JP2010070018A - エアバッグ袋体の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】2枚の基布の外周部を縫製するときの基布の取り扱いを容易することを可能にするとともに、ベントホール廻りに別構成部品を取付ける場合には別構成部品の位置ずれを防止することを可能にする。
【解決手段】2枚の基布31,41を接合することにより形成されるエアバッグ袋体の製造方法であって、2枚の基布31,41の一方にべントホール34を形成する工程と、ベントホール34を形成した基布31にベントホール34を覆うベントホールカバー60を接合する工程と、ベントホール34を形成した基布31にベントホールカバー60の移動を規制するカバーガイド部材(ガイド部材)70を接合する工程と、2枚の基布31,41の周囲を接合する工程とを含む。
【選択図】図9

Description

本発明は、ベントホールカバーでベントホールを覆うことにより、ガスの流出を規制するエアバッグ袋体の製造方法に関するものである。
エアバッグ袋体の製造方法として、インフレータ側に位置するエアバッグ袋体の一方側の基布と、乗員側に位置するエアバッグ袋体の他方側の基布とを縫合するものが知られている。この種のエアバッグ袋体においては、多様な乗員に適応させるために膨張過程における内圧制御をするために一方側の基布と他方側の基布とを縫合したり、ベントホール等によりガス流出を可能として内圧を調整するための機能を得るため、基布に加工を施すことが一般的である。
このようなエアバッグ袋体の製造方法の対象となる車両用エアバッグ装置として、一方側の基布と他方側の基布とのエッジ部分を縫合して袋体に形成した後に、2枚の基布を外周部から渦巻状に縫製して膨張過程における袋体の内圧を調整可能としたものが知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2005−193881公報
特許文献1の車両用エアバッグ装置は、2枚の基布の一方に所定以上の内圧に達した際にガスを開放するベントホールが形成され、2枚の基布の外周部が縫製され、エアバッグ袋体の中央部から外周部に向けて渦巻き状に延びる縫製部が形成されたものであり、エアバッグ袋体にインフレータで発生させたガス(流体ガス)が供給されると、ガスの圧力で縫製部が中央部から外周部に向けて順次破断し、エアバッグ袋体の膨張形状を規制して袋体の保護面に内圧による張力を作用させつつ、縫製部の分離が完了したときには前後方向に偏平な最終形状に展開するようにしたものである。
このような車両用エアバッグ装置におけるエアバッグ袋体の製造方法では、2枚の基布の外周部を縫製するときの基布の取り扱いが容易であり、ベントホール廻りに別構成部品を取付ける場合には別構成部品の位置ずれを防止する配慮が望まれる。
本発明は、2枚の基布の外周部を縫製するときの基布の取り扱いが容易であり、ベントホール廻りに別構成部品を取付ける場合には別構成部品の位置ずれを防止することができるエアバッグ袋体の製造方法を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、2枚の基布を接合することにより形成されるエアバッグ袋体の製造方法であって、2枚の基布の一方にべントホールを形成する工程と、ベントホールを形成した基布にベントホールを覆うベントホールカバーを接合する工程と、ベントホールを形成した基布にベントホールカバーの移動を規制するガイド部材を接合する工程と、2枚の基布の周囲を接合する工程とを含むことを特徴とする。
請求項2に係る発明は、2枚の基布の周囲を接合した後、2枚の基布を破断可能な縫合糸で縫合することにより、ベントホールカバーの端部を2枚の基布に固定する工程を備えたことを特徴とする。
請求項3に係る発明は、ベントホールを形成した基布、ベントホールカバー及びガイド部材のそれぞれを表裏異なる摩擦特性を有する同材料のシートにより形成するとともに、各部材間でシートの表面と裏面とが対向するように配置することを特徴とする。
請求項1に係る発明では、2枚の基布の一方にべントホールを形成し、このベントホールを形成した基布にベントホールを覆うベントホールカバーを接合し、ベントホールを形成した基布にベントホールカバーの移動を規制するガイド部材を接合し、2枚の基布の周囲を接合するようにしたので、一方の基布側にベントホールカバーやガイド部材などの機能部品を全て配置してから2枚の基布を接合できる。これにより、エアバッグ袋体の製造時の取り回しが容易になる。この結果、エアバッグ袋体の生産性の向上を図ることができる。
