JP2010072592A - プロジェクタ装置 - Google Patents

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Yoshiaki Kurosawa
美暁 黒澤
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Abstract

【課題】プロジェクタを安定に作動させるために、プロジェクタに冷媒圧縮機を含む冷却ユニットを組み合わせ、一体化したユニット構成とする。そして、断熱壁で囲まれた光学室にプロジェクタの光学素子を収容し、冷却部で冷却した空気を光学室に循環させて光学素子を冷却する。この場合、光源を収容した光源室と、光学素子が収容された光学室と、冷却ユニットの冷却部が収容された冷却室と放熱部が収容された放熱室とに区分し、機能的配置を考慮し、且つ放熱室の熱が光学室に悪影響を及ぼさない配置構成とする。
【解決手段】光学素子が収容された光学室、冷却部が収容された冷却室、放熱部が収容された放熱室、光源が収容された光源室を備えた箱型ユニットを構成し、光学室と冷却室が断熱区画され、冷却室の冷気が光学室へ循環し、冷却運転停止にて冷却室の湿気が光学室へ流入することを抑止する。
【選択図】図3

Description

本発明は、光源からの出射光を光学素子にて変調し、変調後の投写光像を投射レンズにてスクリーンに投射するプロジェクタ装置に関するものである。
従来この種プロジェクタ、例えば、液晶プロジェクタは、本体内に光源と、偏光板、液晶パネル及びプリズムを含む光学素子と、投写レンズ等を搭載して構成されている。液晶パネルは、一般にライトバルブとして映像情報に応じて各色光を変調するための光の3原色に対応して3枚の液晶パネルを有する。そして、光源からの出射光を各色光に分離した後に、偏光板を通り各液晶パネルによって映像情報に応じて変調し、プリズム等を介して投写光像として合成する。そして、合成した投写光像を投写レンズによってスクリーン上に拡大投写するものであった。
このようなプロジェクタでは、光源や光学素子が発熱源となって本体内が加熱状態となり、光学素子が変形等の悪影響を受け、所期の投写光像が得られなくなる虞がある。そのための対策として、本体内に複数のファンを設置して、各ファンによりプロジェクタ外部の空気(外気)を光学素子及び光源に供給(送風)して、放熱させていた。この場合、光源は+900℃程と非常に高温となるので、外気により十分に放熱することができるが、光学素子は使用温度の上限が比較的低温で、例えば、光学素子として液晶パネルを使用した場合、変形等の生じない安定動作の得られる使用温度の上限は、数十℃と比較的低温である。従って、当該光学素子では、放熱量が外気温度に大きく影響されることとなる。即ち、外気温度が低い場合には、光学素子は供給される外気に十分に放熱することが可能であるが、外気温度が高い場合にはファンの風量を増加するなどして放熱量を確保する必要があった。このため、ファンの運転による騒音が増大すると共に、消費電力が著しく高騰するなどの問題が生じていた。
また、熱を受け取った外気は外部に放出されるが、この放出された外気が再びファンにより吸い込まれてプロジェクタに供給される、所謂、放熱後の空気のショートサイクルが発生する問題も生じており、効果的な放熱効果を得ることができなかった。
このような問題を解決するために、液晶パネルを含む光学素子を冷却するために、冷媒が循環する冷凍サイクルによって低温部を形成した冷却装置を設け、この低温部で冷却した空気によって光学素子を冷却する方式のもの(特許文献1参照)と、電子冷却で作り出した低温空気によって、光学素子を冷却するもの(特許文献2参照)が提案されている。
特開2008−112094号公報 特開2005−121250号公報
特許文献1のものにおいて、冷却装置の運転によって、冷凍サイクルの低温部となる蒸発器に露付きが生じる。特許文献1のものでは、冷凍サイクルの低温部となる蒸発器が配置される領域と、光学素子が配置される領域の区画がないため、冷却装置の運転を停止したときには、蒸発器に付着した露及びまたは蒸発器から落下した露が周囲温度の上昇に伴って蒸発し、この湿気が光学素子に付着することにより光学機能が低下する。この現象を詳述すれば、冷却装置の運転停止によって蒸発器と光学素子の温度は自然上昇するが、プリズムを含む光学素子の温度上昇が遅く光学素子が冷えている状態で、蒸発器の温度が上昇して蒸発器に付着した露及びまたは蒸発器から落下した露が蒸発すれば、この湿気がプリズムを含む光学素子に付着することにより、光学機能が低下することとなる。特に、この湿気がプリズムに付着することにより、投写光像として合成する機能が低下し、合成した投写光像を投写レンズによってスクリーン上に拡大投写したとき、所期の映像が得られなくなるという問題が生じる。
特許文献2のような電子冷却により、騒音の問題は解消することができるが、係る電子冷却はエネルギー効率が悪く、且つ、電子冷却の発熱部が一体に構成されているため、冷却対象付近で外気への放熱手段(ヒートシンクやファン)が必要となり、空間的制約が生じて設計自由度が著しく低下するという問題が生じていた。また、電子冷却運転を停止したとき、電子冷却の冷却部に付着した露が蒸発し、特許文献1と同様の問題が生じる。
本発明は、このような技術的課題を解決するものであり、また、大型のプロジェクタを冷却することに適する冷却装置を採用することに適するプロジェクタ装置を提供するものである。このため、冷媒圧縮機を含む冷凍サイクルを組み合わせ、その冷却部で冷却した空気を光学室に循環させて光学素子を冷却することにより、安定した動作の得られるプロジェクタ装置を提供するものである。そして、運搬、設置等の効率化を考慮して、プロジェクタの光学素子を効率的に冷却する冷却ユニットをプロジェクタに組み合わせて一体化したユニット構成とする。このユニット構成は、断熱壁で囲まれた光学室に光学素子を収容し、プロジェクタの機能部が、光源を収容した光源室と、前記光学素子が収容された光学室とに分割され、前記冷却ユニットの冷却部が収容された冷却室と、前記冷却ユニットの放熱部が収容された放熱室とに分割され、機能的効果を考慮して、前記光源室と前記光学室が並設され、且つ前記冷却室と前記放熱室が並設される状態とし、且つ前記放熱室の熱が前記光学室に悪影響を及ぼさない配置構成を採用するものである。
以下に、本発明の課題を解決するための手段と、その具体的な技術を記載する。
第1発明のプロジェクタ装置は、
光源と、前記光源からの出射光を映像情報に応じて変調する光学素子と、前記光学素子により変調された映像光を投写する投写レンズと、を設けてなるプロジェクタ装置において、
冷却ユニットの冷却部が収容され、断熱壁で覆われた冷却室と、
前記冷却ユニットの放熱部が収容された放熱室と、
前記光学素子が収容され、断熱壁で覆われた光学室と、
前記光学室、前記冷却室及び前記放熱室を相互に熱絶縁関係に配置すると共に、前記投写レンズの背面に配設された箱型ユニットと、を有しており、
前記光学室は、前記出射光が前記光学素子へ向かう入射部と前記光学素子を出た投写光が前記投写レンズへ向かう出射部とがそれぞれ前記光学室の断熱壁にシールされて取り付けた光透過板を備え、
冷却運転が終了したときに、前記冷却室から前記光学室へ湿気の流入を防止する湿気防止機構を設けたことを特徴とする。
第2発明のプロジェクタ装置は、第1発明において、
前記冷却室と前記光学室との間に設けられた第1の断熱壁と、
