JPH05109840A - インナリ−ドボンデイング装置 - Google Patents

インナリ−ドボンデイング装置

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JPH05109840A
JPH05109840A JP27131591A JP27131591A JPH05109840A JP H05109840 A JPH05109840 A JP H05109840A JP 27131591 A JP27131591 A JP 27131591A JP 27131591 A JP27131591 A JP 27131591A JP H05109840 A JPH05109840 A JP H05109840A
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JP
Japan
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bonding tool
bonding
tool
inner lead
detecting means
Prior art date
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Pending
Application number
JP27131591A
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English (en)
Inventor
Noriyasu Kashima
規安 加島
Yoichiro Maehara
洋一郎 前原
Tetsuo Ando
鉄男 安藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/74Apparatus for manufacturing arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and for methods related thereto
    • H01L2224/75Apparatus for connecting with bump connectors or layer connectors
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L2224/00Indexing scheme for arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and methods related thereto as covered by H01L24/00
    • H01L2224/74Apparatus for manufacturing arrangements for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies and for methods related thereto
    • H01L2224/79Apparatus for Tape Automated Bonding [TAB]

Abstract

(57)【要約】 【構成】 半導体チップ3の電極とフィルムキャリア5
のインナ−リ−ド6とを熱接合するインナ−リ−ドボン
ディング装置1であって、下端部にボンディングツ−ル
8が設けられたボンディング部材7を直接下降駆動する
ボ−ルねじ機構33と、上記ボンディングツ−ル8の下
端面8aが上記インナ−リ−ド6に当接したことを検知
するひずみゲ−ジ38と、上記インナ−リ−ド6の押圧
量を検出するリニアエンコ−ダ51と、上記インナ−リ
−ド6が所定量押圧されたならば、上記ボンディングツ
−ル8の下降を機械的に固定するエアシリンダ52と、
上記ボ−ルねじ機構33やエアシリンダ52を制御する
制御手段とを具備する。 【効果】 ボンディングツ−ルの変位量の制御が容易で
あるとともに、上記半導体チップの電極上に形成された
バンプを潰し過ぎることがないので、信頼性の高いイン
ナ−リ−ドボンディングを行うことができるという効果
