JP2010060911A - 開閉装置及びこれを備えた画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】開度規制部材(バンド)の取り付け位置を工夫することで、開閉部材(フロントカバー)の左右両側を同じ高さに維持する。
【解決手段】一方のハンド81aの一方の端部81a1の固定位置である固定点b1の回動支点a1からの高さ位置(距離T1)を、他方のバンド81bの一方の端部81b1の固定位置である固定点b2の回動支点a2からの高さ位置(距離T2)よりも下げており(T1<T2)、かつ、フロントカバー80の各回動支点a1,a2から各バンド81a,81bのフロントカバー80側の固定位置(固定点c1,c2)までの距離は同じ距離T3とした場合において、一方のバンド81aの一方の端部81a1の固定位置を、固定点b1′′から固定点b1に(すなわち、フロントカバー80の開時方向Z1に)ずらせて設ける。
【選択図】図3

Description

本発明は、装置本体に対して左右両側部がそれぞれ固定点を中心に回動可能に支持された開閉部材と、前記開閉部材の左右両端部にそれぞれ設けられ、前記開閉部材の開く角度を所定の角度に規制する同じ長さの紐状の開度規制部材とを備えた開閉装置及びこれを搭載した、複写機、複合機、ファクシミリ装置などの画像形成装置に係り、より詳細には、開閉部材の開度の規制に関する。
従来、画像形成装置には、各種開閉部材(フロントカバー、手差しカバー、排紙トレイなど)が設けられており、画像形成部でのジャムの解除のため、感光体や現像装置等の交換のため、また、用紙の載置や排紙される用紙を受け止めるため、それぞれの目的に合わせてそれぞれの開閉部材を開いて使用している。
このような画像形成装置は、例えば図10に示すように、装置本体100に対して、左右両側部がそれぞれ回動支点a11,a12を中心に回動可能に支持された開閉部材(例えば、フロントカバー等)101と、この開閉部材(以下、フロントカバーという。)101の左右両端部にそれぞれ設けられ、当該フロントカバー101の開く角度を所定の角度に規制する同じ長さの2本の開度規制部材(例えば、バンド等)102a,102bとを備えおり、フロントカバー101の開放時には、これら開度規制部材(以下、バンドという。)102a,102bが突っ張る位置まで当該フロントカバー101を回動させるようになっている(例えば、特許文献1参照)。ここで、両側の2本のバンド102a,102bは、部材コストの削減のため、形状及び長さが共に同じであり、左右共通使用となっている。
そして、各バンド102a,102bの一方の端部は装置本体100に対してビス等により固定(固定点b11,b12)され、他方の端部はフロントカバー101の左右両端部にビス等によって固定(固定点c11,c12)されている。
上記構成において、フロントカバー101を所定の角度(例えば、水平等)に開いて維持させるために、両側の2本のバンド102a,102bの各固定点a11,a12,b11,b12の固定位置は、各回動支点a11,a12を基点とする高さ方向及び奥行き方向において、それぞれ同じ位置としている。すなわち、一方のバンド102aの回動支点a11から固定点b11までの高さ方向の距離T11と、他方のバンド102bの回動支点a12から固定点b12までの高さ方向の距離T11とが同じ距離であり、一方のバンド102aの回動支点a11から固定点c11までの奥行き方向の距離T12と、他方のバンド102bの回動支点a12から固定点c12までの奥行き方向の距離T12とが同じ距離となっている。
図11は、上記構成のフロントカバー101を閉めた状態を示している。フロントカバー101を閉めることによって、各バンド102a,102bは2つ折りに屈曲される。そして、この状態からフロントカバー101を再度開いても、各バンド102a,102bには、屈曲部分に多少の屈曲癖が残ることになる。
一方、画像形成装置の小型化に伴い、装置本体内部に各画像形成用のユニットや部品を配置していくと、配置スペースの関係上、一方のバンド102aの回動支点a11から固定点b11までの高さ方向の距離T11と、他方のバンド102bの回動支点a12から固定点b12までの高さ方向の距離T11とを同じ距離に保つことができない場合がある。例えば、一方のハンド102aの一方の端部の固定位置である固定点b11の高さ位置を、下に下げざるを得ない場合がある。すなわち、図12に示すように、一方のバンド102aの一方の端部の固定位置をずらす(固定点b11′)必要がある。この場合、通常であれば、固定点b11′は、図12(b)に示すように、固定点c11を中心とし、図10に示す固定点b11を通る円周96に沿ってX1方向にずらせばよい。これにより、設計上は、フロントカバー101と各バンド102a,10bとの固定位置(固定点c11,c12)と、装置本体100と各バンド102a,10bとの固定位置(固定点b11′,b12)との間の距離が同じになるため、フロントカバー101を開いたとき、フロントカバー101の左右両側の高さ位置も同じ高さ位置となって、フロントカバー101の開放先端側縁部をほぼ水平に維持することができるはずである。
