JP2010057425A - 緑化構造体、軌道の緑化構造、及び緑化工法 - Google Patents

緑化構造体、軌道の緑化構造、及び緑化工法 Download PDF

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Abstract

【課題】植栽された植物の育成障害を防止又は抑制する。
【解決手段】レール22、24は、夏場は直射日光によって周囲の温度よりも高温となる。逆に冬場は冷気によって周囲の温度よりも低温となる。しかし、緑化構造体100は、レール22、24側の側面が断熱ボード120で構成され、底面が断熱ボード130で構成されている。したがって、高温又は低温となったレール22、24によって、緑化構造体100の周囲が高温又は低温となったとしても、断熱ボード120、130によって断熱される。したがって、ポーラスコンクリート102の上部に植栽された芝生112の根の周囲が高温又は低温になることが抑制されるので、芝生112の育成障害が防止又は抑制される。
【選択図】図1

Description

本発明は、緑化構造体、軌道の緑化構造、及び緑化工法に関する。
通常、路面に埋め込まれた路面電車のレールの外側及びレール間の軌道内空間には、周囲の路面と同様の舗装を行ったり敷石を敷設したりすることが多い。
しかし、路面電車の軌道に芝生等を植えて緑化することで、景観の向上やヒートアイランド現象を抑制させることが提案されている(例えば、特許文献1、特許文献2を参照)。
特開2005−41号公報 特開2007−111030号公報
しかしながら、路面電車のレールは、夏季は高温となり冬季は低温となる。このため隣接する芝生等の育成に障害がでやすい。また、路面電車の軌道を緑化した場合、芝生が植栽される客土層は薄くなることが多い。このため乾燥しやく、散水頻度を高くしないとやはり芝生の育成に障害がでやすい。
本発明は、上記を考慮し、植栽された植物の育成障害を防止又は抑制することが目的である。
請求項1の発明は、上部に植栽される連続空隙硬化体と、前記連続空隙硬化体の側面に設けられた第一断熱材と、を備える。
したがって、緑化構造体の周囲が高温又は低温となっても第一断熱材によって断熱されているので、連続空隙硬化体の上部に植栽された芝生等の植物の根(の周囲)が高温又は低温になることが抑制される。よって、連続空隙硬化体の上部に植栽された芝生等の植物の育成障害が防止又は抑制される。
請求項2の発明は、請求項1に記載の緑化構造体において、第二断熱材が前記連続空隙硬化体の下に設けられている。
したがって、緑化構造体の底面が第二断熱材によって断熱されているので、連続空隙硬化体の上部に植栽された芝生等の植物の根(の周囲)が高温又は低温になることがより効果的に抑制される。よって、連続空隙硬化体の上部に植栽された芝生等の植物の育成障害がより効果的に防止又は抑制される。
請求項3の発明は、請求項2に記載の地盤の緑化構造体において、前記第二断熱材は、板状とされると共に、貯水可能な凹部と、前記連続空隙硬化体側面と反対側面とに開口した排水孔と、を有する。
したがって、潅水された後も第二断熱材の凹部に貯水されるので、気化熱によって連続空隙硬化体の上部に植栽された芝生等の植物(の周囲)の温度が高温になるのが抑制される。また、潅水頻度を減らすことができる。
請求項4の発明は、請求項1〜請求項3のいずれ1項に記載の緑化構造体において、前記連続空隙硬化体の底面に接触するように設けられ、前記第一断熱材よりも外側に延出されると共に給水される延出部を有する導水シートを備える。
したがって、導水シートが延出部から給水管等によって給水されることで、毛細管現象を利用した揚水機能により連続空隙硬化体の底面が湿潤される。よって、連続空隙硬化体の上部に植栽された芝生等の植物に均一に水を与えることができる。また、気化熱によって連続空隙硬化体の上部に植栽された芝生等の植物の周囲の温度が高温になるのが抑制される。
請求項5の発明は、一対のレールが設置された電車の軌道における前記レール間、又は前記レールの外側に隣接して、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の緑化構造体が前記レールと前記連続空隙硬化体との間に前記第一断熱材が配置されるように設けられている。