請求項2に係る発明では、2枚の基布の周囲を接合した後、2枚の基布を破断可能な縫合糸で縫合することにより、ベントホールカバーの端部を2枚の基布に固定する工程を備えたので、ベントホールカバーを一方の基布に固定してからベントホールカバーの端部を2枚の基布に固定することができる。この結果、ベントホールカバーに、位置ずれが生じにくい。
請求項3に係る発明では、ベントホールを形成した基布、ベントホールカバー及びガイド部材のそれぞれを表裏異なる摩擦特性を有する同材料のシートにより形成するとともに、各部材間でシートの表面と裏面とが対向するように配置したので、各部材間での摩擦特性(すべり特性)を均一にすることができる。この結果、展開特性を所定範囲内に納めたエアバッグ袋体を製造することができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。なお、「前」、「後」、「左」、「右」、「上」、「下」は運転者から見た方向に従い、Frは前側、Rrは後側、Leは左側、Riは右側を示す。
図1は本発明に係る車両用エアバッグ装置を採用した車両の斜視図である。車両10は、運転席11の前方に配置されたステアリングホイール12上に車両用エアバッグ装置13を収納したものである。このエアバッグ装置13は、車両10に衝突エネルギーが作用したときに、図示しないインフレータからエアバッグ袋体にガスを導入し、運転者の前側に展開することによって、運転者(以下、「乗員」と言う)を拘束して保護するものである。以下、エアバッグ装置13を詳細に説明する。
図2は図1に示す車両用エアバッグ装置に用いられるエアバッグ袋体を車両前方から見た図である。図3は図2の3−3線断面図である。図4は図2に示したエアバッグの分解図である。
図2及び図3に示すように、エアバッグ装置13は、想像線によって示すインフレータ20(図3、図4参照)と、ステアリングホイール12と一体に配置されるリテーナ22(図3、図4参照)と、固定リンク23と、エアバッグ袋体30とから成る。インフレータ20は、車両10に衝突エネルギーが作用したことによって点火信号を受けたときに、図示せぬガス発生剤に点火することにより、バッグ膨張用の高圧ガス(以下、単に「ガス」と言う)を発生させて、エアバッグ袋体30に供給するものである。このインフレータ20は取付フランジ21を有する。リテーナ22は、エアバッグ袋体30を折り畳み状態で保持するとともにインフレータ20を支持する部材であり、ステアリングホイール12上(図1参照)に設けられている。取付フランジ21に形成した貫通孔に、エアバッグ袋体30内に配置される固定リング23と一体形成されるボルト24を挿通して固定リング23とフランジ21とでリテーナ22を挟持した状態でナットで締結することにより、インフレータ20はステアリングホイール12に固定される。
図2〜図4に示すように、エアバッグ袋体30は、それぞれ円形状を呈した第1の基布31及び第2の基布41から成る。第1の基布31は、エアバッグ袋体30が展開したときに、ステアリングホイール12に対面するように位置する、前側のシートである。第2の基布41は、エアバッグ袋体30が展開したときに、乗員に対面するように位置する、後側のシートである。第1及び第2の基布31,41を重ね合わせて、外周部42同士を接合する(外周の縫合部43で一体に縫製する)ことによって、正面視円形状のエアバッグ袋体30が構成される。
第1の基布31には、1つのインフレータ挿入孔32と、複数のボルト孔33と、1つのベントホール34とが形成されている。
インフレータ挿入孔32は、第1の基布31の中心CPに配置されており、挿入されたインフレータ20を取り囲む、円形状の貫通孔である。インフレータ20が発生したガスは、エアバッグ袋体30の内部へ供給される。以下、第1の基布31の中心CPのことを、適宜「インフレータ挿入孔32の中心CP」と言い換える。
複数のボルト孔33は、インフレータ挿入孔32の周囲に配置されている。インフレータ20の取付フランジ21に第1の基布31及び固定リング23を重ね合わせ、ボルト孔33に挿入したボルト24(図4参照)を取付フランジ21にねじ結合することによって、エアバッグ袋体30はステアリングホイール12上のリテーナ22に取り付けられる。
ベントホール34は、エアバッグ袋体30の膨張時において、ガスの一部を外部へ放出するための、円形状の貫通孔であり、インフレータ挿入孔32の中心CPから所定の距離だけオフセットした位置HP(ホール中心HP)に、配置されている。ガスの一部を放出することによって、エアバッグ袋体30内のガス圧(バッグ内圧)が過大となることを抑制することができる。
