JP4099037B2 - 液晶プロジェクタ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は液晶プロジェクタに関し、ライトバルブとして用いられている液晶パネルや光源ランプから発生した熱を、簡単な構成により効率良く放出可能な液晶プロジェクタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】
液晶プロジェクタにおいては、一般にライトバルブとして各色光を変調するための3枚の液晶パネル(LCOSパネルやDLPパネル)が搭載されており、光源からの射出光が各色光に分離された後に各液晶パネルによって映像信号に応じて変調され、ダイクロイックプリズムなどからなる合成光学系を介して投写光像として合成され、これが投写レンズによってスクリーン上に拡大投写されるようになっている。一般に、各液晶パネルの入射面側および射出面側にはそれぞれ偏光板が対向配置されている。この構成の液晶プロジェクタでは、光源ランプや、各液晶パネルおよび偏光板が発熱源となってプロジェクタ内部が加熱状態になるので、発生した熱を放出するための放熱機構が組み込まれている。
【0003】
液晶パネルの放熱機構は、一般に、液晶パネルを支持している支持板を熱伝導性の高い金属素材から形成すると共に、当該支持板の背面に放熱板を密着させ、液晶パネルで発生した熱を放熱板から放出して、液晶パネルが過熱状態に陥ることを防止している。また、フィンなどの放熱部が形成されている放熱板に対して冷却ファンにより風を当てて、放熱効率を高めている。
【0004】
一方、光源ランプの放熱機構は、光源ランプを取り囲んでいるリフレクタの外周面に対して下側あるいは後方などから冷却ファンにより風を当てて、ランプで発生した熱を放出するようにしている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来における液晶パネルの放熱機構は、液晶パネルの発熱を放熱板(ヒートシンク)を介して放出する構成であり、放出された熱がプロジェクタハウジング内に拡散して周辺部分を加熱することになる。ハウジング内温度が高くなると、冷却ファンなどによって風を流通させても放熱性が低下するなどの弊害がある。
【0006】
また、従来の放熱機構を用いて放熱性を高めるためには、ヒートシンクとしての放熱板の大型化、冷却ファンの大型化・性能向上・設置個数の増加などが必要であるが、このようにすると、プロジェクタの寸法増加、コストアップに繋がってしまう。さらには、大型の冷却ファンを駆動するので消費電力のアップも招いてしまう。これに加えて、冷却ファンの駆動による騒音も大きくなってしまう。
【0007】
特に、近年においては、投写映像の高解像度化、高輝度化に伴って、液晶プロジェクタ内部での発熱量も増加しているので、液晶パネルおよび光源ランプの放熱効率を一層改善する必要がある。
【0008】
本発明の課題は、このような点に鑑みて、簡単な構成により、液晶パネルの部分や光源ランプで発生した熱を効率良く外部に放出できる液晶プロジェクタを提案することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
上記の課題を解決するために、本発明は、各色光を映像情報に応じて変調するための複数枚の液晶パネルと、各液晶パネルの入射面および/または射出面に対向配置した偏光板とを有している液晶プロジェクタにおいて、
前記液晶パネルおよび前記偏光板の隙間に外気を導入する外気導入路と、
前記隙間に導入された後に前記液晶パネルおよび偏光板の発熱により加熱された空気を外部に排出する排出路とを有し、
前記隙間の下側に前記外気導入路が配置され、当該隙間の上側に前記排出路が配置されていることを特徴としている。
【0010】
本発明では、液晶パネルと偏光板の隙間に、その下側から外気を導入し、当該隙間の上側から外気を排出可能な外気通路が形成されている。液晶パネルと偏光板の隙間に外気が導入されると、外気は液晶パネルおよび偏光板からの放熱によって加熱されて、当該隙間内において上昇気流が発生する。この結果、当該隙間を経由する自然対流が発生して、効率良く、液晶パネルおよび偏光板からの放熱が外部に排出される。
