JP2003259001A - 情報収集システム、閉域網−非閉域網間接続装置及び情報収集方法 - Google Patents

情報収集システム、閉域網−非閉域網間接続装置及び情報収集方法

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JP2003259001A
JP2003259001A JP2002060954A JP2002060954A JP2003259001A JP 2003259001 A JP2003259001 A JP 2003259001A JP 2002060954 A JP2002060954 A JP 2002060954A JP 2002060954 A JP2002060954 A JP 2002060954A JP 2003259001 A JP2003259001 A JP 2003259001A
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Junichi Nakazato
淳一 中里
Tsunetaro Ise
恒太郎 伊瀬
Koji Tsuruhisa
康治 鶴久
Tatsuyoshi Goto
達吉 後藤
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 個人のプライバシーを保護しつつ情報を
収集することにある。 【解決手段】 通信事業者網1上に多数の携帯端末6を
収容する閉域網3を構築する一方、この閉域網3と非閉
域網2との間には閉域網−非閉域網間接続装置4、通信
事業者網1には各携帯端末から送信される閉域網識別デ
ータ及び端末識別データから前記閉域網に収容される携
帯端末か否かを認証する端末認証装置5、非閉域網には
情報収集依頼データを送信する情報収集装置がそれぞれ
設けられている。前記閉域網−非閉域網間接続装置は、
端末認証装置から正当な携帯端末であることの認証デー
タを受信した場合、情報収集装置の情報収集依頼データ
を閉域網を介して該当携帯端末に送信し、各携帯端末か
ら情報収集依頼データに応じた情報を受信し、この受信
した情報の中から非公開情報を削除し、公開可能な情報
を前記情報収集装置に提供する情報収集システムであ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定多数、或いは
不特定多数の対象者から情報を収集する情報収集システ
ム、閉域網−非閉域網間接続装置及び情報収集方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】特定多数、不特定多数の対象者から例え
ば年令、性別、職業、嗜好、行動パターン等の情報を収
集する場合、書面の郵送によるアンケート、電話、直接
訪問による口頭アンケート、更に近年ではインターネッ
トを利用したWebページ、電子メール等によるアンケ
ート調査等が行われている。
【0003】また、警備会社が特定の個人に携帯端末を
携行させ、その個人から位置情報を収集し、この位置情
報を手掛かりに警備会社が当該個人を追跡し、当該個人
を救助するなどの場合にも利用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような情報収集方法においては、次のような問題が指摘
されている。
【0005】 書面の郵送による情報収集の場合、印
刷物の準備、印刷物を封入した郵便物の発送、アンケー
ト回答者からの返送、この返送されてくる多数の回答者
のアンケート集計等が必要となり、作業の煩雑さ、多大
なコストが発生するなどの問題があり、さらに書面郵送
の場合には回答者が積極的にアンケートに答える姿勢を
引き出させるのが難しい。なぜならば、アンケート内容
の回答するだけでなく、返送する手間がかかる為であ
る。
【0006】 電話による口頭アンケートの場合、電
話オペレータの採用、口頭調査内容に基づく分別集計等
のコストが発生し、また回答者にとって不慮に時間が取
られる弊害が発生する。この問題は訪問による調査の場
合も同様である。
【0007】 インターネットのWebページ、電子
メールによる情報収集の場合、前述する印刷物(紙媒
体)による書面準備、郵便物の発送及び返送、オペレー
タの採用コスト、回答者に対する回答時間の強要等の弊
害が無くなり、低コスト、高効率に必要な情報を収集す
ることが可能である。
【0008】しかし、インターネットにアクセスするた
めの情報機器を扱う習熟者は、どちらかと言えば若年層
に限られ、年令、性別を問わずに情報収集対象者を拡大
することは難しい。また、アンケート等の情報収集には
プライバシーに関わる情報を含む可能性があり、現状の
インターネットのセキュリティレベルでは、万全に保護
されているとは言いがたい。
【0009】 さらに、時間の経過とともに変化する
例えば個人の移動状況のごとき行動パターン等の情報を
採取、収集することは難しい。
【0010】 さらに、警備会社等のサービス事業者
は、平常時には個人の位置情報を知る必要はなく、緊急
時のみ個人の位置を特定できれば十分である。それにも
拘らず、警備会社が個人の位置情報を収集することは、
個人の行動範囲が完全に把握することになり、セキュリ
ティ及びプライバシーの観点からも好ましくない。
【0011】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、プライバシーを保護しながら容易に所要とする情報
を収集し、情報要求元に通知可能な情報収集システム、
閉域網−非閉域網間接続装置及び情報収集方法を提供す
ることにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】(1) 上記課題を解決
するために、本発明に係る情報収集システムは、非閉域
網及び通信事業者網に構築される閉域網を通じて情報を
収集する情報収集システムであって、各携帯端末から閉
域網識別データ及び端末識別データを含む接続要求を受
けた場合、これら閉域網識別データ及び端末識別データ
から前記閉域網に収容される携帯端末か否かを認証する
端末認証装置と、前記非閉域網に接続され、情報収集依
頼を送信する情報収集装置と、前記端末認証装置から正
当な携帯端末である認証データを受信した場合、前記情
報収集装置の情報収集の依頼を前記閉域網を介して認証
