JP2010026476A - 投写型映像表示装置 - Google Patents

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Kiyoko Tsuji
企世子 辻
Nobuyuki Kondo
信幸 近藤
Takashi Ikeda
貴司 池田
Takeshi Masutani
健 増谷
Makoto Maeda
誠 前田
Takahisa Ando
孝久 安東
Toshiya Iinuma
俊哉 飯沼
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Abstract

【課題】ヒートポンプを利用して光学部品の冷却効果を高めながら、従来どおりの使用形態に対応可能な投写型映像表示装置を提供する。
【解決手段】第1キャビネット10には、光学エンジン30の他、導入ダクト70と排出ダクト80が配されており、第2キャビネット20には、冷却ダクト50と、ヒートポンプユニット60が配されている。ヒートポンプユニット60によって冷却された冷却風が、これらダクト50、70、80と光学エンジン30との間で循環されて、光学エンジン30内の光学部品が冷却される。導入ダクト70および排出ダクト80は、冷却ダクト50に回動可能に連結され、第1キャビネット10は、これらダクト70、80の連結部を介して第2キャビネット20に回動可能に連結されている。
【選択図】図4

Description

本発明は、投写型映像表示装置に関し、特に、光学部品の冷却を図る際に用いて好適なものである。
投写型映像表示装置(以下、「プロジェクタ」という)は、光源からの光を液晶パネル等の表示素子で変調し、変調された光(以下、「映像光」という)を被投写面に投写する構成を有している。液晶パネルや液晶パネルの前後に配された偏光板は、光が通過する際に大きく発熱する。
従来、液晶パネル等、発熱性の高い光学部品からの放熱は、主として、ファンモータ等を用いた空冷によって行われていた。その一方で、近年の高輝度化の要請から、光源からの光量が増加し、これら光学部品の発熱量が増加する傾向にある。このため、もはや、通常の空冷では、これら光学部品の十分な冷却が困難な状況となってきている。
これに対し、たとえば、以下の特許文献1や特許文献2には、圧縮機等を含む、冷却装置による吸熱作用を利用して冷却を行うプロジェクタが記載されている。冷却装置による吸熱作用を利用して冷却風を冷却することにより、光学部品の冷却効果を高めることができる。
特開2004−38105号公報 特開2005−202195号公報
ところで、プロジェクタが床や机に置いて設置される場合(通常設置)には、プロジェクタの投写位置をスクリーン面に合わせるために、調整脚を伸ばすなどして、プロジェクタ本体が上向きに傾けられる。
また、プロジェクタが天井から吊り下げられて設置される場合(天吊り設置)には、通常、取り付け冶具はプロジェクタの下面に設けられているため、プロジェクタ本体は上下を反転されることが多い。
しかしながら、ヒートポンプユニットを配する場合には、プロジェクタが傾けられたり、上下を反転されたりすると、それに伴ってヒートポンプユニットを構成するコンプレッサが傾く、あるいは、逆さとなってしまう。コンプレッサは、傾いたり逆さになったりすると、正常に作動せず、所定の冷却性能を発揮できなくなる惧れがある。
このため、ヒートポンプユニットを用いて冷却効果を高める構成とする場合には、通常設置や天吊り設置における使用形態が制限され、従来どおりの使用が困難となるという問題が生じる。
本発明は、このような課題を解消するためになされたものであり、ヒートポンプを利用して光学部品の冷却効果を高めながら、従来どおりの様々な使用形態(設置状態)に対応可能な投写型映像表示装置を提供することを目的とする。
本発明に係る投写型映像装置は、映像信号にて変調された光を投写する光学系を収容する第1のキャビネットと、ヒートポンプユニットを収容する第2のキャビネットと、前記第1のキャビネットを前記第2のキャビネットに対して回動可能に連結する連結部と、該前記連結部内に配され、前記ヒートポンプユニットによって冷却された冷却風を前記光学系へと導く冷却系とを備える。
この構成によれば、ヒートポンプユニットによって冷却された冷却風によって光学系が冷却されるため、光学部品の冷却効果を高めることができる。
しかも、この構成によれば、第1のキャビネットが、第2キャビネットに回動可能に支持されているため、第2のキャビネットを水平状態に維持したまま、第1のキャビネットだけを傾けたり逆さにしたりすることができる。したがって、従来どおりの様々な使用形態で使用しても、コンプレッサが傾きにくく、コンプレッサの性能劣化を防止できる。
本発明に係る投写型映像表示装置において、前記冷却系は、前記第1のキャビネットに配され、前記光学系に前記冷却風を導入する導入ダクトと前記光学系から前記冷却風を排出させる排出ダクトとを有する第1のダクトと、前記第2のキャビネットに配され、前記冷却風の出口と入口とが同一軸上に並ぶよう構成された第2のダクトと、を備え、前記導入ダクトが前記第2のダクトの出口に回動可能に連結されると共に、前記排出ダクトが前記第2のダクトの入口に回動可能に連結される。
この構成によれば、冷却系によって、光学系とヒートポンプユニットに跨る冷却風の循環路が形成されるため、外気の温度が高くても冷却風を低温にでき、光学部品を効果的に冷却することができる。また、埃などがダクト内に侵入しにくくなり、光学部品に埃などが付着しにくくなる。加えて、この構成によれば、第1のキャビネットが、同一軸上の2つの連結部を介して回動されるので、第1のキャビネットを円滑に回動させることができる。
また、本発明に係る投写映像表示装置において、前記冷却系は、前記第1のキャビネットに配され、前記光学系に前記冷却風を導入する導入ダクトと前記光学系から前記冷却風を排出させる排出ダクトとを有し、前記導入ダクトの入口と前記排出ダクトの出口とが前記第1のキャビネットの第1の面に配された第1のダクトと、前記第2のキャビネットに配され、前記冷却風の出口と入口とが前記第2のキャビネットの第1の面に配された第2のダクトと、を備え、前記第1のキャビネットの第1の面と前記第2のキャビネットの第1の面とは対向して配置される。
この構成によれば、第1のダクトの入口及び出口は、第1キャビネットの特定の一側面に纏めて配すことができ、その他の側面を操作パネル部面、端子接続部面、基盤配置面、排気口面等に使用することができる。同様に、第2のダクトの入口及び出口も、第2キャビネットの特定の一側面に纏めて配すことができ、その他の側面を操作パネル部面、端子接続部面、基盤配置面、排気口面等に使用することができる。
なお、この構成において、前記連結部は、前記冷却風の下流側口が上流側口を覆うようにして嵌め込まれることが望ましい。
