JP2010052993A - 単結晶育成装置用坩堝、単結晶育成方法、および単結晶育成装置 - Google Patents

単結晶育成装置用坩堝、単結晶育成方法、および単結晶育成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】単結晶を効率的に育成する単結晶育成装置用坩堝を提供する。
【解決手段】単結晶育成装置1に配置され、周囲に配される誘導コイル19に電流が流れることで側壁12が発熱する坩堝10であって、側壁12の外周面13に、外側に向けて屈曲した段部18を有し、段部18よりも上面の側の部分外周面13aに対し、段部18よりも下面の側の部分外周面13bが、外側方向に突出している。部分外周面13bには、外周面13の上側エッジ部13aEよりも外側に位置した角部18Eが形成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、単結晶育成装置用坩堝、単結晶育成方法、および単結晶育成装置に関する。
例えば下記特許文献1に記載されているような、原料を充填した坩堝を高温に加熱して原料を溶融し、坩堝内の溶融原料の液面に上方から種結晶を浸漬して引き上げる単結晶育成方法が、従来から実施されている。かかる単結晶育成方法では、坩堝の周囲にコイルが配されており、このコイルによる誘導加熱によって、主に坩堝の側壁が加熱される。図5は、従来の単結晶育成装置の一例である、育成装置100の概略断面図を示している。育成装置100は、坩堝の周囲に配置されたコイル102と、該コイル102に電流を流して生じる誘導電流によって発熱する坩堝104と、を備えている。育成装置100では、誘導加熱によって坩堝104を高温に加熱して、坩堝104内の原料を溶融し、坩堝内の溶融原料106の液面に上方から種結晶108を浸漬して引き上げる。
特開2008―44809号公報
かかる単結晶育成装置100では、坩堝104の周囲のコイル102に電流を流し、コイルの電流に起因した誘導磁界を発生させる。育成装置100では、この誘導磁界に起因した渦電流が、特に坩堝104の表面に生成されて、坩堝104自体が発熱する。コイル102に電流を流した際、特に、坩堝104の側壁の表面の、コイル102に面した側のエッジEに誘導磁界が集中し、このエッジEが特に集中的に発熱する。特に坩堝104の側壁の上側部分のエッジEにおける発熱は、坩堝104内の原料の加熱への寄与が少なく、このエッジEの発熱に要したエネルギ−(コイル102へ供給する電流のエネルギーに起因)は、単結晶の育成に有効に寄与していない。このように、従来の単結晶育成装置100では、単結晶の育成のためにコイルに供給したエネルギーの、単結晶の育成への寄与は、比較的低くなっている。本願は、かかる課題を解決するためになされた発明である。
上記課題を解決するために、本願発明は、単結晶育成装置に配置され、周囲に配される誘導コイルに電流が流れることで側壁が発熱する坩堝であって、前記側壁の外周面に、外側に向けて屈曲した段部を有し、前記段部よりも上面の側の部分外周面に対し、前記段部よりも下面の側の部分外周面が、外側方向に位置していることを特徴とする単結晶育成装置用坩堝を提供する。
なお、前記下面の側の部分外周面に、前記外周面の上端の角部よりも外側に位置した角部を有することが好ましい。
また、前記上面の側の部分外周面、および前記下面の側の部分外周面、の断面形状がいずれも、略円形状であることが好ましい。
また、モリブデン、イリジウム、タングステン、およびレニウムの、少なくと
も一種類を含有してなることが好ましい。
また、上述の単結晶育成装置用坩堝内に原料を配し、前記坩堝の側壁を囲むように巻き回された誘導コイルに電流を流し、前記坩堝の側壁を誘導加熱によって加熱して前記坩堝内の原料を溶融させ、前記坩堝内の原料を溶融させた状態で、前記坩堝の開口された上面から、前記原料の種結晶を、溶融した前記原料の液面へ浸漬させて、前記原料の単結晶を成長させる単結晶育成方法を提供する。
本発明は、また、上述の単結晶育成装置用坩堝と、前記坩堝の側壁を囲むように巻き回された誘導コイルと、前記誘導コイルと接続した電源と、を有したことを特徴とする単結晶育成装置を提供する。