特開2002−111241号公報
しかしながら、図11に示すように、フロントカバー101を閉じたときの各バンド102a,102bの屈曲により、フロントカバー101を開いたときの、フロントカバー101の左右両側の高さ位置が同じ高さ位置に維持されず、フロントカバー101が斜めに傾斜することになる。
このフロントカバー101が斜めに傾斜する理由について、図13を参照して具体的に説明する。
フロントカバー101を開いたとき、フロントカバー101の自重により、各バンド102a,102bは引っ張られることになるが、各バンド102a,102bが装置本体100に固定される位置が異なる(固定点b11′,b12)ことによって、各バンド102a,102bに作用する張力が異なることになる。すなわち、図13に示すように、フロントカバー101には、下向きにfの力が働くものとし、一方のバンド102aにはf1、他方のバンド102bにはf2の力がかかるものとすると、一方のバンド102aの固定位置(固定点b11′)が他方のバンド102bの固定位置(固定点b12)よりも、高さ方向において回動支点a11,a12に近い(すなわち、高さ位置が低い:T13<T14)ため、f1<f2となる。
すなわち、2つ折りにより発生した屈曲部の屈曲癖を伸ばすように作用する力が、各バンド102a,102bによって異なることになる。そのため、図14に示すように、フロントカバー101を開いたとき、他方のバンド102bの屈曲癖は解消あるいは多少残る程度まで解消するが、一方のバンド102aの屈曲癖はそこまで解消できず、その結果、一方のバンド102aにより強く残る屈曲癖(一方のバンド102aの屈曲部102a1)によって、フロントカバー101の一方の側(バンド102aの側)が少し引き上げられた状態(固定点c11′)となり、フロントカバー101の左右両側が同じ高さに維持されない。そのため、フロントカバー101の開放側先端縁部が傾斜することになる。
これにより、フロントカバー101の取り付けが歪んでいるとの印象、すなわち故障しているとの認識をユーザに与えてしまうといった問題があった。
本発明はかかる問題点を解決すべく創案されたもので、その目的は、開度規制部材(上記バンド)の取り付け位置を工夫することで、開閉部材の左右両側を同じ高さに維持することのできる開閉装置及びこれを搭載した画像形成装置を提供することにある。
上記課題を解決するため、本発明の開閉装置は、装置本体に対して左右両側部がそれぞれ固定点を中心に回動可能に支持された開閉部材と、前記開閉部材の左右両端部にそれぞれ設けられ、前記開閉部材の開く角度を所定の角度に規制する同じ長さの紐状の開度規制部材とを備え、前記開度規制部材の装置本体側の固定位置を第1固定点とし、前記開度規制部材の開閉部材側の固定位置を第2固定点とし、前記装置本体に対する前記開閉部材の固定点を回動支点とすると、一方の開度規制部材の高さ方向における前記回動支点から前記第1固定点までの距離が、他方の開度規制部材の高さ方向における前記回動固定点から前記第1固定点までの距離より短くなるように各第1固定点が設けられた画像形成装置であって、前記開閉部材の開放状態において、前記一方の開度規制部材の前記第2固定点から前記第1固定点までの直線距離を半径R1とし、前記一方の開度規制部材の前記第2固定点の高さ位置を、前記他方の開度規制部材の前記第2固定点の高さ位置と同じ高さ位置までずらせ、このずらせた位置を中心として前記半径R1の円を描いたとき、前記一方の開度規制部材の前記第1固定点が、この円周上に位置するように前記開閉部材の開時方向側にずらせて設けられているものである。または、前記一方の開度規制部材の前記第2固定点を、前記他方の開度規制部材の前記第2固定点より、前記回動支点側にずらせて設けられていてもよい。
より具体的には、前記開度規制部材は、前記開閉部材を閉じた状態のときには2つに折りに屈曲されて前記装置本体内に収納されるものであり、前記一方の開度規制部材の前記第1固定点の固定位置は、前記開度規制部材の屈曲癖分を吸収し、前記開閉部材の開放先端側縁部が水平となる位置まで開時方向側にずらせている。または前記一方の開度規制部材の前記第2固定点は、前記開度規制部材の屈曲癖分を吸収し、前記開閉部材の開放先端側縁部が水平となる位置まで前記回動固定点側にずらせている。
