JP2006067425A - 情報保護プログラム及び端末装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 携帯電話機のメモリに記憶されているユーザ情報を厳格に保護する。
【解決手段】 RAM9には、複数のユーザの電話番号や電子メールアドレスが登録された電話帳が記憶されている。この電話帳に記憶された所望のユーザに対して個別的に保護設定を行うと共に、保護設定解除の時間帯を指定する。制御部12は、ROM8に記憶されている情報保護プログラムに基づいて、この保護設定されたユーザから電話及びメールの着信があった場合、上記保護設定解除の時間帯以外は、着信動作や着信表示を行わないように各部を制御する。また、保護設定されたユーザの発着信履歴や発着信メールも、上記保護設定解除の時間帯以外は表示しないように各部を制御する。さらに、電子メールの表示時には、まず、代替えメールを表示し、正規のパスワードが入力された場合のみ、保護設定されたユーザからの電子メールを表示する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば携帯電話機,PHS電話機(PHS:Personal Handyphone System),無線通信機能を有するPDA装置(PDA:Personal Digital Assistant)、ノート型のパーソナルコンピュータ装置,デスクトップ型のパーソナルコンピュータ装置等に適用して好適な情報保護プログラム及び端末装置に関し、特に端末装置に保存される個人情報等の保護を図った情報保護プログラム及び端末装置に関する。
今日において広く普及している携帯電話機には、音声通話機能、発信/着信履歴機能,携帯メール送受信機能、電話帳機能、アドレス帳機能、スケジュール帳機能等の様々な機能が設けられている。そして、ユーザは、電話帳機能やアドレス帳機能を用いて友人,家族,職場仲間等の電話番号や電子メールアドレスの登録を行い、また、スケジュール帳機能を用いて、スケジュールの登録を行う。
また、電話の着信があった場合において、発信元となるユーザの電話番号が上記電話帳に登録されている場合は、上記発信/着信履歴機能により、そのユーザの名前等が着信履歴に記録され、また、発信元となるユーザが上記電話帳に登録されていない場合は、上記発信/着信履歴機能により、発信元となるユーザの電話番号が着信履歴に記録される(発信元が自局の電話番号を相手方の携帯電話機の表示部に表示する設定を行っている場合)。
同様に、電話の発信を行う場合において、発信先(相手方)となるユーザの電話番号が上記電話帳に登録されている場合は、上記発信/着信履歴機能により、そのユーザの名前等が発信履歴に記録され、また、発信先となるユーザが上記電話帳に登録されていない場合は、上記発信/着信履歴機能により、発信先となるユーザの電話番号が発信履歴に記録される。
また、携帯メールの着信があった場合、この着信した電子メールの情報(=内容)がメモリに記憶されると共に、発信元となるユーザの電子メールアドレスが上記アドレス帳に登録されている場合は、上記発信/着信履歴機能により、そのユーザの名前等が着信履歴に記録され、また、発信元となるユーザの電子メールアドレスが上記アドレス帳に登録されていない場合は、上記発信/着信履歴機能により、そのユーザの電子メールアドレスがそのまま着信履歴に記録される。
携帯メールの送信の場合も同様であり、発信先(相手方)となるユーザの電子メールアドレスが上記アドレス帳に登録されている場合は、上記発信/着信履歴機能により、そのユーザの名前等が発信履歴に記録され、また、発信先となるユーザの電子メールアドレスが上記アドレス帳に登録されていない場合は、上記発信/着信履歴機能により、そのユーザの電子メールアドレスがそのまま発信履歴に記録される。
このように携帯電話機には、
1.電話帳に登録された電話番号、
2.発信履歴及び着信履歴に記録された発着信電話番号、
3.発信履歴及び着信履歴に記録された発着信電子メールアドレス、
4.スケジュール帳に記録されたスケジュール、
5.送受信された電子メールの情報(=内容)
等が記憶される。
このような携帯電話機に記憶される電話番号や電子メールアドレス等の情報は個人情報であり、第三者に不正に知得された場合には個人情報の漏洩となり、個人情報の不正使用等の不都合を生ずる。このため、携帯電話機の中には、電話帳やアドレス帳に登録された電話番号や電子メールアドレス、或いは送受信された電子メールの内容等を非表示とする秘密機能が設けられている携帯電話機も存在する。
具体的には、この秘密設定は、暗証番号を入力することで行う。この秘密設定がなされると秘密機能が働き、電話帳,アドレス帳,スケジュール帳、或いは送受信された電子メールの表示操作がなされた際に、暗証番号の入力画面が表示される。そして、この暗証番号の入力画面に正しい暗証番号が入力されない限り、電話帳,アドレス帳,スケジュール帳、或いは送受信された電子メールを表示しないようになっている。
また、前述のように発信元となるユーザの電話番号や電子メールアドレスが電話帳やアドレス帳に登録されている場合には、そのユーザから電話や電子メールの着信があった際に、そのユーザの名前等が着信履歴に記録されるのであるが、電話帳やアドレス帳に対して秘密設定がなされている場合は、この電話帳やアドレス帳に電話番号や電子メールアドレスが登録されているユーザから着信があった場合でも、上記着信履歴にはそのユーザの名前は表示されず、電話番号や電子メールアドレスのみが記録されるようになっている。
さらに、電話帳に登録されているユーザから電話着信があった場合には、この着信の間、ユーザの名前及び電話番号が表示部に表示されるのであるが、電話帳に対して秘密設定がなされている場合は、この電話帳に登録されているユーザから電話着信があった場合でも、この着信の間、そのユーザの名前は表示されず、電話番号のみが表示されるようになっている。
また、特開2002−223289号公報(特許文献1)には、短縮登録した電話番号の秘密性を保持可能な「既知操作で確認可能な記憶内容の秘密保持方法」が開示されている。この秘密保持方法は、機能キー,短縮キーを押下操作しての短縮ダイヤル登録の前操作を行い、2桁の短縮番号を入力する。次に、相手電話番号を入力すると、この入力した相手電話番号が、短縮番号と対比されて表示部に表示される。この状態でユーザは、短縮キーを任意のタイミングで規定の回数分、押下操作した後、機能キーを押下する。これにより、入力した相手電話番号に対応する短縮ダイヤルが秘密保持登録される。
この秘密保持登録した短縮番号で発信する場合、秘密保持登録時と同じタイミングで短縮キーを押下する。これにより、秘密保持された短縮ダイヤルの通信相手と通信が可能となる。
この秘密保持方法は、秘密保持登録した短縮番号を電話機に記憶した状態のままで秘密性を保持することができるため、他者に知られたくない記憶内容を消去したり、他の情報で上書きすることで、電話機に記憶した情報を利用できなくなる不都合を防止することができる。
また、秘密保持登録時と同じタイミングで短縮キーが押下操作されなければ、秘密保持登録された短縮ダイヤルの通信相手との通信はできないため、暗証番号の入力によるロックや解除を不要とすることができるうえ、一台の電話機を複数人で使用しても秘密性を保持することができる。
特開2002−223289号公報(第3頁〜第4頁:図1)
しかし、前述の秘密機能は、電話帳全体,アドレス帳全体及びスケジュール帳全体、或いは送受信された全ての電子メールに対して設定するようになっている。そして、一度、秘密設定を行うと、この設定を解除しなければ、電話帳やアドレス帳等を表示することはできない。このため、例えば電子メールを頻繁に閲覧するユーザは、受信した電子メールに対する秘密設定操作及び秘密設定解除操作を頻繁に行う必要があり、個人情報の秘密保持を行うためとは言え、大変面倒な操作を強いられる問題があった。そして、秘密機能の設定操作をし忘れた場合には、当然のことながら上記電話帳やアドレス帳等の個人情報が簡単に表示可能となってしまう。
また、前述の秘密機能は、音声着信があった場合には、発信元のユーザが電話帳に登録されている場合であっても、着信中はユーザの名前は表示されずに電話番号のみが表示され、着信履歴にも発信元のユーザの名前は記録されずに電話番号のみが記録されるのであるが、このように電話番号のみを表示或いは着信履歴に記録することで、現在、着信中であること、或いは着信履歴から過去に着信があったことを、第三者に気付かれてしまう問題がある。
すなわち、個人情報を厳格に保護するという観点からは、この音声着信やメール着信があったことも第三者に知られないようにすることが好ましく、また、音声着信時やメール着信時にも、着信音やバイブレータを鳴動させ、着信発光部(着信LED)を点滅(点灯)させる等の、着信をユーザに知らせるための動作も行わないようにすることが好ましいのである。
さらに、前述の秘密機能は、秘密設定されている電話帳やアドレス帳等の表示操作を行うと、パスワードの入力画面が表示される。このパスワードの入力画面が表示されるということは、表示を指定した電話帳やアドレス帳等に秘密性のある情報が記憶されていることを意味するため、第三者もこれを容易に推測することができる。このため、このようなパスワードの入力画面を表示することも、上記個人情報を厳格に保護するという観点から好ましいことではないのである。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたものであり、指定した情報のみ、個別にその秘密性を厳格に保護することができるような情報保護プログラム及び端末装置の提供を目的とする。
本発明は、上述の課題を解決するための手段として、
複数のユーザのアクセス情報と、該各アクセス情報の所有者を示す所有者情報と、上記複数のユーザの中から個別に選択され、少なくとも着信に関する表示、及び/又は、動作を非表示、及び/又は、非動作とする保護を行う保護ユーザを示す保護ユーザ情報と、該保護ユーザの上記保護を解除する時間帯を示す保護解除情報とが記憶された記憶手段と、