がある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば、TAB(Tape
Automated Bonnding )の技術を利用して、フィルムキ
ャリアのインナ−リ−ドと半導体チップの電極とをバン
プを介して接続(ボンディング)するインナ−リ−ドボ
ンディング方法およびその装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、半導体装置の製造装置として図
5に示すようなインナリ−ドボンディング装置1が知ら
れている。すなわち、このインナリ−ドボンディング装
置1は、載置台2に載置された半導体チップ3に突設さ
れた電極用バンプ(以下、バンプと称する)4…と、キ
ャリアテ−プ5に形成されたインナリ−ド6…とを位置
合わせしたのち、加熱されて高温になったボンディング
ツ−ル8を下降させる。
【0003】そして、インナリ−ドボンディング装置1
は、ボンディングツ−ル8の下端面8aをインナリ−ド
6…に当接させ、インナリ−ド6…をボンディングツ−
ル8で押圧してバンプ4…に圧接させる。そして、イン
ナリ−ド6…をバンプ4…に熱圧着させ、インナリ−ド
6…とバンプ4…とを一括接続する。
【0004】さらに、インナリ−ドボンディング装置1
は、キャリアテ−プ5を間欠的に走行させながら上述の
ボンディング動作を行い、キャリアテ−プ5に半導体チ
ップ3を順次装着する。
【0005】また、上記ボンディングツ−ルを上下方向
に駆動する機構として、例えば、図6に示すようなもの
がある。この機構は特願昭63−78744号明細書に
示されているもので運動変換機構9を介してボンディン
グツ−ル8を昇降させるようにしたものである。
【0006】つまり、このインナリ−ドボンディング装
置1は載置台2の上方に、ツ−ル保持部10ならびに引
張りばね11で昇降自在に支持されたボンディングツ−
ル8を設けている。また、ツ−ル保持部10を支持した
X−Y駆動部12の上方の基台13上に、出力軸に円板
状のカム14が装着されたサ−ボモ−タ15を配置し、
このカム14と上記ボンディングツ−ル8とを上記運動
変換機構9を介して連結した構造にしている。
【0007】具体的には、運動変換機構9は、サ−ボモ
−タ15の出力軸の側に隣接して、カム14と組合うカ
ムフォロア16が取着された第1の揺動レバ−17を設
けるとともに、その第1の揺動レバ−17の作用点側に
クランク形状の第2の揺動レバ−18を回動自在に枢支
している。
【0008】そして、第2の揺動レバ−18の力点側と
第1の揺動レバ−17の力点側との間に、ツ−ル移動量
調節用のダンパ−手段となるエア−シリンダ19を介在
した構造となっていて、カム14がサ−ボモ−タ15の
作動に追従して回転すれば、その運動が第1および第2
の揺動レバ−17、18の上下方向に沿う直線運動に変
換され、押圧棒20を介してボンディングツ−ル8を下
降させて下端面8aでインナリ−ド6…を半導体チップ
3のバンプ4…に押圧する。
【0009】その後も揺動レバ−17は所定量押し上げ
られ、その分、エア−シリンダ19のロッドが沈み込ん
で、サ−ボモ−タ15は停止する。そして、エアシリン
ダ19内の圧力に応じた力でインナリ−ド6が押圧され
る。ここで、21は押圧棒20を昇降自在に支持する案
内体、22は第1の揺動レバ−17を支持する支柱であ
る。
【0010】さらに、このインナリ−ドボンディング装
置1は、ボンディングツ−ル8に押し下げられたインナ
リ−ド6…が半導体チップ3のバンプ4…に当接したと
きを検出するギャップセンサ23を有している。そし
て、ギャップセンサ23の検出信号に基づいて前記サ−
ボモ−タ15の回転速度を制御し、インナリ−ド6…が
バンプ4…に当接した時点から一定の時間が経過した後
に、前記ボンディングツ−ル8による押圧工程を終了さ
せている。
【0011】また、このようなボンディング方式、即ち
TAB(Tape Automated Bonding)では、銅にすずめっき
を施してなるインナリ−ド6…と金バンプとを、金−す
ず共晶合金化させて結合することが一般的に行われてい