すなわち、一方の開度規制部材の高さ方向における回動支点から第1固定点までの距離が、他方の開度規制部材の高さ方向における回動支点から第1固定点までの距離より短くなるように各第1固定点が設けられている場合、開閉部材を開いたとき、開閉部材の自重によって各開度規制部材を伸ばすように作用する力が、各開度規制部材によって異なることになり、その結果、開閉部材の開き角度が左右で異なることになる。つまり、回動支点から第1固定点までの距離が短い第1の開度規制部材の開く角度が、回動支点から第1固定点までの距離が長い第2の開度規制部材の開く角度よりも小さくなるため、第1の開度規制部材が固定されている側が、第2の開度規制部材が固定されている側よりも少し上方に引き上げられる形となって、開閉部材が若干斜めに傾斜することになる。これに対し、本発明では、一方の開度規制部材の第2固定点から第1固定点までの直線距離を半径R1とし、一方の開度規制部材の第2固定点の高さ位置を、他方の開度規制部材の第2固定点の高さ位置と同じ高さ位置までずらせ、このずらせた位置を中心として半径R1の円を描き、一方の開度規制部材の第1固定点を、この円周上に位置するようにずらせるか、または、一方の開度規制部材の第2固定点を、他方の開度規制部材の第2固定点より、回動支点側にずらせているので、上記のような斜めに傾斜した状態から、開閉部材の第1の開度規制部材が固定されている側を下げることができ、その結果、開閉部材の左右両側の開く角度を同じにすることができる。すなわち、開いた状態の開閉部材の左右をほぼ同じ高さに維持することが可能となり、その結果、開閉部材の開放側先端縁部をほぼ水平に維持することが可能となるものである。
また、本発明によれば、前記開度規制部材は、可撓性の材料で形成されている。より具体的には、ポリプロピレン(PP)の材料で形成されている。さらに、前記開度規制部材は、所定の幅を有する帯び状に形成されている。
また、上記構成の開閉装置は、開閉部材を画像形成装置のフロントカバーや手差しトレイに適用することが可能である。
本発明によれば、一方の開度規制部材の高さ方向における回動支点から第1固定点までの距離が、他方の開度規制部材の高さ方向における回動支点から第1固定点までの距離より短くなるように各第1固定点が設けられた状態において、一方の開度規制部材の第1固定点を、開閉部材の開時方向側にずらせて設けるように構成、または、一方の開度規制部材の第2固定点を、回動支点側にずらせて設けるように構成したので、開いた状態の開閉部材の左右をほぼ同じ高さに維持することが可能となり、その結果、開閉部材の開放側先端縁部をほぼ水平に維持することができる。これにより、開閉部材の取り付けが歪んでいるとの印象、すなわち故障しているとの認識をユーザに与えることがない。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る開閉装置を適用した画像形成装置を示す概略断面図である。この画像形成装置は、原稿の画像を読取る原稿読取り部Bと、原稿読取り部Bにより読取られた原稿の画像または外部から受信した画像をカラーもしくは単色で記録用紙に記録形成する画像形成部Aとを備えている。
原稿読取り部Bでは、原稿が原稿セットトレイ41にセットされると、ピックアップローラ44が原稿表面に押し付けられて回転することで、原稿がトレイ41から引き出され、次のサバキローラ45と分離パッド46間を通過して1枚ずつに分離されてから、搬送経路47へと搬送されるようになっている。
搬送経路47では、原稿の先端がレジストローラ49に当接することで、原稿の先端がレジストローラ49と平行に揃えられ、この後に原稿がレジストローラ49により搬送されて原稿ガイド51と読取りガラス52間を通過する。このとき、第1走査部53の光源の光が読取りガラス52を介して原稿表面に照射され、その反射光が読取りガラス52を介して第1走査部53に入射し、この反射光が第1及び第2走査部53、54のミラーで反射されて結像レンズ55へと導かれ、結像レンズ55によって原稿の画像がCCD(Char ge Coupled Device)56上に結像される。CCD56は、原稿の画像を読取り、原稿の画像を示す画像データを出力する。さらに、原稿は、搬送ローラ57により搬送され、排紙ローラ58を介して原稿排紙トレイ59に排出されるようになっている。
また、原稿台ガラス50上に載置された原稿を読取ることができる。レジストローラ49、原稿ガイド51、原稿排紙トレイ59等とそれらよりも上側の部材とは、一体化されて、原稿読取り部Bの背面側で開閉可能に枢支されたカバー体となっている。このカバー体が開かれると、原稿台ガラス50が解放されて、原稿台ガラス50上に原稿を載置することができる。原稿が載置されて、カバー体が閉じられると、第1及び第2走査部53,54が副走査方向に移動されつつ、第1走査部53によって原稿台ガラス50上の原稿表面が露光され、第1及び第2走査部53,54によって原稿表面からの反射光が結像レンズ55へと導かれ、結像レンズ55によって原稿の画像がCCD56上に結像される。このとき、第1及び第2走査部53,54が相互に所定の速度関係を維持しつつ移動されて、原稿表面、第1及び第2走査部53,54、結像レンズ55、CCD56という反射光の光路の長さが変化しないように、第1及び第2走査部53,54の位置関係が常に維持され、これによりCCD56上での原稿の画像のピントが常に正確に維持されるようになっている。