通信手段を介して着信を検出する着信検出手段と、
上記着信検出手段により着信が検出された際に、上記記憶手段を検索することで、上記着信した着信情報に含まれる発信元のアクセス情報と同一のアクセス情報が上記記憶手段に記憶されているか否かを判別する登録有無判別手段と、
上記登録有無判別手段により、上記着信した着信情報に含まれる発信元のアクセス情報と同一のアクセス情報が上記記憶手段に記憶されていると判別された場合、上記記憶手段に記憶されている上記保護ユーザ情報を検索することで、上記着信情報の発信元となるユーザは、上記保護ユーザであるか否かを判別する保護ユーザ判別手段と、
上記保護ユーザ判別手段により、上記着信情報の発信元となるユーザが上記保護ユーザであることが検出された場合、上記記憶手段に記憶されているこの検出された保護ユーザの上記保護解除情報と、計時手段で計時されている現在時刻とを比較することで、現在時刻が上記保護ユーザの上記保護を解除する時間帯であるか否かを判別する保護解除時間帯判別手段と、
上記登録有無判別手段により、上記着信した着信情報に含まれる発信元のアクセス情報と同一のアクセス情報が上記記憶手段に記憶されていないと判別された場合、上記保護ユーザ判別手段により、上記着信情報の発信元となるユーザが上記保護ユーザではないことが検出された場合、及び上記保護解除時間帯判別手段により、上記現在時刻が上記保護ユーザの上記保護を解除する時間帯であると判別された場合に、着信に関する表示、及び/又は、動作を行うように着信報知手段を制御し、上記保護解除時間帯判別手段により、上記現在時刻が上記保護ユーザの上記保護を解除する時間帯ではない判別された場合に、着信に関する表示及び/又は動作を、非表示及び/又は非動作とするように上記着信報知手段を制御する制御手段と
を有する。
また、本発明は、上述の課題を解決するための手段として、
複数のユーザのアクセス情報と、該各アクセス情報の所有者を示す所有者情報と、上記複数のユーザの中から個別に選択され、少なくとも上記アクセス情報及び所有者情報を非表示とする保護を行う保護ユーザを示す保護ユーザ情報と、該保護ユーザの上記保護を解除する時間帯を示す保護解除情報とが記憶された記憶手段と、
ユーザが操作手段を操作することで行う、上記記憶手段に記憶されている情報の表示指定操作を検出する表示操作検出手段と、
上記表示操作検出手段により、上記表示指定操作が検出された際に、上記記憶手段に記憶されている上記保護ユーザ情報、及び保護解除情報を検索することで保護ユーザを検出する保護ユーザ検出手段と、
上記保護ユーザ検出手段により検出された上記保護ユーザの上記保護解除情報と、計時手段で計時されている現在時刻とを比較することで、現在時刻が上記保護ユーザの上記保護を解除する時間帯であるか否かを判別する保護解除時間帯判別手段と、
上記記憶手段に記憶されている各ユーザの情報のうち、上記保護解除時間帯判別手段により現在時刻が上記保護を解除する時間帯ではないことが判別された上記保護ユーザ以外のユーザの情報を表示手段に表示制御する制御手段と
を有する。
また、本発明は、上述の課題を解決するための手段として、
複数のユーザのアクセス情報と、該各アクセス情報の所有者を示す所有者情報と、上記複数のユーザの中から個別に選択され、情報の保護を行う保護ユーザを示す保護ユーザ情報と、該保護ユーザの上記保護を解除する時間帯を示す保護解除情報と、少なくとも「着信したユーザのアクセス情報」、又は「着信したユーザのアクセス情報及びこの着信したユーザのアクセス情報の所有者を示す所有者情報」が記録された着信履歴とが記憶された記憶手段と、
ユーザが操作手段を操作することで行う、上記記憶手段に記憶されている上記着信履歴の表示指定操作を検出する表示操作検出手段と、
上記表示操作検出手段により、上記表示指定操作が検出された際に、上記記憶手段に記憶されている上記保護ユーザ情報、及び保護解除情報を検索することで保護ユーザを検出する保護ユーザ検出手段と、
上記保護ユーザ検出手段で検出された上記保護ユーザの上記保護解除情報と、計時手段で計時されている現在時刻とを比較することで、現在時刻が上記保護ユーザの上記保護を解除する時間帯であるか否かを判別する保護解除時間帯判別手段と、
上記記憶手段に記憶されている各ユーザの着信履歴のうち、上記保護解除時間帯判別手段により、上記現在時刻が上記保護を解除する時間帯ではないことが判別された上記保護ユーザ以外のユーザの着信履歴を表示手段に表示制御する制御手段と
を有する。
また、本発明は、上述の課題を解決するための手段として、
複数のユーザのアクセス情報と、該各アクセス情報の所有者を示す所有者情報と、上記複数のユーザの中から個別に選択され、情報の保護を行う保護ユーザを示す保護ユーザ情報と、該保護ユーザの上記保護を解除する時間帯を示す保護解除情報と、少なくとも「発信先となるユーザのアクセス情報」、又は「発信先となるユーザのアクセス情報及びこの発信先となるユーザのアクセス情報の所有者を示す所有者情報」が記録された発信履歴とが記憶された記憶手段と、
ユーザが操作手段を操作することで行う、上記記憶手段に記憶されている上記発信履歴の表示指定操作を検出する表示操作検出手段と、
上記表示操作検出手段により上記表示指定操作が検出された際に、上記記憶手段に記憶されている上記保護ユーザ情報、及び保護解除情報を検索することで保護ユーザを検出する保護ユーザ検出手段と、
上記保護ユーザ検出手段で検出された上記保護ユーザの上記保護解除情報と、計時手段で計時されている現在時刻とを比較することで、現在時刻が上記保護ユーザの上記保護を解除する時間帯であるか否かを判別する保護解除時間帯判別手段と、
上記記憶手段に記憶されている各ユーザの発信履歴のうち、上記保護解除時間帯判別手段により、上記現在時刻が上記保護を解除する時間帯ではないことが判別された上記保護ユーザ以外のユーザの発信履歴を表示手段に表示制御する制御手段と
を有する。
また、本発明は、上述の課題を解決するための手段として、
複数のユーザのアクセス情報と、該各アクセス情報の所有者を示す所有者情報と、上記複数のユーザの中から個別に選択され、情報の保護を行う保護ユーザを示す保護ユーザ情報と、該保護ユーザの上記保護を解除する時間帯を示す保護解除情報と、発着信した電子メールと、実際に発着信した電子メールの代わりに表示するための代替えメールとが記憶された記憶手段と、
ユーザが操作手段を操作することで行う、上記記憶手段に記憶されている上記電子メールの表示指定操作を検出する表示操作検出手段と、
上記表示操作検出手段により上記表示指定操作が検出された際に、当該表示が指定された電子メールに付されている発信先或いは発信元となるユーザのアクセス情報に基づいて、上記記憶手段に記憶されている上記保護ユーザ情報を検索することで、該表示が指定された電子メールの発信先或いは発信元となるユーザは上記保護ユーザであるか否かを判別する保護ユーザ判別手段と、
上記保護ユーザ判別手段により、上記表示が指定された電子メールの発信先或いは発信元となるユーザは上記保護ユーザであることが判別された場合、上記記憶手段に記憶されている当該保護ユーザの上記保護解除情報を検出し、この検出した保護解除情報と、計時手段で計時されている現在時刻とを比較することで、現在時刻が上記保護ユーザの上記保護を解除する時間帯であるか否かを判別する保護解除時間帯判別手段と、
上記保護解除時間帯判別手段により、上記現在時刻が上記保護を解除する時間帯であることが判別された場合、上記表示が指定された電子メールを上記記憶手段から読み出して表示手段に表示制御し、現在時刻が上記保護を解除する時間帯ではないことが判別された場合、上記表示が指定された電子メールの代わりに、上記代替えメールを上記記憶手段から読み出して上記表示手段に表示制御する制御手段と
を有する。
本発明は、
1.保護ユーザの設定は、各ユーザ毎に個別に行うことができる。
2.記憶手段に記録された情報のうち、保護ユーザに関する情報は、予め指定されている時間帯以外は非表示とすることができる。
3.保護ユーザからの電話着信時及びメール着信時の着信動作を行わないようにすることができる。
4.保護ユーザからの発着信履歴は、所定の時間帯以外は非表示とすることができる。
5.保護ユーザからの電子メールの代わりに、代替えメールを表示することができる。
6.保護ユーザからの電子メールの代わりに表示される代替えメールは、所定時間毎、或いは所定の回数毎に異なる代替えメールを表示することができる。
7.上記代替えメールとして、ユーザが任意に作成した代替えメールを登録しておくことができる。
8.代替えメールには、その電子メールが代替えメールであることを付して記憶しておくことで、メーカ側等が記憶手段に記憶されている電子メール等の情報を検証した際に、実際に着信した電子メールであるのか、代替えメールであるのかを、判別可能とすることができる。
従って、本発明は、保護ユーザのユーザ情報の秘密性を厳格に保護することができる。
本発明は、携帯電話機に適用することができる。
[携帯電話機の構成]
本発明の実施の形態となる携帯電話機は、図1に示すように携帯事業者の事業者内ネットワークに接続された基地局との間でデータの送受信を行うアンテナ1及び通信回路2と、受話音声,動画ファイルの音声,音楽データの音声等の音声出力を得るためのスピーカ部3と、送話音声を集音するマイクロホン部4と、入力操作を行うための複数のキーが設けられた操作部5と、発着信電話番号、送信元,送信先となるユーザの名前、電話や携帯メールの発着信履歴、電話帳,アドレス帳、スケジュール帳の他、送受信した携帯メールの文章等を表示する表示部6と、現在時刻をカウントするタイマ7(RTC:Real Time Clock)とを有している。
また、この携帯電話機は、通信処理プログラム(コミュニケーションプログラム)や、この実施の形態の特徴的な動作の一つである情報保護処理を行うための情報保護プログラム等のアプリケーションプログラムが記憶されたROM8(ROM:Read Only Memory)と、以下に説明する特徴的な情報等が記憶されたRAM9(RAM:Random Access Memory)とを有している。