るが、近年は、金バンプに代わってハンダバンプを採用
し、材料費を低減することが検討されている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述のよう
な従来のインナリ−ドボンディング装置1では、サ−ボ
モ−タ15の駆動力を運動変換機構9を介してボンディ
ングツ−ル8に伝達していたので、装置の構成が複雑で
部品数が多かった。さらに、サ−ボモ−タ15とボンデ
ィングツ−ル8との間に運動変換機構9を介在させるこ
とにより、押圧状態でのボンディングツ−ル18の下降
量の制御ができなかった。
【0013】また、ハンダバンプを採用した場合には、
ハンダバンプを溶融させてインナリ−ド6…と接合する
ため、半導体チップ3の接続不良を生じ信頼性を低下さ
せてしまうことがある。つまり、ハンダバンプを採用し
た場合には、図7(a)に示すように、ボンディングツ
−ル8により加圧してインナリ−ド6…をハンダバンプ
4…に当接させたのち更にインナリ−ド6…の加圧を続
けると、時間の経過とともにハンダバンプ4が融点に達
して溶融する。
【0014】しかし、サ−ボモ−タ15が停止しても、
エアシリンダ19が作用しているので、図7(b)に示
すようにハンダバンプ4…が溶融することに伴い、ボン
ディングツ−ル8およびインナリ−ド6…が上記バンプ
を押し潰しながら一気に下降するいうことがある。
【0015】上記ハンダバンプ4を押し潰し過ぎると、
押し潰されたハンダバンプ4が上記電極上から流れだ
し、隣り合う電極上のハンダバンプ4と接触して導電不
良(ショ−ト)が生じることがある。
【0016】この発明は、上述のような事情に鑑みてな
されたもので、ボンディングツ−ルの制御が容易で、か
つ、バンプを押し潰し過ぎることがないインナリ−ドボ
ンディング装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0017】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の手段
は、半導体チップの電極とフィルムキャリアに設けられ
た配線パタ−ンのインナ−リ−ドとを熱圧着するボンデ
ィングツ−ルを有するインナ−リ−ドボンディング装置
において、このボンディングツ−ルを上下方向に駆動し
変位させる駆動手段と、上記ボンディングツ−ルが上記
インナ−リ−ドと上記半導体チップの電極とを当接させ
たことを検知するボンディングツ−ル状態検出手段と、
このボンディングツ−ルの下降量を検出するボンディン
グツ−ル位置検出手段と、上記ボンディングツ−ルが上
記インナ−リ−ドおよび上記半導体チップを所定加圧力
で加圧しながら所定量変位したときに、上記ボンディン
グツ−ルをその位置で固定する固定手段とを有すること
を特徴とする。
【0018】また、第2の手段は、上記ボンディングツ
−ル位置検出手段および上記ボンディングツ−ル状態検
出手段の出力に基づいて電気信号を駆動手段へ出力する
とともに、上記駆動手段へ出力する電気信号の大きさを
変化させてボンディングツ−ルの加圧力を調節する制御
部を設けたことを特徴とする。
【0019】また、第3の手段は、上記ボンディングツ
−ル位置検出手段および上記ボンディングツ−ル状態検
出手段の出力に基づいて上記ボンディングツ−ルの変位
量を制御する制御部とを具備したことを特徴とする。
【0020】
【作用】このような構成によれば、ボンディングツ−ル
を効率よく駆動できると共に、上記バンプが潰れすぎる
の有効に防止することができる。
【0021】
【実施例】以下、この発明の一実施例の要部を図1〜図
3に基づいて説明する。なお、従来の技術の項で説明し
たものと重複するものについては同一番号を付し、その
説明は省略する。図1はこの発明の一実施例を示すもの
で、図中1はTAB(Tape AutomatedBonding)を採用し
たインナリ−ドボンディング装置を示している。
【0022】このインナリ−ドボンディング装置1は、
X−Y駆動部12にツ−ル保持部10´を介してボンデ
ィング部材7を昇降自在に保持している。また、このボ
