JPH05109840A - インナリ−ドボンデイング装置 - Google Patents
インナリ−ドボンデイング装置Info
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- JPH05109840A JPH05109840A JP27131591A JP27131591A JPH05109840A JP H05109840 A JPH05109840 A JP H05109840A JP 27131591 A JP27131591 A JP 27131591A JP 27131591 A JP27131591 A JP 27131591A JP H05109840 A JPH05109840 A JP H05109840A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bonding tool
- bonding
- tool
- inner lead
- detecting means
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2224/00—Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
- H01L2224/74—Apparatus for manufacturing arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and for methods related thereto
- H01L2224/75—Apparatus for connecting with bump connectors or layer connectors
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2224/00—Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
- H01L2224/74—Apparatus for manufacturing arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and for methods related thereto
- H01L2224/79—Apparatus for Tape Automated Bonding [TAB]
Abstract
(57)【要約】
【構成】 半導体チップ3の電極とフィルムキャリア5
のインナ−リ−ド6とを熱接合するインナ−リ−ドボン
ディング装置1であって、下端部にボンディングツ−ル
8が設けられたボンディング部材7を直接下降駆動する
ボ−ルねじ機構33と、上記ボンディングツ−ル8の下
端面8aが上記インナ−リ−ド6に当接したことを検知
するひずみゲ−ジ38と、上記インナ−リ−ド6の押圧
量を検出するリニアエンコ−ダ51と、上記インナ−リ
−ド6が所定量押圧されたならば、上記ボンディングツ
−ル8の下降を機械的に固定するエアシリンダ52と、
上記ボ−ルねじ機構33やエアシリンダ52を制御する
制御手段とを具備する。 【効果】 ボンディングツ−ルの変位量の制御が容易で
あるとともに、上記半導体チップの電極上に形成された
バンプを潰し過ぎることがないので、信頼性の高いイン
ナ−リ−ドボンディングを行うことができるという効果
がある。
のインナ−リ−ド6とを熱接合するインナ−リ−ドボン
ディング装置1であって、下端部にボンディングツ−ル
8が設けられたボンディング部材7を直接下降駆動する
ボ−ルねじ機構33と、上記ボンディングツ−ル8の下
端面8aが上記インナ−リ−ド6に当接したことを検知
するひずみゲ−ジ38と、上記インナ−リ−ド6の押圧
量を検出するリニアエンコ−ダ51と、上記インナ−リ
−ド6が所定量押圧されたならば、上記ボンディングツ
−ル8の下降を機械的に固定するエアシリンダ52と、
上記ボ−ルねじ機構33やエアシリンダ52を制御する
制御手段とを具備する。 【効果】 ボンディングツ−ルの変位量の制御が容易で
あるとともに、上記半導体チップの電極上に形成された
バンプを潰し過ぎることがないので、信頼性の高いイン
ナ−リ−ドボンディングを行うことができるという効果
がある。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、TAB(Tape
Automated Bonnding )の技術を利用して、フィルムキ
ャリアのインナ−リ−ドと半導体チップの電極とをバン
プを介して接続(ボンディング)するインナ−リ−ドボ
ンディング方法およびその装置に関する。
Automated Bonnding )の技術を利用して、フィルムキ
ャリアのインナ−リ−ドと半導体チップの電極とをバン
プを介して接続(ボンディング)するインナ−リ−ドボ
ンディング方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体装置の製造装置として図
5に示すようなインナリ−ドボンディング装置1が知ら
れている。すなわち、このインナリ−ドボンディング装
置1は、載置台2に載置された半導体チップ3に突設さ
れた電極用バンプ(以下、バンプと称する)4…と、キ
ャリアテ−プ5に形成されたインナリ−ド6…とを位置
合わせしたのち、加熱されて高温になったボンディング
ツ−ル8を下降させる。
5に示すようなインナリ−ドボンディング装置1が知ら
れている。すなわち、このインナリ−ドボンディング装
置1は、載置台2に載置された半導体チップ3に突設さ
れた電極用バンプ(以下、バンプと称する)4…と、キ
ャリアテ−プ5に形成されたインナリ−ド6…とを位置
合わせしたのち、加熱されて高温になったボンディング
ツ−ル8を下降させる。
【0003】そして、インナリ−ドボンディング装置1
は、ボンディングツ−ル8の下端面8aをインナリ−ド
6…に当接させ、インナリ−ド6…をボンディングツ−
ル8で押圧してバンプ4…に圧接させる。そして、イン
ナリ−ド6…をバンプ4…に熱圧着させ、インナリ−ド
6…とバンプ4…とを一括接続する。
は、ボンディングツ−ル8の下端面8aをインナリ−ド
6…に当接させ、インナリ−ド6…をボンディングツ−
ル8で押圧してバンプ4…に圧接させる。そして、イン
