JP2009042379A - プロジェクタの冷却装置 - Google Patents

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正樹 高松
Haruyuki Yoshida
治之 吉田
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Abstract

【課題】プロジェクタの液晶パネル(光学素子)を電子冷却で作った低温空気によって冷却する場合、エネルギー効率が悪く発熱部が一体に構成されているため冷却対象付近で外気への放熱手段が必要となり、空間的制約が生じて設計自由度が著しく低下する。本発明は、空気調和装置の利用側熱交換器によって光学素子を冷却する技術を提供する。
【解決手段】光源からの出射光を映像情報に応じて加工するよう複数の液晶パネルを含む光学素子を設けた液晶プロジェクタと、圧縮機と熱源側熱交換器とを内蔵した熱源側ユニットと利用側熱交換器を内蔵した複数台の利用側ユニットとをユニット間配管で接続した空気調和装置を備え、利用側熱交換器のうち特定の利用側熱交換器はユニット間配管の低圧ガス管に分岐接続すると共にユニット間配管の液管には冷媒減圧器を介して接続して冷媒回路を形成し、特定の利用側熱交換器の冷却作用にて液晶プロジェクタを冷却する。
【選択図】図1

Description

本発明は、光源からの出射光を光学素子にて加工し、加工後の投写光像を投射レンズにてスクリーンに投射するプロジェクタの冷却装置に関するものである。
従来この種プロジェクタ、例えば、液晶プロジェクタは、本体内に光源と、液晶パネル(光学素子)と、投写レンズ等を搭載して構成されている。液晶パネルは、一般にライトバルブとして映像情報に応じて各色光を加工(変調)するための3枚の液晶パネルから成る。そして、光源からの出射光を各色光に分離した後に、各液晶パネルによって映像情報に応じて加工(変調)し、プリズム等を介して投写光像として合成する。そして、合成した投写光像を投写レンズによってスクリーン上に拡大投写するものであった。
このようなプロジェクタでは、光源や光学素子(液晶パネル等)が発熱源となって本体内が加熱状態となるので、本体内に複数のファンを設置して、各ファンによりプロジェクタ外部の空気(外気)を光学素子及び光源に供給(送風)して、放熱させていた。この場合、光源は+900℃程と非常に高温となるので、外気により十分に放熱することができるが、光学素子は使用温度の上限が比較的低温で、例えば、光学素子として液晶パネルを使用した場合、使用温度の上限は、+70℃乃至+80℃程度である。従って、当該光学素子では、放熱量が外気温度に大きく影響されることとなる。即ち、外気温度が低い場合には、光学素子は供給される外気に十分に放熱することが可能であるが、外気温度が高い場合にはファンの風量を増加するなどして放熱量を確保する必要があった。このため、ファンの運転による騒音が増大すると共に、消費電力が著しく高騰するなどの問題が生じていた。
また、熱を受け取った外気は外部に放出されるが、この放出された外気が再びファンにより吸い込まれてプロジェクタに供給される、所謂、放熱後の空気のショートサイクルが発生する問題も生じており、効果的な放熱効果を得ることができなかった。
このような問題を解決するために、電子冷却で低温空気を作り出して、液晶パネル(光学素子)を冷却するものも提案されていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2005−121250号公報
このような電子冷却により騒音の問題は解消することができるが、係る電子冷却はエネルギー効率が悪く、且つ、電子冷却の発熱部が一体に構成されているため、冷却対象付近で外気への放熱手段(ヒートシンクやファン)が必要となり、空間的制約が生じて設計自由度が著しく低下すると云った問題が生じていた。
本発明は、従来の技術的課題を解決するためになされたものであり、圧縮機と熱源側熱交換器とを内蔵した熱源側ユニットと、部屋等の空気調和用の利用側熱交換器を内蔵した複数台の利用側ユニットとをユニット間配管で接続した空気調和装置の利用側熱交換器のうちの特定の利用側熱交換器の冷却作用によって、液晶プロジェクタの光学素子を効率的に冷却することにより、各種のプロジェクタに有効な冷却技術を提供するものである。
本発明の第1発明のプロジェクタの冷却装置は、光源と、この光源からの出射光を映像情報に応じて加工するよう複数の液晶パネルを含む光学素子と、加工後の投写光像をスクリーン等に投写するための投写レンズとを設けて成る液晶プロジェクタと、圧縮機と熱源側熱交換器とを内蔵した熱源側ユニットと、利用側熱交換器を内蔵した複数台の利用側ユニットとをユニット間配管で接続した空気調和装置を備え、前記熱源側熱交換器を前記圧縮機の冷媒吐出管と冷媒吸込管とに切換弁を介して分岐接続する一方、前記ユニット間配管を前記冷媒吐出管と分岐接続された高圧ガス管と、前記冷媒吸込管と分岐接続された低圧ガス管と、前記熱源側熱交換器と接続された液管とで構成し、前記利用側熱交換器は特定のものを除き前記高圧ガス管と前記低圧ガス管とに切換弁を介して分岐接続すると共に前記液管には冷媒減圧器を介して接続して冷媒回路を形成し、前記特定の利用側熱交換器は前記低圧ガス管に分岐接続すると共に前記液管には冷媒減圧器を介して接続して冷媒回路を形成し、前記特定の利用側熱交換器の冷却作用にて前記液晶プロジェクタを冷却することを特徴とする。
本発明の第2発明のプロジェクタの冷却装置は、光源と、この光源からの出射光を映像情報に応じて加工するよう複数の液晶パネルを含む光学素子と、加工後の投写光像をスクリーン等に投写するための投写レンズとを設けて成る液晶プロジェクタと、圧縮機と熱源側熱交換器とを内蔵した熱源側ユニットと、利用側熱交換器を内蔵した複数台の利用側ユニットとをユニット間配管で接続した空気調和装置を備え、前記熱源側熱交換器を前記圧縮機の冷媒吐出管と冷媒吸込管とに切換弁を介して分岐接続する一方、前記ユニット間配管を前記冷媒吐出管と分岐接続された高圧ガス管と、前記冷媒吸込管と分岐接続された低圧ガス管と、前記熱源側熱交換器と接続された液管とで構成し、前記利用側熱交換器は特定のものを除き前記高圧ガス管と前記低圧ガス管とに切換弁を介して分岐接続すると共に前記液管には冷媒減圧器を介して接続して冷媒回路を形成し、前記特定の利用側熱交換器は前記低圧ガス管に分岐接続すると共に前記液管には冷媒減圧器を介して接続して形成された冷媒回路の冷媒と水が熱交換する水用熱交換器とし、この水用熱交換器で冷却した冷水で前記液晶プロジェクタを冷却することを特徴とする。
第3発明のプロジェクタの冷却装置は、第2発明において、前記水用熱交換器で冷却した冷水がポンプによって循環するよう前記液晶プロジェクタに設けたプロジェクタ側熱交換器と、このプロジェクタ側熱交換器で冷却された冷気を前記光学素子の周囲へダクトを通して冷気循環用送風機で供給することを特徴とする。
第4発明のプロジェクタの冷却装置は、第1発明乃至第3発明のいずれかにおいて、前記光源はそれぞれ光の3原色である赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の色光を出射する赤色(R)レーザ光源、緑色(G)レーザ光源、青色(B)レーザ光源であり、これらレーザ光源がプリズムに対向配置され、前記液晶パネルは、それぞれ前記赤色(R)レーザ光源に対向配置した赤色(R)用液晶パネル、前記緑色(G)レーザ光源に対向配置した緑色(G)用液晶パネル、青色(B)レーザ光源に対向配置した青色(B)用液晶パネルであり、前記ダクトは前記プロジェクタ側熱交換器で冷却された冷気をこれらの各液晶パネルへ分流する分流ダクト構成であり、前記冷気循環用送風機は、この分流ダクトごとの送風機で構成されたことを特徴とする。
