JP2010052568A - 車両の制御装置及びその制御方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】エンジン自動停止後、S13でエンジン始動条件が成立したか否か判定され、Yesの場合、エンジン1に始動指令を送りエンジンを始動させると共に、タービン回転数が600rpmを越えて300rpmを下回るまでヒルホールド制御部がブレーキ液圧を保持する。タービン回転数が300rpmを下回ると、ブレーキ液圧Pが減圧される(S17)。
【選択図】 図6
Description
図4に示すように、エンジン1と自動変速機10とブレーキ装置220を統括して制御する統括コントロールユニット200が設けられている。このコントロールユニット200は、車速を検出する車速センサ201、エンジン1のスロットル開度を検出するスロットル開度センサ202、エンジン1の出力回転を検出するエンジン回転数センサ203、トルクコンバータ20の出力回転を検出するタービン回転数センサ204、運転者により選択されたシフト位置(レンジ)を検出するシフト位置センサ205、アクセルペダルの開度を検出するアクセル開度センサ206、ブレーキペダルを操作しているときに時にONとなるブレーキSW207、ブレーキ装置の作動油の油圧を検出するブレーキ液圧センサ208、作動油の温度を検出する油温センサ209、車両先方の障害物を検出するマイクロ波レーザー装置210と、ナビゲーションシステム211等からの信号を入力し、その入力結果に基いて、油圧制御回路100の第1、第2SV111,112、第1〜第3DSV121〜123及びLSV131を介しての変速制御や、エンジン1の自動停止自動始動制御およびそれに付随する電動ポンプ171を駆動するポンプモータ172の駆動制御等を実行する。
最初にS1において、必要な各種信号(例えば、シフト位置信号、車速信号、ブレーキスイッチ信号、アクセル開度信号、VICS情報、登坂勾配情報など)が読み込まれる。
このエンジンアイドル停止条件は、変速段が1速であり、車速が零であり、ブレーキスイッチがONであることの3条件である。このエンジンアイドル停止条件が成立している場合にS3へ移行して、車両の状況が急発進できない状況であるか否か判定される。本実施例では、ナビケーションシステム211から受けるVICS情報(交通渋滞情報)に基づいて、走行中の道路が渋滞中である場合にはS3でYesと判定され、渋滞中でない場合にはS3でNoと判定される。
最初にS10において、ブレーキ装置220の作動によるホイールブレーキ液圧Pが所定の液圧Paを越えたか否か判定し、前記ブレーキ液圧Pが所定液圧Paを超えるとエンジン1が停止(S11)されると共に、ヒルホールド制御部223によるブレーキ液圧Pの保持(S12)が実行されてS13に移行する。
最初にS20において、ブレーキ液圧Pが所定液圧P0以上か否か判定し、所定液圧P0以上になると、所定液圧P0以上になってから所定時間経過した否か判定し(S21)、その所定時間が経過すると、S22においてクラッチ圧を維持する為に電動ポンプ171が起動される。
その電動ポンプ171の起動後所定時間経過したか否か判定し(S23)、その判定がYesになるとS24においてエンジン1が停止される。
図10に示すように、ブレーキ装置220が作動して車速が零まで低下し、変速機10が走行レンジの1速段に切換わるなど、エンジン1のアイドル停止条件が成立すると、自動停止自動始動制御部221によりアイドルストップ判定が行われエンジン1が停止される(時刻t1)。このエンジン1が停止すると、変速機10内の油圧、即ちフォワードクラッチ51内のクラッチ圧も急低下し、フォワードクラッチ51はニュートラル状態になり、電動ポンプ171は停止状態に維持されている。
自動変速機10が走行レンジ状態、所謂クラッチ締結をタービン回転数Ntの変化で検出してホイールブレーキ作動圧の保持を解除するため、ブレーキの引きずりを起こすことなく、エンジン始動後、最短の時間で車両の走行再開の応答性を確保すると共に、登坂に停車しているときでも車両の下降を防止できる。
1 ]前記実施例では、メインポンプ12と電動ポンプ171とを備えた自動変速機10について説明を行ったが、電動ポンプ171を設けない自動変速機に適用することも可能である。また、車両が急発進困難である場合について説明しているが、急発進の要求に拘りなく、通常の運転時に適用しても有効である。
10 自動変速機
12 メインポンプ
200 コントロールユニット
204 タービン回転数センサ
206 アクセル開度センサ
207 ブレーキSW
208 ブレーキ液圧センサ
211 ナビゲーションシステム
220 ブレーキ装置
221 自動停止自動始動制御部
222 スイープダウン制御部
223 ヒルホールド制御部
Claims (5)
- エンジンと、流体伝動装置と、油圧源としてエンジンにより駆動される油圧ポンプを有する自動変速機と、ブレーキ操作の解除後の所定時間の間、車両停止のためのホイールブレーキ作動圧を保持するヒルホールド制御手段とを搭載した車両の制御装置であって、前記自動変速機が走行レンジ状態で且つ油圧源がドレーン状態にあるとき所定の車両停止条件成立時にエンジンを停止させると共に所定の再始動条件成立時にエンジンを再始動させる制御手段を有する車両の制御装置において、
前記流体伝動装置の出力軸のタービン回転数を検出するタービン回転数検出手段を有し、
前記制御手段は、エンジン再始動後のタービン回転数が一旦立上った後、所定回転数以下になったときに前記ホイールブレーキ作動圧の保持を解除することを特徴とする車両の制御装置。 - アクセル開度を検出するアクセル開度検出手段と、
前記ホイールブレーキ作動圧保持の解除の際、時間経過に伴ってホイールブレーキ作動圧を低下させるスイープダウン手段とを有し、
アクセル開度が大きいほど前記スイープダウンによるホイールブレーキ作動圧の低下傾向を大とすることを特徴とする請求項1に記載の車両の制御装置。 - 登坂勾配を検出する登坂勾配検出手段を有し、
登坂勾配が大きいほど前記タービンの所定回転数を小とすることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両の制御装置。 - 油圧源としてモータにより駆動される電動ポンプを有し、
前記制御手段は、前記電動ポンプを起動しないでエンジン停止後エンジンを再始動させる第1の制御態様と、前記電動ポンプを起動してエンジン停止後エンジンを再始動させる第2の制御態様とを備えると共に、前記第1の制御態様のとき、エンジン再始動後のタービン回転数が一旦立上った後、所定回転数以下になったときに前記ホイールブレーキ作動圧の保持を解除することを特徴とする請求項1〜3の何れかに記載の車両の制御装置。 - エンジンと、流体伝動装置と、油圧源としてエンジンにより駆動される油圧ポンプを有する自動変速機と、ブレーキ操作の解除後の所定時間の間、車両停止のためのホイールブレーキ作動圧を保持するヒルホールド制御手段とを搭載した車両の制御方法であって、前記自動変速機が走行レンジ状態で且つ油圧源がドレーン状態にあるとき所定の車両停止条件成立時にエンジンを停止させると共に所定の再始動条件成立時にエンジンを再始動させる制御手段を有する車両の制御方法において、
エンジン再始動後のタービン回転数が一旦立上った後、所定回転数以下になったときに前記ホイールブレーキ作動圧の保持を解除することを特徴とする車両の制御方法。
Priority Applications (1)
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JP2008219127A JP2010052568A (ja) | 2008-08-28 | 2008-08-28 | 車両の制御装置及びその制御方法 |
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