された各携帯端末に送信し、各携帯端末から情報収集の
依頼に応じた情報を受信し、この受信した情報の中から
非公開情報を削除し、公開可能な情報を前記情報収集装
置に提供する閉域網−非閉域網間接続装置とを設けた構
成である。
【0013】本発明は以上のような構成とすることによ
り、情報収集装置から情報収集依頼を受けると、閉域網
−非閉域網間接続装置では、その情報収集の依頼を各携
帯端末に送信し、各携帯端末から受信した情報の中から
非公開情報を削除し、公開可能な情報を前記情報収集装
置に提供するので、個人的なプライバシーの情報を十分
に保護することが可能である。
【0014】(2) 本発明に係わる閉域網−非閉域網
間接続装置は、非閉域網と通信事業者網に構築される閉
域網とを接続する閉域網−非閉域網間接続装置であっ
て、前記閉域網に収容される各携帯端末の端末識別デー
タと回線接続状態とを関係付けするテーブルが設けら
れ、各携帯端末から送信される端末識別データを含む接
続要求を受信したとき、前記テーブルの該当端末識別デ
ータに対応する回線接続状態を接続中に設定する手段
と、前記非閉域網に接続される情報収集装置から情報収
集依頼を受信した場合、前記テーブルに接続中とある前
記各携帯端末に情報収集依頼を要請する手段と、この手
段による情報収集依頼の要請に基づいて各携帯端末から
送られてくる情報収集回答を順次記憶し、この収集され
た情報の中から非公開情報を削除し、公開可能な情報を
前記情報収集装置に提供する手段とを設けたことによ
り、前記(1)項と同様の作用効果を奏することが可能
である。
【0015】なお、閉域網−非閉域網間接続装置は、情
報収集装置から受信された情報収集依頼の中に情報収集
期限に関する情報が含まれている場合、当該期限後に前
記情報収集装置の情報収集依頼内容に応じた加工・集計
を実施して当該情報収集装置に提供する手段を設けれ
ば、一定期間に限り、必要な情報を収集し、情報収集依
頼内容に応じた加工・集計を施して情報収集装置に提供
可能である。
【0016】また、閉域網−非閉域網間接続装置は、閉
域網の識別データ及び当該閉域網に収容される各携帯端
末の識別データが登録され、各携帯端末から送信されて
くる閉域網識別データ及び端末識別データから前記閉域
網に収容される携帯端末か否かを認証する端末認証手段
を設ければ、当該閉域網に収容される各携帯端末を特定
し、所要の情報を収集することが可能である。
【0017】(3) 本発明に係わる情報収集方法は、
非閉域網及び通信事業者網に構築される閉域網を通じて
情報を収集する情報収集方法であって、各携帯端末から
閉域網識別データ及び端末識別データを含む接続要求を
受信するステップと、このステップにより受信される閉
域網識別データ及び端末識別データから前記閉域網に収
容される携帯端末か否かを認証する端末認証ステップ
と、前記非閉域網に接続される情報収集装置から情報収
集依頼を受け取るステップと、このステップにより情報
収集依頼を受けた場合、前記端末認証ステップで正当と
認証された各携帯端末に対して情報収集依頼を要請する
ステップと、このステップにより情報収集依頼を要請し
た各携帯端末から情報収集回答を受けると、この回答の
中から非公開情報を削除し、公開可能な情報を前記情報
収集装置に提供するステップを有する方法である。
【0018】この発明の情報収集方法においても、前記
(1)項と同様な作用効果を奏することが可能である。
【0019】(4) 本発明に係わる閉域網−非閉域網
間接続装置は、非閉域網と通信事業者網に構築される閉
域網とを接続する閉域網−非閉域網間接続装置であっ
て、位置検知機能をもつ前記閉域網に収容される各携帯
端末に対して、定期的に閉域位置情報を要求し、各携帯
端末から端末識別情報とともに位置情報を収集し記憶す
る手段と、前記非閉域網に設けられる端末位置監視装置
から位置要求を受けた場合、前記記憶される携帯端末の
位置情報を返送する手段と、前記携帯端末から少なくと
も端末識別情報を含む救助要求を受けた場合、当該端末
識別情報に基づいて該当携帯端末の前記記憶された位置
情報および端末識別情報を含む救助要求を前記端末位置
監視装置に送信する手段とを設けた構成である。
【0020】この発明は以上のような構成とすることに
より、端末位置監視装置から位置要求を受けたとき、定
期的に各携帯端末から収集した位置情報を返送するの
で、プライバシーを保護することができ、一方、携帯端
末から救助要求を受けた場合、例外として携帯端末の位
置情報および端末識別情報を含む救助要求を前記端末位
置監視装置に送信するので、迅速、かつ、的確に該当携
帯端末を所持する被救助者を救助可能となる。
【0021】(5) 本発明に係わる情報収集方法は、
非閉域網及び通信事業者網に構築される閉域網を通じて
情報を収集する情報収集方法であって、位置検知機能を
もつ前記閉域網に収容される各携帯端末に対して、定期
的に閉域位置情報を要求し、各携帯端末から端末識別情
報とともに位置情報を収集し記憶するステップと、前記
非閉域網に設けられる端末位置監視装置から位置要求を
受けた場合、前記記憶される携帯端末の位置情報を返送
するステップと、前記携帯端末から少なくとも端末識別
情報を含む救助要求を受けた場合、当該端末識別情報に
基づいて該当携帯端末の前記記憶された位置情報および
端末識別情報を含む救助要求を前記端末位置監視装置に
送信するステップとを有する方法である。
【0022】本発明に係わる方法においては、前記
(4)と同様な作用効果を奏する。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0024】(実施の形態1)図1は本発明に係わる情
報収集システムの一実施の形態を示す系統構成図であ
る。
【0025】この情報収集システムは、通信事業者が管
理運営する通信事業者網1と例えばインターネット等の
非閉域網2とが設けられ、この通信事業者網1内には閉
域網3が構築されている。
【0026】この閉域網3は、少なくとも1台の閉域網
−非閉域網間接続装置4と通信事業者網1内に設置され
る端末認証装置5によって認証された複数の携帯端末6
との間でのみ情報の授受が可能な通信事業者網1内に構
築される閉域網である。なお、閉域網−非閉域網間接続
装置4と携帯端末6との間の情報の授受は、通信事業者
網1に設置される無線基地局7を介して行われる。
