JP2010066680A - 光学素子及びそれを有する光学系 - Google Patents

光学素子及びそれを有する光学系 Download PDF

Info

Publication number
JP2010066680A
JP2010066680A JP2008234850A JP2008234850A JP2010066680A JP 2010066680 A JP2010066680 A JP 2010066680A JP 2008234850 A JP2008234850 A JP 2008234850A JP 2008234850 A JP2008234850 A JP 2008234850A JP 2010066680 A JP2010066680 A JP 2010066680A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
optical element
optical surface
lens
convex structure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2008234850A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5311944B2 (ja
JP2010066680A5 (ja
Inventor
Kazue Uchida
和枝 内田
Sayoko Amano
佐代子 天野
Kazuhiko Momoki
和彦 桃木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP2008234850A priority Critical patent/JP5311944B2/ja
Publication of JP2010066680A publication Critical patent/JP2010066680A/ja
Publication of JP2010066680A5 publication Critical patent/JP2010066680A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5311944B2 publication Critical patent/JP5311944B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Surface Treatment Of Optical Elements (AREA)

Abstract

【課題】 塗工ムラが少なく、量産性に優れ、良好なる反射防止効果が容易に得られる光学素子及びそれを有する光学系を得ること。
【解決手段】 光入出射面のうち一方の面を光学面R1、他方の面を光学面R2とするとき、光学面R1に平均ピッチが可視域の波長以下の微細凹凸構造体が形成された光学素子であって、
該光学素子の光軸方向において、光学面R2から光学面R1に向かう方向を正とし、最大外周のコバ面の端部のうち光学面R1側にある端部を基準部とするとき、
前記光学素子の重心の位置が前記基準部を含み光軸に垂直な面に対して負の方向にあること。
【選択図】 図1