上記RAM9には、
1.各ユーザの着信表示の有無(着信音やバイブレーションの鳴動や着信LEDの点灯(或いは点滅)等)、及び発着信履歴や携帯メール等を表示するか否かを示す情報である「表示オンオフ情報」と、
2.発着信履歴や携帯メール等を表示しないことが設定されているユーザ(以下、保護ユーザと言う。)からの携帯メールや発着信履歴等を表示する時刻を示す「表示時刻情報」と、
3.上記保護ユーザから着信した携帯メールの代わりに表示される「代替えメール」と、
4.上記保護ユーザから着信した携帯メールを表示させる際にユーザから入力されたパスワードと照合される「照合用パスワード」
等が記憶されている。
また、この携帯電話機は、外部メモリ10が装着される外部メモリインターフェイス11と、上記コミュニケーションプログラムに基づく通信制御や、上記情報保護プログラムに基づく情報保護処理等の他、当該携帯電話機全体の動作制御を行う制御部12とを有している。
[携帯電話機の一般的な動作]
次に、このような構成を有する当該実施の形態の携帯電話機の一般的な動作を説明をする。
〔ユーザ情報の登録動作〕
この携帯電話機の場合、各ユーザの名前、電話番号、電子メールアドレス、住所等を一括して「電話帳」に登録するようになっている(電話帳が、電話帳、アドレス帳、住所録等を統合したものとなっている。)。
1.操作部5からの操作情報が制御部12に供給されると、制御部12は、ROM8に記憶されている情報処理プログラムに基づいて、この操作部5から供給された操作情報の内容を判断する。
2.制御部12が、操作部5から供給された操作情報の内容が、電話帳の登録・編集を示すものと判断した場合、制御部12は、ユーザにより操作部5を介して入力されたユーザの名前、電話番号、電子メールアドレス等のユーザ情報を、ROM8に記憶されている情報処理プログラムに基づいて表示部6に表示制御する。
3.操作部5からの操作情報は、逐次、制御部12に供給され、制御部12は、ROM8に記憶されている情報処理プログラムに基づいて、この操作部5から供給された操作情報に対応する文字等を表示部6に表示制御する。
4.操作部5からの操作情報が、入力内容の保存を示す情報であった場合、制御部12は、この入力内容をRAM9の電話帳記憶領域(或いは外部メモリ10の電話帳記憶領域)に記憶制御する。
このような入力操作及び記憶処理が各ユーザ毎に繰り返し行われることで、RAM9内(或いは外部メモリ10内)に、各ユーザの名前、電話番号、電子メールアドレス等のユーザ情報が記録された電話帳が形成されることとなる。
〔電話帳検索〕
次に、ユーザは、このように電話帳に登録されたユーザ情報の中から、所望のユーザのユーザ情報を検索することができる。
1.操作部5からの操作情報が制御部12に供給されると、制御部12は、ROM8に記憶されている情報処理プログラムに基づいて、この操作部5から供給された操作情報の内容を判断する。
2.制御部12が、操作部5から供給された操作情報の内容が、電話帳の検索を示すものと判断した場合、制御部12は、ユーザにより操作部5を介して選択されたユーザ情報を、上記RAM9の電話帳記憶領域から取得する。
3.制御部12は、上記RAM9の電話帳記憶領域から取得したユーザ情報(=ユーザにより選択されたユーザのユーザ情報)を表示部6に表示制御する。
〔電話,メール発着信履歴検索〕
次に、制御部12は、上記電話帳に登録されているユーザから電話の着信があった場合には、着信時刻、発信元のユーザの名前、及び電話番号等をRAM9の電話着信履歴記憶領域に記憶するようになっている。また、制御部12は、上記電話帳に登録されていないユーザから電話の着信があった場合には、着信時刻、及び電話番号等をRAM9の電話着信履歴記憶領域に記憶するようになっている。
また、制御部12は、上記電話帳に登録されているユーザに対して電話の発信を行った場合には、発信時刻、発信先のユーザの名前、及び電話番号等をRAM9の電話発信履歴記憶領域に記憶するようになっている。また、制御部12は、上記電話帳に登録されていないユーザに対して電話の発信を行った場合には、発信時刻、及び電話番号等をRAM9の電話発信履歴記憶領域に記憶するようになっている。
また、制御部12は、上記電話帳に登録されているユーザから電子メールの着信があった場合には、着信時刻、発信元のユーザの名前、及び電子メールアドレス等をRAM9のメール着信履歴記憶領域に記憶するようになっている。また、制御部12は、上記電話帳に登録されていないユーザから電子メールの着信があった場合には、着信時刻、及び電子メールアドレス等をRAM9のメール着信履歴記憶領域に記憶するようになっている。
さらに、制御部12は、上記電話帳に登録されているユーザに対して電子メールの発信を行った場合には、発信時刻、発信先のユーザの名前、及び電子メールアドレス等をRAM9のメール発信履歴記憶領域に記憶するようになっている。また、制御部12は、上記電話帳に登録されていないユーザに電子メールの発信を行った場合には、発信時刻、及び電子メールアドレス等をRAM9のメール発信履歴記憶領域に記憶するようになっている。
ユーザは、操作部5を操作することで、このような電話及び電子メールの発着信履歴を表示することができる。
1.操作部5からの操作情報が制御部12に供給されると、制御部12は、ROM8に記憶されている情報処理プログラムに基づいて、この操作部5から供給された操作情報の内容を判断する。
2.制御部12が、操作部5から供給された操作情報の内容が、電話或いは電子メールの発着信履歴の表示を示すものと判断した場合、制御部12は、ユーザにより操作部5を介して選択された電話発信履歴、電話着信履歴、メール発信履歴、或いはメール着信履歴を、上記RAM9の電話着信履歴記憶領域、電話発信履歴記憶領域、メール着信履歴記憶領域、或いはメール発信履歴記憶領域から取得する。
3.制御部12は、上記RAM9のいずれかの履歴記憶領域から取得した電話発信履歴、電話着信履歴、メール発信履歴、或いはメール着信履歴を表示部6に表示制御する。
〔メール内容表示動作〕
次に、制御部12は、着信した電子メールの内容(文章情報)を、RAM9の着信メール記憶領域に記憶し、また、発信した電子メールの内容を、RAM9の発信メール記憶領域に記憶するようになっている。ユーザは、操作部5を操作することで、このような発着信した電子メールの内容を表示することができる。
1.操作部5からの操作情報が制御部12に供給されると、制御部12は、ROM8に記憶されている情報処理プログラムに基づいて、この操作部5から供給された操作情報の内容を判断する。
2.制御部12が、操作部5から供給された操作情報の内容が、発着信した電子メールの内容の表示を示すものと判断した場合、制御部12は、ユーザにより操作部5を介して選択された発信した電子メール或いは着信した電子メールを、上記RAM9の発信メール記憶領域或いは着信メール記憶領域から取得する。
3.制御部12は、発着信した電子メールに対応するユーザ情報が上記電話帳に登録されている場合は、発着信した電子メールに対応するユーザのユーザ名及び電子メールアドレスと共に、上記RAM9のいずれかのメール記憶領域から取得した電子メールの内容を表示部6に表示制御する。また、制御部12は、発着信した電子メールに対応するユーザ情報が上記電話帳に登録されていない場合は、発着信した電子メールに対応する電子メールアドレスと共に、上記RAM9のいずれかのメール記憶領域から取得した電子メールの内容を表示部6に表示制御する。
〔電話発信動作〕
1.操作部5からの操作情報が制御部12に供給されると、制御部12は、ROM8に記憶されている情報処理プログラムに基づいて、この操作部5から供給された操作情報の内容を判断する。
2.制御部12が、操作部5から供給された操作情報の内容が、電話番号の入力を示すものと判断した場合、制御部12は、ユーザにより操作部5を介して入力される電話番号を表示部6に表示制御する。
3.制御部12が、操作部5から供給された操作情報の内容が、電話の発信を示すものと判断した場合、制御部12は、ユーザにより入力された電話番号を、通信回路2及びアンテナ1を介して発信制御すると共に、上記RAM9の電話帳記憶領域から、この発信した電話番号を検索する。
4.発信した電話番号を上記RAM9の電話帳記憶領域から検索できた場合、制御部12は、この電話帳記憶領域から、発信した電話番号に対応するユーザの名前を示す情報を読み出し、これを発信した電話番号と共に表示部6に表示制御する。また、制御部12は、この発信した電話番号、ユーザの名前、及び発信時刻等を上記RAM9の電話発信履歴記憶領域に記録する。
〔携帯メールの発信動作〕
1.操作部5からの操作情報が制御部12に供給されると、制御部12は、ROM8に記憶されている情報処理プログラムに基づいて、この操作部5から供給された操作情報の内容を判断する。
2.制御部12が、操作部5から供給された操作情報の内容が、携帯メールの入力を示すものと判断した場合、制御部12は、ユーザにより操作部5を介して入力される文字を表示部6に表示制御する。
3.制御部12が、操作部5から供給された操作情報の内容が、携帯メールの発信を示すものと判断した場合、制御部12は、ユーザにより入力された携帯メールを、ユーザにより指定された電子メールアドレス宛に、通信回路2及びアンテナ1を介して発信制御し、この発信した電子メールを上記RAM9の発信メール記憶領域に記憶制御すると共に、上記RAM9の電話帳記憶領域から、この発信した電子メールアドレスを検索する。
4.発信した電子メールアドレスを上記RAM9の電話帳記憶領域から検索できた場合、制御部12は、この発信した電子メールアドレス、ユーザの名前、及び発信時刻等を上記RAM9のメール発信履歴記憶領域に記録する。また、発信した電子メールアドレスを上記RAM9の電話帳記憶領域から検索できなかった場合、制御部12は、この発信した電子メールアドレス、及び発信時刻等を上記RAM9のメール発信履歴記憶領域に記録する
〔電話着信動作〕