ンディング部材7は、半導体チップ3を載置した載置台
2の略真上に配置されている。
【0023】さらに、このボンディング部材7の上端部
は、上記X−Y駆動部12の上方に設けられた基台13
の自由端部に取り付けられたブラケット32によってス
ライド自在に保持されている。
【0024】上記ブラケット32には、駆動手段として
のボ−ルねじ機構33が設けられている。このボ−ルね
じ機構33は、このブラケット32の上部に軸線を垂直
にして固定されたサ−ボモ−タ31と、このサ−ボモ−
タ31に軸線を一致させた状態で接続されかつ上記ブラ
ケット32内に延出されたねじ軸35と、このねじ軸3
5に回転自在に螺着され、上記サ−ボモ−タ31が作動
し、上記ねじ軸35が回転駆動されることによって上下
方向に変位するナット34とから構成される。
【0025】上記ナット34は、上記ボンディング部材
7の上部に固定されている。すなわち、このボンディン
グ部材7は上記ボ−ルねじ機構33が作動することで、
上下方向に変位し、このボンディング部材7の下端部に
同軸的に配置されたボンディングツ−ル8を上下方向に
変位させる。
【0026】ここで、図中に11で示すのは、その両端
部をツ−ル保持部10´とボンディング部材7とにそれ
ぞれ接続した引張ばねである。この引張ばね11は、上
記ボンディング部材7(ボンディングツ−ル8)を常に
上方に付勢した状態で保持している。
【0027】また、上記ツ−ル保持部10´と上記ボン
ディング部材7には互いの進退量を検出する第1のボン
ディングツ−ル位置検出手段としての例えばリニアエン
コ−ダ51が設けられている。さらに、上記ツ−ル保持
部10´には、駆動軸52aの端面で上記ボンディング
部材7を水平方向に加圧することで上記ボンディング部
材7を所定の位置で固定する固定手段としてのエアシリ
ンダ52が設けられている。
【0028】上記ボンディング部材7はボ−ルねじ機構
33に駆動されて下降することによりボンディングツ−
ル8の下端面8aを、載置台2の上方に供給されて停止
したインナリ−ド6…に接し、更にこのインナリ−ド6
…をキャリアテ−プ5とともに押し下げて上記半導体チ
ップ3の対応する電極用バンプ(以下、バンプと称す
る)4…に熱伝的に当接させる。そして、加熱されて高
温になったボンディングツ−ル8の加圧力と熱とによ
り、インナリ−ド6…とバンプ4…とを一括接続し、半
導体チップ3をキャリアテ−プ4に装着する。
【0029】また、ボンディング部材7は、サ−ボモ−
タ31に取付けられボ−ルねじ35の回転量等を利用し
てボンディングツ−ル8の位置を知る第2のボンディン
グツ−ル位置検出手段としての位置検出器37によりボ
ンディングツ−ル8の位置が検出されるようになってい
る。
【0030】また、ボンディング部材7は、押圧棒20
の外周面に、ボンディングツ−ル状態検出手段としての
ひずみゲ−ジ38を取付けられており、このひずみゲ−
ジ38によってボンディングツ−ル8がインナリ−ド5
…をバンプ3…に当接させているか否かが検出されるよ
うになっている。
【0031】さらに、上記サ−ボモ−タ31、ひずみゲ
−ジ38、リニアエンコ−ダ51、エアシリンダ52
は、それぞれ、このインナ−リ−ドボンディング装置1
を制御する制御手段53に接続されている。次に、この
制御手段53を図2を参照して説明する。この制御手段
53は、互いに接続された制御部40、位置速度変換器
41、コンパレ−タ42、増幅器46とを有する。
【0032】上記位置検出器37はサ−ボモ−タ31の
駆動量からボンディングツ−ル8の位置を知り、ボンデ
ィングツ−ル8の位置と対応するフィ−ドバック信号3
9を、制御部40と位置速度変換器41とに出力する。
そして、制御部40は、マイクロコンピュ−タにより、
位置検出器37からのフィ−ドバック信号39を参照し
てコンパレ−タ42へ速度指令信号43を出力する。
【0033】さらに、コンパレ−タ42は制御部40か
らの速度指令信号43と、位置速度変換器41からの速
度フィ−ドバック信号44とを比較し、電流指令信号4
5を増幅器46へ発する。そして、増幅器46により増
幅された電流47がサ−ボモ−タ31へ送られる。ま
