JP2010066287A - 磁気装置およびレンズ駆動装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】第1コイル巻回面および第2コイル巻回面の各々にコイルを巻回した場合でも、第1コイル巻回面あるいは第2コイル巻回面を縦断する渡り線が一切発生しない磁気装置、およびかかるこの磁気装置を駆動機構として用いたレンズ駆動装置を提供すること。
【解決手段】レンズ駆動装置の磁気駆動機構において、スリーブ13にコイル線を巻回するにあたって、コイル線を巻き始め部136aから第1コイル巻回面131に奇数層、時計周りCWに巻回した後、コイル線の巻回方向を反転させて第2コイル巻回面132に反時計周りCCWに偶数層巻回する。次に、コイル線の巻回方向を反転させて、コイル線を第1コイル巻回面131に時計周りCWに奇数層巻回する。
【選択図】図4

Description

本発明は、軸線方向で隣接する第1コイル巻回面および第2コイル巻回面の各々にコイルが巻回されたコイル巻回体を備えた磁気装置、およびこの磁気装置を駆動機構として用いたレンズ駆動装置に関するものである。
カメラ付き携帯電話機やデジタルカメラなどに搭載されるレンズ駆動装置は、支持体と、レンズを備えた移動体と、この移動体をレンズ光軸方向に磁気駆動する駆動機構と、支持体と移動体との間に接続されたバネ部材とを有しており、駆動機構による推力とバネ部材の付勢力とを利用して、移動体を光軸方向に駆動する。ここで、駆動機構は、移動体側に巻回されたコイルと、支持体側に保持されたマグネットとを備えた磁気駆動機構(磁気装置)として構成されている。
このように構成した磁気駆動機構において、移動体の外周面において軸線方向で隣接する第1コイル巻回面および第2コイル巻回面が形成され、かかる第1コイル巻回面および第2コイル巻回面の各々にコイルが逆方向に巻回された構成が提案されている(特許文献1参照)。
特開2006−259032号公報
しかしながら、特許文献1のように、移動体の外周面において軸線方向で隣接する第1コイル巻回面および第2コイル巻回面にコイルを巻回しようとすると、従来は、第1コイル巻回面あるいは第2コイル巻回面を縦断するコイルの渡り線が発生してしまう。かかる渡り線は、推力の発生に全く寄与しない一方、外径寸法を増大させる原因となるため、好ましくない。
そこで、本発明の課題は、第1コイル巻回面および第2コイル巻回面の各々にコイルを巻回した場合でも、第1コイル巻回面あるいは第2コイル巻回面を縦断する渡り線が一切発生しない磁気装置、およびかかるこの磁気装置を駆動機構として用いたレンズ駆動装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、第1コイル巻回面、および該第1コイル巻回面に対して軸線方向で隣接する第2コイル巻回面が外周面に形成されたコイル巻回体と、前記第1コイル巻回面および前記第2コイル巻回面に巻回されたコイルと、を有する磁気装置において、前記第1コイル巻回面に対して前記第2コイル巻回面が位置する側とは反対側にコイル巻き始め部およびコイル巻き終わり部を備え、前記コイルは、前記巻き始め部から前記第1コイル巻回面に奇数層巻回された後、当該第1コイル巻回面とは逆方向に前記第2コイル巻回面に偶数層巻回され、しかる後に前記第2コイル巻回面とは逆方向に前記第1コイル巻回面に奇数層巻回されて前記コイル巻き終わり部から引き出されていることを特徴とする。
本発明では、コイルの巻回順序、および巻回層を第1コイル巻回面および第2コイル巻回面において最適化してあるため、第1コイル巻回面あるいは第2コイル巻回面を縦断する渡り線が一切発生しない。従って、従来の渡り線が占めていた外径分をコイルの巻回に利用できるので、外径寸法を増大させることなく、コイルの巻回層数を増やすことができる。
本発明において、前記第1コイル巻回面と前記第2コイル巻回面との間には、コイルの巻き回し方向を反転させるコイル係止部が形成され、前記第1コイル巻回面および前記第2コイル巻回面のいずれにおいても、前記コイルが整列巻きされていることが好ましい。このように構成すると、外径寸法を増大させることなく、コイルの巻回数を増やすことができる。
本発明において、前記コイル係止部については、前記コイル巻回体の外周面を前記第1コイル巻回面と前記第2コイル巻回面とに区分する突起において、当該突起の途切れ部分により形成された当該リブ状突起端部の端部を利用することができる。また、本発明において、前記コイル巻回体は、軸線方向に駆動される移動体である場合、前記コイル係止部については、前記移動体の回転範囲規制、および軸線方向と直交する方向への移動規制のうちの少なくとも一方の規制を行なう干渉用凸部として形成されていることが好ましい。
本発明において、前記第1コイル巻回面と前記第2コイル巻回面とでは外径寸法が相違し、前記第1コイル巻回面および前記第2コイル巻回面のうち、外径寸法が小さい巻回面では、外径寸法が大きい巻回面に比してコイル巻回層数が多いことが好ましい。このように構成すると、コイルを含めたコイル巻回体全体としての最大外径寸法を増大することなく、コイルの巻回層数を増やすことができる。
本発明において、前記第1コイル巻回面および前記第2コイル巻回面のうち、外径寸法が小さい巻回面では、外径寸法が大きい巻回面に比して、外径寸法の差に相当する分だけコイル巻回層数が多いことが好ましい。このように構成すると、コイルを含めたコイル巻回体の外径寸法は、第1コイル巻回面に相当する部分、および第2コイル巻回面に相当する部分で等しい。それ故、コイルを含めたコイル巻回体全体としての最大外径寸法を増大することなく、コイルの巻回層数を増やすことができる。
本発明は、前記第1コイル巻回面におけるコイル巻回層数、および前記第2コイル巻回面におけるコイル巻回層数はいずれも、8層以下である場合に適用すると特に効果的である。コイル巻回層数が少なければ少ないほど、従来の渡り線が占めていた外径分をコイルの巻回に利用した効果が大きい。特に、コイル巻回層数が8層以下である場合に本発明を適用すると、10%以上のコイル巻回層数を増やすことができることになる。