1.通信回路2は、アンテナ1で受信された呼び出し信号の高周波データ(電波)を復調して制御部12に供給する。
2.制御部12は、ROM8に記憶されているコミュニケーションプログラムに基づいて、この供給された復調データを解析し、該復調データが自局宛か否かを判別する。
3.復調データが自局宛の復調データである場合、スピーカ部3を介して着信音声を発音制御し、バイブレータ機能を介して当該携帯電話機を振動制御すると共に、着信LEDを発光制御して、ユーザに対して電話着信を知らせる。また、制御部12は、復調データに発番号情報(相手の電話番号を示す情報)が含まれている場合、上記RAM9の電話帳記憶領域から、この発番号情報に対応する電話番号を検索する。
4.電話帳記憶領域から、この発番号情報に対応する電話番号を検出できた場合、制御部12は、この電話番号、及びこの電話番号に対応するユーザの名前を表示部5に表示制御する。また、制御部12は、上記RAM9の電話着信履歴記憶領域に、この電話番号、着信時刻及びユーザの名前等を記録する。
5.ユーザは、このような着信動作があった場合、操作部5のオフフックキーを操作して通話を行うのであるが、制御部12は、操作部5から供給された操作情報の内容が、オフフックキーの操作を示すものと判断した場合、回線接続を行い、通話状態に通信回路2を制御する。
6.これに対して、操作部5から供給された操作情報の内容が留守番応答キーの操作を示すものと判断した場合には、制御部12は、通信回路2を介して留守番応答を行う。
7.この留守番応答により、発信元のユーザからメッセージが入れられた場合、制御部12は、このメッセージを上記RAM9のメッセージ記憶領域に記憶制御すると共に、留守番応答によりメッセージが記録された旨の表示を表示部6に行う。
8.メッセージがなかった場合、制御部12は、着信が合った旨の表示を表示部6に行う。
〔メール着信動作〕
1.通信回路2は、アンテナ1で受信された呼び出し信号の高周波データ(電波)を復調して制御部12に供給する。
2.制御部12は、ROM8に記憶されているコミュニケーションプログラムに基づいて、この供給された復調データを解析し、該復調データが自局宛か否かを判別する。
3.復調データが自局宛の復調データである場合、スピーカ部3を介して着信音声を発音制御し、バイブレータ機能を介して当該携帯電話機を振動制御すると共に、着信LEDを発光制御して、ユーザに対してメール着信を知らせる。また、制御部12は、この着信した電子メールのメールアドレスを、上記RAM9の電話帳記憶領域から検索する。
4.電話帳記憶領域から、この着信した電子メールのメールアドレスを検出できた場合、制御部12は、このメールアドレス、及びこのメールアドレスに対応するユーザの名前を表示部5に表示制御する。また、制御部12は、上記RAM9のメール着信履歴記憶領域に、このメールアドレス、着信時刻及びユーザの名前等を記録する。
5.電話帳記憶領域から、この着信した電子メールのメールアドレスを検出できなかった場合、制御部12は、このメールアドレスを表示部5に表示制御すると共に、上記メール着信履歴記憶領域に、このメールアドレス、及び着信時刻を記録する。
6.これと共に制御部12は、電子メールの着信があった旨の表示を表示部6に行う。
[保護ユーザに対する秘密性の保護]
次に、この実施の形態の携帯電話機の場合、所望のユーザを上記保護ユーザとして設定することで、
1.電話帳に記録されたユーザ情報のうち、保護ユーザのユーザ情報は、予め指定されている時間帯以外は非表示とし、
2.保護ユーザからの電話着信時及びメール着信時の着信動作は行わず、
3.保護ユーザからの着信履歴及びメール着信履歴は所定の時間帯以外は非表示とし、
4.保護ユーザに対する電話発信履歴及びメール発信履歴も所定の時間帯以外は非表示とし、
5.保護ユーザからの電子メールの表示時には、まず、代替えメールを表示し、正確なパスワードが入力された場合に表示し、
6.上記保護ユーザからの電子メールの代わりに表示される上記代替えメールは、所定時間毎、或いは所定の回数毎に文体を変化させて表示し、
7.上記代替えメールとして、ユーザが所望の文体を登録可能とすることで、
上記保護ユーザに関する情報のみ、個別にその秘密性を厳格に保護することができるようになっている。
また、この実施の形態の携帯電話機の場合、
8.代替えメールには、フラグを付してRAM9に記憶しておくことで、メーカ側等がRAM9に記憶されている電子メール等の情報を検証した際に、実際に着信した電子メールであるのか、代替えメールであるのかを、判別可能としている。
〔保護ユーザの登録〕
まず、この保護ユーザの登録を行う場合、当該携帯電話機のユーザは、操作部5を介して所定の保護ユーザの登録操作を行う。制御部12は、この保護ユーザの登録操作を検出すると、RAM9に記憶されている電話帳を読み出し、これを表示部6に表示制御する。
ユーザは、操作部5を操作することで、
1.この表示部6に表示された電話帳から保護ユーザとして登録するユーザを選択し、
2.この保護ユーザに対する保護を解除する時間帯を設定し、
3.この保護ユーザから着信し、或いはこの保護ユーザに対して送信した電子メールを閲覧する際に入力する照合用パスワードを設定し、
4.この保護ユーザから着信し、或いはこの保護ユーザに対して送信した電子メールの代わりに表示する代替えメールを選択或いは入力する。
すなわち、この実施の形態の携帯電話機は、保護ユーザとして指定されたユーザから電話着信があった場合でも、指定した時間帯以外は着信動作を行わないようになっている。同様に、保護ユーザとして指定されたユーザからメール着信があった場合でも、指定した時間帯以外は着信動作を行わず、また、メール着信履歴や着信メール本文も表示しないようになっている。さらに、保護ユーザとして指定したユーザに対して電話発信やメール発信を行った場合でも、指定した時間帯以外は電話発信履歴、メール発信履歴や送信メール本文は表示しないようになっている。
このため、ユーザは、上記電話帳から保護ユーザとして登録するユーザを選択すると、前述の保護を解除する時間帯を、例えば「毎日23時〜24時の間」、「毎週日曜日の15時〜17時の間」等のように設定する。
また、この実施の形態の携帯電話機の場合、保護ユーザから着信し、或いはこの保護ユーザに対して送信した電子メールを閲覧する場合、まず、代替えメールが表示され、この代替えメールの表示時に、予め登録しておいたパスワードを入力することで、この代替えメールに代わって、保護ユーザから着信し、或いはこの保護ユーザに対して送信した電子メールが表示されるようになっている。
このため、ユーザは、この保護ユーザから着信し、或いはこの保護ユーザに対して送信した電子メールを閲覧する際に入力するパスワードと照合するための照合用用パスワードを設定する。
また、この実施の形態の携帯電話機の場合、保護ユーザから着信し、或いはこの保護ユーザに対して送信した電子メールの代わりに表示される代替えメールとしては、それぞれ異なる文章とされた複数の代替えメールがRAM9に記憶されており、また、ユーザが文章を入力することで形成した代替えメールを複数登録可能となっている。このため、ユーザは、RAM9に記憶されている代替えメールの中から所望の代替えメールを選択し、或いは文章を入力することで形成した代替えメールを登録する。
制御部12は、保護ユーザとして登録するユーザが選択されると、RAM9の電話帳記憶領域から、この保護ユーザとして指定されたユーザのユーザ情報が記憶されたユーザ情報記憶領域を検出し、このユーザ情報記憶領域に対して、上記保護を解除する時間帯を示す情報(保護解除情報)、照合用パスワード、ユーザにより選択された代替えメールを示す情報(或いはユーザにより入力された代替えメール)を記憶制御すると共に、このユーザ情報記憶領域に対して、当該ユーザ情報記憶領域のユーザ情報に対しては保護設定がなされていることを示すフラグ(保護ユーザ情報)を立てる。これにより、保護ユーザの登録が完了する。
なお、制御部12は、操作部5を介して、保護ユーザとしての登録を解除する操作がなされた場合は、このユーザ情報記憶領域に対して立てられているフラグを降ろすことで、保護ユーザとしての登録を解除する。
当該携帯電話機のユーザは、このようにして所望のユーザに対して個別に保護ユーザの登録を行う。以後、この保護ユーザに関する情報は、ROM8に記憶されている情報保護プログラムに基づいて、その秘密性が厳格に保護されることとなる。
〔電話帳表示時における保護ユーザの非表示動作〕
次に、このように保護ユーザ登録のなされたユーザのユーザ情報は、電話帳表示時には表示されないようになっている。図2のフローチャートに、制御部12の電話帳表示動作の流れを示す。
まず、ユーザは、操作部5を操作することで電話帳の表示を指定する。制御部12は、この電話帳の指定操作を検出すると、ROM8に記憶されている情報保護プログラムに基づいて、この図2のフローチャートに示す処理をスタートさせる。
ステップS1では、制御部12が、操作部5の操作状態を検出することで、ユーザにより電話帳の表示動作の終了が指示されたか否かを判別し、ユーザにより電話帳の表示動作の終了が指示されていないと判別した場合にステップS2に処理を進める。
ステップS2では、制御部12が、RAM9の電話帳に記憶されている各ユーザ情報のフラグ(=上記保護ユーザ情報)の有無を検出することにより、保護設定のなされているユーザ、及び保護設定のなされていないユーザを判別する。また、制御部12は、保護設定のなされている各ユーザのユーザ情報として記憶されている上記保護解除情報(保護を解除する時間帯を示す情報)をそれぞれ検出すると共に、RTC7でカウントされている現在時刻を検出し、両者を比較する。そして、保護設定のなされているユーザのうち、現在時刻が、保護を解除する時間帯となっているユーザを検出する。
次に制御部12は、「保護設定のなされていないユーザ」、及び「保護設定はなされているが、現在時刻が保護を解除する時間帯となっているユーザ」の各ユーザ情報を、上記電話帳記憶領域からそれぞれ読み出し、ステップS3において、これらを表示部6に表示制御する。これに対して、保護設定がなされており、現在時刻が保護を解除する時間帯となっていないユーザのユーザ情報を、ステップS4において非表示とする。
