JP2007280097A - 電子機器、履歴表示方法及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】必要な操作履歴のみを特定の者のみが閲覧する。
【解決手段】認証部103にて認証された利用者によって設定された期間に携帯端末101が操作部104を用いて操作された内容と時計106にて管理されている操作された時刻とが対応付けられて操作履歴情報として記憶部107に記憶され、認証部103にて認証された利用者によって操作履歴情報の表示部102への表示の要求があった場合に記憶部107に記憶された操作履歴情報が表示部102に表示される。
【選択図】図1
【解決手段】認証部103にて認証された利用者によって設定された期間に携帯端末101が操作部104を用いて操作された内容と時計106にて管理されている操作された時刻とが対応付けられて操作履歴情報として記憶部107に記憶され、認証部103にて認証された利用者によって操作履歴情報の表示部102への表示の要求があった場合に記憶部107に記憶された操作履歴情報が表示部102に表示される。
【選択図】図1
Description
本発明は、過去の履歴を画面上に表示する電子機器、履歴表示方法及びプログラムに関する。
近年、携帯端末の多機能化に伴い、携帯端末が有する画面における表示機能も充実してきており、それにより、携帯端末の画面に様々な情報が表示されるようになってきている。携帯端末の画面上に表示される内容には、通話時間、発信相手番号、着信相手番号や送受信パケット数等の過去の通信に関わる履歴が含まれる。
また、電子機器において、利用者によって入力された一連の入力操作を操作履歴情報として記憶し、記憶された操作履歴情報に基づいて一連の入力操作を再現する方法が考えられている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−185240号公報
しかしながら、上述した携帯端末の例においては、通信に関わる操作のみが履歴として記憶されて表示されるに過ぎず、アドレス帳の閲覧や送受信メールの閲覧等が行われた場合、それらの履歴は残らない。そのため、携帯端末の所有者以外の者が当該携帯端末を使用した場合、所有者にとって他人に知られたくない情報がその者により閲覧されたかどうかが認識できないという問題点がある。
また、特許文献1に記載された方法においては、一連の入力操作を操作履歴情報として常時記憶し、常時記憶された操作履歴情報から一連の入力操作をある操作によって再現する。そのため、再現不要な入力操作までもが記憶されてしまうという問題点がある。また、過去にどのような入力操作が行われたかを誰でも確認することができてしまうため、情報漏洩が生じてしまうという問題点がある。
本発明は、上述したような従来の技術が有する問題点に鑑みてなされたものであって、必要な操作履歴のみを特定の者のみが閲覧することができる電子機器、履歴表示方法及びプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、
利用者の認証を行う認証機能と、情報を画面上に表示する表示機能とを有する電子機器において、
前記認証機能を用いて認証された利用者によって設定された期間に当該電子機器が操作された内容と操作された時刻とを対応付けて操作履歴情報として記憶し、前記認証された利用者によって前記操作履歴情報の当該電子機器の前記画面上への表示の要求があった場合に前記記憶された操作履歴情報を前記画面に表示する。
利用者の認証を行う認証機能と、情報を画面上に表示する表示機能とを有する電子機器において、
前記認証機能を用いて認証された利用者によって設定された期間に当該電子機器が操作された内容と操作された時刻とを対応付けて操作履歴情報として記憶し、前記認証された利用者によって前記操作履歴情報の当該電子機器の前記画面上への表示の要求があった場合に前記記憶された操作履歴情報を前記画面に表示する。
また、不揮発性メモリを有し、前記操作履歴情報を前記不揮発性メモリに記憶することを特徴とする。
また、不揮発性メモリと、揮発性メモリとを有し、前記操作履歴情報を前記揮発性メモリに記憶し、前記揮発性メモリに記憶された操作履歴情報を予め設定された周期で前記不揮発性メモリに書き出すことを特徴とする。
また、生体認証である認証機能を有することを特徴とする。
また、前記利用者によって入力されるパスワードによる認証機能を有することを特徴とする。
また、前記電子機器は、携帯端末であることを特徴とする。
また、前記電子機器は、パーソナルコンピュータであることを特徴とする。
また、利用者の認証を行う認証機能と、情報を画面上に表示する表示機能とを有する電子機器における履歴表示方法であって、