本発明において、前記コイルの線径は、巻線絶縁層を含んで0.04〜0.08mmの範囲にある場合に適用すると効果的である。前記コイルの線径が細い場合、渡り線の部分で切断しやすいが、本発明によれば、渡り線がないので、巻回中、渡り線に起因するコイルの切断が発生しない。
本発明において、前記コイル巻き始め部と前記コイル巻き終わり部は、前記コイル巻回体において軸線を間に挟む反対側に位置していることが好ましい。このように構成すると、コイル巻き始め部とコイル巻き終わり部が周方向で隣接している場合と比較して、コイル巻回体の対称性を確保することができる。
本発明を適用した磁気装置はレンズ駆動装置に用いることができ、かかるレンズ駆動装置において、前記コイル保持体は、レンズを保持するレンズ移動体であり、前記コイルへの通電によりレンズ光軸方向に駆動される。
本発明では、コイルの巻回順序、および巻回層を第1コイル巻回面および第2コイル巻回面において最適化してあるため、第1コイル巻回面あるいは第2コイル巻回面を縦断する渡り線が一切発生しない。従って、従来の渡り線が占めていた外径分をコイルの巻回に利用できるので、外径寸法を増大させることなく、コイルの巻回層数を増やすことができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、以下に説明するレンズ駆動装置は、カメラ付き携帯電話機の他にも、様々な電子機器に取り付けることが可能である。例えば、薄型のデジタルカメラ、PHS、PDA、バーコードリーダ、監視カメラ、車の背後確認用カメラ、光学的認証機能を有するドア等に用いることができる。
(レンズ駆動装置の全体構成)
図1(a)、(b)は各々、本発明を適用したレンズ駆動装置を斜め上方からみた外観図、および分解斜視図である。図2は、本発明を適用したレンズ駆動装置を図1(b)に示す状態よりさらに細かく分解した分解斜視図である。図3は、本発明を適用した動作を模式的に示す説明図である。なお、図3では、レンズやレンズホルダの図示を省略してある。
図1(a)、(b)、図2および図3において、本形態のレンズ駆動装置1は、カメラ付き携帯電話機などに用いられる薄型カメラにおいて、例えばレンズ36や絞りを光軸方向Lに沿って被写体(物体側)に近づくA方向(前側)、および被写体とは反対側(像側)に近づくB方向(後側)の双方向に移動させるためのものであり、略直方体形状を有している。レンズ駆動装置1は、概ね、1枚乃至複数枚のレンズ36および固定絞りを内側に備えた円筒状のレンズホルダ30を有する移動体3と、この移動体3を光軸方向Lに沿って移動させる磁気駆動機構5と、磁気駆動機構5および移動体3などが搭載された支持体2とを有している。移動体3は、円筒状のスリーブ13を備えており、その内側に円筒状のレンズホルダ30が固着されている。従って、移動体3の外形形状はスリーブ13によって規定され、略円柱形状を備えている。かかるレンズ駆動装置1は、磁気駆動機構5を備えた磁気装置といえる。
ここで、移動体3は、3枚のレンズ36を備え、移動体の光軸方向の両端と、移動体の略中心位置にレンズ36が配置されている。このうち、撮像素子側に配置されたレンズの径は、他のレンズの径に比べて大きいため、移動体3は、移動体3の光軸方向における中心位置よりもレンズ光軸方向の一方、本形態では、撮像素子側に偏った位置に重心が位置している。
支持体2は、像側に撮像素子(図示せず)を保持するための矩形の樹脂板からなるホルダ19(絶縁部材)を有しているとともに、被写体側には、キャップ16、箱状のヨーク18、およびスペーサ11を有している。スペーサ11、キャップ16およびヨーク18の中央には、被写体からの光をレンズ36に取り込むための円形の入射窓110、160、180が各々形成されている。ヨーク18は、鋼板などの強磁性板からなり、後述するように、マグネット17とともに、スリーブ13に保持された第1コイル31および第2コイル32に鎖交磁界を発生させる鎖交磁界発生体4を構成している。
キャップ16は、金属製のプレス加工品であり、天板部165と、天板部165から撮像素子側に向けて折り曲げられた4枚の側板部161、162、163、164とを備えており、側板部161、162、163、164は、天板部161の辺部と略同等の幅寸法で延びている。
(磁気駆動機構5の構成)
磁気駆動機構5は、スリーブ13の外周面に巻回された第1コイル31および第2コイル32と、第1コイル31および第2コイル32に鎖交磁界を発生させる鎖交磁界発生体4とを備え、第1コイル31、第2コイル32および鎖交磁界発生体4により磁気駆動機構5が構成されている。鎖交磁界発生体4は、第1コイル31および第2コイル32に対して外周側で対向する4つのマグネット17を備えている。また、ヨーク18も磁気駆動機構の構成要素として用いられている。
ヨーク18は、被写体側に位置する第2コイル32の上面側を覆う天板部185と、第1コイル31および第2コイル32の側面側を覆う側板部181、182、183、184とを備えた箱形状を有しており、マグネット17と第1コイル31および第2コイル32との間に構成される磁路からの漏れ磁束を少なくしている。かかる構成により、移動体3の移動量と、第1コイル31および第2コイル32に流す電流との間のリニアリティを向上することができる。
本形態において、4つのマグネット17は各々、略三角柱形状を備えており、ヨーク18の内周面のうち、4つの角部分に周方向で離間した状態で固定されている。4つのマグネット17はいずれも光軸方向Lにおいて2分割されており、いずれにおいても内面と外面とが異なる極に着磁されている。4つのマグネット17では、例えば、上半分では内面がN極に着磁され、外面がS極に着磁され、下半分では、内面がS極に着磁され、外面がN極に着磁されている。従って、第1コイル31と第2コイル32とでは、コイル線の巻回方向は反対である。このように、マグネット17を四隅に分割して配置すれば、ヨーク18の辺部の中央部分において、ヨーク18とスリーブ13との隙間が狭くなっている場合でも、マグネット17に薄い部分が発生することを防止でき、マグネット17の強度を高めることができるとともに、移動体3に搭載された第1コイル31および第2コイル32に対して、効率よくマグネット17の磁気力を作用させることができる。また、移動体3とヨーク18との間の四隅の空間を、マグネット17の配置スペースとして有効利用することにより、レンズ駆動装置1全体の小型化を図ることができる。
