JP2008310134A - プロジェクタ - Google Patents
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Abstract
【課題】投射距離が短い筐体などに収納するタイプのプロジェクタにおいて、冷却効率がよく、冷却による性能の劣化がないようにし、ユーザにとって使い勝手をよくする。
【解決手段】プロジェクタをテーブルの内部に収納するようにし、冷却のための空気を床下に流出させる。冷却システムの冷却系統として、プロジェクタの内部を冷却する空気を循環させる第1次冷却系と、外部から空気を取り込み、外部に空気を排出する第2次冷却系を設け、それらのダクトを、熱交換器により接続し、第1次冷却系のダクトに冷風を流出させ、第2次冷却系のダクトに温風を流出させる。第2次冷却系のダクトは、床の下に配置する。熱交換器は、床の下に配置し、床の接続孔により、テーブル内部の第1次冷却系のダクトと床の下の第1次冷却系のダクトを接続する。
【選択図】 図5
【解決手段】プロジェクタをテーブルの内部に収納するようにし、冷却のための空気を床下に流出させる。冷却システムの冷却系統として、プロジェクタの内部を冷却する空気を循環させる第1次冷却系と、外部から空気を取り込み、外部に空気を排出する第2次冷却系を設け、それらのダクトを、熱交換器により接続し、第1次冷却系のダクトに冷風を流出させ、第2次冷却系のダクトに温風を流出させる。第2次冷却系のダクトは、床の下に配置する。熱交換器は、床の下に配置し、床の接続孔により、テーブル内部の第1次冷却系のダクトと床の下の第1次冷却系のダクトを接続する。
【選択図】 図5
Description
本発明は、プロジェクタに係り、特に、投射距離が短く、テーブルや壁にプロジェクタ本体を埋め込んで使用するタイプのプロジェクタを効率よく冷却できる冷却システムを有し、かつ、ユーザにとっても快適に使用することのできるプロジェクタに関する。
従来のフロント投射型プロジェクタに比べて、フロント投射型プロジェクタでありながら、非球面ミラーを光学系に使用することにより投射距離を短縮したプロジェクタが開発されている。
そして、特許文献1や特許文献2に見られるように、投射距離が短くできるというメリットを生かして、プロジェクタ本体を筐体やテーブルに収納する表示システムが提案されている。
プロジェクタは、高温になる光源を使用するために、そのままの状態では、装置全体が非常な高温になる。そのため、正常に動作させるために適切な温度になるように冷却する必要がある。
以下、図16を用いて、従来例に係るプロジェクタの冷却方法について説明する。
図16は、従来例に係るプロジェクタの冷却を説明する図である。
この図16では、プロジェクタの関連する光学要素のみを抜粋し模式的に示している。このプロジェクタの例では、装置の下部の吸入口に取り付けられたファンにより、内部に吸入され、有機部品を有する液晶パネルや偏光板・位相板などを冷却して、特に、最後に熱源となる光源の部分を冷却し、装置の後方の排出口より空気を排出している。
ところで、特許文献1の図12に取り上げられているような投射距離が長いプロジェクタでは、空気の流路などが十分確保できるため、図16の冷却方法でもそれほど問題点が生じなかった。
しかしながら、特許文献1や特許文献2に示されているような筐体、テーブル、天井に収納するようなタイプのプロジェクタでは、どのような方法で冷却するかが問題となる。これらの特許文献1や特許文献2には、プロジェクタの冷却という点が考慮されていない。これらのように筐体に収納するタイプのプロジェクタでは、使用時において、熱がこもらないように十分な冷却性能を確保する必要がある。
また、投射距離が短いプロジェクタは、ユーザ(特に、プロジェクタの操作者)がプロジェクタの周辺に位置する場合には、冷却のための風がユーザにとって不快になる原因となる。さらに、外部から空気を吸入させて冷却するには、外気のごみやほこりが装置の内部に取り込まれるため、特に、光学系の性能が劣化するという問題もある。