前記認証機能を用いて認証された利用者によって設定された期間に当該電子機器が操作された内容と操作された時刻とを対応付けて操作履歴情報として記憶する処理と、
前記認証された利用者によって前記操作履歴情報の当該電子機器の前記画面上への表示の要求があった場合に前記記憶された操作履歴情報を前記画面に表示する処理とを有する。
前記認証機能を用いて認証された利用者によって設定された期間に当該電子機器が操作された内容と操作された時刻とを対応付けて操作履歴情報として記憶する処理と、
前記認証された利用者によって前記操作履歴情報の当該電子機器の前記画面上への表示の要求があった場合に前記記憶された操作履歴情報を前記画面に表示する処理とを有する。
上記のように構成された本発明においては、利用者の認証を行う認証機能を用いて認証された利用者によって設定された期間に当該電子機器が操作された内容と操作された時刻とが対応付けられて操作履歴情報として記憶され、認証された利用者によって操作履歴情報の当該電子機器の画面上への表示の要求があった場合に記憶された操作履歴情報が画面に表示される。
このように、認証に成功した者によって設定された期間のみに電子機器が操作された操作履歴が、認証に成功した者のみによって閲覧することができる。そのため、無駄な履歴の記録を避けることができ、且つ許可されない者による操作履歴の閲覧を避けることができる。
以上説明したように本発明においては、利用者の認証を行う認証機能を用いて認証された利用者によって設定された期間に当該電子機器が操作された内容と操作された時刻とを対応付けて操作履歴情報として記憶し、認証された利用者によって操作履歴情報の当該電子機器の画面上への表示の要求があった場合に記憶された操作履歴情報を画面に表示する構成としたため、必要な操作履歴のみを特定の者のみが閲覧することができる。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
図1は、本発明の電子機器の実施の一形態を示す図である。ここでは、電子機器として携帯端末が使用される場合を例に挙げて説明する。
本形態における携帯端末101には図1に示すように、表示部102と、認証部103と、操作部104と、操作内容抽出部105と、時計106と、記憶部107と、これらを制御する制御部108とが設けられている。
表示部102は、通常の携帯端末に具備されている画面であり、携帯端末101の動作に関連する情報を表示する。認証部103は、携帯端末101を利用する利用者の認証を行う。操作部104は、携帯端末101を利用する利用者が携帯端末101を操作するために情報を入力するためのボタンキーやタッチパネル等である。操作内容抽出部105は、操作部104にて操作された操作内容を抽出する。時計106は、現在時刻を管理する。記憶部107は、操作内容抽出部105にて抽出された操作内容とその時の時計106にて管理された現在時刻とを対応付けて操作履歴情報として記憶する不揮発性メモリである。なお、図1では、携帯端末101の構成要素の中で、本発明に関する構成要素のみを示している。
以下に、図1に示した携帯端末101における履歴表示方法について説明する。ここで認証部103における認証は、操作部104からパスワードを入力することによる従来のパスワード照合であっても良いし、声紋照合や指紋照合といった生体認証によるものであっても良い。ここでは、パスワード照合によって認証される場合を例に挙げて説明する。まずは、図1に示した携帯端末101における操作履歴情報を記憶する期間の設定方法について説明する。
図2は、図1に示した構成の携帯端末101における操作履歴情報を記憶する期間の設定方法を説明するためのフローチャートである。
まず、操作履歴情報を記憶する期間の設定を行う者について認証部103にて認証が行われる。この認証に成功した場合のみ、期間の設定が可能となる。ここで、操作履歴情報を記憶する期間の設定を行う者が、携帯端末101の所有者である場合を例に挙げて説明する。
携帯端末101の所有者が操作部104を操作することにより、表示部102にメニューリストが表示されると、そのメニューリストの1つに「操作履歴情報記憶期間入力」が表示される(ステップS1)。そして、携帯端末101の所有者が操作部104を操作して「操作履歴記憶期間入力」を選択すると(ステップS2)、パスワードの入力画面が表示部102に表示される(ステップS3)。
携帯端末101の所有者が操作部104を操作してパスワードを入力すると(ステップS4)、入力されたパスワードが正しいかどうかが認証部103にて判断される(ステップS5)。
