JP2010057325A - 電気自動車の回生制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】二次電池の破損や劣化を回避しながら効率よく回生充電を行うことが出来るようにする。
【解決手段】電気自動車10の回生制御装置において、二次電池11のSOCに応じて電動発電機15から二次電池11に入力される目標入力電流IinTを規定する目標入力電流規定手段38と、この目標入力電流規定手段38により規定された目標入力電流IinTとなるように電動発電機15から二次電池11に入力される実電流IinAを調整する電流調整手段32とを備えて構成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電気自動車の回生制御装置に関するものである。
近年、環境保護の観点から、ハイブリッド電気自動車や電気自動車の普及が進んでいる。
これらのハイブリッド電気自動車や電気自動車においては、モータ/ジェネレータ(電動発電機)をジェネレータとして作動させることで制動力を得ながら発電(いわゆる回生発電)が出来るという特徴がある。
つまり、この回生発電により生じた電力を充電可能な電池である二次電池に充電することで、従来は無駄になっていた運動エネルギを電気エネルギとして回収することが出来るのである。
もっとも、二次電池に過大な電力を入力することは、この二次電池の劣化を早めてしまうだけではなく、二次電池にとって不安全な状態になるため、好ましくない。このため、従来より、回生制動時に二次電池へ入力される電力(充電電力)が所定の目標電圧値以上にならないように回生制御を行なう手法が一般的に用いられている。なお、電力値を用いて回生制御を行なう手法は、例えば、以下の特許文献1の〔0105〕〜〔0106〕段落および図8に示されている。
特開2005−137091号公報
しかしながら、入力電力が目標電力値となるように二次電池の充電制御を行なう手法(以下、従来手法という)では、二次電池の劣化を十分に回避できないという課題が生じる。これを、図5のタイムチャートを用いて説明する。なお、ここでは、目標電力値が500Wに設定されているものとする。
二次電池の初期電圧V0が2Vである場合(矢印A101参照)、目標電力値500Wを維持するべく、従来手法では、入力電流を一気に250Aに増大させることになる(矢印A102参照)。
このとき、入力電流の急激な増大(いわゆる、突入電流の発生)に伴い、二次電池の電圧も上昇する(矢印A104参照)。
その後、二次電池の電圧上昇が検出されると、入力電流が減じられる(矢印A105参照)。
しかしながら、フィードバック制御の遅れのため、実際には二次電池の電圧が異常電圧領域に達しているにも関わらず、この上昇した電圧が検出されるまで250Aの入力電流はしばらくの間は減じられない(矢印A103参照)。このため、二次電池を異常電圧領域(矢印A106参照)で使用することになり、二次電池の劣化が促進されてしまうのである。
このような課題は、フィードバック制御の制御サイクルを極めて短くするという手法をとれば解決出来ないわけではないが、このような手法では、制御負荷が極めて高くなるため、高速処理が可能なCPU(Central Processing Unit)を搭載した充電制御装置を用いる必要が生じ、コストが増大してしまう。また、CPUにより高速処理を行なった場合には、CPUから発生する熱も無視できなくなるという課題も生じる。
したがって、フィードバック制御の制御サイクルの極小化という手法は現実的には採用しがたい。
本発明はこのような課題に鑑み案出されたもので、二次電池の破損や劣化を回避しながら効率よく回生充電を行うことが出来る、電気自動車の回生制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の電気自動車の回生制御装置(請求項1)は、二次電池に貯えられた電力を用いて電動発電機を電動機として使用することで走行するとともに、該電動発電機を発電機として使用することで制動および発電をし且つ発電された回生電力により該二次電池を回生充電する、電気自動車の回生制御装置において、該二次電池の充電割合を検出する充電割合検出手段と、該充電割合検出手段によって検出された該二次電池の充電割合に応じ該電動発電機から該二次電池に入力される目標入力電流を規定する目標入力電流規定手段と、該目標入力電流規定手段により規定された該目標入力電流となるように該電動発電機から該二次電池に入力される実電流を調整する電流調整手段とを備えることを特徴としている。
また、請求項2記載の本発明の電気自動車の回生制御装置は、請求項1記載の内容において、該二次電池の温度を検出する温度検出手段をさらに備え、該電流調整手段は、該目標入力電流規定手段によって設定された該目標入力電流を該温度検出手段によって検出された該二次電池温度に応じて補正することを特徴としている。
