JP2012192959A - 断熱性容器 - Google Patents

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亮一 菅原
Tsutomu Yoshinaka
努 吉中
Mika Watanabe
美香 渡邉
Takeshi Morisako
健 森迫
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Abstract

【課題】胴部を二重にした紙製の容器であって、スタック時におけるブロッキング現象を起こさないようにした断熱性容器を提供すること。
【解決手段】胴部11の上方開口縁に外向きカール部13を有する上拡がりの紙カップ本体10と、胴部21の上方及び下方共に開口してなる上拡がりの紙製の外筒20とからなり、外筒20はその胴部21が紙カップ本体10の胴部11より裾拡がりとなるテーパーを有しており、外筒20の上方内面が紙カップ本体10における外向きカール部直下の側壁外周に接触すると共に外筒20の下端がその内側で紙カップ本体10の胴部11との間に間隔保持部を介することにより、紙カップ本体10の胴部11と外筒20の胴部21との間に断熱用の空間が形成されてなる断熱性容器Cであって、紙カップ本体10には、上側に積み重ねられた断熱性容器Cにおける外筒20の下端が載る突条15を内面側に突き出るように設ける。
【選択図】図1

Description

本発明は、インスタントラーメンやその他の即席食品を入れる容器の技術分野に属するもので、詳しくは、熱湯を注いで中身をそのまま食することのできるカップ状の断熱性容器に関する。
この種のカップ状をした断熱性容器として、一時は主流であった発泡ポリスチレンなどのプラスチック製のものに代え、最近では、特許文献1に記載のように、通常の紙カップからなるカップ本体に対してテーパーの異なった底なしの外筒を組み合わせるという簡単な構成により、胴部を二重にして断熱用の空隙を形成した紙製の断熱性容器が広く用いられている。
また、カップ本体と外筒との間の空隙をある程度の間隔で形成するため、特許文献2,3のように、紙カップ本体の胴部上方に外向き段部を周回方向に連続してあるいは不連続に設けるようにしたものや、特許文献4,5のように、外筒の胴部上方に内側に凹んだ縦罫線や横罫線を設けるようにしたものも知られている。
実開平4−45212号公報 特開2001−171642号公報 特開2000−103476号公報 特開2000−103478号公報 特開2000−103479号公報
従来の技術で述べたタイプの断熱性容器は、上方開口縁に外向きカール部を有する上拡がりの紙カップ本体と、上方及び下方共に開口しており下方開口縁に内向きカール部を有する上拡がりの紙製の外筒とで構成されている。そして、外筒はその上方開口内面が紙カップ本体における外向きカール部直下の側壁外周に接触すると共にその下方開口縁の内向きカール部が紙カップ本体の下方の側壁外周に接触する大きさになっており、紙カップ本体に外筒を被せ外筒の上方開口内面を紙カップ本体における外向きカール部直下の側壁外周に接着して両者を一体としている。
したがって、この断熱性容器を多数個積み重ねると、下側の断熱性容器におけるカップ本体よりも上側の断熱性容器における外筒の方が少し先細りであることから、外筒の下端がカップ本体の内面を押し広げる向きで当接した状態となり、積み重ね状態から1個ずつ取り出す際に、2個の容器どうしが互いに密着して分離しにくくなるというブロッキング現象を生じ、一度に2個取りを起こすという問題があった。
本発明は、上記のような問題を解決するためになされたものであり、その目的とするところは、胴部を二重にした紙製の容器であって、スタック時におけるブロッキング現象を起こさないようにした断熱性容器を提供することにある。
上記の目的を達成するため、本発明の断熱性容器は、胴部の上方開口縁に外向きカール部を有する上拡がりの紙カップ本体と、胴部の上方及び下方共に開口してなる上拡がりの紙製の外筒とからなり、外筒はその胴部が紙カップ本体の胴部より裾拡がりとなるテーパーを有しており、外筒の上方内面が紙カップ本体における外向きカール部直下の側壁外周に接触すると共に外筒の下端がその内側で紙カップ本体の胴部との間に間隔保持部を介することにより、紙カップ本体の胴部と外筒の胴部との間に断熱用の空間が形成されてなる断熱性容器であって、紙カップ本体には、上側に積み重ねられた断熱性容器における外筒の下端が載る突条を内面側に突き出るように設けたことを特徴とする。
そして、外筒の下方開口縁に形成した内向きカール部を紙カップ本体の胴部との間の間隔保持部としてもよいし、外筒の下方開口縁に形成した折返し部を紙カップ本体の胴部との間の間隔保持部としてもよい。
本発明の断熱性容器は、胴部の上方開口縁に外向きカール部を有する上拡がりの紙カップ本体と、胴部の上方及び下方共に開口してなる上拡がりの紙製の外筒とからなり、外筒はその胴部が紙カップ本体の胴部より裾拡がりとなるテーパーを有しており、外筒の上方内面が紙カップ本体における外向きカール部直下の側壁外周に接触すると共に外筒の下端がその内側で紙カップ本体の胴部との間に間隔保持部を介することにより、紙カップ本体の胴部と外筒の胴部との間に断熱用の空間が形成されてなる断熱性容器であって、紙カップ本体には、上側に積み重ねられた断熱性容器における外筒の下端が載る突条を内面側に突き出るように設けたことを特徴としているので、複数個を積み重ねた状態では、上側の断熱性容器における外筒の下端が下側の断熱性容器における紙カップ本体の突条の上に載った状態になり、多数個をスタックしても下側の断熱性容器における紙カップ本体の内面に上側の断熱性容器における外筒の下端が入り込んでいくことがなく、スタック状態から1個ずつ取り出す際に、2個の容器どうしが互いに密着して分離しにくくなるというブロッキング現象を生じることがない。