入力されたパスワードが正しくないと判断された場合、期間の設定は行われずに処理が終了する。
一方、入力されたパスワードが正しいと判断された場合は、表示部102に操作履歴情報が記憶される期間を入力するための操作履歴情報記憶期間入力画面が表示される(ステップS6)。そして、携帯端末101の所有者が操作部104を操作して操作履歴情報記憶期間を入力すると(ステップS7)、入力された操作履歴情報記憶期間が記憶部107に記憶される(ステップS8)。
以上の処理により、携帯端末101における操作履歴情報を記憶する期間が設定されることとなる。
次に、図1に示した携帯端末101における操作履歴情報を記憶する方法について説明する。
図3は、図1に示した携帯端末101における操作履歴情報を記憶する方法を説明するためのフローチャートである。
携帯端末101の所有者によって操作履歴情報記憶期間が設定されると、時計106にて管理されている現在時刻と記憶部107に記憶された操作履歴情報記憶期間が比較される(ステップS11)。
時計106にて管理されている現在時刻が記憶部107に記憶された操作履歴情報記憶期間内ではない場合、処理は終了する。
一方、時計106にて管理されている現在時刻が記憶部107に記憶された操作履歴情報記憶期間内である場合は、操作部104が操作されたかどうかが制御部108によって判断される(ステップS12)。この判断のタイミングは、予め設定された一定周期であっても良いし、操作部104が操作されたことを検出する検出手段を設けておき、検出手段によって操作部104が操作されたことが検出されたタイミングであっても良い。
操作部104が操作されたかどうかの判断は、操作履歴情報記憶期間が終了するまで行われる。
操作部104が操作されたと判断された場合、操作部104が操作された内容が操作内容抽出部105によって抽出される(ステップS13)。例えば、アドレス帳閲覧や送受信メール閲覧等の内容が抽出される。
同時に、時計106にて管理されている現在の時刻が制御部108によって抽出される。つまり、操作部104が操作された操作時刻が抽出されることとなる(ステップS14)。
その後、抽出された操作内容と抽出された操作時刻とが制御部108によって対応付けられて記憶部107に記憶される(ステップS15)。
図4は、記憶部107に記憶された操作内容と操作時刻との対応付けの一例を示す図である。
図4に示すように、操作部104が操作された操作内容と、操作部104が操作された操作時刻とが、それぞれ対応付けられて、操作履歴情報として記憶されている。例えば、2006年3月29日15時34分に着信履歴が閲覧された操作履歴情報が記憶されている。また、2006年3月29日15時35分にアドレス帳が閲覧された操作履歴情報が記憶されている。また、2006年3月29日15時38分にAさんへ発信された操作履歴情報が記憶されている。また、2006年3月29日15時51分にAさんとの通話が終了した操作履歴情報が記憶されている。また、2006年3月30日10時01分に送受信メールが閲覧された操作履歴情報が記憶されている。また、2006年3月30日10時05分にメールが作成された操作履歴情報が記憶されている。また、2006年3月30日10時10分にBさんへメールが送信された履歴情報が記憶されている。
これらの操作履歴情報は、記憶部107である不揮発性メモリに記憶されるが、一旦揮発性メモリに記憶された後、揮発性メモリに記憶された操作履歴情報を予め設定された周期で不揮発性メモリに書き出す構成としても良い。
以上の処理により、携帯端末101における操作履歴情報が記憶部107に記憶されることとなる。
次に、図1に示した携帯端末101の記憶部107に記憶された操作履歴情報を表示部102に表示する方法について説明する。ここで、携帯端末101の記憶部107に記憶された操作履歴情報を表示するために携帯端末101を操作するのは、携帯端末101の所有者である場合を例に挙げて説明する。
図5は、図1に示した携帯端末101の記憶部107に記憶された操作履歴情報を表示部102に表示する方法を説明するためのフローチャートである。
携帯端末101の所有者が操作部104を操作することにより、表示部102にメニューリストが表示されると、そのメニューリストの1つに「操作履歴情報表示」が表示される(ステップS21)。そして、携帯端末101の所有者が操作部104を操作して「操作履歴情報表示」を選択すると(ステップS22)、パスワードの入力画面が表示部102に表示される(ステップS23)。
携帯端末101の所有者が操作部104を操作してパスワードを入力すると(ステップS24)、入力されたパスワードが正しいかどうかが認証部103にて判断される(ステップS25)。