図2及び図3に示すように、重ね合わされた第1及び第2の基布31,41は、中央部から外周部へ向けて概ね円周方向に連続する複数条、例えば3条の縫合部51,52,53により縫合されている。これらの縫合部51〜53は、エアバッグ袋体30が膨張するときのバッグ内圧により、中央部から外周部へ向けて縫合糸が順次破断されることによって分離する構成である。以下、この分離可能な縫合部51〜53のことを「破断用縫合部51〜53」と言う。以下、破断用縫合部51〜53について詳しく説明する。
図5は図2に示した破断用縫合部の詳細図であり、第1及び第2の基布31,41同士が破断用縫合部51〜53によって縫合された状態の断面を示している。図2及び図5に示すように、3つの破断用縫合部51〜53は、インフレータ挿入孔32の中心CP寄りの縫合始点54から外周部42の縫合終点55まで、渦巻き状に縫合された部分である。このように、径方向内端に位置する縫合始点54は、エアバッグ袋体30の中心CP(インフレータ挿入孔32の中心CP)を指向している。このため、バッグ内圧によって、縫合始点54に応力を集中させることができる。
これら3つの破断用縫合部51〜53は、全て同じ構成であり、縫合始点54から縫合終点55までの長さが同一であって、互いに位相を120°ずらして配置されている。3つの破断用縫合部51〜53において、インフレータ挿入孔32の中心CPから縫合始点54までの距離は全て同一であり、中心CPから縫合終点55までの距離も全て同一である。
ここで、図2において、インフレータ挿入孔32の中心CPを基準にして、ホール中心HPが位置する方位を0°とし、図時計回りに角度が大きくなるものとする。また、インフレータ挿入孔32の中心CPからホール中心HPの中心を通って方位0°へ延びる直線SL1のことを、基準線SL1と言う。第1の基布31の面上において、基準線SL1に対し直交する直線のことを、直交基準線SL2と言う。
第1の破断用縫合部51は、方位0°を縫合始点54とし、この縫合始点54から径外方へ若干延びつつ周方向へ小さく円弧状に縫合され、その後に、図反時計回りに240°だけ渦巻き状に縫合されて、方位120°を縫合終点55とする。縫合始点54は、ベントホール34よりも径外方に位置する。縫合終点55は、基布31,41の外周縁に達する手前に形成され、これにより終点と、外周縁との間にガスが流入することが許容される。
同様に、第2の破断用縫合部52は、方位120°を縫合始点54とし、第1の破断用縫合部51の外周に沿いながら、図反時計回りに240°だけ渦巻き状に縫合され、方位240°を縫合終点55とする。第3の破断用縫合部53は、方位240°を縫合始点54とし、第2の破断用縫合部52の外周に沿いながら、図反時計回りに240°だけ渦巻き状に縫合されて、方位0°を縫合終点55とする。各破断用縫合部51,52,53同士は、径方向に所定の間隔を有して離間している。この間隔は、縫合始点54から縫合終点55へ進むにつれて徐々に狭くなる。
図6は図2の6−6線断面図である。上述のように、各破断用縫合部51〜53は、中央部から外周部へ向けて、縫合糸56が順次破断されることによって分離する構成である。縫合糸56は、第1の糸56aと第2の糸56bとから成る。第1の糸56aは、所定以上のバッグ内圧によって破断されるように脆弱な糸、例えば引張強さ(引っ張って破断するのに要する力。破断荷重)20Nから60Nの着色加工を施されていないフィラメント糸から成る。一方、第2の糸56bは、第1の糸56aを各破断用縫合部51,52,53の縫合方向へ案内する糸であって、エアバッグ袋体30の膨張時にバッグ内圧によって破断されないように、第1の糸56aよりも引張強さを大きく設定される。
このため、所定以上のバッグ内圧に基づき第1の糸に作用する張力によって、第1の糸56aが破断する。しかも、第1の糸56aは、第2の糸56bによって縫合方向に案内されている。このため、第1の糸56aは各破断用縫合部51〜53における、どの箇所においても、破断強度が概ね一定に保たれる。従って、第1の糸56aは、第1及び第2の基布31,41における、中央部から外周部へ向けて、的確に順次破断される。エアバッグ袋体30は、インフレータ20から供給されたガスによって、よりタイミング良く且つ円滑に膨張することができる。このため、バッグ内圧の変化を一層適切に制御することができる。そして、インフレータ20からエアバッグ袋体30にガスを供給開始した後における、エアバッグ袋体30の内圧特性を、より一層的確なものにすることができる。
