JP2010072090A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】補正動作の中断の有無に係らず、最適な補正結果を得る。
【解決手段】用紙P1に所定の画像が形成され、続けて補正パッチ80Y,80Mが形成された後に補正動作が停止した場合、第1のリカバリ補正動作が実行される。第1のリカバリ補正動作は、画像形成部の停止条件が例えばユーザの指示によるプリント中断指示や給紙トレイの紙無し停止等の場合に実行される。第1のリカバリ補正動作では、画像形成部を即時停止する必要がなく、継続動作が可能であるので、画像形成部の動作を停止する前に、残りの補正パッチ80Y,80M,80C,80Kが一括で中間転写ベルト50上に形成される。全ての補正パッチ80Y,80M,80C,80Kの形成が完了した後、画像形成部40が停止処理される。
【選択図】 図4

Description

本発明は、画像形成動作中にカラーレジスト補正やトナー濃度補正などの補正動作を行う複写機やファクシミリ、プリンタ等の画像形成装置に関する。
近年、カラー原稿画像から取得した赤(R)色、緑(G)色、青(B)色のカラー画像データに基づいてカラー画像を形成するデジタルカラー複写機が広く普及している。この画像形成装置では、画像形成動作を行っていないときや通常の画像形成動作中において、ユーザの満足する安定した出力画像を得るために、安定化制御やカラーレジスト補正、トナー濃度補正等の補正を行っている。例えば、通常の画像形成動作中に行うトナー濃度補正では、転写紙と転写紙との間に各色の補正パッチを作成することで、生産性の低下を防止しつつ補正動作を実行している。
例えば、特許文献1には、記録材に形成される2つトナー像の間にレジスト補正用のレジストパターンを第1のタイミングで形成し、形成したレジストパターンのレジストずれ量を第1のタイミングとは異なる第2のタイミングにおいて検出してレジスト補正を行う画像形成装置が記載されている。この画像形成装置によれば、レジストパターン形成・検出とレジスト補正とをそれぞれ異なる紙間に対応するタイミングで実行するため、画像形成の中断時間を短縮することができる。
特開2000−35703号公報(第6頁 第5図)
しかしながら、上記特許文献1に記載される画像形成装置では以下の問題がある。
(1)複数の紙間に補正パッチを形成中に、何らかの理由で画像形成動作が中止した場合、次回の画像形成動作において前回の画像形成動作の残った補正パッチを継続して作成すると、前回とは温度や湿度等の環境条件やDCバイアス電圧やグリッド電圧等の作像条件が変化してしまう場合がある。これにより、異なった条件下において形成した補正パッチを用いて補正結果を求めることにより、最適な補正結果を得ることができないという問題がある。
(2)次回の画像形成動作時に、最初からやり直して補正パッチを作成すると、例えば1枚完結のジョブが継続した場合には、補正パッチはイエロー(Y)色、マゼンダ(M)色、シアン(C)色およびブラック(K)色のそれぞれについて形成するため、何時までたっても全ての色の補正パッチを形成することができず、補正パッチに基づく補正結果が得られないという問題がある。
そこで、本発明は、上記課題を解決するものであり、補正動作の中断の有無に係らず、最適な補正結果を得る画像形成装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に係る画像形成装置は、像担持体に各色のトナー像を形成して当該トナー像を用紙に転写する画像形成装置であって、像担持体上の用紙間に対応した位置に各色の補正用トナー像を形成する画像形成部と、画像形成部により形成された各色の補正用トナー像に基づいてトナー像の補正動作を実行する制御部とを備え、制御部は、画像形成部による補正用トナー像の補正動作が中断した場合であって画像形成部が動作可能である場合には、画像形成部の動作を停止する前に、残りの補正用トナー像を形成するように画像形成部を制御することを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置においては、各色の補正用トナー像を画像形成部の動作を停止する前に形成するので、各色の補正用トナーを同一の環境および作像条件下において形成できる。ここで用紙間とは、現在のジョブにおける最後の用紙と、次回のジョブにおける最初の用紙との間を含むものである。
請求項2に係る画像形成装置は、請求項1の記載において、制御部は、補正動作が、ユーザによる画像形成部の停止指示または用紙を収容するトレイに用紙が無いときの中断である場合には、画像形成部が動作可能であると判断することを特徴とする。
請求項3に係る画像形成装置は、像担持体に各色のトナー像を形成して当該トナー像を用紙に転写する画像形成装置であって、像担持体上の用紙間に対応した位置に各色の補正用トナー像を形成する画像形成部と、画像形成部により形成された各色の補正用トナー像に基づいてトナー像の補正動作を実行する制御部とを備え、制御部は、画像形成部による補正用トナー像の補正動作が中断した場合、次回のジョブ時であって画像形成部によりトナー画像を形成する前に、各色の補正用トナー像を一括に形成するように画像形成部を制御することを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置においては、補正用トナー像の補正動作が中断した場合でも、各色の補正用トナー像を次回のジョブ開始時においてまとめて形成するので、各色の補正用トナー像を同一の環境および作像条件下において形成できる。ここで、ジョブとは、画像形成装置における画像形成に関する一連の動作を含む。例えば、複数枚を出力する場合には、複数枚の出力に関する一連の動作が1ジョブであり、複数部数を出力する場合には、複数部数分の出力に関する一連の動作が1ジョブである。