【0027】一方、非閉域網2には、情報を収集する情
報収集事業者が管理運営する情報収集装置8が設けられ
ている。
【0028】図2は閉域網−非閉域網間接続装置4の一
実施形態を示す構成図である。
【0029】この閉域網−非閉域網間接続装置4は、通
信事業者網1と非閉域網2とを接続するに先立ち、通信
事業者網1内の端末認証装置5によって認証された携帯
端末6の接続要求を受付け、それ以外の携帯端末6から
の接続要求を拒否する機能をもっている。
【0030】この閉域網−非閉域網間接続装置4は、閉
域網側送受信部41、非閉域網側送受信部42、セッシ
ョン管理部43、情報収集期限タイマ44及び情報加工
・集計部45等によって構成されている。
【0031】この閉域網側送受信部41は、通信事業者
網1に接続する通信ポートが設けられ、端末認証装置5
や携帯端末6の間で情報の授受を行う機能をもってい
る。非閉域網側送受信部42は、非閉域網2に接続する
通信ポートを有し、情報収集装置8との間で情報の授受
を行う機能をもっている。
【0032】セション管理部43は、セッション管理テ
ーブル43aを有し、携帯端末6との間の接続状態をセ
ッション管理テーブル43aに記録したり、情報収集依
頼メッセージに従って情報収集期限タイマ44に情報収
集日時等を設定したり、情報蓄積記憶部45aに記憶し
たり、或いは閉域網3内の携帯端末6に情報収集依頼メ
ッセージを通知する役割をもっている。
【0033】図3はセッション管理テーブル43aのデ
ータ配列例を示す図である。このテーブル43aには、
予め登録される閉域網3に収容される携帯端末6の携帯
端末識別子と各携帯端末6ごとに接続中、未接続等の接
続状態とが1対1の関係で記録されている。
【0034】前記情報収集期限タイマ44は、情報収集
期間を限定する場合に使用され、例えば情報収集依頼メ
ッセージに従い、情報収集開始日時や収集期間等が設定
される。従って、例えば期間限定無しで情報を収集する
場合には不要な場合もある。
【0035】前記情報加工・集計部45は、情報収集依
頼内容や各携帯端末6から受信した情報を保存する情報
蓄積記憶部45aが設けられ、情報収集事業者の要求内
容に応じ、収集された情報を加工・集計し、非閉域網側
送受信部42を経由して情報収集装置8に送信する。
【0036】図4は端末認証装置5の一実施形態を示す
構成図である。
【0037】この端末認証装置5は、通信事業者網1内
に設置され、携帯端末6から閉域網−非閉域網間接続装
置4への接続要求に対して、予め登録される閉域網識別
子及び端末識別子に基づいて閉域網3を利用させるか否
かの認証を行う役割をもっている。
【0038】この端末認証装置5は、具体的には、通信
事業者網1に接続する通信ポートを有し、閉域網−非閉
域網間接続装置4や携帯端末6の間で情報の授受を行う
送受信部51と認証データ管理テーブル52と認証処理
部53とが設けられている。
【0039】この認証データ管理テーブル52は、図5
に示すように、閉域網識別子一覧と閉域網識別子ごとに
識別される閉域網3に所属する各携帯端末を表す固有の
携帯端末識別子一覧とが格納されている。なお、複数の
携帯端末識別子一覧が存在するのは、例えば情報収集事
業者別などに応じて、携帯端末6がグループ分けされて
いることを意味する。
【0040】前記認証処理部53は、携帯端末6から受
信される接続要求メッセージに含まれる閉域網識別子と
携帯端末識別子とに基づいて、当該携帯端末6が閉域網
−非閉域網間接続装置4に接続されるべきか否か、つま
り閉域網識別子で識別される閉域網3に参加させるべき
か否かを判断するもので、閉域網識別子及び携帯端末識
別子をキーとし、認証データ管理テーブル52の閉域網
識別子及び携帯端末識別子と照合し、認証データ管理テ
ーブル5に登録されている場合には正当な携帯端末と判
断し認証を与える機能をもっている。
【0041】なお、この実施の形態では、端末認証装置
5が閉域網−非閉域網間接続装置4とは別装置として設
けられているが、閉域網−非閉域網間接続装置4内に一
体として組込んだ構成であってもよい。
【0042】図6は携帯端末6の一実施の形態を示す構
成図である。
【0043】この携帯端末6は、閉域網−非閉域網間接
続装置4を管理運用する事業者または情報収集事業者か
ら情報収集対象者(以下、回答者と呼ぶ)に配布し、携
行してもらう携帯電話、或いは携帯情報端末であって、
無線により通信事業者網1に設置される無線基地局7と
接続し、無線基地局7から同じく通信事業者の提供する
有線区間である通信事業者網1を経て閉域網−非閉域網
間接続装置4に収容されるようになっている。
【0044】この携帯端末6は、無線により無線基地局
7を経由して通信事業者網1と情報の授受を行う送受信
部61、閉域網3を識別する閉域網識別子及び閉域網3
内において携帯端末6を識別する携帯端末識別子を記憶
する識別子記憶部62及び電源投入後に自律的に、或い
は回答者の自発的な接続操作に基づき、端末認証装置5
を経由して閉域網−非閉域網間接続装置4に接続要求を
試みる接続制御部63が設けられ、さらに情報表示部6
4、情報入力部65、情報提供処理部66が設けられて
いる。
【0045】情報表示部64は、閉域網−非閉域網間接
続装置4から配信される情報のうち、回答者に示すべき
情報収集依頼内容を表示する部分であり、情報入力部6
5は、回答者が情報収集依頼内容に対して必要な情報を
入力する部分である。
【0046】情報提供処理部66は、情報記憶部66a
を有し、情報入力部65から入力される情報収集依頼に
対して情報入力部65から入力される回答内容を書き込
んだ情報収集回答メッセージ等を情報記憶部66aに記
憶し、かつ、送受信部61を経由して閉域網−非閉域網
間接続装置4に送信指示を出す機能をもっている。
【0047】前記情報収集事業者は情報収集を企画、実
施する主体であって、当該主体が所持する情報収集装置
8は、閉域網−非閉域網間接続装置4を介して、その収
容する端末装置6の携帯者,つまり情報収集対象者に情
報提供の依頼を行う情報収集依頼メッセージを送信す
る。
【0048】なお、上記の説明は、閉域網3を用いて説
明したが、仮想閉域網であってもよいことは言うまでも
ない。
【0049】次に、以上のようなシステムの動作及び本
発明に係わる情報収集方法の一実施の形態について図7
を参照して説明する。