したがって、レールは金属製であるので、夏季は太陽光によって高温になると共に冬季は冷気によって低温となるが、レールとの間に配置された第一断熱材によって断熱される。これにより、連続空隙硬化体の上部に植栽された芝生等の植物の根(の周囲)が高温又は低温になることが抑制される。よって、連続空隙硬化体の上部に植栽された植物の育成障害が防止又は抑制される。
請求項6の発明は、矩形状の型枠の側面に沿って板状の第一断熱材を設置し、連続空隙硬化体を打設したのち前記型枠を外し、側壁面を前記第一断熱材が構成する緑化構造体を製造する緑化構造体製造工程と、前記緑化構造体を敷設する敷設工程と、前記緑化構造体の前記連続空隙硬化体の上部に植栽する植栽工程と、を備える。
したがって、緑化構造体の周囲が高温又は低温となっても、第一断熱材によって断熱されているので、連続空隙硬化体の上部に植栽された芝生等の植物の根(の周囲)が高温又は低温になることが抑制される。よって、連続空隙硬化体の上部に植栽された芝生等の植物の育成障害が防止又は抑制される。
また、予め第一断熱材と連続空隙硬化体とを一体化させた緑化構造体を敷設するので、例えば、現場で打設する場合と比較し、現場での工期が短縮される。
請求項7の発明は、請求項6に記載の緑化工法において、前記緑化構造体製造工程において、前記型枠の中に第二断熱材を敷いて前記連続空隙硬化体を打設し、底面を前記第二断熱材が構成する緑化構造体を製造する。
したがって、緑化構造体の底面が第二断熱材によって断熱されているので、連続空隙硬化体の上部に植栽された芝生等の植物の根(の周囲)が高温又は低温になることがより効果的に抑制される。よって、連続空隙硬化体の上部に植栽された芝生等の植物の育成障害がより効果的に防止又は抑制される。
また、予め第一断熱材、第二断熱材、及び連続空隙硬化体を一体化した緑化構造体を敷設するので、例えば、現場で打設する場合と比較し、現場での工期が短縮される。
請求項8の発明は、請求項7に記載の緑化工法において、前記緑化構造体製造工程において、前記第二断熱材の上に導水シートを敷き、且つ前記導水シートの延出部が前記第一断熱材よりも外側に延出されると共に前記第一断熱材と前記型枠の前記型枠の側壁面との間に前記延出部を挟み込んで前記連続空隙硬化体を打設し、前記敷設工程の後に、前記導水シートの前記延出部に接触、且つ前記第一断熱材に沿って、前記延出部に給水する給水管を設ける。
したがって、予め導水シートの延出部を第一断熱材から延出した状態で一体化させた緑化構造体を敷設するので、例えば、現場で打設する場合と比較し、現場での工期が短縮される。
また、給水管によって導水シートの延出部に給水させると共に導水シートの毛細管現象を利用した揚水機能により連続空隙硬化体の下面全域が湿潤される。よって、連続空隙硬化体の上部に植栽された芝生等の植物に均一に水を与えることができる。また、気化熱によって連続空隙硬化体の上部に植栽された芝生等の植物の(根の周囲の)温度が高温になるのが抑制される。
請求項9の発明は、請求項6〜請求項8のいずれか1項に記載の緑化工法において、前記敷設工程では、一対のレールが設置された電車の軌道における前記レール間、又は前記レールの外側に隣接して、前記レールと前記連続空隙硬化体との間に前記第一断熱材が配置されるよう前記緑化構造体を敷設する。
したがって、現場での工期が短縮されているので、電車の運行を休止する時間が少なくてすむ。或いは運行していない時間(例えば、夜間)のみで軌道が緑化される。
請求項1に記載の発明によれば、連続空隙硬化体の上部に植栽された芝生等の植物の根(の周囲)が高温又は低温になることを抑制することができ、この結果、連続空隙硬化体の上部に植栽された芝生等の植物の育成障害を防止又は抑制することができる。
請求項2に記載の発明によれば、連続空隙硬化体の上部に植栽された芝生等の植物の根(の周囲)が高温又は低温になることを効果的に抑制することができる。
請求項3に記載の発明によれば、連続空隙硬化体の上部に植栽された芝生等の植物(の周囲)の温度が高温になるのを効果的に抑制することができると共に、潅水頻度を減らすことができる。
請求項4に記載の発明によれば、連続空隙硬化体の上部に植栽された芝生等の植物に均一に水を与えることができると共に、気化熱によって連続空隙硬化体の上部に植栽された芝生等の植物の周囲の温度が高温になるのを抑制することができる。