また、請求項3記載の本発明の電気自動車の回生制御装置は、請求項1または2記載の内容において、該二次電池の劣化が生じていない場合に該二次電池へ入力された電流に対する電圧の上昇割合を示す理想充電効率を記憶する理想充電効率記憶手段と、該電動発電機から該二次電池に入力される該実電流を検出する電流検出手段と、該二次電池の実電圧を検出する電圧検出手段と、該電流検出手段により検出された該実電流に対し該電圧検出手段によって検出された該実電圧の上昇割合を示す実充電効率を演算する充電効率演算手段と、該理想充電効率記憶手段により記憶された該理想充電効率と該実充電効率演算手段によって演算された実充電効率との差に応じて該二次電池の劣化度合いを示す劣化係数を演算する劣化係数演算手段とを備えることを特徴としている。
また、請求項4記載の本発明の電気自動車の回生制御装置は、請求項3記載の内容において、該目標入力電流規定手段によって設定された該目標入力電流を該劣化係数演算手段によって演算された該劣化係数に応じて補正する劣化補正手段を備えることを特徴としている。
本発明の電気自動車の回生制御装置によれば、目標入力電流となるように、発電機から二次電池に入力される実電流を調整するようになっているので、二次電池の破損や劣化を回避しながら効率よく回生充電を行うことが出来る。(請求項1)
また、温度に応じて変化する二次電池の入力特性を考慮することで、より適切に二次電池の回生充電を行なうことが出来る。(請求項2)
また、理想充電効率と実充電効率とはともに直線的な特性を有しており、これらの理想充電効率と実充電効率とを比較することで、二次電池の劣化度合いを示す劣化係数を正確に得ることが出来る。(請求項3)
また、劣化度合い応じて変化する二次電池の入力特性を考慮することで、より適切に二次電池の回生充電を行なうことが出来る。(請求項4)
以下、図面により、本発明の一実施形態に係る電気自動車の回生制御装置について説明すると、図1はその全体構成を示す模式的なブロック図、図2はリチウムイオン電池の端子実電圧とリチウムイオン電池への実入力電流との関係を示す模式的なV−I特性グラフ、図3はリチウムイオン電池の充電率および温度に応じた目標入力電流を示す目標入力電流マップの模式図、図4はその動作を示す模式的なフローチャートである。
図1に示すように、電気自動車10には、充放電可能な電池であるリチウムイオン電池(二次電池)11が搭載されている。このリチウムイオン電池11はバッテリケース12に内蔵されている。また、このリチウムイオン電池11は、比較的高い電圧(例えば、約300V)の電力を出力することが出来るようになっている。
バッテリケース12内には温度センサ(温度検出手段)13が設けられ、その検出結果は、後述するECU30に出力されるようになっている。なお、バッテリケース12内の温度は、ECU30において、リチウムイオン電池11の実温度(電池温度)TbattAであるとみなされるようになっている。
また、この電気自動車10には、インバータユニット14とモータ/ジェネレータユニット(電動発電機)15とが備えられている。
インバータユニット14は、モータ/ジェネレータユニット15が「モータ」として作動する場合、リチウムイオン電池11から入力された直流電力を交流電力に変換するとともに、変換した交流電力の電圧,電流および周波数を調整したうえで、モータ/ジェネレータユニット15に出力することが出来るようになっている。
また、このインバータユニット14は、モータ/ジェネレータユニット15が「ジェネレータ」として作動する場合、モータ/ジェネレータユニット15から入力された交流電力を直流電力に変換するとともに、変換した直流電力の電圧および電流を調整したうえで、リチウムイオン電池11に出力することが出来るようになっている。
また、モータ/ジェネレータユニット15は、電気自動車10の後輪16と機械的に接続されている。
したがって、アクセルペダル(図示略)がドライバによって踏み込まれている場合には、モータ/ジェネレータユニット15がモータとして作動し、このモータ/ジェネレータユニット15で生じたトルクが後輪16に伝達され、電気自動車10が駆動走行することが出来るようになっている。
一方、ブレーキペダル(図示略)がドライバによって踏み込まれている場合、あるいは、アクセルペダルが踏み込まれていない場合、モータ/ジェネレータユニット15がジェネレータとして作動し、後輪16からのトルクがモータ/ジェネレータユニット15に入力され、電気自動車10を制動するとともに回生発電することが出来るようになっている。
