JP2010067742A - 実装回路基板及び半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】フリップチップ接合界面におけるボイドの残留を抑制した実装回路基板及び半導体装置を提供する。
【解決手段】被実装部品20の電極21と接合する実装回路基板10に設けた電極11の上に繊維状導電性部材、多孔質金属箔、ポーラスメッキ、マトリックス状導電性ピラー、あるいはスリット部材など、はんだ接合可能で電極内部まではんだが侵入可能である低密度電極12となる空隙を有する導電性部材を設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば、サーバ、パーソナルコンピュータ等に搭載するCPU部品等の半導体部品を実装回路基板上にフリップチップ実装するための電極構造に関するものである。
近年、サーバなどのコンピュータの高速・高性能化に向けて著しい発展を遂げている。コンピュータの心臓部でもあるCPU部品もその性能アップを図るため、半導体大規模集積回路チップの大型化が進んでいる。
この大型の半導体大規模集積回路装置のベアチップを直接実装回路基板上にはんだバンプを介して接合するフリップチップ実装する方法や、半導体大規模集積回路装置のベアチップを一旦パッケージに搭載して電極上にはんだボールを載せるBGA(Ball Grid Array )を実装回路基板にフリップチップ実装する方法など実装技術も大型部品を搭載するため必要不可欠な技術となっている。
ここで、図10を参照して従来の大型のBGAの実装方法を説明する。まず、図10(a)に示すように、実装回路基板51に設けた基板電極52上にはんだペースト53をスクリーンマスク(図示は省略)を介して印刷する。次いで、アレイ状に配置された電極62上にボールグリッドとなるはんだバンプ63を設けたパッケージ61をはんだバンプ63と基板電極52とが対向するように位置を合わせて搭載する。
次いで、図10(b)に示すように、コンベア炉などを用いてはんだの融点以上の所定の温度条件で加熱することによりはんだペースト53とはんだバンプ63とを溶融させてはんだ接合部64を形成することによって実装回路基板51にはんだ付けしている。この場合のはんだ接合部64の形状は、はんだの表面張力と半導体集積回路装置60の自重のバランスで中央部が膨れた形状になる。
このようなはんだを用いた接合においてはボイドの生成が問題になる。ボイドの生成は様々な態様があり、それに対応するためには各種の提案がなされている(例えば、特許文献1或いは特許文献2参照)。例えば、特許文献1においては、本発明者等は基板電極の位置からずらして金属層を形成し、本来の基板電極の位置まで金属層を伝ってはんだを表面拡散させることによりボイドを抑える方法を提案している。
特開平09−148333号公報 特開2007−194598号公報
しかし、上述の提案は転写はんだバンプの形成に伴うボイドの生成抑制手段であり、既に形成しているはんだバンプとはんだペーストとの接合に伴うボイドの生成には適用できないという問題がある。
本発明者が鋭意研究した結果、上記の図10に示したフリップチップ接合の場合、溶融工程において、はんだペースト53中のはんだ粉末同士が凝集する際に外部に放出しきれなかったフラックスまたは気泡がはんだ接合部中にボイドとして残るという問題があるので、その事情を図11及び図12を参照して説明する。
図11(a)に示すように、はんだペースト53ははんだ粉末54とフラックス55とからなる。図11(b)に示すように、はんだバンプ63との接合のための加熱工程においてはんだ粉末54同士が凝集する。この時、はんだ粉末54同士が凝集する際に外部に放出しきれなかったフラックスまたは気泡がボイド56となる。
次いで、図11(c)に示すように、はんだペースト53とはんだバンプ63とを溶融させてはんだ接合部64を形成して室温まで冷却した場合、外部に放出しきれなかったボイド56がはんだ接合部64中に残留することになる。
