JP2010064772A - 複合カップ容器 - Google Patents

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拓 高橋
Yuichi Hirai
裕一 平井
Kyosuke Suzuki
恭介 鈴木
Takeshi Morisako
健 森迫
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【課題】優れた断熱性を発揮することはもちろん、簡単な構成で省資源化に対応した複合カップ容器を提供する。
【解決手段】外筒を形成するブランクは、カップ本体1の胴部のサイズに対応した扇形状の本体部分の上部に延設部分を有し、その延設部分は切込みにより分割されてなる複数の耳部3を形成しており、全ての耳部3を外筒2の筒部の内側へ折り込んだ状態で外筒2をカップ本体1の胴部外側に取り付ける。隣り合う耳部3同士がその一部で重なった状態でカップ本体1の胴部と外筒2の筒部との間に挟まれる。カップ本体1と外筒2との間には異部材を入れることなく、ブランクの上部に設けた延設部分を利用することで大きな断熱空隙が形成される。
【選択図】図2

Description

本発明は、内容物を収容するカップ本体とその外側に取り付けられる外筒との二重構造からなる複合カップ容器に係り、特にインスタントラーメンなどの即席食品に用いられ熱湯を注いで食するための断熱性に優れた複合カップ容器に関するものである。
一般に、インスタントラーメンなどの即席食品に用いられ熱湯を注いで食するための断熱性を有するカップ容器としては、発泡ポリスチレンなどのプラスチック製のものが多用されていたが、これらは廃棄した場合に公害問題になることから、これに代わるものとして、例えば実開平4−45212号公報に見られるように、内容物を収容するカップ本体とその外側に取り付けられる外筒との二重構造からなり、両者の間に断熱用の空隙(断熱空隙)を形成した複合カップ容器が提案されている。
実開平4−45212号公報
このような複合カップ容器は、通常の紙カップからなるカップ本体に対して、テーパーの異なる筒状の外筒を組み合わせるという簡単な構成により断熱効果を有するカップ容器が得られるという利点がある。そして、断熱用の空隙が下方に行くほど大きくなっているので、通常の持ち方では良好な断熱効果を発揮する。
しかしながら、複合カップ容器は、その上部寄りのところをつかんで把持する状態が長く続くと、断熱効果を発揮する空隙が無いか又は狭いので、段々と熱くなってくるという問題がある。断熱性を向上させるためには、カップ本体と外筒との間に異部材を入れて3層構造にしたり、外筒を2周に巻き付ける構造にしたものがある。ところが、前者のものは異部材を入れ込む工程が複雑であり、また後者のものは外筒を形成するブランクが左右に大きくなるために、原反からの取り位置が悪く、無駄になる基材が多くなり、省資源化に反したものとなる。
本発明は、このような問題点を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、優れた断熱性を発揮することはもちろん、カップ本体と外筒の間に異部材を入れずに済む簡単な構成で、かつブランクの取り位置を考慮し省資源化に対応した複合カップ容器を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明の複合カップ容器は、内容物を収容するカップ本体とその外側に取り付けられる外筒との二重構造からなる複合カップ容器であって、外筒を形成するブランクは、カップ本体の胴部のサイズに対応した扇形状の本体部分の上部に延設部分を有し、その延設部分は切込みにより分割されてなる複数の耳部を形成しており、全ての耳部を外筒の筒部の内側へ折り込んだ状態で外筒をカップ本体の胴部外側に取り付けることにより、隣り合う耳部同士がその一部で重なった状態でカップ本体の胴部と外筒の筒部との間に挟まれるとともに、カップ本体の胴部と外筒の筒部との間に空隙が形成されていることを特徴とする。
そして、上記構成の複合カップ容器において、外筒はその下部に内方へ巻き込んだ内向きカール部を有し、その内向きカール部がカップ本体の胴部に当接していることが好ましい。
本発明の複合カップ容器は、内容物を収容するカップ本体とその外側に取り付けられる外筒との二重構造からなる複合カップ容器であって、外筒を形成するブランクは、カップ本体の胴部のサイズに対応した扇形状の本体部分の上部に延設部分を有し、その延設部分は切込みにより分割されてなる複数の耳部を形成しており、全ての耳部を外筒の筒部の内側へ折り込んだ状態で外筒をカップ本体の胴部外側に取り付けることにより、隣り合う耳部同士がその一部で重なった状態でカップ本体の胴部と外筒の筒部との間に挟まれるとともに、カップ本体の胴部と外筒の筒部との間に空隙が形成される構成をしているので、カップ本体と外筒の間には異部材を入れることなく、ブランクの上部に設けた延設部分を利用することで大きな空隙が形成され、それによって優れた断熱性を発揮することができるものとなり、また、外筒を形成するブランクの上部に延設部分を設けるだけでよいため、二重巻き外筒のようにブランク取り位置が悪くなることがなく、省資源化にも対応したものとなる。
また、上記構成の複合カップ容器において、外筒はその下部に内方へ巻き込んだ内向きカール部を有し、その内向きカール部がカップ本体の胴部に当接しているように構成すると、上記効果に加え、上部内側にある耳部と下部内側にある内向きカール部とが、それぞれカップ本体の胴部に当接するため、上部から下部に至る広い範囲に渡って断熱用の大きな空隙が形成されることになり、より大きな断熱効果を発揮することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について説明する。