本発明は、上記問題点を解決するためになされたもので、その目的は、投射距離が短い筐体などに収納するタイプのプロジェクタにおいて、冷却効率がよく、冷却による性能の劣化がない冷却システムを有するプロジェクタを提供することにある。また、他の目的は、ユーザにとっても使い勝手のよいプロジェクタを提供することにある。
本発明の冷却システムを有するプロジェクタの一形態としては、プロジェクタをテーブルの内部に収納するようにし、冷却のための空気を床下に流出させる。
冷却システムとして、プロジェクタの内部を冷却する空気を循環させるダクトを有する第1次冷却系と、外部から空気を取り込み、外部に空気を排出するダクトを有する第2次冷却系と、第1次冷却系のダクトと第2次冷却系のダクトと接続され、熱交換をおこない、第1次冷却系のダクトに冷風を流出させ、第2次冷却系のダクトに温風を流出させる熱交換器とを設ける。
そして、冷却システムとして、第2次冷却系のダクトは、床の下に配置する。熱交換器は、床の下に配置し、床の接続孔により、テーブル内部の第1次冷却系のダクトと床の下の第1次冷却系のダクトを接続するようにしてもよいし、熱交換器を、テーブルの内部に配置し、床の接続孔により、床の下の第2次冷却系のダクトと、テーブル内部の第2次冷却系のダクトを接続するようにしてもよい。
また、冷却システムを有するプロジェクタの一形態としては、プロジェクタを壁の内部に収納するようにし、冷却のための空気を天井に流出させる。
この形態においても、冷却システムとして、プロジェクタの内部を冷却する空気を循環させるダクトを有する第1次冷却系と、外部から空気を取り込み、外部に空気を排出するダクトを有する第2次冷却系と、第1次冷却系のダクトと第2次冷却系のダクトと接続され、熱交換をおこない、第1次冷却系のダクトに冷風を流出させ、第2次冷却系のダクトに温風を流出させる熱交換器とを設けるようにする。
そして、プロジェクタとプロジェクタ収納容器を引き出して使うときに、冷却システムとして、プロジェクタの吸気口と排気口が第1次冷却系のダクトにより接続されるようにし、第2次冷却系のダクトは、壁の内部に埋め込まれ、熱交換器から流出する空気を天井方向に排出されるようにする。
本発明によれば、上記問題点を解決するためになされたもので、その目的は、投射距離が短い筐体などに収納するタイプのプロジェクタにおいて、冷却効率がよく、冷却による性能の劣化がない冷却システムを有するプロジェクタを提供することができる。また、本発明によれば、ユーザにとっても使い勝手のよいプロジェクタを提供することができる。
以下、本発明に係る各実施形態を、図1ないし図15を用いて説明する。
〔実施形態1〕
以下、本発明に係る第一の実施形態を、図1ないし図11を用いて説明する。
先ず、図1および図2を用いて冷却システムを有するプロジェクタの吸気と排気について説明する。
図1および図2は、本発明の第一の実施形態に係る冷却システムを有するプロジェクタの吸気と排気を説明する図である。
以下、本発明に係る第一の実施形態を、図1ないし図11を用いて説明する。
先ず、図1および図2を用いて冷却システムを有するプロジェクタの吸気と排気について説明する。
図1および図2は、本発明の第一の実施形態に係る冷却システムを有するプロジェクタの吸気と排気を説明する図である。
本実施形態でのブロジェクタ0は、図1に示されるように、テーブル200に収納されている。そして、プロジェクタ0からの映像は、前面の反射ミラー35により反射されてスクリーン300に写しだされる。反射ミラー35は、プロジェクタ0の使用時に開いて映像を反射する適切な位置に維持する。
図1に示される例では、テーブル200上面から空気の流れW1を入れ、プロジェクタ0の中を通って、テーブル200を設置している床500に抜けて、空気の流れW2を排出する。
このようにすると、温度が高い空気の流れW2は、室内には排出されないため、室温の上昇が防止され、排気による音もテーブル200、床下に閉じ込められのでユーザにとっての騒音も軽減される。
