JP2010057750A - マットレス - Google Patents

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Abstract

【課題】 簡単な構成により、マットレス内部の空気(湿気)を外部へ排出し、外部の空気をマットレスの内部へ取り込むことが可能な通気機構とする。
【解決手段】 布地体2の下方にちどり状の配置で複数の柱状部材33を設けたシート部材3を配設する。隣接する柱状部材33との間にはマットレス1が荷重を受けて柱状部材33が弾性変形した場合であっても孔がふさがらない通気孔31をシート部材3に形成する。通気孔31の下方には通気孔31と側端とが連通する溝部41が形成されたベース部材4が設けられ、ベース部材4の溝部41により導かれた空気が、布地体2と共にシート部材3とベース部材4を包み込む包囲体6の横に設けられた開口に取り付けられるベンチレーター9により、湿気を外部へと排出が行える通気機構を備えたマットレス1とした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、マットレスに関するものであり、特に、マットレス内部に通気機構を備えたマットレスに係る。
近年、より快適な睡眠を実現するために様々な構造を用いた寝具が知られている。例えば、特許文献1に示されるマットレスでは、体圧分散性を向上させるために、マットレス内部に複数の柱状部材を有する弾性体ユニットを備えている。特許文献1に示される弾性体ユニットは、面を有する台座部と、台座部の面上に、受圧面に加わる荷重の大きさによって荷重を受ける受圧面の面積が略可逆的に変化する柱状部材がマットレス内部に複数設けられている。このマットレスでは、柱状部材の受圧面同士が接触する状態になると完全に面受けしたシート状の状態となり、使用者の体型に合わせて弾性変形して隣接する柱状部材同士が密着した状態となり、マットレス使用時には体圧分散性を向上できる。この場合、台座部の硬度を柱状部材の硬度より大きくすることによって、柱状部材変形特性を最大限に活用し、使用者の身のラインに沿った変形が得られる。そして、このような弾性体ユニットをカバーで覆うことによって、使用者や使用者の部位、使用方法による弾性体の沈み込み量の差を低減させることができる。
睡眠時に快適な睡眠を実現するためには、体圧分散性を確保することも必要ではあるが、睡眠時には使用者は発汗するためマットレス内部には湿気が溜まってしまう。このため、睡眠時にマットレス内部に溜まった湿気や臭い等をマットレスの外に効率良く逃がし、睡眠時の快適な温度や湿度等の環境を作り出すことが必要となってくる。
マットレス内部の通気が十分でないと、マットレス内部が蒸れてしまう。その結果として、使用者にとっては不快な臭いが発生したりして、夏場等の高温多湿な環境下においては、使用者が快適な睡眠を得ることができないといった問題が起こり得る。そこでこのような点を解決するため、内部に通気機構を取り入れたマットレスが、特許文献2に示される構成のものが知られている。
特許文献2に示されるものは、上部層と、内部に複数の通気孔が形成されたクッション層と、クッション層の通気孔よりも小さい通気孔が形成されると共に、下方には複数の仕切壁を有する基部層と、底部層とを備え、マットレスの外側に送風手段を設けて送風手段によりマットレス内部に風を送風するようにした構成のマットレスが開示されている。特許文献2に示されるマットレスは、マットレス内部で空気が通り抜ける通気経路、通気孔、送風装置を備えている。この特許文献2では、マットレスの外側に設けられた送風手段を用いて、マットレスの下方から上方に向けて送風することにより、天板部材の下方に設けられた通気経路、天板部材の通気孔、弾性部材の通気孔、網目構造の上部層を通過して上部に空気が吹き出し、快適な通気環境を得ることができる。