即ち、はんだ接合部64の中央部付近に存在するボイド56は粉末同士の凝集によって形成されるものが多いが、その内の多くははんだが溶融している最中にその流動性に乗って外部に放出されるものが多い。一方、図11(d)に示すように、基板電極52近辺で電極面をボイド56の一部として形成されたものは、溶融中のはんだの中でも外部に放出されにくく界面付近に多くのボイド56が残留することが判明した。
図12(a)に示すように、実際に実装半導体装置を動作させた場合、パッケージ51の発熱によりパッケージ51が熱膨張する。この時、パッケージ51と実装回路基板61の熱膨張係数の差によって、はんだ接合部64に応力が加わる。
この応力は、図12(b)に示すように、はんだ接合部64でも接合界面(電極近傍)の最もくびれた部分に集中する。したがって、実装半導体装置の動作・停止が繰り返されると、はんだ接合64にも応力が繰り返し加わることになり、金属疲労によってはんだ接合部64にクラックが発生し破壊してしまうという問題がある。
さらに、この応力が最も加わる箇所には前述したように多くのボイド56が存在しており、金属疲労によって発生するクラックの進行を促進させてしまうおそれがあった。
したがって、本発明は、フリップチップ接合界面におけるボイドの残留を抑制することを目的とする。
本発明の一観点からは、被実装部品の電極と接合する電極の上に空隙を有する導電性部材を設けたことを特徴とする実装回路基板が提供される。
また、本発明の別の観点からは、上述の実装回路基板に半導体部品をフリップチップ接合構造により実装したことを特徴とする半導体装置が提供される。
開示の実装回路基板及び半導体装置によれば、はんだ粉末の溶融にともなって発生するボイドを基板電極の接合界面からはなれた位置に押し込めることができ、それによって、接合界面に残留するボイドを低減することができる。
また、接合界面に残留するボイドを低減することにより、金属疲労によって発生するクラックの進行を抑制することができるので、信頼性の高い実装半導体装置を提供することができる。
ここで、図1及び図2を参照して、本発明の実施の形態を説明するが、本発明は、接合界面付近におけるボイドの残留を抑制するために、基板電極上に空隙を有する導電性部材、即ち、低密度電極を設け、はんだ粉末同士が凝集する際に外部に放出しきれなかったフラックスまたは気泡を空隙内に逃がして、接合界面から遠ざけるものである。
まず、図1(a)に示すように、実装回路基板10上に設けた基板電極11上に空隙を有する低密度電極12を設ける。この低密度電極12は、繊維状導電性部材、多孔質金属箔、発泡金属箔、ポーラスメッキ、マトリクス状導電性ピラー、或いは、スリット部材などはんだ接合可能で電極内部まではんだが侵入できる金属であれば良い。次いで、低密度電極12上にはんだ粉末14とフラックス15とからなるはんだペースト13をスクリーンマスクを介して印刷する。
次いで、図1(b)に示すように、電極21上にボールグリッドとなるはんだバンプ22を設けたパッケージ20をはんだバンプ22と基板電極11とが対向するように位置を合わせて搭載する。
次いで、図1(c)に示すように、コンベア炉などを用いてはんだの融点以上の所定の温度条件で加熱することによりはんだペースト13とはんだバンプ22とを溶融させてはんだ接合部23を形成する。
図2は、溶融工程におけるボイドの状況の説明図であり、まず、図2(a)に示すように、はんだペースト13とはんだバンプ(図示は省略)とを当接させる。次いで、図2(b)に示すように加熱によりはんだペースト13を溶融させる。この溶融初期においては、はんだペースト13と低密度電極12との界面で従来と同様に、はんだ粉末同士が凝集する際に外部に放出しきれなかったフラックスまたは気泡がボイド17として生成されるとともに、溶融はんだ16中にもボイド18が発生する。
次いで、図2(c)に示すように、溶融が進むに連れてはんだペースト13と低密度電極12との界面近傍で生成されたボイド17は低密度電極12の空隙内に進入することによって、界面に残留するボイド17が大幅に低減することになる。
次いで、図2(d)に示すように、溶融が進んでフラックス15が飛散してはんだ接合部23が形成されるが、この時、はんだ接合部23と低密度電極12との界面にはボイド17がほとんど残留していない状態となる。また、はんだ接合部23中のボイド18は溶融している最中にその流動性に乗って外部に放出されることになる。