請求項4に係る画像形成装置は、請求項3の記載において、情報を記憶する記憶部をさらに有し、制御部は、補正用トナー像の補正動作が中断した場合に、当該中断に基づく補正動作情報を記憶部に記憶し、次回のジョブにおいて、記憶部から読み出した補正動作情報に基づいて各色の補正用トナー像を形成するように画像形成部を制御することを特徴とする。
請求項5に係る画像形成装置は、請求項3または4の記載において、制御部は、トナー像を形成する際の速度を切り替えるための複数のプロセス線速を有し、補正用トナー像を形成する場合には、補正用トナー像を複数のプロセス線速の全てにおいて各色の補正用トナー像を形成するように画像形成部を制御する、または、複数のプロセス線速のうち当該ジョブにおいて設定されたプロセス線速により各色の補正用トナー像を形成するように画像形成部を制御することを特徴とする。
請求項6に係る画像形成装置は、像担持体に各色のトナー像を形成して当該トナー像を用紙に転写する画像形成装置であって、像担持体上の用紙間に対応した位置に各色の補正用トナー像を形成する画像形成部と、画像形成部により形成された各色の補正用トナー像に基づいてトナー像の補正動作を実行する制御部とを備え、制御部は、画像形成部による補正用トナー像の補正動作が中断した場合であって画像形成部が動作可能である場合には、画像形成部の動作を停止する前に、残りの補正用トナー像を第1のリカバリ補正動作により形成するように画像形成部を制御し、画像形成部による補正用トナー像の補正動作が中断した場合、次回のジョブ時であって画像形成部によりトナー画像を形成する前に、各色の補正用トナー像を第2のリカバリ補正動作により一括で形成するように画像形成部を制御し、補正用トナー像の補正動作が中断した場合、補正動作における画像形成部の停止条件に基づいて、第1のリカバリ補正動作を実行するか、または、第2のリカバリ補正動作を実行するかを判断することを特徴とする。
本発明に係る画像形成装置においては、補正用トナー像の補正動作が中断した場合、画像形成部の停止条件に応じて最適な第1のリカバリ補正動作または第2のリカバリ補正動作が選択される。第1のリカバリ補正動作または第2のリカバリ補正動作では、各色の補正用トナー像を同一画像形成動作内においてまとめて形成するので、各色の補正用トナー像を同一の環境および作像条件下において形成できる。
請求項1に係る発明によれば、画像形成部を停止する前に残りの補正用トナー像を形成するので、同一の環境および作像条件下により各色の補正用トナー像を形成することができる。これにより、補正動作の中断の有無に関わらず、最適な補正値を算出することができ、正確な出力画像を得ることができる。
請求項2に係る発明によれば、補正動作が中断した場合でも画像形成部が動作可能である場合には残りの補正用トナー像をまとめて形成するので、次回のジョブまで補正動作を待機させる必要がなく、補正動作の迅速化を図ることができる。
請求項3に係る発明によれば、現在のジョブの停止後、次回のジョブ開始時に各色の補正用トナー像の全てを形成するので、同一の環境および作像条件下により各色の補正用トナー像を形成することができる。これにより、補正動作の中断の有無に関わらず、最適な補正値を算出することができ、正確な出力画像を得ることができる。
請求項4に係る発明によれば、次回ジョブの開始時に、記憶部から読み出した補正動作の中断を示す補正動作情報に基づいて補正用トナー像を形成するので、通常の画像形成前に、確実に補正動作を割り込ませることができる。
請求項5に係る発明によれば、設定条件に応じて、全プロセス線速にするか、これらか出力するジョブの線速のみにするか選択できるので、高精度に補正値を算出したり、時間を短縮して補正値を算出したりでき、ユーザの使い勝手を向上させることができる。
請求項6に係る発明によれば、補正動作の停止条件に応じて第1のリカバリ補正動作か第2のリカバリ補正動作が選択されるので、最適な補正動作により補正用トナー像を形成することができる。これにより、補正動作の中断の有無に関わらず、最適な補正値を算出することができ、正確な出力画像を得ることができる。
以下、図面を参照しながら、本発明の一実施形態について説明する。
<画像形成装置の構成>
図1は、この発明の一実施形態に係る画像形成装置10の構成を示す図である。この発明に係る画像形成装置10は、後述する補正パッチ80(図3参照)の補正動作が中断した場合、画像形成部40の動作を停止する前に残りの補正パッチ(補正用トナー像)を形成するように画像形成部40を制御したり、次回のジョブの開始時にまとめて補正パッチ80を形成するように画像形成部40を制御することで、補正動作が中断した場合であっても同一環境および同一作像条件において複数の補正動画を形成するものである。