特開2003−339484号公報(第2,3頁、図1,2) 特開2007−82755号公報(第3,4頁、図1,4,7)
特許文献1に示されるマットレスでは、弾性体ユニットがマットレスの内部に設けられていることにより、マットレス使用時に体圧分散性は十分に確保されるが、マットレス内部の通気性を向上させる機構を取り込めば、更に就寝時の寝心地が良くなるものとなる。
通気機構に関しては、上記したように特許文献2に示されるものが知られているが、特許文献2のマットレスでは、空気の出入り口である通気孔は上向きにしか開いておらず、通気孔を有する層が2重となっており、この2重となった層で空気が流れるためには、一つ一つの通気孔が独立している大小2つの通気孔を空気が通っていかなければならない。この空気の流れる経路は送風手段による送風が効率良く成されるよう、送風される空気がマットレスの外部に逃げないよう枠により区画されており、マットレス内部で空気が循環するようになっている(特許文献2の図2、図4、図7を参照)。
上記した構成によれば、送風手段を用いて積極的に空気を2層から構成される通気孔を介して使用者の方へと送る場合には快適な環境を作ることができる。しかしながら、このように送風手段を用いない場合には、湿気を含む空気を逃がすところは送風手段が設けられるマットレスの外側しかない。つまり、特許文献2では、湿気を含む空位は、しっかりと区画された長い経路を通って送風手段が設けられる場所からマットレスの外部へと排出する必要がある。上記した構成では、送風手段の位置から排出される経路以外では、網目構造の上層部から入った湿気は、クッション層に複数形成された比較的大きい通気孔、基部層に形成された比較的小さい通気孔を通り、基部層の下方に設けられた通気経路を通り、再度基部層の小さい通気孔、クッション層の大きい通気孔、更には網目構造の上層部を通って逃がさなければならない。よって、特許文献2では空気を内部循環させるものであり、湿気を含む空気を効率よく外部に排出して、外部の空気を入れ替えるという技術思想はなく、睡眠時には使用者が横たわって荷重がかかる部位は通気孔がふさがれ、通気性が悪くなってしまう。
また、送風手段によって通気性を向上させているとはいっても、マットレス外部の下方に取り付けられた2つの送風手段から、マットレス全体にある多数の小さな通気孔を介して空気を内部へと送らなければならない。このため、通気経路が複雑になってしまい、強力な送風手段が必要となる。その結果、送風手段を強力にすると騒音、振動及びコストにおいて問題が発生する。更には、送風した空気を効率良く内部に送るためには、マットレス内部に空気を逃がさない壁を作らなければならず、複雑な構成となってしまう。
よって、本発明は上記した問題点に鑑みてなされたものであり、従来の送風機構より簡単な構成により、湿気を含む空気を効率良く外部へ排出し、外部の空気を内部へ入れることのできる通気機構を構成すること、さらには、マットレス内部を良好な環境にすることが可能なマットレスを提供することを課題とする。
上記した課題を解決するために講じた技術的手段は、表面に設けられる布地体と、該布地体の下方に配設され、荷重を受けた場合に受圧面積が荷重の大きさによって変化する複数の柱状部材が表面に取り付けられたシート部材と、前記シート部材の下方に配設され、弾性を有するベース部材と、前記シート部材と前記ベース部材の周囲に配設されて、前記布地体と共に、前記シート部材と前記ベース部材を包み込む包囲体とを備えたマットレスにおいて、
前記シート部材には、隣接した柱状部材との間に、マットレス使用時に荷重を受けて柱状部材が弾性変形した場合であっても孔の開口を保持する通気孔が設けられると共に、前記ベース部材には前記通気孔と側端とを連通する溝部が形成され、前記包囲体には前記側端の溝部に連通する開口を備えた構成とした。
この場合、前記通気孔および前記溝部は、前記ベース部材の長手方向中央の所定範囲内に形成されていると良い。