【0050】(a) 回答者が携帯端末6の電源を投入
すると、当該携帯端末6の接続制御部63が例えば自律
的に接続要求メッセージを送出するか、或いは回答者が
携帯端末6の情報入力部65を使用して自発的に接続要
求メッセージを送出する(S1)。なお、この接続要求
メッセージには少なくとも識別子記憶部62に保存され
る自身がどの閉域網3に属するかを表す閉域網識別子及
び携帯端末6を識別する携帯端末識別子を含んだもので
ある。
【0051】つまり、携帯端末6の接続制御部63は、
閉域網識別子及び携帯端末6を識別する携帯端末識別子
を含んだ接続要求メッセージを作成し、自身の送受信部
61に依頼し、端末認証装置5に送信する。
【0052】(b) この端末認証装置5の送受信部5
1は、携帯端末6からの接続要求メッセージを受信する
と、この受信した接続要求メッセージを認証処理部53
に渡す。これら一連の処理は接続要求メッセージ受信ス
テップに相当する。
【0053】ここで、認証処理部53は、接続要求メッ
セージから閉域網識別子と携帯端末識別子とを取出し、
そのうち閉域網識別子に基づき、認証データ管理テーブ
ル52に登録される閉域網識別子一覧を照合し、この閉
域網識別子一覧の中に接続要求メッセージから取出した
閉域網識別子が存在しない場合、該当携帯端末6に否定
応答メッセージ送信する(S2)。この場合は認証失敗
を意味する。
【0054】一方、認証データ管理テーブル52に登録
される閉域網識別子一覧の中に該当閉域網識別子が存在
する場合、携帯端末識別子の照合に進む。すなわち、認
証処理部53は、接続要求メッセージから取出した携帯
端末識別子に基づき、認証データ管理テーブル52に登
録される照合に成功した閉域網識別子に連なる携帯端末
識別子一覧を照合し、この携帯端末識別子一覧の中に前
記接続要求メッセージから取出した携帯端末識別子が存
在しなければ、該当携帯端末6に対する否定応答メッセ
ージの送信を送受信部51に依頼する。この送受信部5
1は、携帯端末6に否定応答メッセージを送信する(S
2)。
【0055】一方、認証処理部53は、認証データ管理
テーブル52に登録される照合に成功した閉域網識別子
に連なる携帯端末識別子一覧の中に前記接続要求メッセ
ージから取出した携帯端末識別子が存在すれば、当該閉
域網識別子に対応する閉域網−非閉域網間接続装置4に
対する接続要求メッセージの送信を送受信部51に依頼
する。この送受信部51は、閉域網−非閉域網間接続装
置4に前記接続要求メッセージを送信する(S3)。こ
れら一連の処理は認証処理ステップに相当する。
【0056】(c) 閉域網−非閉域網間接続装置4の
閉域網側送受信部41は、端末認証装置5からの接続要
求メッセージを受信すると、この接続要求メッセージを
セッション管理部43に渡す。セッション管理部43
は、接続要求メッセージに含まれる携帯端末識別子に基
づき、当該携帯端末識別子をもつ携帯端末6とのセッシ
ョンが接続中であることをセッション管理テーブル43
aに記録し、端末認証装置5に対する肯定応答メッセー
ジの送信を閉域網側送受信部41に依頼する。この閉域
網側送受信部41は端末認証装置5に肯定応答メッセー
ジを送信する(S4)。
【0057】(d) 端末認証装置5の送受信部51
は、閉域網−非閉域網間接続装置4からの肯定応答メッ
セージを受信すると、該当携帯端末6に対する肯定応答
メッセージの送信を送受信部51に依頼する。送受信部
51は該当携帯端末6に肯定応答メッセージを送信する
(S5)。
【0058】これら(c)、(d)による一連の処理は
認証結果通知ステップに相当する。
【0059】(e) 携帯端末6の送受信部61は、閉
域網−非閉域網間接続装置4からの肯定応答メッセージ
を受信すると、当該肯定応答メッセージを接続制御部6
3に渡す。この接続制御部63は、肯定応答メッセージ
を受け取ると、自身から要求した閉域網識別子に対応す
る閉域網3に所属したことを確認し、記憶する。
【0060】この状態において、携帯端末6と閉域網−
非閉域網間接続装置4は前記閉域網識別子に対応する閉
域網3を構成した状態となる。実際には、携帯端末6
は、多数存在することを想定しており、該当閉域網識別
子をもつ1つの閉域網−非閉域網間接続装置4及び携帯
端末6を含む、該当閉域網識別子をもつ複数の携帯端末
6が単一の閉域網3を構成することとなる。
【0061】(f) 一方、情報収集事業者が管理運営
する情報収集装置8は、所要とする日時に閉域網−非閉
域網間接続装置4に対して情報収集依頼メッセージを送
信する(S6)。この情報収集依頼メッセージは、契約
時に取り決められる情報収集事業者識別データおよび情
報収集内容を含むものである。また、情報収集開始日時
や情報収集期限を含むこともできる。
【0062】閉域網−非閉域網間接続装置4の非閉域網
側送受信部42は、情報収集装置8から情報収集依頼メ
ッセージを受信すると、セッション管理部43に渡す。
このセッション管理部43は、セッション管理テーブル
43aを参照し、現在接続中になっている携帯端末識別
子、つまり閉域網3に属する全ての携帯端末6に対する
情報収集依頼メッセージの送信を閉域網側送受信部41
に依頼する。閉域網側送受信部41は、携帯端末6に対
して情報収集依頼メッセージを送信する(S7)。
【0063】なお、セッション管理部43は、情報収集
依頼メッセージの内容を情報収集内容記憶部45aに格
納する他、情報収集依頼メッセージの中に情報収集開始
日時や情報収集期限が含まれている場合にはその情報収
集時期に関するデータ、例えば何月何日のみ、或いは何
月何日から1週間のデータを情報収集期限タイマ44に
設定する。
【0064】携帯端末6の送受信部61は、閉域網−非
閉域網間接続装置4から情報収集依頼メッセージを受信
すると、当該情報収集依頼メッセージに含まれる情報収
集内容は情報記憶部66aに記憶するとともに、情報表
示部64に表示し、かつ、回答者が明示的な回答操作を
要求する場合には、着信音、振動或いは画面上のマーク
等により、回答者に対して情報収集依頼メッセージが到
着した旨を通知する。回答者による明示的な回答を必要
としない場合、すなわち、携帯端末6が自律的に回答を
返す場合には、回答者への到着通知は行わない。
【0065】これら一連の処理は情報収集依頼メッセー
ジ通知ステップに相当する。
【0066】(g) 回答者による明示的な回答操作が
