JP2010064534A - シートスライド装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 バネ3でロックするシートスライド装置に於いて、バネ3がアッパーレール2に当たって異音を生ずることがなく、ロック解除をスムーズに行い得るようにする。
【解決手段】 ロック機構は、アッパーレール2の第1立板201に形成されたロック用貫通孔201aと、第2立板202に形成された操作部用貫通孔202aと、ロアレール1の下垂部13の下端縁の係合歯13aと、基部30と係合部31と操作部36とを有しており基部30が立板201,202間に挟持され操作部36が操作部用貫通孔202aを通してレール外部へ導出され係合部31がロック用貫通孔201aを通して係合歯13aと係合/離脱可能なロック部材3を有する。ロック部材3のバネ力で係合部31を係合歯13aに係合させてロックし、バネ力に抗して操作部36を操作して係合歯13aから離脱させてロック解除する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、アッパーレールを移動可能にロアレール上に支持して成り、アッパーレールとロアレールに関連付けられたロック機構を有し、該ロック機構によりアッパーレールを移動禁止状態にロックするシートスライド装置に関する。
シートスライド装置には、小型化・軽量化の要請がある。この要請に応え得る一つの手法として、線状弾性体を屈曲形成して成るバネをロック部材として用いることで、部品点数を削減して、小型化・軽量化を達成するという手法を挙げることができる。
図5(a)(b)に、線状弾性体を屈曲形成して成るバネ3pをロック部材として用いた従来のシートスライド装置を示す。(a)は正面図、(b)は平面図である。
バネ3pは、その両端部30cp,30cpを、アッパーレール2pの立板部20pに支持されている。ロック解除は、バネ3pをバネ力に抗して押し下げて、バネ3pからロアレール1p方向へ突出されている係合部31pを、ロアレール1pの下垂部13pの下端面に形成されている係合歯13apから離脱させることにより行われる。また、ロックは、バネ3pの押し下げを無くして、バネ3pのバネ力で、係合部31pを係合歯13apとの係合状態へ復帰させることにより行われる。
従来のシートスライド装置としては、下記特許文献1を挙げることができる。
特開平7−195964号公報。
図5に示すシートスライド装置では、バネ3pは、その両端部30cp,30cpをアッパーレール2pの立板部20pに支持されているだけであるため、当該の両端部30cp,30cpを貫く仮想直線を回転軸として、若干ではあるが、回転方向へ変移可能である。このため、自動車の振動等によりバネ3pが立板部20pの板面にガタガタと当接して異音を発するという不具合や、バネ3pの係合部31pをロアレール1p側の係合歯13apから離脱させてロックを解除するべくバネ3pを押し下げようとしても、スムーズに押し下げ難いという不具合がある。
本発明は、小型化・軽量化の要請に応えるべくロック部材として線状弾性体製のバネを用いるシートスライド装置に於いて、バネがアッパーレールにガタガタと当接して異音を生ずるという不具合や、ロック解除操作をスムーズに行えないという不具合を無くすことを目的とする。
また、更なる小型化・軽量化を達成することを目的とする。
本発明は、下記[1]〜[6]のように構成される。なお、本項(課題を解決するための手段)及び次項(発明の効果)に於いて付した符号は理解を容易にするためであり、本願発明を符号の構成に限定する趣旨ではない。
[1]構成1:
アッパーレール2を移動可能にロアレール1上に支持して成り、アッパーレール2とロアレール1に関連付けられたロック機構を有し、該ロック機構によりアッパーレール2を移動禁止状態にロックするシートスライド装置であって、
前記ロアレール1は、レール底部を成す底壁部10と、該底壁部10の一方の縁から上方へ立設された側壁部11と、該側壁部11の上端からレール幅方向内側へ延設された天壁部12と、該天壁部12の先端から下垂された下垂部13とを有し、
