JP2008257181A - プロジェクターのlanボード冷却方法及びその冷却方法を採用したプロジェクター - Google Patents

プロジェクターのlanボード冷却方法及びその冷却方法を採用したプロジェクター Download PDF

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Abstract

【課題】プロジェクターの光学部品に用いると共に、プロジェクターのLANボードに用いる冷却方法を提供する。
【解決手段】プロジェクターは、集積回路を有するLANボード800を備える。また、それぞれ赤色光、緑色光、青色光に対応した液晶パネルと偏光ビームスプリッター(PBS)等からなる光学部品を備える。これら光学部品付近にこれを冷却するためのファンを備える。冷却ダクトは、一端がその中の1つのファン41と連通し、もう一端には各色光に対応した液晶パネルに送風する排出口を有する各色光に対応した液晶パネルの導風ダクト411から構成される。前記冷却ダクトの中に前記LANボードの集積回路に通じる分岐導風ダクト412が設けられている。
【選択図】図20

Description

本発明は、プロジェクターのLANボード冷却方法に関する。本発明はさらにこのようなLANボード冷却方法を採用したプロジェクターに関する。
プロジェクター技術の急速な発展に伴い、小型化、高性能、低作動温度のプロジェクターの研究開発が市場の趨勢となっている。現在、小体積、高照度のプロジェクターが必要とされ、プロジェクター内のファンの数が少なく、作動時の騒音が低く、かつ温度が規格に合うことが求められている。
現在、例えば、照度3000ルーメン、0.63インチの液晶パネルを有するプロジェクターの開発について言えば、難しいことの1つはプリズム光学部品付近の冷却である。
また、無線LANボードや有線LANボード付きのプロジェクターについて言えば、LANボードの集積回路(IC)の作動時の発熱量が大きいうえ、通常は全部を板金構造部品で遮蔽しなければならないために放熱が難しい。また、既存の技術では、一般的に集積回路上に放熱ゴムが使われているが、これはコスト高であり、放熱要件を十分満たすのも困難である。
以上の状況を鑑みて、本発明はプロジェクターの光学部品に用いると共に、プロジェクターのLANボードに用いる冷却方法を提供することを課題としている。
本発明は、プロジェクター内に設置され、かつ集積回路を有するLANボードを備えると共に、プロジェクターの赤色、緑色、青色を含む光学部品をそれぞれ冷却する赤色光学部品の導風ダクトと、緑色光学部品の導風ダクトと、青色光学部品の導風ダクトとを有する冷却ダクトを備えたプロジェクターのLANボード冷却方法であって、一部の風量を前記集積回路に送るために、前記冷却ダクトの中に前記LANボードの集積回路に通じる分岐導風ダクトが設けられていることを特徴とする。
また本発明では、前記赤色光学部品の導風ダクト上に、前記LANボードの集積回路を冷却する分岐導風ダクトを設けていることを特徴とする。
また本発明では、前記緑色光学部品の導風ダクト上に、前記LANボードの集積回路を冷却する分岐導風ダクトを設けていることを特徴とする。
また本発明では、前記LANボードを前記光学部品の冷却ダクト付近に設けていることを特徴とする。
また本発明では、前記LANボードを前記光学部品の冷却ダクト付近の前記プロジェクターの側壁上に設けていることを特徴とする。
また本発明では、前記冷却ダクトを、液晶パネル(34r、34g、34b)と偏光ビームスプリッターとを備えた光学部品付近にこれを冷却するために設けられたファン(41、42、43)を備えたプロジェクターの光学部品に用い、一端が前記ファン(41)と連通しているが、もう一端には前記液晶パネル(34r)に送風する排出口(r1、r2)を有する導風ダクト(411)と、前記ファン(42)と連通し、かつ前記液晶パネル(34g)に送風する排出口(g1、g2)を有する導風ダクト(421)と、一端が前記ファン(43)と連通し、かつ前記液晶パネル(34b)に送風する排出口(b1)を有する導風ダクト(431)から構成したことを特徴とする。
また本発明では、前記導風ダクト(411)を、前記ファン(41)から送られる一部の風量を排出口(b2)に送る構造にすることを特徴とする。
また本発明では、前記導風ダクト(431)は、同じく一端が前記ファン(43)と連通しているが、もう一端には前記偏光ビームスプリッターを冷却する排出口(p1)を有する分岐導風ダクト(432)を有することを特徴とする。
また本発明では、前記導風ダクト(411)を、前記ファン(41)から送られる一部の風量を前記排出口(g2)に送る構造にすることを特徴とする。
また本発明では、前記光学部品は偏光板(36r、38r)をさらに備え、前記排出口(r1、r2)は前記偏光板(36r、38r)のための送風にも使用されることを特徴とする。
また本発明では、前記光学部品は偏光板(36g、37g、38g)をさらに備え、前記排出口(g1、g2)は前記偏光板(36g、37g、38g)のための送風にも使用されることを特徴とする。
また本発明では、前記光学部品は偏光板(36b、37b、38b)をさらに備え、前記排出口(b1)は前記偏光板(36b、37b、38b)のための送風にも使用されることを特徴とする。
また本発明では、前記冷却ダクトはプラスチック・モールディングによって作られていることを特徴とする。