必要な場合、情報収集依頼メッセージ受信を認識した回
答者は、当該情報収集内容を情報表示部64に表示する
か、或いは既に情報収集内容が情報表示部64に表示さ
れている場合、当該情報収集内容に従い、情報入力部6
5を用いて回答を入力する。この情報入力部65から入
力された情報は、情報提供処理部66に渡される。
【0067】この情報提供処理部66は、情報入力部6
5から入力された情報と情報記憶部66aに格納される
情報収集内容の所要とするエリアを書込んで情報収集回
答メッセージを作成し情報表示部64に表示して確認を
とるか、或いは入力された情報に基づいて情報収集回答
メッセージを作成し、閉域網−非閉域網間接続装置4に
対する当該情報収集回答メッセージの送信を送受信部6
1に依頼する。この送受信部61は、閉域網−非閉域網
間接続装置4に情報収集回答メッセージを送信する(S
8)。
【0068】なお、情報収集回答メッセージには、該当
携帯端末6を識別する携帯端末識別子を含むプライベー
ト情報、すなわち閉域網−非閉域網間接続装置4を介し
て情報収集事業者に提供可能な公開可能情報の他、閉域
網3から流出することを許容できない公開不可情報を含
むものである。
【0069】一方、携帯端末6において、回答者による
明示的な回答操作が必要でない場合、携帯端末6の送受
信部61は、情報収集依頼メッセージを情報提供処理部
66に渡す。この情報提供処理部66は、情報収集依頼
メッセージに含まれる情報収集内容に応じた情報を情報
記憶部66aや識別子記憶部62等から自律的に収集
し、その収集内容に基づいて情報収集回答メッセージを
作成する。例えば情報収集対象者に携帯端末6を配布す
るとき、情報収集対象者との契約のもとに予め情報記憶
部66aや識別子記憶部62等に例えば性別、年令、嗜
好等の中から所要とする情報を記憶しておく場合には自
律的に情報収集内容に応じた情報を収集可能である。
【0070】以上のようにして情報収集回答メッセージ
を作成した後、閉域網−非閉域網間接続装置4に対する
情報収集回答メッセージの送信を送受信部61に依頼す
る。この送受信部61は、閉域網−非閉域網間接続装置
4宛てに情報収集回答メッセージを送信する(S8)。
【0071】(h) 閉域網−非閉域網間接続装置4の
閉域網側送受信部41は、携帯端末6からの情報収集回
答メッセージを受信すると、情報加工・集計部45を介
して情報収集内容記憶部45aに一時保存する。また、
閉域網−非閉域網間接続装置4は、情報収集期限タイマ
44に設定される情報収集期限まで、該当閉域網3に属
する他の携帯端末6からも同様に情報収集回答メッセー
ジを受信し、情報加工・集計部45を介して情報収集内
容記憶部45aに一時保存する。
【0072】閉域網−非閉域網間接続装置4の情報加工
・集計部45は、情報収集期限を越えると、例えば該当
閉域網3に属する複数の携帯端末6から受信し、既に保
存されている全ての情報収集回答メッセージから、公開
不可情報を削除し、情報収集回答メッセージに含まれる
公開可能情報を集計、加工し、情報収集結果メッセージ
を作成する。この情報収集結果メッセージは、収集した
情報を基に作成した報告書であると考えることができ
る。
【0073】この情報加工・集計部45は、情報収集装
置8に対する前記作成された情報収集結果メッセージの
送信を非閉域網側送受信部42に依頼する。この非閉域
網側送受信部42は、情報収集装置8に情報収集結果メ
ッセージを送信する(S9)。
【0074】従って、以上のようなシステムの動作およ
び情報収集方法の実施の形態によれば、特定多数の回答
者を閉域網3に収容することにより所要の情報を収集
し、かつ、閉域網−非閉域網間接続装置4にて、収集し
た情報の中から携帯端末6を保有する個人に関わる情報
を削除し、公開可能な情報だけを非閉域網2に提供する
ので、個人に関わるプライバシー情報を保護することが
できる。また、仮にプライバシーに関わる情報であって
も加工、集計することにより、特定多数の情報に加工さ
れることにより、個人に関わるプライバシー情報を保護
することができる。
【0075】さらに、情報収集対象者に対しては、比較
的安易な回答手段を提供することにより、従来のような
印刷物の準備、郵便物の発送、返送、集計、オペレータ
採用のコスト等を発生させずに、高効率、低コストで情
報収集を行うことが可能である。
【0076】(実施の形態1における適用例)この実施
の形態は、特定多数を対象としたプライベート情報の保
護を必要とするアンケート等の情報収集システム全般に
適用することが可能である。
【0077】例えば以下のような用途に適用することが
可能である。
【0078】* 行動パターン調査 先ず、情報収集対象者に配布する携帯端末6にGPSを
搭載し、緯度・経度等の位置情報を発生する構成とす
る。このとき、位置情報には、年令、性別、職業等のパ
ラメータも格納しておく。
【0079】この状態において、情報収集事業者が管理
運営する情報収集装置8が閉域網−非閉域網間接続装置
4に対して、回答者の位置情報の定期的な収集を依頼す
る。例えば午前7時から深夜0時の間に10分間隔で携
帯端末6の位置情報を収集する。
【0080】この位置情報には年令、性別、職業等のパ
ラメータも格納されていることから、情報収集事業者
は、プライバシー情報を保護しつつ、年令、性別、職業
等のパラメータ別の行動パターン情報を取得することが
できる。
【0081】* 購買・飲食パターン調査 情報収集事業者が管理運営する情報収集装置8が閉域網
−非閉域網間接続装置4に対して、回答者の物品購入情
報の収集を依頼する。閉域網−非閉域網間接続装置4
は、閉域網3に収容される携帯端末6に対して、物品購
入履歴を記録する依頼を送信する。回答者は、物品を購
入する毎に、情報入力部65を用いて、携帯端末6に物
品名称/種類等を入力する。その結果、情報収集事業者
は、プライバシー情報を保護しつつ、特定多数の購買パ
ターン情報を取得することが可能となる。
【0082】この購買パターンと同様に、飲食パターン
情報の収集にも応用可能であることは言うまでもない。
【0083】なお、上記以外にも、政権・政党支持率等
の世論調査、選挙投票結果、テレビ視聴率、映画視聴傾
向、雑誌・書籍・新聞購読傾向、携帯電話利用傾向等の
情報収集、調査にも同様に適用可能である。