上記第1発明では、部屋の空気調和装置の複数の利用側ユニットのうち、特定の利用側熱交換器を液晶プロジェクタの冷却用として利用するため、液晶プロジェクタの冷却用冷凍装置や冷却装置を特別に設置して配管接続する必要がない。この特定の利用側熱交換器で冷却した冷気を冷気循環用送風機によって循環して液晶プロジェクタの冷却が可能となり、光学素子を適正温度に冷却でき、光学素子の温度を常に一定に保つことができるものとなる。このため、大型のプロジェクタにも有効なものとなる。
また、第2発明では、部屋の空気調和装置の複数の利用側ユニットのうち、特定の利用側熱交換器を液晶プロジェクタの冷却用として利用するため、液晶プロジェクタの冷却用冷凍装置や冷却装置を特別に設置して配管接続する必要がない。この特定の利用側熱交換器を水用熱交換器とし、この水用熱交換器で冷却した冷水で液晶プロジェクタを冷却することにより、光学素子を適正温度に冷却でき、光学素子の温度を常に一定に保つことができるものとなる。このため、大型のプロジェクタにも有効なものとなる。また、修理、点検等のために液晶プロジェクタを着脱する構成が採り易くなる。
また、第3発明では、第1発明または第2発明の効果に加えて、光源が光の3原色光を出射する赤色(R)、緑色(G)、及び青色(B)のレーザ光源であり、光学素子は、それぞれこれらのレーザ光源に対向配置されたものである場合、熱交換器で冷却された冷気を送風機によってダクトを通して光学素子の周囲へ循環する場合、各液晶パネルへ共通の1つの送風機で行う場合に比して、このダクトは熱交換器で冷却された冷気をこれらの各液晶パネルへ分流する分流ダクト構成とし、分流ダクトごとに送風機を設け、これによって各液晶パネルへの冷気循環を行なうため、対応する液晶パネルを通る冷気温度によって送風機の送風量を制御することにより、各液晶パネルを所定温度に冷却する制御がし易くなる。
本発明のプロジェクタの冷却装置は、光源と、この光源からの出射光を映像情報に応じて加工するよう複数の液晶パネルを含む光学素子と、加工後の投写光像をスクリーン等に投写するための投写レンズとを設けて成る液晶プロジェクタと、圧縮機と熱源側熱交換器とを内蔵した熱源側ユニットと、利用側熱交換器を内蔵した複数台の利用側ユニットとをユニット間配管で接続した空気調和装置を備え、前記熱源側熱交換器を前記圧縮機の冷媒吐出管と冷媒吸込管とに切換弁を介して分岐接続する一方、前記ユニット間配管を前記冷媒吐出管と分岐接続された高圧ガス管と、前記冷媒吸込管と分岐接続された低圧ガス管と、前記熱源側熱交換器と接続された液管とで構成し、前記利用側熱交換器は特定のものを除き前記高圧ガス管と前記低圧ガス管とに切換弁を介して分岐接続すると共に前記液管には冷媒減圧器を介して接続して冷媒回路を形成し、前記特定の利用側熱交換器は前記低圧ガス管に分岐接続すると共に前記液管には冷媒減圧器を介して接続して冷媒回路を形成し、前記特定の利用側熱交換器の冷却作用にて液晶プロジェクタを冷却するものであり、以下に図面に基づき本発明の実施の形態を詳述する。
図1は本発明に係るプロジェクタの冷却装置を備えた空気調和システム(空気調和装置)の冷媒回路構成図、図2は本発明に係るプロジェクタの冷却装置を備えた空気調和システム(空気調和装置)の建物への設置状態を示す図、図3は本発明に係るプロジェクタの冷却装置を省略した状態のプロジェクタの内部を示す概略斜視図、図4は本発明に係るプロジェクタの冷却装置を備えた状態の液晶プロジェクタの内部を示す概略斜視図、図5は本発明に係るプロジェクタの冷却装置を備えた状態の液晶プロジェクタの内部概略を示す平面図、図6は図5のA−A断面による冷気循環路の概略構成を示す図、図7は本発明のプロジェクタの冷却装置に係る冷水循環路と冷気循環路の構成図、図8は本発明に係る液晶プロジェクタを設置する部屋ごとに冷水コネクタを配置した状態を示す配管図、図9は本発明に係る液晶プロジェクタを設置する部屋の冷水用一次側コネクタとプロジェクタ側の二次側コネクタとの構成図である。
先ず、図1乃至図9に基づき一つの実施形態を説明する。実施例のプロジェクタは、本体1の内部に、光源2と、均一照明光学系3と、色分離光学系(図示せず)と、光学素子4と、投写レンズ9と、光学素子4の冷却装置10とを設けた液晶プロジェクタPである。本体1は、放熱性に優れた素材(例えば、マグネシウム等)で構成れた扁平の箱体である。図3乃至図5は本体1の内部配置構成を説明する図である。光源2は、超高圧水銀ランプなどのランプ20と、ランプから発散される光(発散光)を前方に出射するためのリフレクタ21から構成されている(図3)。実施例の光源2は、複数(4つ)のランプ20・・にそれぞれリフレクタ21を取り付けて成るもので、本体1内に設けられたランプボックス22内に収容されている。
前記均一照明光学系3は、光源2からの出射光を均一な輝度分布の平行光束とするものであり、インテグレータレンズ、集光レンズ及び全反射ミラー等から構成されている。また、前記色分離光学系は、上記均一照明光学系3からの平行光束を各色R、G、Bの色光に分離するものであり、均一照明光学系3からの平行光速を各色に分離するための反射用ミラーと、分離された各色光束を光学素子4に導くためのプリズムなどにより構成されている。
光学素子4は、光が透過する3枚の液晶パネル(LCDパネル)5、6、7と、各液晶パネル5、6、7の入射側に間隔を存して設けられた偏光板8Aと、各液晶パネル5、6、7の出射側に間隔を存して設けられた偏光板8Bと、プリズム25等から構成されている。液晶パネル5、6、7は、上記色分離光学系により分離されて当該各液晶パネル5、6、7に導かれた光を映像情報に応じて加工(変調)するものである。また、プリズム25は、各色の光を合成して投写光像を形成するものである。このプリズム25は、X状の誘電体多層膜から成る反射面を備えており、当該反射面を介して、各液晶パネル5、6、7からの光が単一の光束とされる。尚、前記投写レンズ9は、プリズム25からの投写光像をスクリーンSKに拡大投写するものであり、本体1の壁面に形成された図示しない孔内に着脱可能に配設されている。尚、各図3乃至図5において、7は光源2からの出射光を各液晶パネル5、6、7及び偏光板8A、8B等に導くための光路を被覆する箱体である。即ち、光源2から各液晶パネル5、6、7の入射側の偏光板8Aに至るまでに光が通過する経路(光路)は当該箱体27内に形成されている。
以上の構成で動作を説明すると、図3に点線矢印で示すように光源2からの出射光は、均一照明光学系3を介して均一な輝度分布の平行光速とされ、色分離光学系において各色R、G、Bの各光に分離されて、それぞれ対応するライトバルブとして機能する液晶パネル5、6、7に入射側の偏光板8Aを介して導かれる。液晶パネル5、6、7に導かれた各光束はそこで映像情報に応じて変調され、出射側の偏光板8Bを経てプリズム25で単一の光束の投写映像とされた後、投写レンズ9によりスクリーンに拡大投写される。