このように、本発明においては、接合界面で発生するボイドの逃げ場を予め基板電極側に設けているので、発生したボイドが接合界面に残留することが抑制され、それによって、金属疲労によって発生するクラックの進行を抑止することができる。
以上を前提として、次に、図3乃至図5を参照して本発明の実施例1のフリップチップ接合方法を説明する。図3(a)は、半導体パッケージ30の概念的構成説明図であり、例えば、40mm×40mmで厚さが1.5mmのパッケージ31の実装面にボール電極32を26×26のマトリクスの内の外周5列で配列している。このボール電極32は1.27mmのピッチで配列させた直径0.6mmのCu電極(33)とその上に設けた直径0.7mmのはんだバンプ(34)からなる。なお、このはんだバンプ(34)は、例えば、融点が220℃のSn−3Ag−0.5Cuからなる。
図3(b)は実装回路基板40の加工前の概念的構成説明図であり、例えば、110mm×110mm×1.5mmの基板本体41の実装面に直径が0.6mmのCu基板電極42を半導体パッケージ30に設けたCu電極(33)と同じピッチで同じ配列状態で設けている。
このCu基板電極(42)上に、厚さが、例えば、0.04mmのレジスト膜を形成し、露光・現像により例えば、直径が0.02mmの穴を0.04mmのピッチで形成する。次いで、スパッタ法より銅メッキシード層を形成したのち、電解銅めっきによりレジスト膜に形成した穴の内部をCuで埋める。この後、レジスト表面に付着したCuを研磨で除去したのち、レジストを除去することにより、Cu基板電極(42)上に多数のCuピラー(43)を形成する。
図4は、このようにして形成したCuピラー43の概念的構成説明図であり、図4(a)は平面図であり、図4(b)は斜視図である。このCuピラー43が本発明で言うところの空隙を有する低密度電極であり、Cuピラー43同士の間隙がボイドの逃げ場となる空隙を構成する。
次いで、図5(a)に示すように、Cuピラー43を形成したCu基板電極42上にはんだペースト44を例えば0.15mmの厚さに塗布した後、パッケージ31のはんだバンプ34との位置合わせを行う。
次いで、図5(b)に示すように、パッケージ31を載せた実装回路基板40を接合部の最高温度がSn−3Ag−0.5Cuの融点(220℃)を超える例えば240℃になるように設定したN雰囲気のコンベア式リフローで接合する。この時、はんだペースト44とはんだバンプ34は溶融して一体になりはんだ接合部35を形成する。
その後、透過型X線観察装置でボイドの状態を観察する。電極の密度を低くしてはんだ接合を行うとはんだ接合部35中にボイド36の存在は認められるが、0.1mmを超えるような大きなボイドは抑制される。
一方、電極を従来のように通常密度の基板電極を用いると0.1mmを超える大きなボイドが数多く観察される。以上のことからはんだペーストを用いたフリップチップ接合の場合、基板電極を一部として生成しようとするボイドに対して電極の密度を低くして接合を行うことで電極界面付近で生成される大きなボイドの残留を抑制することができる。
次に、図6を参照して、本発明の実施例2のフリップチップ接合方法を説明するが、半導体パッケージ及び実装回路基板の基本的構成は実施例1と全く同様であり、基板電極上に設ける低密度電極として繊維状導電性部材を設けたものである。
図6(a)に示すように、Cu基板電極42上にCuで作製した繊維状金属45を置いて、その上に実施例1と同様のはんだペースト44を印刷する。この繊維状金属45が本発明で言うところの空隙を有する低密度電極であり、繊維状金属45の編み目がボイドの逃げ場となる空隙を構成する。この場合の繊維状金属45は繊維の太さ及び編み目の粗さは任意である。また、繊維状金属45は導電性接着剤等でCu基板電極42上に仮固定しておく。また、繊維状金属45の周囲をソルダーレジストで押さえるようにしても良い。
次いで、図6(b)に示すように、最高温度が例えば240℃になるように設定したN雰囲気のコンベア式リフローで接合する。上述の実施例1と同様に透過型X線観察装置でボイドを調べたところCu基板電極に直接はんだ付けしたものと、繊維状金属45にはんだ付けしたものとでは繊維状金属45にはんだ付けした方がはんだ接合部35におけるボイド36の量が少なくなっている。なお、この場合の透過型X線観察装置によるボイドの観察は、繊維状金属45上に設けたはんだペースト44のみを溶融させた状態で行った。