こうして読取られた原稿の画像全体は、画像データとして画像形成装置部Aへと送受され、画像形成部Aにおいて画像が記録用紙に記録される。
一方、画像形成部Aは、光学走査装置1、現像装置2、感光体ドラム3、帯電器5、クリーナ装置4、中間転写ベルト装置8、定着装置12、用紙搬送装置18、給紙トレイ10、手差しトレイ20、及び用紙排紙トレイ15等により構成されている。
画像形成部Aにおいて扱われる画像データは、ブラック(K)、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)の各色を用いたカラー画像に応じたもの、または単色(例えばブラック)を用いたモノクロ画像に応じたものである。従って、現像装置2(2a,2b,2c,2d)、感光体ドラム3(3a,3b,3c,3d)、帯電器5(5a,5b,5c,5d)、クリーナ装置4(4a,4b,4c,4d)は各色に応じた4種類の潜像を形成するようにそれぞれ4個ずつ設けられ、それぞれaがブラックに、bがシアンに、cがマゼンタに、dがイエローに対応付けられて、4つの画像ステーションが構成されている。
感光体ドラム3は、画像形成部Aのほぼ中央に配置されている。帯電器5は、感光体ドラム3の表面を所定の電位に均一に帯電させるための帯電手段であり、接触型であるローラ型やブラシ型の帯電器のほか、チャージャー型の帯電器が用いられる。
光学走査装置1は、レーザダイオード及び反射ミラーを備えたレーザスキャニングユニット(LSU)であり、帯電された感光体ドラム3表面を画像データに応じて露光して、その表面に画像データに応じた静電潜像を形成する。
現像装置2は、感光体ドラム3上に形成された静電潜像を(K,C,M,Y)のトナーにより現像する。クリーナ装置4は、現像及び画像転写後に感光体ドラム3表面に残留したトナーを除去及び回収する。
感光体ドラム3の上方に配置されている中間転写ベルト装置8は、中間転写ベルト7、中間転写ベルト駆動ローラ21、従動ローラ22、中間転写ローラ6(6a,6b,6c,6d)、及び中間転写ベルトクリーニング装置9を備えている。
中間転写ベルト駆動ローラ21、中間転写ローラ6、従動ローラ22等は、中間転写ベルト7を張架して支持し、中間転写ベルト7を矢印C方向に周回移動させる。
中間転写ローラ6は、中間転写ベルト7近傍に回転可能に支持され、中間転写ベルト7を介して感光体ドラム3に圧接され、感光体ドラム3のトナー像を中間転写ベルト7に転写するための転写バイアスを印加されている。
中間転写ベルト7は、各感光体ドラム3a,3b,3c,3dに接触するように設けられており、各感光体ドラム3a,3b,3c,3d表面のトナー像を中間転写ベルト7に順次重ねて転写することによって、カラーのトナー像(各色のトナー像)を形成する。この転写ベルトは、厚さ100μm〜150μm程度のフィルムを用いて無端ベルト状に形成されている。
感光体ドラム3から中間転写ベルト7へのトナー像の転写は、中間転写ベルト7裏面に圧接されている中間転写ローラ6によって行われる。中間転写ローラ6には、トナー像を転写するために高電圧の転写バイアス(トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)が印加されている。中間転写ローラ6は、直径8〜10mmの金属(例えばステンレス)軸をベースとし、その表面は、導電性の弾性材(例えばEPDM、発泡ウレタン等)により覆われているローラである。この導電性の弾性材により、記録用紙に対して均一に高電圧を印加することができる。
上述のように、各感光体ドラム3a,3b,3c,3d表面のトナー像は、中間転写ベルト7で積層され、画像データによって示されるカラーのトナー像となる。このように積層された各色のトナー像は、中間転写ベルト7と共に搬送され、中間転写ベルト7と接触する2次転写装置11によって記録用紙上に転写される。
中間転写ベルト7と2次転写装置11の転写ローラ11aとは、相互に圧接されてニップ域を形成する。また、2次転写装置11の転写ローラ11aには、中間転写ベルト7上の各色のトナー像を記録用紙に転写させるための電圧(トナーの帯電極性(−)とは逆極性(+)の高電圧)が印加される。さらに、そのニップ域を定常的に得るために、2次転写装置11の転写ローラ11aもしくは中間転写ベルト駆動ローラ21の何れか一方を硬質材料(金属等)とし、他方を弾性ローラ等の軟質材料(弾性ゴムローラ、または発泡性樹脂ローラ等々)としている。
また、2次転写装置11によって中間転写ベルト7上のトナー像が記録用紙上に完全に転写されず、中間転写ベルト7上にトナーが残留することがあり、この残留トナーが次工程でトナーの混色を発生させる原因となる。このため、中間転写ベルトクリーニング装置9によって残留トナーを除去及び回収する。中間転写ベルトクリーニング装置9には、例えばクリーニング部材として中間転写ベルト7に接触するクリーニングブレードが備えられており、クリーニングブレードが接触する部位で、従動ローラ22により中間転写ベルト7裏側が支持されている。