また本発明では、前記冷却ダクトは金属材料によって作られていることを特徴とする。
従って、本発明においては、斬新なLANボードの冷却方法を提供し、冷却ダクトの斬新で合理的設計を備えることにより、LANボードを冷却するファンの増数を回避し、光学部品の冷却に使用するファンの数を減らし、プロジェクター装置全体の騒音を低減することができる。また、集積回路上の放熱ゴムを省くことで、材料コストを節減でき、同時にLANボードの各電気部品の温度を、要件に適合する温度にすることができる。また、各ファンの風量を合理的に、高効率に利用することができる。
以下、添付図面を参照しながら本発明の実施例を詳しく説明する。
図1は本発明の投影型映像表示装置の一つの実施例の液晶プロジェクターの前方上斜めから見た透視図であり、図2は同一液晶プロジェクターの背面上斜めから見た透視図であり、図3は図1の上の蓋を取り外した後の透視図であり、図4はさらに主コントロール基板を取り外した後の透視図であり、図5はさらに光学系を取り外した後の透視図であり、図6は図5の平面図である。
図1、図2のように、当該液晶プロジェクター1のフレームを形成しているケース2は小型横長の薄型長方形であり、上の蓋2aと下の箱2bより構成され、上の蓋2aと主制御基板4を取り外した後は、図4のような内部である。
上の蓋2aの前方側面から見ると、左側に投射レンズ4のプロジェクター・ウインドー5が露出して形成されている。さらに、上の蓋2aの頂面の左側前部で、前記プロジェクター・ウインドー5と対応し、投射レンズ4を調節する焦点調節装置4aが見える操作ウインドー6が形成され、さらに、上の蓋2aの頂面の左側後方に、操作ディスプレー7が設置してある。
本発明の別の態様によれば、前方側面から観察すると、下の箱2bの右側壁に、狭い格子状の多数の排気孔8が形成されている。さらに、下の箱2bの底面前部の両側角に高さが調節できる脚部9が設置してある。さらに、下の箱2bの背面側壁に、電源プラグに接続する電源接続端子10と各種電圧対応の電源ケーブル接続用の入出力電源端末11がある。
ケース2の内部は、図3、図4のように、前方側面から観察すると、右側奥に光源ユニット12が設けられており、当該光源ユニット12と前記投射レンズ4の光学系13をL字状に配置してある。光源ユニット12の前方に電源ユニット本体14を配置し、その中には、装置の各部分に電力を供給する電気回路部品の電源電気回路基板、光源ランプ専用に電力を供給する電気回路部品のバラスト電気回路基板と、光源ユニット12の後方に配置してある前記電源入口10から侵入するノイズを除去するためのノイズ抑制フィルター部15が備えられている。
本実施例において、前記ノイズ抑制フィルター部15を電源ユニット本体14から分離し、分離したノイズ抑制フィルター部15を電源入口10が設けられているケース背面側壁と電源ユニット本体14のできるだけ近くに配置する。具体的には、横長型のケース2の前方側壁に沿って電源ユニット本体14を配置し、背面側壁の前記電源ユニット本体14と向かい側の位置に、基板の上背面側壁に鉄芯(コイル)15a等が具備されているノイズ抑制フィルター部15を配置する。
本発明の別の態様によれば、前記光源ユニット12の照射方向の背面側に、光源ランプ冷却構造の第一のファンとして、遠心ファンである吸気ファン16を配置し、側面側に、光源ランプ冷却構造の第二のファンとして、軸流ファンである排気ファン17を配置する。さらに、前記電源ユニット本体14の側面側に、排気構造の第二の排気ファンとして、前記排気ファン17と並列に軸流ファンである排気ファン18を配置する。さらに、前記光源ランプ冷却構造の第二のファンとしての排気ファン17は、同時に前記排気構造の第一の排気ファンでもある。
図7は前記光学系13の構成例を示した図であり、さらに、光学系13は図7に示した例に限らず、本発明は各種光学系の構造に適用できる。
図7において、光源ランプ19からの白色光が集光レンズ20、第一積分レンズ21、第二積分レンズ22、偏光ビームスプリッター(PBS)23及び集光レンズ24などを通して、第一ダイクロイックミラー25に照射する。
前記第一積分レンズ21及び第二積分レンズ22は多数のレンズが長方形に並んだ蝿の目のレンズから構成され、光源ランプ19からの白色光の照度を均一化にする機能がある。
さらに、偏光ビームスプリッター(PBS)23は偏光分離膜と位相差板(1/2波片)を具備している。偏光分離膜は第二積分レンズ22の光の中の例えばP偏光を通過させ、S偏光光路を少し変更させた後に出射する。偏光分離膜を通過したP偏光は前部(光出射側)に配置してある位相差板によってS偏光に変換、出射され、すなわち、略すべての光が全部S偏光になる。
前記偏光ビームスプリッター(PBS)23を通った光は集光レンズ24を通して、第一ダイクロイックミラー25に到達する。第一ダイクロイックミラー25は光の青色成分を反射し、赤色と緑色成分を通す機能があり、通った赤色と緑色成分が第二ダイクロイックミラー26に到達する。第二ダイクロイックミラー26は光の緑色成分を反射し、赤色成分を通す機能がある。したがって、光源ランプ19からの白色光は第一及び第二ダイクロイックミラー25、26を通して、青色の光、緑色の光と赤色の光に分けられる。
第一ダイクロイックミラー25に反射した青色の光は全反射ミラー27に反射され、第二ダイクロイックミラー26に反射した緑色の光はそのままで、第二ダイクロイックミラー26を通った赤色の光は中継レンズ28、30を通って、全反射ミラー29、31に反射され、その後映像形成光学系32に導入される。
