JP2010056687A - 通信端末 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】通信端末は、通信部41と、通信部41により通信を行う通信先のうちの所定の通信先を識別する識別情報を未承認通信先として記憶する第1記憶部441と、第1記憶部441に記憶された未承認通信先を承認する承認手段452と、承認手段452によって承認された未承認通信先を承認済通信先として記憶する第2記憶部442と、第2記憶部442に記憶された承認済通信先との通信要求があった場合、通信部41による承認済通信先との通信を許可し、承認済通信先とは異なる通信先との通信要求があった場合、通信部による承認済通信先とは異なる通信先との通信を制限する通信制御部453と、を備える。
【選択図】図3
Description
また、携帯電話機には、セキュリティ対策としてメールフィルタ機能を備えたものもあり、このメールフィルタ機能によれば携帯電話機が迷惑メールを受信しないように設定できる(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、従来の手法では、迷惑メールの受信を完全に防止できず、有害な迷惑メールが受信されてしまうという問題があった。
また、受信した迷惑メールにURL等が記載されている場合には、このURLをクリックすると有害サイトにアクセスしてしまうという問題もあった。
これらの問題は、子供が携帯電話を所持する上で、大きな障壁となっていた。
図1は、本発明の一実施形態に係る携帯電話機1の外観斜視図である。
操作部側筐体2は、表面部10に、操作部11とマイク12とを備えて構成される。
操作部11は、各種設定機能や電話帳機能やメール機能等の各種機能を作動させるための機能設定操作ボタン13と、電話番号の数字やメールの文字等を入力するための入力操作ボタン14と、各種操作における決定やスクロール等を行う決定操作ボタン15と、から構成されている。
マイク12は、携帯電話機1の使用者が通話時に発した音声を入力するために用いられる。
表示部21は、通話の相手側の電話番号やメールアドレス、メールの内容等の各種情報を表示する。レシーバ22は、通話の相手側の音声を出力する。
尚、メモリ44は、着脱可能な外部メモリであってもよい。
第1記憶部441に通信先の識別情報を記憶させる方法としては、操作部11により通信先の識別情報を直接入力する方法の他、赤外線通信、電話、電子メール等により通信先の識別情報を受信する方法が挙げられる。
即ち、アドレス帳のメニュー画面から承認済アドレスのメニューを選択して承認済通信先の識別情報のみを表示したり(図4(b)参照)、アドレス帳のメニュー画面から未承認アドレスのメニューを選択して未承認通信先の識別情報のみを表示したりできる(図4(c)参照)。
また、アドレス一覧表示メニューを選択して全ての通信先の識別情報を、承認状況のフラグを付して一覧表示してもよい(図4(d)参照)。
尚、「携帯電話機1に所定の通信先からの通信要求があった場合」とは、例えば、携帯電話機1が基地局を介して送信された通信先の発番号(電話番号)を受信した場合が挙げられる。
また、「携帯電話機1から所定の通信先への通信要求を行った場合」とは、例えば、所定の通信先の電話番号を入力した後に操作部11により所定の発信操作を行った場合が挙げられる。
つまり、判定部451は、携帯電話機1が通信を行おうとしている通信先が、未承認通信先、承認済通信先、新たな通信先のいずれに該当するかを判定する。
さらに、判定部451は、後述のアプリケーション制御部457により起動パスワードの入力が要求された場合に、入力されたパスワードが第2パスワード記憶部445に記憶された承認パスワードと一致するか否かを判定する。
具体的には、承認部452は、未承認通信先を承認済通信先として承認する場合には、操作部11による承認パスワードの入力を要求する。そして、操作部11により承認パスワードの入力が行われると、承認部452は、未承認通信先を承認済通信先として第2記憶部442に記憶させる。
具体的には、通信制御部453は、第2記憶部442に記憶された承認済通信先との通信要求があった場合、通信部41による承認済通信先との通信を許可する。また、通信制御部453は、承認済通信先とは異なる通信先との通信要求があった場合、通信部41による承認済通信先とは異なる通信先との通信を制限する。
具体的には、表示制御部454は、第2記憶部442に記憶された承認済通信先から電子メールを受信した場合、表示部21に承認済通信先から受信した電子メールの内容を表示することを許可する。また、表示制御部454は、第2記憶部442に記憶された承認済通信先とは異なる通信先から電子メールを受信した場合、表示部21に承認済通信先とは異なる通信先から受信した電子メールの内容を表示することを制限する。
例えば、携帯電話機1のユーザが未成年者であった場合には、このユーザの親が使用する携帯電話機を承認決定先として設定できる。
尚、この承認決定先を変更する場合には、承認決定先設定部455は、所定のパスワード(例えば、承認パスワード)の入力を要求する。