ナリ−ド6…をバンプ4…に熱圧着させ、インナリ−ド
6…とバンプ4…とを一括接続する。
【0004】さらに、インナリ−ドボンディング装置1
は、キャリアテ−プ5を間欠的に走行させながら上述の
ボンディング動作を行い、キャリアテ−プ5に半導体チ
ップ3を順次装着する。
は、キャリアテ−プ5を間欠的に走行させながら上述の
ボンディング動作を行い、キャリアテ−プ5に半導体チ
ップ3を順次装着する。
【0005】また、上記ボンディングツ−ルを上下方向
に駆動する機構として、例えば、図6に示すようなもの
がある。この機構は特願昭63−78744号明細書に
示されているもので運動変換機構9を介してボンディン
グツ−ル8を昇降させるようにしたものである。
に駆動する機構として、例えば、図6に示すようなもの
がある。この機構は特願昭63−78744号明細書に
示されているもので運動変換機構9を介してボンディン
グツ−ル8を昇降させるようにしたものである。
【0006】つまり、このインナリ−ドボンディング装
置1は載置台2の上方に、ツ−ル保持部10ならびに引
張りばね11で昇降自在に支持されたボンディングツ−
ル8を設けている。また、ツ−ル保持部10を支持した
X−Y駆動部12の上方の基台13上に、出力軸に円板
状のカム14が装着されたサ−ボモ−タ15を配置し、
このカム14と上記ボンディングツ−ル8とを上記運動
変換機構9を介して連結した構造にしている。
置1は載置台2の上方に、ツ−ル保持部10ならびに引
張りばね11で昇降自在に支持されたボンディングツ−
ル8を設けている。また、ツ−ル保持部10を支持した
X−Y駆動部12の上方の基台13上に、出力軸に円板
状のカム14が装着されたサ−ボモ−タ15を配置し、
このカム14と上記ボンディングツ−ル8とを上記運動
変換機構9を介して連結した構造にしている。
【0007】具体的には、運動変換機構9は、サ−ボモ
−タ15の出力軸の側に隣接して、カム14と組合うカ
ムフォロア16が取着された第1の揺動レバ−17を設
けるとともに、その第1の揺動レバ−17の作用点側に
クランク形状の第2の揺動レバ−18を回動自在に枢支
している。
−タ15の出力軸の側に隣接して、カム14と組合うカ
ムフォロア16が取着された第1の揺動レバ−17を設
けるとともに、その第1の揺動レバ−17の作用点側に
クランク形状の第2の揺動レバ−18を回動自在に枢支
している。
【0008】そして、第2の揺動レバ−18の力点側と
第1の揺動レバ−17の力点側との間に、ツ−ル移動量
調節用のダンパ−手段となるエア−シリンダ19を介在
した構造となっていて、カム14がサ−ボモ−タ15の
作動に追従して回転すれば、その運動が第1および第2
の揺動レバ−17、18の上下方向に沿う直線運動に変
換され、押圧棒20を介してボンディングツ−ル8を下
降させて下端面8aでインナリ−ド6…を半導体チップ
3のバンプ4…に押圧する。
第1の揺動レバ−17の力点側との間に、ツ−ル移動量
調節用のダンパ−手段となるエア−シリンダ19を介在
した構造となっていて、カム14がサ−ボモ−タ15の
作動に追従して回転すれば、その運動が第1および第2
の揺動レバ−17、18の上下方向に沿う直線運動に変
換され、押圧棒20を介してボンディングツ−ル8を下
降させて下端面8aでインナリ−ド6…を半導体チップ
3のバンプ4…に押圧する。
【0009】その後も揺動レバ−17は所定量押し上げ
られ、その分、エア−シリンダ19のロッドが沈み込ん
で、サ−ボモ−タ15は停止する。そして、エアシリン
ダ19内の圧力に応じた力でインナリ−ド6が押圧され
る。ここで、21は押圧棒20を昇降自在に支持する案
内体、22は第1の揺動レバ−17を支持する支柱であ
る。
られ、その分、エア−シリンダ19のロッドが沈み込ん
で、サ−ボモ−タ15は停止する。そして、エアシリン
ダ19内の圧力に応じた力でインナリ−ド6が押圧され
る。ここで、21は押圧棒20を昇降自在に支持する案
内体、22は第1の揺動レバ−17を支持する支柱であ
る。
【0010】さらに、このインナリ−ドボンディング装
置1は、ボンディングツ−ル8に押し下げられたインナ
リ−ド6…が半導体チップ3のバンプ4…に当接したと
きを検出するギャップセンサ23を有している。そし
て、ギャップセンサ23の検出信号に基づいて前記サ−
ボモ−タ15の回転速度を制御し、インナリ−ド6…が
バンプ4…に当接した時点から一定の時間が経過した後
に、前記ボンディングツ−ル8による押圧工程を終了さ
せている。
置1は、ボンディングツ−ル8に押し下げられたインナ
リ−ド6…が半導体チップ3のバンプ4…に当接したと
きを検出するギャップセンサ23を有している。そし
て、ギャップセンサ23の検出信号に基づいて前記サ−
ボモ−タ15の回転速度を制御し、インナリ−ド6…が
バンプ4…に当接した時点から一定の時間が経過した後
に、前記ボンディングツ−ル8による押圧工程を終了さ
せている。
【0011】また、このようなボンディング方式、即ち
TAB(Tape Automated Bonding)では、銅にすずめっき
を施してなるインナリ−ド6…と金バンプとを、金−す
ず共晶合金化させて結合することが一般的に行われてい
るが、近年は、金バンプに代わってハンダバンプを採用
し、材料費を低減することが検討されている。
TAB(Tape Automated Bonding)では、銅にすずめっき
を施してなるインナリ−ド6…と金バンプとを、金−す
ず共晶合金化させて結合することが一般的に行われてい
るが、近年は、金バンプに代わってハンダバンプを採用
し、材料費を低減することが検討されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な従来のインナリ−ドボンディング装置1では、サ−ボ
モ−タ15の駆動力を運動変換機構9を介してボンディ
ングツ−ル8に伝達していたので、装置の構成が複雑で
部品数が多かった。さらに、サ−ボモ−タ15とボンデ
ィングツ−ル8との間に運動変換機構9を介在させるこ
とにより、押圧状態でのボンディングツ−ル18の下降
量の制御ができなかった。
な従来のインナリ−ドボンディング装置1では、サ−ボ
モ−タ15の駆動力を運動変換機構9を介してボンディ
ングツ−ル8に伝達していたので、装置の構成が複雑で