前記冷却室と前記放熱室との間に設けられた第2の断熱壁と、
前記光学室と前記光源が収容された光源室との間に設けられた第3の断熱壁と、
前記第1の断熱壁を貫通して形成され、前記冷却室と前記光学室との間で冷気の授受を行う前記冷気導入口と前記冷気導出口と、を備え、
前記光学室に対する前記放熱室の位置が、前記光学室に対する前記光源室及び前記冷却室の位置よりも遠い配置となるように配置したことを特徴とする請求項1に記載のプロジェクタ装置。
第3発明のプロジェクタ装置は、第1発明において、
前記光学室の前面に配置された前記出射部の光透過板と、
前記光学室の後面に配置された前記入射部の光透過板と、
前記出射部の光透過板に対向する位置に配置された前記投写レンズと、
前記入射部の光透過板に対向する位置に配置された前記光源が収容された光源室と、を備え、
前記冷却室は、前記光学室の左面または右面に並設され、
前記放熱室は、前記冷却室の後側に位置すると共に前記光源室の左面または右面に並設されることを特徴とする。
第4発明のプロジェクタ装置は、第1発明において、
前記光学室の前面に配置された前記出射部の光透過板と、
前記光学室の後面に配置された前記入射部の光透過板と、
前記出射部の光透過板に対向する位置に配置された前記投写レンズと、
前記入射部の光透過板に対向する位置に配置された前記光源が収容された光源室と、を備え、
前記冷却室は、前記光学室の上面または下面に並設され、
前記放熱室は、前記冷却室の後側に位置すると共に前記光源室の上面または下面に並設されることを特徴とする。
第5発明のプロジェクタ装置は、第1発明乃至第4発明のいずれかにおいて、
前記冷却ユニットは、冷媒圧縮機、放熱器、冷媒膨張器および吸熱器を有する冷凍回路を備え、
前記冷却部は吸熱器を有し、
前記放熱部は前記冷媒圧縮機及び前記放熱器を有することを特徴とする。
第6発明のプロジェクタ装置は、第1発明乃至第5発明のいずれかにおいて、
前記光学室は、
赤色成分光を赤用映像情報に応じて変調する赤用光学素子と、
緑色成分光を緑用映像情報に応じて変調する緑用光学素子と、
青色成分光を青用映像情報に応じて変調する青用光学素子と、
各光学素子により変調された各色の映像光を合成する色合成部と、
前記赤用光学素子と前記赤用光学素子から出射した赤色の映像光が前記色合成部に入射する第1の入射面とを含み冷気が流通する第1の冷気通路と、
前記緑用光学素子と前記緑用光学素子から出射した緑色の映像光が前記色合成部に入射する第2の入射面とを含み冷気が流通する第2の冷気通路と、
前記青用光学素子と前記青用光学素子から出射した青色の映像光が前記色合成部に入射する第3の入射面とを含み冷気が流通する第3の冷気通路と、を備え、
前記冷気導入口から導入された冷気は、前記第1の冷気通路、前記第2の冷気通路および前記第3の冷気通路に分流されることを特徴とする。
本発明によれば、冷凍サイクルを使用した冷却装置で冷却を行なうプロジェクタにおいて発生する結露の問題を解消することができる。
本発明のプロジェクタ装置は、
光源と、前記光源からの出射光を映像情報に応じて変調する光学素子と、前記光学素子により変調された映像光を投写する投写レンズと、を設けてなるプロジェクタ装置において、
冷却ユニットの冷却部が収容され、断熱壁で覆われた冷却室と、
前記冷却ユニットの放熱部が収容された放熱室と、
前記光学素子が収容され、断熱壁で覆われた光学室と、
前記光学室、前記冷却室及び前記放熱室を相互に熱絶縁関係に配置すると共に、前記投写レンズの背面に配設された箱型ユニットと、を有しており、
前記光学室は、前記出射光が前記光学素子へ向かう入射部と前記光学素子を出た投写光が前記投写レンズへ向かう出射部とがそれぞれ前記光学室の断熱壁にシールされて取り付けた光透過板を備え、
冷却運転が終了したときに、前記冷却室から前記光学室へ湿気の流入を防止する湿気防止機構を設けたものであり、以下に図面に基づき本発明の実施の形態を詳述する。
図1は本発明に係るプロジェクタ装置の機能構成を概略的に示す図、図2は本発明に係る箱型ユニット12の各室の配置構成の一つの形態を示す斜視図、図3は本発明に係る箱型ユニット12の各室の配置構成の一つの形態を示す横断平面図、図4は本発明に係る冷却ユニットの構成図、図5は本発明に係る制御ブロック図、図6は冷却ユニットによる内気循環モードか外気(周囲空気)導入モードかの制御機能図、図7は冷却運転後の後処理運転(乾燥運転)の機能図、図8は外気温度と光学素子部温度の関係図、図9は外気(周囲空気)導入モードにおける各ダンパ機構の状態を示す図、図10は乾燥運転モードにおける各ダンパ機構の状態を示す図、図11は冷却ユニットの運転による内気循環モードにおける各ダンパ機構の状態を示す図、図12は光学室HMの右側に冷却室RMが配置された正面図、図13は光学室HMの左側に冷却室RMが配置された正面図、図14は図13における箱型ユニットの横断平面図、図15は光学室HMの下側に冷却室RMが配置された正面図、図16は図15における箱型ユニットの横断平面図、図17は図15の形態の冷却室RMと放熱室NMの縦断側面図である。
図に基づき一つの実施形態を説明する。図1は、本発明に係る冷却機能付きプロジェクタ装置1の機能構成を概略的に示すものであり、本発明に係る冷却機能付きプロジェクタ装置1の主体部であるプロジェクタPの光学系は、図1に示すように、光源2と、均一照明光学系3と、色分離光学系Mと、光学素子4と、投写レンズ9を備えている。光源2は、超高圧水銀ランプ、メタルハライドランプ等のランプ2Aと、ランプ2Aから発散される光(発散光)を前方に出射するためのリフレクタ2Bから構成されている。実施例の光源2は、複数(4つ)のランプ2Aにそれぞれリフレクタ2Bを取り付けて成るものである。
均一照明光学系3は、光源2からの出射光を均一な輝度分布の平行光束とするものであり、全反射ミラーと、図示しないインテグレータレンズ、集光レンズ等から構成されている。また、色分離光学系Mは、均一照明光学系3からの平行光束を3原色の赤色R、緑色G、青色Bの色光に分離するものであり、均一照明光学系3からの平行光速を各色に分離するための各種ミラーと、分離された各色光束を光学素子4に導くためのレンズ等により構成されている。光学素子4は、赤色R用の透過型液晶ライトバルブ4R、緑色G用の透過型液晶ライトバルブ4G、及び青色B用の透過型液晶ライトバルブ4Bを備える。
図示の色分離光学系Mに付いて説明する。色分離光学系Mは、均一照明光学系3からの平行光束が第1ダイクロイックミラーM1へ導かれ、第1ダイクロイックミラーM1は、赤色Rの波長帯域の光を透過し、シアン(緑色Gと青色Bの合成)の波長帯域の光を反射する。第1ダイクロイックミラーM1を透過した赤色Rの波長帯域の光は、反射ミラーM2にて光路を変更してレンズM3を経て、光学素子4の赤色R用の透過型液晶ライトバルブ4Rを透過して光変調される。また、第1ダイクロイックミラーM1で反射されたシアン(緑色Gと青色Bの合成)の波長帯域の光は、第2ダイクロイックミラーM4へ導かれる。
第2ダイクロイックミラーM4は、青色Bの波長帯域の光を透過し、緑色Gの波長帯域の光を反射する。第2ダイクロイックミラーM4を透過した青色Bの波長帯域の光は、全反射ミラーM5、M6にて光路を変更してレンズM7を経て、光学素子4の青色B用の透過型液晶ライトバルブ4Bを透過して光変調される。また、第2ダイクロイックミラーM4で反射された緑色Gの波長帯域の光は、レンズM8を経て、光学素子4の緑色G用の透過型液晶ライトバルブ4Gを透過して光変調される。