第1の糸56aを成すフィラメント糸(filament yarn)は、フィラメント(連続した長繊維)から成る糸であって、撚りが無い又はほぼ無いものである。撚りが無いので、糸の長さ方向に破断荷重のバラツキが少ない。従って、第1の糸56aは、所定以上のバッグ内圧によって、第1及び第2の基布31,41における、中央部から外周部へ向けて、的確に順次破断される。
図2〜図4に示すように、エアバッグ袋体30は、ベントホールカバー60とカバーガイド部材70と第1・第2・第3補強シート81,82,83とを備えている。各補強シート81〜83は、インフレータ挿入孔32と略同径の貫通孔を有する。
第1の基布31の表面(取付フランジ21と対向する面)に第1補強シート81が重ね合わされ、さらに、第1の基布31の裏面に、第2補強シート82、ベントホールカバー60、カバーガイド部材70及び第3補強シート83がこの順に重ね合わされ、これら全ての部材がインフレータ挿入孔32の周囲において一体に縫合されている。
第1・第3補強シート81,83は、環状(中空円形状)の部材であり、第1の基布31においてインフレータ挿入孔32の周囲を補強する。第2補強シート82は、細長い部材であり、第1の基布31においてインフレータ挿入孔32の周囲と、ベントホール34の周囲を補強する。取付フランジ21は、第1補強シート81を介して第1の基布31に重ね合わされる。固定リング23は、第3補強シート83を介して第1の基布31に重ね合わされる。
第1・第2の基布31,41、ベントホールカバー60、カバーガイド部材70、及び第1・第2・第3補強シート81,82,83は、全て同じ材質で且つ同じ厚みの布(柔軟性を有したパネル)から成る。この布は、表面(一方の面)と裏面(他方の面)とで、互いに異なる摩擦特性(摩擦抵抗)を有している。例えば、布の片面だけにシリコンコーティングが施されることによって、表裏で摩擦特性が異なる。第1の基布31と第2の基布41とベントホールカバー60とカバーガイド部材70とは、各々の表面と裏面とが互い違いに対面するように配置されている。
例えば、第1の基布31の摩擦抵抗は、表面(取付フランジ21と対向する面)の方が裏面よりも小さい。ベントホールカバー60は、摩擦抵抗の小さい表面が、第1の基布31の裏面(摩擦抵抗の大きい面)に対面する。カバーガイド部材70は、摩擦抵抗の小さい表面が、ベントホールカバー60の裏面(摩擦抵抗の大きい面)に対面する。第2の基布41は、摩擦抵抗の小さい表面が、カバーガイド部材70の裏面(摩擦抵抗の大きい面)に対面する。
図7は図2に示したエアバッグ袋体の要部拡大図であり、想像線によって示す第1の基布31を透視した状態を表している。図2〜図4及び図7に示すように、ベントホールカバー60は、エアバッグ袋体30に所定以上のバッグ圧が作用するまでの通常状態において、ベントホール34を塞ぐ部材である。このベントホールカバー60は、正面視略T字状に形成されており、環状の基部61と、縦帯状の延出部62と、横帯状の直交部63とからなる。このベントホールカバー60は、基準線SL1に対して左右対称形である。
詳しく述べると、ベントホールカバー60の基部61は、インフレータ挿入孔32の中心CPに位置した環状の部分であり、インフレータ挿入孔32と略同径の貫通孔を有する。この基部61は、インフレータ挿入孔32の周囲において、第1の基布31に一体に縫合される。
ベントホールカバー60の延出部62は、第1の基布31の裏面に沿って、基準線SL1上を、基部61からベントホール34まで延びた、所定幅の縦帯状の部分である。
ベントホールカバー60の直交部63は、延出部62における先端部分から、第1の基布31の裏面に沿って、基準線SL1に対し左右両方へ延びた、所定幅の横帯状の部分である。つまり、延出部62に対して直交するする方向へ延びている。図7において、直交部63の上縁は、直交基準線SL2に対して略平行に形成されている。また、直交部63の下縁は、インフレータ挿入孔32の中心CP側へ凸となる若干テーパ状に形成されている。
より具体的には、直交部63は、基準線SL1に対し互いに離反する方向へ延びる左右一対の帯状部64,64から成る。左右の帯状部64,64の先端部64a,64a、つまり、直交部63の両端部は、各破断用縫合部51〜53によって、第1・第2の基布31,41に縫合されている。
縦帯状の延出部62と横帯状の直交部63との交点の部分は、ホール中心HPに位置する。延出部62の縁と直交部63の縁とのコーナ部(ベントホールカバー60におけるT字のコーナ部)から、ベントホール34の縁までの距離は、ベントホールカバー60における他の部分よりも小さく設定されている。