また、前記通気孔は幅方向において直線状に複数形成されており、前記溝部は、直線状に形成された前記通気孔を一本のラインで結ぶ前記ベース部材に形成された複数の溝であると良い。
また、前記柱状部材は千鳥状に設けられ、前記通気孔は隣接する柱状部材の中央に形成されていると良い。
前記開口には、マットレス内部の湿気を含む空気を外部に排出するベンチレーターが設けられていると良い。
前記柱状部材はスチレン系のエラストマー樹脂で形成され、個々の上方に発砲ウレタンによる弾性体が接着されていると良い。
前記シート部材の下方に設けられるベース部材の側面には、該ベース部材と同じ材質から成り、両者側面を位置決めした状態で取り囲む枠体が設けられていると良い。
上記した構成の本発明のマットレスによれば、マットレス使用時に良好な体圧分散性を得ることができ、使用者が就寝時の睡眠時に汗をかいた場合も、湿気を含む空気は、表面の布地体からその下のシート部材上に設けられ柱状部材の間に設けられ柱状部材が弾性変形した場合であっても孔の開口を保持する通気孔へと抜けてゆく。そして、湿気はベース部材の表面に形成された溝部からべース部材の側端へとゆき、ベース部材を覆う包囲体の側面に配設された開口よりマットレスの外に効率良く排出することができる。つまり、シート部材の通気孔、ベース部材の溝部、包囲体の開口とから構成される通気機構によって、外部空気と内部空気との交換を行い、湿気がマットレス内に残るのを防ぐことができる。睡眠から覚めて使用者がマットレスから移動し、マットレスに使用者からの荷重が作用しなくなった場合には、マットレスの開口の周囲に存在する新鮮な空気(マットレス内部に溜まった湿気を含まない空気とは異なる空気)を、開口から内部に吸い込み、内部弾性力によりマットレスが復元した場合に、その新鮮な空気を内部に充填することができ、マットレス内部の換気が行えるので、内部の湿気を除くと共に、湿気に由来するマットレスのいやな臭いの発生を防止することができ、快適な環境を簡単な構成の通気機構により実現することが可能である。
また、通気孔および溝部は、ベース部材の長手方向中央の所定範囲内に形成させると、冬場等において、頭部や脚部を冷やすことなくマットレス内部での通気性を確保することができ、でん部はマットレスの保温効果を損なうことがなく、温度環境を良好に保つことができる。
シート部材上の柱状部材が千鳥状に設けられ、通気孔は隣接する柱状部材の中央に形成されているため、荷重を受け、柱状部材の受圧面積が大きくなった場合でも、弾性変形した3つの柱状部材によっても確実に通気孔がふさがらず、マットレスの通気性が妨げられるのを確実に防ぐことができる。
開口に設けられたベンチレーターにより、効率良くマットレス内部の湿気を含む空気を外部に排出すると共に、外気をマットレスの内部へと取り込むことができる。開口をベンチレーターにより直接覆えば、換気だけ行い、ベンチレーターの周囲に存在する塵や埃等をマットレス内部に直接吸い込むことを防止することができる。
柱状部材はスチレン系のエラストマー樹脂で形成され、前記柱状部材の上方に発砲ウレタンが接着により設けられていると、スチレン系のエラストマー樹脂が布地体に浸透することなく、耐圧分散性を変化させて寝心地を発砲ウレタンにより変えることができる。
シート部材の下方に設けられるベース部材の側面には、ベース部材と同じ材質から成り、両者側面を位置決めした状態で取り囲む枠体が設けられていると、枠体によりシート部材およびその下のベース部材の側部を位置決めした状態で囲まれ、通気孔と開口との間の空気が流れる経路を確実に確保することができる。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は本発明を適用したマットレス1の分解斜視図である。図1において、表布地体21は、マットレス1の幅方向にキルティング加工22が施され、キルト層(布地体)2となって柔軟性および肌触りを確保している。キルト層2は、ポリエステルわた、表布地体21は化学繊維で作られている。
