JP2010051114A - スイッチングレギュレータ - Google Patents

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Abstract

【課題】電力変換効率を向上させることができるスイッチングレギュレータを得る。
【解決手段】ドライバ回路5は、負荷電流判定回路6から、負荷電流ioutが所定値io1以上であることを示す信号が入力されると、オン抵抗が小さいスイッチングトランジスタM1及び同期整流用トランジスタM2を使用してスイッチング動作を行わせると共に、オン抵抗が大きいスイッチングトランジスタM3及び同期整流用トランジスタM4をそれぞれオフさせて遮断状態にし、負荷電流判定回路6から、負荷電流ioutが所定値io1未満であることを示す信号が入力されると、スイッチングトランジスタM3及び同期整流用トランジスタM4を使用してスイッチング動作を行わせると共に、スイッチングトランジスタM1及び同期整流用トランジスタM2をそれぞれオフさせて遮断状態にする。
【選択図】図1

Description

本発明は、DC−DCコンバータをなすスイッチングレギュレータに関し、特にスイッチングレギュレータの高効率化に関する。
近年、環境問題に対する配慮から電子機器の省電力化が求められており、特に電池駆動による電子機器においてその傾向が顕著である。一般に、省電力化を図るためには、電子機器で消費する電力を削減することと、電源回路自体の効率を向上させて無駄な電力消費を抑えることが重要である。小型の電子機器に使用される高効率の電源回路としては、インダクタを使用した非絶縁型のスイッチングレギュレータが広く使用されている。
スイッチングレギュレータの制御方式には、大きく2つの方式が知られている。1つはスイッチング周波数が一定で、スイッチングトランジスタのオン時間を変化させることで出力電圧が一定になるように制御するPWM(pulse width modulation)制御方式であり、もう1つはスイッチングトランジスタのオン時間が一定で、スイッチング周波数を変化させて出力電圧が一定になるように制御するPFM(pulse frequency modulation)制御方式である。
スイッチングトランジスタには、最大負荷電流が流れるためサイズの大きなトランジスタが使用される。このため、スイッチングトランジスタのゲート容量が大きくなり、ゲート容量はスイッチングトランジスタがオン/オフする度に充放電されるため、スイッチング周波数が高くなると該充放電による電力損失も大きくなっていた。負荷電流が大きい場合は、ゲート容量の充放電による損失は電力変換効率に大きな影響を与えることはない。
しかし、PWM制御方式では、軽負荷でも一定周期でスイッチングトランジスタのオン/オフ制御を行うため、負荷電流が小さくなるにしたがって、ゲート容量の充放電による電力損失の影響が大きくなり電力変換効率が低下する。また、PFM制御方式では、軽負荷になるほど周波数が低くなるため、ゲート容量の充放電による電力損失は小さくなり、軽負荷に対してはPWM制御方式よりも電力変換効率が高かった。
このようなことから、負荷の大きさに応じて、PWM制御とPFM制御を切り換えて行うことにより、軽負荷から重負荷まで電源効率を高めることができる電源回路が提案されていた(例えば、特許文献1参照。)。更に、図4に示すように、PWM制御時に使用する、オン抵抗は小さいがゲート容量の大きいスイッチングトランジスタQ101と、PFM制御時に使用する、オン抵抗は大きいがゲート容量の小さいスイッチングトランジスタQ102を備え、PFM制御時にはオン抵抗が大きいがゲート容量の小さいスイッチングトランジスタQ102を使用することにより、更に電力変換効率を向上させる技術があった(例えば、特許文献2参照。)。
特許第3647811号公報 特開2002−300774号公報
しかし、図4で示したものでは、単純にPWM制御時とPFM制御時でスイッチングトランジスタを切り換えているため、PFM制御時のスイッチング周波数によっては、オン抵抗が小さくゲート容量の大きいスイッチングトランジスタQ101を使用した方が、高効率を得られる場合でも、オン抵抗が大きくゲート容量の小さいスイッチングトランジスタQ102が使用されるという問題があった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、常に、最大効率が得られるように異なる特性の2つのスイッチングトランジスタから1つを選択して使用することにより、電力変換効率を向上させることができるスイッチングレギュレータを得ることを目的とする。
この発明に係るスイッチングレギュレータは、入力端子に入力された入力電圧を、所定の定電圧に変換して出力電圧として出力端子から出力するスイッチングレギュレータにおいて、
制御電極に入力された制御信号に応じてスイッチングを行う第1のスイッチングトランジスタと、
制御電極に入力された制御信号に応じてスイッチングを行う、前記第1のスイッチングトランジスタよりもオン抵抗が大きい第2のスイッチングトランジスタと、
前記第1又は第2のスイッチングトランジスタのスイッチングによって前記入力電圧による充電が行われるインダクタと、
該インダクタの放電を行う整流素子と、
前記出力電圧が前記所定の定電圧になるように、前記第1及び第2の各スイッチングトランジスタに対するスイッチング制御を行う制御回路部と、
を備え、
前記制御回路部は、前記第1のスイッチングトランジスタを使用してスイッチング動作を行ったときの第1電力変換効率が、前記第2のスイッチングトランジスタを使用してスイッチング動作を行ったときの第2電力変換効率以上である場合、前記第1のスイッチングトランジスタに対してのみ前記スイッチング動作を行わせ、前記第1電力変換効率が前記第2電力変換効率未満である場合は、前記第2のスイッチングトランジスタに対してのみ前記スイッチング動作を行わせるものである。