給紙トレイ10は、記録用紙を格納しておくためのトレイであり、画像形成部Aの画像形成部の下側に設けられている。また、画像形成部の上側に設けられている用紙排紙トレイ15は、印刷済みの記録用紙をフェイスダウンで載置するためのトレイである。また、手差しトレイ20は、装置本体70に対して開閉可能に設けられている。
また、画像形成部Aには、給紙トレイ10の記録用紙を2次転写装置11や定着装置12を経由させて用紙排紙トレイ15に送るための用紙搬送装置18が設けられている。この用紙搬送装置18は、Sの字形状の用紙搬送経路25を有し、この用紙搬送経路25に沿って、ピックアップローラ16a,16b、レジスト前ローラ19、レジストローラ14、定着装置12、各搬送ローラ13、及び排紙ローラ17等を配置したものである。
ピックアップローラ16aは、給紙トレイ10の端部に設けられ、給紙トレイ10から記録用紙を1枚ずつ用紙搬送経路25に供給する呼び込みローラである。また、ピックアップローラ16bは、手差しトレイ20の端部に設けられ、手差しトレイ20から記録用紙を1枚ずつ用紙搬送経路25に供給する呼び込みローラである。各搬送ローラ13及びレジスト前ローラ19は、記録用紙の搬送を促進補助するための小型のローラであり、用紙搬送経路25に沿って複数箇所に設けられている。
レジストローラ14は、搬送されて来た記録用紙を一旦停止させて、記録用紙の先端を揃え、中間転写ベルト7と2次転写装置11間のニップ域で中間転写ベルト7上のカラーのトナー像が記録用紙に転写されるように、感光体ドラム3及び中間転写ベルト7の回転にあわせて、記録用紙をタイミングよく搬送する。例えば、レジストローラ14は、中間転写ベルト7と2次転写装置11間のニップ域で中間転写ベルト7上のカラーのトナー像の先端が記録用紙における画像形成範囲の先端に合うように、記録用紙を搬送する。
定着装置12は、トナー像が転写された記録用紙を受け取り、この記録用紙をヒートローラ31及び加圧ローラ32間に挟み込んで搬送する。ヒートローラ31は、所定の定着温度となるように制御されており、加圧ローラ32とともに記録用紙を熱圧着することにより、記録用紙に転写されたトナー像を溶融、混合、圧接し、記録用紙に対して熱定着させる機能を有している。
各色のトナー像の定着後の記録用紙は、排紙ローラ17によって用紙排紙トレイ15上に排出される。
なお、画像形成ステーションPaだけを用いて、モノクロ画像を形成し、モノクロ画像を中間転写ベルト装置8の中間転写ベルト7に転写することも可能である。このモノクロ画像も、カラー画像と同様に、中間転写ベルト7から記録用紙に転写され、記録用紙上に定着される。
また、記録用紙の表面だけではなく、両面の印字を行なう場合は、記録用紙の表面の画像を定着装置12により定着した後に、記録用紙を用紙搬送経路25の排紙ローラ17により搬送する途中で、排紙ローラ17を停止させてから逆回転させ、記録用紙を反転経路Srに通して、記録用紙の表裏を反転させてから、記録用紙をレジストローラ14へと導き、記録用紙の表面と同様に、記録用紙の裏面に画像を記録して定着し、記録用紙を用紙排紙トレイ15に排出する。
図2は、上記構成の画像形成装置において、装置本体70の前面に開閉可能に設けられたフロントカバー80を開いた状態を示す斜視図である。
このフロントカバー80は、装置本体70に対して、左右両側の下端部がそれぞれ回動支点a1,a2を中心に前面(図2中手前側)に回動可能に支持されおり、このフロントカバー80の左右両端部に、当該フロントカバー80の開く角度を所定の角度(本実施形態では水平の90度)に規制する同じ長さの2本のバンド(開度規制部材)81a,81bが設けられている。そして、フロントカバー80の開放時には、これらバンド81a,81bが突っ張る位置までフロントカバー80を回動(水平まで回動)させるようになっている。本実施形態では、両側の2本のバンド81a,81bは、部材コストの削減のため、形状及び長さが共に同じであり、左右共通使用となっている。
そして、各バンド81a,81bの一方の端部81a1,81b1が装置本体70の左右両側部にそれぞれ固定(固定点b1,b2)され、他方の端部81a2,81b2がフロントカバー80の左右両側部にそれぞれ固定(固定点c1,c2)されている。具体的には、各バンド81a,81bのそれぞれの両端部に、固定用の丸穴(図示省略)を形成し、この丸穴にビス(図示省略)を通して、装置本体70とフロントカバー80とにそれぞれビス止めすることで、各バンド81a,81bの両端部を装置本体70とフロントカバー80とにそれぞれ連結している。各バンド81a,81bは、可撓性のある樹脂材料で形成されており、本実施形態ではPP(ポリプロピレン)を用いている。また、各バンド81a,81bの厚みは1mm、幅は10mmとしている。