【0084】(実施の形態2)この実施の形態は、携帯
端末の位置情報を収集するが、特別の状況が生じた時だ
け人命救助の観点から携帯端末を所持する個人に関わる
情報を提供する閉域網−非閉域網(広域網)間接続装置
の例である。
【0085】図8は図1の構成と同様な情報収集システ
ムの系統構成図である。
【0086】このシステムは、通信事業者が管理運営す
る通信事業者網11と例えばインターネット等の非閉域
網12とが設けられ、この通信事業者網11内には閉域
網13が構築されている。
【0087】この閉域網13は、少なくとも1台の閉域
網−非閉域網間接続装置14と複数の携帯端末16との
間でのみ情報の授受が可能な通信事業者網11内に構築
される閉域網である。なお、閉域網−非閉域網間接続装
置14と携帯端末16との間の情報の授受は、通信事業
者網11に設置される無線基地局17を介して行われ
る。
【0088】前記閉域網13に収容される携帯端末16
は、GPSが搭載され、閉域網−非閉域網間接続装置1
4からの位置情報の要請に対して現在の位置情報を応答
する機能をもったものであって、他の携帯端末16との
間及び閉域網−非閉域網間接続装置14との間で通信す
ることが可能であるが、非閉域網12に属する端末位置
監視装置18との間では通信することができない。
【0089】一方、非閉域網12には、情報を収集する
警備会社などが管理運営する情報収集装置としての端末
位置監視装置18が設けられている。この端末位置監視
装置18は、閉域網−非閉域網間接続装置14に対して
広域位置要求を送信し、この送信結果として広域位置応
答を受けることが可能であり、いわゆる閉域網−非閉域
網間接続装置14との間でのみ通信可能となっている。
【0090】この閉域網−非閉域網間接続装置14は、
図9に示すように、端末情報記憶手段141、閉域位置
要求処理手段142、閉域送信手段143、閉域受信手
段144、広域位置要求処理手段145、広域受信手段
146及び広域送信手段147等が設けられている。
【0091】端末情報記憶手段141は、予め閉域網−
非閉域網間接続装置14の収容する携帯端末16の固有
の端末識別情報および閉域網−非閉域網間接続装置14
の固有の装置識別情報が設定されている。閉域位置要求
処理手段142は、定期的に端末情報記憶手段141か
ら各携帯端末16の端末識別情報及び閉域網−非閉域網
間接続装置14の装置識別情報を読み取り、閉域送信手
段143を介して位置情報の要求を送信する。この端末
識別情報及び装置識別情報は、メールアドレス或いはI
Pアドレスとなり、各携帯端末16との間で通信メッセ
ージを送信することが可能である。
【0092】前記閉域受信手段144は、閉域網13に
収容される各携帯端末16のうち、固有の端末識別情報
をもつ携帯端末16から例えば緯度・経度などの位置情
報及び端末識別情報を含む位置応答情報を受信すると、
閉域位置要求処理手段142に送出する。
【0093】この閉域位置要求処理手段142は、受信
した位置応答情報に含まれる位置情報及び端末識別情報
を端末情報記憶手段141に記憶する。なお、位置情報
としては、緯度・経度以外に例えば各携帯端末16の存
在する住所データであってもよい。
【0094】従って、閉域網−非閉域網間接続装置14
は、端末情報記憶手段141、閉域位置要求処理手段1
42、閉域送信手段143及び閉域受信手段144を用
いて、定期的に閉域網13に収容される多数の携帯端末
16の位置情報を収集し、端末情報記憶手段141に保
存管理している。
【0095】前記広域位置要求処理手段145は、端末
位置監視装置18から広域受信手段146を介して広域
位置要求を受けると、既に端末情報記憶手段141に保
存されている全部或いは一部の携帯端末16に対する位
置情報及び閉域網−非閉域網間接続装置14の装置識別
情報などからなる広域位置応答を端末位置監視装置18
に返送する機能をもっている。従って、閉域網−非閉域
網間接続装置14は、端末位置監視装置18からの広域
位置要求に対し、位置情報及び装置識別情報を送信し、
端末識別情報を送信しないので、個人のプライバシーは
保護される。
【0096】この閉域網−非閉域網間接続装置14は、
閉域位置要求処理手段142が閉域受信手段144を経
由して携帯端末16から端末識別情報を含む閉域救助要
求を受けたとき、この閉域救助要求に含まれる端末識別
情報に基づいて端末情報記憶手段141から位置情報を
検索し、端末識別情報とともに端末位置監視装置18に
送信する。
【0097】図10は以上のようなシステムの動作シー
ケンスを説明する図である。
【0098】閉域網−非閉域網間接続装置14の閉域位
置要求処理手段142は、定期的に端末情報記憶手段1
41に記憶される各携帯端末16の端末識別情報及び網
間接続装置14の装置識別情報を読み取り、閉域送信手
段143を介して閉域位置要求を送信する(S11)。
【0099】この閉域位置要求に含まれる端末識別情報
をもつ携帯端末16から装置識別情報のもとに地理的な
位置を示す現在の位置情報及び端末識別情報を含む閉域
位置応答を送信する(S12)。閉域網−非閉域網間接
続装置14の閉域位置要求処理手段142は、閉域受信
手段144を介して閉域位置応答を受信すると、端末識
別情報のもとに端末情報記憶手段141に位置情報を保
存する。
【0100】一方、端末位置監視装置18は、定期的に
閉域網−非閉域網間接続装置14に対して広域位置要求
を送信する(S13)。
【0101】ここで、閉域網−非閉域網間接続装置14
は、端末位置監視装置18から広域受信手段146を介
して広域位置要求を受信すると、既に端末情報記憶手段
141に保存されている全部或いは一部の携帯端末16
に対する位置情報及び網間接続装置14の装置識別情報
などからなる広域位置応答を端末位置監視装置18に返
送する(S14)。
【0102】従って、端末位置監視装置18で受け取る
広域位置応答には各携帯端末16の位置情報だけであ
り、個々の携帯端末16を識別する情報が含んでいない
ので、個々の携帯端末16の位置を知ることができる
が、何れが所有する端末であるかを知ることができず、
個人のプライバシーを保護することが可能となる。
【0103】しかし、閉域網−非閉域網間接続装置14
は、携帯端末16から端末識別情報を含む閉域救助要求
を受けたとき(S15)、この閉域救助要求に含まれる