前記アッパーレール2は、鉛直に設けられる2枚の平行な立板201,202を備え上部にてシートを支持する立板部20と、該立板部20の一方の立板201の下端から前記ロアレール1の側壁部11側へ延設された底板部21と、該底板部21の先端から上方へ立設されその先端が前記ロアレール1の側壁部11と天壁部12と下垂部13とで構成される溝内に位置される側板部22とを有し、
前記ロック機構は、
前記一方の立板201に形成されたロック用貫通孔201aと、
前記他方の立板202に形成された操作部用貫通孔202aと、
前記下垂部13の下端縁を凹凸状に切り欠いて形成された係合歯13aと、
基部30と、該基部30から突出される係合部31と、該係合部31とは反対側へ前記基部30から突出される操作部36とを有するように線状弾性体を屈曲形成して成り、前記基部30が前記2枚の立板201,202間にて挟持され、前記操作部36が前記操作部用貫通孔202aを通してレール外部へ導出され、前記係合部31が前記ロック用貫通孔201aを通して前記係合歯13aと係合/離脱可能であるロック部材3と、
を有し、
前記ロック部材3の弾性力により係合部31を前記係合歯13aに係合させて前記アッパーレール2を移動禁止状態にロックし、前記弾性力に抗して操作部36を操作して前記係合歯13aから離脱させることによりロック解除する、ことを特徴とするシートスライド装置。
[2]構成2:
構成1に於いて、
前記立板部20の2枚の平行な立板の何れか一方201/202には、前記線状弾性体製のロック部材3を支持するための保持部201bが切り起こし形成されており、
前記ロック部材3は、基部30の各端部30c,30cを前記保持部201bに係止されている、
ことを特徴とするシートスライド装置。
[3]構成3:
構成1又は構成2に於いて、
前記ロアレール1は、前記底壁部10の他方の縁から立設された第2側壁部16を更に有し、該第2側壁部16の高さは前記操作部用貫通孔202aの高さよりも低く設定されている、
ことを特徴とするシートスライド装置。
[4]構成4:
構成1〜構成3の何れかに於いて、
前記ロック機構は、前記側板部22に貫通形成された係合受孔22aを更に有し、
前記ロック部材3は、前記係合部31が前記ロック用貫通孔201aを通して前記係合歯13aと係合/離脱可能であり、且つ、該係合部31の先端が前記係合受孔22aに係止されている、
ことを特徴とするシートスライド装置。
[5]構成5:
構成4に於いて、
前記一方の立板に形成されたロック用貫通孔201aと前記側板部22に形成された係合受孔22aは、各貫通孔上壁部内面から当該貫通孔201a/22a内へ垂れ下がるように設けられた舌状部201aa/22aaを有する、
ことを特徴とするシートスライド装置。
[6]構成6:
構成3〜構成5の何れかに於いて、
前記ロアレール1は、前記第2側壁部16の先端から前記操作部用貫通孔202aよりも低い高さでレール幅方向内側へ延設された第2天壁部17と、該第2天壁部17の先端から下垂された第2下垂部18とを更に有し、
前記アッパーレール2は、前記他方の立板202の下端から前記ロアレール1の第2側壁部16側へ前記底板部21よりも幅狭に延設された第2底板部26と、該第2底板部26の先端から上方へ立設されその先端が前記ロアレール1の第2側壁部16と第2天壁部17と第2下垂部18とで構成される溝内に位置される第2側板部27を更に有する、
ことを特徴とするシートスライド装置。
構成1は、アッパーレール2を移動可能にロアレール1上に支持して成り、アッパーレール2とロアレール1に関連付けられたロック機構を有し、該ロック機構によりアッパーレール2を移動禁止状態にロックするシートスライド装置であって、前記ロアレール1は、レール底部を成す底壁部10と、該底壁部10の一方の縁から上方へ立設された側壁部11と、該側壁部11の上端からレール幅方向内側へ延設された天壁部12と、該天壁部12の先端から下垂された下垂部13とを有し、前記アッパーレール2は、鉛直に設けられる2枚の平行な立板201,202を備え上部にてシートを支持する立板部20と、該立板部20の一方の立板201の下端から前記ロアレール1の側壁部11側へ延設された底板部21と、該底板部21の先端から上方へ立設されその先端が前記ロアレール1の側壁部11と天壁部12と下垂部13とで構成される溝内に位置される側板部22とを有し、前記ロック機構は、前記一方の立板201に形成されたロック用貫通孔201aと、