また、この発明に係るスイッチングレギュレータは、入力端子に入力された入力電圧を、所定の定電圧に変換して出力電圧として出力端子から出力するスイッチングレギュレータにおいて、
制御電極に入力された制御信号に応じてスイッチングを行う第1のスイッチングトランジスタと、
制御電極に入力された制御信号に応じてスイッチングを行う、前記第1のスイッチングトランジスタよりもオン抵抗が大きい第2のスイッチングトランジスタと、
前記第1又は第2のスイッチングトランジスタのスイッチングによって前記入力電圧による充電が行われるインダクタと、
前記第1のスイッチングトランジスタと相反するスイッチング動作を行って該インダクタの放電を行う第1の同期整流用トランジスタと、
前記第2のスイッチングトランジスタと相反するスイッチング動作を行って前記インダクタの放電を行う、前記第1の同期整流用トランジスタよりもオン抵抗が大きい第2の同期整流用トランジスタと、
前記出力電圧が前記所定の定電圧になるように、前記第1及び第2の各スイッチングトランジスタに対してスイッチング制御を行うと共に、前記第1及び第2の各同期整流用トランジスタに対して前記第1及び第2の各スイッチングトランジスタと相反するスイッチング動作を行わせる制御回路部と、
を備え、
前記制御回路部は、前記第1のスイッチングトランジスタを使用して前記スイッチング動作を行わせたときの第1電力変換効率が、前記第2のスイッチングトランジスタを使用して前記スイッチング動作を行わせたときの第2電力変換効率以上である場合、前記第1のスイッチングトランジスタ及び前記第1の同期整流用トランジスタに対してのみ前記スイッチング動作を行わせ、前記第1電力変換効率が前記第2電力変換効率未満である場合は、前記第2のスイッチングトランジスタ及び前記第2の同期整流用トランジスタに対してのみ前記スイッチング動作を行わせるものである。
具体的には、前記出力端子から出力される負荷電流の検出を行い、該負荷電流が所定の電流値以上であるか否かの判定を行う負荷電流判定回路部を備え、前記制御回路部は、該負荷電流判定回路部によって前記負荷電流が所定の電流値以上であると判定されると、前記第1のスイッチングトランジスタを使用して前記スイッチング動作を行わせ、前記負荷電流判定回路部によって前記負荷電流が所定の電流値未満であると判定されると、前記第2のスイッチングトランジスタを使用して前記スイッチング動作を行わせるようにした。
この場合、前記所定の電流値は、前記第1電力変換効率と前記第2電力変換効率が等しくなるときの前記負荷電流の電流値であるようにした。
また、前記第1及び第2の各スイッチングトランジスタに対してPFM制御を行うために前記制御回路部によって生成されたパルス信号の周波数の検出を行い、該周波数が第1の所定値以上であるか否かの判定を行う周波数判定回路部を備え、前記制御回路部は、該周波数判定回路部によって前記周波数が第1の所定値以上であると判定されると、前記第1のスイッチングトランジスタを使用して前記スイッチング動作を行わせ、前記周波数判定回路部によって前記周波数が第1の所定値未満であると判定されると、前記第2のスイッチングトランジスタを使用して前記スイッチング動作を行わせるようにしてもよい。
この場合、前記第1の所定値は、前記第1電力変換効率と前記第2電力変換効率が等しくなるときの前記周波数の値であるようにした。
また、前記第1及び第2の各スイッチングトランジスタに対してPWM制御を行うために前記制御回路部によって生成されたパルス信号のパルス幅の検出を行い、前記第1及び第2の各スイッチングトランジスタをオンさせるためのパルスのパルス幅が第2の所定値以上であるか否かの判定を行うパルス幅判定回路部を備え、前記制御回路部は、該パルス幅判定回路部によって前記パルス幅が第2の所定値以上であると判定されると、前記第1のスイッチングトランジスタを使用して前記スイッチング動作を行わせ、前記パルス幅判定回路部によって前記パルス幅が第2の所定値未満であると判定されると、前記第2のスイッチングトランジスタを使用して前記スイッチング動作を行わせるようにしてもよい。
この場合、前記第2の所定値は、前記第1電力変換効率と前記第2電力変換効率が等しくなるときの前記パルス幅であるようにした。
また、前記第1及び第2の各スイッチングトランジスタは、MOSトランジスタであり、前記第2のスイッチングトランジスタは、ゲート容量が前記第1のスイッチングトランジスタよりも小さくなるようにした。
また、前記第1及び第2の各同期整流用トランジスタは、MOSトランジスタであり、前記第2の同期整流用トランジスタは、ゲート容量が前記第1の同期整流用トランジスタよりも小さくなるようにした。
本発明のスイッチングレギュレータによれば、前記第1のスイッチングトランジスタを使用してスイッチング動作を行ったときの第1電力変換効率が、前記第2のスイッチングトランジスタを使用してスイッチング動作を行ったときの第2電力変換効率以上である場合、前記第1のスイッチングトランジスタを使用して前記スイッチング動作を行わせ、前記第1電力変換効率が前記第2電力変換効率未満である場合は、前記第2のスイッチングトランジスタを使用して前記スイッチング動作を行わせるようにしたことから、より電力変換効率を向上させることができる。
また、電力変換効率の検出に、該効率に関与する負荷電流、スイッチングトランジスタのオン時間を示すパルス幅又はスイッチング周波数のいずれか1つのパラメータを使用することができ、どのような制御方式のスイッチングレギュレータにおいても実施することができる。
次に、図面に示す実施の形態に基づいて、本発明を詳細に説明する。
第1の実施の形態.
