JP2014227220A - 紙カップ - Google Patents

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JP2014227220A
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貴久 小瀬
Takahisa Kose
貴久 小瀬
高野 正人
Masato Takano
正人 高野
裕一 平井
Yuichi Hirai
裕一 平井
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【目的】紙カップの底部に断熱性を持たせる。【構成】紙カップ10Aは筒状の胴部12と,胴部の下端を閉鎖する底部13から構成される。底部13は紙を主成分とする基材13とこの基材の少なくとも内面側に設けられた発泡断熱層32とを含む。【選択図】図1

Description

この発明は紙を主強度部材とする紙カップに関する。
従来技術
紙カップに断熱性を持たせるために,紙カップの筒状の胴部に外筒を被せたもの(特許文献1)や,紙カップの胴部を発泡させたもの(特許文献2)が知られている。
実開平4−45212号公報 特許第4665310号公報
しかしながら,これらの紙カップは胴部に断熱性を持たせたものである。紙カップ内に熱い内容物を入れて手で持ったときに,紙カップの底に指が触れたときに熱さを感じてしまう。
この発明は,底部に指が触れても熱さを感じない紙カップを提供するものである。
この発明は断熱性をもつ底部の構造を簡素化した紙カップを提供するものである。
この発明による紙カップは,筒状の胴部と,胴部の下端を閉鎖する底部とを備え,底部が,紙を主成分とする基材とこの基材の少なくとも内面側に設けられた発泡断熱層とを含むことを特徴とする。
底部に発泡断熱層が設けられているので,紙カップ内に熱い内容物を入れた場合であっても,そして仮に指が底に触れても熱さを感じさせない。発泡断熱層が底部の内面側に設けられているので,この発泡断熱層が保護層となる。食料品や液体を入れる用途の紙カップであっても,底部内面に別の保護層を設ける必要がなく,構造が簡素であり,材料と加工工程がその分少なくなり,安価に提供できる。さらに,底面の外面は基材であるから,ここに数字,文字,記号,バーコード等を印刷しても視認性を保つことができる。
必要であれば胴部の内面もしくは外面または両面にも発泡断熱層を設けてもよい。さらに,胴部の外側に断熱空間を設けるように外筒部材を被せ,固定してもよい。胴部と外筒部材との間に発泡断熱層を設けてもよい。外筒部材に代えて他の断熱部材,たとえば波形型紙を胴部外面に巻きつけてもよい。
このようにして,紙カップの胴部にも断熱性をもたせることができる。
さらに紙カップに糸尻を設ければ,この糸尻に指をかけて紙カップを持つこともできる。糸尻は,胴部の下端部を胴部の延長方向に延長させることにより形成することができる。より望ましくは,底部の周縁部を下方に屈曲し,胴部の下端部の延長した部分を底部の屈曲部の外面に接合し,さらに胴部の下端部の先端部を内方に折返して屈曲部の内面に接合することにより糸尻を形成する。
この発明の実施例を示すもので,紙カップの一部を破断して(断面端面図として)示す正面図である。 変形例を示すもので,紙カップの胴部と底部の一部を示す拡大断面端面図である。 他の変形例を示すもので,紙カップの胴部と底部の一部を示す拡大断面端面図である。 この発明のさらに他の変形例を示すもので,紙カップの一部を破断して(断面端面図として)示す正面図である。
図1はこの発明の実施例による紙カップの一部を破断して示す正面図である。図1および他の図面において,分りやすくするために厚さ,糸尻等がやや誇張されて描かれている。
紙カップ10Aは筒状の胴部12と胴部12の下端を塞ぐ底部13とから構成されている。胴部12は下部の径が小さく,上部にいくほど径が大きくなる円筒状で,上端部は外側に巻かれ,いわゆるカール(トップ・カール部)12Aとなっている。底部13は円形で胴部12の下端部に設けられ,胴部12にぴったりと嵌められている。すなわち,底部13の周縁部が胴部12の内面に沿って下方(図1において下方,すなわち紙カップの全体でみると底部のある方が下である)に屈曲されている(屈曲された部分を屈曲部13Aという)。胴部12の下端部が底部13による底面よりも下方に延長され,この延長部分(符号12Bで示す部分)が底部13の屈曲部13Aの外面に接合され,胴部12の下端部の先端部は折り返されて(この折り返し部分を符号12Cで示す)屈曲部13Aの内面に接合されている。底部13の屈曲部13A,および胴部12の下端延長部の一部分12B,折り返し部12Cにより紙カップ10Aの糸尻19が形成されている。胴部12と底部13との各部分は,接着剤による接着または熱可塑性樹脂による熱接着(熱溶着)により接合される。折り返し部12Cは必ずしもなくてもよい。
胴部12は基材21とその内面に設けられた保護層22とから構成される。基材21は紙を主成分とするもので,紙の表面にコート層等を設けた積層構造のものでもよい。保護層22は熱可塑性樹脂,たとえばポリエチレン(PE),ポリプロピレン(PP),エチレン・酢酸共重合体などにより形成されるが,これらに限られないのはいうまでもない。保護層22は必ずしもなくてもよい。
