JP2005117280A - 通信端末 - Google Patents
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Abstract
管理者が、管理者の意図した範囲を超えて使用することを防止できるようにする。
【解決手段】 記憶部12は、認証情報であるパスワードを記憶するパスワード記憶エリ
ア12−1と、携帯電話機1の動作を制御するための制御情報を記憶するための制限情報
記憶エリア12−2と、制限情報記憶エリア12−2の制御情報が有効である場合でも、
この制限を受けない情報を登録する許可リスト12−3とを備え、制御部11の認証部1
1−1が入力されたパスワードの認証で一致判定したときに、前記制限情報記憶エリア1
2−2の設定状態を変更可能とすることで、被管理者に対する携帯電話機1の使用範囲を
管理者の意図した範囲に制限させる。
【選択図】 図1
Description
、およびネットワークを介して提供される様々な情報源へのアクセスが可能な通信端末に
関する。
化が進み、通話するだけでなく、ネットワークへアクセスして様々な情報を取得したり、
商品を購入したりすることが可能となっている。
として用いられるケースが増えているが、上記のような多機能化により携帯端末を与えら
れた子供が親の意図しない情報源へアクセスすることや、また不適切な相手からの着呼に
応答するなど、管理される側の通信端末の使用を制限する必要性が高まっている。
易なものとしては、通信端末のキー入力をロックする機能を備え、ユーザが登録したパス
ワードを入力することによってこのロックを解除する方法がある。
落下による衝撃によって携帯電話機の機能を停止させ、紛失した際の不正使用を防止する
発明がなされている(特許文献1参照)。
と被管理者との間での使用制限を考慮するものではないため、親が意図した範囲内で使用
を制限できるものではなかった。
親が通信端末の使用の制限範囲を考慮する余地はなく、結局、子供に対する指示のみによ
って使用を制限させるしかできなかった。
た場合の、管理職とその部下との間の関係でも同じである。
字及び画像情報を表示する表示部とを備える通信端末において、前記通信端末の動作を制
御する制御部と、認証情報を記憶するパスワード記憶エリアと、前記通信端末の動作を制
限するための機能制限情報及び該機能制限情報の有効または無効を記憶する制限情報エリ
アと、前記制限情報情報が有効となっている場合でも機能制限を受けない情報を記憶する
許可リストとを記憶する記憶部と、前記操作部を介して入力される認証情報と、前記記憶
部に登録されている認証情報とを比較する認証部とを具備することを特徴とする。
、子供などの被管理者が管理者の意図した範囲を超えて使用することを防止できる。
の具体例として携帯電話機を挙げ、この携帯電話機の構成に基づいて説明する。
憶部12、時計部13、アンテナ14、送受信部15、信号処理部16、各種キー入力部
から構成される操作部17、文字や画像情報を表示するための表示部18、受話音声やメ
ロディなどを出力するためのスピーカ19、音声信号などを入力するためのマイク20と
を備えている。
機1は、上記構成に加え、制御部11が、認証部11−1、制限情報登録処理部11−2
、そして動作処理部11−3を備え、そして記憶部12が、パスワード記憶エリア12−
1、制限情報記憶エリア12−2、そして許可リスト記憶エリア12−3を含んでいる。
地局との間で行われる信号の送受信、操作部18を介して入力される信号の処理、また表
示部17への文字や画像の表示を制御する。
操作部18から入力されたパスワードがパスワード記憶エリア12−1に登録されている
パスワードと一致するか判定し、制限情報登録処理部11−2は、制限情報記憶エリア1
2−2に対する制限情報の設定処理を行い、そして許可リスト記憶エリア12−3は、制
限モードがONに設定されているときでも、この制限対象外になる情報を記憶している。
ており、制限情報記憶エリア12−2および許可リスト12−3の詳細構成は、それぞれ
図2および図3に示されている。
ド12−2(a)、アクセス制限12−2(b)、時間制限12−2(c)、そして使用
量制限12−2(d)の4つのエリアから構成されており、制限モード12−2(a)は
携帯電話機1が制限モードに設定されているか否かを示す情報を、アクセス制限12−2
(b)は電話機能、メール機能、ウェブアクセス機能についての制限情報を、時間制限1
2−2(c)は1日当たりの使用可能な時間帯を示す情報と上記3つの機能毎に使用時間
を制限しているか否かを示す情報を、そして使用量制限12−2(d)は上記3つの機能
毎の使用制限量がそれぞれ登録されている。
ドレス帳12−3(b)、そしてお気に入り12−3(c)の3つのエリアから構成され
ており、アドレス帳12−3(a)は、電話の発着信に利用される電話番号、相手名、相
手を示す写真などが登録されている。また、アドレス帳12−3(b)はメールアドレス
を登録するエリアであるが、メールアドレスは電話帳の一登録項目として扱うことも可能
であり、この場合は、許可リスト12−3は電話帳12−3(a)とお気に入り12−3
(c)の2つのエリアから構成されることになる。
置情報(URL)を登録するためのエリアである。