キルト層2の下方には、弾性体ユニット3が配設されている。弾性体ユニット3とは、具体的には、スチレン系のエラストマー樹脂で円柱状で形成された柱状部材33とその上方に接着で設けられた同径の発砲ウレタン32で個々が形成され、これが表面上に複数設けられることにより弾性を有するシート部材34を言うものとする。弾性体ユニット3はシート部材34に対して等間隔で千鳥状に複数接着されて設けられている。シート部材34の長手方向中央の所定範囲内においては、千鳥状に隣接する柱状部材33の中央位置(例えば、3つの柱状部材33の中央位置)にそれぞれ1つの通気孔31が形成され、この通気孔31はこれに限定されるものではないが本実施形態では円形状を呈し、柱状部材33が荷重を受けて弾性変形した場合においても確実に孔の開口を保持する位置に形成されている。柱状部材33の大きさは、例えば、直径50mm、高さ25mmとなっている。一番近いものとの間隔が67.4mmで、シート部材34の全面に等間隔でちどり状の配置で柱状部材33は複数設けられている。柱状部材33は、個々の上方に、柱状で同径の発砲ウレタン(弾性体)32を備えている。柱状部材33の素材はスチレン系のエラストマー樹脂を使用しており、この特性上、直接キルト層2と接すると蒸れが発生しうるため、これを防止するため発砲スチレンを上方に弾性体32を設けている。この構造にすることで、柱状部材33をカバーで覆う必要がなくなり、マットレス内部の通気機構30における通気性の確保が可能となる。
弾性体ユニット3の下方には、シート部材と同じ大きさの弾性を有する第1ウレタン(ベース部材)4が配設されている。第1ウレタン4はクッション性を有し、通気孔31が設けられる部位の真下になるよう、弾性体ユニット3の通気孔31と第1ウレタン4の側端42とを直線で連通する半円状の溝部41を第1ウレタン4の幅方向に13本形成されているが、溝部41の形状や本数は限定されないものとする。溝部41は、溝部41の上に配設されるシート部材34に形成される複数の連通孔31を直線で連通させ、連通孔31を通った湿気を含む空気を効率良く第1ウレタン4の側端42に導くよう幅方向で複数連通させている。
第1ウレタン4の4つの側面には第1ウレタン4と同材質の第2ウレタン(ベース部材)5がR形状となった角部の4箇所にて接着剤等により接着され、設けられている。この第2ウレタン5は本実施形態では4つに分割したものを使用しておるが、これに限定されるものではなく一体で設けられていても良い。第2ウレタン5は溝部41が設けられる中央の所定範囲の位置で溝部41と連結する通気口8が幅方向の両側にそれぞれ形成されている。第2ウレタンは第1ウレタン3と第1ウレタン3と大きさが等しいシート状の弾性体ユニット3とを定位置にて位置決めするもので、第1ウレタン3と弾性体ユニット3を枠体となって側面の周囲を取り巻いて、通気孔31と溝部41の位置ずれを防止する機能を有する。
第2ウレタン5の下方には、表布地体21の化学繊維と同じ材質で作られた包囲体6が設けられ、内部に弾性体ユニット3、第1ウレタン4および第2ウレタン5を収容する。キルト層2の外周と包囲体6の外周には両方に設けられたファスナー7によって互いに結合され、マットレス1の外装となっている。
上記した構成のマットレス1は、図1に示す如く、ファスナー7を開ければ自由に分解が可能となっており、マットレス内部の手入れ、マットレス1を構成する構成部材の交換が簡単に行えるようになっている。包囲体6の側面には、弾性体ユニット3の通気孔31、第1ウレタン4の溝部41の側端42と第2ウレタン5の通気口8がつながれており、幅方向に夫々設けられる通気口8の位置において包囲体6が開口61しており、2つの開口61にそれぞれベンチレーター9が包囲体6および第2ウレタン5の通気口8に対し、外側から嵌着により取り付けられている。