請求項5に記載の発明によれば、夏季は太陽光によって高温になると共に冬季は冷気によって低温になるレールの間又はレールの外側に緑化構造体を設けても、連続空隙硬化体の上部に植栽された芝生等の植物の根(の周囲)が高温又は低温になることを抑制することができ、この結果、レールの間又はレールの外側に設けた緑化構造体を構成する連続空隙硬化体の上部に植栽された芝生等の植物の育成障害を防止又は抑制することができる。
請求項6に記載の発明によれば、予め第一断熱材と連続空隙硬化体とを一体化させた緑化構造体を敷設するので、例えば、現場で打設する場合と比較し、現場での工期を短縮することができる。
請求項7に記載の発明によれば、予め第一断熱材、第二断熱材、及び連続空隙硬化体を一体化した緑化構造体を敷設するので、例えば、現場で打設する場合と比較し、現場での工期を短縮することができる。
請求項8に記載の発明によれば、予め導水シートの延出部を第一断熱材から延出した状態で一体化させた緑化構造体を敷設するので、例えば、現場で打設する場合と比較し、現場での工期を短縮することができる。
請求項9に記載の発明によれば、電車の運行を休止する時間が少なくてすむ、或いは運行していない時間(例えば、夜間)のみで軌道を緑化することができる。
以下、図1〜図4を用いて、本発明における緑化構造体及び軌道の緑化構造の実施形態の一例を詳細に説明する。
図1は、本発明が適用された路面電車(道路上に敷設された軌道(併用軌道)を走行する電車)の軌道の緑化構造を示す断面斜視図である。図2は、路面電車の軌道の緑化構造を示す縦断面図である。図3は、図2の要部を拡大した拡大断面図である。また、図4は緑化構造体を構成する導水シートと断熱ボードを模式的に示す斜視図である。
図1に示すように、路面電車10が走行する軌道12は、砕石を堆積させた砕石層14の上に枕木16が埋め込まれ、枕木16の上に一対のレール22、24が敷設されている。また、レール22、24は、全体が略逆T字形をなし、枕木16に固定されている(図2参照)。
別の言い方をすると、路面電車10の軌道12は、一対のレール22、24は道路表面よりも少し掘り下げた位置に設置し、レール22、24に沿って枕木16などの軌道構造は、全て道路に埋め込まれた状態になる。そして、レール22、24の上端部に路面電車10の車輪11が乗って走行する。
一対のレール22、24の間及びレール22、24の外側に隣接して緑化帯80が施工されている。言い換えると、路面電車10の軌道12が緑化されている。なお、緑化帯80の外側は、自動車が走行する舗装路面18とされている。
つぎに、緑化帯80の詳細について説明する。
平面視矩形状の板状(ブロック状)の緑化構造体100がレール22、24に沿って並べられて埋設(敷設)されている(図8を参照)。
図2と図3とに示すように、緑化構造体100は、連続空隙体としての板状(ブロック状)のポーラスコンクリート(緑化コンクリート)102を有している。
連続空隙体としてのポーラスコンクリート102は、低アルカリ性のセメントを固結した硬化体であり、この硬化体の内部に、20%以上(本実施形態では約28%)の空隙率で、連続する空隙が形成されている。また、本実施形態では、圧縮強度が100〜150kg/fcmとされている。
なお、ポーラスコンクリート102の空隙には、保水材としてのピートモスヒラリー、木材チップ・藁・バーグ堆肥・シェロ等の繊維状有機材料、肥沃土等の土壌、パーライト等の土壌改良剤等、及びこれらの混合物等が充填されており、このポーラスコンクリート102の上の客土層110に植栽された芝生112の根が空隙に伸長して根付くようになっている。
緑化構造体100のレール22、24側の側面は板状の断熱ボード(第一断熱材)120によって構成されている(図1と図2を参照)。言い換えると、ポーラスコンクリート102のレール22、24側の外側には断熱ボード120が埋設されている。
また、緑化構造体100の底面は、板状の断熱ボード(第二断熱材)130によって構成されている。言い換えると、ポーラスコンクリート102の下側には断熱ボード130が埋設されている。
なお、本実施形態においては、断熱ボード120、130は、EPS(Expanded Poly−Styrene、一般名;発泡スチロール、JISA9511;ビーズ法ポリスチレンフォーム)からなる。
なお、断熱ボード120、130(第一断熱材と第二断熱材)は、EPSに限定されない。例えば、木製であってもよい。要はポーラスコンクリート(連続空隙体)102よりも熱伝導率が小さいものであればよい。