Description

本発明は光学素子及びそれを有する光学系に関し、例えば光学部材の表面(光入出射面)に反射防止機能を有する微細凹凸構造体を設け、反射防止を効果的に行った光学素子に関するものである。
従来、ガラス、プラスチックなどの透光性媒質を用いた光学素子においては、表面反射による光を減少させるために、光入出射面に反射防止膜を設けるなどの表面処理を施している。
例えば、可視光に対する反射防止膜として誘電体多層膜が知られている。誘電体多層膜は、透光性の基板表面に真空蒸着等によって金属酸化物等の薄膜を成膜することで形成される。
また、光学素子に形成される反射防止構造としては、平均ピッチが可視光の波長以下の微細凹凸構造体が知られている(特許文献1〜3)。
特開平9−202649号公報 特開2005−157119号公報 特開2006−10831号公報
平均ピッチが可視光の波長以下の微細凹凸構造体をレンズ面に形成すると、比較的広い波長域で入射角度特性の良い反射防止効果が得られる。
特許文献1では、ゾル−ゲル法を利用して花弁状アルミナの微細凹凸構造体を形成している。そして、微細凹凸構造体をレンズ面に形成するために、ゾル液をレンズ上に塗工している。
一般的に、レンズ表面にゾル液を塗工する方法としては、ウエット法であるスピンコート法が用いられる。スピンコート法は、基材を回転させ、遠心力で塗工液を基材表面に塗布する方法であり、基材表面に均一に塗工液をコートすることができる。
ところで、レンズ(光学素子)は、切り出した材料の光学面を所望の曲面となるように加工・研磨したあと、光軸とレンズ外形の中心軸とが一致するように芯取りと外周部の面取りなどの加工を行い、作製される。
レンズの製造においては形状誤差や心取り誤差が存在するので、レンズ外形の中心軸と光軸とが完全に一致するようなレンズを製造することは非常に困難である。つまり、実際に製造されるレンズは重心の位置が偏心しており、その重心はレンズ外形の中心軸上には存在しないことが多い。
重心の位置がレンズ外形の中心軸から偏心したレンズに、スピンコートによる塗工を行う場合、設置したレンズに遠心力が働くため、設置安定性が悪いという課題が生じる。
特に、スピンコート時の回転速度を高速化するほど、設置安定性が悪化し、レンズ設置位置のずれによる塗工液の広がりムラや液はね、レンズ落下といった課題が生じてしまう。
本発明は、レンズ(光学素子)の重心位置が適切な位置になるようにレンズの外形を設定することにより、塗工ムラが少なく、量産性に優れ、良好なる反射防止効果が容易に得られる光学素子及びそれを有する光学系を提供することを目的とする。
本発明の光学素子は、光入出射面のうち一方の面を光学面R1、他方の面を光学面R2とするとき、光学面R1に平均ピッチが可視域の波長以下の微細凹凸構造体が形成された光学素子であって、
該光学素子の光軸方向において、光学面R2から光学面R1に向かう方向を正とし、最大外周のコバ面の端部のうち光学面R1側にある端部を基準部とするとき、
前記光学素子の重心の位置が前記基準部を含み光軸に垂直な面に対して負の方向にあることを特徴としている。
本発明によれば、塗工ムラがなく量産性に優れた光学素子が得られる。
以下に、本発明の好ましい実施の形態を、添付の図面に基づいて詳細に説明する。
本発明の光学素子はレンズやプリズム、そしてフィルター等からなり、光入出射面のうち一方の面を光学面R1、他方の面を光学面R2とする。このとき、光学面R1に平均ピッチが可視域(波長400nm〜700nm)の波長以下の微細凹凸構造体が形成されている。
光学素子として、レンズのときは方向の符号として、光学素子の光軸方向において、光学面R2から光学面R1に向かう方向を正とする。そして最大外周のコバ面の端部のうち光学面R1側にある端部を基準部とする。
このとき光学素子の重心(均衡を保つ位置)の位置が基準部を含み光軸に垂直な面に対して負の方向にある。
本実施例の微細凹凸構造体の凹凸部の凹凸形状としては、例えば円錐、多角柱、円柱、角柱等の多くの形状を含む。
微細凹凸構造体による反射防止は可視域又は可視域と赤外域も含む。
図1は本発明の光学素子の実施例1を示す概略断面図である。わかりやすくするため、可視域の波長以下のピッチの複数の凹凸部より成る微細凹凸構造体を拡大し、デフォルメして描いている。
図1において、1は光学素子である。光学素子1はメニスカスレンズ形状である透過基材11の凹形状の光学面(レンズ面)R1上に微細凹凸構造体12を有する。
R2は透過基板11の凸形状の光学面(レンズ面)である。Gは透過基材11(光学素子1)の重心である。Tは光学素子1の最大外周となるコバ面1aの端のうちR1側にある端部(基準部)である。
透過基材11の光軸La方向のうち、光学面R2から光学面R1に向かう方向を正と定義する。このとき図1において重心Gはコバ端(基準部)Tを含み、光軸Laに垂直な面Taに対して負の方向にある。
重心Gは透過基板11の外形状が回転対称形状のときは、回転軸上に定義される。透過基板11の外形状が非回転対称形状のときは、均衡を保つ位置(剛体でつりあう点)となる。
図2は、図1に示した透過基材11の光学面R1上に、ゾル液をスピンコート法により塗工する場合の治具設置状況の説明図である。
図2において、23はスピンコート時に透過基板11を設置する回転ステージである。また、Lは、スピンコート時の回転ステージ23における回転軸である。透過基材11は、スピンコート時には回転ステージ23に、真空チャックにより保持される。そのとき、透過基材11のコバ面1aは、回転ステージ23の周辺部と接している。
図3(a)は、透過基板11の重心Gがコバ端Tを含む面Taに対して負の方向にあるとき、透過基材11が、回転軸Lで回転している状況下での力の関係の説明図である。図3(a)は、本発明の実施例1である透過基材11の場合に相当している。
一方、図3(b)は、透過部材11の重心Gがコバ端Tを含む面Taに対して正の方向にあるときの透過基材11を、回転軸Lで回転している状況下での力の関係の説明図である。これは、本発明の実施例1と重心Gの位置が面Taに対し、逆となった場合に相当している。
同図3(a)、(b)において、Fは透過基材11の重心Gにかかる遠心力を表す。遠心力Fは、重心Gとコバ端Tを結んだ直線方向の力Fと、この直線に垂直な方向の力Fに分解される。力Fはコバ端Tが押し返す力Fと釣り合っている。図3(a)において、力Fは、下向きにはたらくので、特に問題はない。