図1は本発明に係る複合カップ容器の一例を示す斜視図、図2は図1の複合カップ容器におけるカップ本体と外筒を分離した状態で示す斜視図、図3は図1の複合カップ容器を構成する外筒を形成するブランクの展開図である。
図1の複合カップ容器10は、図2に示すように、内容物を収容するカップ本体1とその外側に取り付けられる外筒2とを組み合わせたものである。外筒2を構成するブランクは、図3に示すように、カップ本体1の胴部のサイズに対応した扇形状の本体部分の上部に延設部分を有し、その延設部分は切込み4により分割されてなる複数の耳部3を形成している。そして、全ての耳部3を外筒2の筒部の内側へ折り込んだ状態で外筒2をカップ本体1の外側に取り付けることで、複合カップ容器10が形成されている。
カップ本体1は、内面若しくは内外両面にポリエチレン、ポリプロピレン等の合成樹脂をコーティング(押出し塗布加工も含む)した板紙からなる扇状のブランクを筒状に巻き、円形状の底板を形成したものであり、通常の紙カップと同様に、胴部の下方に底板を巻き締めるとともに、上方の開口縁に外向きカール部7が形成されたものである。
外筒2は、図3に示す扇形状のブランクを組み立てて形成される。このブランクは、板紙単体若しくは片面又は両面にポリエチレン、ポリプロピレン等の合成樹脂をコーティング(押出し塗布加工も含む)した板紙からなるもので、カップ本体1のサイズに対応した扇形状の本体部分の上部に折線5を介して延設部分を有しており、この延設部分は切込み4により複数の耳部3に分割されている。
次に、カップ本体1と外筒2とを組み合わせて複合カップ容器10を形成する方法について説明する。
まず、本体部分と延設部分が連設した外筒2のブランクを筒状に巻き、本体部分の一端に形成された貼合部Hと他端とを貼り合わせることにより、図4(a)に示すように筒状の外筒2を形成する。この段階では、外筒2の本体部分上部の折線に沿って複数の耳部3が上方へと突出した状態となる。このように外筒2のブランクを筒状にした後、外筒2の下部に内側へ巻き込んだ内向きカール部を形成しておく。次いで、図4(b)に示すように、全ての耳部3を折線5に沿って内側へと折り込むとともに、図5(a)に示すように、外筒2の耳部3を略水平に折り込んだ状態を経て、図5(b)に示すように、カップ本体1を外筒2の上方開口より挿入する。続いて、図6(a)に示すように、カップ本体1をさらに外筒2の内部へと押し込むことで、図6(b)に示すように、複合カップ容器10が形成されることになる。
このように耳部3を外筒2の筒部の内側へ折り込んだ状態で外筒2をカップ本体1の胴部外側に取り付けるので、図7(a),(b)に示すように、外筒2の筒部の上端部から内側下方へ向けて複数の耳部3が突出するとともに、隣り合う耳部3同士がその一部で重なった状態となり、複合カップ容器10では、図8に示すように、一部で重なり合った耳部3がカップ本体1と外筒2の胴部の間に挟まれ、カップ本体1の胴部8へと当接し、カップ本体1と外筒2の胴部との間に空隙Sが形成された状態となる。これにより、カップ本体1の熱が外筒2へと伝わりにくくなる。
さらに、外筒2は、前記したように下部に内側へ内向きカール部6を有しているので、外筒2の上部内側にある耳部3とこの下部内側にある内向きカール部6とが、それぞれカップ本体1の胴部8に当接するため、上部から下部に至る広い範囲に渡って断熱用の大きな空隙Sが形成されることになる。
以上、本発明の実施形態について例を挙げて詳細に説明してきたが、本発明による複合カップ容器は、上記実施の形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは言うまでもない。
本発明に係る複合カップ容器の一例を示す斜視図である。 図1の複合カップ容器におけるカップ本体と外筒を分離した状態で示す斜視図である。 図1の複合カップ容器を構成する外筒を形成するブランクの展開図である。 図1の複合カップ容器の形成手順を示す斜視図である。 図4に続く形成手順を示す斜視図である。 図5の続く形成手順を示す斜視図である。 組立時の外筒を一部破断状態で示す図で、(a)は平面図、(b)は斜視図である。 複合カップ容器の一部破断斜視図である。
符号の説明
1 カップ本体
2 外筒
3 耳部
4 切込み
5 折線
6 内向きカール部
7 外向きカール部
8 胴部
10 複合カップ容器
S 空隙

Claims (2)

  1. 内容物を収容するカップ本体とその外側に取り付けられる外筒との二重構造からなる複合カップ容器であって、外筒を形成するブランクは、カップ本体の胴部のサイズに対応した扇形状の本体部分の上部に延設部分を有し、その延設部分は切込みにより分割されてなる複数の耳部を形成しており、全ての耳部を外筒の筒部の内側へ折り込んだ状態で外筒をカップ本体の胴部外側に取り付けることにより、隣り合う耳部同士がその一部で重なった状態でカップ本体の胴部と外筒の筒部との間に挟まれるとともに、カップ本体の胴部と外筒の筒部との間に空隙が形成されていることを特徴とする複合カップ容器。
  2. 外筒はその下部に内方へ巻き込んだ内向きカール部を有し、その内向きカール部がカップ本体の胴部に当接していることを特徴とする請求項1に記載の複合カップ容器。
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