制御部12は、この表示動作を行うと、処理をステップS1に戻す。そして、このステップS1において、ユーザにより電話帳の表示動作の終了が指示されたと判別するまで、上記電話帳の表示処理を繰り返し実行する。
このように、電話帳の表示が指定された際に、保護設定のなされているユーザのユーザ情報は、予め設定されている当該保護を解除する時間帯以外は非表示とすることにより、電話帳の表示時に、保護設定のなされているユーザのユーザ情報が表示される不都合を防止することができ、該保護設定のなされているユーザのユーザ情報を厳格に保護することができる。
〔電話及びメールの着信時における動作〕
次に、この実施の形態の携帯電話機の場合、保護ユーザ登録のなされたユーザから電話着信及びメール着信があっても、保護の解除が指定されている時間帯以外は着信動作を行わないようになっている。図3のフローチャートに、当該携帯電話機の電話及びメール着信時の動作の流れを示す。制御部12は、電話或いは電子メールの着信を検出すると、ROM8に記憶されている情報保護プログラムに基づいて、この図3に示すフローチャートをスタートさせる。
ステップS11では、制御部12が、着信信号に含まれる発信元となるユーザの電話番号或いは電子メールアドレスが、RAM9の電話帳に記憶されているか否かを判別する。発信元となるユーザの電話番号或いは電子メールアドレスが、上記電話帳に記憶されていない場合は、制御部12は処理をステップS15に進め、発信元となるユーザの電話番号或いは電子メールアドレスを表示部6に表示制御すると共に、着信音やバイブレータを鳴動させると共に着信LEDを点滅(点灯)させる着信制御を行い、ユーザに対して電話或いは電子メールの着信を知らしめて、この図3のフローチャートに示す処理を終了する。
これに対して、発信元となるユーザの電話番号或いは電子メールアドレスが、上記電話帳に記憶されている場合、制御部12は処理をステップS12に進め、現在、着信しているユーザに対して前述の保護設定がなされているか否かを判別する。
保護設定がなされているユーザからの着信である場合、制御部12は処理をステップS13に進め、そのユーザに対して設定されている上記保護を解除する時間帯を示す情報と、RTC7でカウントされている現在時刻を示す情報とを比較することで、表示しても良い時間帯であるか否かを判別する。
表示しても良い時間帯ではない場合、制御部12は処理をステップS16に進め、RAM9の電話着信履歴記憶領域或いはメール着信履歴記憶領域に、この保護ユーザからの電話或いは電子メールの着信履歴を記録して、この図3のフローチャートに示す処理を終了する。これにより、保護設定のなされているユーザからの着信に対しては、電話番号等の表示もされなければ、何ら着信動作も行われないこととなる。なお、図4のフローチャートを用いて後述するが、この着信履歴も、ユーザにより指定されている保護解除の時間帯以外は表示されないようになっている。
次に、上記ステップS12において、保護設定のなされていないユーザからの着信であると判別された場合、及び上記ステップS13において、保護設定のなされているユーザからの着信ではあるが、保護を解除している時間帯であると判別された場合、制御部12は処理をステップS14に進め、着信している電話番号或いは電子メールアドレスと共に、RAM9の電話帳に記憶されている着信元のユーザの名前を表示部6に表示制御すると共に、着信音やバイブレータを鳴動させると共に着信LEDを点滅(点灯)させる着信制御を行い、ユーザに対して電話或いは電子メールの着信を知らしめて、この図3のフローチャートに示す処理を終了する。
これにより、保護設定のなされていないユーザからの着信があった場合、及び保護設定のなされているユーザからの着信ではあるが、保護を解除している時間帯には、通常の着信時における表示動作及び着信動作が行われることとなる。
〔電話及びメールの発着信履歴の表示動作〕
次に、保護ユーザ登録のなされたユーザから電話着信及びメール着信があった場合、及び保護ユーザ登録のなされたユーザに対して電話発信及びメール発信を行った場合、制御部12は、それぞれ電話及びメールの発着信履歴を形成してRAM9に記憶制御するのであるが、この電話及びメールの発着信履歴も、上記保護を解除する時間帯以外は非表示となっている。
図4のフローチャートに、当該携帯電話機の電話及び電子メールの発着信履歴の表示動作の流れを示す。ユーザは、発着信履歴を表示させる場合、操作部5を介してこの発着信履歴の表示を指定操作するのであるが、制御部12は、この発着信履歴の表示指定操作を検出することで、ROM8に記憶されている情報保護プログラムに基づいて、この図4に示すフローチャートをスタートさせる。
ステップS21では、制御部12がRAM9の各発着信記憶領域に記憶されている各発着信履歴を検索することで、ユーザにより表示が指定された発着信履歴の中に、保護設定されているユーザに対応する発着信履歴が含まれているか否かを判別する。
保護設定されているユーザに対応する発着信履歴が含まれていない場合、制御部12は処理をステップS24に進め、ユーザにより表示が指定された発着信履歴をそのまま表示部6に表示制御して、この図4のフローチャートに示す処理を終了する。
これに対して、保護設定されているユーザに対応する発着信履歴が含まれている場合、制御部12は処理をステップS22に進め、この保護設定されているユーザの上記保護解除情報を検出し、RTC7でカウントされている現在時刻と比較することで、現在、この保護設定されているユーザにより指定されている保護解除の時間帯であるか否かを判別する。
保護解除の時間帯であると判別した場合、ユーザにより表示が指定された発着信履歴中に、保護設定されているユーザに対応する発着信履歴を加えて表示部6に表示制御して、この図4のフローチャートに示す処理を終了する。
また、保護解除の時間帯ではないと判別した場合、ユーザにより表示が指定された発着信履歴から、保護設定されているユーザに対応する発着信履歴を除いて表示部6に表示制御して、この図4のフローチャートに示す処理を終了する。
これにより、ユーザにより指定されている保護解除の時間帯以外は、保護設定されているユーザに対応する発着信履歴を非表示とすることができ、保護設定されているユーザのユーザ情報を厳格に保護することができる。
〔着信表示動作〕
次に、この実施の形態の携帯電話機の場合、電話着信があり、呼び出し中にオフフック操作を行わない場合、及び電子メールが着信すると、制御部12が、例えば「(電話)着信あり」、「メール着信あり」との着信表示を表示部6に表示制御するのであるが、保護設定されているユーザから電話着信やメール着信があった場合には、上記保護を解除する時間帯以外は、この着信表示も行わないようになっている。
図5のフローチャートに、電話及び電子メールが着信した場合における当該携帯電話機の着信表示動作の流れを示す。このフローチャートは、電話着信があり、呼び出し中にオフフック操作が行われなかった場合、及び電子メールが着信した際にスタートとなる。
ステップS31では、制御部12が、着信信号に含まれる発信元となるユーザの電話番号或いは電子メールアドレスが、RAM9の電話帳に記憶されているか否かを判別する。発信元となるユーザの電話番号或いは電子メールアドレスが、上記電話帳に記憶されていない場合は、制御部12は処理をステップS34に進め、「(電話)着信あり」、「メール着信あり」との着信表示を表示部6に表示制御して、この図5のフローチャートに示す処理を終了する。
これに対して、発信元となるユーザの電話番号或いは電子メールアドレスが、上記電話帳に記憶されている場合、制御部12は処理をステップS32に進め、着信したユーザに対して前述の保護設定がなされているか否かを判別する。
保護設定がなされていないユーザからの着信である場合、制御部12は処理をステップS34に進め、「(電話)着信あり」、「メール着信あり」との着信表示を表示部6に表示制御して、この図5のフローチャートに示す処理を終了する。
また、保護設定がなされているユーザからの着信である場合、制御部12は処理をステップS33に進め、そのユーザに対して設定されている上記保護を解除する時間帯を示す情報と、RTC7でカウントされている現在時刻を示す情報とを比較することで、表示しても良い時間帯であるか否かを判別する。
表示しても良い時間帯である場合、制御部12は処理をステップS34に進め、「(電話)着信あり」、「メール着信あり」との着信表示を表示部6に表示制御して、この図5のフローチャートに示す処理を終了する。
また、非表示とする時間帯である場合、制御部12は処理をステップS35に進め、「(電話)着信あり」、「メール着信あり」との着信表示を非表示として、この図5のフローチャートに示す処理を終了する。
これにより、「(電話)着信あり」、「メール着信あり」との着信表示も、上記保護を解除する時間帯以外には非表示とすることができ、保護設定されているユーザのユーザ情報を厳格に保護することができる。
〔発着信メールの表示動作〕
次に、この実施の形態の携帯電話機は、上記保護を解除する時間帯以外の時間帯に、発着信した電子メールの表示が指定された場合、保護設定されているユーザから着信した電子メール、或いは保護設定されているユーザに対して発信した電子メールの表題の代わりに代替えメールの表題を表示し、ユーザにより、この代替えメールの表題がポイントされ、正規のパスワードが入力された際に、はじめて、保護設定されているユーザから着信した電子メールの本文、或いは保護設定されているユーザに対して発信した電子メールの本文を表示するようになっている。
図6のフローチャートに、この発着信メールの表示動作の前半の流れを、図7のフローチャートに、この発着信メールの表示動作の後半の流れをそれぞれ示す。ユーザは、発着信メールの表示を指定する場合、まず、操作部5を操作して発着信メールの表題の一覧の表示を指定するのであるが、この一連のフローチャートは、制御部12が、この発着信メールの表題の一覧の表示を指定する操作を検出することでスタートとなる。