また、図2に示される例では、床下の専用流路を通って、床500、テーブル200下面から空気の流れW3を入れ、プロジェクタ0の中を通って、再び、テーブル200下面を設置している床500に抜けて、空気の流れW4を排出する。床下の専用流路は、例えば、床暖房の温風流路を用いることができる。この例では、空気の流れが、室内と完全に分離されるため、よりいっそう騒音を防止することができる。
次に、図3および図4を用いてプロジェクタの構造について説明する。
図3は、本発明の第一の実施形態に係るプロジェクタの上面断面図である。
図4は、本発明の第一の実施形態に係るプロジェクタの側面断面図である。
プロジェクタの動作の概要は、以下のようになる。
図3に示されるように、ランプ1から出射された光は、マルチレンズ2、マルチレンズ3、PBS4、フォーカスレンズ5を通り、さらに、ダイクロミラーおよびその他のミラー類6で3色(赤色、緑色、青色)に分離される。分離された光は、コリメータレンズ7を通って映像表示素子10の照射された後、プリズム20により、再び合成される。合成された光は、投射レンズ30を通って反射ミラー35で反射され、スクリーンに拡大投写され、映像を表示される。
また、プロジェクタ筐体100には、端部にのダクトが左右から接続されており、吸気口110から冷却用の空気を流入し、排気口120からそれを排出する。
この空気は、後に説明するように床下に埋め込まれている冷却部である熱交換器400により、冷却された空気である。
冷却流路としては、吸入口110より吸入され、ファン41を介し、プリズム20とその周辺のミラー6、映像表示素子10、電源50を通って、ファン42によって排気口120より排出されるA系統の流路と、吸入口110より吸入され、ファン44を介し、マルチレンズ2、マルチレンズ3や、ランプ1を冷却し、ファン43によって排気口120より排出されるB系統の流路が確保されている。
また、図4は、図3とは別の例であり、上面の吸入口110a、110bから空気をプロジェクタ筐体100に吸入し、排出口120a、120bより排出する例を示している。この図の例では、吸入口と排出口は、二つずつ設けられているが、筐体のスケール、プロジェクタの温度特性に応じて、より多くの吸入口と排出口を設けるようにしてもよい。
上の冷却システムを有するプロジェクタの例では、吸気と排気の方向のみを示した。以下では、より詳細な例として、冷却システムを有するプロジェクタの冷却構造で、複数の冷却系統を持つ例について説明する。
(I)冷却構造:熱交換器が使用時に床下、床にダクトのための接続孔を複数設置
この冷却構造は、熱交換器が使用時に床下にあり、床にダクトのための接続孔を複数設置する例である。
図5は、本発明の第一の実施形態に係る冷却システムを有するプロジェクタの冷却構造を説明する図である(その一)。
図6は、冷却構造の要部の詳細図である。
図7は、テーブルを設置する際の本発明の第一の実施形態に係る冷却システムを有するプロジェクタの断面図である(その一)。
(I)冷却構造:熱交換器が使用時に床下、床にダクトのための接続孔を複数設置
この冷却構造は、熱交換器が使用時に床下にあり、床にダクトのための接続孔を複数設置する例である。
図5は、本発明の第一の実施形態に係る冷却システムを有するプロジェクタの冷却構造を説明する図である(その一)。
図6は、冷却構造の要部の詳細図である。
図7は、テーブルを設置する際の本発明の第一の実施形態に係る冷却システムを有するプロジェクタの断面図である(その一)。
図5に示される例は、図2の床下に専用流路を設けたときの冷却構造の例である。この例では、空気を循環する冷却系統として、第1次冷却系と第2次冷却系の複数の系統を有するようにしている。単一の冷却系統の例も後に説明する。第1次冷却系は循環系であり、第1次冷却系のダクトIは、床下に設置されている熱交換器400を通って、冷却された空気を床50、テーブル200の下面からプロジェクタ0に入れて、排出し、再び、テーブル200の下面、床50を抜けて、熱交換器400に戻るようになっている。
また、第2次冷却系は、外部の空気とのやりとりをする開放系であり、ダクトIIにより熱交換器400へ空気を流入させて、熱交換して暖められた空気を流出させる。