前記他方の立板202に形成された操作部用貫通孔202aと、前記下垂部13の下端縁を凹凸状に切り欠いて形成された係合歯13aと、基部30と、該基部30から突出される係合部31と、該係合部31とは反対側へ前記基部30から突出される操作部36とを有するように線状弾性体を屈曲形成して成り、前記基部30が前記2枚の立板201,202間にて挟持され、前記操作部36が前記操作部用貫通孔202aを通してレール外部へ導出され、前記係合部31が前記ロック用貫通孔201aを通して前記係合歯13aと係合/離脱可能であるロック部材3と、を有し、前記ロック部材3の弾性力により係合部31を前記係合歯13aに係合させて前記アッパーレール2を移動禁止状態にロックし、前記弾性力に抗して操作部36を操作して前記係合歯13aから離脱させることによりロック解除する、ことを特徴とするシートスライド装置であるため、ロック部材(バネ)3がアッパーレール2にガタガタと当接して異音を生ずるという不具合や、ロック解除操作をスムーズに行えないという不具合を無くすことができるとともに、更なる小型化・軽量化を達成することができる。
構成2は、構成1に於いて、前記立板部20の2枚の平行な立板の何れか一方201/202には、前記線状弾性体製のロック部材3を支持するための保持部201bが切り起こし形成されており、前記ロック部材3は、基部30の各端部30c,30cを前記保持部201bに係止されている、ことを特徴とするシートスライド装置であるため、構成1の効果に加えて、ロック部材3をアッパーレール2の立板部20に取り付ける作業が容易になるという効果がある。
構成3は、構成1又は構成2に於いて、前記ロアレール1は、前記底壁部10の他方の縁から立設された第2側壁部16を更に有し、該第2側壁部16の高さは前記操作部用貫通孔202aの高さよりも低く設定されている、ことを特徴とするシートスライド装置であるため、操作部用貫通孔202aの付近が開放されている。このため、構成1や2の効果に加えて、例えば、操作部用貫通孔202aから導出される操作部36に連結するべき部材用のスペースを大きくとることができる効果がある。
構成4は、構成1〜構成3の何れかに於いて、前記ロック機構は、前記側板部22に貫通形成された係合受孔22aを更に有し、前記ロック部材3は、前記係合部31が前記ロック用貫通孔201aを通して前記係合歯13aと係合/離脱可能であり、且つ、該係合部31の先端が前記係合受孔22aに係止されている、ことを特徴とするシートスライド装置であるため、構成1〜3の効果に加えて、係合部31をアッパーレール側・ロアレール側・アッパーレール側の3点で係止することができ、ロックを確実に行うことができる効果がある。
構成5は、構成4に於いて、前記一方の立板に形成されたロック用貫通孔201aと前記側板部22に形成された係合受孔22aは、各貫通孔上壁部内面から当該貫通孔201a/22a内へ垂れ下がるように設けられた舌状部201aa/22aaを有する、ことを特徴とするシートスライド装置であるため、構成4の効果に加えて、係合突部31をアッパーレール側・ロアレール側・アッパーレール側の3点で係止する機能の一部を舌状部201aa,22aaにより担うことができ、さらに確実にロックを行うことができる効果がある。
構成6は、構成3〜構成5の何れかに於いて、前記ロアレール1は、前記第2側壁部16の先端から前記操作部用貫通孔202aよりも低い高さでレール幅方向内側へ延設された第2天壁部17と、該第2天壁部17の先端から下垂された第2下垂部18とを更に有し、前記アッパーレール2は、前記他方の立板202の下端から前記ロアレール1の第2側壁部16側へ前記底板部21よりも幅狭に延設された第2底板部26と、該第2底板部26の先端から上方へ立設されその先端が前記ロアレール1の第2側壁部16と第2天壁部17と第2下垂部18とで構成される溝内に位置される第2側板部27を更に有する、ことを特徴とするシートスライド装置であるため、構成3〜5の効果に加えて、シートスライド装置の強度を向上させ得る効果がある。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。
図1は実施の形態のシートスライド装置をロック機構の部分で切断した断面図(レールに直交する平面で切断した断面図)、図2は図1のシートスライド装置で用いるロック部材(バネ)3の平面図(a)と正面図(b)、図3(a)は図1内A−A線矢視図(図1の右方から第2立板202を透視して見た図)、(b)はロック部材(バネ)3の斜視図、図4は図1内A−A線矢視の部分(図1の右方から第2立板202を透視して見た部分)の概要を斜視図として描いた図である。
図示のシートスライド装置は、ロアレール1の底壁部10とその縁から立設された2つの側壁部(側壁部11,第2側壁部16)で囲まれる空間(溝状空間)に、アッパーレール2の下部を収容して、レール方向へ移動可能に支持する装置である。この移動を可能にするために、アッパーレール2とロアレール1の間隙には、ローラやボール(何れも不図示)が介在されている。アッパーレール2とロアレール1の間隙に適宜にローラやボールを介在させること自体は周知であるため、図示と説明は省略する。
また、図示のシートスライド装置では、アッパーレール2とロアレール1に関連づけてロック機構(後述)が設けられており、これにより、アッパーレール2の移動を所望の位置で停止させて、ロックすることが可能とされている。
ロアレール1は、床面に平行に設置されてレール底部を成す底壁部10と、底壁部10の一方の縁から垂直に立設された側壁部11と、側壁部11の上端縁から略90度レール幅方向内側へ曲げて延設された天壁部12と、天壁部12の先端から略90度下方へ曲げて下垂された下垂部13とを有する。
また、ロアレール1は、底壁部10の他方の縁から斜め上方へ鈍角で曲げてその最高高さが下記アッパーレール2の立板部20の第2立板202の操作部用貫通孔202aより低くなるように延設された第2側壁部16と、第2側壁部16の先端からその最高高さが操作部用貫通孔202aより低くなるように略90度曲げてレール幅方向内側斜め上方へ延設された第2天壁部17と、第2天壁部17の先端から略90度曲げて底壁部10側へ延設された第2下垂部18とを有する。
これらの各部から構成されるロアレール1は、例えば、1枚の金属板を折り曲げ形成することにより製造され得る。
アッパーレール2は、鉛直に設けられる2枚の平行な立板201,202を備え上部にてシートを支持する立板部20と、立板部20の一方の立板(第1立板)201の下端から前記ロアレール1の側壁部11側へ略90度曲げて延設された底板部21と、底板部21の先端から略90度曲げて上方へ立設されその先端が前記ロアレール1の側壁部11と天壁部12と下垂部13とで構成される溝内に位置されており且つ先端部が斜め上方へ曲げられている側板部22と、を有する。
ここで、立板部20は、段部2010を有する第1立板201と、段部2020を有する第2立板202とを、両段部2010,2020の上部を重ねて接合して成るものであり、両立板201,202の間隙に、ロック部材(後述)3の基部30が、後述のように挟持される。
また、アッパーレール2は、他方の立板(第2立板)202の下端から前記ロアレール1の第2側壁部16側へ略90度曲げて底板部21よりも幅狭に延設された第2底板部26と、第2底板部26の先端から斜め上方へ鈍角で曲げて立設されその先端が前記ロアレール1の第2側壁部16と第2天壁部17と第2下垂部18とで構成される溝内に位置される第2側板部27を更に有する。
これらの各部から構成されるアッパーレール2の第1立板201の側や、第2立板202の側は、例えば、それぞれ、1枚の金属板を折り曲げ形成することにより製造され得る。なお、これに代えて、例えば、1枚の板材を折り曲げて図1内上方にて断面コの字状に折り曲げて連続させたものであってもよい。
このようにアッパーレール2とロアレール1とが構成されているため、アッパーレール2の立板部20を下方へ延長した仮想面(第1立板201と第2立板202の上部での接合面を図1で下方へ延長した面)は、底板部21の下方側の部分の幅が第2底板部26の下方側の部分の幅よりも広くなるように、ロアレール1の底壁部10を分割する。言い換えれば、図1で立板部20の境界より右側の部分は、左側の部分よりも小さく構成されており、軽量である。
ロック機構は、アッパーレール2の第1立板201に形成されたロック用貫通孔201aと、アッパーレール2の第2立板202に形成された操作部用貫通孔202aと、ロアレール1の下垂部13の下端縁を凹凸状に切り欠いて形成された係合歯13aと、アッパーレール2の側板部22に貫通形成された係合受孔22aと、線状弾性体を屈曲形成して成るロック部材(バネ)3とを有する。