なお、前記坩堝は、モリブデン、イリジウム、タングステン、およびレニウムの、少なくとも一種類を含有してなることが好ましい。
本発明によると、比較的小さな供給エネルギーで、坩堝内の溶融原料を効率的に加熱することが可能であり、単結晶を効率的に育成することができる。また、坩堝内の溶融原料や、坩堝内に配置される金型等における、部分的な温度の相違を抑制することができ、単結晶を安定して作製することができる。
以下、本発明の単結晶育成装置用坩堝、単結晶育成方法、および単結晶育成装置の一実施形態について、詳細に説明する。図1は、本発明の単結晶育成装置の一実施形態である、単結晶育成装置1の構成を示す概略断面図である。
まず、単結晶育成装置1を用いて単結晶を育成する第1の実施形態について説明する。第1の実施形態では、いわゆるCZ法によってサファイア単結晶を育成している。
単結晶育成装置1は、本発明の坩堝の一実施形態である坩堝10、坩堝保持容器16、保温材17、坩堝10の側壁12を囲むように巻き回されたコイル19、このコイル19に交流電流を流すための高周波電源30、結晶引上機構40、および制御部50を有して構成されている。坩堝10には、例えばサファイア等の溶融原料14が、溶融された状態で貯留されている。
坩堝10は、坩堝保持容器16内に、保温材17に囲まれて配置されている。保温材17は、坩堝10からの放熱を抑制し、坩堝10の温度を安定して保つことに寄与する。坩堝10の上面の側は開口されて、この開口上面11から、結晶引上機構40の引上軸42が坩堝10内部に挿入されている。結晶引上機構40は、引上軸42と、この引上軸42を図中の上下方向に移動させる動力源44とを備えて構成されている。結晶引上機構40と高周波電源30とは制御部50と接続されている。制御部50は、CPUとメモリとを備えた例えば公知のコンピュータからなり、制御部50が、単結晶育成装置1全体の動作を制御する。
単結晶育成装置1におけるサファイア単結晶の成長では、まず坩堝10内に、成長させる単結晶(本実施形態ではサファイア単結晶)の原料が入れられる。この状態で、高周波電源30によってコイル19に高周波電流を流し、坩堝10の側壁12を加熱する。坩堝10が加熱されることで、坩堝10内のサファイア単結晶原料が溶融し、坩堝10内には溶融したサファイア単結晶原料(溶融原料14)が溜められた状態となる。
このように、溶融されたサファイア単結晶が溜められた状態で、坩堝10内の溶融原料の液面に、種結晶15が浸漬される。種結晶15は、引上軸42の先端に取り付けされており、坩堝10の開口上面11から、先端に種結晶15が取り付けられた引上軸42が坩堝10内に挿入されて、坩堝10の溶融原料の液面に種結晶15が浸漬される。引上軸42は、坩堝10の開口上面11の中心を通る中心軸Cに対応する位置に配置されており、種結晶15が中心軸Cに対応する位置に浸漬される。
種結晶15が溶融原料に浸漬された後、引上げ軸42は、中心軸Cを中心に回転しながら上方に引き上げられる。この後、種結晶15を起点に、溶融原料の単結晶(サファイア単結晶15)が上方に引き上げられるように成長する。
本実施形態の坩堝10は、坩堝10を開口上面11の側から見た、側壁12の上断面は略円形状であって、側壁12とコイル19との離間距離は、側壁12の周方向に沿って一様(略同一)とされている。これにより、コイル19に流される高周波電流によって、側壁12が周方向に沿って一様に加熱される構成とされている。
本実施形態の坩堝10は、側壁12の外周面13に、外側に向けて屈曲した段部18を有している。坩堝10の段部18よりも上面の側の部分外周面(上側部分側面)13aに対し、段部18よりも下面の側の部分外周面(下側部分側面)13bが、外側方向に突出している。部分外周面13bには、外周面13の上側エッジ部13aEよりも外側に位置した角部18Eが形成されている。坩堝10では、上側部分側面13a、および下側部分側面13bの断面形状が、いずれも略円形状とされている。本実施形態の坩堝10は、例えばイリジウムで構成されている。本発明では、坩堝は、モリブデン、イリジウム、タングステン、およびレニウムの、少なくとも一種類を含有してなることが好ましい。