赤色R用の透過型液晶ライトバルブ4Rは、入射側偏光板4R1と出射側偏光板4R2との間に配置した液晶パネル5を備える。また、緑色G用の透過型液晶ライトバルブ4Gは、入射側偏光板4G1と出射側偏光板4G2との間に配置した液晶パネル6を備える。また、青色B用の透過型液晶ライトバルブ4Bは、入射側偏光板4B1と出射側偏光板4B2との間に配置した液晶パネル7を備える。液晶ライトバルブ4R、液晶ライトバルブ4G、及び液晶ライトバルブ4Rは、それぞれの液晶パネルと偏光板を透過する光の透過方向が交差するように、立方体のクロスダイクロイックプリズム10の3つの面10A、10B、10Cに対応して配置されている。
このため、赤色R用の透過型液晶ライトバルブ4Rを経ることによって変調された赤色Rの映像光、透過型液晶ライトバルブ4Gを経ることによって変調された緑色Gの映像光、及び青色B用の透過型液晶ライトバルブ4Bを経ることによって変調された青色Bの映像光は、立方体のクロスダイクロイックプリズム10によって合成されて投写光像を形成するカラー映像情報となり、このカラー映像情報が投写レンズ9によって拡大されて、スクリーン等に投写される。
図1は、本発明に係る冷却機能付きプロジェクタ装置1の機能構成を概略的に示すものであり、プロジェクタ装置1は、プロジェクタPと、これを冷却する冷却ユニット11(冷却装置11)が立方体の本体12A内に収容されて箱型ユニット12を構成し、投写レンズ9の背面に箱型ユニット12が配設される構成である。この箱型ユニット12は、内部が、光学素子4が収容され断熱壁で覆われた光学室HMと、冷却ユニット11の冷却部11Aが収容され断熱壁で覆われた冷却室RMと、冷却ユニット11の放熱部11Bが収容された放熱室NMと、光源2が収容された光源室KMとに区画され、冷却室RM及び光学室HMがそれぞれ断熱壁DHで覆われた断熱室を形成している。また、光源2からの出射光が光学素子4へ向かう入射部13は、光学室HMの断熱壁DHにシール状態に取り付けたガラス等の光透過板で構成され、光学素子4を出た投写光像が投写レンズ9へ向かう出射部14は、光学室HMの断熱壁DHにシール状態に取り付けたガラス等の光透過板で構成されている。
光学室HMは冷却室RMの冷気によって冷却されるように、冷却室RMと光学室HMとの区画壁である第1の断熱壁DH1を貫通して、冷気導入口15と冷気導出口16が形成され、冷気導入口15と冷気導出口16は、それぞれ開閉機構(以下、ダンパ機構という)15A、16Aにて開閉される。冷却ユニット11は、図4に示すように、圧縮機11Pで圧縮した冷媒が放熱器を形成する放熱部11Bで凝縮し、冷媒膨張器11C(キャピラリチューブまたは電動膨張弁)で減圧した後、冷媒の蒸発作用にて吸熱する吸熱器(蒸発器ともいう)を形成する冷却部11Aで蒸発し、再び圧縮機11Pへ帰還する冷凍回路を構成する。11Dは、放熱部11Bと冷媒膨張器11Cとの間の冷媒通路を開閉する電磁弁、11Eは冷却部11Aである吸熱器11Aと圧縮機11Pとの間の冷媒通路を開閉する電磁弁である。圧縮機11Pは運転によって発熱するため、放熱室NMに設置されている。
図2及び図3は、図1の形態を具体化した箱型ユニット12の各室の配置構成の一つの形態を示す斜視図である。図2において、立方体の本体12A内は、光学素子4が収容された光学室HMと、冷却ユニット11の冷却部11Aが収容された冷却室RMと、冷却ユニット11の放熱部11Bが収容された放熱室NMと、光源2が収容された光源室KMとに区画され、冷却室RM及び光学室HMは、それぞれ上下左右の壁が断熱壁DHで覆われた断熱室を形成しており、これによって、冷却室RM及び光学室HMは相互に熱絶縁関係に配置された構成である。
図3は、箱型ユニット12の各室の配置構成とその内部の一つの形態を示す横断平面図である。図3において、冷却室RMと光学室HMは、それぞれ上下左右の壁が断熱壁DHで覆われた断熱室を形成しており、光学室HMの前面の断熱壁DHに出射部14の光透過板がシール状態に取り付けられ、光学室HKの後面の断熱壁DHに入射部13の光透過板がシール状態に取り付けられ、出射部14の光透過板が投写レンズ9に対応する状態に投写レンズ9の後方に光学素子4が位置し、光学室HMの後側に第3の断熱壁DH3を介して光源室KMが並設され、冷却室RMの後側に第2の断熱壁DH2を介して放熱室NMが並設され、冷却室RMの後側に放熱室NMが位置した状態を保って、光学室HMの右側面に冷却室RMが第1の断熱壁DH1を介して並設され、光源室KMの右側面に放熱室NMが並設された構成である。そして、第1の断熱壁DH1を貫通して冷気導入口15と冷気導出口16が形成されている。これによって、光学室HMに対する放熱室NMの位置が、光学室HMに対する光源室KM及び冷却室RMの位置よりも遠い配置である。この実施例では、光学室HM、冷却室RM及び放熱室NMが相互に熱絶縁関係に配置された構成となっている。冷却ユニット11は組み立てのし易さ等を考慮して、図4に示すように、ユニットベース部材11G上において冷却室RMと放熱室NMが一体化された構成である。
冷却運転モードにおいて、冷却部11Aで冷却された冷気を、冷気導入口15から光学室HMへ供給して光学素子4を冷却した後、冷気導出口16から冷却室RMへ帰還する冷気循環を行うために、冷却室RMには電動機で回転する冷気循環用送風機17が設けられている。冷却室RMには、プロジェクタ装置1の外気領域(周囲空気領域)の外気(周囲空気)を導入する外気導入口29と外気導出口31を備え、また冷却部11Aの空気吸い込み側を開閉するダンパ機構30が設けられている。冷却室RMと放熱室NMの断熱区画壁には、冷却室RMが放熱室NMと連通するための空気流通口32が形成され、空気流通口32は、ダンパ機構33にて開閉される。
放熱室NMには、放熱部11B及び圧縮機11Pの発熱を放出するための電動機で回転する放熱用送風機18が設けられている。放熱用送風機18の運転によって、放熱室NMの外気導入口25から吸い込んだプロジェクタ装置1の外気領域(周囲空気領域)の外気(周囲空気)は、放熱部11B及び圧縮機11Pを冷却して外気導出口26から外気領域(周囲空気領域)へ放出される。光源室KMには、光源2の発熱を放出するための電動機で回転する放熱用送風機19が設けられている。放熱用送風機19の運転によって、光源室KMの外気導入口27から吸い込んだ外気(周囲空気)は、光源室KMを冷却して外気導出口28から外気領域(周囲空気領域)へ放出される。光源室KMにはその一部分に、区画されまたは区画されずに、プロジェクタ装置1の電源回路部24が設けられ、電源回路部24の発熱も放熱用送風機19の運転によって放出される構成が好ましい。
図5は制御部20による制御ブロック図である。光学室HMには、光学素子4の温度を検出する光学部温度センサ22が設けられている。光学機能の低下防止のために、実施例ではクロスダイクロイックプリズム10の温度を光学部温度センサ22が検出する。またプロジェクタ装置1の外気(周囲空気)温度検出のために、外気温度センサ23が光源室KMの外気導入口27に設けられている。制御部20には、各運転モード等の状態を表示するランプ(LED)21が接続されている。なお、光学部温度センサ22は、冷気導入口15の冷気に触れる部分22Aに設けてもよく、また、光学室HMの他の部分または冷気導出口16の冷気に触れる部分22Bに設けることができる。