映像形成光学系32において、立方体状の色合成プリズム33の三つの側面に、別々に取り外す可能な赤色の光用液晶パネル34r、緑色の光用液晶パネル34g、及び青色の光用液晶パネル34bなどのプリズム・コンポーネント35を配置し(図4を参照)、色合成プリズム33と赤色の光用液晶パネル34rの間に出射側偏光板36rを配置する。
色合成プリズム33と緑色の光用液晶パネル34gの間に出射側偏光板36gと前置偏光板37gを配置し、色合成プリズム33と青色の光用液晶パネル34bの間に出射側偏光板36bと前置偏光板37bを配置する。さらに、34r、34g、34b三つの液晶パネルの入射側にそれぞれに入射側偏光板38r、38g、38bと集光レンズ39r、39g、39bを配置する。
したがって、第一ダイクロイックミラー25及び全反射ミラー27に反射した青色の光は青色の光用集光レンズ39bに導入され、入射側偏光板38b、青色の光用液晶パネル34b、前置偏光板37b及び出射側偏光板36bを通って、色合成プリズム33に到達する。さらに、第二ダイクロイックミラー26に反射した緑色の光は緑色の光用集光レンズ39gに導入され、入射側偏光板38g、緑色の光用液晶パネル34g、前置偏光板37g及び出射側偏光板36gを通って、色合成プリズム33に到達する。同様に、第一ダイクロイックミラー25及び第二ダイクロイックミラー26を透過し、さらに二つの全反射ミラー29、31に反射される赤色の光は赤色の光用集光レンズ39rに導入され、入射側偏光板38r、赤色の光用液晶パネル34r、及び出射側偏光板36rを通って、色合成プリズム33に到達する。
色合成プリズム33に導入された3色映像は当色合成プリズム33によって合成され、形成したカラー映像は投射レンズ4を通して拡大し、前方のスクリーンに投影される。
図8〜図11は本実施例中の光源ランプ冷却構造主要部の拡大図であり、図8は前方上斜めから見た透視図であり、図9は背面上斜めから見た透視図であり、ダクトの上半分を取り外した後の状態を示している。さらに、図10は前記図9の光源ランプ・スタンドを取り外した後の透視図であり、図11は背面側面から見た主要部断面図である。
本実施例中の光源ランプ19は高圧水銀灯とハロゲン灯から構成された発光管191と当該発光管191を覆うために配置した内面放物面状の反射面を有し、さらに前部が開いている反射光カバー192を備えている。当該反射光カバー192において、図10に示したように、前部開け口縁に吸気口193と排気口194が向い合って形成されている。
前述のように構成された光源ランプ19は図8、9に示したアルミ製ランプ・スタンド195に設けられる。当該アルミ製ランプ・スタンド195は、反射光カバー192の前部開け口を塞ぐ耐熱ガラス板196を備えており、さらに反射光カバー192の吸気口193と排気口194に対応して、多数の孔から構成された通気ネット197が形成され、発光管191が破裂した場合に、破片が外部に飛び散らないようにしている。
従来の光源ランプ冷却構造は光源ランプだけを冷却するためにファン及び排出口を配置しているので、光源ランプを冷却できても排気温度がそれに応じて高くなり、液晶プロジェクターなどの投影型映像表示装置は光源ランプの高出力化と装置の小型化を同時に求められ、前記従来技術では、高出力の光源ランプを冷却できても、排気温度は使用許可範囲を超えて高すぎ、したがって、光源ランプを冷却することと排気温度を下げることを同時に実現することが難しい。対策として、もしファンの出力(回転速度)を増大させると、ファンの騒音が増大する。
したがって、本実施例において、光源ランプを冷却するファンとして、光源ランプ19の内部に前記反射光カバー192上の吸気口193に繋がっている内部用排出口161、反射光カバー192外表面の外部用排出口162、163に送風の吸気ファン(第一のファン)16、及び光源ランプ19周囲の排気をケース2の側壁の排気穴8を通して、外部に排出する排気ファン(第二のファン)17を備えている。吸気ファン16は遠心ファンであり、排気ファン17は軸流ファンである。
前記吸気ファン16の外部用排出口162、163を光源ランプ19の反射光カバー192外部表面中央部から離して配置している。また、排気ファン17を斜めに配置して、その吸入方向は前記吸気ファン16の外部用排出口162、163側に向かうようにする。
光源ランプ19の照射方向側面に配置している吸気ファン16から光源ランプ19の側面に伸びるダクト164の前部を円弧状に光源ランプ19側に彎曲し、その前部面に前記排出口161、162、163が形成され、内部用排出口161と光源ランプ19の反射光カバー192上の吸気口193は対応して形成され、光源ランプ19の反射光カバー192の外表面中央部から上下に離れて、二つの外部用排出口162、163が形成される。
前述のように、吸気ファン16の外部用排出口162、163において、光源ランプ19の外表面中央部からの距離と排気ファン17の吸入方向の吸気ファン16の外部用排出口162、163側への傾斜の角度は、光源ランプ19の冷却及び排気温度を考慮した上で設定する。