ところが、図3(b)において、力Fは、コバ端Tを始点とした回転方向であり、回転ステージ23から飛び出す方向にはたらく。
このため、図3(b)の状況下では、回転の安定性が悪く、透過基材11の設置位置ずれによる塗工液の広がりムラや液はね、最悪の場合は、回転ステージ23からの落下が生じる場合がある。重心Gがコバ端Tより負の方向にあれば、回転が安定し、設置位置のずれによる塗工液の広がりムラや液はね、回転ステージ23からの落下を防ぐことができる。
透過基材11の重心Gの位置は、所望の光学性能を有する光学素子(レンズ)を設計した時点でおおよそ決まる。
しかし、コバ端Tの位置は、コバ面1aの形状を変化させることにより、ある程度、所望の位置へ変更することができる。
一般的に、コバ形状は、鏡筒での保持方法、光学的な有効領域、ゴーストとフレアの対策、および軽量化により決定している。
本実施例において、スピンコート法により光学素子の塗工を行う場合には、重心Gがコバ端Tより負の方向に位置するようなコバ形状を考慮し、作製している。
透過基材11は偏心しているが、偏心量が小さいと上記のような問題は生じず、また大きいと光学素子としての性能が劣化してくる。
よって、その度合いは、光軸Laと光学面R1との交点で光学面R1に接する面R1aと、光軸Laと光学面R2との交点で光学面R2に接する面R2aとがなす角θで表すと、
[数式1] 0.1″<θ<5′
を満たすことが好ましい。
スピンコート時の回転速度が小さい場合、透過基材11にかかる遠心力Fが小さくなるため、上記のような問題は生じない。また、塗工液の粘度は、大きすぎると、曲率の小さい光学素子(レンズ)において、均一な塗工は難しい。
さらに、スピンコート時の回転速度は、塗工液の粘度および、作製したい膜厚により決定される。
これらの事項を加味すると、微細凹凸構造体を形成した層を作製する時に使用する塗工液の粘度v(mP・s)は、
[数式2] 1≦v≦100
を満たすことが好ましく、
微細凹凸構造体で形成した層作製時のスピンコーター回転数R(rpm)は、
[数式3] 1000≦R≦10000
を満たすことが好ましい。さらに
[数式4] 2000≦R≦70000
を満たすことが好ましい。
本発明における微細凹凸構造体の構成は、特に限定されないが、たとえば、アルミニウム又は酸化アルミニウムを含有する材料により構成される。
本発明で使用される透過基材(レンズ)11としては、例えば光学面R1の開角30度以上のガラス製レンズがある。
本発明の透過部材(レンズ)11としては、光学面R1が凹面でありその開角θは
30°≦θ≦90°
の範囲が良い。 鋭意検討の結果、この範囲内では、重心が低くなり、良好な塗工性が得られることがわかっている。
また、透過部材11はメニスカスレンズであることが更に好ましい。
本発明の光学素子は、可視域および赤外域の波長で使用する撮像装置用や観察用の光学系に適用できる。
この他、画像読取り用やレーザビームプリンター等の光学機器に用いる光学系にも適用できる。
以下、本発明の実施例を説明する。ただし、本発明はかかる各実施例に限定されず、その要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
[実施例1]
図4は本発明の実施例1の光学素子の要部概略図である。
実施例1の光学素子1はメニスカス形状である。凹形状の光学面(レンズ面)R1に微細凹凸構造体が形成されている。
図4は、光学素子1のレンズ断面図を示している。図4において、Gは光学素子1の重心である。Tは最大外周となるコバ面1aの端のうち光学面R1側にある端(端部)(基準部)である。
実施例1による光学素子1の光軸La方向のうち、光学面R2から光学面R1に向かう方向を正と定義し、便宜上、高さと呼ぶことにする。このとき、端部Tを基準部とし、この基準部Tを含み光軸Laと垂直な面Taの高さを0とする。
図4において、gは光学素子1の重心Gの高さを示す。さらに、h1は最大外周となるコバ面1aの幅、h2は最大外周でないコバ面1bの幅である。
D1は光学面R1の有効径、D2は光学面R2の有効径であり、実施例1の光学素子1の最大外周である。D3は最大外周でないコバ面1bの径を示している。表1に、パラメータG、h1、h2、D1、D2、D3、および、光学面R1と光学面R2の間隔k、光学面R1の曲率半径r1、光学面R2の曲率半径r2を示す。このとき、全ての数の単位はmmである。
実施例1のメニスカス形状の光学素子(レンズ)は、表1より、重心Gの高さgは−3.5(mm)<0を満たす。
次に、実施例1のメニスカス形状の光学素子1を作製したところ、光軸Laと光学面R1との交点が光学面R1と接する面R1aと、光軸Laと光学面R2との交点が光学面R2と接する面R2aとがなす角θは、30”であった。
実施例1の光学素子1の光学面R1に微細凹凸構造体より成る薄膜を作製する。使用するAlゾル溶液の粘度は、3.0(mP・s)であった。
このゾル液をスピンコート法により、光学面R1に塗工した。スピンコーターの回転数は3000(rpm)とし、30秒間回転させた。
スピンコート中に、光学素子1の位置ずれや光学素子1の落下などの不具合は生じなかった。形成した塗工膜を乾燥、400度で1時間焼成、100度の熱水に30分間浸漬、100度で10分乾燥させて、Alを主成分とした微細凹凸構造体より成る薄膜を作製した。
光学面R1上に得られた膜において、光軸La中心1箇所と周辺部4箇所の計5箇所の反射率を測定したところ、いずれも波長550nmで1%以下であり、高性能な反射防止構造(反射防止膜)が作製できた。
[実施例2]
図5は、本発明の実施例2の光学素子の要部断面図である。
実施例2の光学素子1は、実施例1の光学素子と同形状のメニスカス形状である。凸形状の光学面R1に微細凹凸構造体が形成されている。
図5の光学素子1は設計段階でのレンズ断面図を示す。図5において、Gは光学素子1の重心である。Tは最大外周となるコバ面1aの端のうち光学面R1側にある端部である。実施例2の光学素子1の光軸La方向のうち、光学面R2から光学面R1に向かう方向を正と定義し、便宜上、高さと呼ぶことにする。
このとき、端部Tを基準部とし、この基準部Tを含み光軸Laと垂直な面Taの高さを0とする。
図5において、gは光学素子1の重心Gの高さを示す。さらに、h1は最大外周となるコバ面1aの幅、h2は最大外周でないコバ面1bの幅である。D1は光学面R1の有効径であり、実施例2の光学素子1の最大外周である。D2は光学面R2の有効径である。D3は最大外周でないコバ面1bの径を示している。
