JP2010063523A - 衣類乾燥装置およびサウナ機能付衣類乾燥装置 - Google Patents

衣類乾燥装置およびサウナ機能付衣類乾燥装置 Download PDF

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Abstract

【課題】通風抵抗の少ない風向変更装置により、衣類のある場所に風を送ることで、衣類に効率よく風を供給し、少ないエネルギーで効率よく衣類を乾燥することのできる衣類乾燥装置およびサウナ機能付衣類乾燥装置を提供することを目的とする。
【解決手段】風向変更装置21として、円筒ルーバー22と、円筒ルーバー22を挟むように配置された、一方の板に傾斜角28を有するフラップ23で構成されたものを用いることで、衣類のある場所に効率的に風を供給でき、衣類乾燥時間を早めることができる衣類乾燥装置を提供することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、湿潤した衣類を乾燥する衣類乾燥装置、およびサウナ機能付衣類乾燥装置に関する。
従来、この種の衣類乾燥装置として、広範囲に送風して均一に衣類を乾燥させるものが知られている。(例えば、特許文献1参照)また、風を広範囲に均一に当てることを目的として様々な風向変更装置が存在している(例えば、特許文献2参照)。
以下、従来の衣類乾燥装置、風向変更装置の一例について図6、図7を参照しながら説明する。
図6に示すように、乾燥機の吹出し口101には空気の送風方向を決める吹出しグリル102が設けられ、この吹出しグリル102は室内の幅方向に対して真っ直ぐ及びその斜め両側方向に空気を吹出し可能とする吹出し風向板a103、吹出し風向板b104、吹出し風向板c105を有している衣類乾燥装置である。
また、図7に示すように、吹出し口204に設けられた横軸201周りに上下方向に往復動する横ルーバ202と、該横ルーバ202を上下方向に往復駆動する横ルーバ駆動手段203と、吹出し口204に設けられ前記横軸に直交する垂直軸205周りに左右方向に往復揺動する縦ルーバ206と、該縦ルーバ206を左右方向に往復駆動する縦ルーバ駆動手段207と、横ルーバ駆動手段および縦ルーバ駆動手段207を制御する制御部とを備えた風向変更装置である。
特開2004−278956号公報 特開2007−240064号公報
このような従来の衣類乾燥装置では、広範囲に風を送ることができるものの、風の吹出し方向が固定されているため、衣類のある場所に風を集中させることができず、衣類乾燥時間が長くなってしまい、結果として衣類乾燥装置を運転する時間が長くなり、エネルギーが多くかかってしまうという課題があった。
また、従来の風向変更装置では、風向変更装置により、広範囲に風を送ることができるものの、構成が複雑であり、通風抵抗や風の乱れによる圧力損失が大きく、風が減衰してしまうという課題があった。
本発明は、このような課題を解決するものであり、通風抵抗の少ない風向変更装置により、衣類のある場所に集中、もしくは広範囲に風を送ることで、衣類に効率よく風を供給し、少ないエネルギーで効率よく衣類を乾燥することのできる衣類乾燥装置を提供することを目的としている。
本発明の衣類乾燥装置は、上記目的を達成するために、本体表面パネルに設けられた吸込み口と、本体内部に設けられた吹出し口とを結ぶ空気通路に送風ファンを設け、前記吹出し口と本体表面パネルの間に設けられ、前記吹出し口から吹出される風の向きを変更する風向変更装置を有し、風を衣類にあてて衣類を乾燥させる衣類乾燥装置において、前記風向変更装置は送風方向に対して垂直方向に回転軸を有しる円筒ルーバーとフラップで構成され、前記円筒ルーバーと前記フラップの前記回転軸は同軸上であり、前記円筒ルーバーは一体であり、前記回転軸方向に風向きを制御する複数のフィンを備え、前記フィンは前記回転軸の両端に近い2枚の前記フィンを反対に傾斜させるように、もしくは、前記回転軸のどちらか一方の端部に近い前記フィンを前記回転軸に対して略垂直に備えられ、前記回転軸を中心に少なくとも180度回転できる構成であり、前記フラップは、前記円筒ルーバーを挟み込むように、略平行に2枚の板を配し、少なくとも一方の板が、運転時に吹出し口から離れる方の端部に前記円筒ルーバー側に傾斜部を有し、傾斜角が鋭角であることを特徴とする衣類乾燥装置である。