【0011】
また、本発明は、液晶プロジェクタ内の発熱源である光源ランプによって加熱された加熱空気を前記排出路に導く内部ダクトを有している。従って、内部ダクトを経由して光源ランプによって加熱された空気が、液晶プロジェクタおよび偏光板の隙間の上側の排出路を通って外部に排出される。光源ランプの発熱量は多いので、それによる加熱空気は、液晶パネルおよび偏光板の隙間を上昇する空気よりも温度が高い。従って、光源ランプからの加熱空気によって、隙間の上側部分の温度が高くなるので、当該隙間を流れる上昇気流の流れが速まり、液晶パネルおよび偏光板の放熱効率が高まる。また、光源ランプの放熱を外部に放出できるので、光源ランプの発熱も効率良く外部に放出できる。
【0012】
さらに、本発明は、前記内部ダクトにおける前記排出口に連通している連通部分あるいはその下流側の部位に、当該部分を通過する加熱空気の流速を増加させるための絞り部分を形成してある。絞り部分によって、光源ランプからの加熱空気の流速が増加するので、排出路が、液晶パネルと偏光板の隙間に比べて負圧状態になる。よって、当該隙間を流れる上昇気流の流れが一層速くなり、液晶パネルおよび偏光板の放熱効率が一層改善される。
【0013】
ここで、前記内部ダクトは、その先端部分を前記隙間の上側位置まで延ばし、この部分を前記排出路として機能させるようにすれば、構造が簡単になる。
【0014】
また、液晶プロジェクタは、一般に、外装ケースの内部に配置された光学シャーシに光学部品が搭載された構造となっている。従って、前記外気導入路は、前記隙間の下側に位置している光学部品が搭載された光学シャーシの底板部分の部位と、外装ケースにおける前記底板側通気孔に対峙しているケース底板部分の部位とを垂直に貫通した状態に形成される。
【0015】
また、前記隙間の上側に位置している前記光学シャーシの天板部分の部位に形成した天板側通気孔と、当該天板側通気孔に対峙している前記外装ケースの天板部分の部位に形成した排出口とを備え、前記内部ダクトの前記先端部分に、前記天板側通気孔に連通している連通口と、前記排出口に連通している先端開口とを備えた構成とされる。この場合、前記連通口は前記絞りよりも下流側に位置し、前記先端開口は前記連通口よりも上側に位置した配置関係とされる。
【0016】
次に、上記構成の液晶プロジェクタにおいて、さらに、前記外気導入路に導入された外気を循環冷媒との間の熱交換によって強制冷却する冷却機構を配置することもできる。
【0017】
また、上記構成の液晶プロジェクタにおいて、さらに、前記内部ダクト内の空気を前記排出路に向けて強制的に送り出す強制送り機構を配置することもできる。このようにすれば、光源ランプの発熱を一層効率良く外部に放出できると共に、光源ランプからの加熱空気を液晶パネルおよび偏光板の上側に導くことによる上記の作用効果を一層改善できる。
【0018】
一方、本発明は、各色光を映像情報に応じて変調するための複数枚の液晶パネルと、各液晶パネルの入射面および/または射出面に対向配置した偏光板と、各液晶パネルおよび対応する前記偏光板が取り付けられているヒートシンクとして機能する支持枠とを有している液晶プロジェクタにおいて、
外装ケースを貫通して垂直に延びている複数本の貫通ダクトを有し、
各貫通ダクトの上下方向の途中位置の外周面に前記支持枠が結合されており、
各貫通ダクトの下端開口から導入された外気は加熱されて上昇気流を形成して各貫通ダクトの上端開口から排出されることを特徴としている。
【0019】
ここで、前記貫通ダクトの内周面における前記上端開口側の部分に、当該内周面から内方に突出した複数の放熱フィンを形成しておくことが望ましい。このようにすれば、貫通ダクトの上側部分からの放熱量が下側部分からの放熱量よりも多くなる。この結果、貫通ダクト内における上側がより高温状態になるので、当該貫通ダクト内に効率良く上昇気流を形成でき、より放熱効率を高めることができる。
【0020】
また、各貫通ダクトの前記下端開口から導入される外気を、循環冷媒との熱交換によって強制冷却する冷却機構を配置することもできる。
【0021】