本発明では、冷却運転モードにおいて冷却部11Aで冷却された冷気を光学室HMへ循環する冷気循環用送風機17を備え、冷却運転モードが終了した状態において、冷却室RMの湿気が光学室HMへ流入することを防止する機構として、開閉機構(以下、ダンパ機構という)15A、16Aが設けられている。以下これらの動作について説明する。プロジェクタ装置1を稼動すべく電源回路部24に通電され、光源2が点灯し、その他各部に通電されて稼動状態となる。制御部20の動作によって、光学部温度センサ22が検出する光学素子4の温度が、冷却を必要とする所定温度よりも低い状態では光学素子4を冷却する必要がないが、この所定温度以上であれば光学素子4の機能低下が懸念されるため、冷却が必要となる。このため、図6及び図8に示すように、光学部温度センサ22が検出する光学素子4の温度が、所定温度以上であれば、外気温度センサ23が検出する外気(周囲空気)Taと設定温度Tset(例えば5℃)との比較にて(S1)、外気(周囲空気)Taが設定温度Tset(例えば5℃)より低いときは、外気(周囲空気)により十分冷却効果が得られるため、外気(周囲空気)導入モード(S2)となる。
この外気(周囲空気)導入モードでは、冷却ユニット11は運転されず、圧縮機11Pは停止している。各ダンパ機構の状態は図9に示す。即ち、ダンパ機構15Aは冷気導入口15を開き、外気導出口31を閉じる。ダンパ機構30は冷却部11Aの空気吸い込み側を閉じる。また、ダンパ機構16Aは実線のように上方位置を取り、実質的に外気導出口29を開く。また、ダンパ機構33は実線のように空気流通口32を開く。冷気循環用送風機17、放熱用送風機18及び放熱用送風機19は運転される。
これによって、外気(周囲空気)は、外気導出口29から冷却室RMへ流入し、冷気導入口15から光学室HMへ流入して光学素子4を冷却した後、冷気導出口16からダンパ機構16Aに案内されて空気流通口32を通って放熱室NMへ流入する。この空気流通口32を通る空気と、外気導入口25から吸い込んだ外気(周囲空気)は、放熱用送風機18の運転によって、外気導出口26から外気領域(周囲空気領域)へ放出される。また、放熱用送風機19の運転によって、光源室KMの外気導入口27から吸い込んだ外気(周囲空気)は、光源室KMを冷却して外気導出口28から外気領域(周囲空気領域)へ放出される。このような外気による光学素子4の冷却運転状態によって、光学素子4の冷却が行われ、図8に示すように、光学素子4が安定に動作するための最高温度Tmax(例えば80℃)以下に温度制御される。
この温度制御は、光学部温度センサ22の温度検出に基づき、制御部20の動作によって達成される。例えば、冷気循環用送風機17及び放熱用送風機18のON−OFF制御や回転数制御によって達成される。また、光学部温度センサ22が、所定の低温を検出したとき、冷気循環用送風機17及び放熱用送風機18の運転を停止する。この停止によって温度が上昇し、光学部温度センサ22がその上昇した所定温度を検出したとき、再び冷気循環用送風機17、及び放熱用送風機18の運転を再開する。そして、プロジェクタ装置1の稼動停止によって、冷気循環用送風機17及び放熱用送風機18がOFFし、外気(周囲空気)導入モードによる光学素子4の冷却運転状態が停止する(S3)。この外気(周囲空気)導入モードの停止にて、運転後処理(後述の乾燥運転)へ移行する(S4)。
運転後処理は図7に示す。冷却ユニット11は運転されず、圧縮機11Pは停止している。各ダンパ機構の状態は図10に示す。即ち、ダンパ機構15Aは冷気導入口15を閉じ、外気導出口31を開く。ダンパ機構30は実線のように冷却部11Aの空気吸い込み側を開く。また、ダンパ機構16Aは実線のように上方位置を取り、実質的に外気導入口29を開く。ダンパ機構33は実線のように空気流通口32を閉じる。冷気循環用送風機17、放熱用送風機18及び放熱用送風機19は運転状態である(S5)。
これによって、外気(周囲空気)は、外気導入口29から冷却室RMへ流入し、冷却室RMの各部分に付着した露が、導入した外気(周囲空気)によって蒸発し、外気導出口31から外気領域(周囲空気領域)へ放出される。これが冷却室RMを乾燥させる乾燥運転モード(S6)である。この乾燥運転は、制御部20に設定したタイマの設定時間継続し(S7)、この設定時間の終了によって乾燥運転は終了する(S8)。この乾燥運転モードの存在によって、冷却室RMの各部分に付着した露が蒸発した湿気が、光学室HMへ流入することがなく、しかもこの蒸発した湿気は、外気導出口31から外気領域(周囲空気領域)へ放出されるため、この蒸発した湿気が光学素子4へ付着する虞もない。なお、外気(周囲空気)導入モードでは、放熱用送風機18はOFFの状態とし、外気(周囲空気)の導入と排出は、冷気循環用送風機17の運転によって行なわれるようにしてもよい。
一方、図6に示すように、光学部温度センサ22が検出する光学素子4の温度が、冷却を必要とする所定温度以上の状態において、外気温度センサ23が検出する外気(周囲空気)Taと設定温度Tset(例えば5℃)との比較にて(S1)、外気(周囲空気)Taが設定温度Tset(例えば5℃)より高いときは、冷却ユニット11による内気循環モード(S9)となる。
この内気循環モードでは、冷却ユニット11が運転され圧縮機11Pが運転される。冷却部11Aを構成する蒸発器は、その表面に霜が付着しない程度の低温であり、0℃より高く10℃より低い低温であり、例えば5℃に冷却される。各ダンパ機構の状態は図11に示す。即ち、ダンパ機構15Aは冷気導入口15を開き、外気導出口31を閉じる。ダンパ機構30は冷却部11Aの空気吸い込み側を開く。ダンパ機構16Aは実線のように下方位置を取り、実質的に外気導入口29を閉じる。また、ダンパ機構33は実線のように空気流通口32を閉じる。冷気循環用送風機17、放熱用送風機18及び放熱用送風機19は運転される。
これによって、冷却部11Aで冷却された冷気は、冷気循環用送風機17によって冷気導入口15から光学室HMへ流入して光学素子4を冷却した後、冷気導出口16からダンパ機構16Aに案内されて冷却室RMへ流入し、再び冷却部11Aで冷却される循環を行う。このようにして光学素子4が冷却される(S10)。この冷気循環によって、光学室HMの空気中の湿気が冷却部11Aを構成する蒸発器に付着して、この蒸発器の表面に露付きが生じ、この露がこの蒸発器から流化して下方の露受け部へ落ちる。また、放熱用送風機18の運転によって、放熱室NMの放熱部11Bと圧縮機11Pの発熱も、外気導出口26から外気領域(周囲空気領域)へ放出される。また、放熱用送風機19の運転によって、光源室KMの外気導入口27から吸い込んだ外気(周囲空気)は、光源室KMを冷却して外気導出口28から外気領域(周囲空気領域)へ放出される。
このような冷却ユニット11による光学素子4の冷却運転状態によって、光学素子4の冷却が行われ、光学素子4が安定に動作するための最高温度Tmax以下に温度制御される。この温度制御は、光学部温度センサ22の温度検出に基づき、制御部20の動作によって達成される。例えば、圧縮機11P、冷気循環用送風機17及び放熱用送風機18のON−OFF制御や回転数制御によって達成される。また、光学部温度センサ22が、所定の低温を検出したとき、圧縮機11P、冷気循環用送風機17及び放熱用送風機18の運転を停止する。この停止によって温度が上昇し、光学部温度センサ22がその上昇した所定温度を検出したとき、再び圧縮機11P、冷気循環用送風機17、及び放熱用送風機18の運転を再開する。そして、プロジェクタ装置1の稼動停止によって、圧縮機11P、冷気循環用送風機17及び放熱用送風機18がOFFし、外気(周囲空気)導入モードによる光学素子4の冷却運転状態が停止する(S3)。この外気(周囲空気)導入モードの停止にて、運転後処理(後述の乾燥運転)へ移行する(S4)。