このようなバンド81a,81bを用いた場合、上記従来技術で説明した図9に示すように、フロントカバー80を閉めることによって、各バンド81a,81bは2つ折りに屈曲される。そして、この状態からフロントカバー80を再度開いても、各バンド81a,81bには、屈曲部分に多少の屈曲癖が残ることになる。
また、画像形成装置の小型化に伴い、装置本体70内部に各画像形成用のユニットや部品を配置していくと、配置スペースの関係上、一方のバンド81aの回動支点a1から固定点b1までの高さ方向の距離と、他方のバンド81bの回動支点a2から固定点b2までの高さ方向の距離とを同じ距離に保つことができない場合がある。
本実施形態の開閉装置はこのような構造の画像形成装置に適用した場合に該当し、図3に示すように、一方のハンド81aの一方の端部81a1の固定位置である固定点b1の回動支点a1からの高さ位置(距離T1)を、他方のバンド81bの一方の端部81b1の固定位置である固定点b2の回動支点a2からの高さ位置(距離T2)よりも下げている(T1<T2)。一方、フロントカバー80の各回動支点a1,a2から各バンド81a,81bのフロントカバー80側の固定位置(固定点c1,c2)までの距離は同じ距離T3としている。
この場合、上記従来技術でも説明したように、通常であれば、図4に示すように、固定点b1は、他方のバンド81bの一方の端部81b1の固定位置である固定点b2と同じ高さ位置b1′から、固定点c1を中心として、高さ位置T1の位置b1′′まで、円弧を描くようにX1方向にずらせばよい。これにより、設計上は、フロントカバー80と各バンド81a,81bとの固定位置(固定点c1,c2)と、装置本体70と各バンド81a,81bとの固定位置(固定点b1′′,b2)との間の距離が同じになるため、フロントカバー80を開いたとき、フロントカバー80の左右両側の高さ位置も同じ高さ位置となって、フロントカバー80の開放先端側縁部をほぼ水平に維持することができるはずである。
しかし、このような支持構造(すなわち、一方のバンド81aの一方の端部81a1を固定点b1′′で支持する構造)では、フロントカバー80を閉じたときの各バンド81a,81bの屈曲(図5参照)により、図6に示すように、フロントカバー80を開いたときの、フロントカバー80の左右両側の高さ位置が同じ高さ位置に維持されず、フロントカバー80が斜めに傾斜することになる。すなわち、各バンド81a,81bが装置本体70に固定される高さ位置が異なる(固定点b1′′,b2)ことによって、各バンド81a,81bに作用する張力が異なるため、フロントカバー80を開いたとき、一方のバンド81aにより強く残る屈曲癖(一方のバンド81aの屈曲部81a5)によって、フロントカバー80の一方の側(一方のバンド81aの側)が少し引き上げられた状態となり、フロントカバー80の左右両側が同じ高さに維持されない(固定点c1′,c2)。そのため、フロントカバー80の開放側先端縁部が傾斜する(図6(a)参照)ことになる。
そこで、本実施形態では、一方のバンド81aの一方の端部81a1の固定位置を、図3に示すように、図6に示す固定点b1′′の位置から固定点b1の位置に(すなわち、フロントカバー80の開時方向Z1に)ずらせて設けたものである。
ここで、固定点b1′′の位置を固定点b1の位置にずらせる手法について、図7を参照して具体的に説明する。
すなわち、フロントカバー80を、バンド80aがいっぱいまで引っ張られて開いた状態(図7中、二点鎖線で示す状態)において、このときのバンド81aの第2固定点c1′を他方のバンド80bの第2固定点c2と同じ高さ位置まで下方に移動させた位置(すなわち、図7に示す固定点c1)を中心として、バンド81aの第2固定点c1′から第1固定点b′′までの直接距離R1を半径とする円91を描き、バンド81aの第1固定点b′′を、この円91の周上に位置するように、フロントカバー80の開時方向Z1側(すなわち、水平方向)にずらせ、このずらせた円91上の位置(点)を、バンド80aの一方の端部80a1の固定位置(固定点b1)としたものである。
このように固定点の位置をずらせることで、図3に示すように、開いたフロントカバー80を水平に、すなわちフロントカバー80の開放側先端縁部を水平に維持することが可能となるものである。
<他の実施形態>
上記実施形態では、傾斜を修正するためにずらせる固定点を、バンド80aの装置本体70側の固定位置である固定点b1としたが、本実施形態では、バンド80aのフロントカバー80側の固定位置である固定点c1を回動支点a1側にずらせるように修正したものである。