次に、図7を参照して、本発明の実施例3のフリップチップ接合方法を説明するが、半導体パッケージ及び実装回路基板の基本的構成は実施例1と全く同様であり、基板電極上に設ける低密度電極として発泡金属箔を設けたものである。なお、発泡金属箔自体は既知である(必要ならば、特開2002−367810号公報参照)。
図7(a)に示すように、Cu基板電極42上に発泡金属箔46を置いて、その上に実施例1と同様のはんだペースト44を印刷する。この発泡金属箔46が本発明で言うところの空隙を有する低密度電極であり、発泡金属箔46中の孔がボイドの逃げ場となる空隙を構成する。また、発泡金属箔46は導電性接着剤等でCu基板電極42上に仮固定しておく。また、発泡金属箔46の周囲をソルダーレジストで押さえるようにしても良い。
次いで、図7(b)に示すように、最高温度が例えば240℃になるように設定したN雰囲気のコンベア式リフローで接合する。上述の実施例1と同様に透過型X線観察装置でボイドを調べたところCu基板電極に直接はんだ付けしたものと、発泡金属箔46にはんだ付けしたものとでは発泡金属箔46にはんだ付けした方がはんだ接合部35におけるボイド36の量が少なくなっている。なお、この場合の透過型X線観察装置によるボイドの観察も、発泡金属箔46上に設けたはんだペースト44のみを溶融させた状態で行った。
次に、図8を参照して、本発明の実施例4のフリップチップ接合方法を説明するが、半導体パッケージ及び実装回路基板の基本的構成は実施例1と全く同様であり、基板電極上に設ける低密度電極として多孔質金属箔を設けたものである。なお、多孔質金属は電極材として粉末を焼き固めて作製するもので、多孔質金属箔自体は既知である(必要ならば、特開2007−169766号公報参照)。
図8(a)に示すように、Cu基板電極42上に多孔質金属箔47を置いて、その上に実施例1と同様のはんだペースト44を印刷する。この多孔質金属箔47が本発明で言うところの空隙を有する低密度電極であり、多孔質金属箔47の孔がボイドの逃げ場となる空隙を構成する。また、多孔質金属箔47は導電性接着剤等でCu基板電極42上に仮固定しておく。また、多孔質金属箔47の周囲をソルダーレジストで押さえるようにしても良い。
次いで、図8(b)に示すように、最高温度が例えば240℃になるように設定したN雰囲気のコンベア式リフローで接合する。上述の実施例1と同様に透過型X線観察装置でボイドを調べたところCu基板電極に直接はんだ付けしたものと、多孔質金属箔47にはんだ付けしたものとでは多孔質金属箔47にはんだ付けした方がはんだ接合部35におけるボイド36の量が少なくなっている。なお、この場合の透過型X線観察装置によるボイドの観察も、多孔質金属箔47上に設けたはんだペースト44のみを溶融させた状態で行った。
次に、図9を参照して、本発明の実施例5のフリップチップ接合方法を説明するが、半導体パッケージ及び実装回路基板の基本的構成は実施例1と全く同様であり、基板電極上に設ける低密度電極として基板電極の表面にスリットを入れた部分を設けたものである。
図9(a)に示すように、Cu基板電極42の表面に例えば、0.1mm幅の刃を用い、0.2mmピッチ幅の寸法でダイシングソーでクロス状にスリット加工して深さが0.1〜0.2mmのスリット48を形成し、その上に実施例1と同様のはんだペースト44を印刷する。このスリット48を形成したCu基板電極42の表面部分が本発明で言うところの空隙を有する低密度電極であり、スリット48がボイドの逃げ場となる空隙を構成する。
次いで、図9(b)に示すように、最高温度が例えば240℃になるように設定したN雰囲気のコンベア式リフローで接合する。上述の実施例1と同様に透過型X線観察装置でボイドを調べたところスリット加工した方が単純なCu基板電極にボイド36の量が少なくなっている。なお、この場合の透過型X線観察装置によるボイドの観察も、スリット48を形成したCu基板電極42上に設けたはんだペースト44のみを溶融させた状態で行った。