運転後処理は上記同様である。即ち、図7に示すように、冷却ユニット11は運転されず、圧縮機11Pは停止している。各ダンパ機構の状態は図10に示す。即ち、ダンパ機構15Aは冷気導入口15を閉じ、外気導出口31を開く。ダンパ機構30は図10の実線のように冷却部11Aの空気吸い込み側を開く。また、ダンパ機構16Aは実線のように上方位置を取り、実質的に冷気導出口16が閉じ外気導入口29が開く。ダンパ機構33は実線のように空気流通口32を閉じる。
このように、ダンパ機構15Aは冷気導入口15を閉じ、ダンパ機構16Aは冷気導出口16を閉じるため、この状態において、冷却運転によって冷却部11Aを構成する蒸発器に付着した露及びまたは蒸発器の下方の露受け部へ落ちた露が蒸発しても、その湿気が光学室HMへ流入することがなく、プリズム10を含む光学素子4への露付きを防止できる。これは図1に示す形態においても同様である。このように、冷気導入口15及び冷気導出口16の両方が、それぞれダンパ機構15A、16Aにて閉じることにより、前記蒸発した湿気が光学室HMへ流入しないようにしているが、冷気導入口15及び冷気導出口16のいずれか一方を閉じることによって、前記蒸発した湿気が光学室HMへ流入しない空気通路構成であれば、冷気導入口15及び冷気導出口16のいずれか一方をダンパ機構で閉じる構成でもよい。なお、ダンパ機構15A、16Aは、電動機または電磁ソレノイドの通電・非通電によって開閉作動する形態であるため、非通電によってダンパ機構15Aは冷気導入口15を閉じ、ダンパ機構16Aは冷気導出口16を閉じる構成とすれば、プロジェクタ装置1の使用が終了したとき、使用者(管理者)によってプロジェクタ装置1の電源供給ラインの電源プラグがコンセントから引き抜かれた場合でも、ダンパ機構15Aは冷気導入口15を閉じ、ダンパ機構16Aは冷気導出口16を閉じるため、冷却部11Aを構成する蒸発器に付着した露及びまたは蒸発器の下方の露受け部へ落ちた露が蒸発しても、その湿気が光学室HMへ流入することがなく、プリズム10を含む光学素子4への露付きを防止できるものとなる。
本発明は、運転後処理(後述の乾燥運転)の制御として、この冷却部11Aを構成する蒸発器に付着した露及びまたは蒸発器の下方の露受け部へ落ちた露を強制的に蒸発させる乾燥運転モードを備えている。即ち、図3の構成において、各ダンパ機構の状態は図10のように作動し、冷気循環用送風機17、放熱用送風機18及び放熱用送風機19は運転状態である(図7のS5)。これによって、外気(周囲空気)は、外気導入口29から冷却室RMへ流入し、冷却部11Aを構成する蒸発器に付着した露が、導入した外気(周囲空気)によって蒸発し、外気導出口31から外気領域(周囲空気領域)へ放出される。これが冷却室RMを乾燥させる乾燥運転モード(S6)である。
この乾燥運転は、制御部20に設定したタイマの設定時間継続し(S7)、この設定時間の終了によって乾燥運転は終了する(S8)。この乾燥運転モードの存在によって、冷却部11Aを構成する蒸発器に付着した露が蒸発した湿気が、光学室HMへ流入することがなく、しかもこの蒸発した湿気は、外気導出口31から外気領域(周囲空気領域)へ放出されるため、再びプロジェクタ装置1を稼動させたときにも、冷却部11Aは乾燥しているため、冷却部11Aに付着した露が蒸発して光学素子4へ付着する虞もない。
光学素子4の冷却方式の一つの形態は、図1に示すように、光学素子4は、光の3原色(以下、赤R、緑G、青Bという)にそれぞれ対応する3つの面を備えた立方体のプリズム10と、このプリズム10の3つの面に対応してそれぞれ液晶パネル5、6、7と前記偏光板が光の透過方向に交差して配列され、光源2からの出射光が色分離光学系Mにおいて分離された赤R、緑G、青Bの光が、液晶パネル5、6、7と前記偏光板を通り、プリズム10にて映像光とされる構成であり、光学室HMは、プリズム10と、プリズム10の3面にそれぞれ対応配置された液晶パネル5、6、7と前記偏光板の全てが収容される単一の冷却空間で構成され、冷気導入口15から導入される冷気がこの冷却空間(光学室HM)に流入して、プリズム10と液晶パネル5、6、7と前記偏光板の全てが冷却される構成である。
上記の構成では、光学室HMの後側に光源室KMが位置し、冷却室RMの後側に放熱室NMが位置し、冷却室RMの後側に放熱室NMが位置した状態を保って、光学室HMの右側面に冷却室RMが第1の断熱壁DH1を介して並設され、光源室KMの右側面に放熱室NMが並設された構成である。この配置が示されたものが図3であり、正面視が図12である。これによって、光学室HMに対する放熱室NMの位置が、光学室HMに対する光源室KM及び冷却室RMの位置よりも遠い配置である。
本発明の目的を達成するために、上記のような配置以外の配置構成を採用できる。その一つは、図13及び図14で示すように、図3及び図12で示した配置の左右が入れ替わった配置である。上記構成における形態と同じ機能部は同じ符号で示している。具体的には、冷却室RMと光学室HMは、それぞれ上下左右の壁が断熱壁DHで覆われた断熱室を形成しており、光学室HMの前面に出射部14の光透過板が配置され、光学室HKの後面に入射部13の光透過板が配置され、出射部14の光透過板が投写レンズ9に対応する状態に投写レンズ9の後方に光学室HMが位置する。また、光学室HMの後側に光源室KMが位置し、冷却室RMの後側に放熱室NMが位置する。更に、冷却室RMの後側に放熱室NMが位置した状態を保って、光学室HMの左側面に冷却室RMが第1の断熱壁DH1を介して並設され、光源室KMの左側面に放熱室NMが並設された構成である。これによって、光学室HMに対する放熱室NMの位置が、光学室HMに対する光源室KM及び冷却室RMの位置よりも遠い配置である。冷却ユニット11は図4に示すように、組み立てのし易さ等を考慮して、図4に示すように、ユニットベース部材11G上において冷却室RMと放熱室NMが一体化された構成である。
さらに、本発明の目的を達成するために、上記のような配置以外の配置構成を採用できる。その一つは、図15及び図16で示すように、光学室HMの下側に冷却室RMが位置し、光源室KMの下側に放熱室NMが位置する。図14は光学室HMの下側に冷却室RMが配置された正面図、図16は図15における箱型ユニット12の横断平面図、図17はこの形態の冷却室RMと放熱室NMの縦断側面図である。上記構成における形態と同じ機能部は同じ符号で示している。
この形態の具体的な構成として、冷却室RMは、上下左右の壁が断熱壁DHで覆われた断熱室を形成しており、光学室HMも上下左右の壁が断熱壁DHで覆われた断熱室を形成している。光学室HMの後側に第3の断熱壁DH3を介して光源室KMが位置し、冷却室RMの後側に第2の断熱壁DH2を介して放熱室NMが位置する。更に、冷却室RMの後側に放熱室NMが位置した状態を保って、光学室HMの下側面に第1の断熱壁DH1を介して冷却室RMが並設され、光源室KMの下側面に放熱室NMが並設された構成である。これによって、光学室HMに対する放熱室NMの位置が、光学室HMに対する光源室KM及び冷却室RMの位置よりも遠い配置である。また、光学室HMの前面の断熱壁DHに出射部14の光透過板が取り付けられ、光学室HKの後面の第3の断熱壁DH3に入射部13の光透過板が取り付けられ、出射部14の光透過板が投写レンズ9に対応する状態に投写レンズ9の後方に光学室HMが位置する。冷却ユニット11は組み立てのし易さ等を考慮して、図4に示すように、ユニットベース部材11G上において冷却室RMと放熱室NMが一体化された構成である。