このように構成すると、連結されるダクトの上流側口端部の内周面と下流側口端部の内周面との間に段差が生じても、この段差が上流から下流に流入する冷却風の流れの邪魔になることがない。よって、冷却風を、円滑に循環させることができる。
上記各構成に係る投写型映像表示装置において、前記連結部には、冷却風の漏れを抑制するシール構造が配されるのが望ましい。
このように構成すると、連結部の密閉性を高めることができ、冷却風を漏れなく光学系に供給することができる。結果、光学部品の冷却効果を高めることができる。
以上のとおり、本発明の投写型映像表示装置によれば、様々な使用形態で使用しても、発熱部を冷却する為のコンプレッサの性能劣化を防止することができる。
本発明の効果ないし意義は、以下に示す実施の形態の説明により更に明らかとなろう。ただし、以下の実施の形態は、あくまでも、本発明を実施化する際の一つの例示であって、本発明は、以下の実施の形態に記載されたものに何ら制限されるものではない。
以下、本発明の実施の形態につき図面を参照して説明する。
尚、異なる図面番号に対して同一又は類似の部分に関しては同一符番を付して重複する説明は省略している。
(プロジェクタの構成)
図1は、本実施の形態に係るプロジェクタの外観構成を示す図である。図1(a)は、プロジェクタの上面図であり、図1(b)は、プロジェクタの右側面図である。
図1のように、プロジェクタは、第1キャビネット10と第2キャビネット20を備える。第1キャビネット10内には、光学エンジン30が配されている。光学エンジン30は、映像信号に基づく映像光を生成する。光学エンジン30には、投写レンズ40が装着されており、投写レンズ40の前部が、第1キャビネット10の前面から露出している。光学エンジン30から出射された映像光は、投写レンズ40によって、プロジェクタ前方に配されたスクリーン面に投写される。
なお、図1(b)に示すように、第1キャビネット10底面の左右両側の2箇所には、上下に伸縮可能な調整脚101(右側の調整脚101のみ図示)が設けられている。これら左右の調整脚101を伸縮させることによって、第1キャビネット10の前後方向の傾きを調整することができる。
(光学エンジンの構成)
図2は、光学エンジン30の内部構成を示す図である。光学エンジン30は、ケース301を備え、このケース301内に、各種の光学部品が配置されている。
白色光ランプ303からは、白色光が出射される。白色光ランプ303から出射された光は、フィルタ304を通過することによって紫外線および赤外線が除去された後に、さらに、フライアイインテグレータ305、PBSアレイ306、コンデンサレンズ307を通過する。フライアイインテグレータ305は、液晶パネル(後述する)に照射される各色光の光量分布を均一化させ、PBSアレイ306は、ダイクロイックミラー308に向かう光の偏光方向を一方向に揃える。
コンデンサレンズ307を通過した光は、ダイクロイックミラー308に入射される。ダイクロイックミラー308は、入射された光のうち、赤色波長帯の光(以下、「R光」という)のみを反射し、緑色波長帯(以下、「G光」という)と青色波長帯(以下、「B光」という)を透過する。
ダイクロイックミラー308で反射されたR光は、コンデンサレンズ307、309、310によるレンズ作用と反射ミラー311による反射によって、適正な照射状態にて液晶パネル312に照射される。液晶パネル312は、赤色用の映像信号に応じて駆動され、その駆動状態に応じてR光を変調する。なお、液晶パネル312の入射側には2枚の入射側偏光板313が配されており、出射側には2枚の出射側偏光板314が配されている。
ダイクロイックミラー308を透過したG光およびB光は、コンデンサレンズ315を通過して、ダイクロイックミラー316に入射する。ダイクロイックミラー316は、G光を反射するとともにB光を透過する。
ダイクロイックミラー316で反射されたG光は、コンデンサレンズ307、315、317によるレンズ作用によって、適正な照射状態にて液晶パネル318に照射される。液晶パネル318は、緑色用の映像信号に応じて駆動され、その駆動状態に応じてG光を変調する。なお、液晶パネル318の入射側には2枚の入射側偏光板319が配されており、出射側には2枚の出射側偏光板320が配されている。
ダイクロイックミラー316を透過したB光は、コンデンサレンズ307、315、321、322およびリレーレンズ323、324によるレンズ作用と反射ミラー325、326による反射によって、適正な照射状態にて液晶パネル327に照射される。液晶パネル327は、青色用の映像信号に応じて駆動され、その駆動状態に応じてB光を変調する。なお、液晶パネル327の入射側には2枚の入射側偏光板328が配されており、出射側には2枚の出射側偏光板329が配されている。
液晶パネル312、318、327によって変調されたR光、G光、B光は、ダイクロイックプリズム330に入射する。ダイクロイックプリズム330は、R光、G光およびB光のうち、R光とB光を反射するとともにG光を透過し、これにより、B光、G光およびR光を色合成する。こうして、色合成された映像光が、ダイクロイックプリズム330から投写レンズ40に向けて出射される。
液晶パネル312、318、327、入射側偏光板313、319、328、出射側偏光板314、320、329、およびダイクロイックプリズム330は、区画壁302によって他の領域と区画された略密閉性の区画室331内に配されている。区画壁302には、各液晶パネル312、318、327に対向するように開口が形成され、この開口内にコンデンサレンズ310、317、322が嵌め込まれている。
図3は、区画室331内における表示ユニット333の配置状態を示す図であり、同図(a)は斜視図、同図(b)は上面図である。同図に示すように、液晶パネル312、318、327、出射側偏光板314、320、329およびダイクロイックプリズム330は、保持部材332に組み付けられることによってユニット化されており、この表示ユニット333が区画室331内の所定位置に配されている。なお、図3(b)に示すように、入射側偏光板313、319、328は、それぞれ、保持部材332とは別の保持部材334、335、336によって左右両側を保持されている。R光、G光およびB光の入射状態に応じて、保持部材334、335、336が個々に動かされ、これによって、入射側偏光板313、319、328の位置調整がなされる。
液晶パネル312、318、327、入射側偏光板313、319、328および出射側偏光板314、320、329(以下、「液晶パネル312、318、327等」と略する)は、映像光を生成する際に光が通過することによって大きく発熱する。そこで、これら光学部品を空冷するため、区画室331の底面における、これら液晶パネル312、318、327等の下方位置には、それぞれ、冷却風の吹出口337、338、339が形成されている。また、区画室331の上面には、吹出口337、338、339に対応して、1つの大きな吸込口340が形成されている。