ところで、従来の液晶プロジェクタでは、光源や各液晶パネルが発熱源となって本体内が加熱状態となるので、本体内に複数のファンを設置して各ファンにより本体外部の空気を液晶パネル及び光源に供給して、放熱させていた。具体的に一例を挙げて説明すると、外部からの空気を液晶パネルに供給して放熱させた後、液晶パネルを通過した空気を光源に供給して当該光源を放熱させる。その後、光源にて加熱された空気をファンにより本体外部に放出していた。
上記光源は+900℃程とかなり高温となるので、液晶パネル通過後の空気を供給することで十分に放熱することが可能である。一方、液晶パネルの使用温度の上限は+70℃乃至+80℃程度と比較的低温であり、液晶パネルを係る上限温度以下となるように冷却する必要がある。このため、液晶パネルの放熱量は外気温度(プロジェクタの周囲温度)に大きく影響されることとなる。即ち、外気温度が低い場合には、液晶パネルに供給される外気の温度が低いため、当該外気により十分に放熱させることが可能である。しかしながら、外気温度が高い場合には、ファンの風量を増加するなどして大量の外気を液晶パネルに供給しなければ、液晶パネルの温度が使用温度の上限以下となるように維持することができなくなってしまう。これにより、ファンの運転により騒音が増大すると共に、ファンの運転による消費電力が著しく高騰する問題が生じていた。
更に、当該本体内で熱を受け取った外気は外部に放出されるが、この放出された外気が再びファンにより吸い込まれる、所謂、放熱後の空気のショートサイクルが発生する問題があった。この場合、ファンにより吸い込まれる外気は光源と熱交換して加熱された高温であるため、係るショートサイクルが発生すると液晶パネルの温度が上昇してしまう恐れがあり、効果的な放熱効果を得ることができなかった。
一方、電子冷却で低温空気を作りだして液晶パネルを冷却するものも提案されていたが、係る電子冷却はエネルギー効率が悪く、且つ、電子冷却の発熱部が一体に構成されているため、冷却対象付近に外気への放熱手段(ヒートシンクやファン)が必要となり、空間的制約が生じて設計自由度が著しく低下すると云った問題が生じていた。
そこで、本発明の液晶プロジェクタPは、本体1内に冷却部10を備える。即ち、本発明の液晶プロジェクタPの本体1内には、冷却装置10(冷却部10)としてプロジェクタ側冷却用の熱交換器10Aと冷気循環用送風機10Bが設置されている。家屋内(建物内)の各部屋の空気調和システムACの一部分に液晶プロジェクタPの冷却機能部PCを持たせ、この冷却機能部PCで液晶プロジェクタPを冷却する。その一つが、この冷却機能部PCで作られる冷水が、この熱交換器10Aに循環する構成である。そして、この熱交換器10Aと熱交換して得られた冷気によって、液晶パネル5、6、7、偏光板8A、8B及びプリズム25等を冷却するためのものである。なお、ランプ20による本体1内の高温空気を排気するために、本体1内を左右側壁1A、1Bに渡る仕切り板30によって、本体1ランプ20側と光学素子4側とに仕切り、空気吸い込み口35から吸い込んだ外気を排出口37に設けた送風機40によって排気することができる。
液晶パネル5、6、7、偏光板8A、8B及びプリズム25の周囲にはダクト50が設けられており、熱交換器10Aと熱交換した冷気が、冷気循環用送風機10Bによってダクト50を介して、液晶パネル5、6、7、偏光板8A、8B及びプリズム25に供給されている。即ち、本実施例の液晶プロジェクタPは、ダクト50にて構成された冷却風路中に液晶パネル5、6、7、偏光板8A、8B及びプリズム25を配置し、ダクト50にて循環される冷気により局所的に冷却するものである。
本実施例のダクト50は、断熱材にて構成されている。当該断熱材としては硬質塩化ビニル、シリコン樹脂、フッ素樹脂、フェノール樹脂、ポリカーボネイト樹脂、ポリスチレン樹脂等の熱伝導率が0.1W/(m・K)乃至0.3W/(m・K)程度のゴム・プラスチック系材料、或いは、石英ガラス、ガラスセラミック等の熱伝導率が1W/(m・K)乃至4W/(m・K)程度のガラス系材料、若しくは、グラスウール、ロックウール、炭化コルク等の熱伝導率が0.0045W/(m・K)以下の繊維系断熱材、発泡スチロール、またこれらから構成される建築用断熱材や真空断熱材等を使用することができる。これ以外に、断熱材として熱伝導率が1W/(m・K)以下の素材を用いることも可能である。
ダクト50は、液晶パネル5、6、7及びプリズム25の周囲に形成され、略コ字状を呈する筒状の循環主経路50Aと、各液晶パネル5、6、7の上方に位置する循環主経路50Aの一端に形成された各冷気流入口52と、液晶パネル5、6、7の下方に位置する循環主経路50Aの他端に形成された各冷気吐出口53とをそれぞれ連通する分流ダクト50Bにより構成されている。上記循環主経路50A内には冷却用の熱交換器10Aと冷気循環用送風機10Bが設置されている。図6には、液晶パネル5と7の部分が示されているが、液晶パネル6においても同様に、分流ダクト50Bが形成されている。
冷気循環用送風機10Bは、図6のように単一の送風機とすることもできるが、各液晶パネル5、6、7を所定温度に冷却するための冷気循環量を確保するために、冷気循環用送風機10Bに替えて、本発明では各液晶パネル5、6、7が配置された各分流ダクト50Bに、各冷気循環用送風機10B1、10B2、10B3をそれぞれ対応配置するように、各分流ダクト50Bの冷気流入口52または冷気吐出口53に、これら冷気循環用送風機10B1、10B2、10B3が設置されている。この冷気循環用送風機10B1、10B2、10B3は、風量確保のために例えば電動機で回転するシロッコファンが用いられている。図6には、液晶パネル5と7の部分が示されているが、液晶パネル6においても同様に、冷気循環用送風機10B2が分流ダクト50Bに対応配置されている。この冷気循環用送風機10B1、10B2、10B3の運転によって、熱交換器10Aで冷却された冷気によって、液晶パネル5、6、7と各偏光板8A、8Bとプリズム25が冷却される。
また、各分流ダクト50B内には、それぞれ液晶パネル5、6、7(1つの分流ダクト50B内に3つの液晶パネル5、6、7の内の何れか1つが設置される)と、偏光板8A、8Bが設置されている。液晶パネル5、6、7と各偏光板8A、8Bとはそれぞれ間隔を存して分流ダクト50B内に並設されている。また、偏光板8Aは分流ダクト50Bの一方の壁面との間に間隔を存して配置され、同様に偏光板8Bも分流ダクト50Bの他方の壁面との間に間隔を存して配置されている。更に、この分流ダクト50Bは液晶パネル5、6、7、偏光板8A、8B及び照射される光、及び、液晶パネル5、6、7にて変調後にプリズム25に送出される映像情報を阻害することのないよう配置され、且つ、熱交換器10Aと熱交換した冷気が各液晶パネル5、6、7、偏光板8A、8B及びプリズム25に供給されるよう構成されたものである。
即ち、分流ダクト50Bの偏光板8A側であって、この偏光板8Aに対応する位置(即ち、偏光板8Aに対応する分流ダクト50Bの一方の壁面)には図示しない孔が形成されており、この孔には内部に光路が形成された箱体27の開口が接続されている(図示せず)。また、分流ダクト50Bの偏光板8B側であって、偏光板8Bに対応する位置(即ち、偏光板8Bに対応する分流ダクト50Bの他方の壁面)には孔55が形成されている。この孔55はプリズム25の外径と略同一の形状を有しており、当該孔55内にはプリズム25の一面が当接し、或いは、嵌合されてこの孔55を閉塞している。また、当該プリズム25は、各偏光板8Bとの間に間隔を存して、孔55に取り付けられるものとする。