図1は、本発明の第1の実施の形態におけるスイッチングレギュレータの回路構成例を示した図である。
図1において、スイッチングレギュレータ1は、入力端子INに入力された入力電圧Vinを所定の定電圧に変換し、出力電圧Voutとして出力端子OUTから負荷10に出力する同期整流方式の降圧型スイッチングレギュレータである。
スイッチングレギュレータ1は、入力電圧Vinの出力制御を行うためのスイッチング動作を行うPMOSトランジスタからなるスイッチングトランジスタM1及びM3と、NMOSトランジスタからなる同期整流用トランジスタM2及びM4とを備えている。
更に、スイッチングレギュレータ1は、基準電圧発生回路2と、出力電圧検出用の抵抗R1,R2と、インダクタL1と、出力コンデンサCoと、誤差増幅回路3と、制御回路4と、ドライバ回路5と、負荷電流判定回路6とを備えている。なお、スイッチングトランジスタM1は第1のスイッチングトランジスタを、同期整流用トランジスタM2は第2の同期整流用トランジスタを、スイッチングトランジスタM3は第2のスイッチングトランジスタを、同期整流用トランジスタM4は第2の同期整流用トランジスタをそれぞれなし、基準電圧発生回路2、抵抗R1,R2、誤差増幅回路3、制御回路4及びドライバ回路5は制御回路部をなすと共に、負荷電流判定回路6は負荷電流判定回路部をなす。また、スイッチングレギュレータ1において、インダクタL1及び出力コンデンサCoを除く各回路を1つのICに集積するようにしてもよい。
入力端子INと接地電圧Vssとの間には、スイッチングトランジスタM1と同期整流用トランジスタM2が直列に接続されると共に、スイッチングトランジスタM3と同期整流用トランジスタM4が直列に接続されている。スイッチングトランジスタM1と同期整流用トランジスタM2との接続部、及びスイッチングトランジスタM3と同期整流用トランジスタM4との接続部は接続され、該接続部をLXとする。接続部LXと出力端子OUTとの間にはインダクタL1が接続され、出力端子OUTと接地電圧Vssとの間には、抵抗R1及びR2が直列に接続されると共に出力コンデンサCoが接続され、抵抗R1とR2との接続部から分圧電圧Vfbが出力される。
基準電圧発生回路2は、所定の基準電圧Vrefを生成して出力し、出力電圧検出用の抵抗R1,R2は、出力電圧Voutを分圧して分圧電圧Vfbを生成し出力する。誤差増幅回路3において、反転入力端には分圧電圧Vfbが、非反転入力端には基準電圧Vrefがそれぞれ入力され、誤差増幅回路3は、入力された分圧電圧Vfbと基準電圧Vrefとの電圧差を増幅して誤差電圧Veを生成し、制御回路4に出力する。
制御回路4は、誤差増幅回路3からの誤差電圧Veを所定の方法でPWM変調又はPFM変調してパルス信号Spwを生成しドライバ回路5に出力する。パルス信号Spwは、PWM変調して生成された場合は、一定の周波数で誤差増幅回路3からの誤差電圧Veに応じたパルス幅を有する信号であり、PFM変調して生成された場合は、一定のパルス幅で誤差増幅回路3からの誤差電圧Veに応じた周波数を有する信号になる。
負荷電流判定回路6は、接続部LXの電圧VLXから、出力端子OUTから負荷10に供給される負荷電流ioutの検出を行い、負荷電流ioutが所定値io1以上である否かを示す信号を生成してドライバ回路5に出力する。
ドライバ回路5は、入力されたパルス信号Spwを基に制御信号PS1、PS2、NS1及びNS2をそれぞれ生成し、スイッチングトランジスタM1及びM3の各ゲートに制御信号PS1及びPS2を対応して出力すると共に、同期整流用トランジスタM2及びM4の各ゲートに制御信号NS1及びNS2を対応して出力し、スイッチングトランジスタM1,M3及び同期整流用トランジスタM2,M4の駆動制御を行う。
また、ドライバ回路5は、負荷電流判定回路6から、負荷電流ioutが所定値io1以上であることを示す信号が入力されると、スイッチングトランジスタM1及び同期整流用トランジスタM2を使用してスイッチング動作を行わせると共に、スイッチングトランジスタM3及び同期整流用トランジスタM4をそれぞれオフさせて遮断状態にする。また、ドライバ回路5は、負荷電流判定回路6から、負荷電流ioutが所定値io1未満であることを示す信号が入力されると、スイッチングトランジスタM3及び同期整流用トランジスタM4を使用してスイッチング動作を行わせると共に、スイッチングトランジスタM1及び同期整流用トランジスタM2をそれぞれオフさせて遮断状態にする。
負荷電流判定回路6は、スイッチングトランジスタM1又はM3がオンしている間の入力電圧Vinと電圧VLXとの電圧差から負荷電流ioutを検出し、負荷電流ioutが所定の電流値io1以上であるか否かを判定して該判定結果を示す信号をドライバ回路5に出力する。所定の電流値io1とは、スイッチングトランジスタM1と同期整流用トランジスタM2を使用してスイッチング動作を行った場合の第1電力変換効率と、スイッチングトランジスタM3と同期整流用トランジスタM4を使用してスイッチング動作を行った場合の第2電力変換効率がほぼ等しくなる又は等しくなるときの負荷電流ioutの電流値である。負荷電流判定回路6は、例えば、負荷電流ioutが所定の電流値io1以上である場合はハイレベルの信号を出力し、負荷電流ioutが所定の電流値io1未満である場合はローレベルの信号を出力する。