緑化構造体100の底面を構成する断熱ボード(熱第二断熱材)130は、図4に示すように、平面視において矩形状の凹部132が複数設けられている。また凹部132間を構成する縦壁部133の交差部には、上下方向に貫通する排水孔134が形成されている。言い換える、上面(ポーラスコンクリート102側の面)と下面とに排水孔134は開口され、上面の開口位置は、凹部132の底面132Aよりも高い位置に形成されている。
また、図3と図4とに示すように、緑化構造体100を構成するポーラスコンクリート102と断熱ボード130との間には、ポーラスコンクリート102の下面に接触する導水シート140が挟まれている。
導水シート140としては、例えば、不織布、織組織布、編組織布及び連続気泡を持った多孔性樹脂シートのように毛細管現象による導水機能を有するものが使用される。なお、本実施形態においては、トリコット起毛と親水処理繊維とで構成された東レ株式会社製の導水シートを使用している。
図2と図3とに示すように、導水シート140のレール24側(図2参照)の端部は、側面を構成する断熱ボード120よりも外側(レール側)に延出されて埋設されている。なお、この延出した部分を延出部142とする。
導水シート140の延出部142の上面に接触するように、給水管200が断熱ボード120(軌道12、図1参照)に沿って埋設されている。給水管200は周面に多数の小さな孔(図示略)が形成されており、給水管200に接続された給水源(図示略)から供給される水が、給水管200の孔から点滴によって延出部142に給水される構成となっている。給水管200の上は、蓋部材202が埋設されている。なお、この蓋部材202も断熱ボード120と同じ断熱材としてもよい。
また、ポーラスコンクリート102の外周部には、フィルタ150が埋設されている。更に、ポーラスコンクリート102の底部には、SUS製の網160(SUSメッシュ@200)が埋設されている。
そして、この網160を貫通するように、略逆U字状の吊用金具162が四箇所埋設されている(図7、図8参照)。なお、吊用金具162は、上端部162Aがポーラスコンクリート102の上面102Aから露出するように埋設される(図7参照)。しかし、吊用金具162の上端部162Aは、客土層110の中に埋設される。また、吊用金具162は、SUS筋を略逆U字状に曲げ加工して作られている。なお、これら吊用金具162は、後述する緑化構造体100の敷設時の吊りこみ施工(図8を参照)に使用する。
つぎに、図5〜図9を用いて、軌道の緑化工法(施工方法)について説明する。
まず、施工現場でなく、工場などの別の場所で緑化構造体を製造する緑化構造体製造工程について説明する。
図5に示すように、型枠500の側面に断熱ボード120を設置し、底面に断熱ボード130(図7参照)を設置する。更に、断熱ボード130の上に導水シート140とフィルタ150(図7参照)を敷設する。このとき、図7に示すように、導水シート140の延出部142は、断熱ボード120と型枠500の側壁面500Aとの間に挟み込む。
図6と図7とに示すように、型枠500の中に各部材を設置した状態でポーラスコンクリート102を打設する。このとき、底面部分に網160を埋設し、更に吊用金具162の上端部162Aが露出するように埋設する。
なお、ここまでが、前述したように現場でなく、工場などの別の場所で行なう緑化構造体製造工程とされる。
つぎに、施工現場での施工工程について説明する。
まず、緑化構造体100の敷設工程について説明する。
図8に示すように、緑化する部分、すなわち、緑化帯80(図1参照))となる軌道の路面を掘削し、緑化構造体100を敷設する。なお、緑化構造体100の敷設は、吊用金具162の上端部162Aにワイヤー502を接続しクレーン(図示略)によって吊りこみ施工する。
そして、緑化構造体100の敷設後、給水管200(図1と図2参照)を埋設する。給水管200の上には、蓋部材202(図3参照)を埋設する。
つぎに、芝生112の植栽工程について説明する。
緑化構造体100のポーラスコンクリート102に保水材(図示略)等を充填したのち、緑化構造体100のポーラスコンクリート102の上に、客土を被せ客土層110(図3参照)を形成する。なお、吊用金具162の上端部162Aは、客土層110の中に埋設される。