本発明によれば、通風抵抗の少ない風向変更装置により、衣類のある場所に風を送ることで、衣類に効率よく風を供給し、少ないエネルギーで効率よく衣類を乾燥することのできる衣類乾燥装置およびサウナ機能付衣類乾燥装置を提供するものである。
本発明の請求項1記載の発明は、本体表面パネルに設けられた吸込み口と、本体内部に設けられた吹出し口とを結ぶ空気通路に送風ファンを設け、前記吹出し口と本体表面パネルの間に設けられ、前記吹出し口から吹出される風の向きを変更する風向変更装置を有し、風を衣類にあてて衣類を乾燥させる衣類乾燥装置において、前記風向変更装置は送風方向に対して垂直方向に回転軸を有しる円筒ルーバーとフラップで構成され、前記円筒ルーバーと前記フラップの前記回転軸は同軸上であり、前記円筒ルーバーは一体であり、前記回転軸方向に風向きを制御する複数のフィンを備え、前記フィンは前記回転軸の両端に近い2枚の前記フィンを反対に傾斜させるように、もしくは、前記回転軸のどちらか一方の端部に近い前記フィンを前記回転軸に対して略垂直に備えられ、前記回転軸を中心に少なくとも180度回転できる構成であり、前記フラップは、前記円筒ルーバーを挟み込むように、略平行に2枚の板を配し、少なくとも一方の板が、運転時に吹出し口から離れる方の端部に前記円筒ルーバー側に傾斜部を有し、傾斜角が鋭角であることを特徴とする衣類乾燥装置である。
風向変更装置のフラップが、円筒ルーバーを挟み込むように、略平行に2枚の板を配し、少なくとも一方の板が、運転時に吹出し口から離れる方の端部に円筒ルーバー側に傾斜部を有し、傾斜角が鋭角であることにより、吹出し口から供給される風が、フラップにより円筒ルーバーに集約されるため、効率よく円筒ルーバーのフィンにより風向きを変更することができ、衣類に効率よく風を供給することができるため、衣類乾燥時間を早めることができる。また、前記風向変更装置が一体であるため、通風抵抗が少なくてすみ、送風手段の負荷が少なくてすむため、省エネである。また、風向変更装置を回転させることで風向きの制御ができるため、衣類の量が多く、広範囲に衣類を干す場合には風を広角に広げ、衣類の量が少量、あるいは乾きにくいものを集中的に乾燥する場合には局所的に風を集中させることで、効率よく衣類を乾燥することができる。
また、請求項2記載の発明は、フラップにおいて、鋭角が30°から60°の範囲であることを特徴とするもので、鋭角が30°から60°の範囲であれば、吹出し口からの風を効率よく円筒ルーバーに集約でき、効率よく円筒ルーバーのフィンにより風向きを変更することができ、衣類に効率よく風を供給することができるため、衣類乾燥時間を早めることができる。
また、請求項3記載の発明は、フラップにおいて、鋭角を有する板の、もう一方の板との略平行部分の長さが、円筒ルーバーの直径より短いことを特徴とするもので、フラップが回転する際に必要な空間を小さくすることができるため、風向変更装置をコンパクトにすることができる。
また、請求項4記載の発明は、円筒ルーバーにおいて、吹出し口中央から離れるに従い、フィンの傾斜角度が大きくなることを特徴とするもので、吹出し口からの風を広角に広げることができるという効果を有し、広範囲の衣類を効率よく乾燥することができる。
また、請求項5記載の発明は、回転により円筒ルーバーの回転軸の両端のフィンの距離が最大となる際に、前記回転軸の両端のフィンと、吹出し口の開口部の両端の位置が略一致することを特徴とするもので、吹出し口からの風を風向変更装置の外側に逃すことなく、内部に効率よく導くことができるため、風の損失を最小限にすることができ、効率よく衣類乾燥を行うことができる。