スイッチングトランジスタM1及び同期整流用トランジスタM2は、大電流を流すことができるようにオン抵抗を小さくするため、それぞれ素子サイズが大きくゲート容量も大きい。これに対して、スイッチングトランジスタM3は、軽負荷時に動作させるため、スイッチングトランジスタM1よりも、オン抵抗が遥かに大きいが、素子サイズを小さくすることができるため、ゲート容量が遥かに小さい。同様に、同期整流用トランジスタM4は、軽負荷時に動作させるため、同期整流用トランジスタM2よりも、オン抵抗が遥かに大きいが、素子サイズを小さくすることができるため、ゲート容量が遥かに小さい。
ここで、所定の電流値io1についてもう少し詳しく説明する。
スイッチングトランジスタM1及び同期整流用トランジスタM2を使用している場合と、スイッチングトランジスタM3及び同期整流用トランジスタM4を使用している場合とで電力変換効率が同じになるときは、スイッチングトランジスタM1及び同期整流用トランジスタM2での損失と、スイッチングトランジスタM3及び同期整流用トランジスタM4での損失が等しいときである。
そこで、スイッチングトランジスタM1と同期整流用トランジスタM2のオン抵抗の合成出力インピーダンスをr1とし、スイッチングトランジスタM1と同期整流用トランジスタM2の合成ゲート容量をc1とする。同様に、スイッチングトランジスタM3と同期整流用トランジスタM4のオン抵抗の合成出力インピーダンスをr2とし、スイッチングトランジスタM3と同期整流用トランジスタM4の合成ゲート容量をc2とする。
出力インピーダンスによる損失は、負荷電流ioutの2乗に比例し、スイッチングトランジスタM1,M3と同期整流用トランジスタM2,M4のオン時間に比例する。また、ゲート容量による損失は、スイッチングトランジスタM1,M3と同期整流用トランジスタM2,M4のスイッチング周波数fに比例する。これらのことから、スイッチングトランジスタM1,M3のオン時間をtとすると、スイッチングトランジスタM1と同期整流用トランジスタM2が動作しているときの損失P1は、下記(1)式のようになる。
P1=iout×t×r1+f×c1………………(1)
また、スイッチングトランジスタM3と同期整流用トランジスタM4が動作しているときの損失P2は、下記(2)式のようになる。
P2=iout×t×r2+f×c2………………(2)
前記のように、(1)式と(2)式が等しいときが、電力変換効率が等しいときであることから、下記(3)式のようになり、下記(3)式を満たしたときの負荷電流ioutの電流値が電流値io1になる。
iout×t×r1+f×c1=iout×t×r2+f×c2………………(3)
前記(3)式でiout=io1にすると、下記(4)式のようになる。
io1×t×r1+f×c1=io1×t×r2+f×c2………(4)
前記(4)式から下記(5)式が得られる。
io1=f×(c2−c1)/{t×(r1−r2)}………………(5)
ここで、スイッチングトランジスタM1とM3の素子サイズの比をK:1(K>1)とし、同期整流用トランジスタM2とM4の素子サイズの比も同じくK:1とする。すると、出力インピーダンスr1とr2の関係はおよそr2=K×r1になり、ゲート容量の関係はc1=K×c2になる。これらを前記(5)式に代入すると、下記(6)式のようになる。
io1=f×c2/(t×r1)………………(6)
制御回路4がPWM制御を行う場合は、スイッチング周波数fの値は固定されており、オン時間tは負荷電流ioutに比例するため、該比例定数をMとするとt=M×io1になる。これを前記(6)式に代入すると、下記(7)式が得られ、電流値io1を求めることができる。
io1=f×c2/(M×r1)………………(7)
また、制御回路4がPFM制御を行う場合は、オン時間tが固定されており、スイッチング周波数fは負荷電流ioutに比例するため、該比例定数をNとするとf=N×io1になる。これを前記(6)式に代入すると、下記(8)式が得られ、電流値io1を求めることができる。
io1=N×c2/(t×r1)………………(8)
このように、本第1の実施の形態におけるスイッチングレギュレータは、負荷電流ioutが所定の電流値io1以上である場合は、スイッチングトランジスタM1と同期整流用トランジスタM2を使用し、負荷電流ioutが所定の電流値io1未満である場合は、スイッチングトランジスタM2と同期整流用トランジスタM4を使用するようにしたことから、電力変換効率を向上させることができる。
第2の実施の形態.