なお、ジェネレータとして作動するモータ/ジェネレータユニット15により発電された電力(回生電力)は、インバータユニット14を介してリチウムイオン電池11に出力されることで、このリチウムイオン電池11を充電することが出来るようになっている。
そして、この電気自動車10には、いずれも図示しない、メモリおよびCPUを有するECU(Electronic Control Unit;電子制御ユニット)30が設けられている。
このECU30のメモリには、いずれもソフトウェアとして、SOC検出部(SOC検出手段)31,電流調整部(電流調節手段)32,電圧検出部(電圧検出手段)33,電流検出部(電流検出手段)34,充電効率演算部(充電効率演算手段)35,劣化係数演算部(劣化係数演算手段)36および劣化補正部(劣化補正手段)37が記録されている。
さらに、このメモリには、目標入力電流マップ(目標入力電流規定手段)38が記録されるとともに、理想充電効率記憶部(理想充電効率記憶手段)39が設定されている。
これらのうち、SOC検出部31は、リチウムイオン電池11の充電率であるSOC(State Of Charge)を検出するものである。
電流調整部32は、ジェネレータとして作動するモータ/ジェネレータユニット15からリチウムイオン電池11に実際に入力される電流(実電流)IinAが、ジェネレータとして作動するモータ/ジェネレータユニット15からリチウムイオン電池11に入力される目標電流(目標入力電流)IinTとなるようにインバータユニット14を制御するものである。
また、この電流調整部32は、SOC検出部31により検出されたSOCと、温度センサ13によって検出されたリチウムイオン電池の実温度TbattAとを、目標入力電流マップ38(後述する)に適用することで、目標入力電流IinTを得ることが出来るようになっている。
また、この目標入力電流IinTは、所定の回生継続期間TR(例えば、TR=80秒)の間、継続してリチウムイオン電池11へこの目標入力電流IinTと一致した電流が入力された場合に、リチウムイオン電池11の端子実電圧VbattAが所定の閾値電圧VTHとなるように設定されたものである。
また、閾値電圧VTHは、端子実電圧VbattAがこの閾値電圧VTHを超えると、リチウムイオン電池11の劣化が促進されるおそれがあるという観点から設定されたものである。
つまり、図2に示すように、リチウムイオン電池11の充電時において、このリチウムイオン電池11の端子実電圧VbattAは、リチウムイオン電池11に入力される実電流IinAが増大するに連れて、線形に増大していく特性を有している。このため、上記の閾値電圧VTHを容易に設定することが出来るのである。
したがって、図2に示すV−I特性に着目することで、図示しないブレーキペダルが回生継続期間TRの間、継続して踏み込まれ続けることで、モータ/ジェネレータユニット15がジェネレータとして作動し続け、リチウムイオン電池11の回生充電が継続したとしても、このリチウムイオン電池11には、劣化が促進されにくい適切な量の電流、即ち、閾値電圧VTHに応じて設定された目標入力電流IinTで示される量の電流が、リチウムイオン電池11に入力されるようになっている。
電圧検出部33は、リチウムイオン電池11の端子実電圧VbattAを検出するものである。なお、この端子実電圧VbattAは、充電時におけるリチウムイオン電池11への入力電圧であり、放電時におけるリチウムイオン電池11からの出力電圧でもある。
電流検出部34は、リチウムイオン電池11の端子実電流IbattAを検出するものである。なお、この端子実電流IbattAは、充電時におけるリチウムイオン電池11への入力電流であり、放電時におけるリチウムイオン電池11からの出力電流でもある。
充電効率演算部35は、実充電効率CAを演算するものである。なお、この実充電効率CAは、電流検出部34により検出された実電流IinAに対し、電圧検出部33によって検出された端子実電圧VbattAの変化割合を示すものである。
劣化係数演算部36は、劣化係数Dを演算するものである。なお、この劣化係数Dは、理想充電効率CIと実充電効率CAとの差に応じてリチウムイオン電池11の劣化度合いを示すものである。また、この劣化係数Dは、リチウムイオン電池11が全く劣化していない場合は1であり、リチウムイオン電池11の劣化が進行するに連れて増大するように設定されている。
ここで、理想充電効率CIは、リチウムイオン電池11が新品である場合、即ち、リチウムイオン電池11が全く劣化していない場合の理想的な充電効率を示すものであって、ECU30の図示しないメモリにおける一領域である理想充電効率記憶部39に記憶されている。また、実充電効率CAは、上述の充電効率演算部35によって演算されたものである。
劣化補正部37は、目標入力電流マップ38を用いることで得られた目標入力電流IinTを、劣化係数演算部36によって演算された劣化係数Dに応じて補正するものである。より具体的に、この劣化補正部37は、劣化係数Dが増大するに連れて、目標入力電流IinTを増大補正するようになっている。
目標入力電流マップ38は、図3に示すように、リチウムイオン電池11のSOCに応じた目標入力電流IinTを規定するマップである。
この目標入力電流マップ38には、リチウムイオン電池11のSOCと、リチウムイオン電池11の実温度TbattAとに応じて、目標入力電流IinTが規定されている。なお、この図3に示すリチウムイオン電池実温度TbattAの例示温度T1〜T5は、以下の式(1)に示す関係にある。
T1 > T2 > T3 > T4 > T5 ・・・(1)
つまり、この目標入力電流マップ38は、リチウムイオン電池11のSOCが一定であると仮定すれば、リチウムイオン電池実温度TbattAが増大するに連れて、目標入力電流IinTも増大することを規定している。
本発明の一実施形態に係る電気自動車の回生制御装置は上述のように構成されているので、以下のような作用および効果を奏する。
図4のフローチャートに示すように、まず、SOC検出部31がリチウムイオン電池11のSOCを検出する(ステップS11)。また、ECU30が温度センサ13から出力されたリチウムイオン電池実温度TbattAを検出する(ステップS11)。
さらに、電流調整部32は、ステップS11において検出されたSOCと、温度センサ13によって検出されたリチウムイオン電池実温度TbattAとを、目標入力電流マップ38に適用することで、目標入力電流IinTを得る(ステップS12)。
その後、劣化補正部37は、ステップS12において得られた目標入力電流IinTを、劣化係数Dに応じて補正する(ステップS13)。
そして、電流調整部32は、ジェネレータとして作動するモータ/ジェネレータユニット15からリチウムイオン電池11に実際に入力される電流(実電流)IinAが、ステップS13において補正された最終的な目標入力電流IinTとなるようにインバータユニット14を制御する(ステップS14)。
その後、充電効率演算部35は、電流検出部34により検出された実電流IinAに対し、電圧検出部33によって検出された端子実電圧VbattAの変化割合を演算することで、実充電効率CAを得る(ステップS15)。
そして、劣化係数演算部36は、理想充電効率記憶部39に記憶された理想充電効率CIと、ステップS15で得られた実充電効率CAとの差に応じて、リチウムイオン電池11の劣化度合いを示す劣化係数Dを演算する(ステップS16)。
なお、1回目の制御におけるステップS13で用いられる劣化係数Dは1であり、2回目以降の制御におけるステップS13で用いられる劣化係数Dは、前回の制御サイクルにおけるステップS16において演算された値が用いられる。
このように、本発明の一実施形態に係る電気自動車の回生制御装置によれば、目標入力電流IinTとなるようにジェネレータとして作動するモータ/ジェネレータユニット15からリチウムイオン電池11に入力される実電流IinAを調整するようになっているので、過大な電流が二次電池に入力されることを防ぐことが出来る。
つまり、従来技術のように、目標入力電力PinTに一致させるべく実電力PinAを調整すると、リチウムイオン電池11の実電圧VbattAが比較的低い場合に、過大な突入電流がリチウムイオン電池11に流れ込んでしまう事態が生じることとなる。
これに対して、本発明においては、このような過大な突入電流が流れることを防ぐことが可能となり、リチウムイオン電池11の破損や劣化を防ぐことが出来るのである。
また、電流調整部32が、目標入力電流マップ38を用いて設定された目標入力電流IinTを、リチウムイオン電池実温度TbattAに応じて補正することで、温度に応じて変化するリチウムイオン電池11の入力特性を考慮しながら、より適切にリチウムイオン電池11の回生充電を行なうことが出来る。
また、理想充電効率CIと実充電効率CAとはともに直線的な特性を有しており、これらの理想充電効率CIと実充電効率CAとを比較することで、リチウムイオン電池11の劣化度合いを示す劣化係数Dを正確に得ることが出来る。
また、目標入力電流マップ38に基づいて設定された目標入力電流IinTを劣化係数Dに応じて補正すことで、劣化度合Dに応じて変化するリチウムイオン電池11の入力特性を考慮しながら、より適切に二次電池の回生充電を行なうことが出来る。