ステップS41では、制御部12が、ユーザにより表示が指定された着信メールの表題の一覧、或いは発信メールの表題の一覧をRAM9から読み出し、これを表題の一覧の中から所望の表題を選択するためのカーソルと共に表示部6に表示制御する。
なお、発着信した電子メール中に、保護設定されているユーザに対応する電子メールが含まれている場合、制御部12は、この保護設定されているユーザに対応する電子メールの表題の代わりに、ユーザにより選択され或いは入力された代替えメールの表題を上記一覧に含めて表示する。
次に、ユーザは、操作部5を介してカーソルを移動操作することで、表示を希望する電子メールの表題を選択するのであるが、ステップS42では、制御部12が、この表題の選択操作がなされたか否かを判別する。
表題の選択操作がなされたものと判別した場合、制御部12は処理をステップS43に進め、この選択操作により、代替えメールの表題が選択されたか否かを判別する。そして、代替えメール以外の電子メールの表題が選択されたものと判別した場合、この代替えメール以外の電子メールの表題は、保護設定されているユーザに対応する発着信メールではないため、制御部12は処理をステップS50に進め、メール本文をRAM9から読み出して表示部6に表示制御して処理を、図7に示すステップS49に進める。
一方、代替えメールの表題が表示されているということは、上記保護設定がなされているユーザの発着信メールが存在することを制御部12を意味する(代替えメールの表題であるということは、制御部12及び当該携帯電話機のユーザしか認識することができない)。このため、制御部12は、ステップS44において、この選択された代替えメールに対応する発着信メールをRAM9から検出すると共に、この検出した発着信メールのユーザに対して設定されている保護設定解除の時間帯を検出する。そして、この保護設定解除の時間帯と、RTC7でカウントされている現在時刻を示す情報とを比較し、この代替えメールに対応する保護ユーザの発着信メールを表示しても良い時間帯であるか否かを判別する。
保護設定されているユーザの発着信メールを表示しても良い時間帯であると判別した場合、制御部12は処理を図7のフローチャートのステップS48に進め、代替えメールに対応する保護設定されているユーザの発着信メールの本文をRAM9から読みだし、これを表示部6に表示制御する。
これに対して、保護設定されているユーザの発着信メールの非表示の時間帯であると判別した場合、制御部12は処理をステップS45に進め、パスワードの入力操作の有無を判別する。そして、パスワードの入力操作を検出することなく、代替えメールの表示操作を検出した場合、制御部12は処理をステップS51に進め、ユーザにより選択、或いは入力された代替えメールをRAM9から読み出し、これを表示部6に表示制御して処理を図7のフローチャートのステップS49に進める。これにより、保護設定されているユーザの発着信メールの代わりに、例えば「明日の会議は10時からA会議室で行います。」等の差し障りのない文章が表示されることとなる。
なお、制御部12は、過去に代替えメールを表示した回数や表示時間を記憶しており、例えば所定時間毎、或いは所定回数毎に、表示する代替えメールの差出人、発着信時刻、本文の内容を変更する。これにより、連続して同じ内容の代替えメールが表示されることで、現在表示されている電子メールが代替えメールであることを、第三者に気付かれてしまう不都合を防止することができる。
また、代替えメールは、フラグが付されてRAM9に記憶されている。このため、例えばメーカ側等がRAM9に記憶されている電子メール等の情報を検証した際に、実際に着信した電子メールであるのか、代替えメールであるのかを、このフラグに基づいて判別可能とすることができる。
一方、上記ステップS45においてパスワードの入力操作を検出した場合、制御部12は処理を図7のフローチャートのステップS46に進め、この入力されたパスワードと、RAM9に記憶されている照合用パスワードとの照合を図る。
詳細に説明すると、この実施の形態の携帯電話機の場合、代替えメールの表題が選択されても、パスワードの入力を促すメッセージ等は表示することはない。このようなメッセージの表示を行うことで、代替えメールの表題の表示が秘密性のある表示であることを、第三者に認識されてしまうからである。従って、このパスワードの入力はユーザが自主的に行うこととなる。具体的には、ユーザは、代替えメールの表題の表示位置にカーソルを移動操作(ポイント)したうえで、パスワードの入力操作を行う。これにより、制御部12は処理をステップS6に進め、この入力されたパスワードと、RAM9に記憶されている照合用パスワードとの照合を図る。
次に、制御部12は、ステップS47において、上記両方のパスワードが一致したか否か、すなわち、ユーザを認証できたか否かを判別する。そして、両方のパスワードが不一致であり、正規のユーザとしてユーザ認証を行うことができなかった場合、制御部12は処理を図6のフローチャートのステップS51に進め、上述の代替えメールの本文を表示部6に表示制御する。
これに対して、両方のパスワードが一致することで、正規のユーザとしてユーザ認証を行うことができた場合、及び図6のフローチャートのステップS44において、現在の時刻が保護ユーザの発着信メールを表示しても良い時間帯であると判別された場合、制御部12は、ステップS48において、代替えメールに対応する保護ユーザの発着信メールをRAM9から読み出し、これを表示部6に表示制御する。これにより、保護ユーザの発着信メールは、保護設定されている時間帯内、及び正規のパスワードが入力された場合にのみ表示されることとなる。
次に、制御部12は処理をステップS49に進め、ユーザにより操作部5を介して、この表示した電子メールの表示終了が指定されたか否かを判別し、この表示終了の指定を検出した際に、この図6及び図7に示す一連のフローチャートの処理を終了する。
[実施の形態の効果]
以上の説明から明らかなように、この実施の形態の携帯電話機は、電話帳に登録されている所望のユーザを保護ユーザとして設定することにより、以下の効果を有する。
1.保護設定は、各ユーザ毎に個別に行うことができる。
2.電話帳に記録されたユーザ情報のうち、保護ユーザのユーザ情報は、予め指定されている時間帯以外は非表示とすることができる。
3.保護ユーザからの電話着信時及びメール着信時の着信動作を行わないようにすることができる。
4.保護ユーザからの着信履歴及びメール着信履歴は所定の時間帯以外は非表示とすることができる。
5.保護ユーザに対する電話発信履歴及びメール発信履歴も所定の時間帯以外は非表示とすることができる。
6.保護ユーザからの電子メールの表示時には、まず、代替えメールを表示し、正確なパスワードが入力された際に、保護ユーザからの電子メールを表示することができる。
7.保護ユーザからの電子メールの代わりに表示される上記代替えメールは、所定時間毎、或いは所定の回数毎に文体を変化させて表示することができる。
8.上記代替えメールとして、ユーザが所望の文体を登録しておくことができる。
9.代替えメールには、フラグを付してRAM9に記憶しておくことで、メーカ側等がRAM9に記憶されている電子メール等の情報を検証した際に、実際に着信した電子メールであるのか、代替えメールであるのかを、判別可能とすることができる。
従って、この実施の形態の携帯電話機は、保護ユーザのユーザ情報の秘密性を厳格に保護することができる。
なお、上述の実施の形態の説明では、本発明を携帯電話機に適用することとしたが、これは、PHS電話機(PHS:Personal Handyphone System),無線通信機能を有するPDA装置(PDA:Personal Digital Assistant)、無線或いは有線の通信機能を有するノート型のパーソナルコンピュータ装置、無線或いは有線の通信機能を有するデスクトップ型のパーソナルコンピュータ装置等の様々な端末装置に適用可能である。
最後に、上述の実施の形態は、あくまでも本発明の一例として開示したに過ぎない。このため、本発明は、上述の実施の形態に限定されることはなく、上述の実施の形態以外であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計等に応じて種々の変更が可能であることは勿論であることを付け加えておく。
本発明を適用した実施の形態の携帯電話機のブロック図である。 実施の形態の携帯電話機の電話帳の表示動作の流れを示すフローチャートである。 実施の形態の携帯電話機の電話及びメール着信時の動作の流れを示すフローチャートである。 実施の形態の携帯電話機の発着信履歴の表示動作の流れを示すフローチャートである。 実施の形態の携帯電話機の電話及びメール着信時の着信表示動作の流れを示すフローチャートである。 実施の形態の携帯電話機のメール表示動作の前半の流れを示すフローチャートである。 実施の形態の携帯電話機のメール表示動作の後半の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 アンテナ、2 通信機器、3 スピーカ部、4 マイクロホン部、5 操作部、6 表示部、7 RTC(Real Time Clock)、8 ROM(Read Only Memory)、9 RAM(RAM:Random Access Memory)、10 外部メモリ、11 外部メモリインターフェイス、12 制御部

Claims (18)

  1. 通信手段を介して着信を検出する着信検出手段と、
    上記着信検出手段としてコンピュータを機能させることで着信が検出された際に、複数のユーザのアクセス情報と、該各アクセス情報の所有者を示す所有者情報と、上記複数のユーザの中から個別に選択され、少なくとも着信に関する表示、及び/又は、動作を非表示、及び/又は、非動作とする保護を行う保護ユーザを示す保護ユーザ情報と、該保護ユーザの上記保護を解除する時間帯を示す保護解除情報とが記憶された記憶手段を検索することで、上記着信した着信情報に含まれる発信元のアクセス情報と同一のアクセス情報が上記記憶手段に記憶されているか否かを判別する登録有無判別手段と、
