差分を算出し、得られた算出値を半田付けヘッド駆動部18に送出する。また、変位差異算出部16には半田フィレット整形時におけるヒータチップ21の位置の中でもっとも下げた時の測定値Dm1ともっとも上げた時の測定値Dm2とが入力され、ここで測定値Dm1と設定値Ds1と、測定値Dm2と設定値Ds2との差異を算出し、得られた算出値を入出力制御部14と半田ヘッド駆動部18とに送出する。
このように3種類の算出値が半田ヘッド駆動部18に送出されるが、これらは同時に送出されることはない。すなわち、第1の算出値は半田付け作業時のヒータチップ21の位置に基づくものであり、第2の算出値は半田フィレット整形時にヒータチップ21を下げたときのヒータチップ21の位置に基づくものであり、第3の算出値は半田フィレット整形時にヒータチップ21を上げたときのヒータチップ21の位置に基づくものであり、時間的に相違するものである。
温度差異算出部17には半田付け作業時にヒータチップ21の温度の測定値Tm1も入力され、ここで設定値Ts1との差分を算出し、得られた算出値を入出力制御装置14と半田付け温度制御部19に送出する。
半田付けヘッド駆動部18は主として荷重・変位制御部18aからなる。ここでは、荷重差異算出部15から送出される前記3種類の荷重と位置の差分値に基づいて半田付けヘッド2を昇降させるための駆動信号と回転角度を生成し、昇降駆動部3に送出する。
半田付け温度制御部19は主として電流制御部19aからなる。ここでは、温度差異算出部17から送出される前記温度の差分値に基づいてヒータチップ21に流す電流を制御する。
半田付けヘッド2は先端に半田付け用のヒータチップ21を配設した支持体22a,22bと昇降駆動部3の昇降部材(図示せず)への取付部23からなる。また、ヒータチップ21には半田付け作業時の温度を検出する熱電対等からなる温度検出部24が付設されており、支持体22aと支持体22bとの間には半田付け作業時の荷重を検出するロードセル等からなる荷重検出部25が設けられており、さらに支持体22aにはヒータチップ21の半田付け作業時の動きを検出する変位センサ等からなる変位検出部26が設けられている。
昇降駆動部3はモータ等からなり、支持部材31を介してベース部4に取り付けられている。そして、昇降駆動部3からの昇降駆動は支持部材31に配設された前記昇降部材を介して半田付けヘッド2を昇降させる。
ベース部4は載置台4aを備え、半田付けヘッド2と昇降駆動部3の支持部材となると共に半田付け対象物を載置する。
図2において、21は熱電対24が付設されたヒータチップ、22bは支持体、4aは半田付け対象物品を載置する載置台、31は被覆線、41は被覆線31を半田付けする半田付けパッド41aを備える例えばプリント配線板等の半田付け対象物品、51は半田付けパッド41a上に形成された半田である。
このような構成を備える半田付け装置100を用いて半田付け作業をするには、前記のようなパラメータを設定した後に半田付け作業開始指令を与える。なお、このとき用いる各種のパラメータは、予め実験的に求めておくと半田付け作業がやり易い。
次に、このような半田付け装置100を用いた半田付け作業について説明する。
[パラメータの設定]
半田付け作業開始前に、操作部11から半田付け対象物に合わせて次のような種々のパラメータを設定する。
つまり、半田付け時のヒータチップ21の温度設定値Ts1、半田フィレット整形時におけるヒータチップ21の温度設定値Ts2、ヒータチップ21で被覆線を半田付け箇所に押圧する時の荷重設定値Ps1、半田フィレット整形時においてヒータチップ21を上下動させるときの上下動の変位の下限設定値Ds1、上限設定値Ds2、半田付け時間設定値ts1、微小距離上昇維持時間設定値ts2、微小距離下降維持時間ts3である。
[半田付け作業]
続いて、図3も参照しながら半田付け作業について説明する。図3において、図2と同じ符号を付したものは図2におけるものと同じものである。
図3は半田付け作業開始前から終了までのヒータチップ21の温度変化とヒータチップ21の位置変化を示している。図3において、(1)はヒータチップ21の温度変化、(2)はヒータチップ21の位置変化を示している。また、(a)〜(g)はそれぞれの時点のヒータチップ21の動作と半田付け、特に被覆線の31の位置と被覆線31の周囲に整形される半田フィレットを示す図であり、順に半田付け作業開始前、ヒータチップ21を半田が溶融する温度に加熱し、最大荷重を印加した時、ヒータチップ21の加熱を停止しヒータチップ21を僅かに上昇させた時、ヒータチップ21の加熱を停止しヒータチップ21を僅かに下降させた時、ヒータチップ21の加熱を停止しヒータチップ21を僅かに上昇させた時、ヒータチップ21の加熱を停止しヒータチップ21を僅かに下降させた時、ヒータチップ21の加熱を停止しヒータチップ21を完全に上昇させた時である。