すなわち、図3に示すように、一方のハンド81aの一方の端部81a1の固定位置である固定点b1の回動支点a1からの高さ位置(距離T1)を、他方のバンド81bの一方の端部81b1の固定位置である固定点b2の回動支点a2からの高さ位置(距離T2)よりも下げ(T1<T2)、かつ、フロントカバー80の各回動支点a1,a2から各バンド81a,81bのフロントカバー80側の固定位置(固定点c1,c2)までの距離を同じ距離T3とした場合、通常であれば、図4に示すように、固定点b1は、他方のバンド81bの一方の端部81a1の固定位置である固定点b2と同じ高さ位置b1′から、固定点c1を中心として、高さ位置T1の位置b1′′まで、円弧を描くようにX1方向にずらせばよい。これにより、設計上は、フロントカバー80と各バンド81a,81bとの固定位置(固定点c1,c2)と、装置本体70と各バンド81a,81bとの固定位置(固定点b1′′,b2)との間の距離が同じになるため、フロントカバー80を開いたとき、フロントカバー80の左右両側の高さ位置も同じ高さ位置となって、フロントカバー80の開放先端側縁部をほぼ水平に維持することができるはずである。
しかし、このような支持構造(すなわち、一方のバンド81aの一方の端部81a1を固定点b1′′で支持する構造)では、図6に示すように、フロントカバー80を閉じたときの各バンド81a,81bの屈曲により、フロントカバー80を開いたときの、フロントカバー80の左右両側の高さ位置が同じ高さ位置に維持されず、フロントカバー80が斜めに傾斜することになる。すなわち、各バンド81a,81bが装置本体70に固定される高さ位置が異なる(固定点b1′′,b2)ことによって、各バンド81a,81bに作用する張力が異なるため、フロントカバー80を開いたとき、一方のバンド81aにより強く残る屈曲癖(一方のバンド81aの屈曲部81a5)によって、フロントカバー80の一方の側(一方のバンド81aの側)が少し引き上げられた状態となり、フロントカバー80の左右両側が同じ高さに維持されない(固定点c1′,c2)。そのため、フロントカバー80の開放側先端縁部が傾斜する(図6(a)参照)ことになる。
そこで、本実施形態では、一方のバンド81aの一方の端部81a1の固定位置(固定点b1′′)はそのままとし、一方のバンド81aの他方の端部81a2の固定位置を、図8に示すように、図6に示す固定点c1′の位置から固定点c1の位置に(すなわち、回動支点a1側に)ずらせて設けたものである。
ここで、固定点c1′の位置を固定点c1の位置へずらせる手法について、図9を参照して具体的に説明する。
すなわち、フロントカバー80を、バンド80aがいっぱいまで引っ張られて開いた状態(図7中、二点鎖線で示す状態)において、このときのバンド81aの第1固定点b1′′を中心として、バンド81aの第2固定点c1′から第1固定点b′′までの直線距離R1を半径とする円92を描き、バンド81aの第2固定点c1′を、フロントカバー80が水平となるまで、この円92に沿ってX2方向にずらせ、このずらせた円92上の位置(点)を、バンド80aの他方の端部80a2の固定位置(固定点c1)としたものである。
このように固定点の位置をずらせることで、開いたフロントカバー80を水平に、すなわちフロントカバー80の開放側先端縁部を水平に維持することが可能となるものである。
なお、上記各実施形態では、フロントカバーに本発明の開閉装置を適用した場合について説明しているが、図2に示すように、手差しトレイ20にも本発明の開閉装置を適用することが可能である。
本発明の実施形態に係る開閉装置を適用した画像形成装置を示す概略断面図である。 装置本体の前面に開閉可能に設けられたフロントカバーを開いた状態を示す斜視図である。 実施形態に係る開閉装置のフロントカバーを開いた状態を示す説明図であり、(a)は概略正面図、(b)は同左側面図、(c)は同右側面図である。 一方のハンドの一方の端部の固定位置を下に下げたときの、設計上のフロントカバーの取り付け状態を示す説明図であり、(a)は概略正面図、(b)は同左側面図、(c)は同右側面図である。 フロントカバーを閉じたときのバンドの屈曲状態を示す説明図である。 開いた状態のフロントカバーが傾斜する様子を説明する図であり、(a)は概略正面図、(b)は同左側面図、(c)は同右側面図である。 固定点をずらせる手法を説明する図である。 他の実施形態に係る開閉装置のフロントカバーを開いた状態を示す説明図であり、(a)は概略正面図、(b)は同左側面図、(c)は同右側面図である。 固定点をずらせる手法を説明する図である。 両方のバンドを同じ高さに取り付けた場合の従来の開閉装置において、フロントカバーを開いた状態を示す説明図であり、(a)は概略正面図、(b)は同左側面図、(c)は同右側面図である。 フロントカバーを閉じたときのバンドの屈曲状態を示す説明図である。 一方のハンドの一方の端部の固定位置を下に下げたときの、設計上のフロントカバーの取り付け状態を示す説明図であり、(a)は概略正面図、(b)は同左側面図、(c)は同右側面図である。 各バンドに作用する力を示す説明図である。 一方のハンドの一方の端部の固定位置を下に下げたときの、実際のフロントカバーの取り付け状態を示す説明図であり、(a)は概略正面図、(b)は同左側面図、(c)は同右側面図である。