    上記登録有無判別手段としてコンピュータを機能させることで、上記着信した着信情報に含まれる発信元のアクセス情報と同一のアクセス情報が上記記憶手段に記憶されていると判別された場合、上記記憶手段に記憶されている上記保護ユーザ情報を検索することで、上記着信情報の発信元となるユーザは、上記保護ユーザであるか否かを判別する保護ユーザ判別手段と、
    上記保護ユーザ判別手段としてコンピュータを機能させることで、上記着信情報の発信元となるユーザが上記保護ユーザであることが検出された場合、上記記憶手段に記憶されているこの検出された保護ユーザの上記保護解除情報と、計時手段で計時されている現在時刻とを比較することで、現在時刻が上記保護ユーザの上記保護を解除する時間帯であるか否かを判別する保護解除時間帯判別手段と、
    上記登録有無判別手段としてコンピュータを機能させることで、上記着信した着信情報に含まれる発信元のアクセス情報と同一のアクセス情報が上記記憶手段に記憶されていないと判別された場合、上記保護ユーザ判別手段としてコンピュータを機能させることで、上記着信情報の発信元となるユーザが上記保護ユーザではないことが検出された場合、及び上記保護解除時間帯判別手段としてコンピュータを機能させることで、上記現在時刻が上記保護ユーザの上記保護を解除する時間帯であると判別された場合に、着信に関する表示、及び/又は、動作を行うように着信報知手段を制御し、上記保護解除時間帯判別手段としてコンピュータを機能させることで、上記現在時刻が上記保護ユーザの上記保護を解除する時間帯ではない判別された場合に、着信に関する表示、及び/又は、動作を非表示、及び/又は、非動作とするように上記着信報知手段を制御する制御手段
    としてコンピュータを機能させる情報保護プログラム。
  2. ユーザが操作手段を操作することで行う、複数のユーザのアクセス情報と、該各アクセス情報の所有者を示す所有者情報と、上記複数のユーザの中から個別に選択され、少なくとも上記アクセス情報及び所有者情報を非表示とする保護を行う保護ユーザを示す保護ユーザ情報と、該保護ユーザの上記保護を解除する時間帯を示す保護解除情報とが記憶された記憶手段に記憶されている情報の表示指定操作を検出する表示操作検出手段と、
    上記表示操作検出手段としてコンピュータを機能させることで、上記表示指定操作が検出された際に、上記記憶手段に記憶されている上記保護ユーザ情報、及び保護解除情報を検索することで保護ユーザを検出する保護ユーザ検出手段と、
    上記保護ユーザ検出手段としてコンピュータを機能させることで検出された上記保護ユーザの上記保護解除情報と、計時手段で計時されている現在時刻とを比較することで、現在時刻が上記保護ユーザの上記保護を解除する時間帯であるか否かを判別する保護解除時間帯判別手段と、
    上記記憶手段に記憶されている各ユーザの情報のうち、上記保護解除時間帯判別手段としてコンピュータを機能させることで現在時刻が上記保護を解除する時間帯ではないことが判別された上記保護ユーザ以外のユーザの情報を表示手段に表示制御する制御手段
    としてコンピュータを機能させる情報保護プログラム。
  3. ユーザが操作手段を操作することで行う、複数のユーザのアクセス情報と、該各アクセス情報の所有者を示す所有者情報と、上記複数のユーザの中から個別に選択され、情報の保護を行う保護ユーザを示す保護ユーザ情報と、該保護ユーザの上記保護を解除する時間帯を示す保護解除情報と、少なくとも「着信したユーザのアクセス情報」、又は「着信したユーザのアクセス情報及びこの着信したユーザのアクセス情報の所有者を示す所有者情報」が記録された着信履歴とが記憶された記憶手段から、上記着信履歴の表示指定操作を検出する表示操作検出手段と、
    上記表示操作検出手段としてコンピュータを機能させることで、上記表示指定操作が検出された際に、上記記憶手段に記憶されている上記保護ユーザ情報、及び保護解除情報を検索することで保護ユーザを検出する保護ユーザ検出手段と、
    上記保護ユーザ検出手段としてコンピュータを機能させることで検出された上記保護ユーザの上記保護解除情報と、計時手段で計時されている現在時刻とを比較することで、現在時刻が上記保護ユーザの上記保護を解除する時間帯であるか否かを判別する保護解除時間帯判別手段と、
    上記記憶手段に記憶されている各ユーザの着信履歴のうち、上記保護解除時間帯判別手段としてコンピュータを機能させることで現在時刻が上記保護を解除する時間帯ではないことが判別された上記保護ユーザ以外のユーザの着信履歴を表示手段に表示制御する制御手段
    としてコンピュータを機能させる情報保護プログラム。
  4. ユーザが操作手段を操作することで行う、複数のユーザのアクセス情報と、該各アクセス情報の所有者を示す所有者情報と、上記複数のユーザの中から個別に選択され、情報の保護を行う保護ユーザを示す保護ユーザ情報と、該保護ユーザの上記保護を解除する時間帯を示す保護解除情報と、少なくとも「発信先となるユーザのアクセス情報」、又は「発信先となるユーザのアクセス情報及びこの発信先となるユーザのアクセス情報の所有者を示す所有者情報」が記録された発信履歴とが記憶された記憶手段から、上記発信履歴の表示指定操作を検出する表示操作検出手段と、
    上記表示操作検出手段としてコンピュータを機能させることで、上記表示指定操作が検出された際に、上記記憶手段に記憶されている上記保護ユーザ情報、及び保護解除情報を検索することで保護ユーザを検出する保護ユーザ検出手段と、
    上記保護ユーザ検出手段としてコンピュータを機能させることで検出された上記保護ユーザの上記保護解除情報と、計時手段で計時されている現在時刻とを比較することで、現在時刻が上記保護ユーザの上記保護を解除する時間帯であるか否かを判別する保護解除時間帯判別手段と、
    上記記憶手段に記憶されている各ユーザの発信履歴のうち、上記保護解除時間帯判別手段としてコンピュータを機能させることで現在時刻が上記保護を解除する時間帯ではないことが判別された上記保護ユーザ以外のユーザの発信履歴を表示手段に表示制御する制御手段
    としてコンピュータを機能させる情報保護プログラム。
  5. ユーザが操作手段を操作することで行う、複数のユーザのアクセス情報と、該各アクセス情報の所有者を示す所有者情報と、上記複数のユーザの中から個別に選択され、情報の保護を行う保護ユーザを示す保護ユーザ情報と、該保護ユーザの上記保護を解除する時間帯を示す保護解除情報と、発着信した電子メールと、実際に発着信した電子メールの代わりに表示するための代替えメールとが記憶された記憶手段から、上記電子メールの表示指定操作を検出する表示操作検出手段と、
    上記表示操作検出手段としてコンピュータを機能させることで、上記表示指定操作が検出された際に、当該表示が指定された電子メールに付されている発信先或いは発信元となるユーザのアクセス情報に基づいて、上記記憶手段に記憶されている上記保護ユーザ情報を検索することで、該表示が指定された電子メールの発信先或いは発信元となるユーザは上記保護ユーザであるか否かを判別する保護ユーザ判別手段と、
    上記保護ユーザ判別手段としてコンピュータを機能させることで、上記表示が指定された電子メールの発信先或いは発信元となるユーザは上記保護ユーザであることが判別された場合、上記記憶手段に記憶されている当該保護ユーザの上記保護解除情報を検出し、この検出した保護解除情報と、計時手段で計時されている現在時刻とを比較することで、現在時刻が上記保護ユーザの上記保護を解除する時間帯であるか否かを判別する保護解除時間帯判別手段と、
    上記保護解除時間帯判別手段としてコンピュータを機能させることで、現在時刻が上記保護を解除する時間帯であることが判別された場合、上記表示が指定された電子メールを上記記憶手段から読み出して表示手段に表示制御し、現在時刻が上記保護を解除する時間帯ではないことが判別された場合、上記表示が指定された電子メールの代わりに、上記代替えメールを上記記憶手段から読み出して上記表示手段に表示制御する制御手段
    としてコンピュータを機能させる情報保護プログラム。
  6. 請求項5に記載の情報保護プログラムであって、
    上記制御手段としてコンピュータを機能させる際に、上記表示手段に表示制御する代替えメールを、所定時間毎或いは所定回数毎に変更して表示する上記制御手段としてコンピュータを機能させること
    を特徴とする情報保護プログラム。
  7. 請求項6に記載の情報保護プログラムであって、
    上記記憶手段には照合用のパスワードが記憶されており、
    ユーザが上記操作手段を操作することで行うパスワードの入力の有無を判別するパスワード入力判別手段と、
    上記パスワード入力判別手段としてコンピュータを機能させることで、上記パスワードの入力が検出された際に、この入力されたパスワードと、上記記憶手段に記憶されている照合用パスワードとに基づいてユーザ認証処理を行うユーザ認証手段と、
    上記ユーザ認証手段としてコンピュータを機能させることで、上記各パスワードの一致が検出され正規のユーザであることを示す認証結果が得られた場合、上記制御手段としてコンピュータを機能させる際に、上記表示が指定された電子メールを上記記憶手段から読み出して表示手段に表示制御する上記制御手段としてコンピュータを機能させること
    を特徴とする情報保護プログラム。
  8. 請求項7に記載の情報保護プログラムであって、
    上記代替えメールに対して、実際に発着信された電子メールではないことを示す情報を付して、上記記憶手段に記憶制御する記憶制御手段としてコンピュータを機能させること
    を特徴とする情報保護プログラム。
  9. 請求項8に記載の情報保護プログラムであって、