本発明に係る断熱性容器一例を示す示す断面図である。 図1の断熱性容器を積み重ねた状態で示す半断面図である。 図2の一部を拡大して示す説明図である。
次に、本発明の実施形態について図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すように、断熱性容器Cは、有底の紙カップ本体10と、上方及び下方共に開口した中空円筒状の外筒20とを組み合わせて構成されている。
紙カップ本体10は、内面もしくは内外両面にポリエチレン等の合成樹脂をコーティングした紙からなるもので、通常の紙カップと同様に、扇形状のブランクを丸めた胴部11の下方に円形状の底板12を巻き締めると共に上方開口縁に外向きカール部13を形成したものであり、さらに胴部11の上方に周回方向に外向き段部14を設けてある。この外向き段部14は周回方向に不連続状態で設けてあってもよい。
一方、外筒20は、紙単体もしくは片面又は両面にポリエチレン等の合成樹脂をコーティングした扇形状の紙からできており、胴部21の下方開口縁に内向きカール部22が形成されている。紙カップ本体10と同様に外筒20も上拡がりであるが、外筒20はその胴部21が紙カップ本体10の胴部11より少しだけ裾拡がりとなるテーパーを有しており、外筒20の上方内面が紙カップ本体10における外向きカール部13直下の側壁外周に接触すると共にその下方開口縁の内向きカール部22が紙カップ本体10の下方の側壁外周に接触する大きさになっている。すなわち、内向きカール部22が紙カップ本体10の胴部11との間の間隔保持部を形成している。
そして、紙カップ本体10には、上側に積み重ねられた断熱性容器Cにおける外筒20の下端が載る突条15が内面側に突き出るように設けられている。この突条15は、カップ成形機において外向きカール部13のカール形成工程と同時に形成するか別の工程で形成することができる。あるいは、カップ成形機とは別の加工機にて形成するようにしてもよい。
紙カップ本体10と外筒20を組み合わせるには、紙カップ本体10の外側に外筒20を被せ、外筒20の上方内面を紙カップ本体10における外向きカール部直下の側壁外周、すなわちここでは外向き段部14の外面に水性エマルジョン糊やホットメルトなどの接着剤で止めて両者を一体とする。これにより断熱性容器Cが形成される。なお、使用形態によっては、外筒20の下方開口縁に形成された内向きカール部22の部分も紙カップ本体10の胴部11に接着することにより、紙カップ本体10と外筒20の結合がより確実になるようにすることができる。
このようにして形成された断熱性容器Cは、テーパーの異なる紙カップ本体10の胴部11と外筒20の胴部21の間に空隙が形成され、この空隙の部分が断熱作用を果たすので、紙カップ本体10の中に熱湯を入れた場合、紙カップ本体10の胴部11の熱が外筒20の胴部21に伝わるのが防止される。
そして、この断熱性容器Cを空の状態で積み重ねると、図2及び図3に示すように、上側の断熱性容器1Cにおける外筒20の下端が下側の断熱性容器Cにおける紙カップ本体10の突条15の上に載った状態になる。したがって、多数個をスタックしても下側の断熱性容器Cにおける紙カップ本体10の内面に上側の断熱性容器Cにおける外筒20の下端が入り込んでいくことがなく、スタック状態から1個ずつ取り出す際に、2個の容器どうしが互いに密着して分離しにくくなるというブロッキング現象を生じることがない。
なお、図1の断熱性容器Cでは、周回方向に連続する形状で突条15を設けているが断続的に設けるようにしてもよく、このように突条を断続的に設けると、隣接する突条の隙間から空気が抜けやすくなるのでスタッキング性が向上する。
また、図1の断熱性容器Cでは、外筒20における下方開口縁に内向きカール部22を形成しているが、この内向きカール部22をテーパー面より多少外側に膨らむように形成してもよい。外筒20の内向きカール部22をこのような形状にすることで、スタックした際に、紙カップ本体10の突条15の上に外筒20の内向きカール部22の外側部分の膨らみ部分が係止することになってブロッキング現象の発生がより少なくなる。
また、図1の断熱性容器Cでは、外筒20における下方開口縁の内向きカール部22を紙カップ本体10の胴部11との間の間隔保持部としたが、外筒20の下方開口縁に折返し部を形成し、これを紙カップ本体10の胴部11との間の間隔保持部としてもよい。
以上、本発明を実施するための形態について詳細に説明してきたが、本発明による断熱性容器は、上記の形態に何ら限定されるものではなく、背景技術で挙げた特許文献に記載の断熱性容器を始めとして、紙カップ本体に対してテーパーの異なった底なしの外筒を組み合わたタイプの公知の断熱性容器に適用することが可能であり、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更が可能であることは当然のことである。
本発明の断熱性容器は、インスタントラーメンやその他の即席食品を入れる容器として用いられるほか、ファーストフードの店頭にて熱いか或いは冷たい中身を入れるような場合にも好適に利用することができる。
C 断熱性容器
10 紙カップ本体
12 底板
13 外向きカール部
14 外向き段部
15 突条
20 外筒
21 胴部
22 内向きカール部