そして、図9に示すように、この上に芝生112が育成されたパネル状の天然芝パネル116を敷設する(張り芝)。なお、天然芝パネル116は、予め施工現場とは別の栽培場で芝生112を栽培し、芝生112が十分に生育した状態となっている。なお、本実施形態では、芝保護材(保護シート、図示略)に耐乾燥性に優れた日本植生株式会社製の芝生(キラーエース)112を植生し育成した天然芝パネル116を用いた。
つぎに、本実施形態の作用について説明する。
レール22、24は、夏場は直射日光によって周囲の温度よりも高温となる。逆に冬場は冷気によって周囲の温度よりも低温となる。よって、隣接又は近接する芝生が育成障害となる場合がある。
しかし、本実施形態の緑化構造を構成する緑化構造体100は、レール22、24側の側面が断熱ボード120で構成され、底面が断熱ボード130で構成されている(図1〜図3を参照)。
したがって、高温又は低温となったレール22、24によって、緑化構造体100の周囲が高温又は低温となったとしても、断熱ボード120、130によって断熱される。したがって、ポーラスコンクリート102の上部に植栽された芝生112の根(の周囲)が高温又は低温になることが抑制されるので、芝生112の育成障害が防止又は抑制される。
また、導水シート140は延出部142から給水管200からの点滴よって給水されることで、毛細管現象を利用した揚水機能によりポーラスコンクリート102の底面が湿潤される。これにより、ポーラスコンクリート102の上部に植栽された芝生112に均一に水が与えられる(均一に潅水される)。また、気化熱によって、芝生112の周囲の温度が、高温になるのを抑制することができる。
また、潅水された後も、底面を構成する断熱ボード130の凹部132に貯水される。よって、潅水頻度を減らすことができる。更に、長時間に亘って気化熱によって芝生112の周囲の温度が高温になるのが抑制される。なお、凹部132から溢れた水は、排水孔134から地中に排水される。
また、雨天の際の雨水は、排水孔134を通って地中に排水される。よって、ポーラスコンクリート102の下に非透水性の断熱ボード130を埋設しても、ポーラスコンクリート102の上の客土層110上に水溜りが形成されたり客土層110が流れてしまったりすることが、防止又は抑制される。また、地中に水が排水され還されるので、例えば、地中の生物の生態系等の自然環境の保全に寄与される。
また、緑化構造体100は、予め断熱ボード120、130、導水シート140及びポーラスコンクリート102に一体化させて構成されている。更に導水シート140は、予め延出部142を断熱ボード120から延出した状態で一体化させている。そして、このように一体化された、言い換えると、プレキャスト化された緑化構造体100を敷設することで、軌道12に緑化帯80を形成する(軌道12を緑化する)。
よって、例えば、現場でポーラスコンクリート102を打設する場合と比較し、現場での工期が短縮される。また、予め施工現場とは別の栽培場で芝生112を栽培し、芝生112が十分に生育した状態となった天然芝パネル116で植栽(張り芝)するので、工事(施工)が完了すれば(施工直後には)軌道12が緑化されている。
また、このように施工現場での工期が短縮されるので、路面電車10の運行を休止する時間が少なくてすむ。或いは電車10が運行していない時間、例えば、夜間のみで軌道が緑化される。よって、例えば、最終電車の後に緑化工事を行い、始発電車の運行の際には既に軌道12が緑化されていることも可能である。
また、このように路面電車10の軌道12に芝生112を植えて緑化することで、景観が向上されると共にヒートアイランド現象が抑制させる。
なお、薄い客土層110の下はポーラスコンクリート102であるので、芝生112の上を自動車が通行しても強度的な問題はない。
なお、本発明は上記実施形態に限定されない。
例えば、上記実施形態では、芝生112への潅水は導水シート140と給水管200とを用いて行なったがこれに限定されない。例えば、緑化構造体に導水シート140を備えていない構成であってもよい。例えば、別途緑化帯80の脇にスプリンクラーを設置し、スプリンクラーによって潅水してもよい。或いは、路面軌道に潅水作業車を走行させて潅水してもよい。
また、上記実施形態では、連続空隙硬化体は、連続空隙を有するポーラスコンクリートで構成されているが、ガラスレット、スラグ等の骨材をコンクリートに練り込んだものでもよい。
また、例えば、上記実施形態では、緑化構造体100は、予め工場などで製作したが、これに限定されない。現場で施工(ポーラスコンクリート102を打設)してもよい。
また、上記実施形態では、路面電車10の軌道12の緑化に本発明を適用したが、これに限定されない(図1参照)。例えば、路面電車10でなく電車専用の軌道(線路)にも本発明を適用することができる。更に、電車の軌道以外にも本発明を適用することができる。例えば、歩道や車道にも本発明を適用することができる。
また、上記実施形態では、緑化構造体には芝生を植栽したがこれに限定されない。芝生以外の植物を植栽してもよい。例えば、花が咲く草花を植栽してもよい。
本発明の実施形態にかかる軌道の緑化構造を示す断面斜視図である。 本発明の実施形態にかかる軌道の緑化構造を示す縦断面図である。 図2の要部を拡大した拡大断面図である。 緑化構造体を構成する導水シート及び断熱ボードを模式的に示す斜視図である。 ポーラスコンクリートを打設する前の本発明の実施形態にかかる緑化構造体の製造工程を示す斜視図である。 ポーラスコンクリートを打設した後の本発明の実施形態にかかる緑化構造体の製造工程を示す斜視図である。 図6の製造工程の緑化構造体を示す縦断面図である。 本発明の実施形態にかかる緑化構造体の敷設工程を模式的に示す斜視図である。 本発明の実施形態にかかる緑化構造体の上に芝生を植栽する植栽工程を模式的に示す斜視図である。
符号の説明
10 路面電車
12 軌道
22 レール
24 レール
80 緑化帯
100 緑化構造体
102 ポーラスコンクリート(連続空隙硬化体)
112 芝生
120 断熱ボード(第一断熱材)
130 断熱ボード(第二断熱材)
132 凹部
134 排水孔
140 導水シート
142 延出部
200 給水管
500 型枠

Claims (9)

  1. 上部に植栽される連続空隙硬化体と、
    前記連続空隙硬化体の側面に設けられた第一断熱材と、
    を備える緑化構造体。
  2. 第二断熱材が前記連続空隙硬化体の下に設けられている請求項1に記載の緑化構造体。
  3. 前記第二断熱材は、
    板状とされると共に、
    貯水可能な凹部と、
    前記連続空隙硬化体側面と反対側面とに開口した排水孔と、
    を有する請求項2に記載の緑化構造体。
  4. 前記連続空隙硬化体の底面に接触するように設けられ、前記第一断熱材よりも外側に延出されると共に給水される延出部を有する導水シートを備える請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の緑化構造体。
  5. 一対のレールが設置された電車の軌道における前記レール間、又は前記レールの外側に隣接して、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の緑化構造体が前記レールと前記連続空隙硬化体との間に前記第一断熱材が配置されるように設けられた軌道の緑化構造。
  6. 矩形状の型枠の側面に沿って板状の第一断熱材を設置し、連続空隙硬化体を打設したのち前記型枠を外し、側壁面を前記第一断熱材が構成する緑化構造体を製造する緑化構造体製造工程と、
    前記緑化構造体を敷設する敷設工程と、
    前記緑化構造体の前記連続空隙硬化体の上部に植栽する植栽工程と、
    を備える緑化工法。
  7. 前記緑化構造体製造工程において、前記型枠の中に第二断熱材を敷いて前記連続空隙硬化体を打設し、底面を前記第二断熱材が構成する緑化構造体を製造する請求項6に記載の緑化工法。
  8. 前記緑化構造体製造工程において、前記第二断熱材の上に導水シートを敷き、且つ前記導水シートの延出部が前記第一断熱材よりも外側に延出されると共に前記第一断熱材と前記型枠の前記型枠の側壁面との間に前記延出部を挟み込んで前記連続空隙硬化体を打設し、
    前記敷設工程の後に、前記導水シートの前記延出部に接触、且つ前記第一断熱材に沿って、前記延出部に給水する給水管を設ける請求項7に記載の緑化工法。
  9. 前記敷設工程では、一対のレールが設置された電車の軌道における前記レール間、又は前記レールの外側に隣接して、前記レールと前記連続空隙硬化体との間に前記第一断熱材が配置されるよう前記緑化構造体を敷設する請求項6〜請求項8のいずれか1項に記載の緑化工法。
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