JP3190687U - 断熱容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】容器本体の胴部や底部を厚くすることなく容器本体の断熱性能や強度の低下を抑制し、あわせて、容器重量を増大させることなく、製造コスト等の経済性にも優れた断熱容器を提供する。【解決手段】プラスチックを素材としたカップ状の容器本体11と、容器本体の胴部12外周面を覆う紙を主体とするスリーブ20と容器本体の底部15外面に配置された紙を主体とする底部材30とを備えた断熱容器10であって、スリーブはその下端23が内方に折り曲げられて下部内周溝部24が形成されており、底部材は少なくとも容器本体の底面部に対応する凹凸面33からなる凹凸底板部31を有するとともに底板部の外縁には垂下部32が一体に形成されていて、底部材の垂下部がスリーブの下部内周溝部に配置され固定されている。【選択図】図2

Description

本考案は、プラスチックを素材としたカップ状の容器本体と、前記容器本体の胴部外周面を覆う紙製のスリーブとを備えた断熱容器に関する。
例えば、ラーメン、うどん、コーヒー、味噌汁等の即席食品等が収容される容器では、プラスチックを素材とする容器本体を真空成形や圧空成形等によりカップ状等の所定形状に成形し、容器本体の外周面に紙を主体とするスリーブを巻装したものが知られている(例えば特許文献1参照。)。
容器本体外周面を被覆するスリーブは、内容物の種類や調理法、商品名等の様々な文字情報の表示や、パッケージデザイン等の美粧性を向上させる等を目的として、前記文字情報や図柄等が印刷される他、飲食に際して容器本体内に熱湯が注がれた際に、利用者が熱せられた容器本体に直に触れないようにする断熱材としても作用する。
ところで、容器本体は、真空成形や圧空成形等により樹脂材料を所定形状に成形するものであることから、成形時に樹脂材料が押し延ばされる等により容器本体の開口部(フランジ部)に比べて胴部や底部が肉薄になり、容器本体の断熱性能や強度が低下することがあった。そこで、断熱性能や強度の低下に対処する手法として、容器本体の胴部や底部の厚みを十分に確保することが考えられるが、そのためには樹脂材料が通常よりも多く必要となり、製造コストや容器重量が増大してしまう問題があった。
特開2009−220862号公報
本考案は、前記の点に鑑みなされたものであって、容器本体の胴部や底部を厚くすることなく容器本体の断熱性能や強度の低下を抑制し、あわせて、容器重量を増大させることなく、製造コスト等の経済性にも優れた断熱容器を提供するものである。
すなわち、請求項1の考案は、プラスチックを素材としたカップ状の容器本体と、前記容器本体の胴部外周面を覆う紙を主体とするスリーブと前記容器本体の底部外面に配置された紙を主体とする底部材とを備えた断熱容器であって、前記スリーブはその下端が内方に折り曲げられて下部内周溝部が形成されており、前記底部材は少なくとも前記容器本体の底面部に対応する凹凸面からなる凹凸底板部を有するとともに前記底板部の外縁には垂下部が一体に形成されていて、前記底部材の前記垂下部が前記スリーブの前記下部内周溝部に配置され固定されていることを特徴とする断熱容器に係る。
請求項2の考案は、前記容器本体の胴部外周面と前記スリーブとの間に断熱空間が形成されている請求項1に記載の断熱容器に係る。
請求項3の考案は、前記底部材の凹凸底板部の凹凸の高さが0.2ないし1mmで、縦横幅が1ないし3mmである請求項1又は2に記載の断熱容器に係る。
請求項4の考案は、前記底部材が全面に凹凸部を有するエンボスシートによって形成されている請求項1ないし3のいずれか1項に記載の断熱容器に係る。
請求項5の考案は、前記底部材が紙材にプラスチックがコーティングされた複合材よりなる請求項1ないし4のいずれか1項に記載の断熱容器に係る。
請求項6の考案は、前記容器本体の底面部が底部材の凹凸面とは異なった凹凸形状に形成されている請求項1ないし5のいずれか1項に記載の断熱容器に係る。
請求項7の考案は、前記スリーブと前記底部材とが一体に固定された後に、前記容器本体との一体化がなされている請求項1ないし6のいずれか1項に記載の断熱容器に係る。