ユーザによって設定、修正が可能となっている。
14によって受信された無線信号は、送受信部15でベースバンド信号に変換されて信号
処理部16に供給される。そして、信号処理部16は前記ベースバンド信号から音声信号
を抽出するとこの抽出した信号をアナログ信号に変換してスピーカ19へ供給される。
換された後に送受信部15に送られ、ここで無線信号に変換されてアンテナ14から基地
局に対して送信される。
は、この制御信号を制御部11へ渡し、逆に制御部11から制御信号を受信した場合は、
この制御信号をベースバンド信号に変換して同様に送受信部15に渡すことになる。
て説明する。
このメニュー画面から制限モードの設定メニューを選択すると、表示部17にはパスワー
ドの入力を要求する画面が表示される。
ードの入力を行って認証要求を行うと、認証部11−1は、パスワード登録エリア12−
1に登録されているパスワードと一致するか判断し、一致していれば制限モードの設定を
許可する。
なる。ここで、パスワードの認証処理が所定回数、例えば3回失敗した場合は、制限モー
ドのアクセスを拒否し、この場合は、所定時間はパスワードの入力を受け付けなくしても
よく、また、パスワードの認証処理が1度でも失敗した場合に、制限モードへのアクセス
を拒否することも可能である。
の情報を設定するための「制限の設定」と、以下に詳述する許可リストの内容を設定する
ための「許可リスト」が項目として表示される。ここでは、管理者が制限情報を設定する
ために「制限の設定」を選択したものとして説明し、このとき表示部17には、制限モー
ド、アクセス制限、時間制限、使用量制限の4つの選択項目名が表示されるため、管理者
はこの選択項目から設定を希望する項目の選択を行う。
効とするか無効とするか、2つの状態のうちの一方を設定するためのメニューであるため
、表示部17には操作時点で制限モード記憶エリア12−2(a)に設定されている状態
、例えば、ONが表示される。
限の選択をキャンセルし、制限モードを無効にする場合は、操作部18を操作して表示部
17の表示をONからOFFに切換え、確認操作を行う。
限モード記憶エリア12−2(a)に設定される。
――2(c)、そして12−2(d)に設定されている状態に従って携帯電話機1の動作
が制限される。
選択されると、表示部17にはアクセス制限で設定可能な下位層の項目名が表示される。
0項目であり、表示部17が10項目を表示するのに十分な表示面積を有さない場合は、
操作部18のスクロール操作によって順次項目名を表示させればよい。
呼処理を制限するか否かを設定する「電話発信」、許可されていない相手からの着呼処理
を制限するか否かを設定する「電話着信」、許可されていない相手へのメール送信を制限
するか否かを設定する「メール機能」、許可されていないサイトへのアクセスを制限する
か否かを設定する「ウェブ機能」、電話帳12−3(a)に登録されていない相手からの
所定時間内(例えば、3秒)の着信履歴への発信を制限するか否かを設定する「ワン切り
発信」、ダイヤルQ2への発信を制限するか否かを設定する「Q2発信」、国際電話を制
限するか否かを設定する「国際電話発信」、受信したメールに含まれるリンク情報へのア
クセスを制限するか否かを設定する「リンク文字列」、アドレスを直接入力してのウェブ
接続を制限するか否かを設定する「アドレス入力」、そしてウェブコンテンツ上でのパス
ワード入力を制限するか否かを設定する「コンテンツ加入」の各項目がある。
時点で設定されている状態(ONまたはOFF)が表示部17に表示されるため、所望と
する状態に操作部18を利用して設定を行い、確認操作によって設定内容を確定させる。
無効に設定できるメニューを用意してもよい。
選択画面において確認操作を行うことによって、入力したアクセス制限の状態が確定し、
この状態がアクセス制限記憶エリア12−2(a)に登録される。
えば、「0990」や「0041」などが発信電話番号に含まれているか否かで判断され
る。
目名が表示されるため、管理者は操作部18を操作して所望とする項目の選択を行う。
「制限時間帯」、制限時間帯以外での発呼を制限するか否かを設定する「電話発信」、制
限時間帯以外での着呼を制限するか否かを設定する「電話着信」、制限時間帯以外でのメ
ール送信を制限するか否かを設定する「メール送信」、そして制限時間帯以外でのウェブ
接続を制限するか否かを設定する「ウェブ接続」の4つの項目から構成されている。
を選択した場合は、表示部17には時間帯を指定するための入力画面が表示されるため、
管理者は操作部18を操作して、使用を制限させる時間帯、例えば、深夜の使用を制限さ
せたい場合は、制限の開始時間として22:00を、制限の終了時間として7:00と入
力する。
設定される。
セス制限と同じく、有効または無効、即ちONまたはOFFのいずれかを設定することに
なる。
各状態が確定し、時間制限記憶エリア12−2(c)に設定された状態が登録される。
設定可能な下位層の項目名が表示されるため、管理者は操作部18を操作して所望とする
項目の選択を行う。
、1ヶ月のメール送信、及び続きメールの受信件数の制限件数を設定するための「メール
送受信」、そして1ヶ月にウェブ接続して受信した送受信情報量の制限量を設定するため
の「ウェブ接続」の3つの項目から構成されている。