表1に、パラメータG、h1、h2、D1、D2、D3、および、光学面R1と光学面R2の間隔k、光学面R1の曲率半径r1、光学面R2の曲率半径r2を示す。このとき、全ての数の単位はmmである。
実施例2のメニスカス形状の光学素子1(レンズ)は、表1より、重心Gの高さgは−0.5(mm)<0を満たす。
次に、実施例2のメニスカス形状の光学素子1(レンズ)を作製したところ、光軸Laと光学面R1との交点が光学面R1と接する面R1aと、光軸Laと光学面R2との交点が光学面R2と接する面R2aとがなす角θは、30”であった。
実施例2の光学素子1の光学面R1に微細凹凸構造体より成る薄膜を作製する。使用するAlゾル溶液の粘度は、7.0(mp・S)であった。このゾル液をスピンコート法により、光学面R1に塗工した。スピンコーターの回転数は4000(rpm)とし、20秒間回転させた。スピンコート中に、光学素子1の位置ずれや光学素子1の落下などの不具合は生じなかった。形成した塗工膜を乾燥、400度で1時間焼成、100度の熱水に30分間浸漬、100度で10分乾燥させて、Alを主成分とした微細凹凸構造体より成る薄膜を作製した。
光学面R1上に得られた膜において、光軸La中心1箇所と周辺部4箇所の計5箇所の反射率を測定したところ、いずれも波長550nmで1%以下であり、高性能な反射防止構造が作製できた。
[実施例3]
図6は本発明の実施例3の光学素子の要部断面図である。
実施例3の光学素子1は、メニスカス形状である。凹形状の光学面R1に微細凹凸構造体が形成されている。
図6の光学素子1は、設計段階でのレンズ断面図を示す。図6において、Gは光学素子1の重心である。
Tは最大外周となるコバ面1aの端のうち光学面R1側にある端部である。実施例3の光学素子1の光軸La方向のうち、光学面R2から光学面R1に向かう方向を正と定義し、便宜上、高さと呼ぶことにする。
このとき、コバ端Tを基準部とし、この基準部Tを含み、光軸Laと垂直な面Taの高さを0とする。
図6において、gは光学素子1の重心Gの高さを示す。さらに、h1は最大外周となるコバ面1aの幅、h3はコバ端Tからレンズ最上面までの距離である。D1は光学面R1の有効径である。D2は光学面R2の有効径であり、実施例3の光学素子1の最大外周である。D3はレンズ最上面の最大外周を示している。
表1に、パラメータG、h1、h3、D1、D2、D3、および、光学面R1と光学面R2の間隔k、光学面R1の曲率半径r1、光学面R2の曲率半径r2を示す。このとき、全ての数の単位はmmである。
実施例3のメニスカス形状の光学素子(レンズ)1は、表1より、重心Gの高さgは−2.0(mm)<0を満たす。
次に、実施例3のメニスカス形状の光学素子1を作製したところ、光軸Laと光学面R1との交点が光学面R1と接する面R1aと、光軸Laと光学面R2との交点が光学面R2と接する面R2aとがなす角θは、35”であった。
実施例3の光学素子1の光学面R1に微細凹凸構造体より成る薄膜を作製する。使用するAlゾル溶液の粘度は、2.0(mp・S)であった。このゾル液をスピンコート法により、光学面R1に塗工した。スピンコーターの回転数は6000(rpm)とし、60秒間回転させた。スピンコート中に、光学素子1の位置ずれや光学素子1の落下などの不具合は生じなかった。
形成した塗工膜を乾燥、400度で1時間焼成、100度の熱水に30分間浸漬、100度で10分乾燥させて、Alを主成分とした微細凹凸構造体より成る薄膜を作製した。
光学面R1上に得られた膜において、光軸La中心1箇所と周辺部4箇所の計5箇所の反射率を測定したところ、いずれも波長550nmで1%以下であり、高性能な反射防止構造が作製できた。
[実施例4]
図7は、本発明の実施例4の光学素子の要部断面図である。
実施例4の光学素子はメニスカス形状である。凹形状の光学面R1に微細凹凸構造体が形成されている。
図7の光学素子1は、設計段階でのレンズ断面図を示す。図7において、Gは光学素子1の重心である。Tは最大外周となるコバ面1aの端のうち光学面R1側にある端部である。
実施例4の光学素子1の光軸La方向のうち、光学面R2から光学面R1に向かう方向を正と定義し、便宜上、高さと呼ぶことにする。
このとき、コバ端Tを基準部とし、この基準部Tを含み光軸Laと垂直な面Taの高さを0とする。
図7において、gは光学素子1の重心Gの高さを示す。さらに、h1は最大外周となるコバ面1aの幅である。D1は光学面R1の有効径である。D2は光学面R2の有効径であり、実施例4の光学素子1の最大外周である。
表1に、パラメータG、h1、D1、D2、および、光学面R1と光学面R2の間隔k、光学面R1の曲率半径r1、光学面R2の曲率半径r2を示す。このとき、全ての数の単位はmmである。
実施例4のメニスカス形状の光学素子(レンズ)1は、表1より、重心Gの高さgは−3.6(mm)<0を満たす。
次に、実施例4のメニスカス形状の光学素子1を作製したところ、光軸Laと光学面R1との交点が光学面R1と接する面R1aと、光軸Laと光学面R2との交点が光学面R2と接する面R2aとがなす角θは、25”であった。
実施例1の光学素子1の光学面R1に微細凹凸構造体より成る薄膜を作製する。使用するALゾル溶液の粘度は、3.0(mp・S)であった。このゾル液をスピンコート法により、光学面R1に塗工した。スピンコーターの回転数は3000(rpm)とし、30秒間回転させた。スピンコート中に、光学素子1の位置ずれや光学素子1の落下などの不具合は生じなかった。
形成した塗工膜を乾燥、400度で1時間焼成、100度の熱水に30分間浸漬、100度で10分乾燥させて、Alを主成分とした微細凹凸構造体より成る薄膜を作製した。
光学面R1上に得られた膜において、光軸La中心1箇所と周辺部4箇所の計5箇所の反射率を測定したところ、いずれも波長550nmで1%以下であり、高性能な反射防止構造が作製できた。
[実施例5]
図8は、本発明の光学素子を撮像光学系に用いた実施例5の要部概略図である。図8はカメラなどの撮像装置での要部断面図を示している。
同図8において、801、802、および803は、光学素子(レンズ)を鏡筒に組み込む際の抑え治具である。また、811〜823は微細凹凸構造体より成る薄膜が付与された光学面である。実施例5において、微細凹凸構造体より成る薄膜を光学面上に作製する工程には、ゾル液のスピンコートによる塗工を含んでいる。実施例5の撮像光学系の使用波長領域は、可視域および赤外域である。