次に、この構成の液晶プロジェクタにおいて、光源ランプによって加熱された液晶プロジェクタ内部の加熱空気を外部に排出する内部ダクトと、この内部ダクトを前記貫通ダクトの上端部分に連通している連通ダクトとを有していることが望ましい。
【0022】
内部ダクトを経由して光源ランプで加熱された空気は内部ダクトを介して外部に排出される。内部ダクトは連通ダクトを介して貫通ダクトの上端部分に連通しているので、貫通ダクト内の上端側部分が負圧状態になり、当該貫通ダクト内における上昇気流の流速および流量を増加させることができる。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下に、図面を参照して、本発明を適用した液晶プロジェクタの各実施の形態を説明する。
【0024】
(実施の形態1)
図1は本発明を適用した実施の形態1に係る液晶プロジェクタを示す図であり、図1(a)はそれを上側から見た場合の平面構成図であり、図1(b)はそれを一方の側面の側から見た場合の断面構成図であり、図1(c)はそれを一方の端面の側から見た場合の断面構成図である。
【0025】
(全体構成)
これらの図を参照して説明すると、液晶プロジェクタ1は破線で示す扁平な直方体の外装ケース2の内部に同じく破線で示す光学シャーシ3が配置されており、この光学シャーシ3に各構成部品が搭載された構成となっている。光学シャーシ3の一端には、投写用の光源ランプユニット4と、均一照明光学系10と、色分離光学系20と、3枚の液晶パネル31〜33と、光合成光学系40と、投写レンズユニット50が搭載されている。また、液晶プロジェクタ1には、その内部に発生した熱を外部に放出するための放熱機構60が搭載されている。
【0026】
各部を詳細に説明すると、光源ランプユニット4は、ハロゲンランプなどのランプ5と、ランプ発散光を前方に射出するためのリフレクタ6を備えている。
【0027】
この光源ランプユニット4からの射出光は均一照明光学系10を介して均一な輝度分布の平行光束とされる。均一照明光学系10は複数のマイクロレンズがマトリックス状に配列されたインテグレータレンズ11、集光レンズ12などから構成されている。平行光束は、色分離光学系20において各色R、G、Bの色光に分離され、各色光はそれぞれ対応するライトバルブとして機能する透過型の液晶パネル31、32、33に導かれる。
【0028】
色分離光学系20では、白色の平行光束から青反射用ダイクロイックミラー21によって青色光束を分離して全反射ミラー22および集光レンズ23を介して液晶パネル31に導く。青反射用ダイクロイックミラー21を通過した緑色光は緑反射用ダイクロイックミラー24によって反射されて集光レンズ25を介して液晶パネル32に導かれる。ダイクロイックミラー21を通過した赤色光は緑反射ダイクロイックミラー24を通過した後、一対のリレーレンズ26、27および全反射ミラー28、29からなるリレー光学系と、集光レンズ30を介して、液晶パネル33に導かれる。
【0029】
各液晶パネル31、32、33は、その入射面側および射出面側にそれぞれ偏光板34、35と、36、37と、38、39とが対向配置されており、各色光は、液晶パネル31、32、33で反射される際に映像信号に対応して変調された後に、光合成光学系40に導かれる。
【0030】
光合成光学系40は4個のダイクロイックプリズムを貼り合せた構造となっており、X状の誘電体多層膜からなる反射面を介して、各色の光が合成されて投写光像を形成する単一の光束とされ、投写光像は投写レンズユニット50を介して不図示のスクリーンに拡大投写される。
【0031】
(放熱機構)
色合成光学系40および、これを構成しているダイクロイックプリズムの3つの入射側面に対向配置されている3枚の液晶パネル31、32、33、並びに、各液晶パネル31〜33の入射面側および射出面側に配置されている偏光板34、35と、36、37と、38、39は、光学シャーシ3の底板部分3aに取り付けた不図示の支持ブロックに搭載されている。
【0032】