カバーガイド部材70は、ベントホールカバー60の直交部63が基準線SL1の方向へ移動するときに、位置ずれしないように案内する部材である。このカバーガイド部材70は、正面視略T字状に形成されており、環状の基部71と、横帯状のガイド部72とからなる。このカバーガイド部材70は、基準線SL1に対して左右対称形である。
詳しく述べると、カバーガイド部材70の基部71は、インフレータ挿入孔32の中心CPに位置した環状の部分であり、インフレータ挿入孔32と略同径の貫通孔を有する。この基部71は、インフレータ挿入孔32の周囲において、第1の基布31に一体に縫合される。インフレータ20の近傍まで基部71を延長することにより、インフレータ20とカバーガイド部材70との相対位置の調整が容易となり、製造精度が向上する。
ガイド部72は、基部71における外周部から、第1の基布31の裏面に沿って、基準線SL1に対し左右両方へ延びた、所定幅の横帯状の部分である。このガイド部72は、第1の基布31に対して、ベントホールカバー60の直交部63の上から重ね合わされ、ガイド用の第1・第2・第3縫合部73〜75によって、第1の基布31にだけ一体に縫合される。ガイド用の3つの縫合部73〜75(ガイド用縫合部73〜75)によって、ベントホールカバー60の直交部63の移動(摺動)が案内されるとともに、直交部63の移動方向が規制される。ガイド部72における左右の先端72a,72aは縫合されることなく、開放され、破断用縫合部51〜53近傍まで延出配置されている。
図7に示すように、第1ガイド用縫合部73は、ガイド部72の上縁に沿って、ガイド部72における左の先端72a近傍から右の先端72a近傍まで、縫合された部分である。この第1ガイド用縫合部73は、ガイド部72の上縁に略平行に縫合されている。
第2ガイド用縫合部74は、ガイド部72における左側の下縁に沿って、ガイド部72における左の先端72a近傍から、ベントホールカバー60における延出部62の縁の近傍まで、縫合された部分である。この第2ガイド用縫合部74は、ガイド部72における左側の下縁に延出部62側が若干インフレータ挿入孔32に近づくよう傾斜させて縫合されている。
第3ガイド用縫合部75は、ガイド部72における右側の下縁に沿って、ガイド部72における右の先端72a近傍から、ベントホールカバー60における延出部62の縁の近傍まで、縫合された部分である。この第3ガイド用縫合部75は、ガイド部72における右側の下縁に延出部62側が若干インフレータ挿入孔32に近づくよう傾斜させて縫合されている。
これらのガイド用縫合部73〜75は、それぞれ両側の縫合端に応力集中抑制部76,76を有している。図7に示すように、両側の応力集中抑制部76,76は、ガイド用縫合部73〜75を、各縫合端においてベントホールカバー60から遠ざかる方向に更にループ状に縫合した部分である。本実施例においては、応力集中抑制部76,76は、それぞれのガイド用縫合部73〜75に沿う方向に細長い正面視略長円形に形成されている。このため、それぞれの縫合端は円弧状を呈する。
図7に示すように、エアバッグ袋体30を正面から見たときに、各ガイド用縫合部73〜75に対して、応力集中抑制部76,76は次の関係にある。つまり、第1ガイド用縫合部73の応力集中抑制部76,76は、第1ガイド用縫合部73の上に形成されている。第2・第3ガイド用縫合部74,75の各応力集中抑制部76,76は、第2・第3ガイド用縫合部74,75の下に形成されている。
このように、ガイド用縫合部73〜75における各縫合端に、応力集中抑制部76,76を設けている。ベントホールカバー60が第1・第2ガイド用縫合部73,74間を移動するときや、ベントホールカバー60が第1・第3ガイド用縫合部73,75間を移動するときに、ベントホールカバー60の縁は、応力集中抑制部76,76を擦りながら移動する。これらの応力集中抑制部76,76は円弧状に形成されているので、この部分に応力が集中することが抑制される。このため、ガイド用縫合部73〜75における各縫合端が、ベントホールカバー60に擦られて剥離する心配はない。また、ベントホールカバー60とカバーガイド部材(ガイド部材)70とが干渉し合うこともない。従って、ベントホールカバー60は円滑に移動することができる。