前記第1の実施の形態では、負荷電流ioutに応じてスイッチングトランジスタと同期整流用トランジスタを選択して使用するようにしたが、PFM制御を行う場合、スイッチング周波数fに応じてスイッチングトランジスタと同期整流用トランジスタを選択して使用するようにしてもよく、このようにしたものを本発明の第2の実施の形態とする。
図2は、本発明の第2の実施の形態におけるスイッチングレギュレータの回路構成例を示した図である。なお、図2では、図1と同じもの又は同様のものは同じ符号で示し、ここではその説明を省略すると共に図1との相違点のみ説明する。
図2における図1との相違点は、図1の制御回路4をPFM制御回路11に置き換え、負荷電流判定回路6をなくして周波数判定回路12を設けたことにある。これに伴って、図1のスイッチングレギュレータ1をスイッチングレギュレータ1aにした。
図2において、スイッチングレギュレータ1aは、入力端子INに入力された入力電圧Vinを所定の定電圧に変換し、出力電圧Voutとして出力端子OUTから負荷10に出力する同期整流方式の降圧型スイッチングレギュレータである。
スイッチングレギュレータ1aは、スイッチングトランジスタM1,M3と、同期整流用トランジスタM2,M4と、基準電圧発生回路2と、抵抗R1,R2と、インダクタL1と、出力コンデンサCoと、誤差増幅回路3と、PFM制御回路11と、ドライバ回路5と、周波数判定回路12とを備えている。なお、基準電圧発生回路2、抵抗R1,R2、誤差増幅回路3、PFM制御回路11及びドライバ回路5は制御回路部をなし、周波数判定回路12は周波数判定回路部をなす。また、スイッチングレギュレータ1aにおいて、インダクタL1及び出力コンデンサCoを除く各回路を1つのICに集積するようにしてもよい。
誤差増幅回路3は、入力された分圧電圧Vfbと基準電圧Vrefとの電圧差を増幅して誤差電圧Veを生成し、PFM制御回路11に出力する。PFM制御回路11は、誤差増幅回路3からの誤差電圧Veを所定の方法でPFM変調してパルス信号Spwを生成してドライバ回路5及び周波数判定回路12にそれぞれ出力する。パルス信号Spwは、一定のパルス幅で誤差増幅回路3からの誤差電圧Veに応じた周波数を有する信号になる。
周波数判定回路12は、PFM制御回路11から出力されたパルス信号Spwの周波数を検出し、該周波数が所定値f1以上であるか否かを判定して該判定結果を示す信号をドライバ回路5に出力する。
所定値f1とは、スイッチングトランジスタM1と同期整流用トランジスタM2を使用してスイッチング動作を行った場合の第1電力変換効率と、スイッチングトランジスタM3と同期整流用トランジスタM4を使用してスイッチング動作を行った場合の第2電力変換効率がほぼ等しくなるときの周波数の値であり、該周波数はスイッチングトランジスタのスイッチング周波数fを示している。周波数判定回路12は、例えば、スイッチング周波数fが所定値f1以上である場合はハイレベルの信号を出力し、スイッチング周波数fが所定値f1未満である場合はローレベルの信号を出力する。
ドライバ回路5は、周波数判定回路12から、スイッチング周波数fが所定値f1以上であることを示す信号が入力されると、スイッチングトランジスタM1及び同期整流用トランジスタM2を使用してスイッチング動作を行わせると共に、スイッチングトランジスタM3及び同期整流用トランジスタM4をそれぞれオフさせて遮断状態にする。また、ドライバ回路5は、周波数判定回路12から、スイッチング周波数fが所定値f1未満であることを示す信号が入力されると、スイッチングトランジスタM3及び同期整流用トランジスタM4を使用してスイッチング動作を行わせると共に、スイッチングトランジスタM1及び同期整流用トランジスタM2をそれぞれオフさせて遮断状態にする。
ここで、所定値f1についてもう少し詳しく説明する。
前記第1の実施の形態で述べたように、スイッチングトランジスタM1と同期整流用トランジスタM2を使用して動作している場合と、スイッチングトランジスタM3と同期整流用トランジスタM4を使用して動作している場合とで、同じ電力変換効率になるときは、スイッチングトランジスタM1と同期整流用トランジスタM2での損失と、スイッチングトランジスタM3と同期整流用トランジスタM4での損失が等しいときであることから、前記(3)式までは前記第1の実施の形態の場合と同様である。そこで、前記(3)式のスイッチング周波数fを所定値f1とすると、下記(9)式を得ることができる。
f1=iout×t×(r2−r1)/(c1−c2)………………(9)
ここで、前記第1の実施の形態と同様、スイッチングトランジスタM1とM3の素子サイズの比をK:1(K>1)とし、同期整流用トランジスタM2とM4の素子サイズの比も同じくK:1とすると、出力インピーダンスr1とr2の関係はおよそr2=K×r1になり、ゲート容量の関係はc1=K×c2になるため、前記(9)は下記(10)式のようになる。
f1=iout×t×r1/c2………………(10)
PFM制御回路11がPFM制御を行うことから、オン時間tは固定されており、負荷電流ioutはスイッチング周波数fに比例するため、該比例定数を1/Nとするとiout=f1/Nになる。これを前記(10)式に代入して所定値f1を求めると、下記(11)式のようになり、所定値f1を求めることができる。
f1=N×c2/(t×r1)………………(11)
このように、本第2の実施の形態におけるスイッチングレギュレータは、スイッチング周波数fが所定値f1以上である場合は、スイッチングトランジスタM1と同期整流用トランジスタM2を使用し、スイッチング周波数fが所定値f1未満である場合は、スイッチングトランジスタM3と同期整流用トランジスタM4を使用するようにしたことから、前記第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
第3の実施の形態.