図8において、微細凹凸構造体より成る薄膜を付与した光学面R1を有する光学素子(レンズ)は、重心Gの位置が、本発明の条件を満たしている。光学素子の最大外周となるコバ面の端のうち、光学面R1側にある端Tよりも、光学面R1側に存在しないようなコバ形状である。
本実施例の光学素子は、観察系、投射系、画像読取系、放送用の撮像系等の光学機器にも同様に適用できる。
[比較例1]
図9は本発明の光学素子に対する比較例1の光学素子の要部断面図である。比較例1の光学素子は、図6の本発明の実施例3の光学素子に相当している。
比較例1の光学素子は、メニスカス形状である。凹形状の光学面R1に微細凹凸構造体が形成されている。
図9の光学素子は、設計段階でのレンズ断面図を示す。図9において、Gは光学素子1の重心である。Tは最大外周となるコバ面1aの端のうち光学面R1側にある端部である。比較例1の光学素子1の光軸La方向のうち、光学面R2から光学面R1に向かう方向を正と定義し、便宜上、高さと呼ぶことにする。
このとき、端Tを基準部とし、この基準部Tを含み光軸Laと垂直な面Taの高さを0とする。
図9において、gは光学素子1の重心Gの高さを示す。さらに、h1は最大外周となるコバ面1aの幅である。h3はコバ端Tを基準にしたときのレンズ最上面の高さである。D1は光学面R1の有効径である。D2は光学面R2の有効径であり、比較例1の光学素子1の最大外周である。D3はレンズ最上面の最大外周を示している。
表1に、パラメータG、h1、h3、D1、D2、D3、および、光学面R1と光学面R2の間隔k、光学面R1の曲率半径r1、光学面R2の曲率半径r2を示す。このとき、全ての数の単位はmmである。
表1より、比較例1の光学素子1は、実施例3と同等の光学的性質をもつが、コバ形状が異なっている。比較例1は、光学素子1の重量をなるべく小さくするため、光学素子1の有効範囲の限界まで外周部を面取りした形状である。
比較例1のメニスカス形状は、表1より、重心Gの高さgは+2.2(mm)>0である。
次に、比較例1のメニスカス形状の光学素子1を作製したところ、光軸Laと光学面R1との交点が光学面R1と接する面R1aと、光軸Laと光学面R2との交点が光学面R2と接する面R2aとがなす角θは、25”であった。
比較例1の光学素子1の光学面R1に微細凹凸構造体より成る薄膜を作製する。使用するALゾル溶液の粘度は、2.0(mp・S)であった。このゾル液をスピンコート法により、光学面R1に塗工した。スピンコーターの回転数は6000(rpm)とし、60秒間回転させた。スピンコート中の光学素子1の位置安定性は非常に悪かった。
形成した塗工膜を乾燥、400度で1時間焼成、100度の熱水に30分間浸漬、100度で10分乾燥させて、ALを主成分とした微細凹凸構造体より成る薄膜を作製した。
光学面R1上に得られた膜を目視で確認したところ、形成膜にムラが存在していた。
[比較例2]
図10は本発明の光学素子に対する比較例2の光学素子の要部断面図である。
比較例2の光学素子1は、実施例4の光学素子1と同形状のメニスカス形状である。凸形状の光学面R1に微細凹凸構造体が形成されている。
図10の光学素子1は、設計段階でのレンズ断面図を示す。図10において、Gは光学素子1の重心である。Tは最大外周となるコバ面1aの端のうち光学面R1側にある端である。比較例2の光学素子1の光軸La方向のうち、光学面R2から光学面R1に向かう方向を正と定義し、便宜上、高さと呼ぶことにする。
このとき、端Tを基準部とし、この基準部Tを含み光軸Laと垂直な面Taの高さを0とする。
図10において、gは光学素子1の重心Gの高さを示す。さらに、h1は最大外周となるコバ面1aの幅である。D1は光学面R1の有効径であり、比較例2の光学素子1の最大外周である。D2は光学面R2の有効径を示している。
表1に、パラメータG、h1、D1、D2、および、光学面R1と光学面R2の間隔k、光学面R1の曲率半径r1、光学面R2の曲率半径r2を示す。このとき、全ての数の単位はmmである。
比較例2のメニスカス形状の光学素子1は、表1より、重心Gの高さgは+1.0(mm)>0である。
次に、比較例2のメニスカス形状の光学素子1を作製したところ、光軸Laと光学面R1との交点が光学面R1と接する面R1aと、光軸Laと光学面R2との交点が光学面R2と接する面R2aとがなす角θは、20”であった。
比較例2の光学素子1の光学面R1に微細凹凸構造体より成る薄膜を作製する。使用するALゾル溶液の粘度は、2.0(mp・S)であった。このゾル液をスピンコート法により、光学面R1に塗工した。スピンコーターの回転数は5000(rpm)とし、40秒間回転させた。スピンコート中の光学素子1の位置安定性は非常に悪かった。形成した塗工膜を乾燥、400度で1時間焼成、100度の熱水に30分間浸漬、100度で10分乾燥させて、ALを主成分とした微細凹凸構造体より成る薄膜を作製した。
光学面R1上に得られた膜を目視で確認したところ、形成膜にムラが存在していた。
本発明の光学素子の一実施例を示す概略断面図 本発明の光学素子の実施例1である透過基材にゾル液を塗工する場合の治具設置状況 (a)重心Gがコバ端Tを含む面に対して負の方向にある透過基材が、回転軸Lで回転している状況下での力の関係、(b)重心Gがコバ端Tを含む面に対して正の方向にある透過基材が、回転軸Lで回転している状況下での力の関係 実施例1の光学素子の断面図 実施例2の光学素子の断面図 実施例3の光学素子の断面図 実施例4の光学素子の断面図 実施例5の撮像光学系の構成図 比較例1の光学素子の断面図 比較例2の光学素子の断面図
符号の説明
11 透過基材
12 微小凹凸形状を有する構造体
23 回転ステージ
R1 塗工面
R2 光学面
G 重心
T 最大外周となるコバ面の端のうち光学面R1側にある端
L 回転軸
G 重心の高さ
h1 最大外周となるコバ面の幅
h2 最大外周でないコバ面の幅
h3 Tからレンズ最上面までの距離
D1 光学面R1の有効径
D2 光学面R2の有効径
D3 最大外周でないコバ面の径
k 光学面R1と光学面R2の間隔
R1 光学面R1の曲率半径
R2 光学面R2の曲率半径
801〜803 レンズを鏡筒に組み込む際の抑え治具
811〜823 微細凹凸形状を形成した薄膜を付与した面

