JP2002368838A - 移動通信端末および着信音量制御方法 - Google Patents

移動通信端末および着信音量制御方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 通信相手に応じて着信音量を設定できるよう
にする。 【解決手段】 電話番号やメールアドレスに対して設定
した着信音量のデータを記憶部に予め格納しておく。着
信があった場合は、発信元の電話番号またはメールアド
レスを記憶手段から検索し(ステップ101)、一致し
た電話番号またはメールアドレスがあった場合には(ス
テップ102)、その電話番号またはメールアドレスに
対応する着信音量を記憶部から読み出し(ステップ10
3)、その着信音量で着信音を鳴動させる(ステップ1
05)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯電話機、PH
S端末等の移動通信端末に関し、特に着信があった際の
着信音量を制御するための着信音量制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の移動通信端末には、音声通話の
呼、または、メールの着信時に、鳴動するメロディを電
話番号またはメールアドレス毎に変更することができる
機能を有するものが存在する。このような機能を用いれ
ば、通信相手に応じて着信メロディを変えることができ
た。しかし、このような従来の移動通信端末においても
着信音量は一定であったため、重要度の高い電話や、電
子メールは、着信音量を大きくしたり、逆に重要度の低
い電話や電子メールの着信音量を小さくするようなこと
はできなかった。
【0003】近年携帯電話機を用いて電子メールの送受
信等の情報配信サービスを利用することが普及してい
る。このような情報配信サービスを頻繁に利用している
場合、従来の携帯電話機では着信がある度に着信音が鳴
動するため、頻繁に着信音が発生してわずらわしい。し
かし、電子メールの着信時の着信音がわずらわしくて着
信音量をオフにすると、音声通話を含めた全ての着信に
対して着信音がオフとなるため、重要な着信があった場
合でも気づかないという問題が発生する。音声通話の着
信においても、着信音量を小さくしておくと、重要な電
話をとり損ねたりする。逆に、着信音量を大きくしてお
くと、常に、大きな着信音となり、わずらわしい。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の移動通
信端末では、着信音量の変更はできるものの通信相手に
かかわらず一定の着信音量しか設定することができない
ため着信音がわずわらしい、重要な着信に気づかなかっ
た等の不具合があるという問題点があった。
【0005】本発明の目的は、通信相手に応じて着信音
量を設定することができる移動通信端末および着信音量
制御方法を提供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の移動通信端末は、着信を行った際に、着信
通知手段を鳴動させて該着信の通知を行う移動通信端末
であって、電話番号またはメールアドレス毎に着信音量
が設定されたデータを記憶している記憶手段と、受信し
た呼の発信元の電話番号または受信した電子メールの発
信元のメールアドレスが前記記憶手段に格納されている
か否かを検索し、格納されている場合には、該電話番号
またはメールアドレスに対して設定されている着信音量
により前記着信通知手段を鳴動させる制御手段とを有す
る。
【0007】また、電話番号またはメールアドレス毎に
着信音量を設定させずに、電話番号またはメールアドレ
スに対応させた氏名毎、またはその氏名のグループ毎に
着信音量を設定することができるようにしてもよい。
【0008】本発明によれば、電話番号やメールアドレ
スに対して設定した着信音量のデータを記憶手段に予め
格納しておき、着信があった場合は、制御手段により発
信元の電話番号またはメールアドレスを記憶手段から検
索し、一致した電話番号またはメールアドレスがあった
場合には、それの電話番号またはメールアドレスに対応
する音量で着信音を鳴動させるようにしたものである。
これにより、情報を配信してきた相手に応じて、着信音
量を変化させることができるとともに着信しても、着信
音が鳴らないようにすることができる。また、重要な相
手からの電話やメールだけを、着信音量を上げて聞き漏
らさないようにすることもできる。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して詳細に説明する。
【0010】(第1の実施形態)図1は本発明の第1の
実施形態の移動通信端末の構成を示すブロック図であ
る。
【0011】本実施形態の移動通信端末は、図1を参照
すると、移動通信端末の制御を行っている制御部40
と、電話番号またはメールアドレス毎に着信音量が設定
されたデータを記憶している記憶部50、無線部10
と、変復調部20、コーデック部30と、キーボード等
の入力部70と、LCD等の表示部60と、ユーザに着
信を通知するための着信通知部80とから構成されてい
る。
【0012】記憶部50に記憶されているデータの構造
の一例を図2に示す。記憶部50には、図2に示すよう