以上の如くダクト50を形成することで、液晶パネル5、6、7、偏光板8A、8Bに照射される光、及び、液晶パネル5、6、7にて変調後にプリズム25に送出される映像情報を阻害すること無く、ダクト50内を密閉構造、或いは、半密閉構造とし、且つ、蒸発器16と熱交換して冷却され、ダクト50を循環する空気を液晶パネル5、6、7、各偏光板8A、8B及びプリズム25の周囲へ供給することができる。
本発明では、プロジェクタの冷却装置として、家屋内(建物内)の各部屋の空気調和システムACの一部分にプロジェクタPの冷却機能部PCを持たせたものである。これによって、部屋の空気調和システムとプロジェクタの冷却システムとを別個に設けるものに比して、コスト低減化が図れるものとなる。以下、このような構成について説明する。
図1に示す空気調和システム(空気調和装置)ACは、利用側ユニットとして3個の利用側ユニット500a、500b、500cを有する場合であり、その一つの利用側ユニット500aがプロジェクタPの冷却機能部PCとして作用し、他の利用側ユニット500b、500cが、家屋内の二つの部屋HLごとの空気調和機能部として作用する場合を示している。なお、家屋内の部屋HL数が3室、4室・・・・という風に多くなれば、それに応じて利用側ユニット500d、500e・・・・という風に利用側ユニットを増やせばよい。
図1において、1000は圧縮機200と熱源側熱交換器300と気液分離器400とを有する熱源側ユニットであり、また500a、500b、500cは、それぞれ利用側熱交換器600a、600b、600cを有する利用側ユニットである。そして、熱源側熱交換器300bを圧縮機200の冷媒吐出管700と冷媒吸込管800とにそれぞれ切換弁90a、90bを介して分岐接続する一方、熱源側ユニット1000と利用側ユニット500a、500b、500cとを接続する冷媒配管であるユニット間配管110を冷媒吐出管700と分岐接続された高圧ガス管120と、冷媒吸込管800と分岐接続された低圧ガス管130と、熱源側熱交換器300bと接続された液管140とで構成している。そして、特定の利用側熱交換器600aを低圧ガス管130に切換弁160aを介して接続すると共に液管140には電動式膨張弁等の冷媒減圧器170aを介して接続して冷媒回路を形成している。切換弁160aは、利用側熱交換器600aへ冷媒が流れる状態と流れない状態とに切り替えるものであるが、空気調和システム(空気調和装置)ACの稼動中、常に利用側熱交換器600aへ冷媒が流れる状態とする方式では不要である。また、他の利用側熱交換器600bと600cは、高圧ガス管120と低圧ガス管130とにそれぞれ切換弁150aと160b、150cと160cを介して分岐接続すると共に、液管140にはそれぞれ電動式膨張弁等の冷媒減圧器170b、170cを介して接続して冷媒回路を形成している。190は、熱源側熱交換器300bの出口側の液管140に介在させた電動式膨張弁等の補助冷媒減圧器である。
そして、利用側熱交換器600aは二重管式の水用熱交換器であり、この二重管の一次側パイプ(例えば内側パイプ)を冷媒が流れ、二次側冷水パイプ(例えば外側パイプ)を水が流れる構成であり、一次側パイプ(例えば内側パイプ)流れる冷媒によって、二次側冷水パイプ(外側パイプ)を流れる水を冷却する。そして、二次側冷水パイプ(外側パイプ)の水は、ポンプ260によってプロジェクタ側冷却用の熱交換器10Aへ循環する構成である。熱交換器10Aの1つの形態として、多数のアルミニウム等の放熱フィンを冷水72Aが通る冷水パイプが貫通し、この放熱フィン間を空気が通過する形態である。熱交換器10Aで冷却された冷気は、後述のように、冷気循環用送風機10B(10B1、10B2、10B3)によって、プロジェクタPを冷却するように循環される。
次に、図1に示す空気調和システムACの運転動作を説明する。この空気調和システムACが設置された家屋の全室(図示の場合は2室)を同時に冷房する場合は、熱源側熱交換器300の一方の切換弁90aを開くと共に他方の切換弁90bを閉じ、且つ利用側熱交換器600a、600b、600cの切換弁160a、160b、160cを開くと共に切換弁150b、150cを閉じ、ファン330と340を運転することにより、圧縮機200から吐出された冷媒は吐出管700、切換弁90a、熱源側熱交換器300と順次流れて、熱源側熱交換器300で凝縮液化した後、液管140を経て各利用側ユニット500a、500b、500cの冷媒減圧器170a、170b、170cに分配され、ここで減圧される。この減圧の後、各利用側熱交換器600a、600b、600cで蒸発気化した後、夫々切換弁160a、160b、160c、低圧ガス管130、冷媒吸込管800、気液分離器400を順次経て圧縮機200に吸入される。
このように熱源側熱交換器300は空冷凝縮器として作用する一方、蒸発器として作用する利用側熱交換器600b、600cで二室が冷房されると共に、水用熱交換器である利用側熱交換器600aで冷却された冷水が、ポンプ75によってプロジェクタ側冷却用の熱交換器10Aへ循環することにより、プロジェクタPの所要部が冷却される。
次に利用側ユニット500aがプロジェクタPの冷却機能部PCとして作用する状態を確保しつつ、任意の一室を冷房し他の室を暖房する場合(図示の場合は2室の一方を冷房し他方を暖房する場合)について説明する。この場合、熱源側熱交換器300の切換弁90aを開くと共に切換弁90bを閉じ、冷却作用をする利用側ユニット500a、500bの利用側熱交換器600a、600bの切換弁160a、160bを開く共に切換弁150bを閉じる。また、暖房作用をする利用側ユニット500cの利用側熱交換器600cの切換弁160cを閉じ、切換弁150cを開いた状態とする。これによって、圧縮機200から吐出された冷媒の一部は、吐出管700、切換弁90aを順次経て熱源側熱交換器300に流れると共に、圧縮機200から吐出された残りの冷媒は、高圧ガス管120を経て暖房作用をする利用側ユニット500cの切換弁150c、利用側熱交換器600cへ流れるため、圧縮機200から吐出された冷媒は、熱源側熱交換器300と利用側熱交換器600cで凝縮液化される。
この凝縮液化された冷媒は、液管140を経て利用側ユニット500a、500bの冷媒減圧器170a、170bに分配され、ここで減圧される。この減圧の後、利用側熱交換器600a、600bで蒸発気化した後、夫々切換弁160a、160bを経て低圧ガス管130で合流され、冷媒吸込管800、気液分離器400を順次経て圧縮機200に吸入される。
このように凝縮器として作用する利用側熱交換器600cで一室が暖房されると共に、蒸発器として作用する利用側熱交換器600bで一室が冷房される。これと共に、水用熱交換器である利用側熱交換器600aで冷却された冷水が、ポンプ75によってプロジェクタ側冷却用の熱交換器10Aへ循環することにより、プロジェクタPの所要部の冷却が確保される。
かかる冷暖房同時運転時、利用側ユニット500cの冷媒減圧器170cが全開して冷媒圧力絹失が生じないようにしているが、液管140内の液冷媒圧力がアンバランスにならないように補助冷媒減圧器190で圧力調整されている。