Claims (10)

  1. 光入出射面のうち一方の面を光学面R1、他方の面を光学面R2とするとき、光学面R1に平均ピッチが可視域の波長以下の微細凹凸構造体が形成された光学素子であって、
    該光学素子の光軸方向において、光学面R2から光学面R1に向かう方向を正とし、最大外周のコバ面の端部のうち光学面R1側にある端部を基準部とするとき、
    前記光学素子の重心の位置が前記基準部を含み光軸に垂直な面に対して負の方向にあることを特徴とする光学素子。
  2. 前記光学素子の光軸と光学面R1との交点で光学面R1に接する面と、
    前記光学素子の光軸と光学面R2との交点で光学面R2に接する面とがなす角をθとするとき、
    0.1″<θ<5′
    を満たすことを特徴とする請求項1の光学素子。
  3. 前記微細凹凸構造体は、アルミニウム又は酸化アルミニウムを含有することを特徴とする請求項1又は2の光学素子。
  4. 前記光学素子は、開角が30度以上であることを特徴とする請求項1、2又は3の光学素子。
  5. 前記微細凹凸構造体はスピンコート法により作製されたものであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項の光学素子。
  6. 前記微細凹凸構造体は、塗工液の粘度をv(mP・s)とするとき、
    1≦v≦100
    を満たす塗工液を用いて作製されたものであることを特徴とする請求項1乃至5のいずれか1項の光学素子。
  7. 前記微細凹凸構造体はスピンコーター回転数をR(rpm)としたとき、
    1000≦R≦10000
    を満たすスピンコート法により作製されたものであることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項の光学素子。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項の光学素子を有することを特徴とする光学系。
  9. 前記光学系は、撮像光学系であることを特徴とする請求項8の光学系。
  10. 請求項8の光学系を有することを特徴とする光学装置。
JP2008234850A 2008-09-12 2008-09-12 光学素子及びそれを有する光学系 Expired - Fee Related JP5311944B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008234850A JP5311944B2 (ja) 2008-09-12 2008-09-12 光学素子及びそれを有する光学系