底部13は紙を主成分とする基材31と断熱発泡層32とから構成され,断熱発泡層32が底部13の内側面に設けられているところに特徴がある。
断熱発泡層32はたとえば低密度ポリエチレンなどの発泡プラスチックにより構成される。紙カップの胴部と底部とを接合した後,発泡工程により断熱発泡層32を形成する。ポリエチレン系樹脂,たとえば,低密度ポリエチレン内に発泡剤(炭酸水素ナトリウムなど)を混入させておき加熱して発泡させる,加熱して基材31内に含まれる水蒸気により発泡させるなど,合成樹脂に公知の手法を用いて発泡させ,断熱性をもたせることができる。なお,糸尻19を形成する接合部分の発泡は抑制される。断熱発泡層32となる合成樹脂は押し出し加工またはラミネート加工により基材31の内面に形成される。
基材としての紙は紙カップ成形適性の良いカップ厚紙を用いることが好ましくは,坪量は,特に限定されないが,紙カップ成形適性上150〜350g/m の範囲のものが望ましい。
底部13において断熱発泡層32を基材31の内面側に設けたことにより,断熱発泡層32が保護層となるので底部13の内面に別の保護層を設けなくてすむ。もし,断熱発泡層を底部の外面に設けたとすると,紙カップ内に食品または液体を収納する場合には,底部の内面に合成樹脂フィルムによる保護層を設ける必要があり,この場合には,底部は外側から内側に向って断熱発泡層,基材,保護層の少なくとも三層構造としなければならない。断熱発泡層32を基材31の内側に設けることにより,底部13は少なくとも二層構成でよいことになる。底部の構成が簡素となり材料費の節約,加工工程の省力化につながる。さらに,底部の外面側に断熱発泡層が存在すると,その表面には細かな凹凸が形成されているから,そこに文字,数字,バーコードなどを印刷しても読みにくいものとなる。これに対して底部13の外面を基材(紙)12にしておくと,そこに文字,数字,バーコード等を印刷しても通常の紙上のものと同じ視認性を保つことができる。
以上のように,紙カップ10Aは底部13に断熱発泡層32が設けられているから,紙カップ10A内に熱い内容物を入れたときに,指が底部に触れても熱さを感じさせない。
図2は変形例を示すものである。ここでは,紙カップの胴部14が,基材41とその内面側に設けられた断熱発泡層42とにより構成されている。
図3はさらに他の変形例を示すもので,紙カップの胴部15が基材51とその外面側に設けられた断熱発泡層52とにより構成されている。紙カップの胴部の内,外面側に断熱発泡層を設けてもよい。
図4はさらに他の変形例を示すもので,この紙カップ10Bにおいては外筒部材16が胴部12に被せられている。すなわち,外筒部材16は下部よりも上部の径がやや大きい筒状体であり,下端部が内側に巻かれカール16Aを形成している。この外筒部材16内に,底部13を有する胴部12が上からすっぽりと入る(嵌入される)。そして,外筒部材16の上端が胴部12のカール12Aの内側のすき間に入り,外筒部材16の下端部の内側に巻いたカール16Aが胴部12の外周下端付近に外方から当り(カール16Aの下端は糸尻19の下端よりも下にはならない),胴部12の外面と外筒部材16の内面との間に断熱空間(間隙)を形成する。外筒部材16は胴部12に接着剤で固定される。たとえば外筒部材16の上端部付近の胴部12との間隙が狭くなっている箇所で,胴部12の外面と外筒部材16の内面との間を数箇所で接着剤により固定(接着)する。外筒部材16の上端付近とカール12Aの内側とを接着してもよいし,外筒部材16のカール16Aと胴部12の外周下端部とを接着してもよい。外筒部材16と胴部12との間の空間に断熱発泡体を形成してもよい。さらに胴部12に断熱発泡層が形成された紙カップ(図2,図3)に外筒部材を被せてもよい。外筒部材に代えて,胴部の外面に波形厚紙を巻きつけてもよい。
このようにして,上記変形例によると,紙カップの胴部も断熱性を持つようになり,紙カップ全体が断熱性を有する。
10A,10B 紙カップ
12,14,15,16 胴部
12B 胴部の下端部
12C 胴部の折り返し部
13 底部
13A 底部の屈曲部
16 外筒部材
19 糸尻
21,41,51 胴部の基材
31 底部の基材
32 底部の断熱発泡層
42,52 胴部の断熱発泡層

Claims (5)

  1. 筒状の胴部と,胴部の下端を閉鎖する底部とを備え,上記底部は紙を主成分とする基材とこの基材の少なくとも内面側に設けられた発泡断熱層とを含む,紙カップ。
  2. 上記胴部が紙を主成分とする基材と,この基材の少なくとも一面に設けられた発泡断熱層とを含む,請求項1に記載の紙カップ。
  3. 上記胴部の外側に断熱空間を設けるように外筒部材が被せられかつ固定されている,請求項1または2に記載の紙カップ。
  4. 上記胴部の下端部が上記底部よりも下方に延長された部分を有し,これにより糸尻が形成されている,請求項1から3のいずれか一項に記載の紙カップ。
  5. 上記糸尻が,上記底部の周縁部が下方に屈曲され,上記胴部の下端部が上記底部の屈曲部の外面に接合され,さらに内方に折返されて上記屈曲部の内面に接合されることにより形成されている,請求項4に記載の紙カップ。
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