(バネ部材およびその周辺の構成)
本形態のレンズ駆動装置1は、さらに、ホルダ19とスリーブ13との間(撮像素子側)、およびスペーサ11とスリーブ13との間(被写体側)の各々に、支持体2と移動体3とに接続された第1バネ部材14xおよび第2バネ部材14yを備えている。第1バネ部材14xおよび第2バネ部材14yはいずれも、ベリリウム銅やSUS系鋼材などといった金属製であり、所定厚の薄板に対するプレス加工、あるいはフォトリソグラフィ技術を用いたエッチング加工により形成したものである。
第1バネ部材14xおよび第2バネ部材14yの詳細な構成は後述するが、第1バネ部材14xは、ホルダ19およびスリーブ13に連結されており、移動体3をレンズ光軸に沿って移動可能に支持体2に支持された状態とする。また、第2バネ部材14yは、スペーサ11およびスリーブ13に連結されており、移動体3をレンズ光軸に沿って移動可能に支持体2に支持された状態とする。
第1バネ部材14xおよび第2バネ部材14yのうち、ホルダ19側に配置された第1バネ部材14xは、2つのバネ片14a、14bに2分割されており、詳しくは後述するように、第1コイル31および第2コイル32の2本の端部(巻き始め端部および巻き終わり端部)は各々、バネ片14a、14bに接続される。従って、第1バネ部材14x(バネ片14a、14b)は第1コイル31および第2コイル32に対する給電部材としても機能する。
かかるバネ片14a、14bについては、それを折り曲げ加工を行なって支持体2の外側まで引き出して外部と電気的な接続に利用することができる。但し、本形態では、詳しくは後述するように、バネ片14a、14bとは別体の端子12x、12yをホルダ19に固着してある。
本形態において、磁気駆動機構5は、さらに、スリーブ13の上端に保持されたリング状の磁性片130を備えており、このような磁性片130は、マグネット17との間に作用する吸引力により移動体3に対して光軸方向Lの付勢力を印加する。このため、移動体3が無通電時に自重で変位することを防止することができるため、移動体3に所望の姿勢を維持させ、さらに耐衝撃性を向上させることが可能である。また、磁性片130は、一種のバックヨークとして作用し、マグネット17と第1コイル31および第2コイル32との間に構成される磁路からの漏れ磁束を少なくすることができる。なお、磁性片としては、棒状の磁性体が用いられることもある。
スペーサ11は、ヨーク18の天板部185の内面に取り付けられるとともに、中央には入射窓110が形成されている。板部115の四隅には、被写体側とは反対側に突き出た小突起112(図6参照)が形成されている。
ホルダ19には、その四隅に、被写体側に延びる小突起192が形成されている。ホルダ19の小突起192およびスペーサ11の小突起112は、第1バネ部材14xおよび第2バネ部材14yを各々、支持体2に接続する際に用いられる。
スリーブ13の上端面(被写体側の端面)には、第2バネ部材14yを連結するための段差状の突起13yが周方向に複数形成されており、スリーブ13の下端面(撮像素子側の端面)には、第1バネ部材14xを連結するための小突起13xが周方向に複数形成されている。
(基本的な動作)
本形態のレンズ駆動装置1において、移動体3は、通常は撮像素子側(像側)に位置しており、このような状態において、第1コイル31および第2コイル32に所定方向の電流を流すと、第1コイル31および第2コイル32は、それぞれ上向き(前側)の電磁力を受けることになる。これにより、第1コイル31および第2コイル32が固着されたスリーブ13は、被写体側(前側/矢印Aで示す方向))に移動し始めることになる。このとき、第2バネ部材14yとスリーブ13の前端との間、および第1バネ部材14xとスリーブ13の後端との間には、それぞれスリーブ13の移動を規制する弾性力が発生する。このため、スリーブ13を前側に移動させようとする電磁力と、スリーブ13の移動を規制する弾性力とが釣り合ったとき、スリーブ13は停止する。その際、第1バネ部材14xおよび第2バネ部材14yによってスリーブ13に働く弾性力に応じて、第1コイル31および第2コイル32に流す電流量を調整することで、スリーブ13(移動体3)を所望の位置に停止させることができる。
本形態では、第1バネ部材14xおよび第2バネ部材14yとして、弾性力(応力)と変位量(歪み量)との間に線形関係が成立する板バネ(ジンバルバネ)を用いていることから、スリーブ13の移動量と第1コイル31および第2コイル32に流す電流との間のリニアリティを向上させることができる。また、第1バネ部材14xおよび第2バネ部材14yからなる2つのバネ部材を用いていることから、スリーブ13が停止したときに光軸の方向に大きな釣り合いの力が加わることになり、光軸の方向に遠心力や衝撃力等の他の力が働いたとしても、より安定にスリーブ13を停止させることができる。さらに、レンズ駆動装置1では、スリーブ13を停止させるのに、衝突材(緩衝材)等に衝突させて停止させるのではなく、電磁力と弾性力との釣り合いを利用して停止させることとしているので、衝突音の発生を防ぐことも可能である。
[コイルの構成]
図4(a)、(b)、(c)、(d)は各々、本発明を適用したレンズ駆動装置1においてスリーブ13に第1コイル31および第2コイル32を巻回した状態の断面図、スリーブの斜視図、スリーブを反対側からみたときの斜視図、およびスリーブの平面図である。
図1〜図3を参照して説明したように、スリーブ13は、外周面に第1コイル31および第2コイル32が巻回されたコイル巻回体であって、第1コイル31と第2コイル32とでは、コイル線の巻回方向は反対である。このような構成を採用するにあたって、本形態では、スリーブ13の外周面には、撮像素子側端部および被写体側端部に円環状のリブ状突起136、137が形成されているとともに、リブ状突起136、137で挟まれた中間位置よりもわずかに被写体側にずれた位置に円環状のリブ状突起138が形成されている。このため、スリーブ13の外周面には、リブ状突起136、138で挟まれた部分に第1コイル巻回面131が形成され、リブ状突起137、138で挟まれた部分に第2コイル巻回面132が形成されている。第2コイル巻回面132は、第1コイル巻回面131に比して、光軸方向Lの幅寸法(リブ状突起の間隔)が狭く、かつ、外径寸法が小さい。