請求項8の考案は、使用される紙材料の重量が容器全体の重量の50%を超えるものである請求項1ないし7のいずれか1項に記載の断熱容器に係る。
請求項1の考案に係る断熱容器は、プラスチックを素材としたカップ状の容器本体と、前記容器本体の胴部外周面を覆う紙を主体とするスリーブと前記容器本体の底部外面に配置された紙を主体とする底部材とを備えた断熱容器であって、前記スリーブはその下端が内方に折り曲げられて下部内周溝部が形成されており、前記底部材は少なくとも前記容器本体の底面部に対応する凹凸面からなる凹凸底板部を有するとともに前記底板部の外縁には垂下部が一体に形成されていて、前記底部材の前記垂下部が前記スリーブの前記下部内周溝部に配置され固定されているため、容器本体の胴部や底部を厚くすることなく十分な断熱性能を容易に確保することができるとともに、容易に製作することができ、製作コストを抑制することができる。
請求項2の考案は、請求項1において、前記容器本体の胴部外周面と前記スリーブとの間に断熱空間が形成されているため、簡易な構成でスリーブに容器本体の内容物の温度を伝えにくくすることができる。
請求項3の考案は、請求項1又は2において、前記底部材の凹凸底板部の凹凸の高さが0.2ないし1mmで、縦横幅が1ないし3mmであるため、底部材の強度を高めることができつつ、底部材に容器の内容物の温度を伝えにくくすることができる。
請求項4の考案は、請求項1ないし3において、前記底部材が全面に凹凸部を有するエンボスシートによって形成されているため、簡単な構成で底部材の断熱性及び強度を高めることができる。
請求項5の考案は、請求項1ないし4において、前記底部材が紙材にプラスチックがコーティングされた複合材よりなるため、容易に成形でき安価に製作することができるとともに、断熱効果を確保することができる。
請求項6の考案は、請求項1ないし5において、前記容器本体の底面部が底部材の凹凸面とは異なった凹凸形状に形成されているため、容器本体の底部の裏側(下側)の断熱効果をより向上させることができて、利用者の容器底側への接触時の影響を効果的に抑制することができる。
請求項7の考案は、請求項1ないし6において、前記スリーブと前記底部材とが一体に固定された後に、前記容器本体との一体化がなされているため、極めて製作が容易である。
請求項8の考案は、請求項1ないし7において、使用される紙材料の重量が容器全体の重量の50%を超えるものであるため、軽量化や製造コストの低減を図ることが可能となる。
本考案の一実施例に係る断熱容器の分解斜視図である。 図1の断熱容器の断面図である。 他の実施例を示す容器本体の下側からの斜視図である。 断熱容器の製造工程を表す概略図である。
図1,2に示す本考案の一実施例に係る断熱容器10は、熱湯を注ぐことによって飲食が可能となるラーメン、うどん、コーヒー、味噌汁等の即席食品や、清涼飲料水、アイスクリーム、果物等の低温食品等の内容物を収容するものであって、容器本体11と、スリーブ20と容器本体11の底部15外面に底部材30とを備える。
容器本体11は、プラスチック(熱可塑性樹脂)を素材とし、図1,2に示すように、開口部13から底部15へ外径が縮小する略逆円錐台形状の胴部12を有するカップ状からなる。実施例の容器本体11は、開口部13近傍の胴部12に拡径された段差部12aが形成されているとともに、開口部13の縁部に外側に延設されたフランジ部14が形成されている。また、底部15には、底面部16の略中央部分を容器本体11の内部側へ凹ませた底凹部17が形成されている。
このカップ状の容器本体11は、プラスチックシート(熱可塑性樹脂シート)を用いて真空成形や圧空成形等の公知の成形方法により成形され、特に、胴部12が開口部13(フランジ部14)よりも薄肉に成形される。また、底部15も同様に開口部13よりも薄肉に成形される。開口部13の厚みとしては0.4〜1.5mm、胴部12及び底部15の厚みとしては0.1〜0.6mmである。開口部13の厚みが0.4mm未満または胴部12及び底部15の厚みが0.1mm未満の場合、容器本体11の強度が不十分となる。一方、開口部13の厚みが1.5mmより大きいまたは胴部12及び底部15の厚みが0.6mmより大きい場合、プラスチック(樹脂材料)の使用量が増えて容器重量や製造コストの面で不利となる。実施例では、厚さ1.3〜1.5mmのプラスチックシートを用い、開口部13が厚さ0.9〜1.0mm、胴部12及び底部15がそれぞれ厚さ0.2〜0.3mmとされる。このように、容器本体11は、プラスチックシートの真空成形や圧空成形等により簡易に成形可能であるとともに、胴部12や底部15を厚く成形しないため軽量化を図ることができる。