前記構成によれば、最高温度の発光管191がある光源ランプ19の内部は、吸気ファン16の内部用排出口161を使って効率よく冷却し、さらに、光源ランプ19の内部の高温に達していない光源ランプ19の反射光カバー192の外表面(その後部から突き出している頸部198を含む)は、外表面中央部から離れて形成された吸気ファン16の外部用排出口162、163を使って適度に冷却する。
さらに、排気ファン17の吸入方向は吸気ファン16の外部用排出口162、163側に傾斜して配置し、したがって、光源ランプ19の外表面中央部から離れて形成された吸気ファン16の外部用排出口162、163の送風が光源ランプ19の外表面を冷却すると同時に、一部は直接排気ファン17に吸入され、光源ランプ19の内部を冷却して高温になった排気と混合して外部に排出し、それで排気温度を下げることができる。
したがって、吸気ファン16と排気ファン17の出力を増大させなくても、光源ランプ19を冷却することと排気温度を下げることが同時に実現でき、さらに騒音を抑制することができる。
その他、光源ランプ19の外表面中央部から離れて上下に形成された吸気ファン16の二つの外部用排出口162、163によって、光源ランプ19の外表面を大体均等に冷却することができる。
さらに、吸気ファン16の外部用排出口162、163においては、光源ランプ19の外表面中央部からの距離、及び排気ファン17を傾斜させその吸入方向を吸気ファン16の外部用排出口162、163側に向ける角度は、光源ランプ19の冷却及び排気温度を考慮した上で設定し、したがって、光源ランプ19の高出力化と装置の小型化などの要求に適応でき、柔軟に光源ランプ19を冷却することと排気温度を下げることの二つが同時に実現できる。
その他、吸気ファン16の各排出口161、162、163は吸気ファン16から光源ランプ19に伸びるダクト164上に形成され、吸気ファン16の配置位置の自由度を高める。
前述のように、本実施例によれば、前記光源ランプ冷却構造を設置することによって、ファン16、17の出力を増大させず、光源ランプ19を冷却することと排気温度を下げることの二つが同時に実現でき、さらに騒音を抑制することができる液晶プロジェクター1である。
図12〜図15は本実施例中の光学部品冷却構造主要部の拡大図であり、図12は前方上斜めから見た透視図であり、図13は平面図であり、図14は液晶パネルなどの光学部品を取り外した後の平面図であり、図15はダクトの下半分を取り外した後の背面図である。
周知のように、従来の方法は1色に一つ、全部で三つのファンで、赤色の光、緑色の光、青色の光に対応する三つの液晶パネルと各液晶パネルの入射側、出射側に配置している偏光板を冷却する。
しかし、赤色の光、緑色の光、青色の光に対応する3つの液晶パネルと各液晶パネルの入射側、出射側に配置している偏光板など、各色の温度上昇と紫外線劣化の程度の違いによって、必要とする冷却量も異なり、特に、青色の光は紫外線ゾーンに近いので、紫外線劣化を防止するため、冷却必要量が大きい。
従来は、液晶プロジェクターなどの投影型映像表示装置は同時に光源ランプの高出力化によっての高光度化、装置の小型化と低コスト化(液晶パネルなどの小型化)が求められ、つまり高光度さらに単位面積の光量の増加につながっていた。
しかし、前記1色に一つのファンで冷却する従来の技術は、高光度さらに単位面積の光量の増加の機種に対応できなく、対策として、ファンの出力(回転速度)を増大させると、ファンの騒音が増大し、また、PBSを冷却しなければならなかった。
したがって、本実施例において、前記の各液晶パネル34r、34g、34bの入射側と出射側に、三つの吸気ファン41、42、43からの送風を、ダクト411、421、431を経由して排出する排出口r1、r2、g1、g2、b1、b2が形成され、また前記のPBS23に吸気ファン43からの送風を、ダクト432を経由して排出する排出口p1が形成される。さらに、青色の光に対応する液晶パネル34bの入射側排出口b1と出射側排出口b2にダクトが構成され、異なる吸気ファン43、41からの送風を別々に排出させる。また各吸気ファン41〜43は遠心ファンである。
すなわち、ダクトを下記のように構成させることもできる:一つの吸気ファン43で、青色の光に対応する液晶パネル34bの入射側排出口b1とPBS23の排出口p1に送風し、その他の二つの吸気ファン41、42で、赤色の光、緑色の光に対応する各液晶パネル34r、34gの入射側排出口r1、g1、出射側排出口r2、g2と青色の光に対応する液晶パネル34bの出射側排出口b2に送風する。
さらに具体的に説明すると、ダクトを下記のように構成させることもできる:二つの吸気ファン41、42の中の一つの吸気ファン42で、ダクト421を経由して、緑色の光に対応する液晶パネル34gの入射側排出口g1と出射側排出口g2に送風し、もう一つの吸気ファン41で、延長したダクト411を経由して、赤色の光に対応する液晶パネル34rの入射側排出口r1と出射側排出口r2、及び青色の光に対応する液晶パネル34bの出射側排出口b2に送風する。
前記構成によれば、三つの吸気ファン41〜43で、各液晶パネル34r、34g、34bの入射側と出射側及びPBS23を冷却することができる。さらに、冷却必要量の大きい青色の光の入射側と出射側で異なる吸気ファン43、41により別々に十分冷却でき、したがって、高光度さらに単位面積の光量が増加しても、吸気ファン41〜43の出力(回転速度)を増大する必要がなく、三つの吸気ファン41〜43で、液晶パネル34r、34g、34bと偏光板36r、36g、36b、37g、37b、38r、38g、38b及びPBS23を冷却し、低騒音化も実現できる。