端末識別情報に基づいて端末情報記憶手段141から位
置情報を検索し、端末識別情報とともに端末位置監視装
置18に送信する(S16)。よって、端末位置監視装
置18は、救助を要する携帯端末16が何れの個人であ
るか、またどの位置に存在するのかを知ることが可能と
なり、迅速に救助する目的を達成することが可能であ
る。
【0104】(その他の実施の形態)(1) 上記実施
の形態では、閉域網−非閉域網間接続装置14は、定期
的に各携帯端末16の現在位置を収集記憶し、端末位置
監視装置18から広域位置要求があったとき、既に記憶
されている各携帯端末16の位置情報を広域位置応答と
して返送しているが、例えば閉域網−非閉域網間接続装
置14は、定期的ではなく、端末位置監視装置18から
広域位置要求を受けたことをタイミングとし、閉域位置
要求を送信し、各携帯端末16の位置情報を収集し、端
末位置監視装置18に送信する構成であってもよい。
【0105】(2) また、実施の形態では、携帯端末
16は、閉域網−非閉域網間接続装置14から閉域位置
要求を受信したとき、閉域位置応答を送信しているが、
定期的或いはGPSから得られる所定の移動距離をタイ
ミングとし、、閉域位置応答を送信する方法であっても
よい。
【0106】(3) また、実施の形態2では、閉域網
で説明したが、仮想閉域網であってもよい。
【0107】なお、本願発明は、上記実施の形態に限定
されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変
形して実施できる。また、各実施の形態は可能な限り組
み合わせて実施することが可能であり、その場合には組
み合わせによる効果が得られる。さらに、上記各実施の
形態には種々の上位,下位段階の発明が含まれており、
開示された複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種
々の発明が抽出され得るものである。例えば問題点を解
決するための手段に記載される全構成要件から幾つかの
構成要件が省略されうることで発明が抽出された場合に
は、その抽出された発明を実施する場合には省略部分が
周知慣用技術で適宜補われるものである。
【0108】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、プ
ライバシーを保護しながら容易に所要とする情報を収集
し、情報要求元に通知できる情報収集システム、閉域網
−非閉域網間接続装置及び情報収集方法を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係わる情報収集システムの一実施の
形態を示す系統構成図。
【図2】 図1の閉域網−非閉域網間接続装置の一実施
の形態例を示す構図。
【図3】 図2に示すセッション管理テーブルのデータ
配列例図。
【図4】 図1の端末認証装置の一実施の形態例を示す
構成図。
【図5】 図4に示す認証データ管理テーブルに保存さ
れる識別子一覧図。
【図6】 図1の携帯端末の一実施の形態例を示す構成
図。
【図7】 本発明に係わる情報収集システムの動作およ
び本発明に係わる情報収集方法を説明するシーケンス
図。
【図8】 本発明に係わる情報収集システムの他の実施
形態を示す系統構成図。
【図9】 図8の閉域網−非閉域網間接続装置の一実施
の形態例を示す構成図。
【図10】 本発明に係わる情報収集システムの動作シ
ーケンス図。
【符号の説明】
1,11…通信事業者網 2,12…非閉域網 3,13…閉域網 4,14…閉域網−非閉域網間接続装置 5…端末認証装置 6,16…携帯端末 18…端末位置監視装置 43…セッション管理部 44…情報収集期限タイマ 45…情報加工・集計部 52…認証データ管理テーブル 53…認証処理部 62…識別子記憶部 63…接続制御部 64…情報表示部 65…情報入力部 66…情報提供処理部 141…端末情報記憶手段 142…閉域位置要求処理手段 145…広域位置要求処理手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 鶴久 康治 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 (72)発明者 後藤 達吉 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中事業所内 Fターム(参考) 5B085 AA08 AE04 AE06 AE23 BG02 BG07 5K024 AA76 BB04 CC11 DD01 DD03 FF06 GG05 5K051 AA08 BB02 CC07 DD15 FF06 GG02 HH15 HH17 HH27 KK05 5K101 KK02 KK12 KK14 LL12 MM07 NN14 NN21 PP03 RR05 RR22 SS07

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 非閉域網及び通信事業者網に構築される
    閉域網を通じて情報を収集する情報収集システムであっ
    て、 各携帯端末から閉域網識別データ及び端末識別データを
    含む接続要求を受けた場合、これら閉域網識別データ及
    び端末識別データから前記閉域網に収容される携帯端末
    か否かを認証する端末認証装置と、 前記非閉域網に接続され、情報収集依頼を送信する情報
    収集装置と、 前記端末認証装置から正当な携帯端末である認証データ
    を受信した場合、前記情報収集装置の情報収集の依頼を
    前記閉域網を介して認証された各携帯端末に送信し、各
    携帯端末から情報収集の依頼に応じた情報を受信し、こ
    の受信した情報の中から非公開情報を削除し、公開可能
    な情報を前記情報収集装置に提供する閉域網−非閉域網
    間接続装置とを備えたことを特徴とする情報収集システ
    ム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の情報収集システムにお
    いて、 前記閉域網−非閉域網間接続装置は、前記認証端末装置
    の認証機能を備えたものであることを特徴とする情報収
    集システム。
  3. 【請求項3】 非閉域網と通信事業者網に構築される閉