これらの光学部品の下側に位置している底板部分3aの部位には連通孔3bが形成されており、この連通孔3bに対峙している外装ケース2の底板部分2aの部位には外気導入孔2bが形成されている。これら外気導入孔2bおよび連通孔3bを連通した状態で、外気導入路70が垂直に形成されている。この外気導入路70は、液晶パネル31と偏光板34、35との隙間61、62、液晶パネル32と偏光板36、37との隙間63、64、液晶パネル33と偏光板38、39との隙間65、66の下端に、それぞれ連通している。
【0033】
また、これらの光学部品の上側に位置している光学シャーシ3の天板部分3cの部位には、各隙間61〜66の上端に連通している排出孔3dが形成されている。この排出孔3dの上側に位置している外装ケース2の天板部分2cの部位には、排出口2dが形成されている。
【0034】
一方、外装ケース2の天板部分2cと光学シャーシ3の天板部分3cの間には、光源ランプユニット4の上部から排出孔3dの上部まで略水平に延びている扁平な矩形断面をした内部ダクト71が配置されている。この内部ダクト71の一端は、光源ランプユニット4の上部に位置している光学シャーシ3の天板部分3cの部位に形成した連通孔3eに接続されている。内部ダクト71の他端側の部分は、排出孔3dの上側を封鎖する状態に配置されている。当該封鎖部分の底板部分には、内部ダクトと同一幅の排出孔3dに連通した連通孔71aが形成されている。
【0035】
内部ダクト71の先端部分は、当該連通孔71aよりも側方に延びていると共に、先端が上方に直角に立ち上がった形状をしており、その上端開口が外装ケース2の天板部分2cに形成した排出口2dに接続されている。また、内部ダクト71における連通孔71aよりも下流側の部位には、幅は同一であるが、厚さが当該連通孔71aに向けて漸減した絞り部分71bが形成されている。
【0036】
(放熱動作)
この構成の液晶プロジェクタ1における放熱動作を説明する。液晶パネル31〜33と、偏光板34〜39との間に形成されている隙間61〜66の下端は、その下側に垂直に形成した外気導入路70に連通しており、これらの隙間61〜66の上端は、連通孔3d、連通孔71a、内部ダクト71の先端部分および排出口2dから構成される排出路に連通している。各隙間61〜66内の空気が、液晶パネル31〜33および偏光板61〜66によって加熱されると、各隙間61〜66の内部には上昇気流が発生する。この結果、それらの下側の外気導入路70から当該隙間61〜66に取り込まれた外気(常温風)は当該隙間を上昇して(温風となって)、上側の排出路を経由して外部に排出される。このようにして、各隙間61〜66を経由する外気の自然対流が発生して、液晶パネル31〜33および偏光板61〜66で発生した熱が外部に放出される。
【0037】
また、光源ランプユニット4で発生した熱により加熱された内部空気は、内部ダクト71を経由して排出口2dから外部に放出され、これによって光源ランプ5の発熱が外部に放出される。
【0038】
ここで、光源ランプ5の発熱量は各液晶パネル31〜33、偏光板61〜66の発熱量よりも格段に多いので、内部ダクト71を通って排出される空気は、各隙間61〜66に沿って上昇する空気よりも高温である。この光源ランプ側からの高温空気(熱風)が、各隙間61〜66の上側に連通している内部ダクト部分を経由して排出されるので、各隙間61〜66の下側から導入された外気をその上側の排出口2dから排出する外気流通路では、その上側部分が高温になる。この結果、各隙間部分61〜66に発生する上昇気流の速度が高まり、液晶パネル31〜33、偏光板61〜66で発生した熱を、効率良く外部に放出することができる。
【0039】
これに加えて、内部ダクト71における連通孔71aの上流側部分には絞り部分71bが形成されている。光源ランプ5によって加熱された高温空気は当該絞り部分71bを通過して流速を増して、排出口2dから外部に排出される。このようにして流速が増した高温空気の通過部分には連通孔71aが開いているので、当該連通孔71aの部分は、それよりも下側の隙間61〜66に比べて負圧状態になる。かかる負圧状態が形成されると、隙間61〜66の下側からの外気の導入が促進され、隙間61〜66を流れる上昇気流の流速も高くなる。よって、液晶パネル31〜33、偏光板61〜66から発生した熱を、効率良く外部に放出することができる。