基準線SL1からガイド部72の先端72aまでの長さは、基準線SL1から帯状部64の先端部64aまでの長さよりも、短く設定されている。しかし、基準線SL1からガイド部72の先端72aまでの長さは、この先端72aから帯状部64の先端部64aまでの長さよりも、長く設定されている。従って、破断用縫合部51〜53が破断して先端部64aの拘束が解かれ、帯状部64が基準線SL1側へ移動する途中において、帯状部64がガイド部72の裏側へ折り返ったとしても、先端部64aによってベントホール34が塞がれることはない。
さらに、ガイド部72における左右の先端72a,72aは、基準線SL1に対して傾斜した(ベントホールカバー60の直交部63に対して傾斜した)傾斜状に形成されている。従って、ベントホールカバー60の帯状部64が基準線SL1側へ移動する途中において、帯状部64がガイド部72の裏側へ折り返ったとしても、傾斜した先端72aに沿って、斜めに折り返ることになる。このため、帯状部64は折り返り状態が極めて容易に解消される。帯状部64はガイド部72内を円滑に移動することができる。
さらに、ガイド部72は、ホール中心HPに位置する開口77を有する。つまり、ガイド部72は、ベントホール34に対応する部位に、開口77が形成されている。この開口77は、ベントホール34と略同型の円形孔である。
次に、エアバッグ装置13の作用を説明する。
車両10(図1参照)に所定以上の衝突エネルギーが作用したしたときに、図3に示すインフレータ20は点火信号を受けてガス発生剤に点火することにより、ガスを発生させて、エアバッグ袋体30に供給する。ステアリングホイール12(図1参照)上に折り畳み状態で収納されているエアバッグ袋体30は、ガスによって膨張を開始する。エアバッグ袋体30が膨張する過程において、ステアリングホイール12に取付けられたカバー(図示せず)がティアラインから破断してエアバッグ袋体30が膨出展開するための開口を形成する。この結果、エアバッグ袋体30は車室内に展開し始める。
図2及び図3に示すように、エアバッグ袋体30は第1及び第2の基布31,41同士が3つの破断用縫合部51〜53によって一体に縫合されている。このため、エアバッグ袋体30は展開初期にその膨張容積が規制され、中心と破断用縫合部51〜53間の規制された容積内で速やかに一様な膜圧分布に達する。この時点で乗員がステアリングホイール12に近接した位置に存在し、接触開始する場合には、内圧の上昇とともに破断用縫合部51〜53の破断が進行することにより内圧上昇量が抑制され、柔らかく乗員を拘束することができる。
また、乗員との接触がない場合にも、インフレータ20からのガス流入によるエアバッグ袋体30におけるバッグ内圧の増加に応じて、3つの破断用縫合部51〜53は、縫合始点54から縫合終点55へ向かって順次破断される。このため、エアバッグ袋体30は、適切なバッグ内圧を維持しながら、次第に容積を増加し、所定の形状となるように展開する。
ところで、図7に示すように、ベントホールカバー60における左右の帯状部64,64の先端部64a,64aは、各破断用縫合部51〜53によって、第1・第2の基布31,41に縫合されている。このため、各破断用縫合部51〜53が破断するまでは、先端部64a,64aが第1・第2の基布31,41に拘束されている。ベントホール34が、ベントホールカバー60により閉鎖されているので、エアバッグ袋体30内のガスは外部へ逃げることを阻止されている。この結果、エアバッグ袋体30内のガス圧は速やかに上昇し、そのガス圧が適切に保持される。エアバッグ袋体30内のガス圧は、カバーガイド部材70の開口77を通して、ベントホールカバー60の直交部63における中央部に作用している。
その後、エアバッグ袋体30の展開末期に、全ての破断用縫合部51〜53が破断すると、帯状部64,64の先端部64a,64aの拘束が解かれる。ベントホールカバー60の直交部63における中央部は、ベントホール34から外部へ押し出される。押し出されるにつれて、左右の帯状部64,64はガイド部72に案内されて(ガイド用縫合部73〜75に案内されて)、ベントホール34へ向かって移動する。この結果、ベントホール34が開放される。このように各破断用縫合部による圧力上昇の緩和が終了した後にも、エアバッグ袋体30内の余剰のガスがベントホール34から排出されるので、エアバッグ袋体30は最大形状となった後もエアバッグ袋体30のバッグ内圧の過剰な上昇を防止される。
以下、エアバッグ袋体の製造方法の手順の一例を説明する。
図8は本発明に係るエアバッグ袋体の製造方法の手順の一例を示す前半の説明図である。
(a)において、2枚の基布31,41を接合することにより形成されるエアバッグ袋体の製造方法であり、所定の外径を有する加工前の第1の基布31A及び第2の基布41を用意する。