画像形成装置10は、画像読取部20と画像形成装置本体30とを備えている。画像読取部20は、画像形成装置本体30の上部に配置され、スキャナ21とスキャナカバー22等から構成される。スキャナ21は、原稿台21a上に配置された原稿に光を投射する。CCD21bは、反射光を読み取り、読み取った反射光を画像データに光電変換する。
スキャナカバー22は、スキャナ21の上部に開閉可能に取り付けられており、原稿送りトイレ22aに載置された原稿をスキャナ21の原稿台21a上に送り込む。そして、スキャナ21により原稿の片面又は両面の画像データの読み取りが完了すると、原稿を原稿排紙トレイ22bに送り出す。
画像形成装置本体30は、タンデム型カラー画像形成装置と称せられるもので、画像形成部40と中間転写ベルト(像担持体)50と給紙部60と定着部70とを備えている。画像形成部40は、複数組のイエロー画像形成部40Y,マゼンダ画像形成部40M,シアン画像形成部40C,ブラック画像形成部40K等により構成される。これらの画像形成部40は、後述する全体制御部100からの指示に従って、中間転写ベルト50上の用紙P,P間に対応した位置に補正パッチ80を形成する。
イエロー画像形成部40Yは、イエロー(Y)色の画像を形成するユニットであり、表面に静電潜像が形成されるドラム状の感光体ドラム41Yと、その周囲に配置された、帯電部42Yと、露光部43Yと、現像部44Yと、クリーニング部45Yとを有する。
マゼンダ画像形成部40Mは、マゼンダ(M)色の画像を形成するユニットであり、表面に静電潜像が形成されるドラム状の感光体ドラム41Mと、その周囲に配置された帯電部42Mと、露光部43Mと、現像部44Mと、クリーニング部45Mとを有する。
シアン画像形成部40Cは、シアン(C)色の画像を形成するユニットであり、表面に静電潜像が形成されるドラム状の感光体ドラム41Cと、その周囲に配置された帯電部42Cと、露光部43Cと、現像部44Cと、クリーニング部45Cとを有する。
ブラック画像形成部40Kは、ブラック(K)色の画像を形成するユニットであり、表面に静電潜像が形成されるドラム状の感光体ドラム41Kと、その周囲に配置された帯電部42Kと、露光部43Kと、現像部44Kと、クリーニング部45Kとを有する。
中間転写ベルト50は、複数のローラによって張架された無端状のベルトであり、複数のローラの回転に伴って回転するように構成される。感光体ドラム41Y,41M,41C,41Kの表面に現像されたイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各トナー画像は、それぞれ一次転写ローラ51Y,51M,51C,51Kによる圧着位置において、中間転写ベルト50に転写(一次転写)される。各トナー画像は、複数のローラの回転に伴う中間転写ベルト50の回転によって、中間転写ベルト50に順次重ねて一次転写されて、二次転写ローラ52a,52bへと搬送される。中間転写ベルト50に順次重ねて転写されたトナー画像は、二次転写ローラ52a,52bによって、用紙Pの一方の面に一括して転写(二次転写)される。
給紙部60は、用紙トレイ61a,61b,61cや、送り出しローラ62、給紙ローラ63a、搬送ローラ63b,63c,63d、レジストローラ63e、分岐点64、反転制御ローラ65、排紙ローラ66、排紙トレイ67等を備えている。給紙部60は、用紙トレイ61a,61b,61cに収容された用紙Pを、所定の送り経路(地点Aから地点I)に沿って、排紙トレイ67まで送り出すことができるようになっている。
定着部70は、二次転写ローラ52a,52bによって中間転写ベルト50から画像が二次転写された用紙Pに熱をかける。この定着部70による加熱によって、用紙Pに形成された画像は、用紙Pに定着する。
図2は、画像形成装置10のブロック構成を示す図である。画像形成装置10は、制御部の一例である全体制御部100と、エンジン制御部110と、画像読取部20と、画像形成部40と、センサ部150と、操作表示部120と、通信制御部170と、メモリ部160と、補正動作実行部130と、制御部の一例である補正動作実行判断部140とを備える。
エンジン制御部110は、全体制御部100からの指示(制御信号)に基づいて、画像読取部20、画像形成部40、センサ部150、補正動作実行部130および補正動作実行判断部140の駆動制御を行う。画像読取部20は、スキャナ21(図1参照)により読み込んだアナログ信号からなる画像情報をデジタル画像信号に変換して全体制御部100等に出力する。
画像形成部40は、中間転写ベルト50と、給紙部60と、定着部70とを有する(図1参照)。画像形成部40は、エンジン制御部110を介した全体制御部100からの指示に従って、例えばメモリ部160のジョブ予約内容データファイル等に記憶された画像データに基づく画像を出力して給紙部60から供給された用紙Pにトナー像を転写させて画像を形成する。
センサ部150は、例えば、電位センサ、付着量センサ、位置センサ、L検センサ、などから構成される。安定化制御を行う場合には電位センサや付着量センサが用いられ、カラーレジスト補正を行う場合には位置センサが用いられ、トナー濃度補正を行う場合にはL検センサが用いられる。トナー濃度補正を行う場合、L検センサは、中間転写ベルト50上に形成された補正パッチ80のトナー濃度を検出し、検出したトナー濃度に基づく検出信号(パッチ濃度検出値)を生成してエンジン制御部110を介して全体制御部100に出力する。
操作表示部120は、操作部122と表示部124とを有する。本例では、操作部122と表示部124とが一体に組み合わされたタッチパネルが用いられる。操作部122としての入力検出装置は、例えば静電容量方式や抵抗膜方式、表面弾性波(SAW)方式などの方式が採用される。操作部122は、表示部124に表示された操作画面においてユーザにより入力された入力情報(入力位置)を検出し、検出した入力情報に基づく検出信号を生成して全体制御部100に供給する。
表示部124は、例えば液晶ディスプレイや有機EL(Electro Luminescence)ディスプレイから構成される。表示部124は、全体制御部100から供給される操作部122の検出信号に基づいた画像信号に従って所定の表示処理を行う。本例では、表示部124の画面に、補正動作を実行する頻度を設定するための補正頻度設定画面(操作画面)が表示される。補正頻度設定画面では、ユーザの求める画質レベルに応じて例えば4段階(30プリント,50プリント,100プリント,250プリント)の頻度設定が可能となっている。ユーザの操作部122の操作により例えば30プリントが選択されると、30プリントに1回の割合で補正動作が実行される。また、表示部124の画面には、後述する複数のプロセス線速のうち、全プロセス線速で補正動作を行うか、実行するジョブのプロセス線速のみで補正動作を行うかを選択するためのプロセス線速設定画面が表示される。
通信制御部170は、モデム(MODEM:Modulator/DEModulator)、ターミナルアダプタ(Terminal Adapter)、LANアダプタなどから構成され、外部機器と通信を行うための通信制御を行う。通信制御部170は、外部機器からジョブの予約内容に関する情報、具体的には、画像データやジョブ出力枚数に関する情報などを受信して、全体制御部100に出力する際などに使用される。
メモリ部160は、例えばHDD(Hard disk drive)や半導体メモリにより構成される。メモリ部160には、例えば、画像読取部20から読み込まれた画像データや画像形成装置10に接続された図示しないコンピュータからの文書・画像データ、操作表示部120に表示される操作画面データ、ジョブの開始前に後述する第2のリカバリ補正動作を開始させるための補正動作情報等が記憶される。
全体制御部100は、CPU(Central Processing Unit)102、ROM(Read Only Memory)104およびRAM(Random Access Memory)106から構成される。ROM104は、画像形成装置10を動作させるためのプログラムを保持する。RAM106は、ROM104から読み出したプログラムや表示部124等からの入力情報等の一時的な格納領域として用いられる。CPU102は、ROM104に保持されているプログラムを読み出してプログラムに応じた処理を実行する。例えば、トナー濃度補正やカラーレジスト補正等の補正動作を実行するためのプログラムを読み出してプラグラムに応じた補正動作を実行する。
全体制御部100は、センサ部150から供給された検出信号に基づいて補正値を算出し、算出した補正値をフィードバック制御する。例えば、補正動作がトナー濃度補正動作の場合、中間転写ベルト50上に形成された補正パッチ80からセンサ部150により検出された検出信号に基づいて補正値を算出し、算出した補正値を現像DCバイアス電圧やグリッド電圧にフィードバックする。
また全体制御部100は、操作部122により入力された補正頻度設定情報に基づいて補正動作を実行するタイミングを示すタイミング情報を生成して補正動作実行部130に供給する。補正動作としては、画像形成部40による画像形成動作中に用紙間に補正パッチ80を形成する例えばトナー濃度補正の補正動作やトナー濃度補正の補正動作を含む。トナー濃度補正の補正動作やトナー濃度補正は、画像形成動作を行っていない状態で行われたり、画像形成動作中に生産性を低下させずに用紙P,P間を用いて行われる。本例では、画像形成動作中に行われる補正動作について説明する。
トナー濃度補正の補正動作は、Y色,M色,C色,K色の各トナーの濃度を維持するために行う補正である。このトナー濃度補正の補正動作では、複数の用紙間に補正用の補正パッチ80を形成し、トナー濃度制御を行うセンサ部150の出力値を一定間隔で補正し、検出レベルを維持する。
カラーレジスト補正の補正動作は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各トナー画像の位置のずれを防ぐために行う補正である。このカラーレジスト補正では、複数の用紙間に補正用の補正パッチ(例えばフの字)を形成し、形成した補正パッチをセンサ部150により検出して各トナー画像の位置ずれを補正する。
また全体制御部100は、上述した補正動作中において、例えばジョブの出力完了、ジャム、扉開閉、プリント出力中断またはトレイに紙が無い等の理由により補正動作が中断した場合には、後述する第1のリカバリ補正動作または第2のリカバリ補正動作を実行する。このとき全体制御部100は、上述したそれぞれの中断理由に対応した中断情報を生成し、生成した中断情報を補正動作実行判断部140に供給する。
補正動作実行判断部140は、補正動作が中断した場合に、全体制御部100からエンジン制御部110を介して供給される中断情報に基づいて第1のリカバリ補正動作を行うか、または、第2のリカバリ補正動作を行うかを判断する。補正動作実行判断部140は、各中断情報と第1および第2のリカバリ補正動作(情報)とが対応付けられて記憶された図示しない記憶部を有する。補正動作実行判断部140は、補正動作が中断した場合に、全体制御部100から供給される中断情報に対応した第1または第2のリカバリ補正動作を記憶部から読み出す。そして、読み出した第1または第2のリカバリ補正動作に基づく判断情報を全体制御部100を介して補正動作実行部130に供給する。
ここで、第1のリカバリ補正動作は、画像形成部40による補正パッチ80の補正動作が中断した場合であっても画像形成部40が動作可能である場合に、画像形成部40の動作を停止する前に各色の補正パッチ80のうち残りの補正パッチ80を形成するように画像形成部40を制御する動作である。第2のリカバリ補正動作は、画像形成部40による補正パッチ80の補正動作が中断した場合に、次回のジョブ開始時(ジョブにおいて画像を形成する前)に、各色の補正パッチ80を形成するように画像形成部40を制御する動作である。
補正動作実行部130は、全体制御部100の指示に従って、安定化制御やカラーレジスト補正、トナー濃度補正を実行する。また補正動作実行部130は、カラーレジスト補正やトナー濃度補正等の補正動作が途中で中断した場合、補正動作実行判断部140から全体制御部100を介して供給された判断情報に基づいて第1のリカバリ補正動作または第2のリカバリ補正動作を実行する。
<トナー濃度補正>
図3は、通常の画像形成動作中に行うトナー濃度補正を説明するための図である。図3では、1ジョブにおいて4枚の用紙P1,P2,P3,P4に画像を形成すると共に、これらの用紙P,P間に補正パッチ80を形成する場合の動作を示している。
用紙Pは、給紙方向Dに沿って搬送され、中間転写ベルト50によって所定のトナー画像が転写される。中間転写ベルト50の給紙方向Dの下流側には2個のセンサ部150,150が設置される。センサ部150,150は、用紙Pの長手方向の一端側および他端側のそれぞれに対応した位置に設置される。
トナー濃度補正用の補正パッチ80は、補正用トナー像の一例であり、中間転写ベルト50上の各用紙P,P間に対応した位置に形成される。補正パッチ80は、各色2個ずつ、合計8個の補正パッチ80Y,80M,80C,80Kから構成され、各用紙P,P間には色の異なる2個の補正パッチ80がセンサ検出軸O1,O2上に形成される。
具体的には、用紙P1(の後端)と用紙P2(の先端)との間にはY色の補正パッチ80YおよびM色の補正パッチ80Mが形成される。用紙P2と用紙P3との間にはY色の補正パッチ80YおよびM色の補正パッチ80Mが形成される。用紙P3と用紙P4との間には、K色の補正パッチ80KおよびC色の補正パッチ80Cが形成される。用紙P4の給紙方向Dに対して上流側の外領域にはK色の補正パッチ80KおよびC色の補正パッチ80Cが形成される。
全体制御部100は、補正パッチ用プロセス条件切り替えタイミングH1において、例えば、現像DCバイアス電圧、グリッド電圧等のプロセス条件を切り替えて補正パッチ80Y,80Mを形成する。補正パッチ用プロセス条件切り替えタイミングH1とは、前の画像の形成完了後であって補正パッチ作像開始前の時期である。また全体制御部100は、通常出力用プロセス条件切り替えタイミングH2において、画像用のプロセス条件に切り替えて用紙P2に画像を形成する。通常出力用プロセス条件切り替えタイミングH2とは、補正パッチ作像完了後であって次の画像の作像開始前の時期である。
また画像形成装置10は、プロセス線速を例えば3線速有しており、用紙の種類や斤量に応じて最適な線速を選択して切り替えることが可能となっている。そのため、各プロセス線速に応じて画像を形成するためのプロセス条件も異なり、プロセス線速毎に出力値が決定されているので、上述した補正動作も各プロセス線速毎に行う必要がある。
このようにして、全体制御部100(補正動作実行部130)は、各色プロセス条件の異なる同色の2個の補正パッチ80を各色分作像し、2個の補正パッチ80のサンプリング結果から近似式を算出することにより、最終的な各色のトナー濃度の補正値を算出する。
ここで、本実施の形態では、上述したトナー濃度補正等の補正動作中に何らかの理由により補正動作が中断し場合には、補正動作の停止条件に応じて第1のリカバリ補正動作または第2のリカバリ補正動作が実行される。以下に、第1のリカバリ補正動作および第2のリカバリ補正動作について説明する。
(1)第1のリカバリ補正動作
図4は、第1のリカバリ補正動作を示す図である。図4に示すように、用紙P1に所定の画像が形成され、続けて補正パッチ80Y,80Mが形成された後に補正動作が停止した場合、第1のリカバリ補正動作が実行される。第1のリカバリ補正動作は、画像形成部40の停止条件が例えばユーザの指示によるプリント中断指示や給紙トレイの紙無し停止等の場合に実行される。
第1のリカバリ補正動作では、画像形成部40を即時停止する必要がなく、継続動作が可能であるので、画像形成部40の動作を停止する前に、残りの補正パッチ80Y,80M,80C,80Kを一括で中間転写ベルト50上に形成する。そして、全色の補正パッチ80Y,80M,80C,80Kの形成が完了した後、画像形成部40(画像形成装置10)を停止処理する。これにより、画像形成部40の動作を停止する前に各色の補正パッチ80Y,80M,80C,80Kを形成するので、各色の補正パッチ80Y,80M,80C,80Kを同一の環境および作像条件下において形成できる。
(2)第2のリカバリ補正動作
図5は、第2のリカバリ補正動作を示す図である。図5に示すように、用紙P1に画像が形成され、続けて補正パッチ80Y,80Mが形成された後に補正動作が停止した場合、第2のリカバリ補正動作が実行される。第2のリカバリ補正動作は、画像形成部40の停止条件が例えば紙詰まりや画像形成装置本体30の扉開閉の場合に実行される。
第2のリカバリ補正動作では、画像形成部40を一旦停止処理した後、次回のジョブの開始時の画像を形成する前に、全ての色の補正パッチ80Y,80M,80C,80Kを一括で中間転写ベルト50上に形成する。そして、全色の補正パッチ80Y,80M,80C,80Kの形成が完了した後、次回のジョブにおける画像の形成動作を開始する。これにより、次回のジョブの開始時に各色の補正パッチ80Y,80M,80C,80Kを形成するので、各色の補正パッチ80Y,80M,80C,80Kを同一の環境および作像条件下において形成できる。
<画像形成装置の動作>
図6は、画像形成装置10の全体制御部100のトナー濃度補正における補正動作の一例を示すフローチャートである。まず、ステップS10で全体制御部100は、ユーザにより入力されたジョブを実行して画像形成動作を開始する。
ステップS20で全体制御部100は、トナー濃度補正の紙間補正において第2のリカバリ補正動作が必要か否かを判断する。全体制御部100は、メモリ部160に補正動作情報が記憶されている場合にはリカバリ動作が必要であると判断してステップS30に進む。この場合、画像形成部40により画像の形成を開始する前に、メモリ部160から補正動作情報を読み出す。一方、メモリ部160に補正動作情報が記憶されていない場合にはリカバリ補正動作が必要でないとしてステップS60に進む。
ステップS30で全体制御部100は、全プロセス線速分の補正動作を行うか否かを判断する。全体制御部100は、表示部124のプロセス線速設定画面でユーザにより選択された選択情報に基づいて全プロセス線速分の補正動作を行うかを判断する。全体制御部100は、全プロセス線速分の補正動作を行うと判断した場合にはステップS40に進み、全プロセス線速分の補正動作を行わないと判断した場合にはステップS50に進む。
ステップS40で全体制御部100は、ジョブの開始時において画像形成動作が実行される前に、全プロセス線速分における第2のリカバリ補正動作を実施する。例えば、プロセス線速が3線速の場合には、第1の線速分により補正パッチ80Y,80M,80C,80Kを形成し、次に、第2の線速分により補正パッチ80Y,80M,80C,80Kを形成し、最後に、第3の線速分により補正パッチ80Y,80M,80C,80Kを形成する。
ステップS50で全体制御部100は、これから画像形成動作するプロセス線速により第2のリカバリ補正動作を実施する。例えば、プロセス線速が第1の線速に設定されている場合には、第1の線速により補正パッチ80Y,80M,80C,80Kを形成する。
ステップS60で全体制御部100は、画像形成動作を継続(中断)するか否かを判断する。全体制御部100は、例えば現在のジョブが継続中の場合にはステップS70に進む。一方で全体制御部100は、例えば、ユーザによるプリント出力中断の指示、紙詰まり、画像形成装置本体30の扉開閉、ジョブの出力完了等により画像形成動作が継続していないと判断した場合にはステップS120に進む。
ステップS70で全体制御部100は、画像形成動作を行い、用紙Pに所定の画像を形成してステップS80に進む。
ステップS80で全体制御部100は、用紙P,P間での補正動作を行うか否かを判断する。全体制御部100は、補正頻度設定画面においてユーザにより選択された頻度設定に基づいてトナー濃度補正の補正動作を実行する。例えば補正頻度設定画面において100プリントが選択された場合には、画像形成中に画像形成枚数が100プリントを超えたとき、それ以降の4枚の用紙P,P間に補正パッチ80を形成する(図3参照)。全体制御部100は、例えば補正頻度設定画面においてユーザにより頻度設定が行われている場合には補正動作を行うと判断してステップS90に進む。一方、ユーザにより頻度設定が行われていない場合には補正動作を行わないと判断してステップS60に戻る。
ステップS90で全体制御部100は、用紙P,P間で補正パッチ80を形成するように補正動作実行部130を制御する。補正動作実行部130は、全体制御部100からの指示により、図3に示したような各色の補正パッチ80Y,80M,80C.80Kを用紙P,P間に形成するように画像形成部40を制御する。これにより、用紙P,P間に補正パッチ80Y,80M,80C.80Kが形成される。