【0040】
(実施の形態1の変形例1)
図2は上記の液晶プロジェクタ1における放熱機構の変形例2を示す平面構成図、断面構成図および直交方向から見た場合の断面構成図である。本例の放熱機構は、上記構成の放熱機構に加えて、外気導入路70に導入される外気を、循環冷媒との熱交換によって強制冷却する冷却機構が備わっている。本例の冷却機構80は、外気導入孔2bに取り付けたラジエータ81と、このラジエータ81を経由させて冷媒を循環させる冷媒循環路82と、この冷媒循環路82に介挿した超小型圧縮機83とを備えている。これ以外の構成は、実施の形態1に係る放熱機構と同一である。
【0041】
この構成の放熱機構によれば、導入される外気を強制冷却機構によって冷却した後に各隙間61〜66に導くことができるので、冷媒としての空気の熱交換量を増加させることができるので、放熱効率を改善できる。また、隙間61〜61の下側に導入される外気が冷却されるので、隙間61〜66で加熱された空気との温度差が広がるので、隙間61〜66で発生する上昇気流の流速あるいは風量を増加させることができ、これによっても、放熱効率が改善される。
【0042】
(実施の形態1の変形例2)
図3は、上記の液晶プロジェクタ1における放熱機構の変形例2を示す平面構成図、断面構成図および直交方向から見た場合の断面構成図である。本例の放熱機構は、図1に示す放熱機構に加えて、内部ダクト71を流れる高温空気を強制的に排出口2dに送るための強制送り機構が備わっている。この強制送り機90は内部ダクト71の上流側の部位に吹き出し口91が連通しているシロッコファン92を備えている。
【0043】
シロッコファン92を駆動することにより、内部ダクト71を流れる高温空気の流速、流量が増加するので、各隙間61〜66を流れる上昇気流の流速および流量も増加する。この結果、液晶パネル31〜33、偏光板61〜66からの発熱を一層効率良く外部に放出できる。また、光源ランプ5で発生する熱も効率良く外部に排出可能になることは勿論である。
【0044】
(実施の形態1の変形例3)
図4は、上記の液晶プロジェクタ1における放熱機構の変形例3を示す平面構成図、断面構成図および直交方向から見た場合の断面構成図である。本例の放熱機構は、図2および3に示す放熱機構を組み合わせたものであり、強制冷却機構80および強制送り機構90とを備えている。
【0045】
(実施の形態2)
図5は本発明を適用した実施の形態2に係る液晶プロジェクタを示す平面構成図、側方から見た場合の断面構成図、およびこれに直交する方向から見た場合の断面構成図である。本実施の形態に係る液晶プロジェクタ1Aの基本的な構成は図1の液晶プロジェクタ1と同一であるので、対応する部位には同一の符号を付して、それらの説明を省略するものとする。
【0046】
本実施の形態における液晶プロジェクタ1Aの放熱機構は、外装ケース2および光学シャーシ3を貫通して垂直に延びる円筒形の4本の貫通ダクト101〜104を備えている。貫通ダクト101〜104はアルミニウムなどの放熱性に優れた素材から形成されており、それらの上下方向の途中位置の外周には、3枚の液晶パネル31〜33と、6枚の偏光板61〜66を支持しているヒートシンクとして機能する支持ブロック110が結合されている。また、各貫通ダクト101〜104の内周面における上半部分には内方に突出した多数の放熱用のフィン101c〜104cが形成されている。
【0047】
支持ブロック110は、4本の垂直支持枠111〜114を備えている。垂直支持枠111と112の間には、液晶パネル31と偏光板34、35が取り付けられており、垂直支持枠112と113の間には、液晶パネル32と偏光板36、37が取り付けられており、垂直支持枠113と114の間には、液晶パネル33と偏光板38、39が取り付けられている。
【0048】
各垂直支持枠111〜114には、貫通ダクト101〜104の円形外周面に密着するように、ほぼ90度の角度を張る円弧状凹面111a〜114aが形成されている。
【0049】