容器本体11を構成する材料としては、熱湯が注がれても変形しない耐熱性に優れたポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂やポリエチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂等のプラスチック(熱可塑性樹脂)が好適に使用される。特に、ポリプロピレン樹脂は耐熱性に加え、水蒸気バリア性を備えることから、容器としての保存性に優れ、消費期限上有利となる。また、低温食品等の高温にならない内容物を収容する場合、ポリエチレンテレフタレートやポリスチレン等を用いてもよい。
スリーブ20は、図1,2に示すように、容器本体11の胴部12外周面を覆う紙製の加飾用の被覆シートである。このスリーブ20では、表面に内容物の種類や調理法、商品名等の文字情報や、ブランドに係る適宜のパッケージデザインのための図柄等が印刷されることにより、当該断熱容器10の美粧性を容易に向上させて商品価値を向上させることができる。また、スリーブ20は、容器本体11の胴部12外周面を被覆することで、利用者が容器本体11の胴部12に直に触れることを回避する断熱材として作用する。
実施例のスリーブ20は、略扇形状の紙製シート(図示せず)の両側辺部を貼着して、上部21が容器本体11の胴部12の段差部12aの外径と同径またはわずかに小径となる略逆円錐台形状の筒体に形成され、段差部12aに上部21近傍の内側面が貼着されて固定されている。段差部12aに貼着されることにより、胴部12とスリーブ20との間に断熱空間Sが形成される。断熱空間Sにより、容器本体11の内容物の温度はスリーブ20に伝導されにくくなり、使用者は安心して断熱容器10を使用することができる。
スリーブ20の厚みとしては、強度や断熱性能等の観点から容器本体11の胴部12の厚みより厚く構成され、例えば0.2〜0.7mmである。スリーブ20の厚みが0.2mm未満の場合、十分な強度や断熱性能を得ることが困難となる。一方、厚みが0.7mmより大きい場合、容器重量や製造コストの面で不利となる。実施例のスリーブ20の厚みは約0.5mmである。なお、図中の符号22は上部21より小径となるスリーブ20の底部である。
図1,2に示すように、スリーブ20の底部22の下端23は内方に折り曲げられて下部内周溝部24が形成される。下部内周溝部24の内側に後述の底部材30の垂下部32が配置され貼着されて固定することによって、スリーブ20と底部材30を一体に固定する。下部内周溝部24は底板部30よりも下方に位置することとなる。このため、下部内周溝部24を長辺に形成することにより断熱空間S2は十分な高さが確保され、底部材30の裏側の断熱性を向上させることができるとともに、当該断熱容器10がシュリンクフィルム等の包装体により包装された場合に、利用者が包装体を破りやすくなり、使用性が向上する。
底部材30は、当該容器10の断熱性能を十分に確保するためのものであって、紙材や紙材にプラスチック(熱可塑性樹脂)がコーティングされた複合材からなる。容器本体11の底面部15に対応する凹凸面33からなる凹凸底板部31を有し、その外縁には垂下部32が一体に形成される。図1,2に示すように、垂下部32は、凹凸底板部31の外周から下方に延設されて形成されており、スリーブ20の下部内周溝部24に配置され糊等で固定されて一体に形成され、スリーブ20と底部材30は強固に固定され脱落しにくい。
図2に示す凹凸底板部31の凹凸部34の高さhが0.2ないし1mmで、縦横幅wが1ないし3mmに形成することにより、底部材30の強度を維持しつつ断熱性能をより向上させ、指先等が触れたときにも熱を感じにくくすることができる。なお、説明の都合上、図の容器本体11、スリーブ20の厚みや底部材30の凹凸の大きさ等は実寸ではない。