さらに、ダクトを下記のように構成させることもできる:一つの吸気ファン43で、青色の光に対応する液晶パネル34bの入射側排出口b1とPBS23の排出口p1に送風し、その他の二つの吸気ファン41、42で、赤色の光、緑色の光に対応する各液晶パネル34r、34gの入射側排出口r1、g1、出射側排出口r2、g2と青色の光に対応する液晶パネル34bの出射側排出口b2に送風する。したがって、本実施例の光学系13のように、PBS23側に青色の光液晶パネル34bを配置し、最短のダクトを使って前記の機能と効果を実現できる。さらに、温度上昇が一番少ない赤色の光用の吸気ファン41で、青色の光に対応する液晶パネル34bの出射側排出口b2に送風し、また温度上昇が一番高い緑色の光は、一つの吸気ファン42が足りない場合に、赤色の光用の吸気ファン41を使って送風する。
さらに、本実施例のように、ダクトを下記のように構成させることもできる:前記二つの吸気ファン41、42の中の一つの吸気ファン42で、緑色の光に対応する液晶パネル34gの入射側排出口g1と出射側排出口g2に送風し、もう一つの吸気ファン41で、赤色の光に対応する液晶パネル34rの入射側排出口r1、出射側排出口r2と青色の光に対応する液晶パネル34bの出射側排出口b2に送風する。これによって、ダクト構造を複雑化せずに前記の機能と効果を実現できる。
前述のように、本実施例によれば、前記光学部品冷却構造を設置してあるので、高光度さらに単位面積の光量が増加しても、ファンの出力(回転速度)が上昇することなく、三つのファンで、液晶パネルと偏光板及びPBSを冷却し、低騒音化も実現できる液晶プロジェクター1である。
次に、本実施例の電源ユニットを説明する。
前述のように、以前一般的に電源ユニットの電気回路基板上にノイズ抑制フィルター部を設置する。
液晶プロジェクターなどの投影型映像表示装置にとっては、同時に光源ランプの高出力化による高光度化、装置の小型化と低コスト化が求められ、光源ランプの高出力化にしたがって、電源ユニットの出力も大きくしなければならない。
しかし、出力の低い機種では、前記従来技術のように、電源ユニットの電気回路基板上にノイズ抑制フィルター部を設置することができるので問題はないが、もし出力が高い場合、小型化できない鉄芯(コイル)を備えているノイズ抑制フィルター部が大きくなり、したがって、電源ユニットも大型化する必要が出てくる。
電源ユニットが大きくなれば、当該電源ユニットを冷却するファンも大型化になるか出力(回転速度)を増大させなければならなく、したがって、冷却性能が下がって、騒音が増大する。対策として、ノイズ抑制フィルター部を分離して単独に設置すると、反対に、接続コードが騒音を発生しやすくなり、さらに鉄芯の増加などによってEMC(Electro Magnetic Compatibility:電子磁気互換性)対策が実施しにくく、コストが上がる。
したがって、本実施例において、前述のように、ノイズ抑制フィルター部15を電源ユニット本体14から分離し、分離したノイズ抑制フィルター部15を電源接続端子10が具備されたケース背面側壁及び電源ユニット本体14のできるだけ近くの位置に配置する。
具体的に、横長型ケース2の前面側壁に電源ユニット本体14を配置し、背面側壁の上及び前記電源ユニット本体14の向かい側の位置に、背面側壁に沿ってノイズ抑制フィルター部15を配置する。
このように構成することにより、光源ランプ19の出力が高くなっても、電源ユニット本体14の小型化が可能で、冷却性能が改善され、低騒音化も可能になり、さらに、接続コードを最短化にすることによって、EMCの対応効率が高められ(鉄芯の使用を減少するなど)、低コスト化も可能になる。
その他、ノイズ抑制フィルター部15を電源接続端子10が具備されているケース背面側壁付近に配置し、したがって、ケース2の側面に電源コードがなく、ケース2の側面の使用を妨げることなく、好都合に前記の機能と効果を得ることができる。
さらに、横長のケース2の前面側壁に沿って電源ユニット本体14を配置し、背面側壁の前記電源ユニット本体14向かい側の位置に、ノイズ抑制フィルター部15を配置し、背面側壁に沿ってノイズ抑制フィルター部15を配置しても、接続コードを最短化することができ、ケース2内の各部品の配置構造も複雑にならず、前記の機能と効果を得ることができる。
前述のように、本実施例にしたがって、前記電源ユニットによって、光源ランプ19の出力が大きくなっても、冷却性能が改善され、さらに低騒音化、EMC対策の効率を高めることなどによっての低コスト化の液晶プロジェクター1が実現できる。
さらに、本実施例において、ケース2は横長であり、電源ユニット本体14とノイズ抑制フィルター部15を前面側壁と背面側壁に平行に配置することによって、接続コードが最短化でき、しかし、もし縦長のケースに配置する場合には、前記の配置では接続コードを最短化することができず、したがって、こういう場合には、例えばノイズ抑制フィルター部を前後方向に沿って配置し、ノイズ抑制フィルター部をケース背面側壁及び電源ユニット本体の付近に配置することができる。
次に、本実施例中の排気構造を説明する。
従来は、光源ランプの付近に、横並びに光源ランプと電源ユニットなどの排気を外部に排出する二つの排気ファンを設けていた。