この構成の放熱機構の放熱動作を説明する。液晶パネル31〜33、偏光板61〜66で発生した熱は、支持ブロック110に伝導し、これを介して4本の貫通ダクト101〜104に伝導し、これらを加熱する。貫通ダクト101〜104の下端開口101a〜104aおよび上端開口101b〜104bは外部に連通しているので、その途中位置が加熱状態になると、下側から外気を取り込み、加熱した外気を上側から排出する上昇気流が自然発生する。この上昇気流によって、液晶パネル31〜33、偏光板61〜66で発生した熱が効率良く外部に放出される。
【0050】
また、各貫通ダクト101〜104の内周面における上半部分には内方に突出した多数の放熱用のフィン101c〜104cが形成されている。支持ブロック110から各貫通ダクト101〜104に伝導した熱は、放熱用のフィン101c〜104cが形成されている上半部分の方が放熱量が多い。この結果、各貫通ダクト101〜104の中空部においては、上側の空気の方が下側に位置している空気よりも高温に加熱されるので、上昇気流の発生が促進され、放熱効果が高まる。
【0051】
(実施の形態2の変形例1)
図6は上記の液晶プロジェクタ1Aの放熱機構の変形例1を示す平面構成図、断面構成図および直交方向から見た場合の断面構成図である。本例の放熱機構は、図5に示す放熱機構に対して、各貫通ダクト101〜104に導入される外気を、循環冷媒との熱交換によって強制冷却する冷却機構120が備わっている構成となっている。冷却機構120は、外装ケース2に形成した外気導入孔2bに取り付けたラジエータ121と、このラジエータ121を経由させて冷媒を循環させる冷媒循環路122と、この冷媒循環路122に介挿した超小型圧縮機123とを備えている。
【0052】
この構成の放熱機構によれば、導入される外気を強制冷却機構によって冷却した後に各貫通ダクト101〜104に導くことができるので、冷媒としての空気の熱交換量を増加させることができ、放熱効率を改善できる。また、各貫通ダクト101〜104に導入される外気が冷却されるので、各貫通ダクトで加熱された空気との温度差が広がるので、各貫通ダクト101〜104で発生する上昇気流の流速あるいは風量を増加させることができ、これによっても、放熱効率が改善される。
【0053】
(実施の形態2の変形例2)
図7は、上記の液晶プロジェクタ1Aにおける放熱機構の変形例2を示す平面構成図、断面構成図および直交方向から見た場合の断面構成図である。本例の放熱機構は、図5に示す放熱機構に加えて、光源ランプユニット4で発生した熱により加熱された内部空気を、内部ダクト131を介して、そこに形成した排出口131aから外部に放出する構成を備えている。また、内部ダクト131の排出口131aと各貫通ダクト101〜104の上端部分との間が連通ダクト132によって連通している。
【0054】
この構成の放熱機構では、光源ランプ5から発生した熱が、内部ダクト131を経由して排出口102b、103bから外部に放出されるので、光源ランプ5を効率良く冷却できる。
【0055】
また、光源ランプ5から外部に排出される高温空気の空気流によって、内部ダクト131と各貫通ダクト101〜104を連通している連通ダクト132は負圧状態が形成され、各貫通ダクト101〜104内に発生する上昇気流の流速および流量が増加する。この結果、より効率良く、液晶パネル31〜33、偏光板61〜66から発生した熱を外部に放出することが可能になる。
【0056】
(実施の形態2の変形例3)
図8は、上記の液晶プロジェクタ1Aにおける放熱機構の変形例3を示す平面構成図、断面構成図および直交方向から見た場合の断面構成図である。本例の放熱機構は、図6および7に示す放熱機構を組み合わせたものであり、強制冷却機構120と内部ダクト131および連通用ダクト132とを備えた構成となっている。
【0057】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の液晶プロジェクタにおいては、液晶パネルと偏光板の隙間に外気を導入すると共に、これらの発熱により上昇気流を自然に発生させるようにしている。従って、冷却ファンなどを用いることなく、簡単な構成により、液晶パネルおよび偏光板の放熱機構を実現できる。