部品数が多かった。さらに、サ−ボモ−タ15とボンデ
ィングツ−ル8との間に運動変換機構9を介在させるこ
とにより、押圧状態でのボンディングツ−ル18の下降
量の制御ができなかった。
【0013】また、ハンダバンプを採用した場合には、
ハンダバンプを溶融させてインナリ−ド6…と接合する
ため、半導体チップ3の接続不良を生じ信頼性を低下さ
せてしまうことがある。つまり、ハンダバンプを採用し
た場合には、図7(a)に示すように、ボンディングツ
−ル8により加圧してインナリ−ド6…をハンダバンプ
4…に当接させたのち更にインナリ−ド6…の加圧を続
けると、時間の経過とともにハンダバンプ4が融点に達
して溶融する。
ハンダバンプを溶融させてインナリ−ド6…と接合する
ため、半導体チップ3の接続不良を生じ信頼性を低下さ
せてしまうことがある。つまり、ハンダバンプを採用し
た場合には、図7(a)に示すように、ボンディングツ
−ル8により加圧してインナリ−ド6…をハンダバンプ
4…に当接させたのち更にインナリ−ド6…の加圧を続
けると、時間の経過とともにハンダバンプ4が融点に達
して溶融する。
【0014】しかし、サ−ボモ−タ15が停止しても、
エアシリンダ19が作用しているので、図7(b)に示
すようにハンダバンプ4…が溶融することに伴い、ボン
ディングツ−ル8およびインナリ−ド6…が上記バンプ
を押し潰しながら一気に下降するいうことがある。
エアシリンダ19が作用しているので、図7(b)に示
すようにハンダバンプ4…が溶融することに伴い、ボン
ディングツ−ル8およびインナリ−ド6…が上記バンプ
を押し潰しながら一気に下降するいうことがある。
【0015】上記ハンダバンプ4を押し潰し過ぎると、
押し潰されたハンダバンプ4が上記電極上から流れだ
し、隣り合う電極上のハンダバンプ4と接触して導電不
良(ショ−ト)が生じることがある。
押し潰されたハンダバンプ4が上記電極上から流れだ
し、隣り合う電極上のハンダバンプ4と接触して導電不
良(ショ−ト)が生じることがある。
【0016】この発明は、上述のような事情に鑑みてな
されたもので、ボンディングツ−ルの制御が容易で、か
つ、バンプを押し潰し過ぎることがないインナリ−ドボ
ンディング装置を提供することを目的とするものであ
る。
されたもので、ボンディングツ−ルの制御が容易で、か
つ、バンプを押し潰し過ぎることがないインナリ−ドボ
ンディング装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の手段
は、半導体チップの電極とフィルムキャリアに設けられ
た配線パタ−ンのインナ−リ−ドとを熱圧着するボンデ
ィングツ−ルを有するインナ−リ−ドボンディング装置
において、このボンディングツ−ルを上下方向に駆動し
変位させる駆動手段と、上記ボンディングツ−ルが上記
インナ−リ−ドと上記半導体チップの電極とを当接させ
たことを検知するボンディングツ−ル状態検出手段と、
このボンディングツ−ルの下降量を検出するボンディン
グツ−ル位置検出手段と、上記ボンディングツ−ルが上
記インナ−リ−ドおよび上記半導体チップを所定加圧力
で加圧しながら所定量変位したときに、上記ボンディン
グツ−ルをその位置で固定する固定手段とを有すること
を特徴とする。
は、半導体チップの電極とフィルムキャリアに設けられ
た配線パタ−ンのインナ−リ−ドとを熱圧着するボンデ
ィングツ−ルを有するインナ−リ−ドボンディング装置
において、このボンディングツ−ルを上下方向に駆動し
変位させる駆動手段と、上記ボンディングツ−ルが上記
インナ−リ−ドと上記半導体チップの電極とを当接させ
たことを検知するボンディングツ−ル状態検出手段と、
このボンディングツ−ルの下降量を検出するボンディン
グツ−ル位置検出手段と、上記ボンディングツ−ルが上
記インナ−リ−ドおよび上記半導体チップを所定加圧力
で加圧しながら所定量変位したときに、上記ボンディン
グツ−ルをその位置で固定する固定手段とを有すること
を特徴とする。
【0018】また、第2の手段は、上記ボンディングツ
−ル位置検出手段および上記ボンディングツ−ル状態検
出手段の出力に基づいて電気信号を駆動手段へ出力する
とともに、上記駆動手段へ出力する電気信号の大きさを
変化させてボンディングツ−ルの加圧力を調節する制御
部を設けたことを特徴とする。
−ル位置検出手段および上記ボンディングツ−ル状態検
出手段の出力に基づいて電気信号を駆動手段へ出力する
とともに、上記駆動手段へ出力する電気信号の大きさを
変化させてボンディングツ−ルの加圧力を調節する制御
部を設けたことを特徴とする。
【0019】また、第3の手段は、上記ボンディングツ
−ル位置検出手段および上記ボンディングツ−ル状態検
出手段の出力に基づいて上記ボンディングツ−ルの変位
量を制御する制御部とを具備したことを特徴とする。
−ル位置検出手段および上記ボンディングツ−ル状態検
出手段の出力に基づいて上記ボンディングツ−ルの変位
量を制御する制御部とを具備したことを特徴とする。
【0020】
【作用】このような構成によれば、ボンディングツ−ル
を効率よく駆動できると共に、上記バンプが潰れすぎる
の有効に防止することができる。
を効率よく駆動できると共に、上記バンプが潰れすぎる
の有効に防止することができる。
【0021】
【実施例】以下、この発明の一実施例の要部を図1〜図
3に基づいて説明する。なお、従来の技術の項で説明し
たものと重複するものについては同一番号を付し、その
説明は省略する。図1はこの発明の一実施例を示すもの
で、図中1はTAB(Tape AutomatedBonding)を採用し
たインナリ−ドボンディング装置を示している。
3に基づいて説明する。なお、従来の技術の項で説明し
たものと重複するものについては同一番号を付し、その
説明は省略する。図1はこの発明の一実施例を示すもの
で、図中1はTAB(Tape AutomatedBonding)を採用し
たインナリ−ドボンディング装置を示している。
【0022】このインナリ−ドボンディング装置1は、
X−Y駆動部12にツ−ル保持部10´を介してボンデ
ィング部材7を昇降自在に保持している。また、このボ
ンディング部材7は、半導体チップ3を載置した載置台
2の略真上に配置されている。
X−Y駆動部12にツ−ル保持部10´を介してボンデ