ここで、ロック部材3は、基部30と、基部30から突出された係合部31と、係合部31とは反対側へ基部30から突出された操作部36とを有し、基部30が、アッパーレール2の第1立板201と第2立板202の間に挟持されている。即ち、第1立板201の2カ所には、保持部201b,201bが、それぞれ第2立板202へ向かう側へ切り起こし形成されており、この保持部201b,201bに、線状のロック部材3の各端部30c,30cが係止されている。なお、保持部は、第1立板201ではなく、第2立板202に形成されていてもよい。その場合、当該の設計変更に適合するように、ロック部材の形状(係合部や操作部の突出度合い等)にも若干の設計変更が必要となる。
ロック部材3の操作部36は、第2立板202の操作部用貫通孔202aを通して、レール外部へ導出されている。この導出部分に、ロック解除ハンドル(不図示)等の部材が連携され、これにより、外部からの操作によるロック解除が可能となる。この操作部用貫通孔202aの位置(高さ)は、前述したように、ロアレール1の第2側壁部16や第2天壁部17より高いため、操作部用貫通孔202aから導出される操作部36の付近は開放されており、例えば、当該操作部36に連携させるためのロック解除ハンドル等の部材を容易に後付けでき、作業工程の自由度が増す。
ロック部材3の係合部31は、第1立板201のロック用貫通孔201aを通して、ロアレール1の下垂部13下端の係合歯13aに係合/離脱可能とされているとともに、さらに、アッパーレール2の側板部22に貫通形成された係合受孔22aに挿通されて、該係合受孔22aの上壁部内面から垂れ下がるように設けられている舌状部22aaに係合されている。なお、ロック用貫通孔201aや係合受孔22aの個数は、ロック部材3の係合部31の個数に応じて決まり、また、それらの高さ位置は、ロアレール下垂部13下端の係合歯13aと同等である。
係合部31をロック用貫通孔201aに挿通する際には、隣接する係合突部31,31の先端を連結する先端連結部32は、ロック部材3を若干押し下げることにより、ロック用貫通孔201aや係合受孔22aの上壁部内面からそれぞれ当該の貫通孔内へ垂れ下がるように設けられている舌状部201aa,22aaの下方の間隙を通過される。
このように構成されるロック機構に於いて、操作部用貫通孔202aから導出されている操作部36を押し下げると、ロック部材3の中央部全域が押し下げられ、その結果、係合部31が係合歯13aから下方へ離脱して、ロックが解除される。
また、操作部36の押し下げをやめると、ロック部材3の中央部を含む全域が弾性(バネ)力で元の位置へ復帰し、その結果、係合部31が係合歯13aと係合して、再び、ロック状態となる。このロック状態では、係合部31は係合受孔22aの舌状部22aaのレール方向の端面やロック用貫通孔201aの舌状部201aaのレール方向の端面により係止されているため、結果、アッパーレール側の側板部22・ロアレール側の下垂部13・アッパーレール側の第1立板201の3点で係止され、ロック状態を確実に維持することができるようになる。
上記では、ロック部材3の断面形状について言及していないが、例えば、円形断面とすると、係合部31の径を、強度を確保したままで小さくできるため、所要のロック強度を確保したままで係合歯13aのレール方向のピッチを小さくすることができる。即ち、ロック位置の段階を小さく設定できる。
実施の形態のシートスライド装置のロック機構部分の断面図。 図1のシートスライド装置で用いるロック部材(バネ)3を示し、(a)は平面図、(b)は正面図。 (a)は図1内A−A線矢視図、(b)はロック部材(バネ)3の斜視図。 図1内A−A線矢視を斜視図で示した図。 線状弾性体を屈曲形成したバネp3をロック部材として用いた従来のシートスライド装置を示し、(a)は平面図、(b)は正面図。
符号の説明
1 ロアレール
10 底壁部
11 側壁部
12 天壁部
13 下垂部
13a 係合歯
16 第2側壁部
17 第2天壁部
18 第2下垂部
2 アッパーレール
20 立板部
201 第1立板(一方の立板)