前記第1の実施の形態では、負荷電流ioutに応じてスイッチングトランジスタと同期整流用トランジスタを選択して使用するようにしたが、PWM制御を行う場合、パルス信号Spwのパルス幅に応じてスイッチングトランジスタと同期整流用トランジスタを選択して使用するようにしてもよく、このようにしたものを本発明の第3の実施の形態とする。
図3は、本発明の第3の実施の形態におけるスイッチングレギュレータの回路構成例を示した図である。なお、図3では、図1と同じもの又は同様のものは同じ符号で示し、ここではその説明を省略すると共に図1との相違点のみ説明する。
図3における図1との相違点は、図1の制御回路4をPWM制御回路21に置き換え、負荷電流判定回路6をなくしてパルス幅判定回路22を設けたことにある。これに伴って、図1のスイッチングレギュレータ1をスイッチングレギュレータ1bにした。
図3において、スイッチングレギュレータ1bは、入力端子INに入力された入力電圧Vinを所定の定電圧に変換し、出力電圧Voutとして出力端子OUTから負荷10に出力する同期整流方式の降圧型スイッチングレギュレータである。
スイッチングレギュレータ1bは、スイッチングトランジスタM1,M3と、同期整流用トランジスタM2,M4と、基準電圧発生回路2と、抵抗R1,R2と、インダクタL1と、出力コンデンサCoと、誤差増幅回路3と、PWM制御回路21と、ドライバ回路5と、パルス幅判定回路22とを備えている。なお、基準電圧発生回路2、抵抗R1,R2、誤差増幅回路3、PWM制御回路21及びドライバ回路5は制御回路部をなし、パルス幅判定回路22はパルス幅判定回路部をなす。また、スイッチングレギュレータ1bにおいて、インダクタL1及び出力コンデンサCoを除く各回路を1つのICに集積するようにしてもよい。
誤差増幅回路3は、入力された分圧電圧Vfbと基準電圧Vrefとの電圧差を増幅して誤差電圧Veを生成し、PWM制御回路21に出力する。PWM制御回路21は、誤差増幅回路3からの誤差電圧Veを所定の方法でPWM変調してパルス信号Spwを生成しドライバ回路5及びパルス幅判定回路22にそれぞれ出力する。パルス信号Spwは、一定の周波数で誤差増幅回路3からの誤差電圧Veに応じたパルス幅を有する信号になる。PWM制御回路21は、スイッチング周波数fを一定にして、誤差増幅回路3からの誤差電圧Veに応じてスイッチングトランジスタM1,M3のオン時間tを変化させて出力電圧Voutが一定になるように制御する。
パルス幅判定回路22は、PWM制御回路21から出力されたパルス信号Spwから、スイッチングトランジスタをオンさせるパルスのパルス幅を検出し、該パルス幅が所定値t1以上であるか否かを判定して該判定結果を示す信号をドライバ回路5に出力する。
所定値t1とは、スイッチングトランジスタM1と同期整流用トランジスタM2を使用してスイッチング動作を行った場合の第1電力変換効率と、スイッチングトランジスタM3と同期整流用トランジスタM4を使用してスイッチング動作を行った場合の第2電力変換効率がほぼ等しくなるときのパルス信号Spwにおける前記パルスのパルス幅の値であり、該パルス幅はスイッチングトランジスタがオンするオン時間tを示している。パルス幅判定回路22は、例えば、オン時間tが所定値t1以上である場合はハイレベルの信号を出力し、オン時間tが所定値t1未満である場合はローレベルの信号を出力する。
ドライバ回路5は、パルス幅判定回路22から、オン時間tが所定値t1以上であることを示す信号が入力されると、スイッチングトランジスタM1及び同期整流用トランジスタM2を使用してスイッチング動作を行わせると共に、スイッチングトランジスタM3及び同期整流用トランジスタM4をそれぞれオフさせて遮断状態にする。また、ドライバ回路5は、パルス幅判定回路22から、オン時間tが所定値t1未満であることを示す信号が入力されると、スイッチングトランジスタM3及び同期整流用トランジスタM4を使用してスイッチング動作を行わせると共に、スイッチングトランジスタM1及び同期整流用トランジスタM2をそれぞれオフさせて遮断状態にする。
ここで、所定値t1についてもう少し詳しく説明する。
前記第1の実施の形態で述べたように、スイッチングトランジスタM1と同期整流用トランジスタM2を使用して動作している場合と、スイッチングトランジスタM3と同期整流用トランジスタM4を使用して動作している場合とで、同じ電力変換効率になるときは、スイッチングトランジスタM1と同期整流用トランジスタM2での損失と、スイッチングトランジスタM3と同期整流用トランジスタM4での損失が等しいときであることから、前記(3)式までは前記第1の実施の形態の場合と同様である。そこで、前記(3)式のオン時間tを所定値t1とすると、下記(12)式を得ることができる。
t1=f×(c2−c1)/{iout×(r1−r2)}………(12)