単結晶育成装置1では、坩堝10の周囲に巻き回されたコイル19に交流電源を流すと、特に坩堝10の外周面13に渦電流が誘起され、この外周面13が加熱される(昇温する)。外周面13では、側壁12の特に外周面13に生じる渦電流は、コイル19に近い方がより大きくなる。本実施形態では、段部18よりも上面の側の上側部分側面13aに対し、段部18よりも下面の側の下側部分側面13bが、外側方向に突出して配置されている。本実施形態の単結晶育成装置1では、下側部分側面13bが集中して発熱するので、坩堝10の側壁12の下側部分、すなわち下側部分側面13bに対応する領域において、各部分間の温度差が小さくなる。これにより、坩堝10内の溶融原料14の、各部分間の温度差も抑制され、引き上げ成長中において成長する結晶の品質を、長時間にわたって比較的高く維持しておくことができる。
また、コイル19に交流電流を流すと、外周面13の角部18Eに誘導磁界が比較的集中し、この角部18Eが集中的に発熱する。この際、坩堝10の外周面13の上側エッジ部13aE、下側エッジ部13bEにも、磁界がある程度集中し、これらの部分もある程度集中して発熱する。
また、角部18Eは、上側エッジ部13aEに比べて、より外側に位置している。すなわち、角部18Eは、上側エッジ部13aEに比べてコイル19により近い位置に配置されている。角部18Eは、上側エッジ部13aEに比べて、コイル19に流される交流電流に起因する誘導磁界が、比較的高強度に生成される。また、角部18Eは、上側エッジ部13aEおよび下側エッジ部13bEの双方に比べて、コイル19の巻き回し方向(すなわち、図1中の上下方向)に沿った中央領域に、より近い位置に配置されている。この中央領域では、コイル19に流される交流電流に起因する誘導磁界が、比較的高強度に生成される。側壁12の角部18E、上側エッジ部13aE、下側エッジ部13bEのうち、側壁12の角部18Eにおける発熱は、特に大きくなっている。
本実施形態において、角部18Eは、段部18よりも下面の側の下側部分側面13bに設けられており、坩堝10内に溜められる溶融原料14の液面14aに、比較的近い位置に配されている。角部18Eにおける発熱は、溶融原料14に比較的高い効率で伝わる。このように、単結晶育成装置1では、コイル19に供給した電流のエネルギ―が、角部18Eに集中して伝わり、この角部18Eにおける発熱が、溶融原料14に効率的に伝わる。
本実施形態の坩堝10を用いた単結晶育成装置1では、単結晶の育成、特に原料の加熱・保温にかかるエネルギーを、比較的小さく抑えることができる。
また、角部18Eと下側エッジ部13bEと、が集中して発熱するので、坩堝10の側壁12の下側部分、すなわち下側部分側面13bに対応する領域において、各部分間の温度差が小さくなる。これにより、坩堝10内の溶融原料14の各部分間の温度差も抑制され、引き上げ成長中において成長する結晶の品質を、長時間にわたって比較的高く維持しておくことができる。
本実施形態においては、コイル19が、坩堝10の上端に近い部分まで、巻き回されて配置されている。このため、本実施形態では、上側エッジ部13aEおよび下側エッジ部13bEの双方に比べて、角部18Eが、コイル19の巻き回し方向(すなわち、図1中の上下方向)に沿った中央領域に、より近い位置に配置されている。本発明では、コイル19の巻き回し方向に沿った中央領域に、例えば下部エッジ部13bEが、最も近く配置されていてもよい。この場合も、溶融原料14から最も離れた位置にある、上側エッジ部13aEにおける発熱のエネルギーに起因した、部分的な温度の相違が抑制され、溶融原料14に効率的に熱エネルギーが伝わる。
次に、単結晶育成装置1を用いてサファイア単結晶を育成する、第2の実施形態について説明する。第2の実施形態では、いわゆるEFG法によってサファイア単結晶を育成する。
以下、第1の実施形態と同様の構成については、第1の実施形態と同じ符号を用い、第2の実施形態の単結晶育成装置について説明する。図2では、単結晶育成装置1を用いて、第2の実施形態の単結晶育成を行っている状態を示している。図2(a)は、第2の実施形態における、単結晶育成装置1の坩堝10近傍の一部について説明する概略側断面図であり、図2(b)は図2(a)に示す部分の概略上断面図である。
第2の実施形態では、図2(a)および(b)に示すように、溶融原料14に、複数のスリット21が設けられた金型20が浸漬されている。金型20のスリット21内には、溶融原料14が毛細管現象によって濡れ上がっている。第2の実施形態では、このスリット21の開口上面21aから種結晶を浸漬して、この種結晶を引き上げて、断面が開口上面21aに即した形状のサファイア単結晶基板30を作製する。
図3は、図2(a)の一部を拡大して示す図である。より具体的には、金型20の上側面近傍を拡大して示している。金型20のスリット21内を、毛細管現象によって濡れ上がった溶融原料14は、スリット21内の開口上面21aより上側領域においてメニスカス14aを形成し、このメニスカス14a内に、サファイア単結晶の固液界面が位置している。
第2の実施形態では、金型20の上断面は長方形状を有し、上断面が一方向に沿って長尺の長方形であるスリット21が複数配置されている。坩堝10は、側壁12の上断面が略円形状であって、側壁12とコイル19との離間距離は、側壁12の周方向に沿って一様(略同一)とされている。坩堝10内に、上断面が長方形状である金型20を配置すると、金型20の短辺側側面20Sと、金型20の長辺側側面20Lとでは、坩堝10の側壁12との離間距離が相違する。
第2の実施形態では、上側エッジ部13aEにおける成長中の発熱は、金型20、および上述のメニスカス14aに比較的伝わり易い。上述のように、金型20の短辺側側面20Sと、金型20の長辺側側面20Lとでは、坩堝10の側壁12との離間距離が相違しているので、側壁12からの伝熱量は、長辺側側面20Lと短辺側側面20Sとで、比較的大きく相違する。これにより、メニスカス14a内における単結晶の固液界面の、各部分間の温度差が比較的大きくなり、成長される結晶の品質が比較的低くなることがあった。
特に、側壁12の上側エッジ部13Eは、金型20に比較的近く、かつ溶融原料14などの熱容量が大きな物体を介さずに金型20と対向している。この側壁12の上側エッジ部13aEにおいて比較的大きな発熱があった場合、この発熱による熱量は、金型20およびメニスカス14aに良好に伝熱し、金型20およびメニスカス14aの温度分布につながる。この場合、例えば、坩堝10の側壁12に比較的近い、図2(b)に点線で示すような短辺側側面20Sの近傍部分の温度が、他の部分と比較して高くなり易い。例えば、なるべく幅広のサファイア単結晶基板を作製するため、金型20およびスリット21を長尺方向に長くした場合、金型20の短辺側端面20Sは側壁12により近付き、短辺側側面20Sの近傍部分の温度が上昇し易くなる。この側壁12の上側エッジ部13aEにおいて比較的大きな発熱があった場合、金型20を長尺方向に長くしても、短辺側側面20Sの近傍部分の温度が比較的高くなり、作製する単結晶の幅を比較的長くすることは困難である。
単結晶装置1では、コイル19に流される交流電流に起因する誘導磁界が、角部18Eに比較的集中し、上側エッジ部13aEにおける磁界の集中が比較的抑えられている。第2の実施形態においても、金型20およびメニスカス14aの温度分布が抑制され、比較的高い品質の単結晶が作製される。また、短辺側側面20Sの近傍部分の温度が比較的高くなることを抑制することが可能であり、比較的大きな幅の単結晶基板を安定して作製することができる。
上述の実施形態では、坩堝の側面に段部を一か所だけ備えているが、本発明において坩堝の側面が備える段部の数は、特に限定されない。図4は、本発明の坩堝の一実施形態について説明する概略断面図であり、上述の各実施形態で示す坩堝とは異なる形態について示している。本発明の坩堝は、図4に示すように、段部18よりも下側の部分表面13bに、複数の凹部42が形成された形状であってもよい。この場合、誘導磁界が集中するエッジ形状の箇所が比較的多くなり、下側部分における発熱が比較的大きくされる。
また、上記実施形態では、サファイア単結晶基板を成長させる例について説明しているが、本発明において成長させる単結晶原料は、特に限定されない。
また、本発明の単結晶育成装置を用い、いわゆるキロポーラス法によって単結晶を育成してもよい。キロポーラス法は、原料を充填した坩堝を高周波誘導加熱によって高温に加熱して原料を溶融し、上方から種結晶を溶融原料に浸漬した後、加熱を調節して溶融原料の温度を徐々に降下させ、引き上げを行うことなく坩堝の中で結晶化させることにより単結晶を育成する方法である。本発明では、キロポーラス法による結晶成長においても、比較的少ない供給エネルギーで、溶融原料の温度を一定レベルに保つことができる。また、溶融原料の温度分布が比較的小さく抑制される。この場合も、比較的高いエネルギー効率で、比較的高い品質の単結晶基板を安定して作製することができる。
本発明は上記実施形態に限定されるものでなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、各種の改良および変更を行ってもよいのはもちろんである。
本発明の単結晶育成装置の一実施形態の構成を示す概略構成図である。 単結晶育成装置を用いて行う単結晶育成方法の他の実施形態を示す図であり、(a)は単結晶育成装置の坩堝近傍の一部について説明する概略側断面図であり、(b)は(a)に示す一部分の概略上断面図である。 図2(a)の一部を拡大して示す図である。 本発明の坩堝の他の実施形態の概略断面図である。 従来の単結晶育成装置の一例の概略断面図である。
符号の説明
10 坩堝
12 側壁
13 外周面
13a 上側部分側面
13aE 上側エッジ部
13b 下側部分側面13b
13bE 下側エッジ部
14 溶融原料
14a メニスカス
15 種結晶
16 坩堝保持容器
17 保温材
18 段部
18E 角部
19 コイル
20 金型
21 スリット
30 高周波電源
40 結晶引上機構
42 引上軸
44 動力源
50 制御部
100 育成装置
102 コイル
104 坩堝
106 溶融原料

Claims (7)

  1. 単結晶育成装置に配置され、周囲に配される誘導コイルに電流が流れることで側壁が発熱する坩堝であって、
    前記側壁の外周面に、外側に向けて屈曲した段部を有し、
    前記段部よりも上面の側の部分外周面に対し、前記段部よりも下面の側の部分外周面が、外側方向に位置していることを特徴とする単結晶育成装置用坩堝。
  2. 前記下面の側の部分外周面に、
    前記外周面の上端の角部よりも外側に位置した角部を有することを特徴とする請求項1記載の単結晶育成装置用坩堝。
  3. 前記上面の側の部分外周面、および前記下面の側の部分外周面、の断面形状がいずれも、略円形状であることを特徴とする請求項1または2記載の単結晶育成装置用坩堝。
  4. モリブデン、イリジウム、タングステン、およびレニウムの、少なくとも一種類を含有してなる請求項1〜3のいずれかに記載の単結晶育成装置用坩堝。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の単結晶育成装置用坩堝内に原料を配し、
    前記坩堝の側壁を囲むように巻き回された誘導コイルに電流を流し、前記坩堝の側壁を誘導加熱によって加熱して前記坩堝内の原料を溶融させ、
    前記坩堝内の原料を溶融させた状態で、前記坩堝の開口された上面から、前記原料の種結晶を、溶融した前記原料の液面へ浸漬させて、前記原料の単結晶を成長させる単結晶育成方法。
  6. 請求項1〜4のいずれかに記載の単結晶育成装置用坩堝と、
    前記坩堝の側壁を囲むように巻き回された誘導コイルと、
    前記誘導コイルと接続した電源と、を有したことを特徴とする単結晶育成装置。
  7. 前記坩堝は、モリブデン、イリジウム、タングステン、およびレニウムの、少なくとも一種類を含有してなる請求項6記載の単結晶育成装置。
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