に、電話番号またはメールアドレス毎に着信音量が設定
されたデータが記憶されている。
【0013】この図2では、着信音量のレベルを0〜5
の6段階により設定する場合を用いている。ここで、着
信音量のレベルを0とすると着信音量の鳴動はオフとな
り、例え音声通話または電子メールを受信した場合でも
着信音は発生しない。また、着信音量のレベルが1〜5
の場合は、数字が大きくなるほど大きな音の着信音量が
設定されていることを示している。この記憶部50に記
憶されるデータは、入力部70を介して、ユーザにより
入力することができる。
【0014】制御部40は、受信した呼の発信元の電話
番号または受信した電子メールの発信元のメールアドレ
スが記憶手段50に格納されているか否かを検索し、格
納されている場合には、その電話番号またはメールアド
レスに対して設定されている着信音量により着信通知部
80を鳴動させる。
【0015】次に、本実施形態の動作について、図1、
図2及び図3のフローチャートを参照して詳細に説明す
る。
【0016】着信音を鳴動させる。図3のフローチャー
トは、携帯電話機、PHS等の移動通信端末が電子メー
ルや音声通話等の着信を検知してから、着信通知部80
を鳴動させるまでのフローチャートを示している。移動
通信端末が着信を検知すると、制御部40は、受信した
呼の発信元の電話番号またはメールアドレス等を、記憶
部50から検索する(ステップ101)。記憶部50内
に目的の電話番号またはメールアドレスがあった場合
(ステップ102)は、制御部40は、その電話番号ま
たはメールアドレスに対応する着信音量のレベルを記憶
部50から読み出す(ステップ103)。そして、制御
部40は、記憶部50から読み出した着信音量のレベル
にしたがった音量により、着信通知部80を鳴動させて
着信音を発生させる(ステップ105)。記憶部50内
に受信した呼の電話番号またはメールアドレスがなかっ
た場合(ステップ102)、制御部40は、通常の音量
で着信通知部80を鳴動させる(ステップ104)。
【0017】本実施形態によれば、携帯電話機を介して
定期的に配信される情報、受信後にすぐ見る必要の無い
電子メール等を受信した際の着信音は、通信相手である
送信元が特定されているため、着信音を消去できる。
【0018】また、本実施形態によれば、重要な相手か
らの電話やメール着信等の着信音量を他の音声通話や電
子メール着信の場合よりも大きな音量となるように設定
しておけば、騒音の中にいたり、カバンの中に携帯電話
機やPHS端末等を入れている場合でも、重要な相手か
らの音声通話または電子メールの着信音を聞き逃すこと
がなくなる。
【0019】(第2の実施形態)次に、本発明の第2の
実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
【0020】上記第1の実施形態の移動通信端末では、
記憶部50に記憶されているデータは、電話番号または
メールアドレスと着信音量の設定データが1対1に対応
しているものであった。本実施形態では、電話番号また
はメールアドレスを氏名に対応させた電話帳を作成し、
この氏名毎に着信音量を設定することができるようにし
たものである。このように氏名毎に着信音量を設定する
ことができるようにした場合の、記憶部50に記憶させ
るデータの一例を図4に示す。
【0021】また、電話帳における氏名をグループ分け
して、そのグループ毎に着信音量を設定するようにして
もよい。このようにグループ毎に着信音量を設定するこ
とができるようにした場合の、記憶部50に記憶させる
データの一例を図5に示す。
【0022】本実施形態のように、氏名毎またはグルー
プ毎に着信音量を設定することができれば、電話番号、
メールアドレスの1つずつに着信音量を設定することな
く通信相手毎に着信音量を設定することができるように
なる。例えば、仕事関係の音声通話、電子メールの着信
音は大きくし、それ以外の音声通話、電子メールの着信
音は小さくする等の設定する場合、上記第1の実施形態
の場合には、各電話番号、メールアドレス毎に着信音量
の設定を行う必要があったのに対し、本実施形態によれ
ば着信音量設定の際の手間を大幅に削減することができ
る。
【0023】上記第1および第2の実施形態では、着信
音量のレベルを0〜5の6段階で設定することができる
場合を用いて説明したが、本発明はこれに限定されるも
のではなく、着信音量を設定することができるレベルの
数はどのように変更した場合でも同様に適用することが
できるものである。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
通信相手に応じて着信音量を設定することができるいう
効果を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態の移動通信端末の構成
を示すブロック図である。
【図2】図1中の記憶部50に記憶されるデータの構造
の一例を説明するための図である。
【図3】図1の移動通信端末の動作を示すフローチャー
トである。
【図4】本発明の第2の実施形態における記憶部に記憶
されるデータの構造の一例を説明するための図である。
【図5】本発明の第2の実施形態における記憶部に記憶
されるデータの構造の他の例を説明するための図であ
る。