リブ状突起136、137、138のうち、被写体側端部に形成されたリブ状突起137は周方向で繋がっている。これに対して、撮像素子側のリブ状突起136は、光軸を挟む反対側に一対の途切れ部分が形成されており、かかる一対の途切れ部分のうちの一方は、コイル巻き始め部136aとして利用され、他方の途切れ部分はコイル巻き終わり部136bとして利用される。リブ状突起136には、外周側に向けて突き出た突起136e、136f、136g、136hが等角度間隔に形成されており、突起136e、136gは各々、コイル巻き始め部136aおよびコイル巻き終わり部136bに対して反時計周りCCWの側で隣接している。
また、中間のリブ状突起138にも、光軸を挟む反対側に一対の途切れ部分が形成されており、かかる一対の途切れ部分は、コイル線を第1コイル巻回面131と第2コイル巻回面132との間で巻回位置を移動させるとともに、コイル線の巻回方向を反転させるためのコイル折り返し部138a、138bとして利用される。リブ状突起138には、外周側に向けて突き出た突起138e、138f、138g、138hが等角度間隔に形成されている。突起138eは、コイル折り返し部138aに対して反時計周りCCWの側で隣接し、突起138gは、コイル折り返し部138bに対して時計周りCWの側で隣接している。かかる突起138e、138gは、リブ状突起138の端部とともにコイル線を折り返し部138a、138bで折り返す際にコイル線を引っ掛けるコイル係止部として機能する。なお、コイル係止部については、スリーブ13の外周面から径方向外側に突出した突起であればよく、例えば、突起138e、138gが形成されていない場合、第1コイル巻回面131と第2コイル巻回面132とを区分するリブ状突起138において、途切れ部分により形成されたリブ状突起138の端部をコイル係止部として利用してもよい。
このように構成したスリーブ13において、中間に形成された突起138e、138f、138g、138hは、撮像素子側に形成された突起136e、136f、136g、136hに比較して、半径方向外側まで突出している。後述するように、かかる突起138e〜138hは、周方向で隣接するマグネット17の間に位置する。また、スリーブ13の外周面に形成した突起136e〜136hは、ホルダ19の側壁部191の内面に形成した凹部191aの内側に位置する。従って、中間の突起138e、138f、138g、138h、および撮像素子側の突起136e、136f、136g、136hは各々、移動体3の回転範囲規制、あるいはラジアル方向への移動規制を行なう干渉用凸部としても機能する。
本形態のスリーブ13では、第1コイル巻回面131と第2コイル巻回面132とでは外径寸法が相違しており、第2コイル巻回面132の外径寸法は第1コイル巻回面131の外径寸法よりも小さい。すなわち、スリーブ13の内側には、レンズホルダ30を介して複数枚のレンズ36が保持されているが、画素数の増大に伴って、複数枚のレンズ36のうち、撮像素子側に位置するレンズは、被写体側位置するレンズより大きく設定されている。このため、レンズホルダ30の外径寸法は、撮像素子側で大で被写体側で小であるので、スリーブ13の内径寸法も、撮像素子側で大で被写体側で小である。それ故、第2コイル巻回面132の外径寸法は第1コイル巻回面131の外径寸法よりも小さくなっている。
かかるスリーブ13にコイル線を巻回するにあたって、本形態では、まず、矢印C1で示すように、コイル線を巻き始め部136aから第1コイル巻回面131に奇数層、時計周りCWに巻回する。この時点で、コイル線の終わりはコイル折り返し部138a付近にあるので、矢印C2で示すように、コイル線をコイル折り返し部138aに通す際、突起138eの根元に引っ掛けてコイル線の巻回方向を反転させる。そして、コイル線を第2コイル巻回面132に反時計周りCCWに偶数層巻回する。その間、コイル線は、コイル巻回面132で往復するので、コイル線の終わりは、中間のリブ状突起138付近に到達する。次に、矢印C3で示すように、コイル線をコイル折り返し部138bに通す際に突起138gの根元に引っ掛けてコイル線の巻回方向を反転させる。そして、コイル線を第1コイル巻回面131に時計周りCWに奇数層巻回する。その結果、コイル線の終わりは、リブ状突起136付近に到達するので、矢印C4で示すように、コイル線をコイル巻き終わり部136bから引き出す。なお、コイル線の巻き始め端部および巻き終わり端部は、図1および図2を参照して説明した第1バネ部材14xのバネ片14a、14bに接続される。
かかる巻回の際、コイル線は、第1コイル巻回面131および第2コイル巻回面132に整列巻きされる。また、第1コイル巻回面131および第2コイル巻回面132におけるコイル巻回層数はいずれも、8層以下であり、コイル線の線径は、巻線絶縁層を含んで0.04〜0.08mmの範囲にある。
また、本形態では、第1コイル巻回面131と第2コイル巻回面132とでは外径寸法が相違しており、第1コイル巻回面131および第2コイル巻回面132のうち、外径寸法が小さい巻回面では、外径寸法が大きい巻回面に比してコイル巻回層数が多く設定してある。すなわち、本形態では、外径寸法が小さい第2コイル巻回面132では、外径寸法が大きい第1コイル巻回面131に比してコイル巻回層数が多く設定してある。特に本形態では、外径寸法が小さい第2コイル巻回面132では、外径寸法が大きい第1コイル巻回面131に比して、外径寸法の差に相当する分だけコイル巻回層数が多くしてある。このため、コイルを含めたスリーブの外径寸法は、第1コイル巻回面131に相当する部分、および第2コイル巻回面132に相当する部分で等しい。このため、第1コイル31および第2コイル32を含めたスリーブ13全体としての最大外径寸法を増大することなく、コイル線の巻回層数を増やすことができる。