符号の説明
A画像形成部
B 原稿読取り部
1 光学走査装置
2 現像装置
3 感光体ドラム
4 クリーナ装置
5 帯電器
6 中間転写ローラ
7 中間転写ベルト
8 中間転写ベルト装置
10 給紙トレイ
12 定着装置
15 用紙排紙トレイ
18 用紙搬送装置
20 手差しトレイ
21 駆動ローラ
22 従動ローラ
70 装置本体
80 フロントカバー(開閉部材)
81a,81b バンド(開度規制部材)
81a1,81b1 一方の端部
81a2,81b2 他方の端部
a1,a2 回動支点
b1,b2 第1固定点
c1,c2 第2固定点

Claims (9)

  1. 装置本体に対して左右両側部がそれぞれ固定点を中心に回動可能に支持された開閉部材と、前記開閉部材の左右両端部にそれぞれ設けられ、前記開閉部材の開く角度を所定の角度に規制する同じ長さの紐状の開度規制部材とを備え、
    前記開度規制部材の装置本体側の固定位置を第1固定点とし、前記開度規制部材の開閉部材側の固定位置を第2固定点とし、前記装置本体に対する前記開閉部材の固定点を回動支点とすると、
    一方の開度規制部材の高さ方向における前記回動支点から前記第1固定点までの距離が、他方の開度規制部材の高さ方向における前記回動支点から前記第1固定点までの距離より短くなるように各第1固定点が設けられた開閉装置であって、
    前記開閉部材の開放状態において、前記一方の開度規制部材の前記第2固定点から前記第1固定点までの直線距離を半径R1とし、前記一方の開度規制部材の前記第2固定点の高さ位置を、前記他方の開度規制部材の前記第2固定点の高さ位置と同じ高さ位置までずらせ、このずらせた位置を中心として前記半径R1の円を描いたとき、前記一方の開度規制部材の前記第1固定点が、この円周上に位置するように前記開閉部材の開時方向側にずらせて設けられていることを特徴とする開閉装置。
  2. 装置本体に対して左右両側部がそれぞれ固定点を中心に回動可能に支持された開閉部材と、前記開閉部材の左右両端部にそれぞれ設けられ、前記開閉部材の開く角度を所定の角度に規制する同じ長さの紐状の開度規制部材とを備え、
    前記開度規制部材の装置本体側の固定位置を第1固定点とし、前記開度規制部材の開閉部材側の固定位置を第2固定点とし、前記装置本体に対する前記開閉部材の固定点を回動支点とすると、
    一方の開度規制部材の高さ方向における前記回動支点から前記第1固定点までの距離が、他方の開度規制部材の高さ方向における前記回動支点から前記第1固定点までの距離より短くなるように各第1固定点が設けられた画像形成装置において、
    前記一方の開度規制部材の前記第2固定点が、前記他方の開度規制部材の前記第2固定点より、前記回動支点側にずらせて設けられていることを特徴とする開閉装置。
  3. 請求項1に記載の開閉装置において、
    前記開度規制部材は、前記開閉部材を閉じた状態のときには2つに折りに屈曲されて前記装置本体内に収納されるものであり、
    前記一方の開度規制部材の前記第1固定点は、前記開度規制部材の屈曲癖分を吸収し、前記開閉部材の開放先端側縁部が水平となる位置まで開時方向側にずらせていることを特徴とする開閉装置。
  4. 請求項2に記載の開閉装置において、
    前記開度規制部材は、前記開閉部材を閉じた状態のときには2つに折りに屈曲されて前記装置本体内に収納されるものであり、
    前記一方の開度規制部材の前記第2固定点は、前記開度規制部材の屈曲癖分を吸収し、前記開閉部材の開放先端側縁部が水平となる位置まで前記回動支点側にずらせていることを特徴とする開閉装置。
  5. 請求項1から請求項4までのいずれか1項に記載の開閉装置において、
    前記開度規制部材が可撓性の材料で形成されていることを特徴とする開閉装置。
  6. 請求項5に記載の開閉装置において、
    前記開度規制部材がポリプロピレン(PP)の材料で形成されていることを特徴とする開閉装置。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか1項に記載の開閉装置において、
    前記開度規制部材は、所定の幅を有する帯び状であることを特徴とする開閉装置。
  8. 請求項1から請求項7までのいずれか1項に記載の開閉装置を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  9. 請求項8に記載の画像形成装置において、
    前記開閉部材がフロントカバーもしくは手差しトレイであることを特徴とする画像形成装置。
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