以下、本発明の実施例1について図面を参照して説明する。図4は、プロジェクタの内部構成を示す図である。同図(a)は、上方から見たプロジェクタの内部透視図、同図(b)は、右側方から見たプロジェクタの内部透視図、同図(c)は、左側方から見たプロジェクタの内部透視図である。
(プロジェクタの内部構成)
図4のように、第1キャビネット10は、左右後端部が後方に突出しており、上面視でコ字状となるように形成されている。第2キャビネット20は、第1キャビネット10の左右後端部に挟まれるようにして、第1キャビネット10の後方に配されている。第1キャビネット10は、図1に示す回転軸Pを中心として、同図(b)における時計方向および反時計方向に回動可能となるように、第2キャビネット20に連結されている。図4に戻り、第2キャビネット20内には、冷却ダクト50とヒートポンプユニット60が配されている。
冷却ダクト50は、ダクトの左端部に形成された円筒形の導入口501と、ダクトの右端部に形成された円筒形状の導出口502を含んでいる。冷却ダクト50は、第2キャビネット20内において左右方向に配されており、導入口501が第2キャビネット20の左側面から外部に露出し、導出口502が第2キャビネット20の右側面から外部に露出している。なお、冷却ダクト50は、図示しない取付部を介して、第2キャビネット20の所定位置に固着されている。
ヒートポンプユニット60は、コンプレッサ601と、放熱器602と、膨張弁603と、吸熱器604とを備えている。コンプレッサ601、放熱器602、膨張弁603、吸熱器604は、配管605で繋がれ、この配管605内に冷媒が封入されている。吸熱器604は、冷却ダクト50内に配されている。放熱器602の近傍には、放熱器602を空冷するためのファン606が配されており、このファン606に対応して第2キャビネット20の後面に吸気孔201が形成されている。
コンプレッサ601が駆動されると、気体の冷媒はコンプレッサ601で圧縮され、放熱器602で冷却されて圧力が高い液体となる。そして、冷媒は、膨張弁603で圧力が下げられて、吸熱器604において低温で気化し、このときの気化熱で周囲から熱を奪った後、再びコンプレッサ601に戻る。
第1キャビネット10内には、導入ダクト70と排出ダクト80が配されている。これらダクト70、80は、図示しない取付部を介して、第1キャビネット10の所定位置に固着されている。
導入ダクト70は、第1キャビネット10の右後端部から前方に延び、光学エンジン30の下方を通って第1キャビネット10の右前端部に達し、右前端部で中央側へ屈曲して、さらに光学エンジン30の上記吹出口337、338、339の位置まで延びている。導入ダクト70は、ダクトの後端部に形成され、第2キャビネット20側に向く円筒状の流入口701を含んでおり、この流入口701が、冷却ダクト50の導出口502に回動可能に連結されている。
排出ダクト80は、第1キャビネット10の左後端部から前方に延び、光学エンジン30の上方を通って第1キャビネット10の左前端部に達し、左前端部で中央側へ屈曲して、さらに光学エンジン30の上記吸込口340の位置まで延びている。排出ダクト80は、ダクトの後端部に形成され、第2キャビネット20側に向く円筒状の流出口801を含んでおり、この流出口801が、冷却ダクト50の導入口501に回動可能に連結されている。
図5は、冷却ダクト50に対する導入ダクト70と排出ダクト80の連結構造を示す図である。同図(a)は、左右方向に沿って切断した要部断面図であり、同図(b)は、同図(a)のA−A´断面図である。
冷却ダクト50の導出口502の外径は、導入ダクト70の流入口701の内径とほぼ一致しており、導出口502の先端部が流入口701内に嵌め込まれている。流入口701の内周面は、導出口502の外周面に対して周方向に摺動可能となっており、これによって、導出口502の中心を軸にして、導入ダクト70を回動させることができる。
排出ダクト80の流出口801の外径は、冷却ダクト50の導入口501の内径とほぼ一致しており、流出口801の先端部が導入口501内に嵌め込まれている。流出口801の外周面は、導入口501の内周面に対して周方向に摺動可能となっており、これによって、導入口501の中心を軸にし、排出ダクト80を回動させることができる。
導入口501と導出口502は、その中心が同一軸上(図1の回転軸P上)となるように形成されている。また、導入ダクト70および排出ダクト80は、第1キャビネット10に固定されており、冷却ダクト50は、第2キャビネット20に固定されている。したがって、第1キャビネット10は、導入ダクト70および排出ダクト80と冷却ダクト50の2つの連結部を介して第2キャビネット20に連結され、第2キャビネット20に対して回動可能となる。
流入口701の先端部外周には、円形のフランジ部702が形成されており、導出口502の外周部には、このフランジ部702に対向するように、円形のフランジ部503が形成されている。これらフランジ部702、503は、外径が等しくされている。導出口502の外周には、さらに、2つのフランジ部702、503に挟まれるように、Oリング504が配されている。
2つのフランジ部702、503は、互いが接近するように、断面コ字状のクランプ505によって挟み込まれている。クランプ505は、図5(b)に示すように、両フランジ部702、503の3ヶ所に略均等な間隔で配されている。これにより、Oリング504が適度に潰された状態で、両フランジ部702、503に密着している。
流出口801と導入口501との間の構成も、上記と同様であり、両フランジ部802、506の間にOリング507が配され、3つのクランプ508による挟み込みによって、Oリング507が適度に潰された状態で、両フランジ部802、506に密着している。
こうして、流入口701と導出口502との間、および流出口801と導入口501との間からの冷却風の漏れが、Oリング504、507によって抑制される。
図6は、光学エンジン30に対する導入ダクト70および排出ダクト80の接続部分の構成を示す図である。
光学エンジン30のケース301の外底面には、吹出口337、338、339の下方位置に、ファンユニット90が配されている。ファンユニット90は、ケーシング901と、ケーシング901内に配された送風ファン902とを備えている。導入ダクト70がファンユニット90の吸気口903に接続されており、ファンユニット90の排気口904が、吹出口337、338、339に接続されている。また、排出ダクト80が吸込口340に接続されている。
以上の構成において、スクリーン面への映像投写が行われる際には、ファンユニット90およびヒートポンプユニット60が駆動される。送風ファン902が回転すると、冷却風が生起される。冷却風は、吹出口337、338、339から液晶パネル312、318、327等に向かって吹き出し、これによって、これら光学部品が冷却される(図3、図6参照)。その後、冷却風は、吸込口340から吸い込まれ、排出ダクト80を通って、冷却ダクト50内に導入される。