幅方向に設けられるベンチレーター9は直線上の細長い形状を呈し夫々2部材(例えば、ベース91、ベースに取り付けられるカバーキャップ92)から成り立っており、ベース91には長手方向に等間隔で複数の孔が形成され嵌着時には内部の溝部41と連通し、この状態では外から見ると直線状の孔が等間隔で並んで見える。このベースに対して外から孔が直接見えないようにカバーキャップ92が設けられる。カバーキャップ92の機能は、マットレス内部と外気との換気のため空気は通るが、外から見ても孔は直接見えないようにすることができ、塵や埃等がマットレス内部に入りにくい構造とすることができる。また、カバーキャップ92には企業ロゴ等を設けることにより、意匠性を向上させることもできる。
上記した構成のマットレス1は組み付けられると、図2に示すものとなる。本実施形態におけるマットレス1は、長手方向の長さ:L1、幅方向の長さ:L2を有し、シングルで規格化された一般的な長さとする。本実施形態ではシングルのマットレス1について説明するが、セミダブルやダブルのマットレスに適用しても良いことは言うまでもない。
次に、上記したマットレス1の通気機構30について説明する。通気機構30は図1に示すマットレス内部で空気が通ることに関係する構成要素(通気孔31を有する弾性体ユニット3、溝部41を有する第1ウレタン4、通気孔8を有する第2ウレタン5、ベンチレーター9が取り付けられる包囲体6)を備えて成り立っている。図4は、図1に示す構成の通気機構30における湿気を含む空気の流れ10を示した模式図である。就寝時において使用者がマットレス1の上に寝ると、マットレス1に作用する荷重はでん部が一番大きいものとなる。よって、使用者のでん部における発汗量はマットレス1の表面20と接する面積が頭部や足部よりも広いため多く、マットレスのでん部が位置するの範囲(図4のL3にて示される範囲)は蒸れ易い。しかし、シート部材34を一面に設け、その全面に通気孔31を形成してしまうと、通気性が良くなり過剰となってしまい、冬場等において保温効果の低下を招いてしまう。このため、通気孔31は、シート部材3の中央部のでん部が位置する範囲のみに設けることが好ましい。ちなみに、このでん部の範囲を本実施形態ではL3:600mmとしており、この数値は規格化された長さのベッドに使用者が寝た場合に、成人男女90%の人のでん部が入る範囲に設定してある。また、使用者が睡眠時等に頭部、足部で発汗した場合でも、空気の流れ10は、シート部材34に設けられた複数の柱状部材33の隙間を通って、中央部のでん部の存在する範囲L3の位置に形成された通気孔31に抜け、その後に通気孔31の下方に位置決めされて設けられた溝部41を通り、側端42へと導かれ通気口8を介して包囲体6に設けられたベンチレーター9から外部に効率よく簡単な構成にて排出される。
この場合、シート部材上に設けられた複数の柱状部材33は千鳥状に設けられており、通気孔31は隣接する3つの柱状部材33の位置する中央の位置に直径20mm程で形成されているため、マットレス使用時に上方からの荷重を受け、柱状部材33の受圧面積が径方向に大きく広がった場合でも、弾性変形した柱状部材33によって通気孔31が確実にふさがらず、通気性が妨げられないようになっている。更に、第1ウレタン4の硬さ、溝部41の径は、荷重を受けた時に、第1ウレタン4に設けられた溝部41がふさがらないように設計されている。
図5は、マットレス1に使用者のマットレス使用による荷重が作用していない状態を示す幅方向での断面図である。この状態から使用者がマットレス1を使用すると図6に示す状態となる。