    域網とを接続する閉域網−非閉域網間接続装置であっ
    て、 前記閉域網に収容される各携帯端末の端末識別データと
    回線接続状態とを関係付けするテーブルが設けられ、各
    携帯端末から送信される端末識別データを含む接続要求
    を受信したとき、前記テーブルの該当端末識別データに
    対応する回線接続状態を接続中に設定する手段と、 前記非閉域網に接続される情報収集装置から情報収集依
    頼を受信した場合、前記テーブルに接続中とある前記各
    携帯端末に情報収集依頼を要請する手段と、 この手段による情報収集依頼の要請に基づいて各携帯端
    末から送られてくる情報収集回答を順次記憶し、この収
    集された情報の中から非公開情報を削除し、公開可能な
    情報を前記情報収集装置に提供する手段とを備えたこと
    を特徴とする閉域網−非閉域網間接続装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の閉域網−非閉域網間接
    続装置において、 前記情報収集装置から受信された情報収集依頼の中に情
    報収集期限に関する情報が含まれている場合、当該期限
    後に前記情報収集装置の情報収集依頼内容に応じた加工
    ・集計を実施して当該情報収集装置に提供する手段を設
    けたことを特徴とする閉域網−非閉域網間接続装置。
  5. 【請求項5】 請求項3又は請求項4に記載の閉域網−
    非閉域網間接続装置において、 前記閉域網の識別データ及び当該閉域網に収容される各
    携帯端末の識別データが登録され、各携帯端末から送信
    されてくる閉域網識別データ及び端末識別データから前
    記閉域網に収容される携帯端末か否かを認証する端末認
    証手段を設けたことを特徴とする閉域網−非閉域網間接
    続装置。
  6. 【請求項6】 非閉域網及び通信事業者網に構築される
    閉域網を通じて情報を収集する情報収集方法であって、 各携帯端末から閉域網識別データ及び端末識別データを
    含む接続要求を受信するステップと、 このステップにより受信される閉域網識別データ及び端
    末識別データから前記閉域網に収容される携帯端末か否
    かを認証する端末認証ステップと、 前記非閉域網に接続される情報収集装置から情報収集依
    頼を受け取るステップと、 このステップにより情報収集依頼を受けた場合、前記端
    末認証ステップで正当と認証された各携帯端末に対して
    情報収集依頼を要請するステップと、 このステップにより情報収集依頼を要請した各携帯端末
    から情報収集回答を受けると、この回答の中から非公開
    情報を削除し、公開可能な情報を前記情報収集装置に提
    供するステップを有することを特徴とする情報収集方
    法。
  7. 【請求項7】 非閉域網と通信事業者網に構築される閉
    域網とを接続する閉域網−非閉域網間接続装置であっ
    て、 位置検知機能をもつ前記閉域網に収容される各携帯端末
    に対して、定期的に位置情報を要求し、各携帯端末から
    端末識別情報とともに位置情報を収集し記憶する手段
    と、 前記非閉域網に設けられる端末位置監視装置から位置要
    求を受けた場合、前記記憶される携帯端末の位置情報を
    返送する手段と、 前記携帯端末から少なくとも端末識別情報を含む救助要
    求を受けた場合、当該端末識別情報に基づいて該当携帯
    端末の前記記憶された位置情報および端末識別情報を含
    む救助要求を前記端末位置監視装置に送信する手段とを
    備えたことを特徴とする閉域網−非閉域網間接続装置。
  8. 【請求項8】 非閉域網及び通信事業者網に構築される
    閉域網を通じて情報を収集する情報収集方法であって、 位置検知機能をもつ前記閉域網に収容される各携帯端末
    に対して、定期的に位置情報を要求し、各携帯端末から
    端末識別情報とともに位置情報を収集し記憶するステッ
    プと、 前記非閉域網に設けられる端末位置監視装置から位置要
    求を受けた場合、前記記憶される携帯端末の位置情報を
    返送するステップと、 前記携帯端末から少なくとも端末識別情報を含む救助要
    求を受けた場合、当該端末識別情報に基づいて該当携帯
    端末の前記記憶された位置情報および端末識別情報を含
    む救助要求を前記端末位置監視装置に送信するステップ
    とを有することを特徴とする情報収集方法。
  9. 【請求項9】 非閉域網及び通信事業者網に構築される
    閉域網を通じて情報を収集する情報収集方法であって、 前記非閉域網に設けられる端末位置監視装置から位置要
    求を受けた場合、位置検知機能をもつ前記閉域網に収容
    される各携帯端末に対して、位置を要求し、各携帯端末
    から端末識別情報とともに位置情報を収集し記憶するス
    テップと、 このステップにより記憶された位置情報を
    当該端末位置監視装置に位置応答するステップと、 前記携帯端末から少なくとも端末識別情報を含む救助要
    求を受けた場合、当該端末識別情報に基づいて該当携帯
    端末の前記記憶された位置情報および端末識別情報を含
    む救助要求を前記端末位置監視装置に送信するステップ
    とを有することを特徴とする情報収集方法。
  10. 【請求項10】 非閉域網及び通信事業者網に構築され
    る閉域網を通じて情報を収集する情報収集方法であっ
    て、 前記閉域網に収容される各携帯端末から定期的または位
    置検知機能による所定の距離移動ごとに送られてくる端
    末識別情報及び位置情報を含む閉域位置を受信し記憶す
    るステップと、 前記非閉域網に設けられる端末位置監視装置から位置要
    求を受けた場合、前記記憶される携帯端末の位置情報を
    返送するステップと、 前記携帯端末から少なくとも端末識別情報を含む救助要
    求を受けた場合、当該端末識別情報に基づいて該当携帯
    端末の前記記憶された位置情報および端末識別情報を含
    む救助要求を前記端末位置監視装置に送信するステップ
    とを有することを特徴とする情報収集方法。
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