実施例2は、外気(周囲空気)を光学室HMへ導入する構成が実施例1と異なる。実施例2では、冷却室RMを通さず、外気(周囲空気)を光学室HMへ直接導入するようにするために、光学室HMの断熱壁のうち、冷却室RMとは反対側の断熱壁DHに、外気導入口40と外気導出口41を形成している。このため、冷却室RMと放熱室NMの断熱区画壁には、両室を連通するための空気流通口32が存在せず、そのため、ダンパ機構33は不要である。また、ダンパ機構30も不要である。
図18、図19は各室の配置が図3と同じ形態のものであり、実施例1の構成における形態と同じ機能部は同じ符号で示している。図18は外気(周囲空気)導入モードにおける各ダンパ機構の状態を示す。また、図19は冷却ユニットの運転による内気循環モードにおける各ダンパ機構の状態を示す。図18において、外気導入口40と外気導出口41には、それぞれダンパ機構40A、41Aが設けられ、ダンパ機構40A、41Aは、それぞれ外気導入口40と外気導出口41を開いている。そして、外気導入口40または外気導出口41に設けた外気循環用送風機42が運転される。また、ダンパ機構15Aは冷気導入口15を閉じ、ダンパ機構16Aは冷気導入口16を閉じている。冷却ユニット11は運転停止であり、冷気循環用送風機17も停止しており、放熱用送風機18及び放熱用送風機19は運転される。この状態によって、光学室HMの光学素子4は外気(周囲空気)によって冷却される。この冷却制御の後は、ダンパ機構15Aが冷気導入口15を閉じ、ダンパ機構16Aが冷気導出口16を閉じ、且つ外気導入口29を開く。これによって、冷却部11Aや冷却室RMの湿気が光学室HMへ流入することが阻止される。この状態で、実施例1と同様に乾燥運転モードとなり、圧縮機11Pは停止しており、冷気循環用送風機17、放熱用送風機18及び放熱用送風機19は運転状態であり、外気(周囲空気)が冷却室RMへ導入され、冷却部11Aや冷却室RMの乾燥運転が行われる。
また、冷却ユニットの運転による内気循環モードにおいては、図19に示すように、ダンパ機構40A、41Aは、それぞれ外気導入口40と外気導出口41を閉じ、ダンパ機構15Aは冷気導入口15を開き、ダンパ機構16Aは冷気導入口16を開いている。また、外気循環用送風機42が運転停止し、冷却ユニット11は運転され、冷気循環用送風機17も運転され、放熱用送風機18及び放熱用送風機19は運転される。この状態によって、光学室HMの光学素子4は、実施例1と同様に、冷却ユニット11の冷却部11Aで冷却された冷気の循環によって冷却される。この冷却制御の後は、ダンパ機構15Aが冷気導入口15を閉じ、ダンパ機構16Aが冷気導出口16を閉じ、且つ外気導入口29を開く。これによって、冷却部11Aや冷却室RMの湿気が光学室HMへ流入することが阻止される。この状態で、実施例1と同様に乾燥運転モードとなり、圧縮機11Pは停止し、冷気循環用送風機17、放熱用送風機18及び放熱用送風機19は運転状態であり、外気(周囲空気)が冷却室RMへ導入され、冷却部11Aや冷却室RMの乾燥運転が行われる。
上記実施例1及び実施例2のいずれにおいても、各ダンパ機構15A、16A、30、33、40A、41Aは、一端が回動可能に軸支持された開閉板を、電動機または電磁ソレノイドの通電・非通電によって開閉作動する形態であるが、これに代わって、図20及び図21に示すように、空気通路43(冷気導入口15等)を開閉する開閉板(シャッタ)44を電動機45によって回転させる形態でもよい。図20は空気通路43を開閉する開閉板が空気通路43を開いた状態であり、図21は電動機45によって開閉板(シャッタ)44が回転して空気通路43を閉じた状態である。
実施例1及び実施例2の形態では、光学室HMは、プリズム10と、プリズム10の3つの面(赤色Rの映像光の入射する面、緑色Gの映像光の入射する面、青色Bの映像光の入射する面)にそれぞれ対応配置された液晶パネルと偏光板の全てが収容される単一の冷却空間で構成され、冷気導入口15から導入される冷気がこの冷却空間(光学室HM)に流入し、プリズム10と前記液晶パネルと偏光板の全てが冷却される構成である。
実施例3は、このような単一の冷却空間における光学素子4の冷却方式とは異なり、光学素子4の分散冷却方式である。これは、図22に示すように、冷気導入口15から導入される冷気が分流して流れる3つの分流冷気通路が構成され、プリズム10の1つの面とこの面に対応配置された透過型液晶ライトバルブ4R、4G、4Bの液晶パネルと偏光板が収容される空間が、それぞれ3つの分流冷気通路52A、52B、52C内に形成された構成である。
この分散冷却方式は、図22に示すように、光学室HMは、
赤色成分光を赤用映像情報に応じて変調する赤用光学素子4Rと、
緑色成分光を緑用映像情報に応じて変調する緑用光学素子4Gと、
青色成分光を青用映像情報に応じて変調する青用光学素子4Bと、
各光学素子4R、4G、4Bにより変調された各色の映像光を合成する色合成部であるプリズム10と、
前記赤用光学素子と前記赤用光学素子から出射した赤色の映像光が前記色合成部であるプリズム10に入射する第1の入射面10Aとを含み冷気が流通する第1の冷気通路52Aと、
前記緑用光学素子と前記緑用光学素子から出射した緑色の映像光が前記色合成部であるプリズム10に入射する第2の入射面10Bとを含み冷気が流通する第2の冷気通路52Bと、
前記青用光学素子と前記青用光学素子から出射した青色の映像光が前記色合成部であるプリズム10に入射する第3の入射面10Cとを含み冷気が流通する第3の冷気通路52Cと、を備え、
冷気導入口15から導入された冷気は、前記第1の冷気通路52A、前記第2の冷気通路52Bおよび前記第3の冷気通路52Cに分流されるものである。
これを以下に具体的に説明する。
冷気導入口15が流入側ダクト50に接続され、冷気導出口16が流出側ダクト51の出口51Aに接続されている。そして、流入側ダクト50と流出側ダクト51を連通する空気通路は、3つの分流冷気通路を構成する分流ダクト52A、52B、52Cで構成されている。流入側ダクト50から流出側ダクト51へ流れる空気は、流入側ダクト50から流入する空気が、3つの分流ダクト52A、52B、52Cに分流し、流出側ダクト51へ流れる。実施例1の構成における形態と同じ機能部は同じ符号で示している。
図22には、分流ダクト52A、52B、52Cが途中で切断された状態で示しているが、分流ダクト52Aは、クロスダイクロイックプリズム10の1つの面10A及び赤色R用の透過型液晶ライトバルブ4Rの液晶パネル5と偏光板4R1、4R2が収容される第1空間を形成する。また、分流ダクト52Bは、クロスダイクロイックプリズム10の1つの面10B及び緑色G用の透過型液晶ライトバルブ4Gの液晶パネル6と偏光板4G1、4G2が収容される第2空間を形成する。また、分流ダクト52Cは、クロスダイクロイックプリズム10の1つの面10C及び透過型液晶ライトバルブ4Bの液晶パネル7と偏光板4B1、4B2が収容される第3空間を形成する。これら第1空間、第2空間、及び第3空間によって光学室HMが構成されることとなる。