以上、本発明の各実施例を説明してきたが、本発明は、各実施例に示した条件に限られるものではない。例えば、Cuピラーの形成方法は上記の実施例1で示した形成方法に限られるものではなく、蒸着やその他の方法でも構わない。また、レジスト膜の上に付着したCuの除去方法も研磨でもいいが、ウェットやドライなどの方法でも適用できる。
さらに、ピラー、繊維状金属、多孔質金属の構成材料はCuに限られるものではなく、Au,Ag,Pd,Ni,Pt,Sn、Bi,Pb,Inなどはんだ接合が可能な材料であればどの材料でも適用でき、また、これらを組み合わせた合金や複数の層構成で電極を形成しても同様の効果が得られる。
また、上記の各実施例においては基板電極をCuからなる単層電極として構成しているが、単層電極に限られるものではなく、Cu層の上に、Cr或いはTi等の密着層及びNi.Pd,Pt等のバリア層を順次積層させ、バリア層上に上述の低密度電極を形成しても良い。
また、上記の実施例5においては、Cu基板電極の表面に直接スリットを設けているが、例えば、Cu基板電極上に金属膜を別個に設け、この金属膜にスリットを形成しても良い。
また、上記の各実施例においては、Sn−3Ag−0.5Cuをはんだ材料として用いたが、他のはんだ材であっても融点以上で溶融して接合するはんだ材であれば同様の効果が得られる。
本発明の実施の形態のフリップチップ接合方法の説明図である。 溶融工程におけるボイドの状況の説明図である。 本発明の実施例1のパッケージ及び実装回路基板の構成説明図である。 本発明の実施例1のCuピラーの構成説明図である。 本発明の実施例1のフリップチップ接合方法の説明図である。 本発明の実施例2のフリップチップ接合方法の説明図である。 本発明の実施例3のフリップチップ接合方法の説明図である。 本発明の実施例4のフリップチップ接合方法の説明図である。 本発明の実施例5のフリップチップ接合方法の説明図である。 従来の大型のBGAの実装方法の説明図である。 ボイドの生成状況の説明図である。 実装半導体装置に印加される応力の説明図である。
符号の説明
10 実装回路基板
11 基板電極
12 低密度電極
13 はんだペースト
14 はんだ粉末
15 フラックス
16 溶融はんだ
17,18 ボイド
20 パッケージ
21 電極
22 はんだバンプ
23 はんだ接合部
30 半導体パッケージ
31 パッケージ
32 ボール電極
33 Cu電極
34 はんだバンプ
35 はんだ接合部
36 ボイド
40 実装回路基板
41 基板本体
42 Cu基板電極
43 Cuピラー
44 はんだペースト
45 繊維状金属
46 発泡金属箔
47 多孔質金属箔
48 スリット
51 実装回路基板
52 基板電極
53 はんだペースト
54 はんだ粉末
55 フラックス
56 ボイド
60 半導体集積回路装置
61 パッケージ
62 電極
63 はんだバンプ
64 はんだ接合部

Claims (6)

  1. 被実装部品の電極と接合する電極の上に空隙を有する導電性部材を設けたことを特徴とする実装回路基板。
  2. 前記空隙を有する導電性部材の上にはんだペーストが設けられていることを特徴とする請求項1記載の実装回路基板。
  3. 前記空隙を有する導電性部材が、繊維状金属、発泡金属、或いは、多孔質金属のいずれかであることを特徴とする請求項1または2に記載の実装回路基板。
  4. 前記空隙を有する導電性部材が、多数の柱状導電性部材からなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の実装回路基板。
  5. 前記空隙を有する導電性部材が、多数のスリットを形成した導電性部材であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の実装回路基板。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の実装回路基板に半導体部品をフリップチップ接合構造により実装したことを特徴とする半導体装置。
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