(b)において、2枚の基布31,41の一方(加工前の第1の基布31A)にべントホール34を形成する。同時に、インフレータ20を挿入するインフレータ挿入孔32と、インフレータ20にエアバッグ袋体30を取付ける4個のボルト孔33とが形成される。
先に説明したように、第1の基布31、第2の基布41、ベントホールカバー60及びカバーガイド部材70は、片面だけにシリコンコーティングが施された素材(シート)が用いられ、第1の基布31、ベントホールカバー60及びカバーガイド部材70は、各々の表面と裏面とが互い違いに対面するように配置されるとともに、エアバッグ袋体30の完成品で第1の基布31の内面がコーティング面31aとし、且つ外面が非コーティング面31bとして製造され、第2の基布41の内面がコーティング面41a、且つ外面が非コーティング面41bとして製造される。また、エアバッグ袋体30は、外周の縫合部43が形成された後に、インフレータ挿入孔32から外周の縫合部43が内部に位置するように裏返す。
従って、(b)において、第1の基布31は紙面表側がコーティング面31a、第2の基布41の紙面表側が非コーティング面41bにセットされる。
(c)において、第1の基布31のコーティング面31aに第2補強シート82及びベントホールカバー60を配置するとともに、第1の基布31の非コーティング面31b(図3参照)に第1補強シート81を配置し、第1の基布31に第1・第2補強シート81,82及びベントホールカバー60を縫合する。なお、紙面表面側に第1・第2補強シート81,82及びベントホールカバー60のコーティング面81a,82a,60aが向けられて縫合される。
図9は本発明に係るエアバッグ袋体の製造方法の手順の一例を示す中間の説明図である。
(a)において、第1の基布31のコーティング面31aに、且つベントホールカバー60を覆うようにカバーガイド部材70を配置し、このカバーガイド部材70の上に第3の補強シート83を配置する。なお、紙面表面側にカバーガイド部材70のコーティング面70a及び第3補強シート83のコーティング面83aが向けられる。
エアバッグ袋体の製造方法は、図8(b)、図8(c)及び図9(a)に示されたように、ベントホール34を形成した基布31、ベントホールカバー60及びカバーガイド部材(ガイド部材)70のそれぞれを表裏異なる摩擦特性を有する同材料のシートにより形成するとともに、各部材31,60,70間でシートの表面と裏面とが対向するように配置したものと言える。これにより、各部材31,60,70間での摩擦特性(すべり特性)を均一にすることができる。この結果、展開特性を所定範囲内に納めたエアバッグ袋体30を製造することができる。
(b)において、第1の基布31にカバーガイド部材70及び第3補強シート83が縫合される。さらに、カバーガイド部材70には、ガイド用縫合部73〜75が形成され、ガイド用縫合部73〜75には、それぞれ応力集中抑制部76,76が形成される。
(c)において、ベントホールカバー60及びカバーガイド部材70を縫合した第1の基布31の非コーティング面31b(図3参照)を、第2の基布41の非コーティング面41bの上に矢印a1のごとく重ねる。これにより、ベントホールカバー60及びカバーガイド部材70のコーティング面60a,70aも第2の基布41の非コーティング面41bに合わさる。
図10は本発明に係るエアバッグ袋体の製造方法の手順の一例を示す後半の説明図である。
(a)において、ベントホールカバー60及びカバーガイド部材70を縫合した第1の基布31の非コーティング面31b(図3参照)を、第2の基布41の非コーティング面41bの上に重ねた第1・第2の基布31,41の周囲を矢印a2の如く縫合する。
インフレータ挿入孔32から第2の基布41を紙面表側に引き出す。
(b)において、インフレータ挿入孔32から第2の基布41を紙面表側に引き出した結果、第1・第2の基布31,41が裏返される。ベントホールカバー60、カバーガイド部材70及び第1・第2の基布31,41の外周の縫合部43(図3参照)はエアバッグ袋体30の内部に収納され、第1・第2の基布31,41は、非コーティング面31b,41bが露呈される(図3も参照)。すなわち、基部31,41の表裏が反転される。
(c)において、第1及び第2の基布31,41(41は図3参照)は、中央部から外周部へ向けて概ね円周方向に連続する複数条、3条の縫合部51,52,53により縫合(スパイラル縫製)される。縫合部51,52,53では、図6に示されたように、破断可能な縫合糸56(図6参照)が使用されている。