また、請求項6記載の発明は、円筒ルーバーとフラップが、それぞれ独立で駆動することを特徴とするもので、風向変更装置の回転軸と平行方向の気流は円筒ルーバーにより制御でき、風向変更装置の回転軸と垂直方向の気流はフラップにより制御できるため、任意の位置に気流を送ることができ、厚手の衣類など乾きにくいものに選択的に風を送るなどして適切に風量配分ができるため、効率よく衣類を乾燥できる。
また、請求項7記載の発明は、フラップが、速度可変で往復運動ができる往復運動手段を備えたことを特徴とするもので、フラップの往復運動する速度を変更することで、衣類に供給する風の量を自在に制御できるため、衣類を効率よく乾燥することができる。
また、請求項8記載の発明は、フラップが、複数の往復角で往復運動ができる往復運動手段を備えたことを特徴とするもので、フラップの複数の往復角を変更することで、風向の制御を自在にでき、衣類を効率よく乾燥することができる。
また、請求項9記載の発明は、フラップが運転停止時に衣類乾燥装置の表面パネルと一体となることを特徴とするもので、運転停止時の外観を向上することができる。
また、請求項10記載の発明は、円筒ルーバーのフィンが曲面で構成されたことを特徴とするもので、吹出し口からの風の流路曲線に沿ってフィン形状を曲面とすることで、空気がフィンに付着しやすくなり、剥離による圧力損失が起こりにくくすることができ、風の損失を最小限にすることができ、効率よく衣類乾燥を行うことができる。
また、請求項11記載の発明は、円筒ルーバーとフラップに、回転の位置決め手段をつけたことを特徴とするもので、回転位置の基準を決めることができるため、任意の角度に風向変更装置を固定する制御が可能となるという作用を有する。
また、請求項12記載の発明は、本体表面に赤外線センサを設けたことを特徴とするもので、未乾燥の衣類を識別することが可能となるため、風を未乾燥の衣類に集中的に送ることにより効率よく衣類乾燥をすることができる。
また、請求項13記載の発明は、空気通路内に除湿手段を設けたことを特徴とするもので、乾燥空気を衣類に供給できるため、より効率よく衣類乾燥ができる。
また、請求項14記載の発明は、空気通路内に加熱手段を設けたことを特徴とするもので、空気中に含める水分量を増やすことができるため、乾燥速度を高めることができる。
また、請求項15記載の発明は、風向変更装置に、抗菌または/および防カビ加工を施したことを特徴とするもので、風向変更装置上での細菌やカビの繁殖を防ぐことができ、清潔に保つことができる。また、空気中の細菌やカビを抑制できるため、清潔な風を衣類に供給できる。
また、請求項16記載の発明は、請求項1乃至15いずれかに記載の衣類乾燥装置に、水噴霧手段を空気通路内または/および吹出し口近傍に設けたことを特徴とするサウナ機能付衣類乾燥装置であり、水噴霧手段により発生した霧を吹出し口からの風にのせて広範囲に供給することができるため、速やかに高湿度環境を作り出すことができる。
また、請求項17記載の発明は、水噴霧手段を、吹出し口近傍でフラップが開いた際に、鋭角をもった板側に設けたことを特徴とする請求項16に記載のサウナ機能付衣類乾燥装置であり、水噴霧手段により発生した霧を、鋭角をもった板に付着して流れる風にのせることができるため、フラップの運動に合わせて任意の場所に霧を供給することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
(実施の形態1)
図1に本発明の実施の形態1の衣類乾燥装置の断面を示す構成図を示す。図1に示すように、衣類乾燥装置11は、本体表面パネル12に設けられた吸込み口13と、衣類乾燥装置11内部に設けられた吹出し口14とを結ぶ空気通路に送風手段としてのファン15を設け、ファン15と吹出し口14との間に加熱手段としてのヒータ16と水噴霧手段17を備え、吹出し口14から吹出される風を効率よく衣類に供給するための風向変更装置18を備えた構成である。送風手段により、吸込み口13から衣類乾燥装置11内部に導入された空気は、加熱手段により温度を上昇し、風向変更装置18より風向を制御され、衣類に風が供給されるものである。このとき、水噴霧手段17を使用することで微細な水粒子を風向変更装置18より供給される風に乗せて放出することができるため、衣類乾燥装置11はサウナ装置として使用することも可能である。