さらに、リチウムイオン電池11の性能を示す情報として入手しやすいV−I特性に基づいて、目標入力電流マップ38を設定することが可能となるため、この目標入力電流マップ38を設定する際に特別な試験を行なったり、特別な装置を用意したりする手間やコストを排することが出来る。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明は係る実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々変形して実施することが出来る。その一例を以下に示す。
上述の実施形態においては、二次電池としてリチウムイオン電池11が用いられた場合について説明したがこれに限定するものではない。例えば、リチウムイオン電池11に換えて、ニッケル水素二次電池を二次電池として用いるようにしてもよい。
また、上述の実施形態においては、回生継続期間TRが80秒である場合について説明したが、これに限定するものではない。例えば、この回生継続期間TRを、通常は20秒以上,好ましくは40秒以上,より好ましくは60秒以上とするとともに、通常は100秒以下,好ましくは80秒以下,より好ましくは60秒以下としてもよい。
本発明の一実施形態に係る電気自動車の回生制御装置の全体構成を示す模式的なブロック構成図である。 本発明の一実施形態に係る電気自動車の回生制御装置で用いられる二次電池を充電する際の模式的なV−I特性グラフである。 本発明の一実施形態に係る電気自動車の回生制御装置で用いられる、二次電池の充電率および温度に応じた目標入力電流を示す目標入力電流マップの模式図である。 本発明の一実施形態に係る電気自動車の回生制御装置の動作を示す模式的なフローチャートである。 従来の技術において、二次電池へ過大な電流が流れることを示すタイムチャートである。
符号の説明
10 電気自動車
11 リチウムイオン電池(二次電池)
13 温度センサ(温度検出手段)
15 モータ/ジェネレータユニット(電動発電機)
31 SOC検出部(充電割合検出手段)
32 電流調整部(電流調整手段)
33 電圧検出部(電圧検出手段)
34 電流検出部(電流検出手段)
35 充電効率演算部(充電効率演算手段)
36 劣化係数演算部(劣化係数演算手段)
37 劣化係数補正部(劣化補正手段)
38 目標入力電流マップ(目標入力電流規定手段)
39 理想充電効率記憶部(理想充電効率記憶手段)
CA 実充電効率
CI 理想充電効率
D 劣化係数
inT 目標入力電流
inA 実電流
battA リチウムイオン電池実電圧(二次電池の実電圧)
battA リチウムイオン電池実温度(二次電池の温度)

Claims (4)

  1. 二次電池に貯えられた電力を用いて電動発電機を電動機として使用することで走行するとともに、該電動発電機を発電機として使用することで制動および発電をし且つ発電された回生電力により該二次電池を回生充電する、電気自動車の回生制御装置において、
    該二次電池の充電割合を検出する充電割合検出手段と、
    該充電割合検出手段によって検出された該二次電池の充電割合に応じ該電動発電機から該二次電池に入力される目標入力電流を規定する目標入力電流規定手段と、
    該目標入力電流規定手段により規定された該目標入力電流となるように該電動発電機から該二次電池に入力される実電流を調整する電流調整手段とを備える
    ことを特徴とする、電気自動車の回生制御装置。
  2. 該二次電池の温度を検出する温度検出手段をさらに備え、
    該電流調整手段は、該目標入力電流規定手段によって設定された該目標入力電流を該温度検出手段によって検出された該二次電池温度に応じて補正する
    ことを特徴とする、請求項1記載の電気自動車の回生制御装置。
  3. 該二次電池の劣化が生じていない場合に該二次電池へ入力された電流に対する電圧の上昇割合を示す理想充電効率を記憶する理想充電効率記憶手段と、
    該電動発電機から該二次電池に入力される該実電流を検出する電流検出手段と、
    該二次電池の実電圧を検出する電圧検出手段と、
    該電流検出手段により検出された該実電流に対し該電圧検出手段によって検出された該実電圧の上昇割合を示す実充電効率を演算する充電効率演算手段と、
    該理想充電効率記憶手段により記憶された該理想充電効率と該実充電効率演算手段によって演算された実充電効率との差に応じて該二次電池の劣化度合いを示す劣化係数を演算する劣化係数演算手段とを備える
    ことを特徴とする、請求項1または2記載の電気自動車の回生制御装置。
  4. 該目標入力電流規定手段によって設定された該目標入力電流を該劣化係数演算手段によって演算された該劣化係数に応じて補正する劣化補正手段を備える
    ことを特徴とする、請求項3記載の電気自動車の回生制御装置。
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