このように本形態では、コイル線の巻回順序、および巻回層数を第1コイル巻回面および第2コイル巻回面において最適化してあるため、第1コイル巻回面131あるいは第2コイル巻回面132を縦断する渡り線が一切発生しない。従って、従来の渡り線が占めていた外径分をコイルの巻回に利用できるので、外径寸法を増大させることなく、コイルの巻回層数を増やすことができる。また、コイル線が整列巻きされているため、外径寸法を増大させることなく、コイル線の巻回数を増やすことができる。
特に本形態では、第1コイル巻回面131におけるコイル巻回層数、および第2コイル巻回面132におけるコイル巻回層数はいずれも、8層以下と少ないため、渡り線が存在しない分、コイル線の巻回層数を1層、すなわち、巻回層数を10%以上、増やすことができる。また、本形態において、コイル線の線径は、巻線絶縁層を含んで0.04〜0.08mmの範囲にあって細いため、渡り線があるとコイル線が切断しやすいが、本形態によれば、渡り線がないので、巻回中、渡り線に起因するコイルの切断が発生しない。
また、コイル巻き始め部136aとコイル巻き終わり部136bが反対側に位置しているため、コイル巻き始め部136aとコイル巻き終わり部136bが周方向で隣接している場合と比較して、移動体3の対称性を確保することができる。それ故、移動体3は、傾くことなく、安定した姿勢で光軸方向Lに移動することができる。
(バネ部材の詳細な構成)
図5を参照して、本発明を適用したレンズ駆動装置に用いたバネ部材(第1バネ部材14xおよび第2バネ部材14y)の構成を説明する。図5は、本発明を適用したレンズ駆動装置1に用いた第1バネ部材14xおよび第2バネ部材14yの斜視図である。
本形態では、バネ部材のバネ力を利用している。このため、第1バネ部材14xおよび第2バネ部材14yには、縦バネ定数としてはレンズ光軸方向Lの広い変形範囲においてバネ定数が一定であること、すなわち、スリーブ13が光軸方向Lに移動した際に第1バネ部材14xおよび第2バネ部材14yが発生させるバネ力が一定であることが求められるとともに、横バネ定数が大きいこと、すなわち、移動体3が光軸に対して直交する方向にずれないことが求められる。しかしながら、かかる要求の双方を1種類のバネ部材で満たすことは困難である。そこで、本形態では、以下に説明する構成が採用されている。
図5に示すように、撮像素子側の第1バネ部材14xは、支持体2(ホルダ19)に保持される4つの支持体側連結部149と、移動体3(スリーブ13)に固定される円環状の移動体側連結部148と、支持体側連結部149と移動体側連結部148とを接続する4本の板バネ状のアーム部141とを備えている。移動体側連結部148には、スリーブ13の下端部との連結のための小穴148aが形成され、支持体側連結部149には、ホルダ19との連結のための小穴149aが形成されている。ここで、アーム部141は、周方向に円弧状に延在し、半径方向に折り返す蛇行部分を備えていない。
かかる第1バネ部材14xは、2つのバネ片14a、14bに分割され、第1コイル31および第2コイル32に対する給電部材として利用される。従って、第1コイル31および第2コイル32を構成する1本のコイル線の両端部(巻き始め端部および巻き終わり端部)は、2つのバネ片14a、14bの移動体側連結部148の端部148eにハンダ付けなど方法で接続される。
但し、第1バネ部材14xは、製造途中までは一点鎖線で示す枠部140を介してバネ片14a、14bが繋がっており、レンズ駆動装置1への組み立て途中で2つのバネ片14a、14bに分割される。このため、バネ片14a、14bは、枠部140との切り離し箇所141a、141bを備えており、切り離し箇所141aは、切り離し箇所141bに比較して幅広である。かかる幅広の切り離し箇所141aは、後述するように、端子12x、12yとのハンダ付けによる被接続部として利用される。
被写体側の第2バネ部材14yは、支持体2(スペーサ11)に保持される4つの支持体側連結部143と、スリーブ13の上端に連結された円環枠状の移動体側連結部144と、支持体側連結部143と移動体側連結部144とを連結する4本のアーム部145とを備えている。これら4本のアーム部145は、いずれも移動体側連結部144との接続部分から、外周側に湾曲しながら折り返す蛇行部145aをもって移動体側連結部143まで延びている。なお、移動体側連結部144には、スリーブ13の上端部との連結のための切り欠き144aが形成され、支持体側連結部143には、スペーサ11との連結のための小穴143aが形成されている。
このように本形態では、2つのバネ部材(第1バネ部材14xおよび第2バネ部材14y)を用いていることに着目し、かかる2つのバネ部材を異なる構成とすることにより、バネ部材に求められる要求に対応することに特徴を有している。すなわち、本形態では、第1バネ部材14xとして、アーム部141が蛇行部をもたずに周方向に円弧状に延在する第1タイプのバネ部材が用いられ、かかる第1タイプのバネ部材は、光軸方向Lの広い変形範囲にわたって縦バネ定数を一定にしようにもアーム部141をこれ以上延長するのは困難であるが、横バネ定数が大きいという利点がある。これに対して、第2バネ部材14yとして、アーム部145が蛇行部145aをもって周方向に延在する第2タイプのバネ部材が用いられ、かかる第2タイプのバネ部材は、横バネ定数が小さいが、アーム部145が蛇行部145aを有している分、レンズ光軸方向Lの広い変形範囲にわたって縦バネ定数が一定であるという利点を有している。従って、本形態によれば、1種類のバネ部材では満たすことができなかった、横バネ定数が大きいことという要求と、レンズ光軸方向Lにおける広い範囲にわたって縦バネ定数が一定にあるという要求とを満たすことができる。それ故、十分なレベルの横バネ定数を実現することにより移動体3が側方向にずれることを防止できるとともに、光軸方向Lの広い変位範囲にわたって縦バネ定数を一定にすることができる。