ィング部材7を昇降自在に保持している。また、このボ
ンディング部材7は、半導体チップ3を載置した載置台
2の略真上に配置されている。
【0023】さらに、このボンディング部材7の上端部
は、上記X−Y駆動部12の上方に設けられた基台13
の自由端部に取り付けられたブラケット32によってス
ライド自在に保持されている。
は、上記X−Y駆動部12の上方に設けられた基台13
の自由端部に取り付けられたブラケット32によってス
ライド自在に保持されている。
【0024】上記ブラケット32には、駆動手段として
のボ−ルねじ機構33が設けられている。このボ−ルね
じ機構33は、このブラケット32の上部に軸線を垂直
にして固定されたサ−ボモ−タ31と、このサ−ボモ−
タ31に軸線を一致させた状態で接続されかつ上記ブラ
ケット32内に延出されたねじ軸35と、このねじ軸3
5に回転自在に螺着され、上記サ−ボモ−タ31が作動
し、上記ねじ軸35が回転駆動されることによって上下
方向に変位するナット34とから構成される。
のボ−ルねじ機構33が設けられている。このボ−ルね
じ機構33は、このブラケット32の上部に軸線を垂直
にして固定されたサ−ボモ−タ31と、このサ−ボモ−
タ31に軸線を一致させた状態で接続されかつ上記ブラ
ケット32内に延出されたねじ軸35と、このねじ軸3
5に回転自在に螺着され、上記サ−ボモ−タ31が作動
し、上記ねじ軸35が回転駆動されることによって上下
方向に変位するナット34とから構成される。
【0025】上記ナット34は、上記ボンディング部材
7の上部に固定されている。すなわち、このボンディン
グ部材7は上記ボ−ルねじ機構33が作動することで、
上下方向に変位し、このボンディング部材7の下端部に
同軸的に配置されたボンディングツ−ル8を上下方向に
変位させる。
7の上部に固定されている。すなわち、このボンディン
グ部材7は上記ボ−ルねじ機構33が作動することで、
上下方向に変位し、このボンディング部材7の下端部に
同軸的に配置されたボンディングツ−ル8を上下方向に
変位させる。
【0026】ここで、図中に11で示すのは、その両端
部をツ−ル保持部10´とボンディング部材7とにそれ
ぞれ接続した引張ばねである。この引張ばね11は、上
記ボンディング部材7(ボンディングツ−ル8)を常に
上方に付勢した状態で保持している。
部をツ−ル保持部10´とボンディング部材7とにそれ
ぞれ接続した引張ばねである。この引張ばね11は、上
記ボンディング部材7(ボンディングツ−ル8)を常に
上方に付勢した状態で保持している。
【0027】また、上記ツ−ル保持部10´と上記ボン
ディング部材7には互いの進退量を検出する第1のボン
ディングツ−ル位置検出手段としての例えばリニアエン
コ−ダ51が設けられている。さらに、上記ツ−ル保持
部10´には、駆動軸52aの端面で上記ボンディング
部材7を水平方向に加圧することで上記ボンディング部
材7を所定の位置で固定する固定手段としてのエアシリ
ンダ52が設けられている。
ディング部材7には互いの進退量を検出する第1のボン
ディングツ−ル位置検出手段としての例えばリニアエン
コ−ダ51が設けられている。さらに、上記ツ−ル保持
部10´には、駆動軸52aの端面で上記ボンディング
部材7を水平方向に加圧することで上記ボンディング部
材7を所定の位置で固定する固定手段としてのエアシリ
ンダ52が設けられている。
【0028】上記ボンディング部材7はボ−ルねじ機構
33に駆動されて下降することによりボンディングツ−
ル8の下端面8aを、載置台2の上方に供給されて停止
したインナリ−ド6…に接し、更にこのインナリ−ド6
…をキャリアテ−プ5とともに押し下げて上記半導体チ
ップ3の対応する電極用バンプ(以下、バンプと称す
る)4…に熱伝的に当接させる。そして、加熱されて高
温になったボンディングツ−ル8の加圧力と熱とによ
り、インナリ−ド6…とバンプ4…とを一括接続し、半
導体チップ3をキャリアテ−プ4に装着する。
33に駆動されて下降することによりボンディングツ−
ル8の下端面8aを、載置台2の上方に供給されて停止
したインナリ−ド6…に接し、更にこのインナリ−ド6
…をキャリアテ−プ5とともに押し下げて上記半導体チ
ップ3の対応する電極用バンプ(以下、バンプと称す
る)4…に熱伝的に当接させる。そして、加熱されて高
温になったボンディングツ−ル8の加圧力と熱とによ
り、インナリ−ド6…とバンプ4…とを一括接続し、半
導体チップ3をキャリアテ−プ4に装着する。
【0029】また、ボンディング部材7は、サ−ボモ−
タ31に取付けられボ−ルねじ35の回転量等を利用し
てボンディングツ−ル8の位置を知る第2のボンディン
グツ−ル位置検出手段としての位置検出器37によりボ
ンディングツ−ル8の位置が検出されるようになってい
る。
タ31に取付けられボ−ルねじ35の回転量等を利用し
てボンディングツ−ル8の位置を知る第2のボンディン
グツ−ル位置検出手段としての位置検出器37によりボ
ンディングツ−ル8の位置が検出されるようになってい
る。
【0030】また、ボンディング部材7は、押圧棒20
の外周面に、ボンディングツ−ル状態検出手段としての
ひずみゲ−ジ38を取付けられており、このひずみゲ−
ジ38によってボンディングツ−ル8がインナリ−ド5
…をバンプ3…に当接させているか否かが検出されるよ
うになっている。
の外周面に、ボンディングツ−ル状態検出手段としての
ひずみゲ−ジ38を取付けられており、このひずみゲ−
ジ38によってボンディングツ−ル8がインナリ−ド5
…をバンプ3…に当接させているか否かが検出されるよ
うになっている。
【0031】さらに、上記サ−ボモ−タ31、ひずみゲ
−ジ38、リニアエンコ−ダ51、エアシリンダ52
は、それぞれ、このインナ−リ−ドボンディング装置1
を制御する制御手段53に接続されている。次に、この
制御手段53を図2を参照して説明する。この制御手段
53は、互いに接続された制御部40、位置速度変換器
41、コンパレ−タ42、増幅器46とを有する。
−ジ38、リニアエンコ−ダ51、エアシリンダ52
は、それぞれ、このインナ−リ−ドボンディング装置1
を制御する制御手段53に接続されている。次に、この
制御手段53を図2を参照して説明する。この制御手段
53は、互いに接続された制御部40、位置速度変換器