次に、本発明の実施の形態1の作用と効果を示す。
空気通路内に加熱手段を設けたことで、空気中に含める水分量を増やすことができるため、乾燥速度を高めることができる。加熱手段としては特に限定しないが、カーボンヒータ、セラミックヒータ、ニクロムヒータ、ハロゲンヒータなど一般的に用いられる各種ヒータや、熱交換器を用いて外部から温度を供給するなどの手段を用いることができる。また、空気通路内に水噴霧手段17を設けたことで、サウナ機能を使用する際には、水噴霧手段により発生した霧を吹出し口からの風にのせて広範囲に供給することができるため、速やかに高湿度環境を作り出すことができる。なお、ここでは一例として空気通路内に水噴霧手段を記したが、水噴霧手段の設置場所はこれに限定されるものではなく、吹出し口近傍にあってもよく、また空気通路内と吹出し口近傍など複数箇所に設置してもよい。
上記構成において、図2に示すように、風向変更装置21は円筒ルーバー22とフラップ23で構成させており、円筒ルーバー22は一体であり、送風方向に対して垂直方向に回転軸24を有し、前記回転軸24方向に風向きを制御する複数の曲面で構成されたフィン25a、25b、25c、25dを備え、前記フィン25a〜25dは前記回転軸の両端に近い2枚の前記フィン25a、25dを反対に傾斜させるように備えられた回転軸を中心に少なくとも180度回転できる構成である。ここで、前記フィン25a〜25dは、吹出し口26中央から離れるに従い、フィンの傾斜角度が大きくなる構成であり、吹出し口からの風を広角に広げることができる。また、フラップ23は前記円筒ルーバー22を挟み込むように、略平行に2枚の板27a、27bを配し、一方の板27aが、運転時に吹出し口から離れる方の端部に前記円筒ルーバー22側に傾斜部を有し、傾斜角28が鋭角となる構成である。また、水噴霧手段29が吹出し口近傍でフラップ23が開いた際に、鋭角をもった板27a側に配置された構成となっている。吹出し口から供給される風が、フラップにより円筒ルーバーに集約されるため、効率よく円筒ルーバーのフィンにより風向きを変更することができ、衣類に効率よく風を供給することができるため、衣類乾燥時間を早めることができる。また、前記風向変更装置が一体であるため、通風抵抗が少なくてすみ、送風手段の負荷が少なくてすむため、省エネである。また、風向変更装置を回転させることで風向きの制御ができるため、衣類の量が多く、広範囲に衣類を干す場合には風を広角に広げ、衣類の量が少量、あるいは乾きにくいものを集中的に乾燥する場合には局所的に風を集中させることで、効率よく衣類を乾燥することができる。
また、フラップ23は、鋭角を有する板27aの、もう一方の板との略平行部分の長さが、円筒ルーバー22の直径より短い構成となっており、フラップ23が回転する際に必要な空間を小さくすることができるため、風向変更装置21をコンパクトにすることができる。
また、円筒ルーバー22の回転軸24の回転により吹出し口26から吹出される風向きに対するフィン25a〜25dの角度が変わることで前記フィン25a〜25dにより風向きを変更できる。円筒ルーバー22が一体であるため、通風抵抗が少なくてすみ、送風手段の負荷が少なくてすむため、省エネである。また、円筒ルーバー22を回転させることで風向きの制御ができるため、衣類の量が多く、広範囲に衣類を干す場合には風を広角に広げ、衣類の量が少量、あるいは乾きにくいものを集中的に乾燥する場合には局所的に風を集中させることで、効率よく衣類を乾燥することができる。なお、ここでは一例として、複数のフィンの配置を回転軸の両端に近い2枚の前記フィンを反対に傾斜させるとしたが、吹出し口と風向変更装置の配置によっては、フィンの配置は回転軸のどちらか一方の端部に近いフィンを回転軸に対して略垂直に備える構成としてもよい。