また、本形態では、撮像素子が配置されている第1バネ部材14xとして、横バネ定数の大きな第1タイプのバネ部材が用いられている。このため、移動体3において光軸方向Lと直交する方向の外力が加わったときでも画質の低下を防止することができる。すなわち、小型のレンズ駆動装置1において、移動体3の撮像素子側での光軸に直交する方向へのブレと、移動体3の被写体側での光軸に直交する方向へのブレとを比較した場合、撮像素子側でのブレの方が画質に対する影響が大きいが、本形態では、かかる影響の大きな方に配置された第1バネ部材14xの横バネ定数を大きくしたので、画質への影響を小さく抑えることができる。
なお、本形態で用いた第1バネ部材14xおよび第2バネ部材14yでは、4つのアーム部が同じ方向に延在するように略回転対称に形成されていたが、4つのアーム部のうちの2つが線対称に形成されている構成等を採用してもよい。
(移動体と固定体とのラジアル方向のクリアランス)
図6(a)、(b)は各々、本発明を適用したレンズ駆動装置に用いたスペーサ11を斜め下方からみたときの斜視図、およびスペーサとスリーブとの位置関係を示す説明図である。
本形態では、撮像素子が配置されている第1バネ部材14xとして、横バネ定数の大きな第1タイプのバネ部材を用い、被写体側の第2バネ部材14yとして、横バネ定数の小さな第2タイプのバネ部材を用いている。このため、移動体3が被写体側でラジアル方向に大きくブレることになる。そこで、本形態では、以下に説明するように、支持体2と移動体3との間では、ラジアル方向のクリアランスを撮像素子側に比して被写体側で大きくしてある。
まず、撮像素子側において、支持体2と移動体3との間におけるクリアランスG1(図3参照)は、図3および図4に示すスリーブ13の突起136e、136f、136g、136hと、ホルダ19の側壁191の内面とのラジアル方向の隙間寸法によって規定されている。また、撮像素子側と被写体側との中間部分において、支持体2と移動体3との間におけるクリアランスG2(図3参照)は、図3および図4に示すスリーブ13の突起138e、138f、138g、138hと、ヨーク18の側板部181、182、183、184の内面とのラジアル方向の隙間寸法によって規定されている。
被写体側において、支持体2と移動体3との間におけるクリアランスG3(図3参照)は、スリーブ13と、スペーサ11において撮像素子側に向けて突出する柱状突起119とのラジアル方向の隙間寸法によって規定されている。
かかるクリアランスG3の構成を、図6(a)、(b)を参照して詳述する。図6(a)、(b)に示すように、スペーサ11の下面部には、その四隅の肉厚のバネ部材固定部114に第2バネ部材14yの支持体側連結部143に形成された小穴143aに嵌る小突起112が形成されている。スペーサ11の下面部には、小突起112が形成されたバネ部材固定部114に対して時計周りCWの方向で近接する位置には、撮像素子側に向けて突出する柱状突起119が形成されており、かかる柱状突起119の下端面は、マグネット17の被写体側端面に当接して、ホルダ19との間にマグネット17の位置決めを行っている。
ここで、柱状突起119の内側面119aは光軸方向Lからみたとき湾曲面になっている。これに対して、スリーブ13の円環状のリブ状突起137の外周面は、柱状突起119の内側面119aに対して半径方向内側で所定の隙間を介して対向しており、かかる隙間によって、被写体側における支持体2と移動体3との間のクリアランスG3が規定されている。従って、柱状突起119は、移動体3のラジアル方向への移動規制を行なう移動規制部として機能する。このように本形態では、スペーサ11において、第2バネ部材14yを支持するバネ部材固定部114と、移動体3のラジアル方向への移動規制を行なう柱状突起119とが近接配置されている。
このように設定したクリアランスG1、G2、G3は、以下の関係
G1≦G2<G3
を有しており、支持体2と移動体3との間では、ラジアル方向のクリアランスを撮像素子側に比して被写体側で大きくしてある。従って、移動体3の被写体側が光軸に直交する方向へのブレた場合でも、移動体3と支持体2との間では無駄な干渉が発生しない。
また、本形態において、クリアランスG1、G2、G3は、移動体3が支持体2に対して移動した際、第1バネ部材14xおよび第2バネ部材14yがマグネット17および移動体3と接触することを回避可能な寸法に設定されている。このため、移動体3が光軸に直交する方向へのブレた場合でも、第1バネ部材14xおよび第2バネ部材14yがマグネット17、支持体2および移動体3のいずれとも干渉しないので、第1バネ部材14xおよび第2バネ部材14yの塑性変形などの破損を確実に防止することができる。
また、柱状突起119は、スペーサ11の下面から撮像素子に向けて突出してホルダ19との間にマグネット17を位置決めする機能も担っている。さらに、柱状突起119は、スペーサ11の下面から撮像素子に向けて十分な突出寸法を備えており、移動体3が最も撮像素子側に位置する状態で、スリーブ13のリブ状突起137の外周面は、柱状突起119の内側面119aの下端部に対向している。このため、移動体3が光軸方向Lのいずれの位置まで移動しても、スリーブ13のリブ状突起137の外周面は、柱状突起119の内側面119aに対向する。それ故、移動体3が光軸方向Lのいずれの位置まで移動しても、移動体3のラジアル方向への移動はスペーサ11によって制限されることになる。しかも、スペーサ11において、バネ部材固定部114と柱状突起119とが近接配置されているため、第2バネ部材14yは、常に所望のバネ特性を発揮する。すなわち、第2バネ部材14yに所望のバネ特性を発揮させるには、第2バネ部材14yにおいて、支持体2側(スペーサ11の側)との連結部分付近での変形を防止することが重要であるが、本形態のように、バネ部材固定部114と柱状突起119とが近接配置すれば、第2バネ部材14yにおいて、支持体2側(スペーサ11の側)との連結部分付近での変形を確実に防止することができる。特に本形態では、第2バネ部材14yにおいて、支持体2側(スペーサ11の側)との連結部分付近には、S字形状の蛇行部145aが形成されているとともに、その近傍にマグネット17が配置されているが、バネ部材固定部114と柱状突起119とが近接配置されているため、移動体3がラジアル方向に変位したときでも、第2バネ部材14yの蛇行部145aとマグネット17との当接を確実に防止することができる。