次に利用側ユニット500aがプロジェクタPの冷却機能部PCとして作用する状態を確保しつつ、二室を暖房する場合について説明する。この場合、熱源側熱交換器300の切換弁90aを開くと共に切換弁90bを閉じ、冷却作用をする利用側ユニット500aの切換弁160aを開く。また、暖房作用をする利用側ユニット500b、500cの利用側熱交換器600b、600cの切換弁160b、160cを閉じ、切換弁150b、150cを開いた状態とする。これによって、圧縮機200から吐出された冷媒は、吐出管700、高圧ガス管120を経て暖房作用をする利用側ユニット500b、500cの切換弁150b、150cへ分配され、それぞれの利用側熱交換器600b、600cで凝縮液化される。そして、この液化された冷媒は、それぞれ全開された冷媒減圧器170b、170cを経て液管140に流れ、この液管140中の液冷媒の一部が冷媒減圧器170aで減圧された後、利用側熱交換器600a蒸発気化し、且つ残りの液冷媒が補助冷媒減圧器190で減圧された後、熱源側熱交換器300で蒸発気化し、冷媒吸込管800、気液分離器400を順次経て圧縮機200に吸入される。
このように、利用側ユニット500a、500b、500cのうち、一つをプロジェクタPの冷却用として利用し、他の二つが暖房運転、または、二つのうちの一つをプロジェクタPの冷却用として利用し他のひとつを冷房運転とし、残りの一つが暖房運転の場合のいずれにおいても、暖房運転の利用側ユニットの冷媒減圧器が全開して冷媒圧力絹失が生じないようにしているが、液管140内の液冷媒圧力がアンバランスにならないように補助冷媒減圧器190で圧力調整して、液晶プロジェクタPの冷却用利用側ユニット500aと冷房運転の利用側ユニットの冷却効果が確保されるようにされている。
上記の運転において、圧縮機200が運転されて空気調和システムACが空気調和運転状態となり、利用側ユニット500b、500cが正規の空気調和作動状態であるとき、液晶プロジェクタPの冷却用利用側ユニット500aが正規の作動状態を保つことができる。このため、利用側ユニット500b、500cが正規の空気調和作動状態になっているとき、液晶プロジェクタPが起動することにより、液晶プロジェクタPを効果的に冷却して、液晶プロジェクタPを正常動作状態に維持できるものとなる。そのため、空気調和システムACが正規の空気調和運転状態にあるとき、例えば、利用側ユニット500bと500cが正規の空気調和作動状態になっていることを制御部が検知した状態において、液晶プロジェクタPが起動するように制御する。そのため、液晶プロジェクタPの光源2へ起動電源が投入されたとき、利用側ユニット500bと500cが正規の空気調和作動状態になっていることを制御部が検知していないときは、液晶プロジェクタPの光源2は起動せず、利用側ユニット500bと500cが正規の空気調和作動状態になっていることを制御部が検知したとき、液晶プロジェクタPの光源2が自動的に起動するようにすることができる。
図2には、シアタールームのような特定の部屋HLの空気調和と、液晶プロジェクタPによりスクリーンSKに拡大投写する場合を示している。部屋HLの空気調和用として利用側ユニット500bと500cが家屋KK内の天井裏空間TUに配置され、ファン330と340の運転によって、それぞれの利用側熱交換器600b、600cで熱交換した空気が、それぞれの空気吹き出し口OUTから吹き出し、部屋HLの空気を調和してそれぞれの空気吸い込み口INから吸い込まれて、それぞれの利用側熱交換器600b、600cで熱交換する循環を行う。
また図2に示すように、利用側ユニット500aも家屋KK内の天井裏空間TUに配置され、その直下または近傍の部屋HL側の天井部に、液晶プロジェクタPが取り付けられている。液晶プロジェクタPには、プロジェクタ側冷却用の熱交換器10Aが収納され、利用側ユニット500a側の冷水供給通路73Aと液晶プロジェクタP側の冷水入口通路74A、及び利用側ユニット500a側の冷水帰還通路73BとプロジェクタP側の冷水出口通路74Bが接続されている。このため、冷媒配管の長さを短くでき、冷媒量を少なく制限できる配管構成となる。また、利用側ユニット500aとプロジェクタ側冷却用の熱交換器10Aが近接しているため、メンテナンスや修理点検サービスがし易くなる。
また、熱源側ユニット1000は、家屋KKの屋上OJに設置され、熱源側ユニット1000と利用側ユニット500a、500b、500cは、ユニット間配管110で接続されている。
図2に示すように、一つの利用側ユニット500bで作られた冷気が、液晶プロジェクタPの近くから吹き出すように配置すれば、液晶プロジェクタPから周囲へ放出される熱を冷却できるものとなる。このため、利用側ユニット500cの冷却能力よりも利用側ユニット500bの冷却能力を大きいものとするのが好ましい。また、利用側ユニット500bと500cが暖房運転の場合には、液晶プロジェクタP近傍の利用側ユニット500bによって、液晶プロジェクタPから周囲へ放出される熱を回収して利用側ユニット500bの効率アップに寄与できるものとなる。
プロジェクタPを利用側ユニット500aから着脱可能とすることにより、プロジェクタPの保管、修理、点検などに適したものとなる。この構成を以下に記載する。利用側ユニット500a側の冷水供給通路73AとプロジェクタP側の冷水入口通路74A、及び利用側ユニット500a側の冷水帰還通路73BとプロジェクタP側の冷水出口通路74Bが、冷水用コネクタ100で着脱自在に接続されている。コネクタ100は、プロジェクタPを設置する部屋Hに設けられて冷水装置70側の冷水供給通路73Aと冷水装置70側の冷水帰還通路73Bが接続された一次側コネクタCAと、プロジェクタP側に設けられてこの一次側コネクタCAに着脱自在に接続される二次側コネクタCBで構成されている。
一次側コネクタCAは、図9に示すように、冷水供給通路73Aに連通接続したコネクタ部CAAと、冷水帰還通路73Bに連通接続したコネクタ部CABを一体に備え、また二次側コネクタCBは、図9に示すように、冷水入口通路74Aに連通接続したコネクタ部CBAと、冷水出口通路74Bに連通接続したコネクタ部CBBを一体に備えた構成である。
図9に示すように、一次側コネクタCAのコネクタ部CAAとコネクタ部CABは、それぞれバネSP1で付勢された弁VB1を備え、二次側コネクタCBのコネクタ部CBAとコネクタ部CBBは、それぞれバネSP2で付勢された弁VB2を備える。一次側コネクタCAと二次側コネクタCBは、相互の接続が解除された状態では、一次側コネクタCAは、図9に示すように、弁VB1はバネSP1で付勢されて便座部VBZに密着して、冷水通路73A、73Bが自動的に閉じた状態であり、また、二次側コネクタCBは、図9に示すように、弁VB2はバネSP2で付勢されて便座部VBZに密着して、冷水通路74A、74Bが自動的に閉じた状態である。このため、それぞれ冷水装置70側の冷水通路とプロジェクタP側の冷水通路からの水漏れがない状態に保持できる。
また、一次側コネクタCAと二次側コネクタCBは、相互の接続状態では、二次側コネクタCBのコネクタ部CBAとコネクタ部CBBの各先端部の係合凸部HUが、一次側コネクタCAのコネクタ部CAAとコネクタ部CABの各先端部の係合凹部HOに、液密状態で嵌合することによって、各弁VB1の先端に形成した突出起TP1と、各弁VB2の先端に形成した突出起TP2が当接して、それぞれバネSP1、SP2に抗して後退し、各弁VB1とVB2が各便座部VBZから離れるため、閉じていた冷水通路73A、73Bと、冷水通路74A、74Bが自動的に開く。これによって、冷水供給通路73Aと冷水入口通路74Aが連通し、且つ冷水帰還通路73Bと冷水出口通路74Bが連通する。