41、コンパレ−タ42、増幅器46とを有する。
【0032】上記位置検出器37はサ−ボモ−タ31の
駆動量からボンディングツ−ル8の位置を知り、ボンデ
ィングツ−ル8の位置と対応するフィ−ドバック信号3
9を、制御部40と位置速度変換器41とに出力する。
そして、制御部40は、マイクロコンピュ−タにより、
位置検出器37からのフィ−ドバック信号39を参照し
てコンパレ−タ42へ速度指令信号43を出力する。
駆動量からボンディングツ−ル8の位置を知り、ボンデ
ィングツ−ル8の位置と対応するフィ−ドバック信号3
9を、制御部40と位置速度変換器41とに出力する。
そして、制御部40は、マイクロコンピュ−タにより、
位置検出器37からのフィ−ドバック信号39を参照し
てコンパレ−タ42へ速度指令信号43を出力する。
【0033】さらに、コンパレ−タ42は制御部40か
らの速度指令信号43と、位置速度変換器41からの速
度フィ−ドバック信号44とを比較し、電流指令信号4
5を増幅器46へ発する。そして、増幅器46により増
幅された電流47がサ−ボモ−タ31へ送られる。ま
た、上記制御部40は、ひずみゲ−ジ38の出力48を
も受けるようになっている。
らの速度指令信号43と、位置速度変換器41からの速
度フィ−ドバック信号44とを比較し、電流指令信号4
5を増幅器46へ発する。そして、増幅器46により増
幅された電流47がサ−ボモ−タ31へ送られる。ま
た、上記制御部40は、ひずみゲ−ジ38の出力48を
も受けるようになっている。
【0034】さらに、上記制御部40はリニアエンコ−
ダ51からの位置検出信号55をも受ける。そして、上
記制御部40は上記リニアエンコ−ダ51からの位置検
出信号55に基づいて上記エアシリンダ52に駆動信号
56を出力し、上記ボンディング部材7を所定の位置で
固定するようこのエアシリンダ52の駆動軸52aを突
出方向に作動させる。次に、上述の構成のインナリ−ド
ボンディング装置1の動作を図3を参照して説明する。
ダ51からの位置検出信号55をも受ける。そして、上
記制御部40は上記リニアエンコ−ダ51からの位置検
出信号55に基づいて上記エアシリンダ52に駆動信号
56を出力し、上記ボンディング部材7を所定の位置で
固定するようこのエアシリンダ52の駆動軸52aを突
出方向に作動させる。次に、上述の構成のインナリ−ド
ボンディング装置1の動作を図3を参照して説明する。
【0035】図3中の(a)は、略1サイクルのボンデ
ィング作業におけるボンディングツ−ル8の昇降動作
(上記位置検出器37で検出された上記ボンディング部
材7の変位)を表している。すなわち、ボンディングツ
−ル8は載置台2の上方で停止した状態から、サ−ボモ
−タ31により駆動されインナリ−ド6…に向かって下
降を開始し、さらに、下降を開始した当初はAで示すよ
うに高速で移動する。
ィング作業におけるボンディングツ−ル8の昇降動作
(上記位置検出器37で検出された上記ボンディング部
材7の変位)を表している。すなわち、ボンディングツ
−ル8は載置台2の上方で停止した状態から、サ−ボモ
−タ31により駆動されインナリ−ド6…に向かって下
降を開始し、さらに、下降を開始した当初はAで示すよ
うに高速で移動する。
【0036】そして、ボンディングツ−ル8は、インナ
リ−ド6…をバンプ4…に当接させたときに下端面8a
が位置する平面、即ちボンディング面の幾分手前の部位
から上記ボンディング面に達するまでの間においては、
Bで示すようにそれ以前よりも低い値の等速運動を行い
ながら下降する。そして、ボンディングツ−ル8はボン
ディング面に達すると、インナリ−ド6…とバンプ3…
とが当接することによって、押圧棒20とともに軸方向
に圧縮される。ここで、図3中の一点鎖線Cは上記ボン
ディング面の位置を示している。
リ−ド6…をバンプ4…に当接させたときに下端面8a
が位置する平面、即ちボンディング面の幾分手前の部位
から上記ボンディング面に達するまでの間においては、
Bで示すようにそれ以前よりも低い値の等速運動を行い
ながら下降する。そして、ボンディングツ−ル8はボン
ディング面に達すると、インナリ−ド6…とバンプ3…
とが当接することによって、押圧棒20とともに軸方向
に圧縮される。ここで、図3中の一点鎖線Cは上記ボン
ディング面の位置を示している。
【0037】押圧棒20が圧縮されると、図3中の
(b)にDで示すように、ひずみゲ−ジ38の出力信号
48が変化する。そして、ひずみゲ−ジ38の出力信号
48を入力される制御部40は、この出力信号48の変
化によってボンディングツ−ル8がボンディング面Cに
達したことを感知し、所定の加圧指令信号を出力する。
(b)にDで示すように、ひずみゲ−ジ38の出力信号
48が変化する。そして、ひずみゲ−ジ38の出力信号
48を入力される制御部40は、この出力信号48の変
化によってボンディングツ−ル8がボンディング面Cに
達したことを感知し、所定の加圧指令信号を出力する。
【0038】これと同時に、上記リニアエンコ−ダ51
は、図3(e)に示すように、上記ツ−ル保持部10´
と上記ボンディング部材7の相対位置関係の検知を開始
する。
は、図3(e)に示すように、上記ツ−ル保持部10´
と上記ボンディング部材7の相対位置関係の検知を開始
する。
【0039】上記制御部40から発せられた加圧指令信
号は、前記速度指令信号43と同様に増幅器46によっ
て増幅され、図3中の(C)に示すように、増幅された
加圧指令信号に応じた値の電流がサ−ボモ−タ31に流
れる。そして、サ−ボモ−タ31は、入力された電流に
応じたトルクを発生させ、ボ−ルねじ35、ナット3
4、及び押圧棒20を介してボンディングツ−ル8を、
インナリ−ド6…を加圧するよう動作させる。
号は、前記速度指令信号43と同様に増幅器46によっ
て増幅され、図3中の(C)に示すように、増幅された
加圧指令信号に応じた値の電流がサ−ボモ−タ31に流
れる。そして、サ−ボモ−タ31は、入力された電流に
応じたトルクを発生させ、ボ−ルねじ35、ナット3
4、及び押圧棒20を介してボンディングツ−ル8を、
インナリ−ド6…を加圧するよう動作させる。
【0040】さらに、半導体チップ3のバンプ4…にハ
ンダを採用した場合には、ハンダバンプ4…がインナリ
−ド5…を介してボンディングツ−ル8に接すると、ボ