また、本形態において、スリーブ13の外周面に形成した突起138e〜138hは、周方向に配置された4つのマグネット17の間に位置する。また、スリーブ13の外周面に形成した突起136e〜136hは、ホルダ19の側壁部191の内面に形成した凹部191aの内側に位置する。従って、衝撃等で移動体3が光軸方向Lと直交する方向(ラジアル方向や周方向)に変位したとき、突起138e〜138hは、マグネット17に当接し、移動体3の回転範囲規制、およびラジアル方向への移動規制を行なう干渉用凸部としても機能する。また、衝撃等で移動体3が光軸方向Lと直交する方向(ラジアル方向)に変位したとき、突起136e〜136hは、ホルダ19の側壁部191に当接し、移動体3のラジアル方向への移動規制を行なう干渉用凸部としても機能する。しかも、かかる突起136e〜136h、138e〜138hからなる干渉用凸部であれば、移動体3が光軸方向Lのいずれの位置まで移動しても、衝撃等で移動体3が光軸方向Lと直交する方向に変位したとき、ホルダ19の側壁部191およびマグネット17に当接する。それ故、移動体3が光軸方向Lのいずれの位置まで移動しても、移動体3のラジアル方向への変位を確実に防止することができる。
[端子12の構成]
図7は、本発明を適用したレンズ駆動装置において、ホルダ19に端子12x、12yおよび第1バネ部材14xを取り付けた様子を示す斜視図である。図8は、本発明を適用したレンズ駆動装置において、ホルダ19、端子12x、12yおよび第1バネ部材14xを分離した状態の斜視図である。
本形態では、第1コイル31および第2コイル32に通電するにあたって、図7および図8に示すバネ片14a、14bの端部148eにコイル線の両端部(巻き始め端部および巻き終わり端部)をハンダ付けなどの法で接続するとともに、バネ片14a、14bとは別体の端子12x、12yを用いる構成になっている。
端子12x、12yは、ホルダ19(絶縁部材)の外側に位置する外部接続用端子部121と、バネ片14a、14bの切り離し箇所141a(被接続部)に電気的接続された内部接続用端子部123と、外部接続用端子部121からホルダ19の側壁部191(内壁)に沿って延在して内部接続用端子部123に到る引き回し部122とを備えている。端子12x、12yは、引き回し部122の一方の端部から下方に延びた部分が外部接続用端子部121とされ、引き回し部122において、ホルダ19の側壁部191に沿って2箇所で屈曲した先端部が内部接続用端子部123になっている。かかる構成の端子12x、12yは、プレス加工などにより、打ち抜きおよび折り曲げを行なった金属板であり、光軸方向Lを面方向を向けた状態、言い換えれば、厚さ方向をラジアル方向に向けた状態でホルダ19に保持されている。
ホルダ19において、底壁部190と側壁部191とが連接する角部分に、ホルダ19の内側から外側に向けて外部接続用端子部121が貫通する貫通穴194が形成されている。また、ホルダ19の側壁部191において、内部接続用端子部123が位置する個所には切り欠き191cが形成されており、内部接続用端子部123は、切り欠き191cに入り込んだ状態で側壁部191の端部に当接している。ホルダ19の底板部190には、切り欠き191cに相当する部分に平坦な座部196が形成されており、かかる座部196の上面に、バネ片14a、14bの切り離し箇所141aが載置される。また、座部196は、隣接する側壁部191の近傍にまで延びており、座部196の端部と側壁部191との間にはスリット状の溝195が形成されている。従って、端子12x、12yの引き回し部122を溝195に差し込んだ状態で、端子12x、12yをホルダ19に固定することができる。本形態では、端子12x、12yの外部接続用端子部121をホルダ19の貫通穴194に圧入し、端子12x、12yの引き回し部122をホルダ19の溝195に圧入する構成になっている。このため、端子12x、12yをホルダ19に容易かつ確実に固定することができる。
このようにして端子12x、12yをホルダ19に固定し、かつ、バネ片14a、14bの切り離し箇所141aを座部196に載置すると、内部接続用端子部123とバネ片14a、14bの切り離し箇所141aとは、面同士が互いに直交した姿勢となる。また、内部接続用端子部123とバネ片14a、14bの切り離し箇所141aとは、光軸方向Lで狭い隙間を隔てた状態となる。かかる状態で、内部接続用端子部123とバネ片14a、14bの切り離し箇所141aの面同士をハンダ付けする。その際、外部から切り欠き191cからハンダコテが挿入される。
このように本形態では、バネ片14a、14bと端子12x、12yとが別体であるため、端子12x、12yに折り曲げ部分を設ける場合でも、バネ片14a、14bを変形させることが一切ない。また、外部接続用端子部121に外力が加わった場合でも、長い引き回し部122があるので、外力がバネ片14a、14bのバネ部分に伝わらない。従って、外力によってバネ片14a、14bのバネ部が変形することを確実に防止することができる。それ故、バネ部材14x、14yの変形に起因するバネ定数の変化を防止することができるので、磁気駆動機構5による推力とバネ部材14x、14yの付勢力とを利用しての移動体3の駆動を好適に行なうことができる。しかも、引き回し部122は、ホルダ19の内壁に沿って延在しているので、引き回し部122が長くてもバネ片14a、14bと接触するなどの不具合が発生しない。
また、端子12x、12yの外部接続用端子部121は、ホルダ19の貫通穴194を貫通して外側に引き出されている。このため、ホルダ19の肉部分を利用して外部接続用端子部121を外側に引き出せる分、ホルダ19の外面に沿って外部接続用端子部121が引き出されている構成に比して、レンズ駆動装置1を小型化することができる。
しかも、外部接続用端子部121は、貫通穴194に圧入されているため、外部接続用端子部121に外力が加わった場合でも、かかる外力がバネ片14a、14bに伝わらない。また、端子12x、12yの引き回し部122はスリット状の溝195に圧入されているので、強固に固定されている。このため、外部接続用端子部121に外力が加わった場合でも、かかる外力がバネ片14a、14bに伝わらない。従って、バネ片14a、14bの変形を確実に防止することができる。