このように、一次側コネクタCAと二次側コネクタCBが液密状態で嵌合した状態は、二次側コネクタCBの外面部に設けた弾性保持部DHの先端の係合爪DH1が、一次側コネクタCAの外面部に設けた係止突起部KTに弾性係合することによって保持される。この保持状態において、一次側コネクタCAと二次側コネクタCBの相互の接続を解除する場合は、弾性保持部DHの後端部DH2を押して係合爪DH1を係止突起部KTから外した状態で、一次側コネクタCAと二次側コネクタCBを引き離す方向へ引っ張ることによって達成される。
図1、図2には、一つの利用側ユニット500aでプロジェクタPの冷却を行う構成であるが、複数の部屋を持つビルディングの任意の複数の部屋HLで、プロジェクタPを設置して使用することができるようにすることができる。このために、図8に示すように、プロジェクタPを設置使用するための部屋HLごとに、その部屋HLの壁にこの一次側コネクタCA(図8のCA1、CA2、CA3に相当)を配置することにより、その目的を達成でき、便利である。
このように、部屋HLごとに一次側コネクタCAを配置する場合、冷水供給通路73Aに連通した部屋HLごとのコネクタ部CAAへ冷水通路を分配する分流器77Aと、冷水帰還通路73Bの連通した部屋HLごとのコネクタ部CABへ冷水通路を分配する分流器77Bが設けられている。
今、或る一つの部屋HL、例えば図8に示す最上部の部屋HLにプロジェクタPを設置して使用する場合について説明する。この場合、部屋HLの壁に設けた一次側コネクタCA1に二次側コネクタCBを上記の方法によって接続する。この状態で空気調和システムACを運転し、またはその前に空気調和システムACを運転しておく。空気調和システムACの運転により、利用側ユニット500aの利用側熱交換器600aで冷却された冷水が、ポンプ75によってプロジェクタ側冷却用の熱交換器10Aへ循環することにより、プロジェクタPの所要部の冷却が確保される。このため、熱交換器10Aの空気出口側の温度を所定温度に維持するために、熱交換器10Aへ帰還する空気温度または熱交換器10Aの出口側の冷水温度を温度センサ83で検出して、制御部によって冷媒減圧器170aによる減圧状態を制御(冷媒減圧器170aの開度調節)して、熱交換器10Aの空気出口側の温度を所定温度に維持する。プロジェクタPの冷却状態を表示するために、前記温度センサ83で検出した温度は、プロジェクタPに設けたLEDの点灯や液晶・有機EL等の表示部に温度表示することによって認識できる。
一次側コネクタCA1に二次側コネクタCBを接続することによって、後述の制御部によってプロジェクタP側と利用側ユニット500a側の信号の授受や制御を行うための電気回路が接続されるように、一次側コネクタCA1と二次側コネクタCBに電気回路接続コネクタ部を一体に組み込んでおくことが便利である。なお、プロジェクタP側と利用側ユニット500a側の電気回路接続用コネクタ部は、コネクタ100と別個に形成する場合でもよい。図8に示す最上部から2番目、3番目の各部屋HLにプロジェクタPを設置して使用可能とするために、これらの部屋HLの壁には、それぞれ一次側コネクタCA2、CA3が設けられ、これに二次側コネクタCBを上記の方法によって接続することができる。
電気回路接続用コネクタ部が接続され、冷水温度が所定温度に冷却された状態で、ポンプ75を運転して熱交換器10Aへ冷水を循環させる。即ち、利用側熱交換器600aで冷却された冷水72Aは、ポンプ75によって冷水供給通路73Aに配置した流量調整弁76、分流器77A、コネクタ100を順次通って、循環主経路50A内に設置した熱交換器10Aへ供給され、循環主経路50Aの空気と熱交換した後、熱交換器10Aから出た冷水は、冷水帰還通路73Bに配置したコネクタ100、分流器77B、逆流防止弁78を順次通って、利用側熱交換器600aへ帰還する。なお、逆流防止弁78の下流側の冷水帰還通路73Bには、開閉制御弁81を介してリザーブタンク80が連通し、リザーブタンク80が冷水72Aのレベル調整用として作用する。
ポンプ75を運転した後、プロジェクタPを起動する。プロジェクタPの起動と共に、冷気循環用送風機10B1、10B2、10B3が運転され、熱交換器10Aで冷却された冷気によって、液晶パネル5、6、7と各偏光板8A、8Bとプリズム25の冷却が開始される。
プロジェクタPの所要部の冷却を確保するために、上記のように、熱交換器10Aへ帰還する空気温度またはこの出口側の冷水温度を温度センサ83で検出して、制御部によって冷媒減圧器170aによる減圧状態を制御(冷媒減圧器170aの開度調節)するが、この制御範囲を超えた制御が必要である状況になった場合や、この制御に替わって、この温度センサ83で検出した温度に基づき、制御部(図示せず)によって、圧縮機200の電動機の運転周波数を可変して回転数を制御し、利用側熱交換器600aの温度を高くまたは低くなるように制御することができる。この制御において、前記制御部(図示せず)は、周囲温度を検出して、周囲温度補正を伴う制御によって圧縮機200をON−OFF制御するか、または圧縮機200の電動機の運転周波数を可変して圧縮機200の能力制御を行い、利用側熱交換器600aの温度を所定温度に制御する。
各分流ダクト50Bには、それぞれの対応する液晶パネル5、6、7等を冷却した空気の温度を検出する温度センサ82A、82B、82Cが配置されている。温度センサ82A、82B、82Cで検出した温度に基づき、制御部(図示せず)によって、対応する冷気循環用送風機10B1、10B2、10B3の回転数を制御して、液晶パネル5、6、7等を冷却した空気温度が設定温度になるように制御し、対応する液晶パネル5、6、7等を所定温度に冷却するようにしている。
液晶パネル5、6、7と各偏光板8A、8Bとプリズム25の発熱の程度によって、冷却熱交換器10Aを通過した冷気の温度が変化し、各分流ダクト50Bの冷気温度が変化する。特に液晶パネル5、6、7の温度が所定温度よりも高くなることは、性能低下を招くため好ましくない。このため、上記の制御方式(冷媒減圧器170aの開度調節や圧縮機200の電動機の運転周波数を可変)に替えて、またはこれらと組み合わせた制御方式とするために、循環主経路50Aから熱交換器10Aへ帰還する冷気温度、または熱交換器10Aの冷水の出口温度を検出する温度センサ83を設け、この温度センサ83の検知温度に基づき、ポンプ75の吐出流量を可変して熱交換器10Aの温度または、熱交換器10Aへ帰還する冷気温度を所定温度に維持するように前記制御部(図示せず)によって制御する。これによって、熱交換器10で冷却される冷気温度を所定温度に維持できるため、そこから分流する冷気で冷却される各液晶パネル5、6、7の温度を所定温度に維持できるものとなる。
この場合、熱交換器10Aへ帰還する冷気温度、または熱交換器10Aの冷水の出口温度が所定温度よりも高くなれば、前記制御部(図示せず)によってポンプ75の回転数をアップして吐出流量を増加させ、所定温度よりも低くなれば前記制御部(図示せず)によってポンプ75の回転数をダウンして吐出流量を減少させて、熱交換器10Aへ帰還する冷気温度または熱交換器10Aの冷水の出口温度を所定温度に維持するようにする。この場合、温度センサ83の検知温度と所定温度との差の程度に応じて、ポンプ75に供給する電力周波数を増減する周波数制御によって、ポンプ75の回転数をアップするインバータ制御方式によって、冷水の温度を前記検知温度と所定温度との差の程度に応じて冷水循環量を増加する制御するが好ましい。