ンディングツ−ル8の加圧力と熱とにより、ハンダバン
プ4…が溶ける。そして、ハンダバンプ4…が溶け始め
ると、ボンディングツ−ル8が、ハンダバンプ4…の溶
融に伴って徐々に下降する。
ンダを採用した場合には、ハンダバンプ4…がインナリ
−ド5…を介してボンディングツ−ル8に接すると、ボ
ンディングツ−ル8の加圧力と熱とにより、ハンダバン
プ4…が溶ける。そして、ハンダバンプ4…が溶け始め
ると、ボンディングツ−ル8が、ハンダバンプ4…の溶
融に伴って徐々に下降する。
【0041】そして、上記制御部40は、常時位置フィ
−ドバック信号39およびリニアエンコ−ダ51からの
位置検出信号を受けてボンディングツ−ル8の位置を監
視しており、ボンディングツ−ル8がボンディング面C
から所定距離fだけ下降した時に、加圧指令信号に代え
て加圧停止信号をサ−ボモ−タ31の側へ出力する。こ
れと同時に、上記エアシリンダ52に駆動信号を出力
し、上記駆動軸52aを突出方向に作動させ、上記ボン
ディング部材7をその位置で固定する。
−ドバック信号39およびリニアエンコ−ダ51からの
位置検出信号を受けてボンディングツ−ル8の位置を監
視しており、ボンディングツ−ル8がボンディング面C
から所定距離fだけ下降した時に、加圧指令信号に代え
て加圧停止信号をサ−ボモ−タ31の側へ出力する。こ
れと同時に、上記エアシリンダ52に駆動信号を出力
し、上記駆動軸52aを突出方向に作動させ、上記ボン
ディング部材7をその位置で固定する。
【0042】そして、制御部40は、ボンディングツ−
ル8がボンディング面Cから所定距離fだけ下降した時
点から所定時間tが経過するまでボンディングツ−ル8
をその位置で保持した後、上記エアシリンダ52に信号
を出力し、上記駆動軸52aを後退させて上記ボンディ
ング部材7の固定状態を解除する。
ル8がボンディング面Cから所定距離fだけ下降した時
点から所定時間tが経過するまでボンディングツ−ル8
をその位置で保持した後、上記エアシリンダ52に信号
を出力し、上記駆動軸52aを後退させて上記ボンディ
ング部材7の固定状態を解除する。
【0043】ついで、上記制御部40は図3(a)中に
Eで示すように、上記ボンディング部材7(ボンディン
グツ−ル8)を高速で下降当初と同等の速度で上昇させ
る。
Eで示すように、上記ボンディング部材7(ボンディン
グツ−ル8)を高速で下降当初と同等の速度で上昇させ
る。
【0044】このような構成のインナリ−ドボンディン
グ装置1によれば、サ−ボモ−タ31の駆動量をボ−ル
ねじ35からナット34へ直接的に伝達してボンディン
グ部材7を駆動しているから、構成を簡略化することが
でき、部品数を低減することができる。
グ装置1によれば、サ−ボモ−タ31の駆動量をボ−ル
ねじ35からナット34へ直接的に伝達してボンディン
グ部材7を駆動しているから、構成を簡略化することが
でき、部品数を低減することができる。
【0045】また、ボンディングツ−ル8がボンディン
グ面Cに達した後もボンディングツ−ル8の位置を監視
し、ボンディングツ−ル8の、ボンディング面Cに達し
てからの変位量を規制しているので、融点が比較的低い
ハンダバンプ4…を採用した場合に、ボンディングツ−
ル8がハンダバンプ4…の溶融に伴って過度に下降する
こと、及び、ハンダバンプ4…が潰れ過ぎることを防ぐ
ことができる。
グ面Cに達した後もボンディングツ−ル8の位置を監視
し、ボンディングツ−ル8の、ボンディング面Cに達し
てからの変位量を規制しているので、融点が比較的低い
ハンダバンプ4…を採用した場合に、ボンディングツ−
ル8がハンダバンプ4…の溶融に伴って過度に下降する
こと、及び、ハンダバンプ4…が潰れ過ぎることを防ぐ
ことができる。
【0046】さらに、上記ボ−ルねじ機構33に熱など
によって歪みが生じている場合にも、上記リニアエンコ
−ダ51で実際の変位量を検知し、さらに、上記エアシ
リンダ51で上記ボンディング部材7を機械的に固定す
るようにしているから、上記ボ−ルねじ機構33に作動
誤差や歪み誤差が生じていても上記バンプ4を潰し過ぎ
ることがなく、より信頼性の高いインナ−リ−ドボンデ
ィングを行うことができる。
によって歪みが生じている場合にも、上記リニアエンコ
−ダ51で実際の変位量を検知し、さらに、上記エアシ
リンダ51で上記ボンディング部材7を機械的に固定す
るようにしているから、上記ボ−ルねじ機構33に作動
誤差や歪み誤差が生じていても上記バンプ4を潰し過ぎ
ることがなく、より信頼性の高いインナ−リ−ドボンデ
ィングを行うことができる。
【0047】これらのことにより、上記インナ−リ−ド
ボンディング装置1の構成を簡略化することができると
共に、バンプを過度に押し潰しすぎることが少ないの
で、接続不良の少ないインナ−リ−ドボンディングが効
率良く行える。
ボンディング装置1の構成を簡略化することができると
共に、バンプを過度に押し潰しすぎることが少ないの
で、接続不良の少ないインナ−リ−ドボンディングが効
率良く行える。
【0048】また、上記一実施例中の説明から明らかな
ように、ボンディングツ−ル8の高速下降領域A、低速
下降領域B、及び高速上昇領域Eの速度プロファイル、
ボンディングツ−ル8の高速下降領域Aから低速下降領
域Bへ移行する位置m、インナリ−ド6…およびバンプ
4…への加圧時の加圧力のプロファイル、ボンディング
ツ−ル8のボンディング面からの所定下降距離f、およ
び、ボンディング時間t等は、制御部40により容易に
プログラムすることが可能である。
ように、ボンディングツ−ル8の高速下降領域A、低速
下降領域B、及び高速上昇領域Eの速度プロファイル、
ボンディングツ−ル8の高速下降領域Aから低速下降領
域Bへ移行する位置m、インナリ−ド6…およびバンプ
4…への加圧時の加圧力のプロファイル、ボンディング
ツ−ル8のボンディング面からの所定下降距離f、およ
び、ボンディング時間t等は、制御部40により容易に
プログラムすることが可能である。
【0049】なお、上記一実施例では、連続的に加熱さ
れるボンディングツ−ル8を用いたものについて説明し
たが、この発明はこれに限定されるものではなく、例え
ば、パルスヒ−トと呼ばれるもののように間欠的に急加
熱することが可能なボンディングツ−ル8を用い、ボン
ディングツ−ルがボンディング面に達してからボンディ