冷却ダクト50に導入された冷却風は、吸熱器604を通過する際に、吸熱器604との熱交換によって冷却される。冷却された冷却風は、導入ダクト70、ファンユニット90を通って、再び吹出口337、338、339から液晶パネル312、318、327等に向かって吹き出す。
このようにして、冷却風が、光学エンジン30(区画室331)、排出ダクト80、冷却ダクト50、導入ダクト70で構成される循環路を循環し、その間に、液晶パネル312、318、327等を冷却する。冷却風は、吸熱器604によって低温に冷却されるので、液晶パネル312、318、327等の冷却効果が高まる。
なお、上述したように、排出ダクト80の流出口801が冷却ダクト50の導入口501の内側に嵌め込まれる構成とされており、図5(a)に示すように、導入口501の内周面と流出口801の内周面との間に生じる段差Bが、冷却風の流れの抵抗とならないようにされている。また、冷却ダクト50の導出口502が導入ダクト70の流入口701の内側に嵌め込まれる構成とされており、同図に示すように、流入口701の内周面と導出口502の内周面との間に生じる段差Cが、冷却風の流れの抵抗とならないようにされている。これにより、冷却風が、冷却ダクト50に円滑に流入出される。
尚、実施例1では特に記載がないが冷却ダクト50、導入ダクト70及び、排出ダクト80は、流路外からの熱の影響を避けるために断熱部材を使用しても良いものとする。
(プロジェクタの設置状態)
図7は、プロジェクタが、使用に際して設置された状態を示す図である。同図(a)(b)は、プロジェクタが通常設置された状態を示す。同図(c)はプロジェクタが天吊り設置された状態を示す。
通常設置では、プロジェクタが床や机等に置かれ、プロジェクタ前方に配されたスクリーン面に映像が投写される。プロジェクタの位置に対してスクリーン面が上方にある場合に、スクリーン面に合わせてプロジェクタを傾けることが必要となる場合がある。
このような場合、本実施例のプロジェクタでは、図7(b)に示すように、調整脚101が伸長され、第1キャビネット10の前側が上方に傾くように、第1キャビネット10が第2キャビネット20に対して回動される。すなわち、第1キャビネット10のみが傾けられ、第2キャビネット20は水平な状態に維持される。
一方、図7(c)に示す天吊り設置では、通常、取り付け冶具はプロジェクタの下面に設けられているため、プロジェクタの上下を反転させて吊られることが多い。
この設置状態のプロジェクタでは、天吊り設置される場合、第1キャビネット10の上面が下になるように、第1キャビネット10が第2キャビネット20に対して略180度回動される。そして、第1キャビネット10および第2キャビネット20が水平にされた状態で、第1キャビネット10と第2キャビネット20の双方に所定の吊り具Dが取り付けられ、この吊り具Dによって、プロジェクタが天井に吊り下げ固定される。このように、天吊り設置の際、第1キャビネット10のみが上下反転され、第2キャビネット20は、もとの状態のままとされる。
なお、本実施例のプロジェクタでは、投写レンズ40が上下左右に摺動可能な保持機構に保持されることによって、上下(左右)方向に投写映像をシフト可能な構成とされている。これにより、ある程度の上下範囲においては、第1キャビネット10を動かすことなく、投写レンズ40をシフトさせることにより投写映像の上下の位置を変更することができる。したがって、天吊り設置において、第1キャビネット10が水平の状態にされていても、斜め下方のスクリーン面に向けて映像投写を行うことができる。
ところで、第2キャビネット20内には、ヒートポンプユニット60を構成するコンプレッサ601が配されている。コンプレッサ601は、一般的に水平状態から5°程度傾くと正常に作動しなくなるため、傾いたり逆さになると、所定の冷却性能を発揮できなくなる惧れがある。
しかし、本実施例では、上述のように、通常設置や天吊り設置において、第2キャビネット20が常に水平状態に維持されるため、コンプレッサ601が傾いたり、逆さになったりしない。よって、ヒートポンプユニット60の冷却性能が低下してしまうようなことがない。
(作用)
以上、説明したように、本実施例では、ヒートポンプユニット60を用いて冷却した冷却風によって光学エンジン30の光学部品(液晶パネルなど)が冷却されるので、光学部品の冷却効果を高めることができる。
その上、本実施例では、ヒートポンプユニット60のコンプレッサ601が配された第2キャビネット20に対し、光学エンジン30が配された第1キャビネット10が回動可能に連結される構成とされている。このため、通常設置や天吊り設置の際には、第1キャビネット10だけを傾けたり逆さにしたりすれば良く、第2キャビネット20は常に水平状態に維持される。したがって、従来どおりの使用に際して、第2キャビネット20内のコンプレッサ601が傾きにくく、これにより、冷却風の冷却効果の低下を防止できる。
さらに、本実施例では、Oリング504、507とクランプ505、508を用いたシール構造によって、冷却ダクト50と導入ダクト70の連結部および冷却ダクト50と排出ダクト80の連結部からの冷却風の漏れが抑制される。これにより、冷却風を十分に光学エンジン30内に供給できるので、光学部品(液晶パネル等)の冷却効果を高めることができる。
以上、本実施例について説明したが、本実施例は、以下の通り、種々の変更が成され得る。
<変更例1、2>
図8(a)は、変更例1に係るプロジェクタの構成を示す図であり、同図(b)は、変更例2に係るプロジェクタの構成を示す図である。
上記実施例1では、第1キャビネット10が上面視でコ字状となるように形成され、導入ダクト70および排出ダクト80の略全体が第1キャビネット10内に収容される構成とされている。これに対し、図8(a)、(b)に示すように、第1キャビネット10が上面視で四角形となるように形成され、導入ダクト70および排出ダクト80が第1キャビネット10から一旦外部に引き出されて、第2キャビネット20の冷却ダクト50に連結される構成とすることもできる。なお、図8(a)には、導入ダクト70および排出ダクト80が、第1キャビネット10の左右側面から外部に引き出され、左右側面に沿って後方に延び、冷却ダクト50に連結される構成が示されている。また、図8(b)には、導入ダクト70および排出ダクト80が、第1キャビネット10の後面から外部に引き出され、冷却ダクト50に連結される構成が示されている。
このような構成とすれば、第1キャビネット10の形状が単純になるため、第1キャビネット10を簡易に形成することができる。
<変更例3>
図9は、変更例3に係る冷却ダクト50と排出ダクト80との間のシール構造を示す要部断面図である。
冷却ダクト50と導入ダクト70の連結部、および冷却ダクト50と排出ダクト80の連結部からの冷却風の漏れを抑制するためのシール構造を、以下に示す、変更例3および変更例4のように変更することもできる。