そして、上述の承認部452は、通信部41が受信した承認許否情報が未承認通信先の承認を許可する情報であった場合、未承認通信先を承認済通信先として第2記憶部442に記憶させる。
承認者は、承認決定先の端末装置が受信した電子メールの内容を確認した上で、この電子メールに承認結果を「承認」又は「却下」と入力して返信する。
携帯電話機1が承認結果の入力された電子メールを受信すると、承認部452は、受信した電子メールの承認依頼番号を確認した上で、承認の許否を「承認」又は「却下」の文字判定により判定する。
具体的には、アプリケーション制御部457は、アプリケーション実行部456による所定のアプリケーションの実行要求があった場合、操作部11による起動パスワードの入力を要求する。そして、操作部11により起動パスワードの入力が行われると、アプリケーション制御部457は、アプリケーション実行部456による所定のアプリケーションの実行を許可する。
先ず、図5及び図6を参照しながら、第1記憶部441に記憶された未承認通信先を承認者(例えば、携帯電話機1のユーザの親)により承認する場合における携帯電話機1の動作について説明する。
図5は、第1記憶部441に記憶された未承認通信先を承認者により承認する場合における携帯電話機1の動作を示すフローチャートである。図6は、第1記憶部441に記憶された未承認通信先を承認する場合に表示部21に表示される画面を示した図である。
判定部451により、入力されたパスワードが起動パスワードと一致すると判定された場合には、ステップS4に進む。判定部451により、入力されたパスワードが承認パスワードと一致しないと判定された場合には、ステップS1に戻る。
判定部451により、入力されたパスワードが承認パスワードと一致すると判定された場合には、ステップS9に進む。判定部451により、入力されたパスワードが承認パスワードと一致しないと判定された場合には、ステップS10に進む。
承認部452が第1記憶部441に他の未承認通信先が記憶されていると判定した場合には、ステップS5に戻る。承認部452が第1記憶部441に他の未承認通信先が記憶されていないと判定した場合には、ステップS14に進む。
承認部452が第1記憶部441に他の未承認通信先が記憶されていると判定した場合には、ステップS5に戻る。承認部452が第1記憶部441に他の未承認通信先が記憶されていないと判定した場合には、ステップS14に進む。
判定部451により、入力されたパスワードが起動パスワードと一致すると判定された場合には、ステップS16に進む。判定部451により、入力されたパスワードが起動パスワードと一致しないと判定された場合には、再びステップS14に戻り、アプリケーション制御部457は、起動パスワードの入力を要求する。
図7は、携帯電話機1から他の携帯電話機に電話を発信する場合における携帯電話機1の動作を示すフローチャートである。
判定部451により、入力された電話番号が第1記憶部に記憶されている(未承認通信先である)と判定された場合には、ステップS23に進み、入力された電話番号が第2記憶部に記憶されている(承認済通信先である)と判定された場合には、ステップS27に進む。また、入力された電話番号が第1記憶部441及び第2記憶部442のいずれにも記憶されていない(新たな通信先である)と判定された場合には、ステップS29に進む。
ステップS30において、承認部452は、承認パスワードの入力を要求してステップS31に進む。
尚、この場合、通信先の発番号が通知されないとき、即ち、通信先が「発番号非通知」設定の状態で通信要求を行ってきたときについても、通信制御部453は通信部41による通信を制限する。
尚、この場合、判定部451は、接続しようとしているURLのうちのホスト名の部分(例えば、www.×××××.co.jpの部分)が、第1記憶部441又は第2記憶部442に記憶されているか否かを判定する。
承認済通信先を記憶する第2記憶部442を設けると共に、この承認済通信先との通信要求があった場合には、通信部41による承認済通信先との通信を許可し、承認済通信先とは異なる通信先との通信要求があった場合には、通信部41による承認済通信先とは異なる通信先との通信を制限する通信制御部453を設けた。これにより、携帯電話機1のユーザが、承認者(例えば、携帯電話機1のユーザの親)により承認されていない通信先と通信を行うことを制限できる。よって、承認者は、携帯電話機1の通信先を容易に管理できるので、この携帯電話機1をユーザ(例えば、子ども)に安心して所持させられる。
例えば、本実施形態では、承認部452は、未承認通信先の承認を却下した場合、この却下した未承認通信先の識別情報を第1記憶部441から消去したが、これに限らない。即ち、却下した未承認通信先の識別情報を第1記憶部441に残存させてもよい。
また、却下した未承認通信先の識別情報を第1記憶部441から消去するか、第1記憶部441に残存させるかを承認者に選択させてもよい。
11 操作部
21 表示部
41 通信部
441 第1記憶部
442 第2記憶部
443 第3記憶部
444 第1パスワード記憶部
445 第2パスワード記憶部
452 承認部(承認手段)