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2008234850A JP5311944B2 (ja) 2008-09-12 2008-09-12 光学素子及びそれを有する光学系

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2010066680A true JP2010066680A (ja) 2010-03-25
JP2010066680A5 JP2010066680A5 (ja) 2011-10-20
JP5311944B2 JP5311944B2 (ja) 2013-10-09

Family

ID=42192293

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2008234850A Expired - Fee Related JP5311944B2 (ja) 2008-09-12 2008-09-12 光学素子及びそれを有する光学系

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5311944B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115516344A (zh) * 2020-06-11 2022-12-23 阿尔卑斯阿尔派株式会社 光学部件以及使用了该光学部件的光模块

Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6337309A (ja) * 1986-08-01 1988-02-18 Hitachi Ltd 複合型レンズの製造方法
JPH03208615A (ja) * 1990-01-12 1991-09-11 Olympus Optical Co Ltd 複合型光学素子の製造方法および装置
JP2002162501A (ja) * 2000-11-28 2002-06-07 Mitsubishi Chemicals Corp 半導体結晶粒子を含有する薄膜状成形体、及びその用途
JP2002287370A (ja) * 2001-03-27 2002-10-03 Mitsubishi Electric Corp 光学素子の製造方法
JP2005157119A (ja) * 2003-11-27 2005-06-16 Olympus Corp 反射防止光学素子及びこれを用いた光学系
JP2005275372A (ja) * 2004-02-23 2005-10-06 Canon Inc 表面に微細な凹凸を有する膜、反射防止膜、それらの製造方法および光学部材
JP2007025435A (ja) * 2005-07-20 2007-02-01 Olympus Corp 複合光学素子
JP2007041314A (ja) * 2005-08-03 2007-02-15 Pentax Corp 対物レンズ及びその成形型、並びに対物レンズの製造方法
JP2007085914A (ja) * 2005-09-22 2007-04-05 Hoya Corp 非球面レンズの測定方法、非球面レンズの測定装置、非球面レンズの測定プログラム、非球面レンズの製造方法及び非球面レンズ
JP2007219367A (ja) * 2006-02-20 2007-08-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 成形部品の製造方法
WO2008072633A1 (ja) * 2006-12-14 2008-06-19 Panasonic Corporation レンズおよびその製造方法