図6は、使用者が寝た状態での通気機構30における空気の流れを示した模式図である。マットレス使用時、マットレスに上方から使用者の体重による荷重が作用する。すると、マットレス内部、特に柱状部材33同士の間に存在する空気が圧迫され、通気孔31からその下の溝部41を通り、通気口8およびベンチレーター9を通ってマットレス1の外部に排出される。この場合、使用者が汗をかくと、湿気を含む空気が効率よく上記経路と通って排出することが可能である。このときの空気の流れ10は、図6に示す状態となる。弾性体ユニット3において、スチレン系のエラストマー樹脂から成る柱状部材33、弾性体である発砲ウレタン32、シート部材34の順に硬度が高いため、柱状部材33が弾性変形しやすく、空気の流れが起こりやすい。また、本実施形態では幅方向に並んだ複数の通気孔31を通った空気が、溝部41で合流するため、良好な空気の流れが得られる。また、横たわっていた使用者がマットレス1から降りた場合、即ち、図5に示す状態になると、空気の排出と反対の現象が起こり、今度は外部の空気がベンチレーター9を通してマットレス内部に取り込まれることにより、常に湿気に変わって新しい空気が入る通気機構30を簡単な構成により実現することができる。
本発明の一実施形態におけるマットレスの分解斜視図である。 図1に示すマットレスを組み付けた状態での斜視図である。 図2に示すマットレスの要所部分断面図である。 図1に示す構成のマットレス内部の通気機構におけるマットレス内部での空気(湿気)の流れを示した模式図である。 図1に示すマットレスの通気機構を示すマットレスの幅方向での断面図である。 図1に示すマットレスに使用者が寝た状態でのマットレス内部の通気機構での空気(湿気)の流れを示す模式図である。
符号の説明
1 マットレス
2 キルト層(布地体)
3 弾性体ユニット(シート部材)
4 第1ウレタン(ベース部材)
5 第2ウレタン(ベース部材)
6 包囲体(布地体)
7 ファスナー
8 通気口
9 ベンチレーター(開口)
10 空気の流れ
21 表布地体
22 キルティング
30 通気機構
31 通気孔
32 弾性体
33 柱状部材
41 溝部
L1 マットレスの長手方向の長さ
L2 マットレスの幅方向の長さ
L3 通気孔31が設けられる長さ(範囲)

Claims (7)

  1. 表面に設けられる布地体と、
    該布地体の下方に配設され、荷重を受けた場合に受圧面積が荷重の大きさによって変化する複数の柱状部材が表面に取り付けられたシート部材と、
    前記シート部材の下方に配設され、弾性を有するベース部材と、
    前記シート部材と前記ベース部材の周囲に配設されて、前記布地体と共に、前記シート部材と前記ベース部材を包み込む包囲体とを備えたマットレスにおいて、
    前記シート部材には、隣接した柱状部材との間に、マットレス使用時に荷重を受けて柱状部材が弾性変形した場合であっても孔の開口を保持する通気孔が設けられると共に、前記ベース部材には前記通気孔と側端とを連通する溝部が形成され、前記包囲体には前記側端の溝部に連通する開口を備えたことを特徴とするマットレス。
  2. 前記通気孔および前記溝部は、前記ベース部材の長手方向中央の所定範囲内に形成されている請求項1に記載のマットレス。
  3. 前記通気孔は幅方向において直線状に複数形成されており、前記溝部は、直線状に形成された前記通気孔を一本のラインで結ぶ前記ベース部材に形成された複数の溝である請求項1または請求項2に記載のマットレス。
  4. 前記柱状部材は千鳥状に設けられ、前記通気孔は隣接する3つの柱状部材の中央に形成されている請求項1に記載のマットレス。
  5. 前記開口には、マットレス内部の湿気を含む空気を外部に排出すると共に、外気を前記マットレスの内部へと取り込むベンチレーターが設けられている請求項1に記載のマットレス。
  6. 前記柱状部材はスチレン系のエラストマー樹脂で形成され、前記柱状部材の上方に発砲ウレタンが接着により設けられている請求項1に記載のマットレス。
  7. 前記シート部材の下方に設けられるベース部材の側面には、該ベース部材と同じ材質から成り、両者側面を位置決めした状態で取り囲む枠体が設けられている請求項1に記載のマットレス。
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