た、上記制御部40は、ひずみゲ−ジ38の出力48を
も受けるようになっている。
【0034】さらに、上記制御部40はリニアエンコ−
ダ51からの位置検出信号55をも受ける。そして、上
記制御部40は上記リニアエンコ−ダ51からの位置検
出信号55に基づいて上記エアシリンダ52に駆動信号
56を出力し、上記ボンディング部材7を所定の位置で
固定するようこのエアシリンダ52の駆動軸52aを突
出方向に作動させる。次に、上述の構成のインナリ−ド
ボンディング装置1の動作を図3を参照して説明する。
【0035】図3中の(a)は、略1サイクルのボンデ
ィング作業におけるボンディングツ−ル8の昇降動作
(上記位置検出器37で検出された上記ボンディング部
材7の変位)を表している。すなわち、ボンディングツ
−ル8は載置台2の上方で停止した状態から、サ−ボモ
−タ31により駆動されインナリ−ド6…に向かって下
降を開始し、さらに、下降を開始した当初はAで示すよ
うに高速で移動する。
【0036】そして、ボンディングツ−ル8は、インナ
リ−ド6…をバンプ4…に当接させたときに下端面8a
が位置する平面、即ちボンディング面の幾分手前の部位
から上記ボンディング面に達するまでの間においては、
Bで示すようにそれ以前よりも低い値の等速運動を行い
ながら下降する。そして、ボンディングツ−ル8はボン
ディング面に達すると、インナリ−ド6…とバンプ3…
とが当接することによって、押圧棒20とともに軸方向
に圧縮される。ここで、図3中の一点鎖線Cは上記ボン
ディング面の位置を示している。
【0037】押圧棒20が圧縮されると、図3中の
(b)にDで示すように、ひずみゲ−ジ38の出力信号
48が変化する。そして、ひずみゲ−ジ38の出力信号
48を入力される制御部40は、この出力信号48の変
化によってボンディングツ−ル8がボンディング面Cに
達したことを感知し、所定の加圧指令信号を出力する。
【0038】これと同時に、上記リニアエンコ−ダ51
は、図3(e)に示すように、上記ツ−ル保持部10´
と上記ボンディング部材7の相対位置関係の検知を開始
する。
【0039】上記制御部40から発せられた加圧指令信
号は、前記速度指令信号43と同様に増幅器46によっ
て増幅され、図3中の(C)に示すように、増幅された
加圧指令信号に応じた値の電流がサ−ボモ−タ31に流
れる。そして、サ−ボモ−タ31は、入力された電流に
応じたトルクを発生させ、ボ−ルねじ35、ナット3
4、及び押圧棒20を介してボンディングツ−ル8を、
インナリ−ド6…を加圧するよう動作させる。
【0040】さらに、半導体チップ3のバンプ4…にハ
ンダを採用した場合には、ハンダバンプ4…がインナリ
−ド5…を介してボンディングツ−ル8に接すると、ボ
ンディングツ−ル8の加圧力と熱とにより、ハンダバン
プ4…が溶ける。そして、ハンダバンプ4…が溶け始め
ると、ボンディングツ−ル8が、ハンダバンプ4…の溶
融に伴って徐々に下降する。
【0041】そして、上記制御部40は、常時位置フィ
−ドバック信号39およびリニアエンコ−ダ51からの
位置検出信号を受けてボンディングツ−ル8の位置を監
視しており、ボンディングツ−ル8がボンディング面C
から所定距離fだけ下降した時に、加圧指令信号に代え
て加圧停止信号をサ−ボモ−タ31の側へ出力する。こ
れと同時に、上記エアシリンダ52に駆動信号を出力
し、上記駆動軸52aを突出方向に作動させ、上記ボン
ディング部材7をその位置で固定する。
【0042】そして、制御部40は、ボンディングツ−
ル8がボンディング面Cから所定距離fだけ下降した時
点から所定時間tが経過するまでボンディングツ−ル8
をその位置で保持した後、上記エアシリンダ52に信号
を出力し、上記駆動軸52aを後退させて上記ボンディ
ング部材7の固定状態を解除する。
【0043】ついで、上記制御部40は図3(a)中に
Eで示すように、上記ボンディング部材7(ボンディン
グツ−ル8)を高速で下降当初と同等の速度で上昇させ
る。
【0044】このような構成のインナリ−ドボンディン
グ装置1によれば、サ−ボモ−タ31の駆動量をボ−ル
ねじ35からナット34へ直接的に伝達してボンディン