ここで、前記第1の実施の形態と同様、スイッチングトランジスタM1とM3の素子サイズの比をK:1(K>1)とし、同期整流用トランジスタM2とM4の素子サイズの比も同じくK:1とすると、出力インピーダンスr1とr2の関係はおよそr2=K×r1になり、ゲート容量の関係はc1=K×c2になるため、前記(12)は下記(13)式のようになる。
t1=f×c2/(iout×r1)………………(13)
PWM制御回路21がPWM制御を行うことから、スイッチング周波数fは固定されており、負荷電流ioutはオン時間tに比例するため、該比例定数を1/Mとするとiout=t1/Mになる。これを前記(13)式に代入して所定値t1を求めると、下記(14)式のようになり、所定値t1を求めることができる。
t1=M×f×c2/r1………………(14)
このように、本第3の実施の形態におけるスイッチングレギュレータは、オン時間tが所定値t1以上である場合は、スイッチングトランジスタM1と同期整流用トランジスタM2を使用し、オン時間tが所定値t1未満である場合は、スイッチングトランジスタM3と同期整流用トランジスタM4を使用するようにしたことから、前記第1の実施の形態と同様の効果を得ることができる。
なお、前記第1の実施の形態では、負荷電流ioutを検出してスイッチングトランジスタの切り換えを行っていたが、制御回路4がPFM制御とPWM制御の両方を行うことができる場合は、前記第2の実施の形態や第3の実施の形態に示したように、PFM制御を行う場合はスイッチング周波数fを検出してスイッチングトランジスタの切り換えを行うようにしてもよいし、PWM制御を行う場合はオン時間tを検出してスイッチングトランジスタの切り換えを行うようにしてもよい。
また、前記第1から第3の各実施の形態では、同期整流方式の降圧型スイッチングレギュレータを例にして説明したが、これは一例であり、本願発明は、同期整流用トランジスタM2及びM4の代わりにそれぞれ整流用ダイオードを使用した非同期整流方式の降圧型スイッチングレギュレータや、昇圧型スイッチングレギュレータにも適用することができる。更に、同期整流用トランジスタM4だけを廃止して、スイッチングトランジスタM3でスイッチング動作を行う場合は、同期整流用トランジスタM2のソース−ドレイン間に形成されている寄生ダイオードを整流用ダイオードとして使用するようにしてもよい。
本発明の第1の実施の形態におけるスイッチングレギュレータの回路例を示した図である。 本発明の第2の実施の形態におけるスイッチングレギュレータの回路例を示した図である。 本発明の第3の実施の形態におけるスイッチングレギュレータの回路例を示した図である。 従来のスイッチングレギュレータの回路例を示した図である。
符号の説明
1,1a,b スイッチングレギュレータ
2 基準電圧発生回路
3 誤差増幅回路
4 制御回路
5 ドライバ回路
6 負荷電流判定回路
10 負荷
11 PFM制御回路
12 周波数判定回路
21 PWM制御回路
22 パルス幅判定回路
M1,M3 スイッチングトランジスタ
M2,M4 同期整流用トランジスタ
L1 インダクタ
Co 出力コンデンサ
R1,R2 抵抗

Claims (10)

  1. 入力端子に入力された入力電圧を、所定の定電圧に変換して出力電圧として出力端子から出力するスイッチングレギュレータにおいて、
    制御電極に入力された制御信号に応じてスイッチングを行う第1のスイッチングトランジスタと、
    制御電極に入力された制御信号に応じてスイッチングを行う、前記第1のスイッチングトランジスタよりもオン抵抗が大きい第2のスイッチングトランジスタと、
    前記第1又は第2のスイッチングトランジスタのスイッチングによって前記入力電圧による充電が行われるインダクタと、
    該インダクタの放電を行う整流素子と、
    前記出力電圧が前記所定の定電圧になるように、前記第1及び第2の各スイッチングトランジスタに対するスイッチング制御を行う制御回路部と、
    を備え、
    前記制御回路部は、前記第1のスイッチングトランジスタを使用してスイッチング動作を行ったときの第1電力変換効率が、前記第2のスイッチングトランジスタを使用してスイッチング動作を行ったときの第2電力変換効率以上である場合、前記第1のスイッチングトランジスタに対してのみ前記スイッチング動作を行わせ、前記第1電力変換効率が前記第2電力変換効率未満である場合は、前記第2のスイッチングトランジスタに対してのみ前記スイッチング動作を行わせることを特徴とするスイッチングレギュレータ。
  2. 入力端子に入力された入力電圧を、所定の定電圧に変換して出力電圧として出力端子から出力するスイッチングレギュレータにおいて、
    制御電極に入力された制御信号に応じてスイッチングを行う第1のスイッチングトランジスタと、
    制御電極に入力された制御信号に応じてスイッチングを行う、前記第1のスイッチングトランジスタよりもオン抵抗が大きい第2のスイッチングトランジスタと、