また、縫合部51,52,53で、ベントホールカバー60の両端部が第1・第2の基布31,41に共縫いされる。
エアバッグ袋体の製造方法では、2枚の基布31,41の周囲を接合した後、2枚の基布31,41を破断可能な縫合糸56(図6参照)で縫合することにより、ベントホールカバー60の端部を2枚の基布31,41に固定する工程を備えたので、ベントホールカバー60を一方の基布31に固定してからベントホールカバー60の端部を2枚の基布31,41に固定することができる。この結果、ベントホールカバー60に、位置ずれが生じにくい。
図3、図8〜図10に示されたように、エアバッグ袋体の製造方法は、2枚の基布31,41を接合することにより形成されるエアバッグ袋体の製造方法であって、2枚の基布31,41の一方にべントホール34を形成する工程と、ベントホール34を形成した基布31にベントホール34を覆うベントホールカバー60を接合する工程と、ベントホール34を形成した基布31にベントホールカバー60の移動を規制するカバーガイド部材(ガイド部材)70を接合する工程と、2枚の基布31,41の周囲を接合する工程とを含むものと言える。
エアバッグ袋体の製造方法では、2枚の基布31,41の一方にべントホール34を形成し、このベントホール34を形成した基布31にベントホール34を覆うベントホールカバー60を接合し、ベントホール34を形成した基布31にベントホールカバー60の移動を規制するガイド部材70を接合し、2枚の基布31,41の周囲を接合するようにしたので、一方の基布31側にベントホールカバー60やガイド部材70などの機能部品を全て配置してから2枚の基布31,41を接合できる。これにより、エアバッグ袋体30の製造時の取り回しが容易になる。この結果、エアバッグ袋体30の生産性の向上を図ることができる。
尚、本発明に係るエアバッグ袋体の製造方法は、図8(c)及び図9(b)に示すように、第1の基布31にベントホールカバー60及びカバーガイド部材70を縫合する工程が別工程であったが、これに限るものではなく、ベントホールカバー60及びカバーガイド部材70を同一工程で共縫いするようにしたものであってもよい。この時、ベントホールカバー60およびカバーガイド部材70は事前に仮組み状態としておくこともできる。
本発明は、ベントホールをベントホールカバーによって覆うことにより、ガス流出を規制する車両用エアバッグ装置の製造に好適である。
本発明に係る車両用エアバッグ装置を採用した車両の斜視図である。 図1に示す車両用エアバッグ装置に用いられるエアバッグ袋体を車両前方から見た図である。 図2の3−3線断面図である。 図2に示したエアバッグ袋体の分解図である。 図2に示した破断用縫合部の詳細図である。 図2の6−6線断面図である。 図2に示したエアバッグ袋体の要部拡大図である。 本発明に係るエアバッグ袋体の製造方法の手順の一例を示す前半の説明図である。 本発明に係るエアバッグ袋体の製造方法の手順の一例を示す中間の説明図である。 本発明に係るエアバッグ袋体の製造方法の手順の一例を示す後半の説明図である。
符号の説明
13…車両用エアバッグ装置、30…エアバッグ袋体、31,41…第1・第2の基布、34…ベントホール、60…ベントホールカバー、70…ガイド部材(カバーガイド部材)。

Claims (3)

  1. 2枚の基布を接合することにより形成されるエアバッグ袋体の製造方法であって、
    前記2枚の基布の一方にべントホールを形成する工程と、
    前記ベントホールを形成した基布に前記ベントホールを覆うベントホールカバーを接合する工程と、
    前記ベントホールを形成した基布に前記ベントホールカバーの移動を規制するガイド部材を接合する工程と、
    前記2枚の基布の周囲を接合する工程とを含むことを特徴とするエアバッグ袋体の製造方法。
  2. 前記2枚の基布の周囲を接合した後、前記2枚の基布を破断可能な縫合糸で縫合することにより、前記ベントホールカバーの端部を2枚の基布に固定する工程を備えたことを特徴とする請求項1に記載のエアバッグ袋体の製造方法。
    る。
  3. 前記ベントホールを形成した基布、ベントホールカバー及びガイド部材のそれぞれを表裏異なる摩擦特性を有する同材料のシートにより形成するとともに、
    前記各部材間で前記シートの表面と裏面とが対向するように配置することを特徴とする請求項1又は請求項2記載のエアバッグ袋体の製造方法。
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