を用いることが可能なことは言うまでもない。
間を選択した場合は、表示部17には分単位で総通話時間を設定する画面が表示されるた
め、操作部18を操作して、例えば総通話時間を20分に制限するのであれば、「20」
と入力し、確認操作を行って入力した値を確定させる。
めの件数を入力する画面が表示されるため、例えばメールの送信と続きメールの受信件数
を総数を40件に制限したいのであれば、「40」と入力して確認操作を行うことになる
。
信する場合に有料となるときの、残り部分の受信のことを意図している。
って受信したデータの総量の上限値を設定するための画面が表示されるため、管理者は、
操作部18を操作し、例えば、受信データ量を40kバイトに制限したい場合は、「40
」と入力し、同様に確認操作を行えばよい。
って各設定項目の状態が確定し、この状態は使用量制限記憶エリア12−2(d)に登録
される。
を預ける子供や部下の使用に一定の制限をかけることが可能となる。
場合でもなお制限を受けずに使用できる情報を設定するためのエリアで、許可リスト12
−3の設定も、制限情報記憶エリア12−2と同じように、パスワードによる認証をクリ
アした後に表示部17に表示される項目から「許可リスト」を選択することによって設定
が可能となる。なお、許可リストは電話帳12−3(a)、アドレス帳12−3(b)、
そしてお気に入り12−3(c)から構成されている。
登録し、制限モードが有効に設定され、電話の発信や着信が制限されているときでも、発
呼、着呼を可能とし、緊急な場合に連絡が取れなくなることを防止するものである。
に利用するメールアドレスが登録される。
る必要のないサイトへのアクセス情報が登録される。例えば、業務上で情報収集が必要な
サイトへのアクセスや、学習のために必要な情報を提供しているサイトへのアクセスする
ための情報などである。
力された情報が登録される。
機能や、時計部13の設定を修正するための機能が備わっているが、制限モードが有効に
設定されているとき、即ち、制限モード記憶エリア12−2(a)がONに成っていると
きは、オールクリアリセットや時計部13の設定変更機能が動作しないように制御される
。
されることを防止する。
の要求によって自動的に送信する機能を有効・無効に設定する機能を備えているものがあ
るが、この機能が携帯電話機1の所有者、ここでは被管理者の操作によって無効に設定さ
れている場合でも、許可リスト12−3に登録されている相手からの要求の場合は、位置
情報を返信するように制御させる。
することが可能となるため、例えば、被管理者が発呼処理や着呼に応答できない場合であ
っても、存在場所を確認することが可能となる。
定することによって、緊急発呼が妨げられないようにしてもよい。
限する状態とが相反する設定を示している場合は、制限モードの設定を有効にすることで
、管理者の設定した情報が意に反して無効になることを防止できる。
11 制御部
11−1 認証部
11−2 制限情報登録処理部
11−3 動作処理部
12 記憶部
12−1 パスワード記憶エリア
12−2 制限情報記憶エリア
12−2(a) 制限モード
12−2(b) アクセス制限
12−2(c) 時間制限
12−2(d) 使用量制限
12−3 許可リスト記憶エリア
12−3(a) 電話帳
12−3(b) アドレス帳
12−3(c) お気に入り
13 時計部
14 アンテナ
15 送受信部
16 信号処理部
17 表示部
18 操作部
19 スピーカ
20 マイク
また、第2の発明は、入力部を備えた通信端末において、認証情報と、通信端末が有する機能のうちの一部を所定の時間帯は使用できないよう制限するための機能制限情報、及び使用が制限されているときでも該制限を受けない許可情報を記憶する記憶部と、時刻情報を提供する時計部と、前記機能制限情報と時刻情報に基づいて前記一部の機能を制御し、前記記憶部に前記機能制限情報が記憶されているときは、前記時計部の設定変更を受け付けないように制御し、前記入力部によって入力された認証情報と前記記憶部の認証情報が一致したとき、前記機能制限情報の追加または変更を許容する制御部とを具備することを特徴とする。
また、通信端末の使用が設定された時間帯に制限されているときは、時刻設定を受け付けないようにしているため、設定されている制限が無効化されることを防止できる。
Claims (2)
- キー入力部を有する操作部と、文字及び画像情報を表示する表示部とを備える通信端末
において、
前記通信端末の動作を制御する制御部と、
認証情報を記憶するパスワード記憶エリアと、前記通信端末の動作を制限するための機
能制限情報及び該機能制限情報の有効または無効を記憶する制限情報エリアと、前記制限
情報情報が有効となっている場合でも機能制限を受けない情報を記憶する許可リストとを
記憶する記憶部と、
前記操作部を介して入力される認証情報と、前記記憶部に登録されている認証情報とを
比較する認証部と
を具備することを特徴とする通信端末。 - 時刻情報を提供する時計部を更に備え、前記制御部は、前記機能制限情報が有効に設定
されているときは、前記時計部の設定変更入力を受け付けないように制御することを特徴
とする請求項1に記載の通信端末。
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