453 通信制御部
454 表示制御部
455 承認決定先設定部
456 アプリケーション実行部
457 アプリケーション制御部
Claims (9)
- 通信部と、
前記通信部により通信を行う通信先のうちの所定の通信先を識別する識別情報を未承認通信先として記憶する第1記憶部と、
前記第1記憶部に記憶された前記未承認通信先を承認する承認手段と、
前記承認手段によって承認された前記未承認通信先を承認済通信先として記憶する第2記憶部と、
前記第2記憶部に記憶された前記承認済通信先との通信要求があった場合、前記通信部による前記承認済通信先との通信を許可し、前記承認済通信先とは異なる通信先との通信要求があった場合、前記通信部による前記承認済通信先とは異なる通信先との通信を制限する通信制御部と、を備える通信端末。 - 通信部と、
表示部と、
前記通信部により通信を行う通信先のうちの所定の通信先を識別する識別情報を未承認通信先として記憶する第1記憶部と、
前記第1記憶部に記憶された前記未承認通信先を承認する承認手段と、
前記承認手段によって承認された前記未承認通信先を承認済通信先として記憶する第2記憶部と、
前記通信部による電子メールの受信を許可する通信制御部と、
前記第2記憶部に記憶された前記承認済通信先から電子メールを受信した場合、前記表示部に前記承認済通信先から受信した電子メールの内容を表示することを許可し、前記承認済通信先とは異なる通信先から電子メールを受信した場合、前記表示部に前記承認済通信先とは異なる通信先から受信した電子メールの内容を表示することを制限する表示制御部と、を備える通信端末。 - 前記第1記憶部及び前記第2記憶部に記憶されておらず、且つ通信を行おうとしている通信先の識別情報を新たな通信先として記憶する第3記憶部をさらに備え、
前記通信制御部は、前記第3記憶部に記憶された前記新たな通信先を前記未承認通信先として前記第1記憶部に記憶させる請求項1又は請求項2に記載の通信端末。 - 所定の入力操作を行う操作部と、
第1パスワードを記憶する第1パスワード記憶部と、をさらに備え、
前記承認手段は、前記操作部による前記第1パスワードの入力を要求し、
前記第1パスワードの入力が行われると、前記未承認通信先を、前記承認済通信先として前記第2記憶部に記憶させる請求項1から請求項3のいずれかに記載の通信端末。 - 前記承認済通信先のうちのいずれかの承認済通信先を、前記未承認通信先の承認許否を決定する承認決定先として設定する承認決定先設定部をさらに備え、
前記通信制御部は、前記通信部に、前記承認決定先へ前記未承認通信先の識別情報を送信させると共に、前記承認決定先から送信される前記未承認通信先の承認許否情報を受信させ、
前記承認手段は、前記通信部が受信した前記承認許否情報が前記未承認通信先の承認を許可する情報であった場合、前記未承認通信先を前記承認済通信先として前記第2記憶部に記憶させる請求項1から請求項3のいずれかに記載の通信端末。 - 所定の入力操作を行う操作部と、
第1パスワードを記憶する第1パスワード記憶部と、をさらに備え、
前記承認手段は、前記未承認通信先との通信要求があった場合、前記操作部による前記第1パスワードの入力を要求し、前記第1パスワードの入力が行われると、前記未承認通信先を前記承認済通信先として前記第2記憶部に記憶させ、
前記通信制御部は、前記通信部による前記通信要求があった未承認通信先との通信を許可する請求項1又は請求項2に記載の通信端末。 - 所定の入力操作を行う操作部と、
第1パスワードを記憶する第1パスワード記憶部と、をさらに備え、
前記承認手段は、前記第1記憶部及び前記第2記憶部に記憶されていない新たな通信先との通信要求があった場合、前記操作部による前記第1パスワードの入力を要求し、
前記第1パスワードの入力が行われると、前記新たな通信先の識別情報を前記承認済通信先として前記第2記憶部に記憶させ、
前記第1パスワードの入力が行われなかったとき、又は前記第1パスワードと異なるパスワードが入力されたときには、前記新たな通信先の識別情報を前記未承認通信先として前記第1記憶部に記憶させる請求項1又は請求項2に記載の通信端末。 - 前記通信制御部は、
前記承認手段により前記新たな通信先の識別情報が前記承認済通信先として前記第2記憶部に記憶された場合には、前記通信部による前記新たな通信先との通信を許可し、
前記承認手段により前記新たな通信先の識別情報が前記未承認通信先として前記第1記憶部に記憶された場合には、前記通信部による前記新たな通信先との通信を制限する請求項7に記載の通信端末。 - 所定のアプリケーションを実行するアプリケーション実行部と、
第2パスワードを記憶する第2パスワード記憶部と、
前記アプリケーション実行部による前記所定のアプリケーションの実行要求があった場合、前記操作部による前記第2パスワードの入力を要求し、前記第2パスワードの入力が行われると、前記所定のアプリケーションの実行を許可するアプリケーション制御部と、をさらに備える請求項4、請求項6から請求項8のいずれかに記載の通信端末。
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