また、フィンが曲面で構成されたことで、吹出し口からの風の流路曲線に沿ってフィン形状を曲面で構成することで、空気がフィンに付着しやすくなり、剥離による圧力損失を起こりにくくすることができる。
また、フラップ23において、傾斜角28を30°から60°の範囲としたことで、吹出し口からの風を効率よく円筒ルーバーに集約でき、効率よく円筒ルーバーのフィンにより風向きを変更することができ、衣類に効率よく風を供給することができるため、衣類乾燥時間を早めることができる。
また、水噴霧手段29が吹出し口近傍でフラップ23が開いた際に、鋭角をもった板27a側に配置されることで、水噴霧手段29により発生した霧を、鋭角をもった板27aに付着して流れる風にのせることができるため、フラップ23の運動に合わせて任意の場所に霧を供給することができる。
また、図3に示すように、円筒ルーバー31とフラップ32はそれぞれ別の往復運動手段であるステッピングモータ33a、33bに連結されており、円筒ルーバー31とフラップ32はそれぞれ独立で駆動するものである。また、ステッピングモータ33a、33bは、速度可変で、複数の往復角で往復運動する制御をする制御手段34a、34bにそれぞれ接続されている。円筒ルーバー31とフラップ32が独立に駆動できるため、円筒ルーバー31の回転軸35と平行方向の気流は円筒ルーバー31により制御でき、円筒ルーバー31の回転軸35と垂直方向の気流はフラップ32により制御できるため、任意の位置に気流を送ることができる。
また、フラップ32が、速度可変で往復運動ができる往復運動手段を備えるので、フラップ32の稼動する速度を変更することで、衣類に供給する風の量を自在に制御できる。例えば、厚手の衣類など乾燥しにくい衣類のある範囲ではフラップ32の速度を遅くすることで衣類に送る風の量を増やし、薄手の衣類など乾燥しやすい衣類のある範囲ではフラップ32の速度を速くすることで風の量を減らすなど、フラップ32の稼動する速度を制御することで、衣類の乾燥のしやすさに合わせて最適に風を送ることができるため、効率よく衣類乾燥を行うことができる。
また、フラップ32が、複数の往復角で往復運動ができる往復運動手段を備えるので、フラップ32の複数の往復角を変更することで、風向の制御を自在にできる。例えば、衣類が少量であれば、往復角を小さくすることで、衣類のある場所だけに集中して風を送ることができ、衣類の量が多ければ、往復角を大きくすることで広範囲に風を均等に送ることができ、フラップの往復運動する往復角を複数に分けて制御することで、衣類の量に合わせて最適に風を送ることができるため、効率よく衣類乾燥を行うことができる。
また、円筒ルーバー31とフラップ32に、回転の位置決め手段として、それぞれストッパー板36a、36bが設けられているため、回転位置の基準を決めることができるため、任意の角度に円筒ルーバー31とフラップ32を固定する制御が可能である。図3に示すように、円筒ルーバー31が90度回転するごとに、風を広角に広げたり、局所的に絞ったり、吹出し口37の幅と同程度の幅の風を出したりと、衣類のある範囲に合わせて風を送ることが可能となり、効率よく衣類乾燥を行うことができる。
また、回転により円筒ルーバー31の回転軸35の両端のフィンの距離が最大となる際に、前記回転軸35の両端のフィンと、吹出し口37の開口部の両端の位置が略一致する構成となっており、吹出し口からの風を風向変更装置の外側に逃すことなく、内部に効率よく導くことができるため、風の損失を最小限にすることができ、効率よく衣類乾燥を行うことができる。
また、図4に示すように、衣類乾燥装置の運転停止時に、フラップ41が本体表面パネル位置42で停止するものであり、運転停止時の外観を向上することができる。
(実施の形態2)