ングツ−ルの加熱を開始するようにしてもよい。
れるボンディングツ−ル8を用いたものについて説明し
たが、この発明はこれに限定されるものではなく、例え
ば、パルスヒ−トと呼ばれるもののように間欠的に急加
熱することが可能なボンディングツ−ル8を用い、ボン
ディングツ−ルがボンディング面に達してからボンディ
ングツ−ルの加熱を開始するようにしてもよい。
【0050】そして、ハンダバンプ4…の溶融に伴いボ
ンディングツ−ル8が所定距離fだけ下降した後に加熱
を中止し、圧縮空気等を吹付けてボンディングツ−ル8
を急冷却し、ハンダバンプ4…を固めてからボンディン
グツ−ル8を上昇させるようにすれば、より安定したイ
ンナリ−ドボンディングを行うことができる。
ンディングツ−ル8が所定距離fだけ下降した後に加熱
を中止し、圧縮空気等を吹付けてボンディングツ−ル8
を急冷却し、ハンダバンプ4…を固めてからボンディン
グツ−ル8を上昇させるようにすれば、より安定したイ
ンナリ−ドボンディングを行うことができる。
【0051】また、上記一実施例では、ボンディングツ
−ル状態検出手段としてひずみゲ−ジ38を採用してい
るが、この他にもボンディングツ−ル状態検出手段とし
て例えばロ−ドセル等を採用してもよい。さらに、ボン
ディングツ−ル状態検出手段の取付け位置は、ボンディ
ングツ−ル8がボンディング面に到達したときに応力の
変化が生じる部位であればよく、取付け位置として押圧
棒20の外に、例えば載置台2等が考えられる。
−ル状態検出手段としてひずみゲ−ジ38を採用してい
るが、この他にもボンディングツ−ル状態検出手段とし
て例えばロ−ドセル等を採用してもよい。さらに、ボン
ディングツ−ル状態検出手段の取付け位置は、ボンディ
ングツ−ル8がボンディング面に到達したときに応力の
変化が生じる部位であればよく、取付け位置として押圧
棒20の外に、例えば載置台2等が考えられる。
【0052】また、上記一実施例ではボンディングツ−
ル位置検出手段としてリニアエンコ−ダ51を用いた
が、上記ボンディング部材とツ−ル保持部10´の微小
相対変位を検知できるセンサであれば他のものであって
も良い。
ル位置検出手段としてリニアエンコ−ダ51を用いた
が、上記ボンディング部材とツ−ル保持部10´の微小
相対変位を検知できるセンサであれば他のものであって
も良い。
【0053】さらに、上記一実施例では、固定手段とし
て、エアシリンダ52を用いたが上記ボンディング部材
を固定することができるものであれば、例えば、油圧シ
リンダなどであっても良い。
て、エアシリンダ52を用いたが上記ボンディング部材
を固定することができるものであれば、例えば、油圧シ
リンダなどであっても良い。
【0054】また、上記一実施例では、駆動手段として
ボ−ルねじ機構33を用いたが、駆動手段として、例え
ば、図4に示すように、駆動手段としてリニアモ−タ5
6を採用し、このリニアモ−タ56により押圧棒21
(および、ボンディングツ−ル8)を直接駆動して昇降
させるとともに、押圧棒20の位置をリニア位置検出器
57で検出するようにしても良い。
ボ−ルねじ機構33を用いたが、駆動手段として、例え
ば、図4に示すように、駆動手段としてリニアモ−タ5
6を採用し、このリニアモ−タ56により押圧棒21
(および、ボンディングツ−ル8)を直接駆動して昇降
させるとともに、押圧棒20の位置をリニア位置検出器
57で検出するようにしても良い。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のインナ
−リ−ドボンディング装置は、半導体チップの電極とフ
ィルムキャリアに設けられた配線パタ−ンのインナ−リ
−ドとを熱圧着するボンディングツ−ルを有するインナ
−リ−ドボンディング装置において、このボンディング
ツ−ルを上下方向に駆動し変位させる駆動手段と、上記
ボンディングツ−ルが上記インナ−リ−ドと上記半導体
チップの電極とを当接させたことを検知するボンディン
グツ−ル状態検出手段と、このボンディングツ−ルの下
降量を検出するボンディングツ−ル位置検出手段と、上
記ボンディングツ−ルが上記インナ−リ−ドおよび上記
半導体チップを所定加圧力で加圧しながら所定量変位し
たときに、上記ボンディングツ−ルをその位置で固定す
る固定手段とを有する。
−リ−ドボンディング装置は、半導体チップの電極とフ
ィルムキャリアに設けられた配線パタ−ンのインナ−リ
−ドとを熱圧着するボンディングツ−ルを有するインナ
−リ−ドボンディング装置において、このボンディング
ツ−ルを上下方向に駆動し変位させる駆動手段と、上記
ボンディングツ−ルが上記インナ−リ−ドと上記半導体
チップの電極とを当接させたことを検知するボンディン
グツ−ル状態検出手段と、このボンディングツ−ルの下
降量を検出するボンディングツ−ル位置検出手段と、上
記ボンディングツ−ルが上記インナ−リ−ドおよび上記
半導体チップを所定加圧力で加圧しながら所定量変位し
たときに、上記ボンディングツ−ルをその位置で固定す
る固定手段とを有する。
【0056】また、上記ボンディングツ−ル位置検出手
段および上記ボンディングツ−ル状態検出手段の出力に
基づいて電気信号を駆動手段へ出力するとともに、上記
駆動手段へ出力する電気信号の大きさを変化させてボン
ディングツ−ルの加圧力を調節する制御部を設けた。
段および上記ボンディングツ−ル状態検出手段の出力に
基づいて電気信号を駆動手段へ出力するとともに、上記
駆動手段へ出力する電気信号の大きさを変化させてボン
ディングツ−ルの加圧力を調節する制御部を設けた。
【0057】また、上記ボンディングツ−ル位置検出手
段および上記ボンディングツ−ル状態検出手段の出力に
基づいて上記ボンディングツ−ルの変位量を制御する制
御部とを具備した。
段および上記ボンディングツ−ル状態検出手段の出力に
基づいて上記ボンディングツ−ルの変位量を制御する制
御部とを具備した。
【0058】このような構成によれば、簡単な構成でボ
ンディングツ−ルの位置をおよび加圧力を制御でき、さ
らに、半導体チップの接続不良の発生を防止して信頼性
を向上できるという効果がある。
ンディングツ−ルの位置をおよび加圧力を制御でき、さ
らに、半導体チップの接続不良の発生を防止して信頼性
を向上できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す概略構成図。