Patent Citations (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6337309A (ja) * 1986-08-01 1988-02-18 Hitachi Ltd 複合型レンズの製造方法
JPH03208615A (ja) * 1990-01-12 1991-09-11 Olympus Optical Co Ltd 複合型光学素子の製造方法および装置
JP2002162501A (ja) * 2000-11-28 2002-06-07 Mitsubishi Chemicals Corp 半導体結晶粒子を含有する薄膜状成形体、及びその用途
JP2002287370A (ja) * 2001-03-27 2002-10-03 Mitsubishi Electric Corp 光学素子の製造方法
JP2005157119A (ja) * 2003-11-27 2005-06-16 Olympus Corp 反射防止光学素子及びこれを用いた光学系
JP2005275372A (ja) * 2004-02-23 2005-10-06 Canon Inc 表面に微細な凹凸を有する膜、反射防止膜、それらの製造方法および光学部材
JP2007025435A (ja) * 2005-07-20 2007-02-01 Olympus Corp 複合光学素子
JP2007041314A (ja) * 2005-08-03 2007-02-15 Pentax Corp 対物レンズ及びその成形型、並びに対物レンズの製造方法
JP2007085914A (ja) * 2005-09-22 2007-04-05 Hoya Corp 非球面レンズの測定方法、非球面レンズの測定装置、非球面レンズの測定プログラム、非球面レンズの製造方法及び非球面レンズ
JP2007219367A (ja) * 2006-02-20 2007-08-30 Matsushita Electric Ind Co Ltd 成形部品の製造方法
WO2008072633A1 (ja) * 2006-12-14 2008-06-19 Panasonic Corporation レンズおよびその製造方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN115516344A (zh) * 2020-06-11 2022-12-23 阿尔卑斯阿尔派株式会社 光学部件以及使用了该光学部件的光模块
CN115516344B (zh) * 2020-06-11 2023-12-15 阿尔卑斯阿尔派株式会社 光学部件以及使用了该光学部件的光模块

Also Published As

Publication number Publication date
JP5311944B2 (ja) 2013-10-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5511258B2 (ja) 光学素子及び光学系
JP7005584B2 (ja) レンズ及びその製造方法とレンズモジュール
JP2005157119A (ja) 反射防止光学素子及びこれを用いた光学系
JP2017191169A (ja) 光学素子およびその製造方法
JP6923998B2 (ja) 光学部材およびその製造方法
US9405044B2 (en) Antireflection coating film, and optical element, optical system, and optical apparatus having the same
JP5311944B2 (ja) 光学素子及びそれを有する光学系
JP5067863B2 (ja) 光学系及びそれを有する光学機器
JP6234857B2 (ja) 反射防止機能付きレンズの製造方法
JP5272732B2 (ja) 光学部材及びその製造方法
TWI486620B (zh) 光學構件的製造方法及光學構件
JP2010281877A (ja) 光学素子及びそれを有する光学系
EP3407098B1 (en) Optical element and optical device
US20170205539A1 (en) Anti-reflection member, and production method therefor
JP2002131682A (ja) ポリゴンミラーおよびその製造方法、光走査装置ならびに電子写真装置
JPWO2018159335A1 (ja) レンズおよびレンズの製造方法
JPWO2018168347A1 (ja) レンズの製造方法
JP2005202240A (ja) 多孔質反射防止膜を有する光学素子
US20150253467A1 (en) Optical element, optical system, and method of manufacturing optical element
JP6385108B2 (ja) 光学素子および光学系、並びに光学素子の製造方法
JP5777682B2 (ja) 光学素子及びその製造方法、光学系、光学機器
JP2015028552A (ja) 光学素子およびその製造方法
JP2010072053A (ja) レンズ鏡筒及びそれを有する光学機器
JP4939631B2 (ja) ポリゴンミラーの製造方法
JP2010066680A5 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110907

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110907

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20120829

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20120925

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20121113

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130604

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130702

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5311944

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D03

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees