JP2010066594A - ディスプレイ支持装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ディスプレイ装置を構造体に近接した位置で支持し、かつディスプレイ装置の姿勢を上下方向及び左右方向に変更可能なディスプレイ支持装置を提供する。
【解決手段】ディスプレイ支持装置100に構造体側固定部材110、ディスプレイ側固定部材120、第一連結部材130及び第二連結部材140を具備し、第一連結部材130にアーム131及びアーム133を備え、第二連結部材140にアーム141及びアーム143を備え、構造体側固定部材110に対するアーム131およびアーム141の回動、アーム131に対するアーム133の回動およびアーム141に対するアーム143の回動がそれぞれ互いに平行な回動軸を中心として行われ、かつアーム133およびアーム143に対するディスプレイ側固定部材120の回動の方向を自在とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、ディスプレイ装置を構造体に姿勢変更可能に支持するディスプレイ支持装置に関する。
従来、テレビジョンやパーソナルコンピュータ用ディスプレイ等のディスプレイ装置を建物の壁や柱、あるいは建物の調度品(例えば、家電製品を収納する棚)等の構造体に姿勢変更可能に支持し、ひいてはディスプレイ装置の画像表示面の角度を変更可能に支持する装置は公知となっている。
また、近年はプラズマディスプレイ、液晶ディスプレイ、有機ELディスプレイ等の薄型の(画像表示面に垂直な方向の厚みが小さい形状の)ディスプレイ装置が一般家庭に広く普及しつつあり、これらを建物の壁に支持・固定したいという消費者のニーズが高まる傾向にある。
さらに、ディスプレイ装置の薄型化に伴って、ディスプレイ装置を壁等に支持・固定する装置であるディスプレイ支持装置もまた薄い形状とすることが求められる。
ディスプレイ装置の画像表示面の角度を変更可能に支持する装置のうち、手動でディスプレイ装置の画像表示面の角度を変更する装置としては、特許文献1から特許文献4に記載の技術が知られている。
特許文献1に記載のチルトヒンジは、机等に固定される取付部材と、一端が取付部材に回動可能に連結されるとともに他端がモニターテレビに回動可能に連結される支持アームと、を具備するものである。
しかし、特許文献1に記載のチルトヒンジは、実質的にディスプレイ装置の姿勢を左右方向に変更する(ディスプレイ装置の画像表示面に平行かつ重力が作用する方向に平行な軸を中心として回動させる)ことができない。
また、特許文献1に記載のチルトヒンジは、支持アームを回動することによりディスプレイ装置が上下方向および前後方向(ディスプレイ装置の画像表示面に垂直な方向)に大きく移動してしまうため、ディスプレイ装置を壁から遠く離さずにディスプレイ装置の姿勢を上下方向に変更する(ディスプレイ装置の画像表示面に平行かつ重力が作用する方向に垂直な軸を中心として回動させる)ことが困難である。
特許文献2に記載のディスプレイ装置用の画面角度調整装置は、壁面に取り付けられるベースプレートと、リフト手段を介してベースプレートに対して傾斜可能に取り付けられたリフトプレートと、回転機構を介してリフトプレートに取り付けられるとともにディスプレイ装置が取り付けられるサポートプレートと、を具備するものである。
特許文献2に記載のディスプレイ装置用の画面角度調整装置は、ディスプレイ装置の画像表示面に垂直な軸を中心として回転させることが可能であるが、ディスプレイ装置の姿勢を左右方向に変更することができない。
特許文献3に記載のテレビ取付装置は、一端が壁面に回動可能に連結される第一の棒、および一端が第一の棒の他端に回動可能に連結されるとともに他端が表示パネルに回動可能に連結される第二の棒を有するアームを複数具備するものである。
しかし、特許文献3に記載のテレビ取付装置のアームは左右方向に回動する(重力が作用する方向に垂直な軸を中心として回動する)ものであり、ディスプレイ装置の姿勢を上下方向に変更することができない。
特許文献4に記載の電気機器取付具は、壁に取り付けられる壁取付部材と、電気機器に取り付けられる機器取付部材と、壁取付部材および機器取付部材の間に介在して各部材に回動可能に連結されているリンク部材と、を備え、部材間の連結箇所のうち少なくとも一箇所には一方の部材に長孔を形成し、他方の部材には長孔を貫通する軸部材が備えられるものであり、ディスプレイ装置の姿勢を上下方向および左右方向に変更することが可能である。
しかし、特許文献4に記載の電気機器取付具は、ディスプレイ装置の姿勢を上下方向に変更する作業が煩雑であるという問題を有する。
より詳細には、特許文献4に記載の電気機器取付具は、外周面にネジが形成された軸部材をリンク部材に形成された長孔に貫装した状態で機器取付部材に締結することによりリンク部材と機器取付部材とを固定するため、ディスプレイ装置の姿勢を上下方向に変更するためには軸部材を緩めて軸部材を長孔に沿って移動させ、軸部材を再度機器取付部材に締結するという一連の作業を要する。
特開平11−303850号公報 特許第3702132号公報 実用新案登録第3066600号公報 特開2007−108528号公報
本発明は以上の如き状況に鑑みてなされたものであり、ディスプレイ装置を構造体(例えば、建物の壁、建物の柱、建物の調度品等)に近接した位置で支持し、かつディスプレイ装置の姿勢を上下方向および左右方向に変更することが可能なディスプレイ支持装置を提供する。
本発明の解決しようとする課題は以上の如くであり、次にこの課題を解決するための手段を説明する。
即ち、請求項1においては、
ディスプレイ装置を構造体に姿勢変更可能に支持するディスプレイ支持装置であって、
前記構造体に固定される構造体側固定部材と、
前記ディスプレイ装置に固定されるディスプレイ側固定部材と、
前記構造体側固定部材と前記ディスプレイ側固定部材とを回動可能に連結する第一連結部材と、
前記構造体側固定部材と前記ディスプレイ側固定部材とを回動可能に連結する第二連結部材と、
を具備し、
前記第一連結部材は、
一端が前記構造体側固定部材に回動可能に連結される第一構造体側アームと、
一端が前記第一構造体側アームの他端に回動可能に連結され、他端が前記ディスプレイ側固定部材に回動可能に連結される第一ディスプレイ側アームと、
を備え、
前記第二連結部材は、
一端が前記構造体側固定部材に回動可能に連結される第二構造体側アームと、
一端が前記第二構造体側アームの他端に回動可能に連結され、他端が前記ディスプレイ側固定部材に回動可能に連結される第二ディスプレイ側アームと、
を備え、
前記構造体側固定部材に対する前記第一構造体側アームの回動、前記第一構造体側アームに対する前記第一ディスプレイ側アームの回動、前記構造体側固定部材に対する前記第二構造体側アームの回動、および前記第二構造体側アームに対する前記第二ディスプレイ側アームの回動はそれぞれ互いに平行な回動軸を中心として行われ、
前記第一ディスプレイ側アームに対する前記ディスプレイ側固定部材の回動および前記第二ディスプレイ側アームに対する前記ディスプレイ側固定部材の回動はいずれもその回動方向が自在なものである。
請求項2においては、
前記第一構造体側アームの一端と前記構造体側固定部材との連結部分、前記第一構造体側アームの他端と前記第一ディスプレイ側アームの一端との連結部分、前記第二構造体側アームの一端と前記構造体側固定部材との連結部分および前記第二構造体側アームの他端と前記第二ディスプレイ側アームの一端との連結部分のうち、少なくとも二つは前記ディスプレイ側固定部材に固定されるディスプレイ装置がその重量により下方に回動することを規制し、
前記第一ディスプレイ側アームの他端と前記ディスプレイ側固定部材との連結部分、および前記第二ディスプレイ側アームの他端と前記ディスプレイ側固定部材との連結部分は、前記ディスプレイ側固定部材に固定されるディスプレイ装置がその重量により下方に回動することを規制するものである。
請求項3においては、
前記第一ディスプレイ側アームが前記第一構造体側アームに対して閉じる方向に回動したとき、前記第一構造体側アームおよび前記第一ディスプレイ側アームのうちいずれか一方が他方に収容され、
前記第二ディスプレイ側アームが前記第二構造体側アームに対して閉じる方向に回動したとき、前記第二構造体側アームおよび前記第二ディスプレイ側アームのうちいずれか一方が他方に収容されるものである。
請求項4においては、
前記第一ディスプレイ側アームの他端と前記ディスプレイ側固定部材とが第一玉継手により連結され、
前記第二ディスプレイ側アームの他端と前記ディスプレイ側固定部材とが第二玉継手により連結されるものである。
請求項5においては、
前記第一ディスプレイ側アームの他端と前記ディスプレイ側固定部材とが第一自在継手により連結され、
前記第二ディスプレイ側アームの他端と前記ディスプレイ側固定部材とが第二自在継手により連結されるものである。
本発明は、ディスプレイ装置を構造体に近接した位置で支持し、かつディスプレイ装置の姿勢を上下方向および左右方向に変更することが可能である、という効果を奏する。
以下では、図1から図9を用いて本発明に係るディスプレイ支持装置の実施の一形態であるディスプレイ支持装置100について説明する。
図1および図2に示す如く、ディスプレイ支持装置100はディスプレイ装置1を壁2に姿勢変更可能に支持する装置である。
「ディスプレイ装置」は画像を表示可能な装置を指す。
ディスプレイ装置の具体例としては、ブラウン管方式、プラズマ方式、液晶方式、あるいは有機EL(Organic Electro−Luminescence)方式等の種々の方式のテレビジョン、パーソナルコンピュータ用のディスプレイ(CRT、液晶ディスプレイ等)が挙げられる。
「構造体」はディスプレイ支持装置を介してディスプレイ装置を支持するものを指す。
構造体の具体例としては、建物の構成要素(壁、柱、梁等)、家具その他の調度品(例えば、テレビジョン、DVDレコーダ等のAV機器を収納する棚)、ディスプレイ装置を床面あるいは地面に自立させるためのスタンド等が挙げられる。
以下では便宜上、重力が作用する方向を「上下方向」、上下方向に垂直な方向を「前後方向」、上下方向に垂直かつ前後方向に垂直な方向を「左右方向」と定義し、これらの方向を用いて説明を行うものとする。
図2に示す如く、本実施形態では、壁2の壁面が前後方向に垂直(上下方向および左右方向に平行)であり、ディスプレイ支持装置100により支持されるディスプレイ装置1が正対する(基本となる姿勢をとる)とき、ディスプレイ装置1の画像表示面1aは前方を向くものとする。
図1に示す如く、ディスプレイ支持装置100は構造体側固定部材110、ディスプレイ側固定部材120、第一連結部材130および第二連結部材140を具備する。
構造体側固定部材110は本発明に係る構造体側固定部材の実施の一形態であり、壁2に固定される部材である。
構造体側固定部材110は上ステー111、下ステー112、左ステー113および右ステー114を備える。
上ステー111は構造体側固定部材110の上部を成す板状の部材である。
本実施形態の上ステー111は金属板からなる。上ステー111の形状は左右方向に長い略長方形状であり、上ステー111の上端部および下端部は前方に向かって折り曲げられる。上ステー111の左半部および右半部にはそれぞれネジを貫装するための貫通孔が形成される。
上ステー111の左右略中央部には左右方向に所定の間隔を空けて一対のブラケット111a・111aが形成される。一対のブラケット111a・111aは上ステー111に切り込みを入れて折り曲げることにより形成される。一対のブラケット111a・111aにはそれぞれ貫通孔が形成される。
下ステー112は構造体側固定部材110の下部を成す板状の部材である。
本実施形態の下ステー112は金属板からなる。下ステー112の形状は左右方向に長い略長方形状であり、下ステー112の上端部および下端部は前方に向かって折り曲げられる。下ステー112の左半部および右半部にはそれぞれネジを貫装するための貫通孔が形成される。
下ステー112の左右略中央部には左右方向に所定の間隔を空けて一対のブラケット112a・112aが形成される。一対のブラケット112a・112aは下ステー112に切り込みを入れて折り曲げることにより形成される。一対のブラケット112a・112aにはそれぞれ貫通孔が形成される。
左ステー113は構造体側固定部材110の左部を成す板状の部材である。本実施形態の左ステー113は金属板からなる。左ステー113の形状は上下方向に長い略長方形状である。左ステー113の上端部は上ステー111の左端部に固定される。左ステー113の下端部は下ステー112の左端部に固定される。
右ステー114は構造体側固定部材110の右部を成す板状の部材である。本実施形態の右ステー114は金属板からなる。右ステー114の形状は上下方向に長い略長方形状である。右ステー114の上端部は上ステー111の右端部に固定される。右ステー114の下端部は下ステー112の右端部に固定される。
上ステー111の左半部および右半部、並びに、下ステー112の左半部および右半部にそれぞれ形成された貫通孔にネジを貫装し、これらのネジを壁2に締め付けることにより、構造体側固定部材110が壁2に固定される。
本実施形態では構造体側固定部材110が上ステー111、下ステー112、左ステー113および右ステー114の四つの部材からなるが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、構造体側固定部材を一つの部材で形成(一体成形)しても良い。
また、本実施形態では構造体側固定部材110の正面視形状を額縁状としたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、構造体側固定部材の正面視形状を円形、楕円形、長方形、あるいは正方形等としても良い。
ただし、ディスプレイ支持装置の前後方向(ディスプレイ支持装置により支持されるディスプレイ装置の画像表示面に垂直な方向)の厚みを極力薄くする観点から、構造体側固定部材の側面視形状を薄い形状とすることが望ましい。
ディスプレイ側固定部材120は本発明に係るディスプレイ側固定部材の実施の一形態であり、ディスプレイ装置1に固定される部材である。
ディスプレイ側固定部材120は上ステー121、下ステー122および中ステー123を備える。
上ステー121はディスプレイ側固定部材120の上部を成す板状の部材である。
本実施形態の上ステー121は金属板からなる。上ステー121の形状は左右方向に長い略長方形状であり、上ステー121の上端部および下端部は後方に向かって折り曲げられる。上ステー121にはネジを貫装するための複数の貫通孔が形成される。
下ステー122はディスプレイ側固定部材120の下部を成す板状の部材である。
本実施形態の下ステー122は金属板からなる。下ステー122の形状は左右方向に長い略長方形状であり、下ステー122の上端部および下端部は後方に向かって折り曲げられる。下ステー122にはネジを貫装するための複数の貫通孔が形成される。
中ステー123はディスプレイ側固定部材120の上下中央部を成す板状の部材である。
本実施形態の中ステー123は金属板からなる。中ステー123の形状は上下方向に長い略長方形状であり、中ステー123の左端部および右端部は後方に向かって折り曲げられる。中ステー123の上端部は上ステー121の左右中央部に固定され、中ステー123の下端部は下ステー122の左右中央部に固定される。中ステー123の上半部および中ステー123の下半部にはネジを貫装するための貫通孔が形成される。
上ステー121および下ステー122にそれぞれ形成された貫通孔にネジを貫装し、これらのネジをディスプレイ装置1の背面(画像表示面1aの反対側となる面)に締め付けることにより、ディスプレイ側固定部材120がディスプレイ装置1に固定される。
本実施形態ではディスプレイ側固定部材120が上ステー121、下ステー122および中ステー123の三つの部材からなるが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、ディスプレイ側固定部材を一つの部材で形成(一体成形)しても良い。
また、本実施形態ではディスプレイ側固定部材120の正面視形状を「H」を横向けにした形状としたが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、ディスプレイ側固定部材の正面視形状を円形、楕円形、長方形、あるいは正方形等としても良い。
ただし、ディスプレイ支持装置の前後方向の厚みを極力薄くする観点から、ディスプレイ側固定部材の側面視形状を薄い形状とすることが望ましい。
第一連結部材130は本発明に係る第一連結部材の実施の一形態であり、構造体側固定部材110とディスプレイ側固定部材120とを回動可能に連結するものである。
図1および図3に示す如く、第一連結部材130は第一構造体側アーム131、第一構造体側回動機構132・132、第一ディスプレイ側アーム133、第一中間回動機構134・134および第一ディスプレイ側回動機構135を備える。
第一構造体側アーム131は本発明に係る第一構造体側アームの実施の一形態である。
第一構造体側アーム131は基板131aおよび一対の側板131b・131bを有する。
基板131aおよび一対の側板131b・131bは細長い長方形状の板状の部材であり、基板131aの一対の長辺を成す端部にそれぞれ一対の側板131b・131bの長辺を成す端部が連なる。一対の側板131b・131bの板面は互いに平行であり、基板131aの板面と一対の側板131b・131bの板面とは直交する(基板131aおよび一対の側板131b・131bの長手方向から見たとき、「コ」の字形となる)。
一対の側板131b・131bの長手方向における両端部にはそれぞれ貫通孔が形成される。
本実施形態の第一構造体側アーム131は一枚の略長方形の金属板をその長辺に平行な二本の線に沿って折り曲げたものであるが、本発明に係る第一構造体側アームはこれに限定されない。例えば、第一構造体側アームが複数の部材をネジ止め等により組み合わせたものでも良い。
第一構造体側回動機構132・132は第一構造体側アーム131の長手方向における一端を構造体側固定部材110、より厳密には上ステー111に回動可能に連結するものである。
本実施形態の第一構造体側回動機構132・132は互いに左右対称であり、両者の基本的な構成は同じであることから、以下では一方の第一構造体側回動機構132について説明し、他方の第一構造体側回動機構132については説明を省略する。
図3および図4(a)に示す如く、第一構造体側回動機構132は回動軸132a、Eリング132b、平ワッシャ132cおよびナット132dを有する。
回動軸132aは略円柱形状の部材である。回動軸132aの外周面の一端には一対の平行な切欠面132f・132fが形成され、外周面の中途部にはリング状の溝132gが形成され、回動軸132aの外周面の他端には雄ネジが形成される。
回動軸132aは、一対の側板131b・131bが一対のブラケット111a・111aの内側(右側の側板131bの場合は右側のブラケット111aの左側、左側の側板131bの場合は左側のブラケット111aの右側)に配置された状態で、第一構造体側アーム131の側板131bの一端に形成された貫通孔および構造体側固定部材110の上ステー111のブラケット111aに形成された貫通孔に貫装される。
このとき、回動軸132aの端部のうち外周面に切欠面132f・132fが形成される方の端部はブラケット111aの外側に配置され、回動軸132aの端部のうち外周面に雄ネジが形成される方の端部は側板131bの内側に配置される。
Eリング132bは回動軸132aに形成された溝132gに嵌装される。回動軸132aが側板131bに形成された貫通孔およびブラケット111aに形成された貫通孔に貫装されたとき、Eリング132bはブラケット111aの外側の板面に対向する。
Eリング132bがブラケット111aの外側の板面に当接することにより、回動軸132aのブラケット111aの内側への移動が規制される。
平ワッシャ132cは中央部に貫通孔が形成された円盤形状の部材であり、回動軸132aに嵌装される。回動軸132aが側板131bに形成された貫通孔およびブラケット111aに形成された貫通孔に貫装されたとき、平ワッシャ132cは側板131bの内側の板面に当接する。
ナット132dは回動軸132aの端部のうち雄ネジが形成される方の端部に螺装される。回動軸132aに螺装されたナット132dが平ワッシャ132cを介して側板131bの内側の板面に当接することにより、回動軸132aのブラケット111aの外側への移動が規制される。
このように、第一構造体側アーム131の一端は、第一構造体側回動機構132・132により構造体側固定部材110の上ステー111に回動可能に連結される。
構造体側固定部材110に対する第一構造体側アーム131の回動の中心となる回動軸132a・132aは、その長手方向が左右方向に一致する。
従って、第一構造体側アーム131は、構造体側固定部材110に対して上下方向に回動する(第一構造体側アーム131の他端が上下方向に移動するように回動する)。
第一ディスプレイ側アーム133は本発明に係る第一ディスプレイ側アームの実施の一形態である。
図3に示す如く、第一ディスプレイ側アーム133は基板133aおよび一対の側板133b・133bを有する。
基板133aおよび一対の側板133b・133bは細長い長方形状の板状の部材であり、基板133aの一対の長辺を成す端部にそれぞれ一対の側板133b・133bの長辺を成す端部が連なる。一対の側板133b・133bの板面は互いに平行であり、基板133aの板面と一対の側板133b・133bの板面とは直交する(基板133aおよび一対の側板133b・133bの長手方向から見たとき、「コ」の字形となる)。
一対の側板133b・133bの長手方向における一方の端部にはそれぞれ貫通孔が形成される。
本実施形態の第一ディスプレイ側アーム133は一枚の略長方形の金属板をその長辺に平行な二本の線に沿って折り曲げたものであるが、本発明に係る第一構造体側アームはこれに限定されない。例えば、第一ディスプレイ側アームが複数の部材をネジ止め等により組み合わせたものでも良い。
第一中間回動機構134・134は第一ディスプレイ側アーム133の長手方向における一端を第一構造体側アーム131の長手方向における他端に回動可能に連結するものである。
本実施形態の第一中間回動機構134・134は互いに左右対称であり、両者の基本的な構成は同じであることから、以下では一方の第一中間回動機構134について説明し、他方の第一中間回動機構134については説明を省略する。
図3および図4(b)に示す如く、第一中間回動機構134は回動軸134a、平ワッシャ134b、摩擦板134c・134c、平ワッシャ134d・134d、皿バネ134eおよびナット134fを有する。
回動軸134aは略円盤形状の頭部と当該頭部よりも直径が小さい略円柱形状の胴体部とを積層した形状の部材である。
回動軸134aの胴体部の外周面には雄ネジが形成される。また、回動軸134aの胴体部の外周面には一対の平行な切欠面134g・134gが形成される。
回動軸134aは、一対の側板133b・133bが一対の側板131b・131bの内側(右側の側板133bの場合は右側の側板131bの左側、左側の側板133bの場合は左側の側板131bの右側)に配置された状態で、第一ディスプレイ側アーム133の側板133bの一端に形成された貫通孔および第一構造体側アーム131の側板131bに形成された貫通孔に貫装される。
このとき、回動軸134aの頭部は側板133bの内側に配置され、回動軸134aの胴体部のうち頭部に連なっていない方の端部は側板131bの内側に配置される。
平ワッシャ134b・134bは中央部に貫通孔が形成された円盤形状の部材であり、回動軸134aの胴体部に嵌装される。
回動軸134aの胴体部が第一ディスプレイ側アーム133の側板133bの一端に形成された貫通孔および第一構造体側アーム131の側板131bに形成された貫通孔に貫装されたとき、一方の平ワッシャ134bは回動軸134aの頭部と側板133bの内側の板面とで挟まれた位置に配置され、他方の平ワッシャ134bは側板133bの外側の板面に対向する位置に配置される。
摩擦板134c・134cは中央部に貫通孔が形成された円盤形状の部材であり、回動軸134aの胴体部に嵌装される。摩擦板134c・134cは摩擦係数が大きい銅合金からなる。
回動軸134aの胴体部が第一ディスプレイ側アーム133の側板133bの一端に形成された貫通孔および第一構造体側アーム131の側板131bに形成された貫通孔に貫装されたとき、一方の摩擦板134cは他方の平ワッシャ134b(側板133bの外側の板面に対向する平ワッシャ134b)と側板131bの内側の板面とで挟まれる位置に配置され、他方の摩擦板134cは側板131bの内側の板面に対向する位置に配置される。
摩擦板134c・134cの外周部には係合突起が形成され、当該係合突起が側板131bに形成された係合孔に係合することにより側板131bに対する摩擦板134c・134cの回転が規制される。
平ワッシャ134d・134dは中央部に貫通孔が形成された円盤形状の部材である。
皿バネ134eは薄い円盤形状の部材であり、皿バネ134eの中央部には円形の孔が形成される。皿バネ134eは側面視でその周縁部から中央部に向かって盛り上がった形状を成す。
回動軸134aの胴体部が第一ディスプレイ側アーム133の側板133bの一端に形成された貫通孔および第一構造体側アーム131の側板131bに形成された貫通孔に貫装されたとき、皿バネ134eは一対の平ワッシャ134d・134dに挟まれる形で回動軸134aの胴体部に嵌装される。
このとき、一方の平ワッシャ134dは他方の摩擦板134cに対向する位置に配置される。
ナット134fは回動軸134aの胴体部に螺装される部材である。ナット134fを回動軸134aの胴体部に締め付けていくと、隣り合う回動軸134aの頭部、一方の平ワッシャ134b、側板133b、他方の平ワッシャ134b、一方の摩擦板134c、側板131b、他方の摩擦板134c、一方の平ワッシャ134b、皿バネ134e、他方の平ワッシャ134dおよびナット134fが互いに当接する。
ナット134fを回動軸134aの胴体部に更に締め付けていくと、皿バネ134eが弾性変形し、皿バネ134eが元の形状に戻ろうとする力(復元力)により上記互いに当接する部材の間に摩擦力が生じる。
この摩擦力により、側板131bに対する側板133bの回動、すなわち第一構造体側アーム131に対する第一ディスプレイ側アーム133の回動が規制される。
なお、ナット134fの締め付け具合を調整することにより、第一構造体側アーム131に対する第一ディスプレイ側アーム133の回動を規制する力の大きさを調整することが可能である。
本実施形態では弾性変形した皿バネ134eの復元力により摩擦力、ひいては第一構造体側アーム131に対する第一ディスプレイ側アーム133の回動を規制する力を発生させる構成としたが、本発明はこれに限定されない。例えば、皿バネ134eに代えてウェーブワッシャあるいはスプリングワッシャを適用しても良い。
このように、第一構造体側アーム131の他端は、第一中間回動機構134・134により第一ディスプレイ側アーム133の一端に回動可能に連結される。
第一構造体側アーム131に対する第一ディスプレイ側アーム133の回動の中心となる回動軸134a・134aは、構造体側固定部材110に対する第一構造体側アーム131の回動の中心となる回動軸132a・132aと平行であり、回動軸134a・134aの長手方向は左右方向に一致する。
従って、第一ディスプレイ側アーム133は、第一構造体側アーム131に対して上下方向に回動する(第一ディスプレイ側アーム133の他端が上下方向に移動するように回動する)。
第一ディスプレイ側回動機構135は第一ディスプレイ側アーム133の長手方向における他端をディスプレイ側固定部材120に回動可能に連結するものである。
本実施形態の第一ディスプレイ側回動機構135は本発明に係る第一玉継手の実施の一形態であり、第一ディスプレイ側アーム133の長手方向における他端をディスプレイ側固定部材120に回動自在に連結する。
ここで、「AをBに回動自在に連結する」とは、連結される二つの部材AおよびBの一方が他方に対して回動するときの回動方向が自在であることを指す。言い換えれば、連結される二つの部材AおよびBの一方が他方に対して回動するときに一つの回動軸のみを中心に回動するのではなく、複数(無数)の回動軸(仮想的な回動軸を含む)を中心に回動可能であることを指す。
図3および図5に示す如く、第一ディスプレイ側回動機構135はボールピン135a、固定板135b、ソケット135c、ロック部材135d、ハンドル135eを有する。
ボールピン135aは球状のボール部、六角柱状の胴体部および外周面に雄ネジが形成された円柱形状の雄ネジ部を有し、これらが積層した形状の部材である。
固定板135bは略正方形状の板材からなり四隅にネジ孔が形成されたベース部、およびベース部の略中央部に固定される略円筒形状の部材であって内周面に雌ネジが形成された突起部を有する。
ボールピン135aの雄ネジ部が固定板135bの突起部に螺合することにより、ボールピン135aが固定板135bに固定される。
ディスプレイ側固定部材120の中ステー123の上端部に形成された貫通孔にネジを貫装し、当該ネジを固定板135bに形成された四隅のネジ孔にネジを螺装することにより、固定板135bがディスプレイ側固定部材120の中ステー123の上端部に固定される。
ソケット135cは薄くかつ細長い略直方体形状の部材であり、その一端にはボールピン135aのボール部を回動自在に収容する収容孔が形成される。
ソケット135cには収容孔とソケット135cの側端面とを繋ぐ溝が形成される。また、ソケット135cにおいて収容孔が形成される方の端部の反対側の端部には、二つのネジ孔が形成される。
第一ディスプレイ側アーム133の基板133aの他端に形成された二つの貫通孔にそれぞれネジを貫装し、これらのネジをソケット135cに形成された二つのネジ孔に螺装することにより、ソケット135cが第一ディスプレイ側アーム133の他端に固定される。
ロック部材135dはその中央部に細長い長方形状の貫通孔が形成された部材である。
ロック部材135dにはロック部材135dの外周面とロック部材135dの貫通孔とを連通す連通孔が形成され、当該連通孔の内周面には雌ネジが形成される。
ソケット135cはロック部材135dの貫通孔に貫装される。このとき、ロック部材135dはソケット135cに形成された溝を横切る位置に配置される。
ハンドル135eは作業者が手で握る部分であるハンドル部および外周面に雄ネジが形成された雄ネジ部を有する。
ハンドル135eの雄ネジ部はロック部材135dの連通孔に螺合し、ハンドル135eの雄ネジ部の先端部分がソケット135cの外周面に当接する。
作業者がハンドル135eのハンドル部を手で握って締め付けると、ハンドル135eの雄ネジ部の先端部分、およびロック部材135dの貫通孔の内周面のうち連通孔が形成される部分の反対側の部分によりソケット135cが挟まれ、ソケット135cに形成された溝の間隔が狭くなるようにソケット135cが弾性変形する。
その結果、ソケット135cに形成された収容孔が狭くなり、当該収容孔の内周面と当該内周面に収容されるボールピン135aのボール部の外周面とが強く当接し、これらの間で摩擦力が生じることによりソケット135cに対するボールピン135aの回動が規制される。
このように、第一ディスプレイ側アーム133の他端は、第一ディスプレイ側回動機構135によりディスプレイ側固定部材120の中ステー123の上端部に回動可能に連結される。
第二連結部材140は本発明に係る第二連結部材の実施の一形態であり、構造体側固定部材110とディスプレイ側固定部材120とを回動可能に連結するものである。
図1に示す如く、第二連結部材140は第二構造体側アーム141、第二構造体側回動機構142・142、第二ディスプレイ側アーム143、第二中間回動機構144・144(図1では左側の第二中間回動機構144が隠れている)および第二ディスプレイ側回動機構145を備える。本実施形態の第二連結部材140の基本的な構成は第一連結部材130の構成と略同じである。
第二構造体側アーム141は本発明に係る第二構造体側アームの実施の一形態であり、基板141aおよび一対の側板141b・141bを有する。
第二構造体側回動機構142・142は第二構造体側アーム141の一端を構造体側固定部材110の下ステー112(のブラケット112a・112a)に回動可能に連結するものである。
図3および図4(a)に示す如く、第二構造体側回動機構142は回動軸142a、Eリング142b、平ワッシャ142cおよびナット142dを有する。
構造体側固定部材110に対する第二構造体側アーム141の回動の中心となる回動軸は、その長手方向が左右方向に一致する。
従って、第二構造体側アーム141は、構造体側固定部材110に対して上下方向に回動する(第二構造体側アーム141の他端が上下方向に移動するように回動する)。
第二ディスプレイ側アーム143は本発明に係る第二ディスプレイ側アームの実施の一形態であり、基板143aおよび一対の側板143b・143bを有する。
第二中間回動機構144・144は第二ディスプレイ側アーム143の長手方向における一端を第二構造体側アーム141の長手方向における他端に回動可能に連結する。
図3および図4(b)に示す如く、第二中間回動機構144は回動軸144a、平ワッシャ144b、摩擦板144c・144c、平ワッシャ144d・144d、皿バネ144eおよびナット144fを有する。
第二構造体側アーム141に対する第二ディスプレイ側アーム143の回動の中心となる回動軸144a・144aは、構造体側固定部材110に対する第二構造体側アーム141の回動の中心となる回動軸142a・142aと平行であり、第二構造体側アーム141に対する第二ディスプレイ側アーム143の回動の中心となる回動軸144a・144aの長手方向は左右方向に一致する。
従って、第二ディスプレイ側アーム143は、第二構造体側アーム141に対して上下方向に回動する(第二ディスプレイ側アーム143の他端が上下方向に移動するように回動する)。
第二ディスプレイ側回動機構145は本発明に係る第二玉継手の実施の一形態であり、第二ディスプレイ側アーム143の長手方向における他端をディスプレイ側固定部材120の中ステー123の下端部に回動自在に連結する。
図3および図5に示す如く、第二ディスプレイ側回動機構145はボールピン145a、固定板145b、ソケット145c、ロック部材145d、ハンドル145eを有する。
以下では、図2、図6、図7、図8および図9を用いてディスプレイ支持装置100により壁2に支持されるディスプレイ装置1の姿勢変更について説明する。
まず、図2を用いてディスプレイ装置1の「正対姿勢」について説明する。
「正対姿勢」はディスプレイ支持装置100により壁2に支持されるディスプレイ装置1の基本的な姿勢であり、ディスプレイ装置1が壁2に極力近接し、かつディスプレイ装置1の画像表示面1aが通常保持されるべき方向(本実施形態では、前方)に向けられた姿勢である。
「正対姿勢」では、第一連結部材130が折り畳まれた状態(第一ディスプレイ側アーム133が第一構造体側アーム131に対して閉じる方向に回動した状態)、かつ第二連結部材140が折り畳まれた状態(第二ディスプレイ側アーム143が第二構造体側アーム141に対して閉じる方向に回動した状態)となる。
このとき、第一連結部材130の第一ディスプレイ側アーム133および第一ディスプレイ側回動機構135は第一構造体側アーム131(の基板131aおよび一対の側板131b・131bで囲まれる空間)に収容され、第一構造体側アーム131の長手方向は上下方向に平行となる。
同様に、第二連結部材140の第二ディスプレイ側アーム143および第二ディスプレイ側回動機構145は第二構造体側アーム141(の基板141aおよび一対の側板141b・141bで囲まれる空間)に収容され、第二構造体側アーム141の長手方向は上下方向に平行となる。
このように、折り畳まれた状態の第一連結部材130および第二連結部材140は前後方向(ディスプレイ装置1の画像表示面1aに垂直な方向)に嵩張らないので、ディスプレイ装置1が壁2に近接した位置で支持される。
次に、図6を用いてディスプレイ装置1の「突出姿勢」について説明する。
「突出姿勢」はディスプレイ支持装置100により支持されるディスプレイ装置1が壁2の前方に突出した姿勢である。
「突出姿勢」では、第一連結部材130および第二連結部材140が前後方向に伸びた姿勢となることにより、ディスプレイ装置1が壁2から離れて前方に移動することとなる。
続いて、図7を用いてディスプレイ装置1の「下方回頭姿勢」について説明する。
「下方回頭姿勢」はディスプレイ支持装置100により支持されるディスプレイ装置1が画像表示面1aを前下方に向けた姿勢である。
「下方回頭姿勢」では、第一連結部材130が前後方向に伸びた姿勢となり、かつ第二連結部材140が第一連結部材130よりも折り畳まれた姿勢となることにより、ディスプレイ装置1の画像表示面1aが前下方に向けられることとなる。
なお、第二連結部材140が第一連結部材130よりも折り畳まれた姿勢となることにより、ディスプレイ装置1の下端部は壁2に近接した状態を保持することが可能である。
続いて、図8および図9を用いてディスプレイ装置1の「右方回頭姿勢」について説明する。
「右方回頭姿勢」はディスプレイ支持装置100により支持されるディスプレイ装置1が画像表示面1aを右前方に向けた姿勢である。
「右方回頭姿勢」では、ディスプレイ側固定部材120が第一連結部材130とディスプレイ側固定部材120との連結部分および第二連結部材140とディスプレイ側固定部材120との連結部分を中心として平面視で時計回りに回動することにより、ディスプレイ装置1の画像表示面1aが右前方に向けられることとなる。
なお、第一連結部材130および第二連結部材140の前後方向への伸び量を調整することにより、ディスプレイ装置1の右端部が壁2に近接した状態を保持することが可能である(図9参照)。
「左方回頭姿勢(ディスプレイ支持装置100により支持されるディスプレイ装置1が画像表示面1aを右前方に向けた姿勢)」は「右方回頭姿勢」と左右対称であるため、「左方回頭姿勢」についての説明を省略する。
本実施形態では、(A)構造体側固定部材110に対する第一構造体側アーム131の回動の中心となる回動軸132a・132a、(B)第一構造体側アーム131に対する第一ディスプレイ側アーム133の回動の中心となる回動軸134a・134a、(C)構造体側固定部材110に対する第二構造体側アーム141の回動の中心となる回動軸142a・142a、および(D)第二構造体側アーム141に対する第二ディスプレイ側アーム143の回動の中心となる回動軸144a・144a、はいずれもその長手方向(軸線方向)が平行である(左右方向に一致する)。
また、第一構造体側アーム131の一端と構造体側固定部材110との連結部分(本実施形態では、第一構造体側回動機構132・132により第一構造体側アーム131の一端とブラケット111a・111aとが連結される部分)、および第二構造体側アーム141の一端と構造体側固定部材110との連結部分(本実施形態では、第二構造体側回動機構142・142により第二構造体側アーム141の一端とブラケット112a・112aとが連結される部分)が所定の間隔(本実施形態では、第一構造体側アーム131の長手方向の長さよりもやや大きい長さに設定される)を空けて上下に配置される。
そのため、ディスプレイ装置1の姿勢を「正対姿勢」、「突出姿勢」、および「下方回頭姿勢」の間で相互に変更するとき、第一ディスプレイ側アーム133の他端とディスプレイ側固定部材120との連結部分(本実施形態では、第一ディスプレイ側回動機構135により、第一ディスプレイ側アーム133の他端と中ステー123の上端部とが連結される部分)および第二ディスプレイ側アーム143の他端とディスプレイ側固定部材120との連結部分(本実施形態では、第二ディスプレイ側回動機構145により、第二ディスプレイ側アーム143の他端と中ステー123の下端部とが連結される部分)は、常に、左右方向に対して垂直かつ第一構造体側アーム131の一端と構造体側固定部材110との連結部分および第二構造体側アーム141の一端と構造体側固定部材110との連結部分を通る平面上に位置することとなる。
従って、ディスプレイ装置1の画像表示面1aを旋回させることなく(画像表示面1aを画像表示面1aに垂直な軸を中心に回動させることなく)、ディスプレイ装置1の姿勢を、「正対姿勢」、「突出姿勢」および「下方回頭姿勢」の間で相互に変更することが可能である。また、ディスプレイ装置1を「正対姿勢」、「突出姿勢」および「下方回頭姿勢」から左右方向に回動しても(「右方回頭姿勢」あるいは「左方回頭姿勢」に変更しても)ディスプレイ装置1が左右方向に大きく振れない(移動しない)という利点を有する。
以上の如く、ディスプレイ支持装置100は、
ディスプレイ装置1を壁2に姿勢変更可能に支持するものであって、
壁2に固定される構造体側固定部材110と、
ディスプレイ装置1に固定されるディスプレイ側固定部材120と、
構造体側固定部材110とディスプレイ側固定部材120とを回動可能に連結する第一連結部材130と、
構造体側固定部材110とディスプレイ側固定部材120とを回動可能に連結する第二連結部材140と、
を具備し、
第一連結部材130は、
一端が構造体側固定部材110に回動可能に連結される第一構造体側アーム131と、
一端が第一構造体側アーム131の他端に回動可能に連結され、他端がディスプレイ側固定部材120に回動可能に連結される第一ディスプレイ側アーム133と、
を備え、
第二連結部材140は、
一端が構造体側固定部材110に回動可能に連結される第二構造体側アーム141と、
一端が第二構造体側アーム141の他端に回動可能に連結され、他端がディスプレイ側固定部材120に回動可能に連結される第二ディスプレイ側アーム143と、
を備え、
構造体側固定部材110に対する第一構造体側アーム131の回動、第一構造体側アーム131に対する第一ディスプレイ側アーム133の回動、構造体側固定部材110に対する第二構造体側アーム141の回動、および第二構造体側アーム141に対する第二ディスプレイ側アーム143の回動はそれぞれ互いに平行な回動軸(回動軸132a・132a、回動軸134a・134a、回動軸142a・142a、および回動軸144a・144a)を中心として行われ、
第一ディスプレイ側アーム133に対するディスプレイ側固定部材120の回動および第二ディスプレイ側アーム143に対するディスプレイ側固定部材120の回動はいずれもその回動方向が自在である(本実施形態の場合、第一ディスプレイ側回動機構135のボールピン135aのボール部および第二ディスプレイ側回動機構145のボールピン145aのボール部を中心とする回動である)。
このように構成することにより、ディスプレイ装置1を壁2に近接した位置で支持し、かつディスプレイ装置1の姿勢を上下方向および左右方向に変更することが可能である。
本実施形態ではディスプレイ装置1の下方への回動角度を大きくとるために第一連結部材130および第二連結部材140の同じ姿勢で上下に配置したが、本発明はこれに限定されるものではない。
例えば、図10に示す如く、第一連結部材130および第二連結部材140が上下方向に関して逆向きとなる姿勢で上下に配置することにより、ディスプレイ装置1の上方への回動角度(上限)および下方への回動角度(下限)を正対姿勢を中心として同程度とすることが可能である。
また、ディスプレイ支持装置100は、
第一構造体側アーム131の他端と第一ディスプレイ側アーム133の一端との連結部分(本実施形態では、第一中間回動機構134・134)、および第二構造体側アーム141の他端と第二ディスプレイ側アーム143の一端との連結部分(本実施形態では、第二中間回動機構144・144)は、それぞれ皿バネ134e・134eおよび皿バネ144e・144eの弾性変形に起因して生じる摩擦力によりディスプレイ側固定部材120に固定されたディスプレイ装置1がその重量により下方に回動することを規制し、
第一ディスプレイ側アーム133の他端とディスプレイ側固定部材120との連結部分(本実施形態では、第一ディスプレイ側回動機構135)、および第二ディスプレイ側アーム143の他端とディスプレイ側固定部材120との連結部分(本実施形態では、第二ディスプレイ側回動機構145)は、それぞれボールピン135aとソケット135cとの間およびボールピン145aとソケット145cとの間に生じる摩擦力により、ディスプレイ側固定部材120に固定されたディスプレイ装置1がその重量により下方に回動することを規制する。
このように構成することにより、作業者がディスプレイ支持装置100により支持されるディスプレイ装置1を手で持って上下方向あるいは左右方向に回動させることによりディスプレイ装置1の姿勢を変更し、その後ディスプレイ装置1から手を離したとき、ディスプレイ装置1は当該変更後の姿勢を保持することが可能である。
本実施形態では、第一構造体側アーム131の他端と第一ディスプレイ側アーム133の一端との連結部分、および第二構造体側アーム141の他端と第二ディスプレイ側アーム143の一端との連結部分の二つにそれぞれ摩擦力を生じさせることによりディスプレイ装置1の自重による下方への回動を規制したが、本発明はこれに限定されない。
すなわち、(a)第一構造体側アームの一端と構造体側固定部材との連結部分、(b)第一構造体側アームの他端と第一ディスプレイ側アームの一端との連結部分、(c)第二構造体側アームの一端と構造体側固定部材との連結部分および(d)第二構造体側アームの他端と第二ディスプレイ側アームの一端との連結部分のうち、少なくとも二つ(考えられる組み合わせとしては、(a)+(b)、(a)+(c)、(a)+(d)、(b)+(c)、(b)+(d)、(c)+(d)、(a)+(b)+(c)、(a)+(b)+(d)、(a)+(c)+(d)、(b)+(c)+(d)、(a)+(b)+(c)+(d)の計11通り)がディスプレイ装置の自重による下方への回動を規制を規制する構成とすれば良い。
また、ディスプレイ支持装置100は、
第一連結部材130の第一ディスプレイ側アーム133が第一構造体側アーム131に収容され、
第二連結部材140の第二ディスプレイ側アーム143が第二構造体側アーム141に収容される。
このように構成することにより、第一連結部材130および第二連結部材140がディスプレイ装置1の画像表示面1aに垂直な方向に嵩張らないので、ディスプレイ装置1を壁2に近接した位置で支持することが可能である。
本実施形態では、第一連結部材130の第一ディスプレイ側アーム133が第一構造体側アーム131に収容され、第二連結部材140の第二ディスプレイ側アーム143が第二構造体側アーム141に収容されるが、本発明はこれに限定されない。
すなわち、第一構造体側アームおよび第一ディスプレイ側アームのうちいずれか一方が他方に収容され、かつ、第二構造体側アームおよび第二ディスプレイ側アームのうちいずれか一方が他方に収容されれば良い。
また、ディスプレイ支持装置100は、
第一ディスプレイ側アーム133の他端とディスプレイ側固定部材120とが第一玉継手(本実施形態では、第一ディスプレイ側回動機構135)により連結され、
第二ディスプレイ側アーム143の他端とディスプレイ側固定部材120とが第二玉継手(本実施形態では、第二ディスプレイ側回動機構145)により連結される。
このように構成することにより、第一ディスプレイ側アーム133の他端とディスプレイ側固定部材120とを簡易な構造で回動自在に連結することが可能であり、第二ディスプレイ側アーム143の他端とディスプレイ側固定部材120とを簡易な構造で回動自在に連結することが可能である。
なお、本発明に係る第一ディスプレイ側アームの他端とディスプレイ側固定部材との連結部分および第二ディスプレイ側アームの他端とディスプレイ側固定部材との連結部分は本実施形態の如き第一ディスプレイ側回動機構135および第二ディスプレイ側回動機構145に限定されず、例えば図11および図12に示す如きボールジョイント250、あるいは図13に示す如きユニバーサルジョイント350でも良い。
図11および図12に示すボールジョイント250は本発明に係る第一玉継手および第二玉継手の実施の一形態である。ボールジョイント250はボールピン251、第一挟持板252、第二挟持板253、挟持間隔設定板254、ネジ255・255・255を備える。
ボールピン251は球状のボール部251aおよび外周面に雄ネジが形成された円柱形状の胴体部251bを有し、ボール部251aおよび胴体部251bが積層した形状の部材である。
第一ディスプレイ側回動機構135および第二ディスプレイ側回動機構145に代えて一対のボールジョイント250・250をディスプレイ支持装置100に適用する場合、胴体部251b・251bはそれぞれディスプレイ側固定部材120の中ステー123の上端部および下端部に形成されたネジ孔に螺装される。
第一挟持板252および第二挟持板253は板状の部材であり、いずれもその一端にはボールピン251のボール部251aの直径よりもやや小さい直径を有するボール嵌合孔が形成される。第一挟持板252においてボール嵌合孔の周囲となる位置にはネジ255・255・255を貫装するためのネジ貫装孔が形成される。第二挟持板253においてボール嵌合孔の周囲となる位置にはネジ255・255・255を螺装するためのネジ孔が形成される。
第一ディスプレイ側回動機構135および第二ディスプレイ側回動機構145に代えて一対のボールジョイント250・250をディスプレイ支持装置100に適用する場合、第一挟持板252・252はそれぞれ第一ディスプレイ側アーム133の他端および第二ディスプレイ側アーム143の他端に固定される。
挟持間隔設定板254は板状の部材であり、その一端にはボールピン251のボール部251aの直径よりも大きい直径を有するボール貫通孔が形成される。
また、挟持間隔設定板254においてボール貫通孔の周囲となる位置にはネジ255・255・255を貫装するためのネジ貫装孔が形成される。
図12に示す如く、ボールピン251のボール部251aが挟持間隔設定板254のボール貫通孔に貫装され、ボールピン251のボール部251aが第一挟持板252のボール嵌合孔および第二挟持板253のボール嵌合孔に嵌合された状態で挟持間隔設定板254が第一挟持板252および第二挟持板253により挟持される。
また、ネジ255・255・255がそれぞれ第一挟持板252のネジ貫装孔および挟持間隔設定板254のネジ貫装孔に貫装されるとともに挟持間隔設定板254のネジ孔に螺装され、挟持間隔設定板254は第一挟持板252および第二挟持板253に当接する。
第一挟持板252のボール嵌合孔および第二挟持板253のボール嵌合孔の直径はボール部251aの直径よりも小さいので、ボールピン251は第一挟持板252および第二挟持板253から脱落することがない。
ボールピン251の胴体部251bは第一挟持板252において挟持間隔設定板254に当接する板面の反対側の板面より突出している。
ボールピン251のボール部251aが第一挟持板252のボール嵌合孔の内周面および第二挟持板253のボール嵌合孔の内周面に当接しつつ回転することにより、ボールピン251を第一挟持板252および第二挟持板253に対して自在に回動させることが可能である(第一挟持板252および第二挟持板253の板面とボールピン251の胴体部251bの軸線方向との成す角度を自在に変更することが可能である)。
ボールジョイント250は、ボールピン251のボール部251aと第一挟持板252のボール嵌合孔の内周面および第二挟持板253のボール嵌合孔の内周面との間の摩擦力により、第一挟持板252および第二挟持板253に対するボールピン251の回動を規制することが可能である。
また、挟持間隔設定板254の厚さを変更することにより、ボールピン251のボール部251aが第一挟持板252のボール嵌合孔の内周面および第二挟持板253のボール嵌合孔の内周面に押し付けられる力、ひいてはボールピン251のボール部251aと第一挟持板252のボール嵌合孔の内周面および第二挟持板253のボール嵌合孔の内周面との間の摩擦力を調整することが可能である。
図13に示すユニバーサルジョイント350は本発明に係る自在継手の実施の一形態であり、アーム側ブラケット351、ディスプレイ側ブラケット352、中間ブラケット353、アーム側回動機構354・354、ディスプレイ側回動機構355・355を備える。
アーム側ブラケット351は基板351aおよび一対の側板351b・351bを有する。
基板351aおよび一対の側板351b・351bは細長い長方形状の板状の部材であり、基板351aの一対の長辺を成す端部にそれぞれ一対の側板351b・351bの長辺を成す端部が連なる。本実施形態では、一枚の略長方形の金属板をその長辺に平行な二本の線に沿って折り曲げることにより基板351aおよび一対の側板351b・351bを成す。
一対の側板351b・351bの板面は互いに平行であり、基板351aの板面と一対の側板351b・351bの板面とは直交する(基板351aおよび一対の側板351b・351bの長手方向から見たとき、「コ」の字形となる)。
一対の側板351b・351bの長手方向における一方の端部にはそれぞれ貫通孔が形成される。また、一対の側板351b・351bにおいて貫通孔が形成される方の端部に連なる基板351aの端部には切り欠き351cが形成される。
第一ディスプレイ側回動機構135および第二ディスプレイ側回動機構145に代えて一対のユニバーサルジョイント350・350をディスプレイ支持装置100に適用する場合、アーム側ブラケット351・351はそれぞれ第一ディスプレイ側アーム133の他端および第二ディスプレイ側アーム143の他端に固定される。
ディスプレイ側ブラケット352は基板352aおよび一対の側板352b・352bを有する。
基板352aは略正方形状の板状の部材であり、一対の側板352b・352bは長方形状の板状の部材である。基板351aの向かい合う一対の辺を成す端部にそれぞれ一対の側板351b・351bの短辺を成す端部が連なる。本実施形態では、一枚の略長方形の金属板をその短辺に平行な二本の線に沿って折り曲げることにより基板352aおよび一対の側板352b・352bを成す。
一対の側板352b・352bの板面は互いに平行であり、基板352aの板面と一対の側板352b・352bの板面とは直交する。
一対の側板352b・352bにはそれぞれ貫通孔が形成される。
第一ディスプレイ側回動機構135および第二ディスプレイ側回動機構145に代えて一対のユニバーサルジョイント350・350をディスプレイ支持装置100に適用する場合、ディスプレイ側ブラケット352・352はそれぞれディスプレイ側固定部材120の中ステー123の上端部および下端部に固定される。
中間ブラケット353は基板353a、一対のアーム側連結板353b・353bおよび一対のディスプレイ側連結板353c・353cを有する。
基板353aは略正方形状の板状の部材であり、一対のアーム側連結板353b・353bおよび一対のディスプレイ側連結板353c・353cは長方形状の板状の部材である。
基板351aの向かい合う一対の辺を成す端部にそれぞれ一対のアーム側連結板353b・353bの一辺を成す端部が連なり、基板351aの残りの二辺を成す短部にそれぞれ一対のディスプレイ側連結板353c・353cの一辺を成す端部が連なる。
本実施形態では、一枚の略十字形の金属板を折り曲げることにより基板353a、一対のアーム側連結板353b・353bおよび一対のディスプレイ側連結板353c・353cを成す。
一対のアーム側連結板353b・353bの板面は互いに平行であり、基板353aの板面と一対のアーム側連結板353b・353bの板面とは直交する。一対のディスプレイ側連結板353c・353cの板面は互いに平行であり、基板353aの板面と一対のディスプレイ側連結板353c・353cの板面とは直交する。一対のアーム側連結板353b・353bの板面と一対のディスプレイ側連結板353c・353cの板面とは互いに直交する。
一対のアーム側連結板353b・353bおよび一対のディスプレイ側連結板353c・353cにはそれぞれ貫通孔が形成される。
アーム側回動機構354は中間ブラケット353をアーム側ブラケット351に回動可能に連結するものである。
アーム側回動機構354の基本的な構成は図4(b)に示す第一中間回動機構134と略同じであり、弾性変形した皿バネの復元力により中間ブラケット353のアーム側連結板353bとアーム側ブラケット351の側板351bとの間で摩擦力が生じ、アーム側ブラケット351に対する中間ブラケット353の回動が規制される。
ディスプレイ側回動機構355は中間ブラケット353をディスプレイ側ブラケット352に回動可能に連結するものである。
ディスプレイ側回動機構355の基本的な構成は図4(b)に示す第一中間回動機構134と略同じであり、弾性変形した皿バネの復元力により中間ブラケット353のディスプレイ側連結板353cとディスプレイ側ブラケット352の側板352bとの間で摩擦力が生じ、ディスプレイ側ブラケット352に対する中間ブラケット353の回動が規制される。
本発明に係るディスプレイ支持装置の実施の一形態を示す斜視図。 本発明に係るディスプレイ支持装置の実施の一形態を示す右側面図。 本発明に係るディスプレイ支持装置の実施の一形態における第一連結部材を示す斜視図。 (a)本発明に係るディスプレイ支持装置の実施の一形態における第一構造体側回動機構を示す断面図、(b)本発明に係るディスプレイ支持装置の実施の一形態における第一中間回動機構を示す断面図。 本発明に係るディスプレイ支持装置の実施の一形態における第一ディスプレイ側回動機構を示す斜視図。 ディスプレイ装置を前方に移動させたときの本発明に係るディスプレイ支持装置の実施の一形態を示す右側面図。 ディスプレイ装置の画像表示面を下方に向けたときの本発明に係るディスプレイ支持装置の実施の一形態を示す右側面図。 ディスプレイ装置の画像表示面を右方に向けたときの本発明に係るディスプレイ支持装置の実施の一形態を示す右側面図。 ディスプレイ装置の画像表示面を右方に向けたときの本発明に係るディスプレイ支持装置の実施の一形態を示す平面図。 本発明に係るディスプレイ支持装置の別形態を示す右側面図。 本発明に係るディスプレイ支持装置の玉継手の別実施形態を示す斜視図。 本発明に係るディスプレイ支持装置の玉継手の別実施形態を示す平面図。 本発明に係るディスプレイ支持装置の自在継手の実施の一形態を示す斜視図。
符号の説明
1 ディスプレイ装置
2 壁(構造体)
100 ディスプレイ支持装置
110 構造体側固定部材
120 ディスプレイ側固定部材
130 第一連結部材
131 第一構造体側アーム
133 第一ディスプレイ側アーム
140 第二連結部材
141 第二構造体側アーム
143 第二ディスプレイ側アーム

Claims (5)

  1. ディスプレイ装置を構造体に姿勢変更可能に支持するディスプレイ支持装置であって、
    前記構造体に固定される構造体側固定部材と、
    前記ディスプレイ装置に固定されるディスプレイ側固定部材と、
    前記構造体側固定部材と前記ディスプレイ側固定部材とを回動可能に連結する第一連結部材と、
    前記構造体側固定部材と前記ディスプレイ側固定部材とを回動可能に連結する第二連結部材と、
    を具備し、
    前記第一連結部材は、
    一端が前記構造体側固定部材に回動可能に連結される第一構造体側アームと、
    一端が前記第一構造体側アームの他端に回動可能に連結され、他端が前記ディスプレイ側固定部材に回動可能に連結される第一ディスプレイ側アームと、
    を備え、
    前記第二連結部材は、
    一端が前記構造体側固定部材に回動可能に連結される第二構造体側アームと、
    一端が前記第二構造体側アームの他端に回動可能に連結され、他端が前記ディスプレイ側固定部材に回動可能に連結される第二ディスプレイ側アームと、
    を備え、
    前記構造体側固定部材に対する前記第一構造体側アームの回動、前記第一構造体側アームに対する前記第一ディスプレイ側アームの回動、前記構造体側固定部材に対する前記第二構造体側アームの回動、および前記第二構造体側アームに対する前記第二ディスプレイ側アームの回動はそれぞれ互いに平行な回動軸を中心として行われ、
    前記第一ディスプレイ側アームに対する前記ディスプレイ側固定部材の回動および前記第二ディスプレイ側アームに対する前記ディスプレイ側固定部材の回動はいずれもその回動方向が自在であるディスプレイ支持装置。
  2. 前記第一構造体側アームの一端と前記構造体側固定部材との連結部分、前記第一構造体側アームの他端と前記第一ディスプレイ側アームの一端との連結部分、前記第二構造体側アームの一端と前記構造体側固定部材との連結部分および前記第二構造体側アームの他端と前記第二ディスプレイ側アームの一端との連結部分のうち、少なくとも二つは前記ディスプレイ側固定部材に固定されるディスプレイ装置がその重量により下方に回動することを規制し、
    前記第一ディスプレイ側アームの他端と前記ディスプレイ側固定部材との連結部分、および前記第二ディスプレイ側アームの他端と前記ディスプレイ側固定部材との連結部分は、前記ディスプレイ側固定部材に固定されるディスプレイ装置がその重量により下方に回動することを規制する請求項1に記載のディスプレイ支持装置。
  3. 前記第一ディスプレイ側アームが前記第一構造体側アームに対して閉じる方向に回動したとき、前記第一構造体側アームおよび前記第一ディスプレイ側アームのうちいずれか一方が他方に収容され、
    前記第二ディスプレイ側アームが前記第二構造体側アームに対して閉じる方向に回動したとき、前記第二構造体側アームおよび前記第二ディスプレイ側アームのうちいずれか一方が他方に収容される請求項1または請求項2に記載のディスプレイ支持装置。
  4. 前記第一ディスプレイ側アームの他端と前記ディスプレイ側固定部材とが第一玉継手により連結され、
    前記第二ディスプレイ側アームの他端と前記ディスプレイ側固定部材とが第二玉継手により連結される請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載のディスプレイ支持装置。
  5. 前記第一ディスプレイ側アームの他端と前記ディスプレイ側固定部材とが第一自在継手により連結され、
    前記第二ディスプレイ側アームの他端と前記ディスプレイ側固定部材とが第二自在継手により連結される請求項1から請求項3までのいずれか一項に記載のディスプレイ支持装置。
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