JP2010071394A - オイルポンプ駆動構造 - Google Patents
オイルポンプ駆動構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010071394A JP2010071394A JP2008239884A JP2008239884A JP2010071394A JP 2010071394 A JP2010071394 A JP 2010071394A JP 2008239884 A JP2008239884 A JP 2008239884A JP 2008239884 A JP2008239884 A JP 2008239884A JP 2010071394 A JP2010071394 A JP 2010071394A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- inner gear
- oil pump
- motor
- engine
- magnet
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Images
Landscapes
- Control Of Transmission Device (AREA)
- General Details Of Gearings (AREA)
Abstract
【解決手段】エンジン駆動される自動変速機のオイルポンプにおいて、インナーギヤ30をステータシャフト19で回転可能に支持させ、インナーギヤ30に設けた磁石53とステータシャフト19に設けたコイル52とによりモータ54を構成し、エンジンからの回転が入力されるスリーブ18を、ステータシャフト19よりも径方向外側で、ワンウェイクラッチ60を介してインナーギヤ30と連結し、モータ54によりインナーギヤ30を回転させるときには、ワンウェイクラッチ60が、スリーブ18とインナーギヤ30との連結を遮断するようにした。
【選択図】図2
Description
そのため、アイドリングストップ装置を備える車両の場合、アイドリングストップによりエンジンが停止すると、オイルポンプもまた停止してしまうので、電源駆動される補助ポンプを別途設けて、アイドリングストップの間は、補助ポンプから油圧を供給するようにしている。
図1は、自動変速機のトルクコンバータからオイルポンプまでの範囲の部分拡大図である。図2は、図1におけるオイルポンプ近傍の拡大図である。
図2の(b)に示すように、ブッシュ50、51は、軸方向長さDが同一であり、インナーギヤ30の軸方向における幅Wの範囲内で、軸方向に所定間隔を開けて設けられている。
磁石53は、インナーギヤ30の溝30bとステータシャフト19の外周19aとの間にブッシュ50、51により形成された空間Sにおいて、ブッシュ50、51やステータシャフト19との干渉を避けつつ設けられている。
インナーギヤ30では、溝部31よりも径方向内側が、インナーギヤ30をステータシャフト19に回転可能に支持させる支持部32とされ、径方向外側が、ギヤが形成されるギヤ形成部33とされている。
ここで、溝部31の深さLは、インナーギヤ30の幅Wの1/2よりも長くなるように設定されており、溝部31内に配置したワンウェイクラッチ60のスプラグ60aが、インナーギヤ30の幅方向における中心を通る線分X上に配置されて、コイル52と、磁石53と、ワンウェイクラッチ60(スプラグ60a)とが、入力軸2の軸方向における同じ位置で、径方向に並んで配置されるようにしている。エンジン側からスリーブ18に入力された回転が、インナーギヤ30の幅方向の中心で、インナーギヤ30に入力されるようにするためである。
ワンウェイクラッチ60は、エンジン側から入力される回転によりインナーギヤ30を回転させるときには、スリーブ18(薄肉部18a)とインナーギヤ30(ギヤ形成部33)とを連結し、モータ54によりインナーギヤ30を回転させるときには、連結を遮断するように作動する。
アイドリングストップによりエンジンが停止されると、スリーブ18に入力される回転よりもモータ54による回転の方が大きくなった時点で、スリーブ18とインナギヤとの連結が遮断されるので、オイルポンプ20は、モータ54により回転駆動される。
そして、エンジンが再始動されて、スリーブ18に入力された回転が、モータ54による回転よりも大きくなると、スリーブ18とインナーギヤ30とが連結されて、オイルポンプ20は、エンジン側からの回転により駆動される。
ここで、ワンウェイクラッチ60を介在させていることにより、オイルポンプ20の駆動源(エンジン、モータ)の切り替えが、スムーズに行われるようになっている。また、スリーブ18に入力された回転がモータ54による回転よりも大きくなった時点で、ワンウェイクラッチ60により、スリーブ18とインナーギヤ30とが連結し、モータ回路が遮断することで、コイル52に過電流が生じることを防止している。
これにより、インナーギヤ30に設けた磁石53とステータシャフト19に設けたコイル52とで構成したモータ54により、インナーギヤ30を回転駆動させることができるので、エンジンの停止時にオイルポンプ20を駆動させるためのモータを、オイルポンプ20と別に設ける必要がない。よって、モータを設けるためのスペースを自動変速機の軸方向において確保する必要がないので、自動変速機の軸方向長さを抑えることができる。
また、モータをオイルポンプとは別に設けた従来例の場合には、モータの回転をオイルポンプに伝達するための部材を設ける必要があったが、オイルポンプ内にモータの構成を設けたので、かかる部材を必要としない。併せて、従来例のような補助ポンプ、切替弁、そして補助ポンプ用の油路なども別途設ける必要もない。よって、部品点数の削減や、油圧回路の簡素化ができるので、製造コストの低減に寄与できる。
さらに、インナーギヤ30とスリーブ18とをワンウェイクラッチ60を介して連結し、モータ54でオイルポンプ20を駆動する場合には、エンジン側の部材であるスリーブ18との連結が断ち切られるようにしたので、エンジンの停止時には、モータ54でインナーギヤ30を回転させてオイルポンプ20を駆動させることができる。
これにより、インナーギヤ30とステータシャフト19との間に空間Sを確保するだけで、モータ54として機能する最小の構成をオイルポンプ20内に設けることができる。
よって、アイドリングストップ時に、自動変速機の変速機構部の潤滑と、油路内への作動油圧の充填を行うことができると共に、必要最小限のクラッチの保持圧を得るための油圧が確保できる。
ここで、インナーギヤ30の溝30bを省略して、磁石53がインナーギヤ30の内周面30aに固定されている構成としても良い。かかる場合、インナーギヤ30に磁石53を設けるための溝を形成する必要がないので、オイルポンプ20内にモータ54の構成を簡単に設けることができる。
これにより、磁石53とコイル52とワンウェイクラッチ60とが、オイルポンプ20内において径方向に並んで配置されて、エンジンからの回転をインナーギヤ30に入力する位置と、モータ54の位置とを、軸方向において一致させることができるので、オイルポンプ20の軸方向厚みを確実に抑えることができる。
さらに、この場合、インナーギヤ30の支持部32において、ステータシャフト19と対向する範囲の全域に亘って、磁石53を設けることができる、インナーギヤ30の幅Wを最大限に利用してモータ54を構成して、モータ54の駆動力を向上させることができる。
例えば、線分Xよりも図中左側(トルクコンバータ10側)の位置で、連結されるようにしても良い。この場合、溝部31の深さLを浅くすることができるので、インナーギヤ30の強度と耐久性が向上する。
また、スリーブ18の薄肉部18aの内周面と、インナーギヤ30の支持部32外周面とをワンウェイクラッチ60で連結するようにしても良い。
2 入力軸
18 スリーブ(回転入力部材)
19 ステータシャフト(固定軸)
20 オイルポンプ
21 オイルポンプハウジング
22 オイルポンプカバー
30 インナギヤ
31 溝部
32 支持部
33 ギヤ形成部
40 アウタギヤ
50、51 ブッシュ
52 コイル
53 磁石
54 モータ
60 ワンウェイクラッチ
S 空間
Claims (4)
- エンジン駆動される自動変速機のオイルポンプにおいて、
前記オイルポンプのインナーギヤを、固定軸で回転可能に支持させ、
前記インナーギヤに設けた磁石と前記固定軸に設けたコイルとによりモータを構成し、
エンジンからの回転が入力される回転入力部材を、前記固定軸よりも径方向外側で、ワンウェイクラッチを介して前記インナーギヤに連結したことを特徴とするオイルポンプ駆動構造。 - 前記インナーギヤは、前記固定軸においてブッシュを介して支持されており、
前記磁石およびコイルは、前記ブッシュにより前記インナーギヤの内周と前記固定軸の外周との間に形成される空間で、互いに対峙して設けられていることを特徴とする請求項1に記載のオイルポンプ駆動構造。 - 前記インナーギヤでは、前記固定軸と対向する範囲に前記磁石が設けられている
ことを特徴とする請求項1に記載のオイルポンプ駆動構造。 - 前記インナーギヤでは、内周面から径方向外側に所定距離離間した位置に、前記インナーギヤの回転中心を同心円とするリング形状の溝が設けられており、前記ワンウェイクラッチは、前記溝内に設けられていることを特徴とする請求項1から請求項3のうちの何れか一項に記載のオイルポンプ駆動構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008239884A JP4896103B2 (ja) | 2008-09-18 | 2008-09-18 | オイルポンプ駆動構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008239884A JP4896103B2 (ja) | 2008-09-18 | 2008-09-18 | オイルポンプ駆動構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010071394A true JP2010071394A (ja) | 2010-04-02 |
JP4896103B2 JP4896103B2 (ja) | 2012-03-14 |
Family
ID=42203383
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008239884A Expired - Fee Related JP4896103B2 (ja) | 2008-09-18 | 2008-09-18 | オイルポンプ駆動構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4896103B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101893085A (zh) * | 2010-08-12 | 2010-11-24 | 上海采埃孚变速器有限公司 | 一种用于发动机自动启停系统的自动变速器供油装置 |
KR101251545B1 (ko) | 2010-11-25 | 2013-04-08 | 현대 파워텍 주식회사 | 자동변속기 |
Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5118082B2 (ja) * | 1972-05-19 | 1976-06-07 | ||
JPH06141527A (ja) * | 1992-04-14 | 1994-05-20 | Stephen C Jacobsen | 偏心運動モータおよび流体ポンプ |
JPH1081149A (ja) * | 1996-09-09 | 1998-03-31 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | オイルポンプ駆動装置 |
JP2002357266A (ja) * | 2001-06-04 | 2002-12-13 | Nissan Motor Co Ltd | 車両の駆動装置 |
JP2005098468A (ja) * | 2003-09-26 | 2005-04-14 | Koyo Seiko Co Ltd | 車載用電動モータの運転方法 |
JP2009527709A (ja) * | 2006-02-23 | 2009-07-30 | ツェットエフ、フリードリッヒスハーフェン、アクチエンゲゼルシャフト | モータ乗物変速機のオイルポンプのための駆動装置 |
-
2008
- 2008-09-18 JP JP2008239884A patent/JP4896103B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5118082B2 (ja) * | 1972-05-19 | 1976-06-07 | ||
JPH06141527A (ja) * | 1992-04-14 | 1994-05-20 | Stephen C Jacobsen | 偏心運動モータおよび流体ポンプ |
JPH1081149A (ja) * | 1996-09-09 | 1998-03-31 | Mitsubishi Heavy Ind Ltd | オイルポンプ駆動装置 |
JP2002357266A (ja) * | 2001-06-04 | 2002-12-13 | Nissan Motor Co Ltd | 車両の駆動装置 |
JP2005098468A (ja) * | 2003-09-26 | 2005-04-14 | Koyo Seiko Co Ltd | 車載用電動モータの運転方法 |
JP2009527709A (ja) * | 2006-02-23 | 2009-07-30 | ツェットエフ、フリードリッヒスハーフェン、アクチエンゲゼルシャフト | モータ乗物変速機のオイルポンプのための駆動装置 |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN101893085A (zh) * | 2010-08-12 | 2010-11-24 | 上海采埃孚变速器有限公司 | 一种用于发动机自动启停系统的自动变速器供油装置 |
KR101251545B1 (ko) | 2010-11-25 | 2013-04-08 | 현대 파워텍 주식회사 | 자동변속기 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP4896103B2 (ja) | 2012-03-14 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US7412913B2 (en) | Apparatus for driving an oil pump for automatic transmission | |
JP4676515B2 (ja) | 自動変速機構における円筒部材の支持構造 | |
JP5772974B2 (ja) | 電動車両の駆動力伝達装置 | |
JP2018529915A (ja) | 粘性式クラッチ用のモーニングシックネスバルブシステム | |
JP4933764B2 (ja) | ドライブスプロケット支持構造 | |
JP4498385B2 (ja) | オイルポンプ駆動機構 | |
JP2003205756A (ja) | ハイブリッド車両用駆動装置 | |
JP4896103B2 (ja) | オイルポンプ駆動構造 | |
JP2006064009A (ja) | 自動変速機のオイルポンプ駆動機構 | |
JP6967994B2 (ja) | 潤滑油供給装置 | |
JP4656519B2 (ja) | ポンプ装置 | |
JPS63246558A (ja) | 自動変速機のポンプカバ−組立体 | |
JP5905693B2 (ja) | 車両用流体伝動装置 | |
JP3841102B2 (ja) | ハイブリッド車両用駆動装置 | |
JP4590004B1 (ja) | エンジン始動用動力伝達装置 | |
JP2007126065A (ja) | ハイブリッド原動機におけるモータ回転軸の軸受け装置 | |
JP5170553B2 (ja) | 動力伝達用ドライブプレート | |
JP2004239385A (ja) | 流体継手 | |
KR20100028472A (ko) | 자동 변속기에 있어서의 통 형상 부재의 지지 구조 | |
JP2009036314A (ja) | 自動変速機 | |
CN100406778C (zh) | 液力偶合器 | |
JP2013072495A (ja) | オイルポンプ装置 | |
JP2011051429A (ja) | 動力伝達装置 | |
JP6247519B2 (ja) | 断続装置 | |
JP5289136B2 (ja) | 軸内油圧供給構造 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100210 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110822 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111213 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20111220 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4896103 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20150106 Year of fee payment: 3 |
|
S111 | Request for change of ownership or part of ownership |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313114 |
|
R350 | Written notification of registration of transfer |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |