JP2010054345A - レジストずれ検出装置、並びにそれを用いた印刷はんだ検査装置及び印刷はんだ検査方法 - Google Patents

レジストずれ検出装置、並びにそれを用いた印刷はんだ検査装置及び印刷はんだ検査方法 Download PDF

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Abstract

【課題】塗布されたレジストのずれを検出する技術を提供とする。さらに検出されたずれに基づいて位置補正して精度良く検査できる技術を提供する。
【解決手段】認識マーク検出部7及び基準位置出部8は、変位センサ2の出力を受けて、プリント板上における、設計上の位置が同じ2の基準面1aとそれを囲む2つの囲い枠1cとの、レジストは塗布されたプリント板上の位置を検出する。補正部9は、2つの基準面を結び第1の線分と、2つの囲い枠1cを結ぶ第2の線分の位置座標により、第1の線分と第2の線分との差分である交差角(回転量)、及び位置差(シフト量)より、測定データ側、もしくは基準データ側のいずれかの位置を差分に応じて補正する。補正された位置における測定データもしきは基準データを用いて判定することで、検査する。
【選択図】図1

Description

本発明は、電子部品等を表面実装するためのプリント板上にクリーム状はんだが印刷されたときのはんだの形成状態を測定し、検査する印刷はんだ装置に関する。特に、プリント板には、回路パターンがあり、その回路パターンであってもはんだが印刷予定の箇所(以下、「はんだ面」と言う。)と、はんだが印刷されないでレジストが塗布されたレジスト箇所(以下、「レジスト面」と言う。)があるが、本発明は、そのレジスト面がプリント板に塗布(或いは印刷)されたときの、はんだ面に対するずれを検出する技術、及び検出したずれ情報を用いて検査するときのはんだ面の位置を補正することで、ずれの影響を軽減して判定する技術に係る。
従来、印刷はんだ検査装置としては、プリント板(以下、はんだが印刷され、及びレジストが塗布されたプリント板を単に「基板」と言う。)の表面をレーザ光等で照射し、基板の表面からの反射光を受光するセンサを有し、そのセンサにより測定(三角測量)した結果として得られた測定値、例えば、基板上の印刷されたはんだ箇所の変位(高さを含む)或いは輝度(基板から反射した光の量、受光量(光の強さ)を含む。)の測定値を基に、判定の基準となる基準データとを比較して判定している(特許文献1、2)。
設計通りであれば、基板1の印刷すべきはんだ面とレジスト面とは一体一で対応している。例えば、図5(A)に、レジスト塗布工程で、基板1上にはんだを塗布すべき面として銅箔等で設けられた認識マーク1aと、基板1上にレジスト1dを円形にくり抜かれた囲い枠1cを有するレジスト・マスク1fを用いて塗布した様子を示す。ところが、レジスト1dを塗布するときに、レジスト・マスク1fが図5(B)の点線で示すようにずれることがある。ここで、認識マーク1aは、基板1に、はんだが印刷可能な面で、その中心位置は、基板1上のはんだ箇所の位置を特定するときの基準となる位置として設けられている。図5(B)では、この認識マーク1aの位置は変わらないが、レジスト1d側の囲い枠1cの位置が認識マーク1aの位置に対してずれている。
なお、一般には、基板1のレイアウト(配置)の基準位置として上記のような認識マークが設けられている。そして認識マーク1aは、設計上は、レジストギャップ1b及び囲い枠1cの中心位置として特定可能に配置されている。認識マーク1aは、銅箔のままでもはんだが印刷されていても何れでも良い。そして、認識マーク1aの周囲にレジストギャップ1b(基板1の裸部分)を置いてレジスト1dの囲い枠1cが設けられている。
ところで、図5(B)のように、レジスト・マスク1fがずれて塗布されたときの問題について、図6(A)〜(D)を基に、次に説明する。図6(A)は上記図3(A)におけるはんだ箇所部分を見た状態であり、基板1のはんだ面に対するレジスト・マスク1fのずれがない場合であって、パターン1g上の設計上のはんだ面1eとレジスト・マスク1fのはんだ枠1hが一致している場合である。このレジスト・マスク1fがずれると、図6(B)のようにはんだ枠1hが、設計上のはんだ面1eからずれてしまう。この図6(B)の状態ではんだを印刷すると、印刷は設計上の位置へ印刷されるので、図6(C)のように実際のはんだ面1jは、設計上のはんだ面1eと同じ位置である。図6(C)では実際のはんだ面1jは、一部がレジスト1dの上に重なるが、クリーム状の柔らかいはんだはレジスト1dの上でも印刷されそのまま残ることがある。そしてそのはんだの形状を検査するときは、図6(C)の状態で設計上の形状と比較されて良否判定されている。このように実際にレジストマスクが1fずれても、設計上のはんだ面で検査され、良否判定されることにより、誤った判定がなされることがある。
特開2002−228597号公報 特願2006−159702号
本発明の目的は、塗布されたレジストのずれ(位置ずれ)を検出する技術を提供することである。そして、印刷されたはんだ形状について、検出されたずれに基づいて位置補正して精度良く検査できる技術を提供することである。また、検出したレジストのずれをレジストを塗布する工程でレジストがずれないよう補正するのに供する。
本発明では、上記目的のレジストのずれの検出を達成するために、図5(A)から図5(B)のように認識マーク1aに対する囲い枠1cの位置のずれを利用している。さらに目的の補正を達成するために、本発明においては、設計上の位置(レイアウト)にしたがって変位を測定し測定データを取得したときのその設計上の位置(以下、「測定データに対応する位置」と言う。)、又は、良否判定の対象として用いられる、予め設計上の位置に対応して記憶されていた基準データにおけるその設計上の位置(以下、「基準データに対応する位置」と言う。)、のいずれか一方の位置を補正する。そして補正された位置における測定データ又は基準データの一方と、補正されない設計上の位置における測定データ又は基準データの他方とを比較して、良否判定する構成としている。またレジストのずれの補正をレジスト塗布工程で行い、その後のプリント板のはんだ形状の検査は、設計上の位置で行う構成とすることもできる。
具体的には、上記目的を達成するために、請求項1に記載の発明は、プリント板を取り扱うときの基準位置となる、プリント板上の異なる位置に配置された少なくとも2つの所定の第1形状の認識マーク(1a)と、それぞれの該認識マークの周辺から離れて該認識マークを取り囲む所定の第2形状の囲い枠(1c)の外側に塗布されるレジストであって該囲い枠の設計上の中心位置が前記認識マークの中心位置と同一のレジスト(1d)が塗布された前記プリント板を受けて、該プリント板上を光学的に走査して走査された位置における輝度を検出するセンサ(2)と、該センサの出力に基づいて、レジストが塗布された該囲い枠の中心位置が前記認識マークの中心位置からのずれを測定するレジストずれ検出装置であって、前記プリント板上の位置に対応して前記センサの出力を受けて、前記2つの認識マークとそれぞれを囲む前記囲い枠を検出するマーク周辺検出部(7)と、前記2つの認識マークのそれぞれの中心位置、及び前記2つの囲い枠のそれぞれの中心位置を求める基準位置算出部(8)と、前記2つの認識マークのそれぞれの中心位置を結んだ第1の線分上の第1の座標位置情報と前記2つの囲い枠のそれぞれの中心位置を結んだ第2の線分上の第2の座標位置情報とを基に、該第1の座標位置情報と該第2の座標位置情報との差分を基に、塗布された前記レジストのずれを検出するずれ検出手段(9a)と、を備えた。
請求項2に記載の発明は、プリント板を取り扱うときの基準位置となる、プリント上の異なる位置に配置された少なくとも2つの所定の第1形状の認識マーク(1a)と、それぞれの該認識マークの周辺から離れて該認識マークを取り囲む所定の第2形状の囲い枠(1c)の外側に塗布されるレジストであって該囲い枠の設計上の中心位置が前記認識マークの中心位置と同一のレジスト(1d)が塗布され、かつはんだが印刷された前記プリント板を受けて、該プリント板上を光学的に走査して走査された位置における変位及び輝度を検出する変位センサ(2)と、該変位センサの出力に基づく該位置に対応する測定データと、該位置に対応して予め記憶しておいた基準データとを比較することにより該プリント板上の各位置に印刷されたはんだの状態を検査する検査部(6)とを、備えた印刷はんだ検査装置であって、前記プリント板上の位置に対応して前記変位センサの出力を受けて、前記2つの認識マークとそれぞれを囲む前記囲い枠を検出するマーク周辺検出部(7)と、前記2つの認識マークのそれぞれの中心位置、及び前記2つの囲い枠のそれぞれの中心位置を求める基準位置算出部(8)と、前記2つの認識マークのそれぞれの中心位置を結んだ第1の線分上の第1の座標位置情報と前記2つの囲い枠のそれぞれの中心位置を結んだ第2の線分上の第2の座標位置情報とを基に、該第1の座標位置情報と該第2の座標位置情報との差分に対応して、前記測定データが対応する位置又は前記基準データが対応する位置のいずれかを補正することにより、塗布された前記レジストのずれを補正する補正部(9)とを備え、前記検査部は、補正された位置における該測定データ又は該基準データを用いて検査する構成とした。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、前記補正部は、前記第1の座標位置情報と第2の座標位置情報とを基に、前記第1の線分と前記第2の線分とが交差するときの交差角と、第1の線分上の第1の端部もしくは該第1の端部から所定距離離れた第1の特定位置と第2の線分上の端部であって上記第1の端部の近く側の第2の端部もしくは該第2の端部から前記所定距離と同一距離離れた第2の特定位置との位置差を求め、前記交差角及び該位置差を前記差分として、該差分が無くなるように前記測定データ又は前記基準データのいずれかが対応する位置を補正する座標位置処理手段(9a)と、を備えた。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記座標位置処理手段は、前記測定データ又は前記基準データのいずれかが対応する位置を、前記第1の特定位置と第2の特定位置の位置差を無くすようにシフトしてこれらを合わせて交点としたうえで、さらに前記交差角だけ回転させることにより、補正する構成とした。
請求項5に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、前記座標位置処理手段は、前記測定データ又は前記基準データのいずれかが対応する位置を、前記第1の線分と前記第2の線分とが交差するときの交差位置を中心に交差角だけ回転させて前補正を行い、該回転による補正後に前記位置差を求めて前記第1の特定位置と第2の特定位置の位置差を無くすようにシフトして補正する構成とした。
請求項6に記載の発明は、請求項2〜5のいずれかに記載の発明において、前記マーク周辺検出部は、予めそれぞれの前記認識マーク及びそれを囲む囲い枠が含まれる位置情報を記憶しておき、該位置情報で示される位置範囲において、前記変位センサから出力される輝度データを基に各前記認識マーク及び各前記囲い枠もしくはその周辺の前記レジスト面を識別して、特定する構成とした。
請求項7に記載の発明は、プリント板を取り扱うときの基準位置となる、プリント上の異なる位置に配置された少なくとも2つの所定の第1形状の認識マーク(1a)と、それぞれの該認識マークの周辺から離れて該認識マークを取り囲む所定の第2形状の囲い枠(1c)の外側に塗布されるレジストであって該囲い枠の設計上の中心位置が前記認識マークの中心位置と同一のレジスト(1d)が塗布された試験用プリント板をレジスト塗布工程から受けて、該プリント板上を光学的に走査して走査された位置における変位を検出する変位センサ(2)の出力を受けて、前記2つの認識マークとそれぞれを囲む前記囲い枠を検出する認識マーク検出段階と、前記2つの認識マークのそれぞれの中心位置、及び前記2つの囲い枠のそれぞれの中心位置を求める基準位置算出段階と、前記2つの認識マークのそれぞれの中心位置を結んだ第1の線分上の第1の座標位置情報と前記2つの囲い枠のそれぞれの中心位置を結んだ第2の線分上の第2の座標位置情報とを基に、該第1の座標位置情報と該第2の座標位置情報との差分を出力する前記レジスト塗布工程へ出力する出力段階と、前記塗布工程で該第1の座標情報と該第2の座標情報との差分に対応してレジストずれが補正された後に、前記試験用プリント板と同種のプリント板であってレジストが塗布され、かつはんだが印刷された該プリント板を受けて、前記変位センサにより該プリント板上を光学的に走査して走査された位置における変位を検出する変位検出段階と、該変位センサの出力に基づく該位置に対応する測定データと、該位置に対応して予め記憶しておいた基準データとを比較し、比較結果を基に該プリント板上の各位置に印刷されたはんだの状態を検査する検査段階とを、備えた。
請求項1〜7に記載の発明によれば、少なくとも2つの、はんだの認識マークの位置と、2つのレジストの囲い枠から、レジストのずれを検出できる。そして、請求項2〜7に記載の発明によればこのレジストのずれを基に、測定データ側の位置、もしくは基準データ側の位置のいずれかを補正して、補正した位置における測定データ又は基準データを用いて、検査できるので、レジストのずれに応じた有効なはんだ形状を判定できる。
請求項7の発明によれば、試験用のプリント板でレジストのずれを検出し、そのずれを基に前工程であるレジスト塗布工程で、レジスト位置を設計通りに補正させたうえで、その後のプリント板の変位を測定して検査できる。
本発明に係るレジストずれ検出装置及び印刷はんだ検査装置の実施形態を図を用いて説明する。図1はレジストずれ検出装置及び印刷はんだ検査装置を含む第1の実施形態の機能構成を示す図である。図2は、囲い枠の位置の算出を説明するための図である。図3はレジストのずれの算出を説明するための図である。図4は、図1の実施形態の動作フローを示す図である。
印刷はんだ検査装置の実施形態を第1の実施形態で、レジストずれ検出装置を中心とした実施形態を第2の実施形態として説明する。 第1の実施形態を図1に示すが、図1の全体は、印刷はんだ検査装置であるとともに、その中に、レジストずれ検出装置15が示されている(図1の二点鎖線内)。そこで、レジストずれ検出装置15の構成・動作は、印刷はんだ検査装置内におけるレジストずれ検出装置15の構成・動作と共通するので、それらの共通する構成は、第1の実施形態の中でそれらをあわせて説明する。
「第1の実施形態」
図1で、基板1はプリント基板であって、図5(A)における円形状(第1形状)の認識マーク1a、及び図6に示すような配線用のパターン1gが設けられた基板であって、さらにその上に円形状(第2形状)の囲い枠1cを設けたレジスト・マスク1fの上からレジスト1dが塗布された基板である。ここでは、図5(B)のようにレジスト・マスク1fがずれて塗布されたものとして説明する。
図1で、変位センサ2は、印刷はんだ検査装置に用いられる場合は、レーザ光を基板1に向けて照射する光源OSと、基板1からの反射光を受けて所定長さの受光面を有し、該所定長さ方向における受光位置に応じて変位情報を検出する位置検出器(Position Sensitive Detector)である受光器Dとを備えている。受光器D(PSD)は、長さ方向に光検出素子が配置され、その長さ方向の両端からの位置を示す情報としてそれらの各端部からその位置に応じた電気量である出力A、出力Bを出力する。及び反射光を受けたときの輝度情報を出力する。
なお、変位センサ2は、レジストずれ検出装置15のみ(印刷はんだを検査しない場合)に使用される場合は、変位を検出しないで輝度のみ検出するセンサであれば良い。また、レジストずれ検出装置15によるレジストずれのみ検出するのであれば、基板1はレジストが塗布されているものであるが、必ずしもはんだは印刷されていなくとも、印刷されていてもいずれでも良い。以下では、印刷はんだ検査装置の実施形態と説明するので、変位センサ2は、輝度と変位の双方を検出しているものとして説明する。また、基板1は、レジストが塗布され、かつはんだが印刷されているとして説明する。
走査機構10は、基板情報記憶部11から基板1のレイアウト情報、つまり基板1の寸法に応じた位置情報(例えば(X、Y)で表した座標情報)を受けて変位センサ2もしくは基板1を相対的に移動させて測定させている。一般には、例えば、基板1内の位置を(X、Y)座標で表すと、X方向にΔxだけ副走査(移動)させ、そこでY方向にΔyの範囲を主走査(移動)させながら測定し、それが済むとX方向にΔxから2Δxまで移動させてその時点でY方向にΔyだけ主走査して測定する。これを繰り返して、基板1の全範囲を測定する。変位センサ2によっては、Y方向にポリゴンミラー等の回転により光学的に走査して一度に測定するものもある。いずれにしても、変位センサ2が測定したデータである出力A、B及び輝度情報は基板1上のどの測定位置で測定したものかが認識可能に対応づけされている。
演算部3は、受光器Dからの出力を受けて、変位データとして(A−B)/(A+B)を算出して、測定データ記憶部4へ送る。
測定データ記憶部4は、走査機構10が変位センサ2もしくは基板1を走査したときの基板1上の測定位置に対応して、例えば、測定位置をアドレスとしてその測定位置における変位データ及び輝度情報を記憶する。測定データ記憶部4は、基板1の測定位置の情報を、基板情報記憶部11又は走査機構10から走査機構10が変位センサ2もしくは基板1を走査(移動)させたときの位置を測定位置としてその走査(移動)の都度受けている。変位データと共に受ける構成であっても良い。
マーク周辺検出部7は、予め基板情報記憶部11に記憶されている認識マーク位置情報を受けて、それを測定データ記憶部4から受けた測定位置に対応する輝度情報を基に、2つの認識マーク周辺を構成するそれぞれの認識マーク1a、レジストギャップ1b、レジスト1dで形成されている囲い枠1cを検出する。
認識マーク位置情報には、認識マーク1a、レジストギャップ1b、及び囲い枠1cが存在する設計上の概略のマーク範囲情報と、認識マーク1a、レジストギャップ1b、又は囲い枠1c(レジスト1d)であるかどうか区別して判定するための輝度データであって、認識マーク1a、レジストギャップ1b、又は囲い枠1c(レジスト1d)のそれぞれが占める予定の輝度分布範囲とを含む輝度判定用データが、認識マーク1a、レジストギャップ1b、又は囲い枠1cのそれぞれに対応して記憶されている。認識マーク1a、レジストギャップ1b、又は囲い枠1c(レジスト1d)は、それぞれ反射率が異なるので、受光器Dが受ける輝度が異なる。認識マークが存在するマーク範囲情報とは、例えば、図3の場合であれば、左下方の角地のXY範囲、と右上方の角地のXY範囲で指定されている。
そこで、マーク周辺検出部7は、測定データ記憶部4から、上記のマーク範囲情報にある測定位置に対応する輝度情報を受けて、輝度判定用データに照らして認識マーク1a、レジストギャップ1b、又は囲い枠1c(レジスト1d)の何れに属するかを判定し、ほぼ同一の輝度情報が連続して存在する領域(或いはその境界)を求め、その領域(境界)における輝度情報がそれぞれの予定輝度範囲にあるかどうか検出することにより、認識マーク1a、レジストギャップ1b、又は囲い枠1c(レジスト1d)を判定する。
なお、判定にあたっては、認識マーク1a、レジストギャップ1b、又は囲い枠1c(レジスト1d)のいずれか2つを判定すれば、他の1つを認識できることが多いので、輝度判定用データを少なくとも2つ在れば良い。
具体的には、例えば、マーク周辺検出部7は、測定データ記憶部4から基板情報記憶部11に記憶されているマーク範囲情報である、左下方の角地のXY範囲、と右上方の角地のXY範囲の位置における輝度情報を読み出して、認識マーク1aの輝度判定用データである輝度データと比較し、認識マーク1aに該当する輝度データの領域(範囲)がその認識マーク1aの予定輝度範囲に亘ってある場合は、認識マーク1aと判定する。同様にレジストギャップ1bについて行って判定する(この場合、囲い枠1cは、レジストギャップ1bの外側の境界と認識されるので囲い枠1c自身の判定は不要)。
基準位置算出部8は、マーク周辺検出部7で判定され、特定された認識マーク1a及び囲い枠1c(レジストギャップ1bの外側)のそれぞれの輝度データの領域(範囲)を示す情報を受けて、認識マーク1aの中心位置、及び囲い枠1c(レジストギャップ1bの外側)の中心位置を算出する。
この囲い枠1cの中心位置を算出するにあたっては、囲い枠1cの領域(境界)の大きさそのものを近似して求める必要がある。囲い枠1cの実際は、図2(A)に示すようにレジスト1dの塗布の状態により、囲い枠1caのように周囲が凸凹の多いほぼ円形状で示される。そこで、基準位置算出部8は、形状を真円に近似して求める。例えば、予め直径が可変な円を用意し、図2(A)の点線の円(囲い枠1cb)のように最初は、設計上の予定されている位置に予定されている大きさの真円を配置する。そして、次に実際の囲い枠1caが点線の真円(囲い枠1cb)から外へはみ出す径の長さΔr1(図2(B)を参照)を円周に沿ってたし合わせた値ΣΔr1と、実際の囲い枠1caが点線の円から内が側へ凹んだ径の長さΔr2(図2(B)を参照)を円周に沿ってたし合わせた値ΣΔr2との差r=ΣΔr1―ΣΔr2が最小になるように点線の真円(囲い枠1cb)の位置及び直径を変え、最小になった位置、直径の真円を求める囲い枠1cと決定する。認識マーク1aの中心位置を求めるときに認識マーク1aの大きさを確認する必要があるが、この場合も、上記囲い枠1cと同様に求めることができる。
なお、上記囲い枠1c等の領域の大きさを求めるには他の近似方法を用いてもよい。また、上記例では、認識マークを構成する、認識マーク1aの形状(第1の形状)、レジストギャップ1bの形状、及び囲い枠1cの形状(第2の形状)は、それぞれ円形で、設計通り配置されると相似形にされているが、三角形や多角形等の他の形状で互いに相似形であっても良い。又、位置関係が明確であれば相似形でなくとも良い。これらの領域の近似方法は、上記円形同様に算出できる。
そして、基準位置算出部8は、上記で求めた認識マーク1aの領域から認識マーク1aの中心位置を、及び、レジストギャップ1bの領域もしくは囲い枠1cの大きさから囲い枠1cの中心位置を算出する。その様子を図3に示す。2つの認識マーク1aの位置(中心位置)がP1(x1,y1)、P2(x3,y3)なる座標位置情報で示され、2つの囲い枠1cの位置(中心位置)が、S1(x2,y2)、S2(x4,y4)なる座標位置情報で示されている。
補正部9は、ずれ検出手段9a及び座標位置処理手段9bを有する。ずれ検出手段9aは、基準位置算出部8で算出された2つの認識マーク1aの位置P1(x1,y1)、P2(x3,y3)を結ぶ第1の線分と、2つの囲い枠1cの位置S1(x2,y2)、S2(x4,y4)を結ぶ第2の線分と、を求める。そして、第1の線分の座標位置情報と第2の線分の座標位置情報とから、レジスト1dのずれ量を示す差分を求める。差分としては、交差角θ(回転量)と位置差ΔL(シフト量)を求める。なお、位置差ΔLは、後で求めても良い場合がある(後記する)。 なお、第1の線分は基板1の位置及び方向を示し、第2の線分はレジスト・マスク1fの位置及び方向を示すことになる。
つまり、ずれ検出手段9aは、基準位置算出部8で算出された2つの認識マーク1aの位置P1(x1,y1)、P2(x3,y3)(これらは第1の線分の端部)から第1の線分の傾斜a1と、2つの囲い枠1cの位置S1(x2,y2)、S2(x4,y4)(これらは第2の線分の端部)から第2の線分の傾斜a2と、求める。さらにそれらの傾斜により、これら2つの線分が交差する交差角θを求める。
さらにずれ検出手段9aは、同一の認識マークを構成する認識マーク1aの位置P1(x1,y1)と囲い枠1cの位置S1(x2,y2)の位置差ΔL1(│x1−x2│,│y1−y2│)、もしくは認識マーク1aの位置P2(x3,y3)と囲い枠1cの位置S2(x4,y4)との位置差ΔL2(│x3−x4│,│y3−y4│)を求める。
そして補正部9の座標位置処理手段9bは、次の(1)、(2)のいずれかの方法で、測定データ記憶部4の測定データの対応する位置又は基板情報記憶部11の基準データの対応する位置を補正する。この補正は、第1の線分と第2の線分とが位置座標上で合うように、つまり差分(レジスト1dのずれ)が無くなるように、測定データ側又は基準データ側の位置情報(アドレス)、つまり、いずれかの設計上の基板1の座標系を変更するものである。なお、測定データ側の座表系を変更する場合は、第1の線分を第2の線分に一致するように変更する。基準データ側の座表系を変更する場合は、第2の線分を第1の線分に一致するように変更する。補正時の交差角θの符号、位置差ΔL1の│x1−x2│,│y1−y2│又はL2の│x3−x4│,│y3−y4│の符号は、第1の線分と第2の線分とをどのように合わせるかで、変わる。
以下の説明では、基準データ側、つまり基板情報記憶部11に記憶されている基準データの位置情報(座標系)を補正することで説明する。
(1)座標位置処理手段9bは、基板情報記憶部11に記憶されている基準データ及び位置情報(座標系)を読み出して、位置差ΔL1(x1−x2,y1−y2)、だけ位置情報を全体にシフトする。つまり囲い枠1cの位置S2(x2,y2)を認識マーク1aの位置P1(x1,y1)、に合わせる。次に認識マーク1aの位置P1(x1,y1)、を中心に交差角θだけ位置情報の全体を回転させることで、第2の線分を第1の線分に合わせる。そして、読み出した基準データを変更された位置情報とともに再記憶する(位置情報がアドレスになっている場合は、読み出した基準データを変更した位置情報をアドレスとして記憶する。)
(1−1)上記ΔL1のシフトの代わりに、ΔL2だけシフトして、認識マーク1aの位置P2(x3,y3)を中心に回転させても良い。また、第1の線分及び第2の線分のそれぞれの端部(第1,第2の特定位置)の位置が合うようにシフトしたが、それぞれの線分の1/n(n:整数)の所、例えば各線分の1/2の点(第1,第2の特定位置)のそれぞれの位置を算出して、その位置が合うようにシフトし、その後にその1/2の点を中心に交差角だけ回転してもよい。
(2)座標位置処理手段9bは、第1の線分を示す式、及び第2の線分を示す式を求め、それらの式から第1の線分と第2の線分の交点の位置を算出する。次に、座標位置処理手段9bは、基板情報記憶部11に記憶されている基準データ及び位置情報(座標系)を読み出して、求めた交点を中心に位置情報の全体を回転させる。次に回転したあとの囲い枠1cの位置Sr2(xr2,yr2)を求め、さらに認識マーク1aの位置P1との位置差ΔLr1(x1−xr2,y1−yr2)を求め、基準データの回転された位置情報をこの位置差Lr1だけ認識マーク1aの位置P1側へ移動させ変更を行って補正する。そして、上記(1)と同様に、読み出した基準データを変更された位置情報とともに再記憶する。
(2―1)上記(1−1)は(2)においても同様にできる。
上記説明で、マーク周辺検出部7は、測定データ記憶部4から輝度情報を受けていた。しかし、レジストずれ検出装置15として動作するときは、演算部3の演算結果が不要なので、図1の変位センサ2からの輝度情報を受けて(図1の細かい点線)いったん記憶し、測定データ記憶部4から輝度情報と同様に処理すればよい。
図1で画像データ処理部5は、測定データ記憶部4から測定データ(変位データ)及び位置情報測定しているときの位置情報とを受け、基板1上を表すレイアウト(配置図)上に位置に応じた変位データをプロットして、はんだ箇所の量的な形状を表す立体画像を形成することにより、画像として再現出力する。そして、はんだ箇所のある集合領域における面積(はんだ面積)や体積(はんだ量)等のはんだ形状を示す画像データを生成することもできる。なお、はんだの高さだけ検査するのであれば、測定データそのままでも良い。
検査部6は、比較手段と判定手段を有する。比較手段は、測定した位置(或いは集合領域)における測定データ(変位データ、或いは画像データ)と、上記のようにレジストずれが補正された位置情報であって、その測定データが取得された位置と同じ位置における設計上のレファレンス(基準データの1つ;変位データ、或いは画像データ)を基板情報記憶部11から読み出して比較することで、差を算出する。
判定手段は、上記のようにレジストずれが補正された位置情報であって、その測定データが取得された位置と同じ位置における設計上のレファレンスに対応する許容値を基板情報記憶部11から受けて、比較手段が出力する差が、許容値内であれば合格とし、許容値外であれば不良(否)と判定する。
ユーザインタフェース13は、表示部13a、操作部13b及び表示制御部13cを備えている。表示部13aは、検査部6の判定結果を表示する。また、表示制御部13cが操作部13bからの指示を受けて、基板情報記憶部11からレイアウト情報(例えば、プリント基板のはんだ箇所の配置図)を受けて表示し、レイアウトのどの位置におけるはんだが不良(否)であり、合格であるかを識別可能に表示してもよい。また、それらと別に或いは併せて、画像データ処理部5で生成した画像データに基づく画像を表示させて、どの箇所のはんだ状態が不良であり、合格であるかを識別可能に表示させることもできる。
制御部12は、上記説明で省略しているが、基板情報記憶部11及び操作部13bからの指示、にしたがって各部を制御し、全体を統括している。
[第2の実施形態]
図1及び図4を基に、第2の実施形態について説明する。第2の実施形態は、図1におけるレジストずれ検出装置15(図1の2点鎖線で示されるブロックで構成される)が、試験用基板1でレジストずれを検出して、その検出結果をはんだが印刷された基板1のはんだ形状を検査する前工程で行われるレジスト塗布工程に送り、そのレジスト塗布工程でレジストずれが補正された基板1を、受けて図1の第1の実施形態に係る印刷はんだ検査装置が検査するというものである。
したがって、第2の実施形態では、図1の補正部9は、測定データ記憶部4及び基板情報記憶部11のいずれの位置情報も変更しないで、算出したレジスト1bのずれ(上記差分:交差角、位置差)の情報を図1の粗い点線で示すようにレジスト塗布工程へ送っている。
図4に示す動作フローにしたがって説明する。第1の実施形態での説明は、レジストずれは、図1の補正部9で補正し、その後に検査部6で検査していた。しかし、図4は、レジストずれの補正をレジスト塗布工程で行う場合のフローを示す図である。図4は、ステップS1から4は、例えば、レジストが塗布された1枚の基板1でレジストずれの検出し、その後、ステップ4,6でレジストずれが補正されたレジスト工程でレジストが塗布され、かつはんだが印刷されている基板1を受けて検査する場合の例を示す。
ステップS1:先ず検査対象である製品の基板1と同じ試験用の基板1であって、基板1を取り扱うときの基準位置となる、基板1上の異なる位置に配置された少なくとも2つの所定の第1形状の認識マーク1aと、それぞれの認識マーク1aの周辺から離れて認識マーク1aを取り囲む所定の第2形状の囲い枠1cの外側に塗布されるレジスト1dであって囲い枠1cの設計上の中心位置が認識マーク1aの中心位置と同一であるレジスト1dが塗布された基板1をレジスト塗布工程から受ける。
ステップS2:試験用の基板1上を光学的に走査して走査された位置における変位を検出する変位センサ2の出力を受けて、マーク周辺検出部7は、測定データ記憶部4から基板情報記憶部11に記憶されているマーク範囲情報内の位置にある輝度情報を読み出して、認識マーク1aの輝度判定用データである輝度データと比較し、認識マーク1a該当する輝度データの範囲がその認識マーク1aの予定輝度範囲に亘ってある場合は、認識マーク1aと判定する(認識マークを検出)。同様にレジストギャップ1bについて行って判定する。そして、基準位置算出部8は、認識マーク1a及び囲い枠1cのそれぞれの輝度データの範囲を示す情報を受けて、認識マーク1a、及び囲い枠1c(レジストギャップ1bの外側)のそれぞれの領域を設計上の所定形状(例えば、円)の領域に近い近似領域を求めて、その求めた近似領域の中心位置を算出する(基準位置算出)。
ステップS3:補正部9は、2つの認識マークのそれぞれの中心位置P1,P2を結んだ第1の線分を示す式(第1の座標位置情報)と、前記2つの囲い枠のそれぞれの中心位置S1,S2を結んだ第2の線分を示す式(第2の座標位置情報)とを求めて、第1の線分と第2の線分との傾斜の差(回転量)、位置の差(シフト量)を差分として求める。
ステップS4:補正部9は、第1の線分と第2の線分との傾斜の差(回転量)、位置の差(シフト量)を差分として、レジスト塗布工程へ出力する。そして、レジスト塗布工程側で、差分を表示させて操作者がそれを見ながら手動で操作して補正し、又は塗布器が自動で補正する。
ステップS5:塗布工程で上記差分に対応してレジストずれが補正された後に、前記試験用の基板1と同種の製品用の基板1であって、はんだが印刷された基板1を受けて、変位センサ2によりプリント板上を光学的に走査して走査された位置における変位を検出して、変位データである測定データを取得する。(なおステップS5及びS6は、既にステップS4でレジストずれが補正されているため、レジストずれに起因して、はんだ形状を検査するのであれば、不要である。ただし、はんだの高さ方向を含む三次元形状を検査するためには、ステップS4があっても、ステップS5,S6は必要である。)
ステップS6:変位センサ2の出力に基づく位置に対応する測定データ(画像データ)と、その位置に対応して予め記憶しておいた設計上のレファレンス(基準データの1つ)とを比較し、さらにそれらの差が、設計上の許容値と比較し、許容値以内であれば良と判定し、許容値を超えた場合は否と判定することで、はんだ形状の検査を行う。
レジストずれ検出装置及び印刷はんだ検査装置を含む実施形態の機能構成を示す図である。 囲い枠の位置の算出を説明するための図である。 レジストのずれの算出を説明するための図である。 図1の実施形態の動作フローを示す図である。 レジストのずれを説明するための図である。 レジストのずれによる検査上の問題点を説明するための図である。
符号の説明
1 基板(プリント板)、 1a 認識マーク、 1b レジストギャップ、
1c 囲い枠、 1d レジスト、 1e 設計上のはんだ面、
1f レジスト・マスク、 1g パターン、
1h レジスト・マスクのはんだ枠、1j 実際のはんだ面、
1k 有効はんだ面、 2 変位センサ、 3 演算部、
4 測定データ記憶部、 5 画像データ処理部、 6 検査部、
7 マーク周辺検出部、 8 基準位置算出部、 9 補正部、 10 走査機構、11 基板情報記憶部、 12 制御部、 13 ユーザインターフェース、
13a 表示部、 13b 操作部、 13c 表示制御部
15 レジストずれ検出装置

Claims (7)

  1. プリント板を取り扱うときの基準位置となる、プリント板上の異なる位置に配置された少なくとも2つの所定の第1形状の認識マーク(1a)と、それぞれの該認識マークの周辺から離れて該認識マークを取り囲む所定の第2形状の囲い枠(1c)の外側に塗布されるレジストであって該囲い枠の設計上の中心位置が前記認識マークの中心位置と同一のレジスト(1d)が塗布された前記プリント板を受けて、該プリント板上を光学的に走査して走査された位置における輝度を検出するセンサ(2)と、該センサの出力に基づいて、レジストが塗布された該囲い枠の中心位置が前記認識マークの中心位置からのずれを測定するレジストずれ検出装置であって、
    前記プリント板上の位置に対応して前記センサの出力を受けて、前記2つの認識マークとそれぞれを囲む前記囲い枠を検出するマーク周辺検出部(7)と、
    前記2つの認識マークのそれぞれの中心位置、及び前記2つの囲い枠のそれぞれの中心位置を求める基準位置算出部(8)と、
    前記2つの認識マークのそれぞれの中心位置を結んだ第1の線分上の第1の座標位置情報と前記2つの囲い枠のそれぞれの中心位置を結んだ第2の線分上の第2の座標位置情報とを基に、該第1の座標位置情報と該第2の座標位置情報との差分を基に、塗布された前記レジストのずれを検出するずれ検出手段(9a)と、を備えたことを特徴とするレジストずれ検出装置。
  2. プリント板を取り扱うときの基準位置となる、プリント板上の異なる位置に配置された少なくとも2つの所定の第1形状の認識マーク(1a)と、それぞれの該認識マークの周辺から離れて該認識マークを取り囲む所定の第2形状の囲い枠(1c)の外側に塗布されるレジストであって該囲い枠の設計上の中心位置が前記認識マークの中心位置と同一のレジスト(1d)が塗布され、かつはんだが印刷された前記プリント板を受けて、該プリント板上を光学的に走査して走査された位置における変位及び輝度を検出する変位センサ(2)と、該変位センサの出力に基づく該位置に対応する測定データと、該位置に対応して予め記憶しておいた基準データとを比較することにより該プリント板上の各位置に印刷されたはんだの状態を検査する検査部(6)とを、備えた印刷はんだ検査装置であって、
    前記プリント板上の位置に対応して前記変位センサの出力を受けて、前記2つの認識マークとそれぞれを囲む前記囲い枠を検出するマーク周辺検出部(7)と、
    前記2つの認識マークのそれぞれの中心位置、及び前記2つの囲い枠のそれぞれの中心位置を求める基準位置算出部(8)と、
    前記2つの認識マークのそれぞれの中心位置を結んだ第1の線分上の第1の座標位置情報と前記2つの囲い枠のそれぞれの中心位置を結んだ第2の線分上の第2の座標位置情報とを基に、該第1の座標位置情報と該第2の座標位置情報との差分に対応して、前記測定データが対応する位置又は前記基準データが対応する位置のいずれかを補正することにより、塗布された前記レジストのずれを補正する補正部(9)とを備え、
    前記検査部は、補正された位置における該測定データ又は該基準データを用いて検査することを特徴とする印刷はんだ検査装置。
  3. 前記補正部は、前記第1の座標位置情報と第2の座標位置情報とを基に、前記第1の線分と前記第2の線分とが交差するときの交差角と、第1の線分上の第1の端部もしくは該第1の端部から所定距離離れた第1の特定位置と第2の線分上の端部であって上記第1の端部の近く側の第2の端部もしくは該第2の端部から前記所定距離と同一距離離れた第2の特定位置との位置差を求め、前記交差角及び該位置差を前記差分として、該差分が無くなるように前記測定データ又は前記基準データのいずれかが対応する位置を補正する座標位置処理手段(9a)と、を備えたことを特徴とする請求項2に記載の印刷はんだ検査装置。
  4. 前記座標位置処理手段は、前記測定データ又は前記基準データのいずれかが対応する位置を、前記第1の特定位置と第2の特定位置の位置差を無くすようにシフトしてこれらを合わせて交点としたうえで、さらに前記交差角だけ回転させることにより、補正することを特徴とする請求項3に記載の印刷はんだ検査装置。
  5. 前記座標位置処理手段は、前記測定データ又は前記基準データのいずれかが対応する位置を、前記第1の線分と前記第2の線分とが交差するときの交差位置を中心に交差角だけ回転させて前補正を行い、該回転による補正後に前記位置差を求めて前記第1の特定位置と第2の特定位置の位置差を無くすようにシフトして補正することを特徴とする請求項2に記載の印刷はんだ検査装置。
  6. 前記マーク周辺検出部は、予めそれぞれの前記認識マーク及びそれを囲む囲い枠が含まれる位置情報を記憶しておき、該位置情報で示される位置範囲において、前記変位センサから出力される輝度データを基に各前記認識マーク及び各前記囲い枠もしくはその周辺の前記レジスト面を識別して、特定することを特徴とする請求項2〜5のいずれか一つに記載の印刷はんだ検査装置。
  7. プリント板を取り扱うときの基準位置となる、プリント上の異なる位置に配置された少なくとも2つの所定の第1形状の認識マーク(1a)と、それぞれの該認識マークの周辺から離れて該認識マークを取り囲む所定の第2形状の囲い枠(1c)の外側に塗布されるレジストであって該囲い枠の設計上の中心位置が前記認識マークの中心位置と同一のレジスト(1d)が塗布された試験用プリント板をレジスト塗布工程から受けて、
    該プリント板上を光学的に走査して走査された位置における変位を検出する変位センサ(2)の出力を受けて、前記2つの認識マークとそれぞれを囲む前記囲い枠を検出する認識マーク検出段階と、
    前記2つの認識マークのそれぞれの中心位置、及び前記2つの囲い枠のそれぞれの中心位置を求める基準位置算出段階と、
    前記2つの認識マークのそれぞれの中心位置を結んだ第1の線分上の第1の座標位置情報と前記2つの囲い枠のそれぞれの中心位置を結んだ第2の線分上の第
    2の座標位置情報とを基に、該第1の座標位置情報と該第2の座標位置情報との差分を出力する前記レジスト塗布工程へ出力する出力段階と、
    前記塗布工程で該第1の座標情報と該第2の座標情報との差分に対応してレジストずれが補正された後に、前記試験用プリント板と同種のプリント板であってレジストが塗布され、かつはんだが印刷された該プリント板を受けて、前記変位センサにより該プリント板上を光学的に走査して走査された位置における変位を検出する変位検出段階と、
    該変位センサの出力に基づく該位置に対応する測定データと、該位置に対応して予め記憶しておいた基準データとを比較し、比較結果を基に該プリント板上の各位置に印刷されたはんだの状態を検査する検査段階とを、備えた印刷はんだ検査方法。
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