また、本形態において、バネ片14a、14bの切り離し箇所141aを座部196に載置する構成になっている。また、バネ片14a、14bの切り離し箇所141a、141bのうち、幅広の切り離し箇所141aを端子12x、12yの被接続部として利用している。このため、ハンダ付けの作業が行ないやすいとともに、確実にハンダ付けすることができる。
さらに、バネ片14a、14bの切り離し箇所141aと、端子12x、12yの内部接続用端子部123とは、互いに直交する面同士がハンダ接続されている。従って、ハンダ付け領域が平面的に占有する領域が狭くても、バネ片14a、14bおよび端子12x、12yの双方に十分広いハンダ付け面積を確保することができる。また、バネ片14a、14bの切り離し箇所141aと、端子12x、12yの内部接続用端子部123との間には光軸方向Lの隙間が存在し、かかる隙間はハンダにより埋められている。このため、ハンダ付け部分に適正な形状のフィレットを形成することができるとともに、余計な領域までハンダが広がらないという利点がある。
なお、外部接続用端子部121を貫通穴194に圧入し、引き回し部122をスリット状の溝195に圧入するという構成は、端子12x、12yがバネ部材14x、14yの一部からなる場合でも、外部接続用端子部121に加わった外力がバネ片14a、14bのバネ部に伝わるのを防止できるという効果を奏する。
(a)、(b)は各々、本発明を適用したレンズ駆動装置を斜め上方からみた外観図、および分解斜視図である。 本発明を適用したレンズ駆動装置をさらに細かく分解した分解斜視図である。 本発明を適用した動作を模式的に示す説明図である。 (a)、(b)、(c)、(d)は各々、本発明を適用したレンズ駆動装置においてスリーブに第1コイルおよび第2コイルを巻回した状態の断面図、スリーブの斜視図、スリーブを反対側からみたときの斜視図、およびスリーブの平面図である。 本発明を適用したレンズ駆動装置に用いたバネ部材(第1バネ部材および第2バネ部材)の斜視図である。 (a)、(b)は各々、本発明を適用したレンズ駆動装置に用いたスペーサ11を斜め下方からみたときの斜視図、およびスペーサとスリーブとの位置関係を示す説明図である。 本発明を適用したレンズ駆動装置において、ホルダに端子および第1バネ部材を取り付けた様子を示す斜視図である。 本発明を適用したレンズ駆動装置において、ホルダ、端子および第1バネ部材を分離した状態の斜視図である。
符号の説明
1 レンズ駆動装置
2 支持体
3 移動体
5 磁気駆動機構
11 スペーサ
12x、12y 端子
13 スリーブ(コイル巻回体)
14a、14b バネ片
14x 第1バネ部材
14y 第2バネ部材
16 キャップ
17 マグネット
18 ヨーク
19 ホルダ(絶縁部材)
31 第1コイル
32 第2コイル
36 レンズ

Claims (10)

  1. 第1コイル巻回面、および該第1コイル巻回面に対して軸線方向で隣接する第2コイル巻回面が外周面に形成されたコイル巻回体と、前記第1コイル巻回面および前記第2コイル巻回面に巻回されたコイルと、を有する磁気装置において、
    前記第1コイル巻回面に対して前記第2コイル巻回面が位置する側とは反対側にコイル巻き始め部およびコイル巻き終わり部を備え、
    前記コイルは、前記巻き始め部から前記第1コイル巻回面に奇数層巻回された後、当該第1コイル巻回面とは逆方向に前記第2コイル巻回面に偶数層巻回され、しかる後に前記第2コイル巻回面とは逆方向に前記第1コイル巻回面に奇数層巻回されて前記コイル巻き終わり部から引き出されていることを特徴とする磁気装置。
  2. 前記第1コイル巻回面と前記第2コイル巻回面との間には、コイルの巻き回し方向を反転させるコイル係止部が形成され、
    前記第1コイル巻回面および前記第2コイル巻回面のいずれにおいても、前記コイルが整列巻きされていることを特徴とする請求項1に記載の磁気装置。
  3. 前記コイル係止部は、前記コイル巻回体の外周面を前記第1コイル巻回面と前記第2コイル巻回面との区分する突起において、当該突起の途切れ部分により形成された当該リブ状突起端部の端部であることを特徴とする請求項2に記載の磁気装置。
  4. 前記コイル巻回体は、軸線方向に駆動される移動体であり、
    前記突起は、前記移動体の回転範囲規制、および軸線方向と直交する方向への移動規制のうちの少なくとも一方の規制を行なう干渉用凸部として形成されていることを特徴とする請求項2に記載の磁気装置。
  5. 前記第1コイル巻回面と前記第2コイル巻回面とでは外径寸法が相違し、
    前記第1コイル巻回面および前記第2コイル巻回面のうち、外径寸法が小さい巻回面では、外径寸法が大きい巻回面に比してコイル巻回層数が多いことを特徴とする請求項1乃至4の何れか一項に記載の磁気装置。
  6. 前記第1コイル巻回面および前記第2コイル巻回面のうち、外径寸法が小さい巻回面では、外径寸法が大きい巻回面に比して、外径寸法の差に相当する分だけコイル巻回層数が多いことを特徴とする請求項5に記載の磁気装置。
  7. 前記第1コイル巻回面におけるコイル巻回層数、および前記第2コイル巻回面におけるコイル巻回層数はいずれも、8層以下であることを特徴とする請求項1乃至6の何れか一項に記載の磁気装置。
  8. 前記コイルの線径は、巻線絶縁層を含んで0.04〜0.08mmの範囲にあることを特徴とする請求項1乃至7の何れか一項に記載の磁気装置。
  9. 前記コイル巻き始め部と前記コイル巻き終わり部は、前記コイル巻回体において軸線を間に挟む反対側に位置していることを特徴とする請求項1乃至8の何れか一項に記載の磁気装置。
  10. 請求項1乃至9の何れか一項に記載の磁気装置を備えたレンズ駆動装置であって、
    前記コイル保持体は、レンズを保持するレンズ移動体であり、前記コイルへの通電によりレンズ光軸方向に駆動されることを特徴とするレンズ駆動装置。
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