グ部材7を駆動しているから、構成を簡略化することが
でき、部品数を低減することができる。
【0045】また、ボンディングツ−ル8がボンディン
グ面Cに達した後もボンディングツ−ル8の位置を監視
し、ボンディングツ−ル8の、ボンディング面Cに達し
てからの変位量を規制しているので、融点が比較的低い
ハンダバンプ4…を採用した場合に、ボンディングツ−
ル8がハンダバンプ4…の溶融に伴って過度に下降する
こと、及び、ハンダバンプ4…が潰れ過ぎることを防ぐ
ことができる。
【0046】さらに、上記ボ−ルねじ機構33に熱など
によって歪みが生じている場合にも、上記リニアエンコ
−ダ51で実際の変位量を検知し、さらに、上記エアシ
リンダ51で上記ボンディング部材7を機械的に固定す
るようにしているから、上記ボ−ルねじ機構33に作動
誤差や歪み誤差が生じていても上記バンプ4を潰し過ぎ
ることがなく、より信頼性の高いインナ−リ−ドボンデ
ィングを行うことができる。
【0047】これらのことにより、上記インナ−リ−ド
ボンディング装置1の構成を簡略化することができると
共に、バンプを過度に押し潰しすぎることが少ないの
で、接続不良の少ないインナ−リ−ドボンディングが効
率良く行える。
【0048】また、上記一実施例中の説明から明らかな
ように、ボンディングツ−ル8の高速下降領域A、低速
下降領域B、及び高速上昇領域Eの速度プロファイル、
ボンディングツ−ル8の高速下降領域Aから低速下降領
域Bへ移行する位置m、インナリ−ド6…およびバンプ
4…への加圧時の加圧力のプロファイル、ボンディング
ツ−ル8のボンディング面からの所定下降距離f、およ
び、ボンディング時間t等は、制御部40により容易に
プログラムすることが可能である。
【0049】なお、上記一実施例では、連続的に加熱さ
れるボンディングツ−ル8を用いたものについて説明し
たが、この発明はこれに限定されるものではなく、例え
ば、パルスヒ−トと呼ばれるもののように間欠的に急加
熱することが可能なボンディングツ−ル8を用い、ボン
ディングツ−ルがボンディング面に達してからボンディ
ングツ−ルの加熱を開始するようにしてもよい。
【0050】そして、ハンダバンプ4…の溶融に伴いボ
ンディングツ−ル8が所定距離fだけ下降した後に加熱
を中止し、圧縮空気等を吹付けてボンディングツ−ル8
を急冷却し、ハンダバンプ4…を固めてからボンディン
グツ−ル8を上昇させるようにすれば、より安定したイ
ンナリ−ドボンディングを行うことができる。
【0051】また、上記一実施例では、ボンディングツ
−ル状態検出手段としてひずみゲ−ジ38を採用してい
るが、この他にもボンディングツ−ル状態検出手段とし
て例えばロ−ドセル等を採用してもよい。さらに、ボン
ディングツ−ル状態検出手段の取付け位置は、ボンディ
ングツ−ル8がボンディング面に到達したときに応力の
変化が生じる部位であればよく、取付け位置として押圧
棒20の外に、例えば載置台2等が考えられる。
【0052】また、上記一実施例ではボンディングツ−
ル位置検出手段としてリニアエンコ−ダ51を用いた
が、上記ボンディング部材とツ−ル保持部10´の微小
相対変位を検知できるセンサであれば他のものであって
も良い。
【0053】さらに、上記一実施例では、固定手段とし
て、エアシリンダ52を用いたが上記ボンディング部材
を固定することができるものであれば、例えば、油圧シ
リンダなどであっても良い。
【0054】また、上記一実施例では、駆動手段として
ボ−ルねじ機構33を用いたが、駆動手段として、例え
ば、図4に示すように、駆動手段としてリニアモ−タ5
6を採用し、このリニアモ−タ56により押圧棒21
(および、ボンディングツ−ル8)を直接駆動して昇降
させるとともに、押圧棒20の位置をリニア位置検出器
57で検出するようにしても良い。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のインナ
−リ−ドボンディング装置は、半導体チップの電極とフ
ィルムキャリアに設けられた配線パタ−ンのインナ−リ
−ドとを熱圧着するボンディングツ−ルを有するインナ