201a ロック用貫通孔
201aa 舌状部
201b 保持部
202 第2立板(他方の立板)
202a 操作部用貫通孔
21 底板部
22 側板部
22a 係合受孔
22aa 舌状部
26 第2底板部
27 第2側板部
3 ロック部材(バネ)
30 基部
30c 端部
31 係合部
32 先端連結部
36 操作部
1p ロアレール(従来)
2p アッパーレール(従来)
20p 立板部(従来)
3p ロック部材(バネ)(従来)
31p 係合部(従来)
13ap 係合歯(従来)

Claims (6)

  1. アッパーレールを移動可能にロアレール上に支持して成り、アッパーレールとロアレールに関連付けられたロック機構を有し、該ロック機構によりアッパーレールを移動禁止状態にロックするシートスライド装置であって、
    前記ロアレールは、レール底部を成す底壁部と、該底壁部の一方の縁から上方へ立設された側壁部と、該側壁部の上端からレール幅方向内側へ延設された天壁部と、該天壁部の先端から下垂された下垂部とを有し、
    前記アッパーレールは、鉛直に設けられる2枚の平行な立板を備え上部にてシートを支持する立板部と、該立板部の一方の立板の下端から前記ロアレールの側壁部側へ延設された底板部と、該底板部の先端から上方へ立設されその先端が前記ロアレールの側壁部と天壁部と下垂部とで構成される溝内に位置される側板部とを有し、
    前記ロック機構は、
    前記一方の立板に形成されたロック用貫通孔と、
    前記他方の立板に形成された操作部用貫通孔と、
    前記下垂部の下端縁を凹凸状に切り欠いて形成された係合歯と、
    基部と、該基部から突出される係合部と、該係合部とは反対側へ前記基部から突出される操作部とを有するように線状弾性体を屈曲形成して成り、前記基部が前記2枚の立板間にて挟持され、前記操作部が前記操作部用貫通孔を通してレール外部へ導出され、前記係合部が前記ロック用貫通孔を通して前記係合歯と係合/離脱可能であるロック部材と、
    を有し、
    前記ロック部材の弾性力により係合部を前記係合歯に係合させて前記アッパーレールを移動禁止状態にロックし、前記弾性力に抗して操作部を操作して前記係合歯から離脱させることによりロック解除する、ことを特徴とするシートスライド装置。
  2. 請求項1に於いて、
    前記立板部の2枚の平行な立板の何れか一方には、前記線状弾性体製のロック部材を支持するための保持部が切り起こし形成されており、
    前記ロック部材は、基部の各端部を前記保持部に係止されている、
    ことを特徴とするシートスライド装置。
  3. 請求項1又は請求項2に於いて、
    前記ロアレールは、前記底壁部の他方の縁から立設された第2側壁部を更に有し、該第2側壁部の高さは前記操作部用貫通孔の高さよりも低く設定されている、
    ことを特徴とするシートスライド装置。
  4. 請求項1〜請求項3の何れかに於いて、
    前記ロック機構は、前記側板部に貫通形成された係合受孔を更に有し、
    前記ロック部材は、前記係合部が前記ロック用貫通孔を通して前記係合歯と係合/離脱可能であり、且つ、該係合部の先端が前記係合受孔に係止されている、
    ことを特徴とするシートスライド装置。
  5. 請求項4に於いて、
    前記一方の立板に形成されたロック用貫通孔と前記側板部に形成された係合受孔は、各貫通孔上壁部内面から当該貫通孔内へ垂れ下がるように設けられた舌状部を有する、
    ことを特徴とするシートスライド装置。
  6. 請求項3〜請求項5の何れかに於いて、
    前記ロアレールは、前記第2側壁部の先端から前記操作部用貫通孔よりも低い高さでレール幅方向内側へ延設された第2天壁部と、該第2天壁部の先端から下垂された第2下垂部とを更に有し、
    前記アッパーレールは、前記他方の立板の下端から前記ロアレールの第2側壁部側へ前記底板部よりも幅狭に延設された第2底板部と、該第2底板部の先端から上方へ立設されその先端が前記ロアレールの第2側壁部と第2天壁部と第2下垂部とで構成される溝内に位置される第2側板部を更に有する、
    ことを特徴とするシートスライド装置。
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