まず、図9を参照して、変更例3に係るシール構造を説明する。同図(a)に示すように、冷却ダクト50の導入口501には、切れ込み511(図9では一方のみ図示)が略180度の間隔を置いて2箇所に形成されている。導入口501は、2つの切れ込み511によって、先端部から中央部に掛けて上下に分断されており、外周側からの力によって先端部の口径が絞られやすくなっている。また、導入口501の先端部の外周面には雄ネジ512が形成されている。さらに、導入口501の内周面には環状のフランジ部513が形成されている。フランジ部513の内径は、排出ダクト80の流出口801の外径とほぼ一致している。
一方、排出ダクト80の流出口801には、先端部の外周面に沿って環状のゴムパッキン811が配されている。ゴムパッキン811の外径は、導入口501の内径より若干小さくされている。さらに、流出口801の周囲には、導入口501の先端部に螺合される円筒状の枠部材812が配されている。枠部材812の内周面には、雌ネジ813が形成されている。
なお、導入口501の雄ネジ512の外径は、先端側では枠部材812の雌ネジ813の谷の径と同等かやや小さくされているが、後方に向かうに従って大きくなり、途中からは雌ネジ813の谷の径より大きくなるようにされている。
こうして、排出ダクト80を冷却ダクト50に連結する際には、図9(b)に示すように、フランジ部513にゴムパッキン811が当接する位置まで、流出口801が導入ダクト501内に嵌め込まれる。導入ダクト70と排出ダクト80は、第1キャビネット10に固定されることにより一体化され、一体化された導入ダクト70と排出ダクト80によって、冷却ダクト50が左右両側から挟み込まれる状態となる。このため、排出ダクト80は、流出口801が導入口501から抜ける方向に動かなくなる。
流出口801が導入口501に連結された後、枠部材812が導入口501の外周面に螺合される。このとき、上述のように、途中からは雄ネジ512の外径が雌ネジ813の谷の径より大きくなるため、図9(c)に示すように、枠部材812が締められるに従って、導入口501の先端部の口径が絞られていく。これにより、導入口501の内周面がゴムパッキン811に強く密着し、ゴムパッキン811がやや押しつぶされた状態となる。このような構成により、冷却ダクト50と排出ダクト80と間からの冷却風の漏れが抑制される。
なお、冷却ダクト50と導入ダクト70との間のシール構造も上記の構造と同様となるが、冷却ダクト50の導出口502が、導入ダクトの流入口701に嵌め込まれる構成であるため、導出口502が流出口801と同様な構造となり、流入口701が導入口501と同様な構造となる。
<変更例4>
図10は、変更例4に係る冷却ダクト50と排出ダクト80との間のシール構造を示す要部断面図である。
同図(a)に示すように、導入口501の先端部の外周面には、雄ネジ521が形成されている。
導入口501の外周には、円筒状の枠部材523が配されている。枠部材523の内周面には、冷却ダクト50側の端部に環状のフランジ部524が形成されている。枠部材523の内周面には、さらに、中央部に導入口501の雄ネジ521に螺合する雌ネジ525が形成されているとともに、排出ダクト80側の端部にOリング526が取り付けられている。
一方、排出ダクト80の流出口801は、断面台形状の筒形状に形成されており、先端部に向かうに従って、その外径(内径)が小さくなっている。流出口801の外径は、先端部からある程度の位置までは、導入口501の内径よりも小さくなるようにされている。
こうして、排出ダクト80を冷却ダクト50に連結する際には、図10(b)に示すように、流出口801の外周面が導入口501の内周面に当接する位置まで、流出口801が導入ダクト501内に嵌め込まれる。上述したように、一体化された導入ダクト70と排出ダクト80によって、冷却ダクト50が左右両側から挟み込まれる。このため、排出ダクト80は、流出口801が導入口501から抜ける方向に動かなくなる。
流出口801が導入口501に連結された後、枠部材523が所定方向に回されると、排出ダクト80側に移動していき、これによって、図10(c)に示すように、Oリング526が排出801の外周面に強く密着し、Oリング526がやや押しつぶされた状態となる。このような構成により、冷却ダクト50と排出ダクト80との間からの冷却風の漏れが抑制される。
なお、冷却ダクト50と導入ダクト70との間のシール構造も上記の構造と同様となるが、冷却ダクト50の導出口502が、導入ダクトの流入口701に嵌め込まれる構成であるため、導出口502が流出口801と同様な構造となり、流入口701が導入口501と同様な構造となる。
第1キャビネット10を回動させると、ゴムパッキン811やOリング526は、当接している面との間で摺動する。このため、第1キャビネット10が頻繁に回動されるような使用がなされた場合には、プロジェクタを長く使用している間に、ゴムパッキン811やOリング526が磨耗し、シール力が低下する惧れがある。
この点、変更例3や変更例4の構成とすれば、第1キャビネット10を回動させる際に、容易に、枠部材812、523を緩めてから第1キャビネット10を回動させることができる。これにより、当接している面との摺動を抑制することができ、ゴムパッキン811やOリング526が磨耗することを抑制することができる。加えて、ゴムパッキン811やOリング526が磨耗しても、枠部材812、523をさらに締めることにより、再びゴムパッキン811やOリング526の密着力を強くすることができるので、容易にシール力を回復させることができる。
<変更例5>
図11は、変更例5に係るプロジェクタの構成を示す図である。変更例5の構成では、2つのプロジェクタを上下2段に重ね、スタック状態で使用することができる(図11(b)参照)。このようにスタック状態に設置し、2つのプロジェクタから同じ映像をスクリーン面の同じ位置に重なるように投影させることにより、光量が増加するので、高輝度での投写が実現できる。
図11(a)に示すように、このプロジェクタは、変更例1の構成と同様、導入ダクト70および排出ダクト80が、第1キャビネット10の左右側面から外部に引き出され、後方にある第2キャビネット20内の冷却ダクト50に連結される構成を有している。さらに、導入ダクト70および排出ダクト80は、それぞれ、前後方向に伸縮可能な伸縮ダクト部731、831を含んでいる。伸縮ダクト部731、831は、たとえば蛇腹形状をしたダクトとすることができる。
2つのプロジェクタは、図11(b)に示すように、第1キャビネット10の前端が同じ位置になるように上下に重ねられる。このとき、所定の固定具102によって両者が固定される。
スクリーン面が上方にあり、スクリーン面にあわせてプロジェクタを傾ける必要がある場合には、図11(c)に示すように、下側のプロジェクタの調整脚101が伸長される。これにより、2つの第1キャビネット10がともに回動されて傾けられる。このとき、下側のプロジェクタでは、第1キャビネット10が、水平状態のときよりも第2キャビネット20から離れ、それに合わせて伸縮ダクト部731(831)が伸びる。