    前記第1又は第2のスイッチングトランジスタのスイッチングによって前記入力電圧による充電が行われるインダクタと、
    前記第1のスイッチングトランジスタと相反するスイッチング動作を行って該インダクタの放電を行う第1の同期整流用トランジスタと、
    前記第2のスイッチングトランジスタと相反するスイッチング動作を行って前記インダクタの放電を行う、前記第1の同期整流用トランジスタよりもオン抵抗が大きい第2の同期整流用トランジスタと、
    前記出力電圧が前記所定の定電圧になるように、前記第1及び第2の各スイッチングトランジスタに対してスイッチング制御を行うと共に、前記第1及び第2の各同期整流用トランジスタに対して前記第1及び第2の各スイッチングトランジスタと相反するスイッチング動作を行わせる制御回路部と、
    を備え、
    前記制御回路部は、前記第1のスイッチングトランジスタを使用して前記スイッチング動作を行わせたときの第1電力変換効率が、前記第2のスイッチングトランジスタを使用して前記スイッチング動作を行わせたときの第2電力変換効率以上である場合、前記第1のスイッチングトランジスタ及び前記第1の同期整流用トランジスタに対してのみ前記スイッチング動作を行わせ、前記第1電力変換効率が前記第2電力変換効率未満である場合は、前記第2のスイッチングトランジスタ及び前記第2の同期整流用トランジスタに対してのみ前記スイッチング動作を行わせることを特徴とするスイッチングレギュレータ。
  3. 前記出力端子から出力される負荷電流の検出を行い、該負荷電流が所定の電流値以上であるか否かの判定を行う負荷電流判定回路部を備え、前記制御回路部は、該負荷電流判定回路部によって前記負荷電流が所定の電流値以上であると判定されると、前記第1のスイッチングトランジスタを使用して前記スイッチング動作を行わせ、前記負荷電流判定回路部によって前記負荷電流が所定の電流値未満であると判定されると、前記第2のスイッチングトランジスタを使用して前記スイッチング動作を行わせることを特徴とする請求項1又は2記載のスイッチングレギュレータ。
  4. 前記所定の電流値は、前記第1電力変換効率と前記第2電力変換効率が等しくなるときの前記負荷電流の電流値であることを特徴とする請求項3記載のスイッチングレギュレータ。
  5. 前記第1及び第2の各スイッチングトランジスタに対してPFM制御を行うために前記制御回路部によって生成されたパルス信号の周波数の検出を行い、該周波数が第1の所定値以上であるか否かの判定を行う周波数判定回路部を備え、前記制御回路部は、該周波数判定回路部によって前記周波数が第1の所定値以上であると判定されると、前記第1のスイッチングトランジスタを使用して前記スイッチング動作を行わせ、前記周波数判定回路部によって前記周波数が第1の所定値未満であると判定されると、前記第2のスイッチングトランジスタを使用して前記スイッチング動作を行わせることを特徴とする請求項1又は2記載のスイッチングレギュレータ。
  6. 前記第1の所定値は、前記第1電力変換効率と前記第2電力変換効率が等しくなるときの前記周波数の値であることを特徴とする請求項5記載のスイッチングレギュレータ。
  7. 前記第1及び第2の各スイッチングトランジスタに対してPWM制御を行うために前記制御回路部によって生成されたパルス信号のパルス幅の検出を行い、前記第1及び第2の各スイッチングトランジスタをオンさせるためのパルスのパルス幅が第2の所定値以上であるか否かの判定を行うパルス幅判定回路部を備え、前記制御回路部は、該パルス幅判定回路部によって前記パルス幅が第2の所定値以上であると判定されると、前記第1のスイッチングトランジスタを使用して前記スイッチング動作を行わせ、前記パルス幅判定回路部によって前記パルス幅が第2の所定値未満であると判定されると、前記第2のスイッチングトランジスタを使用して前記スイッチング動作を行わせることを特徴とする請求項1、2、5又は6記載のスイッチングレギュレータ。
  8. 前記第2の所定値は、前記第1電力変換効率と前記第2電力変換効率が等しくなるときの前記パルス幅であることを特徴とする請求項7記載のスイッチングレギュレータ。
  9. 前記第1及び第2の各スイッチングトランジスタは、MOSトランジスタであり、前記第2のスイッチングトランジスタは、ゲート容量が前記第1のスイッチングトランジスタよりも小さいことを特徴とする請求項1、2、3、4、5、6、7又は8記載のスイッチングレギュレータ。
  10. 前記第1及び第2の各同期整流用トランジスタは、MOSトランジスタであり、前記第2の同期整流用トランジスタは、ゲート容量が前記第1の同期整流用トランジスタよりも小さいことを特徴とする請求項2記載のスイッチングレギュレータ。
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