実施例の底部材30は、紙材にプラスチックがコーティングされた全面に凹凸部34を有するエンボスシートによって形成されており、安価に製作することができつつ強度を高めることができる。容器本体11の底部15より大径となる垂下部32の外周にスリーブ20の底部22が配置されて、容器本体11の胴部12とスリーブ20との間に断熱空間Sが形成される。そのため、所望する形状に簡易に成形することができる。
図2においては、底板部30と容器本体11の底面部15は接するように配置され、凹凸底板部31の凹凸部34と底面部16との接触面は小さく、凹凸部34と底面部16との間には断熱空間S3が形成される。このため、内容物の温度が底板部30に伝導しにくい。また、スリーブ20の高さを適宜調節することにより、底板部30と容器本体11の底面部16との距離を自由に選択することができる。これにより、断熱空間S4を自由に設計することができ、所望する形状に簡易に成形することができる。また、図3に示すように、容器本体11の底面部16を複数の底凹部17a,17bを有する凹凸形状18としてもよい。底部材30の凹凸面33と異なる凹凸形状18とすることにより、内容物の熱を底部材30により伝わりにくくすることができる。
当該断熱容器10では、使用される紙材料の重量、すなわち、紙製のスリーブ20及び底部材30の紙材の重量が、容器全体の重量の50%を超えるものとされる。その結果、容器本体11、底部材30のコーティング、接着剤、包装フィルム等のプラスチックを素材とする部位におけるプラスチックの使用量が減少するため、容器10の軽量化や製造コストの低減を図ることが可能となる。
次に、本考案の断熱容器10の製造工程を説明する。まず、公知の真空成形または圧空成形により、容器本体11が所定形状に成形される。略扇形状の紙製シートを略逆円錐台形状の筒体に成形したスリーブ20にマンドレルMを挿入する。次に、図6(a)に示すように、スリーブ20内の下部に底部材30を配置する。マンドレルMは底部材30の位置決めとなる。スリーブ20の下端23を内側に折り曲げて下部内周溝部24を形成する。図6(b)に示すように、底部材30の垂下部32は下部内周溝部24に配置されて固定され、スリーブ20と底部材30とが一体に固定される。下部内周溝部24と垂下部32とは糊等の接着剤を塗布して固着してもよい。
続いて、マンドレルMを取り外したのちに、図6(c)に示すように、容器本体11を上方からスリーブ20内に挿入する。スリーブ20の上部21は、容器本体11の胴部12の段差部12aにあらかじめ接着剤等を塗布することによって貼り付き、容器本体11とスリーブ20を固定させることができる。これによってスリーブ20の不用意な脱落を防ぐことができる。容器本体11の開口部13に形成されたフランジ部14により、スリーブ20の上部21が当接して容器本体11が入り込みすぎるのを防ぐことができる。このように、スリーブ20と底部材30とが一体に固定された後に容器本体11とが一体化されて断熱容器10が完成する。その後、適宜の内容物が容器本体11内に収容された、図示しないふた体により容器本体11の開口部13が風刺され、シュリンクフィルム等の包装体により包装されて、製品として集荷される。
以上図示し説明したように、本考案の断熱容器10は、プラスチックを素材としたカップ状の容器本体11と、容器本体11の胴部12外周面を覆う紙を主体とするスリーブ20と容器本体11のが底部15外面に配置された紙を主体とする底部材30とを備え、スリーブ20は下端23が内方に折り曲げられて下部内周溝部24が形成されており、底部材30は凹凸底板部31を有するとともに該底板部31の外周に垂下部32が一体に形成されており、垂下部32が下部内周溝部24に配置されて固定されてなる。そのため、コストが安く製作が容易でありつつ、容器本体11の内容物の温度をスリーブ20に伝えにくく断熱効果を有する。