第1次冷却系は、小型にし、第2次冷却系を大型のものにすることにより、プロジェクタ0とテーブル200の容積を小さくすることができる。また、プロジェクタ内部を通る第1次冷却系の空気は、循環系で密封されているために、プロジェクタ0内部に、ごみやほこりなどが付着するおそれが軽減される。ただし、後にも説明するように、テーブル200を移動することができるようにして、プロジェクタシステム自体を取り外し可能としたときには、流路の接続時には、ごみやほこりなどが混入しないように注意する必要がある。
次に、冷却構造の要部として、熱交換器400とその周辺部の構造を説明する。
熱交換器400は、図6に示されるように、循環ポンプ410と、冷媒420、ファン430、冷媒用パイプ440、ユニット用電源470とで形成される。冷媒用パイプ440内には、循環する冷媒420が充填されており、冷媒420としては、例えば、エチレングリコール等がある。冷媒用パイプ440にはフィン(図示しない)が何枚も形成されており、放熱効率を向上させている。
また、フィンを備える冷媒用パイプ440は、ダクトIの一部とダクトIIの双方にまたがるようにして、ダクトIの空気とダクトIIの空気の双方の流れを通すことができるようにしている。
次に、熱交換器400の動作について説明する。
熱交換器400の循環用の冷媒用パイプ440には入口と出口(図示しない)があり、それぞれに循環ポンプ410が接続されており、循環ポンプ410が動作することにより、冷媒用パイプ440内の流路を冷媒420が循環するように形成されている。そして、プロジェクタ0の本体から排気される高温の空気は、ダクトI内を通り、冷媒420の入った冷媒用パイプ440を通過することで冷却される。
プロジェクタの本体から排気された高温の空気から熱を受け取った冷媒420は、循環ポンプ410によってパイプ内を移動し、ダクトIIの方向に送られる。
冷媒420は、ダクトIIに流れる空気によって冷却され、再び冷媒用パイプ440に戻って、ダクトI方向へと循環する。これら循環ポンプ410およびファン430は、ユニット用電源470によって、プロジェクタ0の電源とは異なる電源を供給される。
この冷却構造のときに、テーブル200は、使用しないときには、別の場所に移動させることが可能である。そのときには、ダクトIは、ダクトカバー55a、55bにより覆われており、床50の使用上問題のないようにしている。
プロジェクタシステムを使用するときには、テーブル200を移動させて、図7(a)に示される状態から、図7(b)に示される状態にして、ダクトカバー55a、55bをずらせて、テーブル200のダクトと床下のダクトIを接続する。
(II)冷却構造:熱交換器が使用時に床の高さ、床にダクトのための接続孔を一つのみ設置
この冷却構造は、熱交換器が使用時に床の高さにあり、床にダクトのための接続孔を一つのみ設置する例である。
図8は、本発明の第一の実施形態に係る冷却システムを有するプロジェクタの冷却構造を説明する図である(その二)。
図9は、テーブルを設置する際の本発明の第一の実施形態に係る冷却システムを有するプロジェクタの断面図である(その二)。
(II)冷却構造:熱交換器が使用時に床の高さ、床にダクトのための接続孔を一つのみ設置
この冷却構造は、熱交換器が使用時に床の高さにあり、床にダクトのための接続孔を一つのみ設置する例である。
図8は、本発明の第一の実施形態に係る冷却システムを有するプロジェクタの冷却構造を説明する図である(その二)。
図9は、テーブルを設置する際の本発明の第一の実施形態に係る冷却システムを有するプロジェクタの断面図である(その二)。
この例は、(I)の例において、接続孔を一つのみあけた場合である。この場合には、第1次冷却系のダクトIと第2次冷却系のダクトIIは、床の上下に各々位置するため、熱交換器400は、床の孔にはめ込まれて、熱交換器400の中央部は、床50を区切るような場所に位置している。ただし、熱交換器400とダクトIを液体を内包するホールやチューブ状のもので接続する構成にすれば、テーブル設定の自由度が増し、使い勝手が向上することが期待される。
また、熱交換器400の周辺部の構成は、(I)の例と同様である。