    上記記憶制御手段としてコンピュータを機能させる際に、上記操作手段を介してユーザにより入力された電子メールを、上記代替えメールとして上記記憶手段に記憶制御する上記記憶制御手段としてコンピュータを機能させること
    を特徴とする情報保護プログラム。
  10. 複数のユーザのアクセス情報と、該各アクセス情報の所有者を示す所有者情報と、上記複数のユーザの中から個別に選択され、少なくとも着信に関する表示、及び/又は、動作を非表示、及び/又は、非動作とする保護を行う保護ユーザを示す保護ユーザ情報と、該保護ユーザの上記保護を解除する時間帯を示す保護解除情報とが記憶された記憶手段と、
    通信手段を介して着信を検出する着信検出手段と、
    上記着信検出手段により着信が検出された際に、上記記憶手段を検索することで、上記着信した着信情報に含まれる発信元のアクセス情報と同一のアクセス情報が上記記憶手段に記憶されているか否かを判別する登録有無判別手段と、
    上記登録有無判別手段により、上記着信した着信情報に含まれる発信元のアクセス情報と同一のアクセス情報が上記記憶手段に記憶されていると判別された場合、上記記憶手段に記憶されている上記保護ユーザ情報を検索することで、上記着信情報の発信元となるユーザは、上記保護ユーザであるか否かを判別する保護ユーザ判別手段と、
    上記保護ユーザ判別手段により、上記着信情報の発信元となるユーザが上記保護ユーザであることが検出された場合、上記記憶手段に記憶されているこの検出された保護ユーザの上記保護解除情報と、計時手段で計時されている現在時刻とを比較することで、現在時刻が上記保護ユーザの上記保護を解除する時間帯であるか否かを判別する保護解除時間帯判別手段と、
    上記登録有無判別手段により、上記着信した着信情報に含まれる発信元のアクセス情報と同一のアクセス情報が上記記憶手段に記憶されていないと判別された場合、上記保護ユーザ判別手段により、上記着信情報の発信元となるユーザが上記保護ユーザではないことが検出された場合、及び上記保護解除時間帯判別手段により、上記現在時刻が上記保護ユーザの上記保護を解除する時間帯であると判別された場合に、着信に関する表示、及び/又は、動作を行うように着信報知手段を制御し、上記保護解除時間帯判別手段により、上記現在時刻が上記保護ユーザの上記保護を解除する時間帯ではない判別された場合に、着信に関する表示及び/又は動作を、非表示及び/又は非動作とするように上記着信報知手段を制御する制御手段と
    を有する端末装置。
  11. 複数のユーザのアクセス情報と、該各アクセス情報の所有者を示す所有者情報と、上記複数のユーザの中から個別に選択され、少なくとも上記アクセス情報及び所有者情報を非表示とする保護を行う保護ユーザを示す保護ユーザ情報と、該保護ユーザの上記保護を解除する時間帯を示す保護解除情報とが記憶された記憶手段と、
    ユーザが操作手段を操作することで行う、上記記憶手段に記憶されている情報の表示指定操作を検出する表示操作検出手段と、
    上記表示操作検出手段により、上記表示指定操作が検出された際に、上記記憶手段に記憶されている上記保護ユーザ情報、及び保護解除情報を検索することで保護ユーザを検出する保護ユーザ検出手段と、
    上記保護ユーザ検出手段により検出された上記保護ユーザの上記保護解除情報と、計時手段で計時されている現在時刻とを比較することで、現在時刻が上記保護ユーザの上記保護を解除する時間帯であるか否かを判別する保護解除時間帯判別手段と、
    上記記憶手段に記憶されている各ユーザの情報のうち、上記保護解除時間帯判別手段により現在時刻が上記保護を解除する時間帯ではないことが判別された上記保護ユーザ以外のユーザの情報を表示手段に表示制御する制御手段と
    を有する端末装置。
  12. 複数のユーザのアクセス情報と、該各アクセス情報の所有者を示す所有者情報と、上記複数のユーザの中から個別に選択され、情報の保護を行う保護ユーザを示す保護ユーザ情報と、該保護ユーザの上記保護を解除する時間帯を示す保護解除情報と、少なくとも「着信したユーザのアクセス情報」、又は「着信したユーザのアクセス情報及びこの着信したユーザのアクセス情報の所有者を示す所有者情報」が記録された着信履歴とが記憶された記憶手段と、
    ユーザが操作手段を操作することで行う、上記記憶手段に記憶されている上記着信履歴の表示指定操作を検出する表示操作検出手段と、
    上記表示操作検出手段により、上記表示指定操作が検出された際に、上記記憶手段に記憶されている上記保護ユーザ情報、及び保護解除情報を検索することで保護ユーザを検出する保護ユーザ検出手段と、
    上記保護ユーザ検出手段で検出された上記保護ユーザの上記保護解除情報と、計時手段で計時されている現在時刻とを比較することで、現在時刻が上記保護ユーザの上記保護を解除する時間帯であるか否かを判別する保護解除時間帯判別手段と、
    上記記憶手段に記憶されている各ユーザの着信履歴のうち、上記保護解除時間帯判別手段により、上記現在時刻が上記保護を解除する時間帯ではないことが判別された上記保護ユーザ以外のユーザの着信履歴を表示手段に表示制御する制御手段と
    を有する端末装置。
  13. 複数のユーザのアクセス情報と、該各アクセス情報の所有者を示す所有者情報と、上記複数のユーザの中から個別に選択され、情報の保護を行う保護ユーザを示す保護ユーザ情報と、該保護ユーザの上記保護を解除する時間帯を示す保護解除情報と、少なくとも「発信先となるユーザのアクセス情報」、又は「発信先となるユーザのアクセス情報及びこの発信先となるユーザのアクセス情報の所有者を示す所有者情報」が記録された発信履歴とが記憶された記憶手段と、
    ユーザが操作手段を操作することで行う、上記記憶手段に記憶されている上記発信履歴の表示指定操作を検出する表示操作検出手段と、
    上記表示操作検出手段により上記表示指定操作が検出された際に、上記記憶手段に記憶されている上記保護ユーザ情報、及び保護解除情報を検索することで保護ユーザを検出する保護ユーザ検出手段と、
    上記保護ユーザ検出手段で検出された上記保護ユーザの上記保護解除情報と、計時手段で計時されている現在時刻とを比較することで、現在時刻が上記保護ユーザの上記保護を解除する時間帯であるか否かを判別する保護解除時間帯判別手段と、
    上記記憶手段に記憶されている各ユーザの発信履歴のうち、上記保護解除時間帯判別手段により、上記現在時刻が上記保護を解除する時間帯ではないことが判別された上記保護ユーザ以外のユーザの発信履歴を表示手段に表示制御する制御手段と
    を有する端末装置。
  14. 複数のユーザのアクセス情報と、該各アクセス情報の所有者を示す所有者情報と、上記複数のユーザの中から個別に選択され、情報の保護を行う保護ユーザを示す保護ユーザ情報と、該保護ユーザの上記保護を解除する時間帯を示す保護解除情報と、発着信した電子メールと、実際に発着信した電子メールの代わりに表示するための代替えメールとが記憶された記憶手段と、
    ユーザが操作手段を操作することで行う、上記記憶手段に記憶されている上記電子メールの表示指定操作を検出する表示操作検出手段と、
    上記表示操作検出手段により上記表示指定操作が検出された際に、当該表示が指定された電子メールに付されている発信先或いは発信元となるユーザのアクセス情報に基づいて、上記記憶手段に記憶されている上記保護ユーザ情報を検索することで、該表示が指定された電子メールの発信先或いは発信元となるユーザは上記保護ユーザであるか否かを判別する保護ユーザ判別手段と、
    上記保護ユーザ判別手段により、上記表示が指定された電子メールの発信先或いは発信元となるユーザは上記保護ユーザであることが判別された場合、上記記憶手段に記憶されている当該保護ユーザの上記保護解除情報を検出し、この検出した保護解除情報と、計時手段で計時されている現在時刻とを比較することで、現在時刻が上記保護ユーザの上記保護を解除する時間帯であるか否かを判別する保護解除時間帯判別手段と、
    上記保護解除時間帯判別手段により、上記現在時刻が上記保護を解除する時間帯であることが判別された場合、上記表示が指定された電子メールを上記記憶手段から読み出して表示手段に表示制御し、現在時刻が上記保護を解除する時間帯ではないことが判別された場合、上記表示が指定された電子メールの代わりに、上記代替えメールを上記記憶手段から読み出して上記表示手段に表示制御する制御手段と
    を有する端末装置。
  15. 請求項14に記載の端末装置であって、
    上記制御手段は、上記表示手段に表示制御する代替えメールを、所定時間毎或いは所定回数毎に変更して表示すること
    を特徴とする端末装置。
  16. 請求項15に記載の端末装置であって、
    上記記憶手段には照合用のパスワードが記憶されており、
    ユーザが上記操作手段を操作することで行うパスワードの入力の有無を判別するパスワード入力判別手段と、
    上記パスワード入力判別手段により、上記パスワードの入力が検出された際に、この入力されたパスワードと、上記記憶手段に記憶されている照合用パスワードとに基づいてユーザ認証処理を行うユーザ認証手段とを有し、
    上記制御手段は、上記ユーザ認証手段から、上記各パスワードの一致が検出され正規のユーザであることを示す認証結果が得られた場合、上記表示が指定された電子メールを上記記憶手段から読み出して表示手段に表示制御すること
    を特徴とする端末装置。
  17. 請求項16に記載の端末装置であって、
    上記代替えメールに対して、実際に発着信された電子メールではないことを示す情報を付して、上記記憶手段に記憶制御する記憶制御手段を有すること
    を特徴とする端末装置。
  18. 請求項17に記載の端末装置であって、
    上記記憶制御手段は、上記操作手段を介してユーザにより入力された電子メールを、上記代替えメールとして上記記憶手段に記憶制御すること
    を特徴とする端末装置。
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