分流ダクト52A、52B、52Cには、それらの一部分に設けたファンケーシング54A、54B、54Cに、それぞれ電動機53Mで回転する冷気循環用送風機53A、53B、53Cが収容されている。冷気循環用送風機53A、53B、53Cは、シロッコファンやターボファンの如く、ファンの軸方向から流入した空気を円周方向へ流出するタイプであるが、プロペラファンのように軸流ファンであっても差し支えない。
冷気循環用送風機17と、冷気循環用送風機53A、53B、53Cの運転によって、冷却室RMの空気は、冷気導入口15から流入側ダクト50を通り、分流ダクト52A、52B、52Cを流れ、流出側ダクト51を経て冷気導出口16へ流れる。このため、実施例1と同様に、光学素子4の冷却モードにおいて冷却室RMの冷却部11Aで冷却された冷気は、分流ダクト52A、52B、52Cを流れる間に、プリズム10の三つの面を含む光学素子4の冷却を行なう。
光学素子4の冷却制御は、実施例1と同様に、光学部温度センサ22の温度検出に基づき制御部20の動作によって行なわれる。この場合、実施例1のように、光学部温度センサ22は、冷気導入口15の冷気に触れる部分22A、冷気導出口16の冷気に触れる部分22Bに設けて、温度制御することができる。
実施例3では、分流ダクト52A、52B、52Cによる分散冷却方式であるため、実施例1のように1個の光学部温度センサ22ではなく、各分流ダクト52A、52B、52Cに光学部温度センサ22X、22Y、22Zを設け、光学素子4の各液晶ライトバルブとそれに対応するプリズム面を冷却した後の冷気の温度を検出するようにすることができる。
このようにすれば、液晶ライトバルブ4R、4G、4Bの発熱量が異なる場合、制御部20によって、発熱量の大きい液晶ライトバルブが収容された分流ダクトを流れる冷気量を多くし、発熱量の小さい液晶ライトバルブが収容された分流ダクトを流れる冷気量を少なくするように、冷気循環用送風機53A、53B、53Cのうちの対応する冷気循環用送風機の回転数を可変制御して、光学素子4を適正冷却状態とすることができる。そして、光学部温度センサ22X、22Y、22Z全てが、所定の低温を検出したとき、圧縮機11P、冷気循環用送風機17、53A、53B、53C、及び放熱用送風機18の運転を停止する。この停止によって温度が上昇し、少なくとも光学部温度センサ22X、22Y、22Zの1つが、その上昇した所定温度を検出したとき、再び圧縮機11P、冷気循環用送風機17、53A、53B、53C、及び放熱用送風機18の運転を再開すればよい。
この分散冷却方式は、分流ダクト52A、52B、52Cの部分が光学室HMを形成するように構成されたものであってもよいが、例えば、図3において光学素子4で示した部分を図22に示す構成部分とし、これが断熱壁DHで囲まれた光学室HM内に収容された形態であってもよい。これは、図1で説明すれば、プリズム10と、透過型液晶ライトバルブ4R、4G、4Bの部分が、図22に示す構成部分であり、これが断熱壁DHで囲まれた光学室HM内に収容された形態となる。
なお、このように、分流ダクト52A、52B、52Cごとの温度制御を行わない場合は、冷気循環用送風機53A、53B、53Cを設けず、冷気循環用送風機17によって冷気循環を行なうようにすればよい。
このように、分流冷気通路方式とする場合も、実施例1と同様に、外気(周囲空気)が低温のときは、冷却ユニット11を運転せずに、外気(周囲空気)を導入して光学素子4を冷却する外気(周囲空気)導入運転モードとし、また、外気(周囲空気)の温度が高いときは、冷却ユニット11の運転によって光学素子4を冷却する内気循環モードとすることができる。また、この外気(周囲空気)導入運転モードと内気循環モードの終了後は、実施例1と同様に、乾燥運転モードとすることにより、冷却室RM内の湿気が光学素子4へ達することが防止されるものとなる。
上記実施例1乃至3において、前記各開閉機構(ダンパ機構)は、上記と同機能を発揮するものであれば、上記の構成に限定されない。また、冷気導入口15、及び各外気導入口25、27、29、40には、塵埃の侵入を防止するフィルタを設けることにより、塵埃による機能低下を抑制できるものとなる。
実施例3の形態は、光学素子4の分散冷却方式であるが、この分散冷却方式のもう一つの形態が実施例4である。これは、図22に基づいて説明すれば、入口側の冷気導入口15に接続された流入側ダクト50と、出口側の冷気導出口16に接続された流出側ダクト51を設けないものである。
これを具体的に説明すれば、ダクト構成として、プリズム10の三つの面に、それぞれ透過型液晶ライトバルブ4Rが収容された分流ダクト52A、透過型液晶ライトバルブ4Gが収容された分流ダクト52B、透過型液晶ライトバルブ4Bが収容された分流ダクト52Cを配置し、分流ダクト52A、52B、52Cに対応して、それぞれ冷気循環用送風機53A、53B、53Cが設けられる。
このように、それぞれ透過型液晶ライトバルブ4R、4G、4Bが収容され、且つそれぞれ冷気循環用送風機53A、53B、53Cを備えた分流ダクト52A、52B、52Cが、プリズム10の三つの面に冷気を流すように配置された構成部分が、断熱壁DHで囲まれた光学室HM内に収容される。それによって、分流ダクト52A、52B、52Cの入口側は光学室HM内に開放され、また、分流ダクト52A、52B、52Cの出口側は光学室HM内に開放された状態である。
従って、冷気循環用送風機17、及び冷気循環用送風機53A、53B、53Cの運転によって、冷却室RMの空気は、冷気導入口15から光学室HMへ一旦流入した後、分流ダクト52A、52B、52Cへその入口側から流入し、それぞれプリズム10の三つの面と透過型液晶ライトバルブ4R、4G、4Bを冷却した後、分流ダクト52A、52B、52Cの出口側から光学室HMへ流出する。光学室HMへ流出した冷気は、冷気導出口16から冷却室RMの冷却部11Aへ帰還し、再び冷却されて、上記同様の循環をする。
このように構成することによって、実施例3の流入側ダクト50と、流出側ダクト51が不要となり、光学室HMへの配置も自由度が増すものとなる。
本発明に係るプロジェクタ装置の機能構成を概略的に示す図である。(実施例1) 本発明に係る箱型ユニット12の各室の配置構成の一つの形態を示す斜視図である。(実施例1) 本発明に係る箱型ユニット12の各室の配置構成の一つの形態を示す横断平面図である。(実施例1) 本発明に係る冷却ユニットの構成図である。(実施例1) 本発明に係る制御ブロック図である。(実施例1) 冷却ユニットによる内気循環モードか外気(周囲空気)導入モードかの制御機能図である。(実施例1) 冷却運転後の後処理運転(乾燥運転)の機能図である。(実施例1) 外気温度と光学素子部温度の関係図である。(実施例1) 外気(周囲空気)導入モードにおける各ダンパ機構の状態を示す図である。(実施例1) 乾燥運転モードにおける各ダンパ機構の状態を示す図である。(実施例1) は冷却ユニットの運転による内気循環モードにおける各ダンパ機構の状態を示す図である。(実施例2) 光学室HMの右側に冷却室RMが配置された正面図である。(実施例1) 光学室HMの左側に冷却室RMが配置された正面図である。(実施例1) 図13における箱型ユニットの横断平面図である。(実施例1) 光学室HMの下側に冷却室RMが配置された正面図である。(実施例1) 図15における箱型ユニットの横断平面図である。(実施例1) 図15の形態の冷却室RMと放熱室NMの縦断側面図である。(実施例1) 外気(周囲空気)導入モードにおける各ダンパ機構の状態を示す第2形態図である。(実施例2) 冷却ユニットの運転による内気循環モードにおける各ダンパ機構の状態を示す第2形態図である。(実施例2) 図18、図19に示す第2形態に適用したダンパ機構の開閉板(シャッタ)が開いた状態図である。(実施例2) 図18、図19に示す第2形態に適用したダンパ機構の開閉板(シャッタ)が閉じた状態図である。(実施例2) 光学素子の分散冷却方式の抱くと構成を示す一部断面による斜視図である。(実施例3)