Claims (3)

  1. 胴部の上方開口縁に外向きカール部を有する上拡がりの紙カップ本体と、胴部の上方及び下方共に開口してなる上拡がりの紙製の外筒とからなり、外筒はその胴部が紙カップ本体の胴部より裾拡がりとなるテーパーを有しており、外筒の上方内面が紙カップ本体における外向きカール部直下の側壁外周に接触すると共に外筒の下端がその内側で紙カップ本体の胴部との間に間隔保持部を介することにより、紙カップ本体の胴部と外筒の胴部との間に断熱用の空間が形成されてなる断熱性容器であって、紙カップ本体には、上側に積み重ねられた断熱性容器における外筒の下端が載る突条を内面側に突き出るように設けたことを特徴とする断熱性容器。
  2. 外筒の下方開口縁に形成した内向きカール部を紙カップ本体の胴部との間の間隔保持部としたことを特徴とする請求項1に記載の断熱性容器。
  3. 外筒の下方開口縁に形成した折返し部を紙カップ本体の胴部との間の間隔保持部としたことを特徴とする請求項1に記載の断熱性容器。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2006143331A (ja) * 2004-11-22 2006-06-08 Michael Hoerauf Mas Fab 二重壁紙カップ
JP2009173346A (ja) * 2008-01-21 2009-08-06 Ptm Packaging Tools Machinery Pte Ltd 紙材料から作られたカップ

Patent Citations (2)

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