図5に示す衣類乾燥装置の一例は、吸込み口51から取り入れた空気を、除湿手段としての除湿ロータ52に送風するための送風手段としての処理ファン53と、除湿ロータ52を通過し、除湿された空気を吹出す吹出し口54と、吹出し口54から吹出される風を効率よく衣類に供給するための、抗菌・防カビ加工の施された風向変更装置55を備え、除湿ロータ52から湿気を脱着するための加熱再生手段56と、加熱手段によって暖められた空気を回収し脱着した水を冷却、回収するための熱交換装置57と、回収した水をためるタンク58とを有し、本体表面に赤外線センサ59を備えた構成となっている。除湿ロータ52は処理ファン53によって通気され、空気中の水分および臭気および菌を吸着する。そして回転し、加熱再生手段56であたためられ、除湿ロータ52から水分が脱着し、熱交換装置57内で冷やされて液体となりタンク58に回収される。
上記構成において、空気通路内に除湿手段を設けたことで、乾燥空気を衣類に供給できるため、より効率よく衣類乾燥ができる。除湿手段としては、一例として吸湿材を使用した除湿手段をあげたが、コンプレッサを使用してもよく、既知の方法を用いることができる。
また、本体表面に赤外線センサ59を設けたことで、未乾燥の衣類を識別することが可能となるため、風を未乾燥の衣類に集中的に送ることにより効率よく衣類乾燥をすることができる。
また、風向変更装置55に抗菌または/および防カビ加工を施すことで、細菌やカビの繁殖を防ぐことができ、清潔に保つことができる。また、空気中の細菌やカビを抑制できるため、清潔な風を衣類に供給できる。抗菌材料としては特に限定しないが、例えば抗菌剤として、銀・銅・亜鉛などの金属イオンを溶出する無機化合物、銀・銅・亜鉛の金属微粒子、銀ゼオライト、銀含有リン酸ジルコニウム、ヨウ素化合物類、フェノール類、第4級アンモニウム塩類、イミダゾール化合物類、安息香酸類、過酸化水素、クレゾール、クロルヘキシジン、イルガサン、アルデヒド類、ソルビン酸等の薬剤やリゾチーム・セルラーゼ・プロテアーゼなどの酵素製剤、カテキン類、竹抽出物、ヒノキ抽出物、わさび抽出物、からし抽出物などの天然成分抽出物などが挙げられる。また防カビ剤としては、有機窒素化合物、硫黄系化合物、有機酸エステル類、有機ヨウ素系イミダゾール化合物、ベンザゾール化合物などが挙げられる。
(実施例1)
50mm×240mmの吹出し口に、図2に示した傾斜角の異なる風向変更装置を設置し、300m3/hの風を流して衣類位置での風速の広がりを測定した。測定位置は吹出し口を天井に設置し、吹出し口中央から重力方向に400mm、円筒ルーバーの回転軸方向に400mm離れた点を測定した。表1に測定結果を示す。傾斜角のない場合と比較して、30度から60度では大幅に風速が上昇していることが確認された。
Figure 2010063523
通風抵抗の少ない風向変更装置により、衣類のある場所に風を送ることで、衣類に効率よく風を供給し、少ないエネルギーで効率よく衣類を乾燥することのできる衣類乾燥装置およびサウナ機能付衣類乾燥装置を提供でき、家庭用の浴室乾燥機、除湿機、空気調和装置などへの用途にも適用できる。
実施の形態1の衣類乾燥装置の断面を示す構成図 同風向変更装置の模式図 (a)同模式図、(b)円筒ルーバーを90度回転させた状態の同模式図、(c)さらに円筒ルーバーを90度回転させた状態の同模式図 同模式図 実施の形態2の衣類乾燥装置の断面を示す構成図 従来例の衣類乾燥装置の表面パネルの模式図 従来例の風向変更装置の模式図
符号の説明
11 衣類乾燥装置
12 本体表面パネル
13 吸込み口
14 吹出し口
15 ファン
16 ヒータ
17 水噴霧手段
18 風向変更装置
21 風向変更装置
22 円筒ルーバー
23 フラップ
24 回転軸
25a フィン
25b フィン
25c フィン
25d フィン
26 吹出し口
27a 板
27b 板
28 傾斜角
29 水噴霧手段
31 円筒ルーバー
32 フラップ
33a ステッピングモータ
33b ステッピングモータ
34a 制御手段
34b 制御手段
35 回転軸
36a ストッパー板
36b ストッパー板
37 吹出し口
41 フラップ
42 表面パネル位置
51 吸込み口
52 除湿ロータ
53 処理ファン
54 吹出し口
55 風向変更装置
56 加熱再生手段
57 熱交換装置
58 タンク
59 赤外線センサ
101 吹出し口
102 吹出しグリル
103 吹出し風向板a
104 吹出し風向板b