符号の説明
1・・・・プロジェク装置
2・・・・光源
3・・・・均一照明光学系
4・・・・光学素子
4R・・・赤色(R)用透過型液晶ライトバルブ
4G・・・緑色(G)用透過型液晶ライトバルブ
4B・・・青色(B)用透過型液晶ライトバルブ
4R1、4R2・・・赤色(R)用偏光板
4G1、4G2・・・緑色(G)用偏光板
4B1、4B2・・・青色(B)用偏光板
5・・・・赤色(R)用液晶パネル
6・・・・緑色(G)用液晶パネル
7・・・・青色(B)用液晶パネル
9・・・・投写レンズ
10・・・クロスダイクロイックプリズム
11・・・冷却ユニット
11P・・圧縮機
11A・・冷却部
11B・・放熱部
12・・・箱型ユニット
12A・・本体
13・・・入射部
14・・・出射部
15・・・冷気導入口
15A・・開閉機構(ダンパ機構)
16・・・冷気導出口
16A・・開閉機構(ダンパ機構)
17・・・冷気循環用送風機
18・・・放熱用送風機
19・・・放熱用送風機
20・・・制御部
22・・・光学部温度センサ
22A、22B・・・光学部温度センサ
22X、22Y、22Z・・・光学部温度センサ
23・・・外気温度センサ
25・・・外気導入口
26・・・外気導出口
27・・・外気導入口
28・・・外気導出口
29・・・外気導入口
30・・・開閉機構(ダンパ機構)
32・・・空気流通口
33・・・開閉機構(ダンパ機構)
40・・・外気導入口
40A・・開閉機構(ダンパ機構)
41・・・外気導出口
41A・・開閉機構(ダンパ機構)
42・・・外気循環用送風機
52A、52B、52C・・・分流ダクト
53A、53B、53C・・・冷気循環用送風機
DH・・・断熱壁
M・・・・色分離光学系
HM・・・光学室
KM・・・光源室
NM・・・放熱室
RM・・・冷却室

Claims (6)

  1. 光源と、前記光源からの出射光を映像情報に応じて変調する光学素子と、前記光学素子により変調された映像光を投写する投写レンズと、を設けてなるプロジェクタ装置において、
    冷却ユニットの冷却部が収容され、断熱壁で覆われた冷却室と、
    前記冷却ユニットの放熱部が収容された放熱室と、
    前記光学素子が収容され、断熱壁で覆われた光学室と、
    前記光学室、前記冷却室及び前記放熱室を相互に熱絶縁関係に配置すると共に、前記投写レンズの背面に配設された箱型ユニットと、を有しており、
    前記光学室は、前記出射光が前記光学素子へ向かう入射部と前記光学素子を出た投写光が前記投写レンズへ向かう出射部とがそれぞれ前記光学室の断熱壁にシールされて取り付けた光透過板を備え、
    冷却運転が終了したときに、前記冷却室から前記光学室へ湿気の流入を防止する湿気防止機構を設けたことを特徴とするプロジェクタ装置。
  2. 前記冷却室と前記光学室との間に設けられた第1の断熱壁と、
    前記冷却室と前記放熱室との間に設けられた第2の断熱壁と、
    前記光学室と前記光源が収容された光源室との間に設けられた第3の断熱壁と、
    前記第1の断熱壁を貫通して形成され、前記冷却室と前記光学室との間で冷気の授受を行う前記冷気導入口と前記冷気導出口と、を備え、
    前記光学室に対する前記放熱室の位置が、前記光学室に対する前記光源室及び前記冷却室の位置よりも遠い配置となるように配置したことを特徴とする請求項1に記載のプロジェクタ装置。
  3. 前記光学室の前面に配置された前記出射部の光透過板と、
    前記光学室の後面に配置された前記入射部の光透過板と、
    前記出射部の光透過板に対向する位置に配置された前記投写レンズと、
    前記入射部の光透過板に対向する位置に配置された前記光源が収容された光源室と、を備え、
    前記冷却室は、前記光学室の左面または右面に並設され、
    前記放熱室は、前記冷却室の後側に位置すると共に前記光源室の左面または右面に並設されることを特徴とする請求項1に記載のプロジェクタ装置。
  4. 前記光学室の前面に配置された前記出射部の光透過板と、
    前記光学室の後面に配置された前記入射部の光透過板と、
    前記出射部の光透過板に対向する位置に配置された前記投写レンズと、
    前記入射部の光透過板に対向する位置に配置された前記光源が収容された光源室と、を備え、
    前記冷却室は、前記光学室の上面または下面に並設され、
    前記放熱室は、前記冷却室の後側に位置すると共に前記光源室の上面または下面に並設されることを特徴とする請求項1に記載のプロジェクタ装置。
  5. 前記冷却ユニットは、冷媒圧縮機、放熱器、冷媒膨張器および吸熱器を有する冷凍回路を備え、
    前記冷却部は吸熱器を有し、
    前記放熱部は前記冷媒圧縮機及び前記放熱器を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のプロジェクタ装置。
  6. 前記光学室は、
    赤色成分光を赤用映像情報に応じて変調する赤用光学素子と、
    緑色成分光を緑用映像情報に応じて変調する緑用光学素子と、
    青色成分光を青用映像情報に応じて変調する青用光学素子と、
    各光学素子により変調された各色の映像光を合成する色合成部と、
    前記赤用光学素子と前記赤用光学素子から出射した赤色の映像光が前記色合成部に入射する第1の入射面とを含み冷気が流通する第1の冷気通路と、
    前記緑用光学素子と前記緑用光学素子から出射した緑色の映像光が前記色合成部に入射する第2の入射面とを含み冷気が流通する第2の冷気通路と、
    前記青用光学素子と前記青用光学素子から出射した青色の映像光が前記色合成部に入射する第3の入射面とを含み冷気が流通する第3の冷気通路と、を備え、
    前記冷気導入口から導入された冷気は、前記第1の冷気通路、前記第2の冷気通路および前記第3の冷気通路に分流されることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のプロジェクタ装置。
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JP2015125323A (ja) * 2013-12-26 2015-07-06 株式会社Jvcケンウッド 投射装置および投射装置の制御方法、ならびに、プログラム
TWI610118B (zh) * 2013-11-19 2018-01-01 岩崎電氣股份有限公司 光配向裝置
US11573484B2 (en) 2020-10-27 2023-02-07 Seiko Epson Corporation Projector
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