入力されたパスワードが正しくないと判断された場合、期間の設定は行われずに処理が終了する。
一方、入力されたパスワードが正しいと判断された場合は、制御部108によって記憶部107に記憶された操作履歴情報が読み出される(ステップS26)。そして、読み出された操作履歴情報が表示部102に表示される(ステップS27)。
このようにして、認証に成功した場合のみ、記憶部107に記憶された操作履歴情報の表示部102への表示が可能となる。
なお、本発明においては、携帯端末101内の処理は上述の専用のハードウェアにより実現されるもの以外に、その機能を実現するためのプログラムを携帯端末101にて読取可能な記録媒体に記録し、この記録媒体に記録されたプログラムを携帯端末101に読み込ませ、実行するものであっても良い。携帯端末101にて読取可能な記録媒体とは、携帯端末101と通信可能な装置にて読み取ることができるフロッピーディスク、光磁気ディスク、DVD、CDなどの移設可能な記録媒体の他、当該装置に内蔵されたHDD等を指す。この記録媒体に記録されたプログラムは、例えば、当該装置から携帯端末101へ送信され、携帯端末101にて読み込まれ、制御部108の制御によって、上述したものと同様の処理が行われる。
また、本発明を実施するための電子機器として携帯端末101を使用する場合を例に挙げて説明したが、認証機能及び表示機能を有するパーソナルコンピュータ等の電子機器を使用しても良い。
101 携帯端末
102 表示部
103 認証部
104 操作部
105 操作内容抽出部
106 時計
107 記憶部
108 制御部
102 表示部
103 認証部
104 操作部
105 操作内容抽出部
106 時計
107 記憶部
108 制御部
Claims (9)
- 利用者の認証を行う認証機能と、情報を画面上に表示する表示機能とを有する電子機器において、
前記認証機能を用いて認証された利用者によって設定された期間に当該電子機器が操作された内容と操作された時刻とを対応付けて操作履歴情報として記憶し、前記認証された利用者によって前記操作履歴情報の当該電子機器の前記画面上への表示の要求があった場合に前記記憶された操作履歴情報を前記画面に表示する電子機器。 - 請求項1に記載の電子機器において、
不揮発性メモリを有し、前記操作履歴情報を前記不揮発性メモリに記憶することを特徴とする電子機器。 - 請求項1に記載の電子機器において、
不揮発性メモリと、揮発性メモリとを有し、前記操作履歴情報を前記揮発性メモリに記憶し、前記揮発性メモリに記憶された操作履歴情報を予め設定された周期で前記不揮発性メモリに書き出すことを特徴とする電子機器。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電子機器において、
生体認証である認証機能を有することを特徴とする電子機器。 - 請求項1乃至3のいずれか1項に記載の電子機器において、
前記利用者によって入力されるパスワードによる認証機能を有することを特徴とする電子機器。 - 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の電子機器において、
前記電子機器は、携帯端末であることを特徴とする電子機器。 - 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の電子機器において、
前記電子機器は、パーソナルコンピュータであることを特徴とする電子機器。 - 利用者の認証を行う認証機能と、情報を画面上に表示する表示機能とを有する電子機器における履歴表示方法であって、
前記認証機能を用いて認証された利用者によって設定された期間に当該電子機器が操作された内容と操作された時刻とを対応付けて操作履歴情報として記憶する処理と、
前記認証された利用者によって前記操作履歴情報の当該電子機器の前記画面上への表示の要求があった場合に前記記憶された操作履歴情報を前記画面に表示する処理とを有する履歴表示方法。 - 利用者の認証を行う認証機能を用いて認証された利用者によって設定された期間に当該電子機器が操作された内容と操作された時刻とを対応付けて操作履歴情報として記憶する手順と、
前記認証された利用者によって前記操作履歴情報の当該電子機器の画面上への表示の要求があった場合に前記記憶された操作履歴情報を前記画面に表示する手順とをコンピュータに実行させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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