105 吹出し風向板c
201 横軸
202 横ルーバ
203 横ルーバ駆動手段
204 吹出し口
205 垂直軸
206 縦ルーバ
207 縦ルーバ駆動手段

Claims (17)

  1. 本体表面パネルに設けられた吸込み口と、本体内部に設けられた吹出し口とを結ぶ空気通路に送風ファンを設け、前記吹出し口と前記本体表面パネルの間に設けられ、前記吹出し口から吹出される風の向きを変更する風向変更装置を有し、風を衣類にあてて乾燥させる衣類乾燥装置において、前記風向変更装置は送風方向に対して垂直方向に回転軸を有する円筒ルーバーとフラップで構成され、前記円筒ルーバーと前記フラップの前記回転軸は同軸上であり、前記円筒ルーバーは一体であり、前記回転軸方向に風向きを制御する複数のフィンを備え、前記フィンは前記回転軸の両端に近い2枚の前記フィンを反対に傾斜させるように、もしくは、前記回転軸のどちらか一方の端部に近い前記フィンを前記回転軸に対して略垂直に備えられ、前記回転軸を中心に少なくとも180度回転できる構成であり、前記フラップは、前記円筒ルーバーを挟み込むように、略平行に2枚の板を配し、少なくとも一方の前記板が、運転時に吹出し口から離れる方の端部に前記円筒ルーバー側に傾斜部を有し、傾斜角が鋭角であることを特徴とする衣類乾燥装置。
  2. フラップにおいて、鋭角が30°から60°の範囲であることを特徴とする請求項1に記載の衣類乾燥装置。
  3. フラップにおいて、鋭角を有する板の、もう一方の板との略平行部分の長さが、円筒ルーバーの直径より短いことを特徴とする請求項1乃至2いずれかに記載の衣類乾燥装置。
  4. 円筒ルーバーにおいて、吹出し口中央から離れるに従い、フィンの傾斜角度が大きくなることを特徴とする請求項1乃至3いずれかに記載の衣類乾燥装置。
  5. 回転により円筒ルーバーの回転軸の両端のフィンの距離が最大となる際に、前記回転軸の両端の前記フィンと、吹出し口の開口部の両端の位置が略一致することを特徴とする請求項1乃至4いずれかに記載の衣類乾燥装置。
  6. 円筒ルーバーとフラップが、それぞれ独立で駆動することを特徴とする請求項1乃至5いずれかに記載の衣類乾燥装置。
  7. フラップが、速度可変で往復運動ができる往復運動手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至6いずれかに記載の衣類乾燥装置。
  8. フラップが、複数の往復角で往復運動ができる往復運動手段を備えたことを特徴とする請求項1乃至7いずれかに記載の衣類乾燥装置。
  9. フラップが運転停止時に衣類乾燥装置の表面パネルと一体となることを特徴とする請求項1乃至8いずれかに記載の衣類乾燥装置。
  10. 円筒ルーバーのフィンが曲面で構成されたことを特徴とする請求項1乃至9いずれかに記載の衣類乾燥装置。
  11. 円筒ルーバーとフラップに、回転の位置決め手段をつけたことを特徴とする請求項1乃至10いずれかに記載の衣類乾燥装置。
  12. 本体表面に赤外線センサを設けたことを特徴とする請求項1乃至11いずれかに記載の衣類乾燥装置。
  13. 空気通路内に除湿手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至12いずれかに記載の衣類乾燥装置。
  14. 空気通路内に加熱手段を設けたことを特徴とする請求項1乃至13いずれかに記載の衣類乾燥装置。
  15. 風向変更装置に、抗菌または/および防カビ加工を施したことを特徴とする請求項1乃至14いずれかに記載の衣類乾燥装置。
  16. 請求項1乃至15いずれかに記載の衣類乾燥装置に、水噴霧手段を空気通路内または/および吹出し口近傍に設けたことを特徴とするサウナ機能付衣類乾燥装置。
  17. 水噴霧手段を、吹出し口近傍でフラップが開いた際に、鋭角をもった板側に設けたことを特徴とする請求項16に記載のサウナ機能付衣類乾燥装置。
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