なお、ポンプ75の回転数は一定とし、温度センサ83の検知温度と所定温度との差の程度に応じて、圧縮機200の電動機に供給する電力周波数を増減する周波数制御によって、圧縮機200の回転数をアップするインバータ制御方式によって、冷水の温度を前記検知温度と所定温度との差の程度に応じた低温に制御する方式を採用することもできる。
また、光源2の冷却を冷水装置70で行なう場合は、図7に示すように、ポンプ75の下流側から分岐して冷水が循環する光源用冷水路90Aを設け、この光源用冷水路90Aの冷水が通るように熱交換器10Aと同様の熱交換器10A1を設ける。そして、熱交換器10A1と冷気循環用送風機10Cと光源2をダクト50B内に直列状に配置する。これによって、熱交換器10A1によって冷却した冷気が、冷気循環用送風機10Cによって循環して光源2を所定温度に冷却するようにすることができる。
図10は本発明のプロジェクタの光源2がレーザ光源で、液晶パネル5R、6G、7B、偏光板8R0、8B0、8G0、プリズム25等から構成された光学素子4の冷却装置とプロジェクタの冷気循環路の概略構成を示す図である。実施例1と同様の機能部には同一符号を付している。光源2は、それぞれ光の3原色である赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の色光を出射する赤色(R)レーザ光源2R、緑色(G)レーザ光源2G、青色(B)レーザ光源2Bであり、これらレーザ光源がプリズム25の3面にそれぞれ対向配置される。光学素子4は、それぞれ赤色(R)レーザ光源2Rに対向配置した赤色(R)用液晶パネル5R、緑色(G)レーザ光源2Gに対向配置した緑色(G)用液晶パネル6G、青色(B)レーザ光源2Bに対向配置した青色(B)用液晶パネル7Bと、プリズム25と、プリズム25の面とそれぞれの赤色(R)用液晶パネル5R、緑色(G)用液晶パネル6G、青色(B)用液晶パネル7Bとの間に配置したそれぞれの偏光板8R0、8G0、8B0で構成されている。
赤色(R)レーザ光源2Rは、熱伝導板2R1の上にアレイ状に赤色(R)発光レーザ素子2R2が多数配列された構成であり、緑色(G)レーザ光源2Gは、熱伝導板2G1の上にアレイ状に赤色(R)発光レーザ素子2G2が多数配列された構成であり、青色(B)レーザ光源2Bは、熱伝導板2B1の上にアレイ状に赤色(R)発光レーザ素子2B2が多数配列された構成である。
ダクト50は、実施例1とは形状が異なるが機能構成としては実施例1と同様に、循環主経路50Aに熱交換器10Aが配置され、この熱交換器10Aには実施例1と同様に、水用熱交換器である利用側熱交換器600aで冷却された冷水が、ポンプ75によってプロジェクタ側冷却用の熱交換器10Aへ循環することにより、プロジェクタPの所要部の冷却が確保される。またダクト50は、実施例1と同様に、熱交換器10Aで冷却された冷気を各液晶パネル5R、6G、7Bへ分流する分流ダクト50Bを備えた構成であり、各分流ダクト50Bには、それぞれプリズム25の面と対応配置した赤色(R)用液晶パネル5Rと偏光板8R0、緑色(G)用液晶パネル6Gと偏光板8G0と、青色(B)用液晶パネル7Bと偏光板8B0が配置され、各分流ダクト50Bには、それぞれ冷気循環用送風機10B1、10B2、10B3が配置された構成である。また、熱交換器10Aへ帰還する冷気温度または熱交換器10Aの冷水の出口温度の制御、コネクタ100の構成などは、実施例1と同様である。
この構成によって、各分流ダクト50Bを流れる冷気によって、各液晶パネル5、6、7と各偏光板8A、8Bとプリズム25を所定温度に冷却する。
なお、各赤色(R)レーザ光源2R、緑色(G)レーザ光源2G、青色(B)レーザ光源2Bの冷却は、各分流ダクト50Bを流れる冷気によって冷却する配置でもよいが、別の冷却源を用いて別の分流ダクトによって冷却する方式にすることもできる。その1つとして、図10の右上方部に示すように、ポンプ75の下流側から分岐して冷水が循環する光源用冷水路90を設け、この光源用冷水路90の冷水が通るように、熱交換器10Aと同様の熱交換器10A1を配置する。そして、ダクト50と同様に、循環主経路50Aと各分流ダクト50Bに相当する循環主経路50A1と各分流ダクト50B1の構成とし、この循環主経路内に熱交換器10Bを設置し、各分流ダクトにそれぞれ赤色(R)レーザ光源2R、緑色(G)レーザ光源2G、青色(B)レーザ光源2Bと、これに対応して冷気循環用送風機10B11、10B21、10B31がそれぞれ配置された構成とする。これによって、熱交換器10A1によって冷却した冷気が、各冷気循環用送風機によって各分流ダクトを流れ、これによって、それぞれ赤色(R)レーザ光源2R、緑色(G)レーザ光源2G、青色(B)レーザ光源2Bが所定温度に冷却されるようにすることができる。
以上詳述したように、本発明により、騒音の発生を極力低減しながら、実施例1では液晶パネル5、6、7、偏光板8A、8B、プリズム25を、また実施例2では液晶パネル5R、6G、7B、偏光板8R0、8B0、8G0、プリズム25を効率よく冷却することが可能となり、高性能の液晶プロジェクタを低コストにて提供することができるようになる。
また、それぞれ実施例1の液晶パネル5、6、7に照射される各色R、G、Bの光は、また実施例2の液晶パネル5R、6G、7Bは、B、G、Rの順で発熱量が多いので、各液晶パネル5、6、7または液晶パネル5R、6G、7Bに供給される冷気もこの順で多くなるように、それぞれの分流ダクトの冷気温度を検出する温度センサの検知と、前記制御部(図示せず)に設定した所定回転数との比較によって、この所定回転数になるように前記制御部(図示せ)によって、各冷気循環用送風機の回転数制御が可能となり、例えば、最も発熱量の多い色Bの光が照射される液晶パネルへ循環する冷気量を最も多くし、Gの光が照射される液晶パネルへ循環する冷気量をそれより小量とし、最も発熱量の少ないRの光が照射される液晶パネルへ循環する冷気量を最も小量とするなどの風量制御が可能となる。
また、本実施例のダクト50は、循環主経路50Aと各分流ダクト50Bを本体1に着脱可能に構成しても差し支えない。また、ダクト50を、本体1に着脱可能に設けられた更に複数の部材から構成するものとしても構わない。このように、ダクト50を本体1に着脱可能に設けられた複数の部材にて構成することで、生産時の組み立て作業を円滑に行うことが可能となる。また、修理時等においても、取り外し作業、或いは、修理後の組み立て作業を容易に行うことができる。
例えば、修理時において本体1内に取り付けられたダクト50を本体1から取り外すことで、本体1内の修理箇所を容易に修理、或いは故障箇所を容易に取り出すことができ、修理作業が行い易くなる。また、修理終了後には、ダクト50を本体1に簡単に取り付けることができる。特に、ダクト50内に設けられた実施例1の冷気循環用送風機や、液晶パネル5、6、7、偏光板8A、8B、プリズム25、または実施例2の冷気循環用送風機や、液晶パネル5R、6G、7B、偏光板8R0、8B0、8G0、プリズム25の取り外しや組み立てを容易に行うことが可能となり、修理作業性を著しく向上できるようになる。
上記実施例1、実施例2の構成では、利用側熱交換器600aは二重管式の水用熱交換器であるが、この方式に替わって、水用熱交換器とはせずに、利用側熱交換器600aを流れる冷媒の蒸発によって、その周囲の空気を冷却する冷却器(蒸発器)とし、この利用側熱交換器600aそのものをプロジェクタ側冷却用の熱交換器10Aとして利用することができる。この場合、熱交換器10Aとなる利用側熱交換器600aは、上記同様に液晶プロジェクタPのダクト50内に配置して、実施例1、実施例2同様の構成によって液晶プロジェクタPを冷却できるものとなる。