ステップS100で全体制御部100は、全て(8個)の補正パッチ80の形成が完了したか否かを判断する。全体制御部100は、例えば、センサ部150から供給されるK色やC色の補正パッチ80K,80Cに基づく検出信号に基づいて全色の補正パッチ80の形成が完了したか否かを判断する。全色の補正パッチ80の形成が完了したと判断した場合にはステップS110に進み、全色の補正パッチ80の形成が完了していないと判断した場合にはステップS60に戻る。
ステップS110で全体制御部100は、センサ部150により検出した全色の補正パッチ80に基づいてトナー濃度の補正量を算出し、算出した補正量を画像形成部40等にフィードバックしてステップS60に戻る。このフィードバック制御により、トナー濃度補正が行われ、安定した画像を得ることができるようになる。
ステップS120で全体制御部100は、用紙P,P間の補正動作が途中であるか否かを判断する。例えば、補正パッチ80の形成途中において、ユーザによるプリント出力中断の指示、紙詰まり、画像形成装置本体30の扉開閉、決められたジョブの出力完了等により画像形成動作が中断した場合には、補正動作が途中であると判断してステップS130に進む。一方、画像形成動作が中断した場合であっても用紙P,P間の補正動作が完了している場合にはステップS170に進む。
ステップS130で全体制御部100は、残りの補正動作(リカバリ動作)を現在のジョブ中に行うか否かを判断する。全体制御部100は、リカバリ動作を現在のジョブ中に行うと判断した場合にはステップS140に進み、リカバリ動作を現在のジョブ中に行わないと判断した場合にはステップS160に進む。
ステップS140で全体制御部100は、画像形成部40の停止処理前に補正動作が実行可能か否かを判断する。例えば、ユーザによるプリント出力中断の指示による停止、紙無し停止、ジョブ出力完了による停止の場合には、画像形成部40を即時停止させることなく動作可能である。この場合には、全体制御部100は、画像形成部40の停止処理前に補正動作が実行可能であると判断してステップS150に進む。一方、紙詰まり、画像形成装置本体30の扉開閉により停止した場合には、画像形成部40を即時停止させる必要があるので、この場合には全体制御部100は、画像形成部40の停止処理前に補正動作の実行が不可能であると判断してステップS160に進む。
ステップS150で全体制御部100は、第1のリカバリ補正動作を実行する。例えば、図4に示したように、トナー濃度補正において、1色目の補正パッチ80Y,80Mの形成が終了した時点で補正動作が中断した場合には、残りの補正パッチ80Y,80M,80C,80Kを一括で形成する。
ステップS160で全体制御部100は、第2のリカバリ動作が必要であることを示す補正動作情報をメモリ部160に記憶する。
ステップS170で全体制御部100は、画像形成部40の動作を停止してジョブを終了する。そして、次回のジョブを開始する場合には、ステップS10に処理が戻り、第2のリカバリ補正動作の有無が判断される。
以上説明したように、本実施の形態の第1のリカバリ補正動作によれば、画像形成部40を停止する前に残りの補正パッチ80を形成するので、同一の環境および作像条件下により全ての色の補正パッチ80を形成することができる。これにより、補正動作の中断の有無に関わらず、最適な補正値を算出することができ、正確な出力画像を得ることができる。
また、第1のリカバリ補正動作では、補正動作が中断した場合でも画像形成部40が動作可能である場合には残りの補正パッチ80をまとめて形成し、次回のジョブ開始時まで中断した補正動作を待機させる必要がないため、より迅速に補正を行うことができる。
本実施の形態の第2のリカバリ補正動作によれば、現在のジョブの停止後、次回のジョブ開始時に各色の補正パッチ80の全てを形成するので、同一の環境および作像条件下により各色の補正パッチ80を形成することができる。これにより、補正動作の中断の有無に関わらず、最適な補正値を算出することができ、正確な出力画像を得ることができる。
また、第2のリカバリ補正動作では、設定条件に応じて、全プロセス線速にするか、これらか出力するジョブの線速のみにするか選択できるので、高精度に補正値を算出したり、時間を短縮して補正値を算出したりでき、ユーザの使い勝手を向上させることができる。
さらに、本実施の形態によれば、補正動作の停止条件に応じて第1のリカバリ補正動作かまたは第2のリカバリ補正動作が選択されるので、最適な補正動作により補正パッチ80を形成することができる。
なお、本発明の技術範囲は、上述した実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、上述した実施形態に種々の変更を加えたものを含む。
例えば、補正動作実行部130や補正動作実行判断部140の処理機能は、全体制御部100により行わせるように構成しても良い。
また、上述した実施の形態では、本発明の第1および第2のリカバリ補正動作をトナー濃度補正に適用した例ついて説明したが、カラーレジスト補正についても本発明の第1および第2のリカバリ補正動作を適用できる。