容器本体11の胴部12外周面とスリーブ20との間に断熱空間Sが形成されて、容器本体11の内容物の熱がスリーブ20に伝導しにくくなる。また、スリーブ20の下端23が内方に折り曲げられて下部内周構造24が形成されることにより、上げ底形状に形成され、断熱空間S2が形成されて底部15の裏側の断熱効果を向上させることが可能であるとともに、断熱容器10がシュリンクフィルム等の包装体により包装された場合に、利用者が包装体を破りやすくなり、使用性が向上する。
底部材30を全面に凹凸部34を有するエンボスシートによって形成されることにより、より簡易な構成で製作することができ、製作コストも安くすることができる。凹凸部34により、容器本体11の底部15との間に断熱空間S3が形成されるため、断熱効果の向上を図ることができる。底部材30を紙製または紙材にプラスチックをコーティングした複合材により形成されたものを使用することにより、断熱容器10を軽量化することができる。凹凸底板部31の凹凸部34の高さを0.2ないし1mm、縦横幅を1ないし3mmとすることによって、利用者が底板部30に触れた場合にも、容器本体11に高温の内容物が収容されているときには利用者により熱を伝えにくく安全に安心して使用することができる。
また、当該断熱容器10において、使用される紙材料の重量が容器全体の重量の50%を超えるものとすれば、容器本体11等のプラスチックを素材とする部位におけるプラスチックの使用量が減少するため、容器10の軽量化や製造コストの低減を図ることが可能となる。
なお、本考案の断熱容器は、実施例のみに限定されるものではなく、考案の趣旨を逸脱しない範囲において構成の一部を適宜に変更して実施することができる。例えば、廃棄時の分別を容易にするために、紙製のスリーブに鉤状の切込みやミシン目等の破断部を設けて、容器本体からスリーブを分離しやすくしてもよい。
また、実施例では、容器本体の底部と底部材とを当接するように配置して、容器本体を安定して載置できるような構成としたが、容器本体と底部材の距離を遠くして断熱空間を広く確保し、断熱性を向上させてもよい。その際、必要に応じてスリーブの厚みを大きくして強度を高めてもよい。
10 断熱容器
11 容器本体
12 胴部
13 開口部
14 フランジ部
15 底部
20 スリーブ
21 スリーブの上部
22 スリーブの底部
23 スリーブの下端
24 下方内周溝部
30 底部材
31 凹凸底板部
32 垂下部
33 凹凸面
34 凹凸部
S 断熱空間

Claims (8)

  1. プラスチックを素材としたカップ状の容器本体と、前記容器本体の胴部外周面を覆う紙を主体とするスリーブと前記容器本体の底部外面に配置された紙を主体とする底部材とを備えた断熱容器であって、
    前記スリーブはその下端が内方に折り曲げられて下部内周溝部が形成されており、
    前記底部材は少なくとも前記容器本体の底面部に対応する凹凸面からなる凹凸底板部を有するとともに前記底板部の外縁には垂下部が一体に形成されていて、
    前記底部材の前記垂下部が前記スリーブの前記下部内周溝部に配置され固定されている
    ことを特徴とする断熱容器。
  2. 前記容器本体の胴部外周面と前記スリーブとの間に断熱空間が形成されている請求項1に記載の断熱容器。
  3. 前記底部材の凹凸底板部の凹凸の高さが0.2ないし1mmで、縦横幅が1ないし3mmである請求項1又は2に記載の断熱容器。
  4. 前記底部材が全面に凹凸部を有するエンボスシートによって形成されている請求項1ないし3のいずれか1項に記載の断熱容器。
  5. 前記底部材が紙材にプラスチックがコーティングされた複合材よりなる請求項1ないし4のいずれか1項に記載の断熱容器。
  6. 前記容器本体の底面部が底部材の凹凸面とは異なった凹凸形状に形成されている請求項1ないし5のいずれか1項に記載の断熱容器。
  7. 前記スリーブと前記底部材とが一体に固定された後に、前記容器本体との一体化がなされている請求項1ないし6のいずれか1項に記載の断熱容器。
  8. 使用される紙材料の重量が容器全体の重量の50%を超えるものである請求項1ないし7のいずれか1項に記載の断熱容器。
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