前述のように、液晶プロジェクターなどの投影型映像表示装置にとっては、同時に光源ランプの高出力化と装置の小型化が求められ、しかし、高出力化の光源ランプが高温な排気を排出することになり、当該排気温度を下げることと排気ファンの低騒音化が課題になっている。
しかし、前記従来技術において、横並びに設けている排気ファンを低騒音化にするには、ケース側壁との間に間隔を空けておかなければならなく、小型化を妨げることになる。さらに、排気温度を下げるために、横並びに設けている各排気ファンの排気方向を「八」の字型にそれぞれ傾斜して配置することを考慮し、光源ランプからの高温な排気と電源ユニットなどからの比較的低温な排気を混合させるので、これも相応な空間が必要になり、小型化の不利な要因になる。
したがって、本実施例において、前記図3、図4などに示したように、横並びに主に光源ランプ19(光源ランプユニット12)からの排気を外部に排出する第一の排気ファン17と主に電源ユニット本体14からの排気を外部に排出する第二の排気ファン18を設けて、さらに、第一の排気ファン17の中に第二の排気ファン18側に近い端部を内側に移動し、第一の排気ファン17の排気方向を第二の排気ファン18の排気側に向かうように傾斜して配置する。
さらに、前記第一の排気ファン17をケース側壁にある狭い格子状になっている多数の排気孔8に対し傾斜して配置し、さらに、当該排気孔8の排気を斜め前方に排出するように傾斜して配置する。
図16、図17に示したように、前記配置構造とするために、前記第一の排気ファン17及び第二の排気ファン18をあらかじめフレーム50に固定してユニット化にしても良く、もし当該排気ファンユニット51をケース2の下箱2bの規定位置に設けると、簡単に前記配置構造を実現できる。さらに第一の排気ファン17が光源ランプ19からの高温な排気を吸入するため、したがって、図17に示したように、背面側に蓋52で中央部のモーター部を覆い、モーター部を光源ランプ19からの高温な排気の影響を受けないように保護する。
前記構造によって、第一の排気ファン17を内側に傾斜させ、したがって、小型化を妨げることなく、さらに、ケース側壁と第一の排気ファン17の間に間隔が形成することもでき、低騒音化が実現できる。さらに、光源ランプ19からの高温な排気と電源ユニット本体14からの比較的低温な排気が混合し、排気温度を下げることが実現できる。さらに、光源ランプが高温になるが、従来技術に比べ、ランプと排気ファンの間に間隔を設けてあるため、簡単に前記構造と効果を実現できる。
さらに、第二の排気ファン18は主に電源ユニット本体14からの排気を外部に排出するために使うが、同時に、光源ランプ19の温度ほど高くないので、また重要である電源ユニット本体14の排気に使ってもよい。
さらに、光源ランプ19からの排気を外部に排出する第一の排気ファン17をケース側壁にある狭い格子状になっている多数の排気孔8に傾斜して配置し、したがって、光源ランプ19からの高温な排気は、狭い格子状になっている多数の排気孔8から排出するため排出されにくくなり、第二の排気ファン18からの比較的低温な排気と混合しやすく、さらに排気温度を下げることが実現できる。
さらに、光源ランプ19からの排気を外部に排出する第一の排気ファン17を傾斜して配置し、排気をケース側壁にある狭い格子状になっている多数の排気孔8から斜め前方に排出させ、したがって、高温な排気が操作する人などの横側に向けて排出することを防止できる。
前述のように、本実施例にしたがって、前記排気構造を設置してあるため、排気ファン17、18の低騒音化、排気温度を下げることと小型化の液晶プロジェクター1が実現できる。
さらに、本実施例において、第一の排気ファン17を傾斜して、しかし、もし内側に余る空間があれば、第二の排気ファン18を前記と同様に逆方向に傾斜させることもでき、一定の効果が得られる。
次に、プロジェクターネットワークカードの冷却方法を説明する。
図19〜21はファン41でネットワークカード上のICを冷却するための整流構造図であり、図22〜24はファン42でネットワークカード上のICを冷却するための整流構造図である。
図のように、新型プロジェクターにおいて、無線ネットワークカード又は有線ネットワークカード800を配置することができ、したがって、外部ネットワークからのデータの転送がさらに素早くなる。しかしネットワークカード800(特にネットワークカードの中の集積回路)は動作中に熱が発生し、もし効果的に放熱できなければ、ネットワークカード自身及びプロジェクターの性能を下げることになり、プロジェクターが正常に動作できなくなる状況を招くことにつながり、したがって、ネットワークカードの放熱問題を解決しなければならない。ネットワークカード800を冷却する案として、一般的な構想は、プリズム光学部品付近ファンの風量の合理的分配により、このゾーン中で冷却が必要な部品を全部冷却に関する基準に適合する目的を達成し、すなわち、光学部品を冷却するために使うファン41又はファン42は、光学部品本体を冷却する以外に、一部の風量を分けて、ネットワークカード800を冷却することに使うこともできる。具体的な案は下記の冷却案を含んでいることが好ましい。
最適案の一つとして、赤色光学部品を冷却するファン42は一部の風量を青色光学部品に分配する以外、冷却ダクトの中で赤色光学部品を冷却するファン42に対応するダクト421にネットワークカード800に通じる分枝ダクト422を設けても良く、そうすることによって、一部の風量をネットワークカード800に分けることができ、ネットワークカード、特にネットワークカード800の中の動作温度が比較的高い集積回路を冷却するために使う。