【0058】
また、光源ランプによって加熱された加熱空気を、液晶パネルおよび偏光板の隙間の上側に導く内部ダクトを有しているので、光源ランプの発熱を外部に放出できると共に、内部ダクトを介して排出される高温空気によって、液晶パネルと偏光板の隙間に形成される上昇気流の流速、流量が増加するので、液晶パネルおよび偏光板の放熱効率を高めることができる。
【0059】
さらに、内部ダクトの一部に断面を小さくした絞り部分を形成したので、内部ダクトを経由して排出される高温空気の流速が速くなるこれによって液晶パネルと偏光板の隙間に形成される上昇気流の流速、流量を増加でき、これによっても放熱効率を改善できる。
【0060】
また、液晶パネルと偏光板の隙間に導入される外気を強制冷却した場合、および、内部ダクトを流れる高温空気を強制的に圧送するようにしても、液晶パネルおよび偏光板の放熱効率、光源ランプの放熱効率を高めることができる。
【0061】
一方、本発明の液晶プロジェクタにおいては、上下に貫通して延びる貫通ダクトを配置し、ここに、液晶パネルおよび偏光板が取り付けられている支持枠を結合した構成を採用している。液晶パネルおよび偏光板で発生した熱は支持枠を介して貫通ダクトに伝導し、当該貫通ダクトを加熱する。従って、貫通ダクトの下端開口から導入された外気が加熱されて上昇気流が自然発生する。これにより液晶パネルおよび偏光板で発生した熱を外部に放出することができる。
【0062】
また、光源ランプによって加熱された加熱空気を、貫通ダクトの上端部分に導入する内部ダクトを有している場合には、光源ランプの発熱を外部に放出できると共に、内部ダクトを介して排出される高温空気によって、貫通ダクト内に形成される上昇気流の流速、流量が増加するので、液晶パネルおよび偏光板の放熱効率を高めることができる。
【0063】
さらに、内部ダクトに外部に連通した排出口を形成した場合には、内部ダクトを経由して排出される高温空気によって、貫通ダクトの上端側の部分が負圧状態になるので、貫通ダクト内に形成される上昇気流の流速、流量を増加でき、これによっても放熱効率を改善できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係る液晶プロジェクタを示す平面構成図、断面構成図および直交する方向から見た場合の断面構成図である。
【図2】図1の液晶プロジェクタの放熱機構の変形例1を示す平面図、断面構成図、および直交する方向から見た場合の断面構成図である。
【図3】図1の液晶プロジェクタの放熱機構の変形例2を示す平面図、断面構成図および直交する方向から見た場合の断面構成図である。
【図4】図1の液晶プロジェクタの放熱機構の変形例3を示す平面図、断面構成図および直交する方向から見た場合の断面構成図である。
【図5】本発明の実施の形態2に係る液晶プロジェクタを示す平面構成図、断面構成図および直交する方向から見た場合の断面構成図である。
【図6】図5の液晶プロジェクタの放熱機構の変形例1を示す平面構成図、断面構成図および直交する方向から見た場合の断面構成図である。
【図7】図5の液晶プロジェクタの放熱機構の変形例2を示す平面図、断面構成図、および直交する方向から見た場合の断面構成図である。
【図8】図5の液晶プロジェクタの放熱機構の変形例3を示す平面図、断面構成図および直交する方向から見た場合の断面構成図である。
【符号の説明】
1、1A 液晶プロジェクタ
2 外装ケース
2a 底板部分
2b 外気導入孔
2c 天板部分
2d 排出口
3 光学シャーシ
3a 底板部分
3b 連通孔
3c 天板部分
3d 排出孔
4 光源ランプユニット
10 均一照明光学系
20 色分離光学系
31〜33 液晶パネル
34〜39 偏光板
40 光合成光学系
50 投写レンズユニット
60 放熱機構
61〜66 液晶パネルと偏光板の隙間
70 外気導入路
71 内部ダクト
71a 連通孔
71b 絞り部分
80、120 冷却機構
81、121 ラジエータ
82、122 冷媒循環路
83、123 超小型圧縮機
90 強制送り機構
91 吹き出し口
92 シロッコファン
101〜104 貫通ダクト
101a〜104a 下端開口