この冷却構造で、テーブル200を設置していないときには、ダクトIの床下の部分は、ダクトカバー55cにより覆われており、床50の使用上問題のないようにしている。
プロジェクタシステムを使用するときには、テーブル200を移動させて、図9(a)に示される状態から、図9(b)に示される状態にする。そのときには、ダクトカバー55cをずらせて、接続孔を開放し、テーブル側にある熱交換器400を下方に移動させて、その接続孔の中に位置するようにして、ダクトIIの中を流れる空気が、熱交換器400に流れるようにする。
(III)冷却構造:熱交換器が使用時にテーブル中、床にダクトのための接続孔を一つのみ設置
この冷却構造は、熱交換器が使用時にテーブル中にあり、床にダクトのための接続孔を複数設置する例である。
(III)冷却構造:熱交換器が使用時にテーブル中、床にダクトのための接続孔を一つのみ設置
この冷却構造は、熱交換器が使用時にテーブル中にあり、床にダクトのための接続孔を複数設置する例である。
図10は、本発明の第一の実施形態に係る冷却システムを有するプロジェクタの冷却構造を説明する図である(その四)。
図11は、テーブルを設置する際の本発明の第一の実施形態に係る冷却システムを有するプロジェクタの断面図である(その四)。
この例では、熱交換器が使用しないときでも、使用時でもテーブル200中にあり、接続孔は、ダクトIIのダクトの接続に用いられている。
そのため第1次冷却系のダクトIは、常に密封された状態を保持できるため、ダクトIに接続時にごみが流入することは問題にならないという利点がある。
なお、この冷却構造では、ダクトIIの空気は、テーブル200中に持ち上げられるため、排気ファン56をダクトIIの排気側に設けている。
この冷却構造の設置例は、(I)の場合と類似しているが、図11に示されるように、ダクトIIが接続孔で接続されることのみ異なっている。
プロジェクタシステムを使用するときには、テーブル200を移動させて、図11(a)に示される状態から、図11(b)に示される状態にして、ダクトカバー55d、55eをずらせて、テーブル200のダクトと床下のダクトIIを接続する。
〔実施形態2〕
以下、本発明に係る第二の実施形態を、図12ないし図15を用いて説明する。
以下、本発明に係る第二の実施形態を、図12ないし図15を用いて説明する。
先ず、図12を用いて冷却システムを有するプロジェクタの吸気・排気について説明する。
図12は、本発明の第二の実施形態に係る冷却システムを有するプロジェクタの吸気と排気を説明する図である。
図12は、本発明の第二の実施形態に係る冷却システムを有するプロジェクタの吸気と排気を説明する図である。
本実施形態のプロジェクタ0は、図12(a)に示されるように、下段レール70と上段レール71の上に設置されており、使用するときには、図12(b)のように引き出して使うようになっている。下段レール70は、固定されており、上段レール71を、その上をずらせて移動させることができるようになっている。また、プロジェクタ0は、上段レール71上をずらせて移動させることができる。どれくらい移動させるかは、投射させる像の大きさ、反射ミラー35の角度などにより、ユーザが所望のように調整すればよい。
プロジェクタを引き出して使用中のときには、プロジェクタ0からの映像が壁面の一方に投射されるようになっている。
本実施形態の例では、壁600の中にダクトを形成し、使用中には、プロジェクタ0の底辺から空気の流れW5を入れ、壁側に空気の流れW6を排出する。
この排出された空気は、壁600の中のダクトを通って天井側に排出される。
第一の実施形態では、高温の空気を床下に排出したが、本実施形態では、プロジェクタ0の上方にあたる天井側に排出する。プロジェクタ0から排出される空気は、高温になっているため上方にあたる天井側に排出する方が効率的である。
上の冷却システムを有するプロジェクタの例では、吸気と排気の方向のみを示した。以下では、より詳細な例として、図13を用いて冷却システムを有するプロジェクタの冷却構造で、複数の冷却系統を持つ例について説明する。
図13は、本発明の第二の実施形態に係る冷却システムを有するプロジェクタの冷却構造を説明する図である。