この構成では、液晶プロジェクタPを着脱する場合は、利用側熱交換器600aの冷媒回路を着脱構成としなければならず、冷媒漏れが懸念されるため、これに替わって、液晶プロジェクタPを取り外し可能とするためには、利用側熱交換器600aは、液晶プロジェクタPの冷気ダクト50内に配置せずに、液晶プロジェクタP外の冷気ダクトに配置する。そして、この冷気ダクトと液晶プロジェクタPの冷気ダクト50を着脱可能な構成によって接続し、利用側熱交換器600aで冷却した冷気が液晶プロジェクタPの冷気ダクト50を流れて、実施例1、実施例2同様に液晶プロジェクタPの冷却を行うように構成すればよい。
各実施例ではプロジェクタの一例として液晶プロジェクタを用いて説明したが、本発明のプロジェクタはこれに限定されるものでなく、本体に光源と、この光源からの出射光を映像情報に応じて加工する光学素子と、加工後の投写光像をスクリーンに投写するための投写レンズとを設けて成るプロジェクタであれば良く、本発明は、上記実施形態に限定されず、本発明の技術的範囲を逸脱しない限り種々の変更が考えられ、それに係る種々の実施形態を包含するものである。
本発明に係るプロジェクタの冷却装置を備えた空気調和システム(空気調和装置)の冷媒回路構成図である。(実施例1) 本発明に係るプロジェクタの冷却装置を備えた空気調和システム(空気調和装置)の建物への設置状態を示す図である。(実施例1) 本発明に係るプロジェクタの冷却装置を省略した状態のプロジェクタを示す概略斜視図である。(実施例1) 本発明に係るプロジェクタの冷却装置を備えた状態の液晶プロジェクタの内部を示す概略斜視図である。(実施例1) 本発明に係るプロジェクタの冷却装置を備えた状態の液晶プロジェクタの内部概略を示す平面図である。(実施例1) 図5のA−A断面による冷気循環路の概略構成を示す図である。(実施例1) 本発明のプロジェクタの冷却装置に係る冷水循環路と冷気循環路の構成図である。(実施例1) 本発明に係る液晶プロジェクタを設置する部屋ごとに冷水コネクタを配置した状態を示す配管図である。(実施例1) 本発明に係る液晶プロジェクタを設置する部屋の冷水用一次側コネクタとプロジェクタ側の二次側コネクタとの構成図である。(実施例1) 本発明のプロジェクタの光源がレーザ光源で液晶パネルを含む光学素子の冷却装置とプロジェクタの関係概略図である。(実施例2)
符号の説明
AC 空気調和システム(空気調和装置)
CA 冷水用コネクタ100の一次側コネクタ
CB 冷水用コネクタ100の二次側コネクタ
HL 家屋内の部屋
P 液晶プロジェクタ
PC 液晶プロジェクタPの冷却機能部
1 本体
2 光源
3 均一照明光学系
4 光学素子
5、6、7 液晶パネル
5R 赤色(R)用液晶パネル
6G 緑色(G)用液晶パネル
7B 青色(B)用液晶パネル
8A、8B 偏光板
8R0、8B0、8G0 偏光板
9 投写レンズ
10A プロジェクタ側冷却用の熱交換器
10A1 熱交換器
10B 冷気循環用送風機
10B1 冷気循環用送風機
10B2 冷気循環用送風機
10B3 冷気循環用送風機
10B11 冷気循環用送風機
10B21 冷気循環用送風機
10B31 冷気循環用送風機
10C 冷気循環用送風機
20 ランプ
21 リフレクタ
22 ランプボックス
25 プリズム
70 冷水装置
71 冷凍装置
71A 圧縮機
71B 放熱器
71C キャピラリチューブ(減圧装置)
71D 蒸発器
72 冷水タンク
73A 冷水供給通路
73B 冷水帰還通路
74A 冷水入口通路
74B 冷水出口通路
75 ポンプ
77A 分流器
77B 分流器
82A、82B、82C 温度センサ
35、37 通気孔
40、41、42 ファン
100 冷水用コネクタ

Claims (4)

  1. 光源と、この光源からの出射光を映像情報に応じて加工するよう複数の液晶パネルを含む光学素子と、加工後の投写光像をスクリーン等に投写するための投写レンズとを設けて成る液晶プロジェクタと、圧縮機と熱源側熱交換器とを内蔵した熱源側ユニットと、利用側熱交換器を内蔵した複数台の利用側ユニットとをユニット間配管で接続した空気調和装置を備え、前記熱源側熱交換器を前記圧縮機の冷媒吐出管と冷媒吸込管とに切換弁を介して分岐接続する一方、前記ユニット間配管を前記冷媒吐出管と分岐接続された高圧ガス管と、前記冷媒吸込管と分岐接続された低圧ガス管と、前記熱源側熱交換器と接続された液管とで構成し、前記利用側熱交換器は特定のものを除き前記高圧ガス管と前記低圧ガス管とに切換弁を介して分岐接続すると共に前記液管には冷媒減圧器を介して接続して冷媒回路を形成し、前記特定の利用側熱交換器は前記低圧ガス管に分岐接続すると共に前記液管には冷媒減圧器を介して接続して冷媒回路を形成し、前記特定の利用側熱交換器の冷却作用にて前記液晶プロジェクタを冷却することを特徴とするプロジェクタの冷却装置。
  2. 光源と、この光源からの出射光を映像情報に応じて加工するよう複数の液晶パネルを含む光学素子と、加工後の投写光像をスクリーン等に投写するための投写レンズとを設けて成る液晶プロジェクタと、圧縮機と熱源側熱交換器とを内蔵した熱源側ユニットと、利用側熱交換器を内蔵した複数台の利用側ユニットとをユニット間配管で接続した空気調和装置を備え、前記熱源側熱交換器を前記圧縮機の冷媒吐出管と冷媒吸込管とに切換弁を介して分岐接続する一方、前記ユニット間配管を前記冷媒吐出管と分岐接続された高圧ガス管と、前記冷媒吸込管と分岐接続された低圧ガス管と、前記熱源側熱交換器と接続された液管とで構成し、前記利用側熱交換器は特定のものを除き前記高圧ガス管と前記低圧ガス管とに切換弁を介して分岐接続すると共に前記液管には冷媒減圧器を介して接続して冷媒回路を形成し、前記特定の利用側熱交換器は前記低圧ガス管に分岐接続すると共に前記液管には冷媒減圧器を介して接続して形成された冷媒回路の冷媒と水が熱交換する水用熱交換器とし、この水用熱交換器で冷却した冷水で前記液晶プロジェクタを冷却することを特徴とするプロジェクタの冷却装置。
  3. 前記水用熱交換器で冷却した冷水がポンプによって循環するよう前記液晶プロジェクタに設けたプロジェクタ側冷却用の熱交換器と、このプロジェクタ側冷却用の熱交換器で冷却した冷気を前記光学素子の周囲へダクトを通して冷気循環用送風機で供給することを特徴とする請求項2に記載のプロジェクタの冷却装置。
  4. 前記光源はそれぞれ光の3原色である赤色(R)、緑色(G)、青色(B)の色光を出射する赤色(R)レーザ光源、緑色(G)レーザ光源、青色(B)レーザ光源であり、これらレーザ光源がプリズムに対向配置され、前記液晶パネルは、それぞれ前記赤色(R)レーザ光源に対向配置した赤色(R)用液晶パネル、前記緑色(G)レーザ光源に対向配置した緑色(G)用液晶パネル、青色(B)レーザ光源に対向配置した青色(B)用液晶パネルであり、前記ダクトは前記プロジェクタ側熱交換器で冷却された冷気をこれらの各液晶パネルへ分流する分流ダクト構成であり、前記冷気循環用送風機は、この分流ダクトごとの送風機で構成されたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載のプロジェクタの冷却装置。
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