この発明は、画像形成動作中にカラーレジスト補正やトナー濃度補正などの補正動作を行う場合に適用できる。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の構成を示す図である。 画像形成装置のブロック構成を示す図である。 紙間に形成した補正パッチの構成の一例を示す図である。 補正動作が中断した場合に実行される第1のリカバリ補正動作を説明するための図である。 補正動作が中断した場合に実行される第2のリカバリ補正動作を説明するための図である。 画像形成装置の全体制御部の動作の一例を示すフローチャートである。
符号の説明
10 画像形成装置
40 画像形成部
50 中間転写ベルト
80,80Y,80M,80C,80K 補正パッチ
100 全体制御部
160 メモリ部
130 補正動作実行部
140 補正動作実行判断部
150 センサ部
P,P1,P2,P3,P4 用紙

Claims (6)

  1. 像担持体に各色のトナー像を形成して当該トナー像を用紙に転写する画像形成装置であって、
    前記像担持体上の前記用紙間に対応した位置に各色の補正用トナー像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部により形成された前記各色の補正用トナー像に基づいて前記トナー像の補正動作を実行する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記画像形成部による前記補正用トナー像の補正動作が中断した場合であって前記画像形成部が動作可能である場合には、前記画像形成部の動作を停止する前に、残りの前記補正用トナー像を形成するように前記画像形成部を制御する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記制御部は、
    前記補正動作がユーザによる前記画像形成部の停止指示または前記用紙を収容するトレイに前記用紙が無いときの中断である場合には、前記画像形成部が動作可能であると判断する
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 像担持体に各色のトナー像を形成して当該トナー像を用紙に転写する画像形成装置であって、
    前記像担持体上の前記用紙間に対応した位置に各色の補正用トナー像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部により形成された前記各色の補正用トナー像に基づいて前記トナー像の補正動作を実行する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記画像形成部による前記補正用トナー像の補正動作が中断した場合、次回のジョブ時であって前記画像形成部により前記トナー画像を形成する前に、前記各色の補正用トナー像を一括に形成するように前記画像形成部を制御する
    ことを特徴とする画像形成装置。
  4. 情報を記憶する記憶部をさらに有し、
    前記制御部は、
    前記補正用トナー像の補正動作が中断した場合に、当該中断に基づく補正動作情報を前記記憶部に記憶し、
    前記次回のジョブにおいて、前記記憶部から読み出した前記補正動作情報に基づいて前記各色の補正用トナー像を形成するように前記画像形成部を制御する
    ことを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記制御部は、
    前記トナー像を形成する際の速度を切り替えるための複数のプロセス線速を有し、
    前記補正用トナー像を形成する場合には、
    前記補正用トナー像を前記複数のプロセス線速の全てにおいて前記各色の補正用トナー像を形成するように前記画像形成部を制御する、または、前記複数のプロセス線速のうち当該ジョブにおいて設定された前記プロセス線速により前記各色の補正用トナー像を形成するように前記画像形成部を制御する
    ことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の画像形成装置。
  6. 像担持体に各色のトナー像を形成して当該トナー像を用紙に転写する画像形成装置であって、
    前記像担持体上の前記用紙間に対応した位置に各色の補正用トナー像を形成する画像形成部と、
    前記画像形成部により形成された前記各色の補正用トナー像に基づいて前記トナー像の補正動作を実行する制御部とを備え、
    前記制御部は、
    前記画像形成部による前記補正用トナー像の補正動作が中断した場合であって前記画像形成部が動作可能である場合には、前記画像形成部の動作を停止する前に、残りの前記補正用トナー像を第1のリカバリ補正動作により形成するように前記画像形成部を制御し、
    前記画像形成部による前記補正用トナー像の補正動作が中断した場合、次回のジョブ時であって前記画像形成部により前記トナー画像を形成する前に、前記各色の補正用トナー像を第2のリカバリ補正動作により一括で形成するように前記画像形成部を制御し、
    前記補正用トナー像の補正動作が中断した場合、
    前記補正動作における前記画像形成部の停止条件に基づいて、前記第1のリカバリ補正動作を実行するか、または、前記第2のリカバリ補正動作を実行するかを判断する
    ことを特徴とする画像形成装置。
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