図13は、本発明の第二の実施形態に係る冷却システムを有するプロジェクタの冷却構造を説明する図である。
この例では、第1次冷却系と第2次冷却系を有し、図13(b)に示すように、プロジェクタ0の使用時には、第1次冷却系は、循環系をなしており、第2次冷却系は、開放系であり、熱交換器400から排出される空気は、天井側に排出される。なお、第1次冷却系のダクトIを、図の奥行き方向にループさせて、第2次冷却系のダクトIIと熱交換器400を介して交差させるように配置してもよい。
プロジェクタ0は、プロジェクタカバー80を下側に倒して、引き出されて、引き出されたときに、プロジェクタ0のダクトとプロジェクタ収納筐体81の中のダクトとが接続され、第1次冷却系の循環するダクトIが形成される。
次に、図14および図15を用いてプロジェクタの構造について説明する。
図14および図15は、本発明の第二の実施形態に係るプロジェクタの側面断面図である。
図14および図15は、本発明の第二の実施形態に係るプロジェクタの側面断面図である。
図14のプロジェクタの構造は、図12に示した例に対応したものである。このプロジェクタ0は、下面の吸気口110cより吸気し、プロジェクタ0の内部を通って、側面の排気口110cより排気される。
また、図15のプロジェクタの構造は、図13に示した例に対応したものである。このプロジェクタ0は、上面の吸気口110dより吸気し、プロジェクタ0の内部を通って、下面の排気口110dより排気される。
いずれの場合においても、内部にファンを配して、プロジェクタ0の内部に適切な空気流を作り、冷却効率を上げることが望ましい。
0…プロジェクタ、1…ランプ、2…マルチレンズ、3…マルチレンズ、4…PBS、5…フォーカスレンズ、6…ミラー類、7…コリメータレンズ、10…映像表示素子、20…プリズム、30…投射レンズ、35…反射ミラー、41、42、43、44…ファン、50…電源、60…フィルター、100…プロジェクタ筐体、110…吸気口、120…排気口、
400…熱交換器、410…循環ポンプ、420…冷媒、430…ファン、440…冷媒用パイプ、450…吸気口、460…排気口、470…ユニット用電源、
200…テーブル、300…スクリーン、500…床、600…壁、
55…ダクトカバー、56…ファン、80…プロジェクタカバー、81…プロジェクタ収納筐体。
400…熱交換器、410…循環ポンプ、420…冷媒、430…ファン、440…冷媒用パイプ、450…吸気口、460…排気口、470…ユニット用電源、
200…テーブル、300…スクリーン、500…床、600…壁、
55…ダクトカバー、56…ファン、80…プロジェクタカバー、81…プロジェクタ収納筐体。
Claims (8)
- 光源からの光を映像表示素子で光学像に変調し、投射レンズから前記光学像を投射するプロジェクタにおいて、
前記プロジェクタを床の上のテーブルの内部に収納し、
前記プロジェクタの筐体に吸気口および排気口を設け、
前記テーブルの上面から空気を流入させ、前記プロジェクタの筐体の吸気口から空気を吸気させて、前記プロジェクタの内部を冷却させて、前記プロジェクタの筐体の排気口から排気させ、前記テーブルの下面の床から空気を流出させる冷却システムを有することを特徴とするプロジェクタ。 - 光源からの光を映像表示素子で光学像に変調し、投射レンズから前記光学像を投射するプロジェクタにおいて、
前記プロジェクタを床の上のテーブルの内部に収納し、
前記プロジェクタの筐体に吸気口および排気口を設け、
前記床に下の空気の流路を設け、前記床の下の空気の流路の一方から空気を流入させ、前記プロジェクタの筐体の吸気口から空気を吸気させて、前記プロジェクタの内部を冷却させて、前記プロジェクタの筐体の排気口から排気させ、前記床の下の空気の流路の他の一方から空気を流出させる冷却システムを有することを特徴とするプロジェクタ。 - 光源からの光を映像表示素子で光学像に変調し、投射レンズから前記光学像を投射するプロジェクタにおいて、
前記プロジェクタを床の上のテーブルに収納し、
前記プロジェクタの吸気口と排気口に接続され、前記プロジェクタの内部を冷却する空気を循環させるダクトを有する第1次冷却系と、