このように、変更例5のプロジェクタは、導入ダクト70および排出ダクト80に伸縮ダクト部731、831が形成されており、第1キャビネット10の回動に応じて、下側の伸縮ダクト731、831が伸びるため、第1キャビネット10の前端の位置を同じに保ったまま、2つの第1キャビネット10をともに傾けることができる。よって、投写レンズ40からスクリーン面まで距離をほぼ同じにでき、円滑な映像投写を行うことができる。
なお、プロジェクタを2段に重ねた状態で、各プロジェクタからの映像を同じ位置に重なるようにするためには、上述のように、投写レンズ40をシフトさせることによって、映像の上下の位置を調整することになる。
<変更例6>
図12は、変更例6に係るプロジェクタの構成を示す図である。変更例6のプロジェクタは、変更例1の構成と同様、導入ダクト70および排出ダクト80が、第1キャビネット10の左右側面から外部に引き出され、後方にある第2キャビネット20内の冷却ダクト50に連結される構成を有している。
さらに、このプロジェクタでは、導入ダクト70が、さらに、前部の屈曲部分で2つに分割され、前後方向に延びる第1ダクト70aと左右方向に延びる第2ダクト70bで構成されている。第1ダクト70aと第2ダクト70bは、それぞれに形成された円筒状の連結口732、733により、冷却ダクト50と導入ダクト70の連結部と同様な構造で連結されている。排出ダクト80も、導入ダクト70と同様、第1ダクト80aと第2ダクト80bに分割され、第1ダクト80aと第2ダクト80bが、それぞれに形成された円筒状の連結口832、833により連結されている。このような構成によって、第1キャビネット10が第1ダクト70a、80aに対しても回動可能となっている。
図13は、変更例6に係るプロジェクタの使用形態を示す図である。この変更例6のプロジェクタによれば、同図(a)に示すように、スクリーン面の高さに合わせて、調整脚101を伸長させることにより、第1キャビネット10を水平に保ったまま、第1キャビネット10の高さを調整することができる。
また、同図(b)に示すように、第2キャビネット20上に第1キャビネット10を配することで、プロジェクタを、前後に寸法の小さい縦長タイプとすることができる。なお、この場合、第2キャビネット20の上にスペーサEを設置することで第1キャビネット10を安定して配置することができる。
さらに、同図(c)に示すように、第1キャビネット10を第2キャビネット20の上方に持ち上げ、さらに第1キャビネット10を下方に傾けることで、床や机など、下方向の面に対して映像を投写することができる。なお、この場合、第1キャビネット10、導入ダクト70および排出ダクト80を回動後の位置で固定するため、適宜、ロック機構が設けられる。
このように、変更例6の構成とすれば、プロジェクタの使用形態が広がるので、ユーザの利便性が向上する。
まず、実施例2に関し実施例1に対する相違点を以下に詳述する。
実施例1では、導入ダクト70の流入口701は冷却ダクト50の導出口502に回動可能に連結され、この連結部は第2キャビネット20の右側の面に配される。また、排出ダクト80の流出口801は冷却ダクト50の導入口501に回動可能に連結され、この連結部は第2キャビネット20の左側の面に配される(図4参照)。そして、流入口701、導出口502、流出口801、及び導入口501の中心が同一軸上(図1の回転軸P上)となるように構成されている。
一方、実施例2では、上記構成に代わり、図14に示すように第1キャビネット10の一側面(第1の面)には、導入ダクト70の流入口701と排出ダクト80の流出口801とが配される。また、第2キャビネットの一側面(第1の面)には、冷却ダクト50の導入口501と導出口502とが配される。そして、第1のキャビネット10の一側面と第2のキャビネット20の一側面とが対向するように配置され、流入口701と導出口502が相対し、流出口801と導入口501が相対するように構成されている。また、第1キャビネット10と第2キャビネット20間に流出口801と導入口501を結ぶ暖気ダクト901、及び流入口701と導出口502を結ぶ冷気ダクト902を配す構成となっている。
以下、本発明の実施例2を上方から見たプロジェクタの内部構成を示した図14の内部透視図を参照して説明する。
(プロジェクタの内部構成)
第1キャビネット10の右側面に第2キャビネット20が配されており、第1キャビネット10と第2キャビネット20は、パイプ型保持具903によって接続されている。パイプ型保持具903は、中空な略円筒状の形状で、第1キャビネット10が第2キャビネット20に対して回動できるような構造を成している。
第2キャビネット20内の冷却ダクト50は、導入口501と導出口502とが第2キャビネット20の左側面に形成されている。冷却ダクト50は、第2キャビネット20内において屈曲して配されており、図示しない取付部を介して、導入口501は暖気ダクト901と、導出口502は冷気ダクト902と接続されている。
導入ダクト70は、第1キャビネット10の右側面から、光学エンジン30の下方を通って第1キャビネット10の右前端部に達し、右前端部で中央側へ屈曲して、さらに光学エンジン30の吹出口337、338、339(図3(a)参照)の位置まで延びている。一方、排出ダクト80は、光学エンジン30の吸込口340(図3(a)参照)の位置から光学エンジン30の上方を通って第1キャビネット10の左前端部に達し、第1キャビネット10の左後端部、右後端部を屈曲して配され、さらに第1キャビネット10の右側面まで延びている。
すなわち、流入口701および流出口801は第1キャビネット10の右側面に形成され、図示しない取付部を介して、流入口701は冷気ダクト902と、流出口801は暖気ダクト901と接続されている。
尚、図14において、排出ダクト80は、第1キャビネット10の左前端部に達し、第1キャビネット10の左後端部、右後端部を屈曲して配されているが、表示ユニット333から直ぐに後端部へ屈曲し、右後端部へ配されても良い。
図15は、パイプ型保持具903の内部構造を示した図である。同図(a)は、パイプ型保持具903と第1キャビネット10が未接続の状態を示した図であり、同図(b)は、パイプ型保持具903と第1キャビネット10が接続された状態を示した図であり、同図(c)は、第1キャビネット10を第2キャビネット20に対して180°回動させた状態を示した図である。
暖気ダクト901は、冷却ダクト50へ空気を導く役割を担い、流路外からの熱の影響を避けるために断熱部材を使用している。断熱部材は、柔軟に変形させることができるものであり、全体として暖気ダクト901は、断熱性とフレキシブル性が確保されているダクト(以下、「断熱性フレキシブルダクト」という)で形成されている。