次善案の一つとして、緑色光学部品を冷却するファン41は本体を冷却する以外、冷却ダクトの中の対応するダクト411にネットワークカード800に通じる分枝ダクト412を設けても良く、ファン風量の合理的設計することによって、一部の風量をネットワークカード800に分けることができ、ネットワークカード、特にネットワークカード800の中の動作温度が比較的高い集積回路を冷却するために使う。
このように、ネットワークカード800の集積回路に放熱ゴムを使用しない場合にも、このネットワークカード800のファン冷却方法を利用して、動作温度に関する基準にも適合できる。
次に、さらに具体的に冷却ダクトの全体設計を説明する。
図のように、高照度、小型のプロジェクター(例えば3000ルーメン照度、0.63インチの液晶パネルのプロジェクター)にとって、各光学部品の動作温度が高く、有効な冷却が必要である。プリズム付近の光学部品の中、赤色光学部品は緑色光学部品より冷却しやすく、青色光学部品が最も冷却し難い。したがって、冷却の基準に適合させるため、冷却ダクトの構造を合理的に設計することができ、三つのファンが赤、緑、青三色光学部品に提供する風量をコントロールする。
赤色が冷却しやすいため、冷却ダクトの中の対応するダクト411を、ファン41が赤色プリズム光学部品を冷却する以外、一部の風量が赤色の偏光片を冷却することができるように構成し、ファン42は緑色の偏光片だけを冷却し、青色光学部品はファン41とファン43の両方で冷却し、青色光学部品は一部の風量をPBSに分けられていることが好ましい。このように、三つのファンですべての光学部品を冷却する目的を達成し、最適な冷却効果を得るため、実験を通して最適な風量分配及び最も合理的なダクト形状が見つけることができた。
具体的に説明すると、ダクト411の一端はファン41に繋がり、もう一端に排出口r1、r2を設けてあり、排出口r1、r2は液晶パネル34rに送風し、冷却ダクトのダクト421はファン42に繋がり、さらに排出口g1、g2を設けてあり、排出口g1、g2は液晶パネル34gに送風する。冷却ダクトのダクト431の一端はファン43に繋がり、さらに排出口b1を設けてあり、排出口b1は液晶パネル34bに送風する。
さらに、ダクト411はファン41からの一部の風量を排出口b2に送るように構成されていることが好ましい。さらに、ダクト431に分枝ダクト432を設けていることも好ましい、分枝ダクト432の一端はファン43にも繋がり、しかしもう一端にPBSを冷却する排出口p1を設けてある。
次にさらに詳細に本発明によるプロジェクター内部温度を下げるためのファンの全体配置を説明する。
図18に示したように、図18中の矢印方向は空気流れの方向を示しており、具体的に説明すると、ファン41、42、43はプロジェクター外部から冷たい空気を吸入し、冷たい空気が液晶パネルなどの光学部品を冷却した後に温度上昇して熱気に変わり、熱気が液晶パネル付近に滞留する。しかし、光学部品が動作中に発する熱は光源が発する熱よりずいぶん低く、したがって、この熱気の温度は光源の冷却温度に比べて依然低く、さらに光源を冷却することができる。したがって、前述のように、ファン16を設けることができ、ファン16は液晶パネルなどの光学部品付近に滞留している熱気を吸入し、光源ランプの電球を冷却し、さらに、ファン17によって、光源ランプの電球を冷却した後の温度上昇した空気をプロジェクター外部に排出し、したがって、プロジェクター内部空気の流れを改善し、プロジェクター内部温度を下げる働きをする。図18では、ファン16の入口側に空気の流れを導く働きする整流板500が設けてられており、プリズム光学部品を冷却した後加熱された空気を効率よくファン16に吸入させ、さらに電灯管に冷却風を送る。
さらに、前記実施例において、投影型映像表示装置として、光調製素子は液晶パネルを採用した液晶プロジェクターを例示しているが、しかしその他の映像形成光学系の投影型映像表示装置も本発明に適用できる。例えば、DLP(Digital Light Processing:テキサス・インスツルメンツ(TI)社の登録商標)方式のプロジェクターも本発明に適用できる。
本発明の投影型映像表示装置の一つの実施例の液晶プロジェクターの前方上斜めから見た透視図。 同一液晶プロジェクターの背面上斜めから見た透視図。 図1の上の蓋を取り外した後の透視図。 さらに主制御基板を取り外した後の透視図。 さらに光学系を取り外した後の透視図。 図5の平面図。 光学系の構成例の表示図。 本実施例の光源ランプ冷却構造の主要部の拡大図であり、前方上斜めから見た透視図。 同一光源ランプ冷却構造のダクトの上半分を取り外した後の背面上斜めから見た透視図。 図9の光源ランプスタンドを取り外した後の透視図。 背面側面から見た主要部断面図。 本実施例中の光学部品冷却構造の主要部の拡大図であり、前方上斜めから見た透視図。 上記図面の平面図。 上記図面の光学部品を取り外した後の平面図。 上記図面のダクトの下半分を取り外した後の背面図。 本実施例の排気構造の排気ファンユニット構成の透視図。 同一排気ファンユニットの背面側面の透視図。 本発明のプロジェクター内部の温度を下げるためのファンコンポーネントの動作様態図であり、プロジェクター内部のファン全体の配置及び吸気気流と排気気流の方向を示す図。 ファン41でネットワークカード上のICを冷却するための整流構造図。 ファン42でネットワークカード上のICを冷却するための整流構造図。