はじめに、載置台4aにプリント配線板41を半田付けパッド41aを上に向けて、この半田付けパッド41aの半田付け部位がヒータチップ21の先端部の真下になるように位置合わせして載置し、この半田付け部位に被覆線31を載置する(図3(a))。
そして、操作部11を用いて半田付け作業開始操作をする。この操作が入出力制御部14に送られ、ここで半田付け作業開始指令信号Aが生成され、所要の各部に送出される。この所要の各部は以下の記載によって順次明らかにする。
この後、実際の半田付け作業となる。
半田付け作業開始指令信号Aを受けると、入出力制御部14は荷重差異算出部15に設定値Ps1を送出し、また半田付けヘッド駆動部18に半田付けヘッド2の駆動許可指令を送出する。荷重差異算出部15はこの設定値Ps1と荷重検出部25からの測定値Pm1を入力とし、その差異を算出するので、最初は測定値Pm1は0であるから、設定値Ps1そのものを荷重として印加するように半田付けヘッド駆動部18に送出する。
半田付けヘッド駆動部18はこの算出値を受けて、この算出値に応じて駆動信号と回転角度を生成して回転駆動部3に送出する。昇降駆動部3はこの駆動信号と回転角度を受けて半田付けヘッド2を下降させてヒータチップ21の先端で被覆線31を半田付けパッド41aに押し付ける。
このときの荷重は荷重検出部25で定期的に検出されており、測定値Pm1が定期的に荷重差異算出部15に送出され、定期的に差異が算出され、入出力制御部14と前述のように半田付けヘッド駆動部18に送られ、半田付けヘッド2(ヒータチップ21)の半田付けパッド41aへの荷重が設定値Ps1になるように制御される。
一方、荷重差異算出部15からの算出値が0(または、予め定められた範囲内)になると、入出力制御部14は温度差異算出部17に設定値Ts1を送出し、また半田付け温度制御部19にヒータチップ21の加熱許可指令を送出する。温度差異算出部17はこの設定値Ts1と温度検出部24からの測定値Tm1を入力とし、その差異を算出するので、最初は測定値Tm1は室温程度であるから、ほぼ設定値Ts1を算出値として半田付け温度制御部19に送出する。
半田付け温度制御部19はこの算出値に基づいてヒータチップ21に流す電流を制御しながらヒータチップ21に電流を流す。この電流によるヒータチップ21の温度は温度検出部24で定期的に検出されており、測定値Tm1が定期的に温度差異算出部17に送出され、定期的に差異が算出され、入出力制御部14と前述のように半田付け温度制御部19に送られ、ヒータチップ21の温度が設定値Ts1になるように制御される。
こうして設定された荷重と温度が設定時間(ts1)継続することにより半田51が溶融すると共に被覆線31が半田付けパッド41aに半田付けされる(図3(b))。
この設定時間(ts1)が経過した後入出力制御部14は半田付け温度制御部19に送出していた加熱許可指令を解除し、ヒータチップ21の加熱を停止させると共に温度差異算出部17にヒータチップ21の微小距離の上下動を実行するときの温度の設定値Ts2を送出する。加熱停止後も温度検出部24は定期的にヒータチップ21の温度検出を継続し、温度差異算出部17に送出する。温度差異算出部17では前述と同様に差異を算出し、その結果を入出力制御部14に送出する。
温度差異算出部17からの算出値が0(または、予め定められた範囲内)になると、入出力制御部14は変位算出部16に設定値Ds1を送出すると共に荷重差異算出部15に設定値Ps1を少しずつ小さくしていく。こうすることで半田付けヘッド駆動部18から昇降駆動部3を介して半田付けヘッド2(ヒータチップ21)が上昇する。
この半田付けヘッド2の上昇量は変位検出部26で定期的に検出され、測定値Dm1として変位差異算出部16に送出される。変位差異算出部16では、入力される設定値Ds1と測定値Dm1を基にその差異を算出する。入出力制御部14は、この算出値が0(または、予め定められた範囲内)になるまで荷重差異算出部15に設定値Ps1を少しずつ小さくしていく。こうすることで半田付けヘッド2(ヒータチップ21)が設定位置に到達すると入出力制御部14は設定値Ps1の減らすのを停止し、そのまま設定時間(ts2)経過するのを待つ。こうして、ヒータチップ21と被覆線31の接触面には隙間が生まれこの隙間を埋めるように溶融されている半田が回り込む(図3(c))。