【符号の説明】
10 無線部 20 変復調部 30 コーデック部 40 制御部 50 記憶部 60 表示部 70 入力部 80 着信通知部 101〜105 ステップ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K027 AA11 BB01 FF03 FF29 HH23 5K036 AA07 DD11 EE03 JJ04 JJ05 JJ15 KK09 5K067 FF07 FF13 FF27 FF31 HH22 HH23 HH24 KK15 5K101 KK02 NN12 PP07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着信を行った際に、着信通知手段を鳴動
    させて該着信の通知を行う移動通信端末であって、 電話番号またはメールアドレス毎に着信音量が設定され
    たデータを記憶している記憶手段と、 受信した呼の発信元の電話番号または受信した電子メー
    ルの発信元のメールアドレスが前記記憶手段に格納され
    ているか否かを検索し、格納されている場合には、該電
    話番号またはメールアドレスに対して設定されている着
    信音量により前記着信通知手段を鳴動させる制御手段と
    を有する移動通信端末。
  2. 【請求項2】 着信を行った際に、着信通知手段を鳴動
    させて該着信の通知を行う移動通信端末であって、 電話番号またはメールアドレスを氏名に対応させ、該氏
    名毎に着信音量が設定されたデータを記憶している記憶
    手段と、 受信した呼の発信元の電話番号または受信した電子メー
    ルの発信元のメールアドレスが前記記憶手段に格納され
    ているか否かを検索し、格納されている場合には、該電
    話番号またはメールアドレスに対応した氏名に対して設
    定されている着信音量により前記着信通知手段を鳴動さ
    せる制御手段とを有する移動通信端末。
  3. 【請求項3】 着信を行った際に、着信通知手段を鳴動
    させて該着信の通知を行う移動通信端末であって、 電話番号またはメールアドレスを氏名に対応させ、該氏
    名のグループ毎に着信音量が設定されたデータを記憶し
    ている記憶手段と、 受信した呼の発信元の電話番号または受信した電子メー
    ルの発信元のメールアドレスが前記記憶手段に格納され
    ているか否かを検索し、格納されている場合には、該電
    話番号またはメールアドレスに対応した氏名のグループ
    に対して設定されている着信音量により前記着信通知手
    段を鳴動させる制御手段とを有する移動通信端末。
  4. 【請求項4】 着信を行った際に、着信通知手段を鳴動
    させて該着信の通知を行う着信音量制御方法であって、 電話番号またはメールアドレス毎に着信音量が設定され
    たデータを予め記憶しておくステップと、 受信した呼の発信元の電話番号または受信した電子メー
    ルの発信元のメールアドレスが予め記憶していたデータ
    に含まれているか否かを検索するステップと、 予め記憶していた前記データに受信した呼の発信元の電
    話番号または受信した電子メールの発信元のメールアド
    レスが含まれている場合には、該電話番号またはメール
    アドレスに対して設定されている着信音量により着信通
    知手段を鳴動させるステップとを有する着信音量制御方
    法。
  5. 【請求項5】 着信を行った際に、着信通知手段を鳴動
    させて該着信の通知を行う着信音量制御方法であって、 電話番号またはメールアドレスを氏名に対応させ、該氏
    名毎に着信音量が設定されたデータを予め記憶しておく
    ステップと、 受信した呼の発信元の電話番号または受信した電子メー
    ルの発信元のメールアドレスが予め記憶していたデータ
    に含まれているか否かを検索するステップと、 予め記憶していた前記データに受信した呼の発信元の電
    話番号または受信した電子メールの発信元のメールアド
    レスが含まれている場合には、該電話番号またはメール
    アドレスに対応した氏名に対して設定されている着信音
    量により着信通知手段を鳴動させるステップとを有する
    着信音量制御方法。
  6. 【請求項6】 着信を行った際に、着信通知手段を鳴動
    させて該着信の通知を行う着信音量制御方法であって、 電話番号またはメールアドレスを氏名に対応させ、該氏
    名のグループ毎に着信音量が設定されたデータを予め記
    憶しておくステップと、 受信した呼の発信元の電話番号または受信した電子メー
    ルの発信元のメールアドレスが予め記憶していたデータ
    に含まれているか否かを検索するステップと、 予め記憶していた前記データに受信した呼の発信元の電
    話番号または受信した電子メールの発信元のメールアド
    レスが含まれている場合には、該電話番号またはメール
    アドレスに対応した氏名のグループに対して設定されて
    いる着信音量により着信通知手段を鳴動させるステップ
    とを有する着信音量制御方法。
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