【図2】同じく、制御回路を示すブロック図。
【図3】同じく、ボンディングツ−ルの昇降動作をひず
みゲ−ジの出力信号及びサ−ボモ−タの入力電流ととも
に示す線図。
みゲ−ジの出力信号及びサ−ボモ−タの入力電流ととも
に示す線図。
【図4】他の実施例を示す概略構成図。
【図5】従来例を示す概略構成図。
【図6】同じく、側面図。
【図7】(a)はボンディングツ−ルがボンディング面
に到達した時の状態を拡大して示す同じく側面図、
(b)はハンダバンプが溶融した時の状態を拡大して示
す同じく側面図。
に到達した時の状態を拡大して示す同じく側面図、
(b)はハンダバンプが溶融した時の状態を拡大して示
す同じく側面図。
1…インナリ−ドボンディング装置、3…半導体チッ
プ、4…電極用バンプ、6…インナリ−ド、7…ボンデ
ィング部材、8…ボンディングツ−ル、33…ボ−ルね
じ機構(駆動手段)、37…位置検出器(ボンディング
ツ−ル位置検出手段)、38…ひずみゲ−ジ(ボンディ
ングツ−ル状態検出手段)、51リニアエンコ−ダ(ボ
ンディングツ−ル位置検出手段)、52エアシリンダ
(固定手段)、53…制御手段。
プ、4…電極用バンプ、6…インナリ−ド、7…ボンデ
ィング部材、8…ボンディングツ−ル、33…ボ−ルね
じ機構(駆動手段)、37…位置検出器(ボンディング
ツ−ル位置検出手段)、38…ひずみゲ−ジ(ボンディ
ングツ−ル状態検出手段)、51リニアエンコ−ダ(ボ
ンディングツ−ル位置検出手段)、52エアシリンダ
(固定手段)、53…制御手段。
Claims (3)
- 【請求項1】半導体チップの電極とフィルムキャリアに
設けられた配線パタ−ンのインナ−リ−ドとを熱圧着す
るボンディングツ−ルを有するインナ−リ−ドボンディ
ング装置において、 このボンディングツ−ルを上下方向に駆動し変位させる
駆動手段と、上記ボンディングツ−ルが上記インナ−リ
−ドと上記半導体チップの電極とを当接させたことを検
知するボンディングツ−ル状態検出手段と、このボンデ
ィングツ−ルの下降量を検出するボンディングツ−ル位
置検出手段と、上記ボンディングツ−ルが上記インナ−
リ−ドおよび上記半導体チップを所定加圧力で加圧しな
がら所定量変位したときに、上記ボンディングツ−ルを
その位置で固定する固定手段とを有することを特徴とす
るインナ−リ−ドボンディング装置。 - 【請求項2】 ボンディングツ−ル位置検出手段および
ボンディングツ−ル状態検出手段の出力に基づいて電気
信号を駆動手段へ出力するとともに、上記駆動手段へ出
力する電気信号の大きさを変化させてボンディングツ−
ルの加圧力を調節する制御手段を設けたことを特徴とす
る請求項1記載のインナリ−ドボンディング装置。 - 【請求項3】 上記ボンディングツ−ル位置検出手段お
よび上記ボンディングツ−ル状態検出手段の出力に基づ
いて上記ボンディングツ−ルの変位量を制御する制御手
段を具備したことを特徴とする請求項2記載のインナ−
リ−ドボンディング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27131591A JPH05109840A (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | インナリ−ドボンデイング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27131591A JPH05109840A (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | インナリ−ドボンデイング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05109840A true JPH05109840A (ja) | 1993-04-30 |
Family
ID=17498342
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27131591A Pending JPH05109840A (ja) | 1991-10-18 | 1991-10-18 | インナリ−ドボンデイング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH05109840A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09199545A (ja) * | 1996-01-23 | 1997-07-31 | Nec Corp | 部品搭載装置および方法 |
JPH09510834A (ja) * | 1994-05-19 | 1997-10-28 | フィン,デイヴィット | 結線装置の引き上げ及び案内装置 |
JP2007141972A (ja) * | 2005-11-15 | 2007-06-07 | Bondtech Inc | 加圧方法およびこの方法を用いた接合方法並びにこの接合方法により作成されるデバイス並びに加圧装置およびこの装置を用いた接合装置 |
JP2007173522A (ja) * | 2005-12-22 | 2007-07-05 | Nippon Avionics Co Ltd | リフローハンダ付け方法および装置 |
JP2008117993A (ja) * | 2006-11-07 | 2008-05-22 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 熱圧着装置および熱圧着方法 |
JP2010073788A (ja) * | 2008-09-17 | 2010-04-02 | Nippon Avionics Co Ltd | 被覆線の半田付け方法および半田付け装置 |
JP2011254032A (ja) * | 2010-06-04 | 2011-12-15 | Shinkawa Ltd | 電子部品実装装置及びその方法 |
-
1991
- 1991-10-18 JP JP27131591A patent/JPH05109840A/ja active Pending
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