この設定時間(ts2)が経過した後も温度差異算出部17には温度の設定値Ts2を送出したままにしておき、ヒータチップ21の温度がこの温度と一定の温度差以内にあることを確認し続ける。一定の温度差にあるときには入出力制御部14は変位算出部16に設定値Ds2を送出すると共に荷重差異算出部15に設定値Ps1を少しずつ大きくしていく。こうすることで半田付けヘッド駆動部18から昇降駆動部3を介して半田付けヘッド2(ヒータチップ21)が下降する。
この半田付けヘッド2の下降量は変位検出部26で定期的に検出され、測定値Dm1として変位差異算出部16に送出される。変位差異算出部16では、入力される設定値Ds1と測定値Dm1を基にその差異を算出する。入出力制御部14は、この算出値が0(または、予め定められた範囲内)になるまで荷重差異算出部15に設定値Ps1を少しずつ大きくしていく。こうすることで半田付けヘッド2(ヒータチップ21)が設定位置に到達すると入出力制御部14は設定値Ps1の増やすのを停止し、そのまま設定時間(ts3)経過するのを待つ(図3(d))。こうして、ヒータチップ21を上昇させることに伴い離れた被覆線31と半田付けパッド41aとの間を少なくし、安定した半田付けとなるようにする。
この設定時間(ts3)が経過した後、前述したような手順で半田付けヘッド2(ヒータチップ21)を設定時間(ts2)設定量(Ds1)だけ上昇させる(図3(e))。こうすることで、ヒータチップ21を下降させたことに伴う減少したヒータチップ21と被覆線31との間に適当な量の溶融されている半田が回り込むようにする。
その後、再度前述したような手順で半田付けヘッド2(ヒータチップ21)を設定時間(ts3)設定量(Ds2)だけ下降させる(図3(f))。こうすることで、ヒータチップ21を上昇させることに伴い再度少し離れた被覆線31と半田付けパッド41aとの間の距離を少なくし、安定した半田付けとなるようにする。
半田付け作業の間中、ヒータチップ21の温度は温度検出部24で検出されているので、入出力制御部14は、2回のヒータチップ21の微小距離の上下動の後に温度差異算出部17からの算出値からヒータチップ21の温度が半田の溶融温度より一定温度低下するまで待ち、荷重差異算出部15への設定値Ps1を0にすることで半田付けヘッド2(ヒータチップ21)を完全に上昇させる(図3(g))。
そして、この完全な上昇を確認した後、荷重許可指令を解除する。
このようにして、被覆線31を包み込むように半田フィレットが形成されて信頼性の高い半田付け作業が完了する。
本発明を実施するための最良の形態を示す半田付け装置の概略構成図 図1の半田付け装置を使用して被覆線を半田付けパッドに半田付け作業をするとき半田付け部近傍の概略図熱 図1の半田付け装置を使用した半田付け作業の説明のためのタイミングチャートとヒータチップの温度変位とヒータチップの位置変位を示す図
符号の説明
1 制御部、2 半田付けヘッド、3 昇降駆動部、4 ベース部
11 操作部、12 表示部12、13 データ処理部、14 入出力制御部、
15 荷重差異算出部、16 変位差異算出部、17 温度差異算出部17、
18 半田付けヘッド駆動部、19 半田付け温度制御部
21 ヒータチップ、24 温度検出部、25 変位検出部、26 荷重検出部
31 被覆線、41 プリント配線板、41a 半田付けパッド、51 半田

Claims (2)

  1. 予め半田が供給されている部位に被覆線を載置し、ヒータチップにより加圧し加熱することで半田付けする被覆線の半田付け方法であって、
    前記被複線を前記部位に載置し、ヒータチップを所定の時間所定の荷重で加圧すると共に所定の温度で加熱することで前記半田を溶融して前記被複線を前記部位に接続する工程と、
    前記加熱時間終了後前記半田が溶融している時間内に所定の時間間隔で前記ヒータチップを少なくとも2回所定の微小距離上下させる工程と、
    を備えることを特徴とする被覆線の半田付け方法。
  2. 予め半田が供給されている部位に被覆線を載置し、ヒータチップにより加圧し加熱することで半田付けする被覆線の半田付け装置であって、
    前記ヒータチップで前記被複線を前記部位に所定の荷重で加圧する加圧手段と、
    前記ヒータチップに電流を流して所定の温度に保ち半田を溶融するために加熱する加熱手段と、
    前記加熱終了後半田が溶融している間に所定の時間間隔で前記ヒータチップを少なくとも2回所定の微小距離上下動させる昇降手段と、
    を備えたことを特徴とする被覆線の半田付け装置。
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