−リ−ドボンディング装置において、このボンディング
ツ−ルを上下方向に駆動し変位させる駆動手段と、上記
ボンディングツ−ルが上記インナ−リ−ドと上記半導体
チップの電極とを当接させたことを検知するボンディン
グツ−ル状態検出手段と、このボンディングツ−ルの下
降量を検出するボンディングツ−ル位置検出手段と、上
記ボンディングツ−ルが上記インナ−リ−ドおよび上記
半導体チップを所定加圧力で加圧しながら所定量変位し
たときに、上記ボンディングツ−ルをその位置で固定す
る固定手段とを有する。
【0056】また、上記ボンディングツ−ル位置検出手
段および上記ボンディングツ−ル状態検出手段の出力に
基づいて電気信号を駆動手段へ出力するとともに、上記
駆動手段へ出力する電気信号の大きさを変化させてボン
ディングツ−ルの加圧力を調節する制御部を設けた。
【0057】また、上記ボンディングツ−ル位置検出手
段および上記ボンディングツ−ル状態検出手段の出力に
基づいて上記ボンディングツ−ルの変位量を制御する制
御部とを具備した。
【0058】このような構成によれば、簡単な構成でボ
ンディングツ−ルの位置をおよび加圧力を制御でき、さ
らに、半導体チップの接続不良の発生を防止して信頼性
を向上できるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す概略構成図。
【図2】同じく、制御回路を示すブロック図。
【図3】同じく、ボンディングツ−ルの昇降動作をひず
みゲ−ジの出力信号及びサ−ボモ−タの入力電流ととも
に示す線図。
【図4】他の実施例を示す概略構成図。
【図5】従来例を示す概略構成図。
【図6】同じく、側面図。
【図7】(a)はボンディングツ−ルがボンディング面
に到達した時の状態を拡大して示す同じく側面図、
(b)はハンダバンプが溶融した時の状態を拡大して示
す同じく側面図。
【符号の説明】
1…インナリ−ドボンディング装置、3…半導体チッ
プ、4…電極用バンプ、6…インナリ−ド、7…ボンデ
ィング部材、8…ボンディングツ−ル、33…ボ−ルね
じ機構(駆動手段)、37…位置検出器(ボンディング
ツ−ル位置検出手段)、38…ひずみゲ−ジ(ボンディ
ングツ−ル状態検出手段)、51リニアエンコ−ダ(ボ
ンディングツ−ル位置検出手段)、52エアシリンダ
(固定手段)、53…制御手段。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体チップの電極とフィルムキャリアに
    設けられた配線パタ−ンのインナ−リ−ドとを熱圧着す
    るボンディングツ−ルを有するインナ−リ−ドボンディ
    ング装置において、 このボンディングツ−ルを上下方向に駆動し変位させる
    駆動手段と、上記ボンディングツ−ルが上記インナ−リ
    −ドと上記半導体チップの電極とを当接させたことを検
    知するボンディングツ−ル状態検出手段と、このボンデ
    ィングツ−ルの下降量を検出するボンディングツ−ル位
    置検出手段と、上記ボンディングツ−ルが上記インナ−
    リ−ドおよび上記半導体チップを所定加圧力で加圧しな
    がら所定量変位したときに、上記ボンディングツ−ルを
    その位置で固定する固定手段とを有することを特徴とす
    るインナ−リ−ドボンディング装置。
  2. 【請求項2】 ボンディングツ−ル位置検出手段および
    ボンディングツ−ル状態検出手段の出力に基づいて電気
    信号を駆動手段へ出力するとともに、上記駆動手段へ出
    力する電気信号の大きさを変化させてボンディングツ−
    ルの加圧力を調節する制御手段を設けたことを特徴とす
    る請求項1記載のインナリ−ドボンディング装置。
  3. 【請求項3】 上記ボンディングツ−ル位置検出手段お
    よび上記ボンディングツ−ル状態検出手段の出力に基づ
    いて上記ボンディングツ−ルの変位量を制御する制御手
    段を具備したことを特徴とする請求項2記載のインナ−
    リ−ドボンディング装置。
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