冷気ダクト902は、光学系へ空気を導く役割を担い、暖気ダクト901同様、断熱性フレキシブルダクトで形成されている。
パイプ型保持具903は、直接的に暖気ダクト901と冷気ダクト902に外力が加わるのを防ぎ、暖気ダクト901と冷気ダクト902が破損するのを防止する作用を有しており、暖気ダクト901と冷気ダクト902を覆うように形成されている。パイプ型保持具903は、第2キャビネット20側へ固着されており、他方の突端の外周には鉤状の爪部905が形成されている。パイプ型保持具903の爪部905が形成される突端には、切れ込み907が略180度の間隔を置いて2箇所に形成されている(図15では一方のみ図示)。パイプ型保持具903が挿入される第1キャビネット10の嵌合口904の内側突端には、突出した爪保持部906が形成され、爪部905に嵌合される。尚、906の内径とパイプ型保持具903の外径がほぼ一致する。
図15の(b)に図示されているように、パイプ型保持具903を嵌合口904へ挿入する際、切れ込み907の作用により容易に挿入することが可能であり、パイプ型保持具903に対して第1キャビネット10を回動させることができる(図15の(c)参照)。
また、暖気ダクト901と冷気ダクト902は、フレキシブル性を要している為、180°程度の回動を行うことは可能なように設計されているが、それ以上回動させると暖気ダクト901と冷気ダクト902を破損させる可能性がある為、過回動を防止する為に図示しないがストッパ機構を付加しても良いものとする。
このように、第1キャビネット10の一側面に流入口701と流出口801を配し、第2キャビネットの一側面に導入口501と導出口502を配し、第1キャビネット10と第2キャビネット20間に流出口801と導入口501を結ぶ暖気ダクト901、及び流入口701と導出口502を結ぶ冷気ダクト902を配す構成となっている。
その為、実施例1と同様、冷却ダクト50で冷却した冷却風を光学部品へ導き、冷却することができると共に、第2キャビネットに対して第1キャビネットを回動させても、コンプレッサ601を正常に作動させることができ、第1キャビネット及び第2キャビネットの一側面以外の側面を操作パネル部面、端子接続部面、基盤配置面、排気口面等に使用することができ、プロジェクタ構成部品のレイアウトが容易となる。
<変更例1>
図16は、実施例2の変更例1に係るプロジェクタを示す上面図である。
上記実施例2では、第1キャビネット10と第2キャビネット20を左右に並べてその間にパイプ型保持具903を設けた構成とした。これに対し、図16に示すように、第1キャビネット10と第2キャビネット20を前後に並べて、第1キャビネット10の右側であり、且つ第2キャビネットの左側にパイプ型保持具903を設けた。
このような構成としても、実施例2と同様な作用、効果を奏す。
<変更例2、3、4>
図17は、実施例2の変更例2、3、4に係る暖気ダクト901と冷気ダクト902を示す概念図である。
同図(a)は、実施例2の変更例2を示した概念図である。暖気ダクト901と冷気ダクト902に関して、パイプ型保持具903の内部にあるダクトは、硬質素材の断熱性を有すダクト(以下、「断熱性リジッドダクト」という)から成り、第2キャビネット20の内部にあるダクトは、断熱性フレキシブルダクトから成る。そして、断熱性リジッドダクトと断熱性フレキシブルダクトは、繋ぎ部911、912により固着されている。
同図(b)は、実施例2の変更例3を示した概念図であり、パイプ型保持具903と同一の中心軸を有し、且つパイプ型保持具903の内径よりも小さな外径を有す断熱性リジッドダクトから成る暖気ダクト901が設けられている。さらにパイプ型保持具903と同一の中心軸を有すパイプ型保持具903の内径よりも小さく、暖気ダクト901の外径よりも大きい内外径を有す断熱性リジッドダクトから成る冷気ダクト902で構成される。
同図(c)は、実施例2の変更例4を示した概念図であり、パイプ型保持具903と同一の中心軸を有し、且つパイプ型保持具903の内径よりも小さな外径を有す断熱性リジッドダクトから成る暖気ダクト901が設けられている。さらに、第1キャビネット10が第2キャビネット20に対して回動する時、両端が固定されていることにより暖気ダクト901の周りを螺旋状に巻かれる断熱性フレキシブルダクトから成る冷気ダクト902で構成される。
断熱性リジッドダクトは、断熱性フレキシブルダクトとは異なり柔軟に変形することができない為、第1キャビネットが第2キャビネットに対して回動させることができない。その為、断熱性リジッドダクトの端部を連結する機構部を以下に示す。
図18は、断熱性リジッドダクトの端部を連結する機構部を示した概念図である。同図(a)は、未接続の状態を示した図であり、同図(b)は、接続された状態を示した図である。
断熱性リジッドダクトで形成される暖気ダクト901又は冷気ダクト902は、端部の手前外周にU溝部921が形成されている。冷却ダクト50、導入ダクト70又は、排出ダクト80の他のダクト922は、端部が断熱性リジッドダクトの外径とほぼ一致するよう内径が設定されており、端部以外は断熱性リジッドダクトの外径とほぼ一致するよう外径が設定されている。他のダクト922の端部手前には、バネで支持された半球状ストッパー923が他のダクト922の内壁に2つ配されている。また他のダクト922の内部には、機密性を確保するOリング924が配されている。
断熱性リジッドダクトが他のダクト922に挿入されると、半球状ストッパー923がU溝部921に嵌ることにより、断熱性リジッドダクトと他のダクト922が連結され、同時にOリング924が潰れることにより、機密性を確保することができる。また第1キャビネットが第2キャビネットに対して回動すると半球状ストッパー923がU溝部921を動くことにより、連結を保持しつつ回動することができる。
このように、図17に示される各変更例の構成にしても、第1キャビネット10を第2キャビネット20に対して回動させることが出来る為、通常設置で傾けて使用する際や、天吊設置する際でもコンプレッサ601の冷却性能を低下させることはなく、光学部品を冷却させることができる。
尚、図17(a)(b)(c)において、暖気ダクト901と冷気ダクト902との内部を流れる冷却風の方向を変更して、暖気ダクト901が配されている所に冷気ダクト902としての作用を、冷気ダクト902が配されている所に暖気ダクト901としての作用を、持つように変更しても良い。
尚、実施例2では、流入口701と導出口502が相対し、流出口801と導入口501が相対するような構成としたが、これに限るものではなく第1キャビネット10が第2キャビネット20に対して回動させることができる構成であれば、相対されない面に流入口701と流出口801及び、導入口501と導出口502を配す構成としても良い。
尚、実施例2では、第1キャビネット10と第2キャビネット20の接続は、パイプ型保持具903において第1キャビネット側に爪保持部906を形成し、嵌合させたが第2キャビネット20側に爪保持部906を形成し、嵌合させても良い。