101b〜104b 上端開口
101c〜104c 放熱フィン
110 支持ブロック
111〜114 支持枠
131 内部ダクト
131a 排出口
132 連通ダクト

Claims (10)

  1. 各色光を映像情報に応じて変調するための複数枚の液晶パネルと、各液晶パネルの入射面および/または射出面に対向配置した偏光板とを有している液晶プロジェクタにおいて、
    前記液晶パネルおよび前記偏光板の隙間に外気を導入する外気導入路と、
    前記隙間に導入された後に前記液晶パネルおよび偏光板の発熱により加熱された空気を外部に排出する排出路と、
    光源ランプによって加熱された液晶プロジェクタ内部の加熱空気を前記排出路に導く内部ダクトとを有し、
    前記隙間の下側に前記外気導入路が配置され、当該隙間の上側に前記排出路が配置され
    前記内部ダクトにおける前記排出口に連通している連通部分あるいはその上流側の部位には、当該部分を通過する加熱空気の流速を増加させるための絞り部分が形成されていることを特徴とする液晶プロジェクタ。
  2. 請求項1において、
    前記内部ダクトは、前記隙間の上側位置まで延びている先端部分を備えており、
    この先端部分が前記排出路として機能することを特徴とする液晶プロジェクタ。
  3. 請求項2において、
    前記外気導入路は、
    前記隙間の下側に位置している光学部品が搭載された光学シャーシの底板部分の部位に形成した底板側通気孔と、
    外装ケースにおける前記底板側通気孔に対峙しているケース底板部分の部位に形成した外気導入孔と、
    を有していることを特徴とする液晶プロジェクタ。
  4. 請求項3において、
    前記隙間の上側に位置している前記光学シャーシの天板部分の部位に形成した天板側通気孔と、当該天板側通気孔に対峙している前記外装ケースの天板部分の部位に形成した排出口とを有し、
    前記内部ダクトの前記先端部分は、前記天板側通気孔に連通している連通口と、前記排出口に連通している先端開口とを備えており、
    前記連通口は前記絞りよりも下流側に位置し、前記先端開口は前記連通口よりも上側に位置していることを特徴とする液晶プロジェクタ。
  5. 請求項1ないし4のうちのいずれかの項において、
    前記外気導入路に導入された外気を循環冷媒との間の熱交換によって強制冷却する冷却機構を有していることを特徴とする液晶プロジェクタ。
  6. 請求項1ないし5のうちのいずれかの項において、
    前記内部ダクト内の空気を前記排出路に向けて強制的に送り出す強制送り機構を有していることを特徴とする液晶プロジェクタ。
  7. 各色光を映像情報に応じて変調するための複数枚の液晶パネルと、各液晶パネルの入射面および/または射出面に対向配置した偏光板と、各液晶パネルおよび対応する前記偏光板が取り付けられているヒートシンクとして機能する支持枠とを有している液晶プロジェクタにおいて、
    外装ケースを貫通して垂直に延びている複数本の貫通ダクトを有し、
    各貫通ダクトの上下方向の途中位置の外周面に前記支持枠が結合されており、
    各貫通ダクトの下端開口から導入された外気が加熱されて上昇気流を形成して、各貫通ダクトの上端開口から排出されることを特徴とする液晶プロジェクタ。
  8. 請求項7において、
    前記貫通ダクトの内周面における前記上端開口側の部分には、当該内周面から内方に突出した複数の放熱フィンが形成されていることを特徴とする液晶プロジェクタ。
  9. 請求項7または8において、
    各貫通ダクトの前記下端開口から導入される外気を、循環冷媒との熱交換によって強制冷却する冷却機構を有していることを特徴とする液晶プロジェクタ。
  10. 請求項7、8または9において、
    光源ランプによって加熱された液晶プロジェクタ内部の加熱空気を外部に排出する内部ダクトと、この内部ダクトを前記貫通ダクトの上端部分に連通している連通ダクトとを有していることを特徴とする液晶プロジェクタ。
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