符号の説明
1 液晶プロジェクター
2 ケース
4 投射レンズ
8 排気孔
10 電源接続端子
12 電源ユニット
13 光学系
14 電源ユニット本体
15 ノイズ抑制フィルター部
15a 鉄芯(コイル)
16 吸気ファン
161 内部用排出口
162、163 外部用排出口
164 ダクト
17、18 排気ファン
19 光源ランプ
191 発光管
192 反射光カバー
193 吸気口
194 排気口
198 頸部
20、24、39r、39g、39b 集光レンズ
21、22、第一、第二積分レンズ
23 偏光ビームスプリッター(PBS)
25、26、第一、第二ダイクロイックミラー
27、29、31 全反射ミラー
28、30 中継レンズ
32 映像形成光学系
33 色合成プリズム
34r、34g、34b 液晶パネル
35 プリズム・コンポーネント
36r、36g、36b 出射側偏光板
37g、37b 前置き偏光板
38r、38g、38b 入射側偏光板
41、42、43 吸気ファン
50 フレーム
51 排気ファンユニット
52 蓋

Claims (15)

  1. プロジェクター内に設置され、かつ集積回路を有するLANボードを備えると共に、プロジェクターの赤色、緑色、青色を含む光学部品をそれぞれ冷却する赤色光学部品の導風ダクトと、緑色光学部品の導風ダクトと、青色光学部品の導風ダクトとを有する冷却ダクトを備えたプロジェクターのLANボード冷却方法であって、
    一部の風量を前記集積回路に送るために、前記冷却ダクトの中に前記LANボードの集積回路に通じる分岐導風ダクトが設けられていることを特徴とするプロジェクターのLANボード冷却方法。
  2. 前記赤色光学部品の導風ダクト上に、前記LANボードの集積回路を冷却する分岐導風ダクトを設けていることを特徴とする請求項1に記載のプロジェクターのLANボード冷却方法。
  3. 前記緑色光学部品の導風ダクト上に、前記LANボードの集積回路を冷却する分岐導風ダクトを設けていることを特徴とする請求項1に記載のプロジェクターのLANボード冷却方法。
  4. 前記LANボードを前記光学部品の冷却ダクト付近に設けていることを特徴とする請求項1に記載のプロジェクターのLANボード冷却方法。
  5. 前記LANボードを前記光学部品の冷却ダクト付近の前記プロジェクターの側壁上に設けていることを特徴とする請求項1に記載のプロジェクターのLANボード冷却方法。
  6. 前記冷却ダクトは、液晶パネル(34r、34g、34b)と偏光ビームスプリッターとを備えた光学部品付近にこれを冷却するために設けられたファン(41、42、43)を備えたプロジェクターの光学部品に用いられ、
    一端が前記ファン(41)と連通しているが、もう一端には前記液晶パネル(34r)に送風する排出口(r1、r2)を有する導風ダクト(411)と、
    前記ファン(42)と連通し、かつ前記液晶パネル(34g)に送風する排出口(g1、g2)を有する導風ダクト(421)と
    一端が前記ファン(43)と連通し、かつ前記液晶パネル(34b)に送風する排出口(b1)を有する導風ダクト(431)と
    を備えることを特徴とする請求項1に記載のプロジェクターのLANボード冷却方法。
  7. 前記導風ダクト(411)を、前記ファン(41)から送られる一部の風量を排出口(b2)に送る構造にすることを特徴とする請求項6に記載のプロジェクターのLANボード冷却方法。
  8. 前記導風ダクト(431)は、同じく一端が前記ファン(43)と連通しているが、もう一端には前記偏光ビームスプリッターを冷却する排出口(p1)を有する分岐導風ダクト(432)を有することを特徴とする請求項6に記載のプロジェクターのLANボード冷却方法。
  9. 前記導風ダクト(411)を、前記ファン(41)から送られる一部の風量を前記排出口(g2)に送る構造にすることを特徴とする請求項6に記載のプロジェクターのLANボード冷却方法。
  10. 前記光学部品は偏光板(36r、38r)をさらに備え、前記排出口(r1、r2)は前記偏光板(36r、38r)のための送風にも使用されることを特徴とする請求項6に記載のプロジェクターのLANボード冷却方法。
  11. 前記光学部品は偏光板(36g、37g、38g)をさらに備え、前記排出口(g1、g2)は前記偏光板(36g、37g、38g)のための送風にも使用されることを特徴とする請求項6に記載のプロジェクターのLANボード冷却方法。
  12. 前記光学部品は偏光板(36b、37b、38b)をさらに備え、前記排出口(b1)は前記偏光板(36b、37b、38b)のための送風にも使用されることを特徴とする請求項6に記載のプロジェクターのLANボード冷却方法。
  13. 前記冷却ダクトはプラスチック・モールディングによって作られていることを特徴とする請求項6に記載のプロジェクターのLANボード冷却方法。
  14. 前記冷却ダクトは金属材料によって作られていることを特徴とする請求項6に記載のプロジェクターのLANボード冷却方法。
  15. 請求項1から請求項14のいずれか1項に記載のLANボード冷却方法を採用していることを特徴とするプロジェクター。
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