外部から空気を取り込み、外部に空気を排出するダクトを有する第2次冷却系と、
前記第1次冷却系のダクトと前記第2次冷却系のダクトと接続され、熱交換をおこない、前記第1次冷却系のダクトに冷風を流出させ、前記第2次冷却系のダクトに温風を流出させる熱交換器とを備え、
前記第2次冷却系のダクトは、前記床の下に配される冷却システムを有することを特徴とするプロジェクタ。 - 前記冷却システムにおいて、
前記熱交換器は、前記床の下に配され、
前記第1次冷却系のダクトは、一部床の下を通って、前記テーブル内の前記第1次冷却系のダクトと、前記床の下の前記第1次冷却系のダクトとが、二箇所の床の接続孔を通って接続されることを特徴とする請求項3記載のプロジェクタ。 - 前記冷却システムにおいて、
前記熱交換器は、前記床の孔にはめ込まれて、
前記第1次冷却系のダクトは、全て前記テーブルの内部に、前記第2次冷却系のダクトは、全て前記床の下に配されることを特徴とする請求項3記載のプロジェクタ。 - 前記冷却システムにおいて、
前記熱交換器は、前記テーブルの中に配され、
前記第2次冷却系のダクトは、一部テーブルの中を通って、前記テーブル内の前記第2次冷却系のダクトと、前記床の下の前記第2次冷却系のダクトとが、二箇所の床の接続孔を通して接続されることを特徴とする請求項3記載のプロジェクタ。 - 光源からの光を映像表示素子で光学像に変調し、投射レンズから前記光学像を投射するプロジェクタにおいて、
前記プロジェクタを壁の内部に収納し、
前記プロジェクタの筐体に吸気口および排気口を設け、
前記プロジェクタを使用するときには、前記壁から引き出して、前記プロジェクタに、前記壁の一方の面に前記光学像を投射させ、
前記引き出したプロジェクタの下面から空気を流入させ、前記プロジェクタの筐体の吸気口から空気を吸気させて、前記プロジェクタの内部を冷却させて、前記プロジェクタの筐体の排気口から排気させ、前記プロジェクタの側面から空気を流出させ、
前記流出させた空気を前記壁の内部に設けたダクトにより天井方向に排出させる冷却システムを有することを特徴とするプロジェクタ。 - 光源からの光を映像表示素子で光学像に変調し、投射レンズから前記光学像を投射するプロジェクタにおいて、
前記プロジェクタをプロジェクタ収納筐体に収納し、
前記プロジェクタ収納筐体を壁の内部に収納し、
前記プロジェクタを使用するときには、前記プロジェクタ収納筐体と前記プロジェクタとを引き出して、前記プロジェクタに、前記壁の一方の面に前記光学像を投射させ、
前記プロジェクタ収納筐体と前記プロジェクタとを引き出したときに、前記プロジェクタの吸気口と排気口に接続され、前記プロジェクタの内部を冷却する空気を循環させるダクトを有する第1次冷却系と、
外部から空気を取り込み、外部に空気を排出するダクトを有する第2次冷却系と、
前記第1次冷却系のダクトと前記第2次冷却系のダクトと接続され、熱交換をおこない、前記第1次冷却系のダクトに冷風を流出させ、前記第2次冷却系のダクトに温風を流出させる熱交換器とを備え、
前記第2次冷却系のダクトは、前記壁の内部に埋め込まれ、前記熱交換器から流出する空気を天井方向に排出させる冷却システムを有することを特徴とするプロジェクタ。
Priority Applications (1)
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JP2007158794A JP2008310134A (ja) | 2007-06-15 | 2007-06-15 | プロジェクタ |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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2007
- 2007-06-15 JP JP2007158794A patent/JP2008310134A/ja active Pending
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