また、実施例2では、第2キャビネット20側のみにパイプ型保持具903を設けたが、パイプ型保持具903を第1キャビネット10と第2キャビネット20にそれぞれ設け、それぞれのパイプ型保持具903の突端に爪部905又は爪保持部906を備えることにより、それぞれのパイプ型保持具903を嵌合させても良い。
<その他の実施形態>
上記実施の形態では、液晶パネル312、318、327等を、ヒートポンプユニット60を用いて冷却した冷却風で冷却するようにしたが、これに限らず、光学エンジン30内のその他の高発熱の光学部品、たとえば、白色光ランプ302やPBSアレイ306を冷却する構成とすることもできる。また、第1キャビネット10に、特定の流路を設けず第1キャビネット10全体を冷却することもできる。また、上記実施の形態では、冷却風を循環させる構成としたが、外気をヒートポンプユニットで冷却して液晶パネル等に吹き付けるようにしても良い。この場合、冷却風を第1キャビネット10から第2キャビネット20に戻す必要がないため、排出ダクト80、および、排出ダクト80と冷却ダクト50とを連結する連結構造が省略可能となる。ただし、既述のように、外気の温度が高い場合には冷却能力がやや低下する惧れがある。また、外気に混じって塵埃が光学エンジン内に流入する惧れもある。
さらに、上記実施の形態では、光学エンジン30内にコンデンサレンズ309、315、321が配されているが、光学系の設計によっては、これらコンデンサレンズ309、315、321が不要になる場合もあり得る。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に何ら制限されるものではない。また、本発明の実施形態も、上記の他に、特許請求の範囲に示された技術的思想の範囲内において、適宜、種々の変更が可能である。
また、本実施例1又は実施例2は、液晶表示パネルを用いた投写型映像表示装置を示したが、これに限定されるものではなく他の映像光生成系を備える投写型映像表示装置においても本発明を適用でき、DMD(Digital Micromirror Device)方式、LCOS(Liquid Crystal on Silicon)方式でも適用することができる。
本発明の実施の形態に係るプロジェクタの全体構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係る光学エンジンの内部構成を示す図である。 本発明の実施の形態に係る光学エンジン内における表示ユニットの配置状態を示す図である。 実施例1に係るプロジェクタの内部構成を示す図である。 実施例1に係る冷却ダクトに対する導入ダクトと排出ダクトの連結続構造を示す図である。 実施例1に係る光学エンジンに対する導入ダクトおよび排出ダクトの接続部分の構成を示す図である。 実施例1に係るプロジェクタが、使用に際して設置された状態を示す図である。 実施例1の変更例1および変更例2に係るプロジェクタの構成を示す図である。 実施例1の変更例3に係る冷却ダクトと排出ダクトとの間のシール構造を示す図である。 実施例1の変更例4に係る冷却ダクトと排出ダクトとの間のシール構造を示す図である。 実施例1の変更例5に係るプロジェクタの構成を示す図である。 実施例1の変更例6に係るプロジェクタの構成を示す図である。 実施例1の変更例6に係るプロジェクタの使用形態を示す図である。 実施例2に係るプロジェクタの全体構成を示す図である。 実施例2に係るパイプ型保持具の構造を示す図である。 実施例2の変更例1に係るプロジェクタの構成を示す図である。 実施例2の変更例2、3、4に係るパイプ型保持具内部のダクト構造を示す図である。 実施例2に係る断熱性リジッドダクトの連結部を示す図である。
符号の説明
10 第1キャビネット(第1のキャビネット)
20 第2キャビネット(第2のキャビネット)
30 光学エンジン(光学系)
40 投写レンズ(光学系)
50 冷却ダクト(第2のダクト)
60 ヒートポンプユニット
70 導入ダクト(第1のダクト)
80 排出ダクト(第1のダクト)
501 導入口
502 導出口
503 フランジ部
504 Oリング
505 クランプ
506 フランジ部
507 Oリング
508 クランプ
511 切れ込み
512 雄ネジ
513 フランジ部
521 雄ネジ
522 突条
523 枠部材
524 フランジ部
525 雌ネジ
526 Oリング
701 流入口(導入ダクトの入口)
702 フランジ部
801 流出口(排出ダクトの出口)
802 フランジ部
811 ゴムパッキン
812 枠部材
813 雌ネジ

Claims (5)

  1. 映像信号にて変調された光を投写する光学系を収容する第1のキャビネットと、
    ヒートポンプユニットを収容する第2のキャビネットと、
    前記第1のキャビネットを前記第2のキャビネットに対して回動可能に連結する連結部と、
    前記ヒートポンプユニットによって冷却された冷却風を前記光学系へと導く冷却系と、
    を備えることを特徴とする投写型映像表示装置。
  2. 請求項1記載の投写型映像表示装置において、
    前記冷却系は、
    前記第1のキャビネットに配され、前記光学系に前記冷却風を導入する導入ダクトと前記光学系から前記冷却風を排出させる排出ダクトとを有する第1のダクトと、
    前記第2のキャビネットに配され、前記冷却風の出口と入口とが同一軸上に並ぶよう構成された第2のダクトと、を備え、
    前記導入ダクトが前記第2のダクトの出口に回動可能に連結されると共に、前記排出ダクトが前記第2のダクトの入口に回動可能に連結されることを特徴とする投写型映像表示装置。
  3. 請求項1記載の投写型映像表示装置において、
    前記冷却系は、
    前記第1のキャビネットに配され、前記光学系に前記冷却風を導入する導入ダクトと前記光学系から前記冷却風を排出させる排出ダクトとを有し、前記導入ダクトの入口と前記排出ダクトの出口とが前記第1のキャビネットの第1の面に配された第1のダクトと、
    前記第2のキャビネットに配され、前記冷却風の出口と入口とが前記第2のキャビネットの第1の面に配された第2のダクトと、を備え、
    前記第1のキャビネットの第1の面と前記第2のキャビネットの第1の面とは対向して配置されることを特徴とする投写型映像表示装置。
  4. 請求項1乃至3の何れか一項において、
    前記連結部は、前記冷却風の下流側口が上流側口を覆うようにして嵌め込まれる、
    ことを特徴とする投写型映像表示装置。
  5. 請求項1乃至4の何れか一項において、
    前記連結部に、連結部からの冷却風の漏れを抑制するシール構造が配されている、
    ことを特徴とする投写型映像表示装置。
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