JP2010046557A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】本発明の遊技機によれば、第2ケース体70がケース挿通突部55によってベース部52Eに直接固定されているので、第1ケース体60及び第2ケース体70にかかる負荷が、第1ケース体60とベース部52Eとの間に集中する事態を防ぐことができる。これにより、ベース部52Eに対する第1ケース体60及び第2ケース体70の固定が安定する。しかも、本実施形態では、第1ケース体60に貫通形成されたケース貫通空間65Cを介してケース挿通突部55が第2ケース体70をベース部52Eとを固定しているので、仮に、第1ケース体60をベース部52Eに固定し忘れた場合でも、第1ケース体60がケース挿通突部55に係止してベース部52Eからの脱落が防がれる。
【選択図】図16
Description
請求項1の遊技機では、第2ケース体がケース挿通突部によってベース部に直接固定されているので、第1ケース体及び第2ケース体にかかる自重や振動等による負荷が、従来のように第1ケース体とベース部との間の固定部分に集中して、その固定部分を変形させる事態を防ぐことができる。これにより、ベース部に対する第1ケース体及び第2ケース体の固定が安定する。しかも、本発明では、第1ケース体にケース貫通空間が貫通形成され、そのケース貫通空間を介してケース挿通突部が第2ケース体とベース部とを固定しているので、仮に、第1ケース体をベース部に固定し忘れ、第2ケース体のみをベース部に固定して出荷した場合でも、第1ケース体がケース挿通突部に係止してベース部からの脱落が防がれ、第1ケース体及びその周辺部品の破損を防ぐことができる。
請求項2の構成によれば、ベース部と第1ケース体とを重ね合わせる際に、スライドガイド部によって案内され、位置決めリブによって位置決めされる。また、係止爪は、第1ケース体を位置決めリブに向けて移動する過程では弾性変形し、第1ケース体が位置決めリブに当接したときに復元して第1ケース体を係止するので容易に作業が行える。
請求項3の構成によれば、ベース部と第1ケース体との重ね合わせ面に、連通孔と連結フックを設けたので、第1直交方向のうち第1ケース体が位置決めリブ側に移動したときに第1ケース体とベース部とが係止される。また、第1直交方向のうち第1ケース体が位置決めリブと対向する側に移動したときには、第1ケース体とベース部との係止が解除される。これにより、ベース部と第1ケース体とを容易に固定することができ、また、その固定を容易に解除することができる。
請求項4の構成によれば、突部挿通部における内側面をケース挿通突部に当接させることで、連結フックを連結孔に挿抜可能な連結準備位置に容易に位置決めすることができ、ベース部と第1ケース体との固定及び解除をスムーズに行うことが可能となる。
請求項5の構成によれば、ベース部に対して第1ケース体が正規の位置に配置されない場合には、ベース部と第1ケース体との重ね合わせ面に複数備えた連結フックのうちの何れかの連結フックが連結孔に挿入されないので、ベース部と第1ケース体との重ね合わせ位置の間違いを防止することが可能となる。また、ベース部と第1ケース体とを固定する連結孔及び連結フックを複数備えたので、第1ケース体とベース部との間にかかる自重や振動等による負荷を分散することができる。
請求項6の構成によれば、第1ケース体と位置決めリブとの互いの当接面に、スライド結合孔とスライド係合突部とを設けたので、スライド結合孔にスライド係合突部が挿入されると、第1ケース体がベース部に対してケース重ね合わせ方向で離脱不能に固定可能となる。また、第1ケース体とベース部との間にかかる自重や振動等による負荷を、スライド結合孔及びスライド係合突部によっても支持することが可能となる。
請求項7の構成によれば、第2ケース体及び第1ケース体の間にケース間固定部を備えたので、第2ケース体と第1ケース体とを固定することができる。そして、請求項8の構成のように、第1ケース体と第2ケース体とを、ケース重ね合わせ方向及び第1直交方向の両方に直交する第2直交方向に移動させることで係止されるようにすれば、第2ケース体とベース部及び第1ケース体との係止が緩んで外れる虞を低減することができる。
請求項9の構成によれば、ベース部と第2ケース体とを突部挿通部を挿通したケース挿通突部だけでなく、ケース固定突部によっても固定したので、第1ケース体とベース部との間にかかる自重や振動等による負荷を分散することができるとともに、より確実にベース部と第2ケース体とを固定することが可能となる。
請求項10の構成によれば、第1ケース体を貫通して形成された突部挿通部を、小空間部屋を貫通するように形成することにより、突部挿通部を空間区画壁で囲んだので、突部挿通部の強度を強くすることができる。また、第1ケース体のうち大空間部屋には第1ケース体に収容される遊技機構成部材が配置可能となるので、遊技機構成部材を大空間部屋の内壁によって位置決めすることが可能となる。
請求項11の構成によれば、カバー体に覆われた電気的遊技部材は、第1ケース体及び第2ケース体に収容された電気的遊技部材の少なくとも一方と接続されることにより作動させることができる。また、第1ケース体に収容された電気的遊技部材は、第2ケース体に収容された電気的遊技部材を接続することで作動させることができる。これにより、相互に制御し合う電気的遊技部材を、遊技機本体に隣接して配置することができる。
請求項12の構成によれば、ケース挿通突部は突部挿通部に通された状態では、四方を突部挿通部の壁面に囲まれるので、ケース挿通突部が外部に露出して破損する虞を低減することができる。また、仮に、第1ケース体をベース部に固定し忘れ、第2ケース体のみをベース部に固定して出荷した場合でも、第1ケース体がケース挿通突部に係止して四方への移動を規制されるので、ベース部からの脱落が確実に防がれ、第1ケース体及びその周辺部品の破損を防ぐことができる。
請求項13の構成によれば、突部挿通部が側方に解放した溝構造になっているので、第1ケース体とベース部との組み合わせ作業が容易に行える。
請求項14の構成のように、ケース挿通突部を固定螺子により螺子止めしてベース部と第2ケース体とを固定してもよい。これにより容易に固定することができ、また、容易に取り外すこともできる。
本発明は、前記実施形態に限定されるものではなく、例えば、以下に説明するような実施形態も本発明の技術的範囲に含まれ、さらに、下記以外にも要旨を逸脱しない範囲内で種々変更して実施することができる。
(1)前記実施形態では、遊技機としてパチンコ遊技機10を例示したが、アレンジボールのような弾球遊技機であってもよいし、スロットマシンのような非弾球遊技機であってもよい。
11 遊技板
30 液晶パネル(電気的遊技部材)
50 液晶ケース体
52E ベース部
53A スライドガイド部
53B 位置決めリブ
53C スライド結合孔
54 係止爪
55 ケース挿通突部
56 ケース固定突部
57 連結孔
60 第1ケース体
60L 大空間部屋
60M 小空間部屋
60N 空間区画壁
65 突部挿通部
65C ケース貫通空間
66 保持突部(ケース間固定部)
66A ケース間係合孔(ケース間固定部)
67 連結フック
69 スライド係合突部
70 第2ケース体
75 突部固定部
76 ケース間係合突部(ケース間固定部)
91 表示制御基板(遊技機構成部材、電気的遊技部材)
92 音声制御基板(遊技機構成部材、電気的遊技部材)
95 サブ制御基板(遊技機構成部材、電気的遊技部材)
Claims (14)
- 遊技機構成部材を収容可能な第1ケース体を、ベース部に重ねて固定すると共に、更にその第1ケース体に重ねて、別の遊技機構成部材を収容可能な第2ケース体を配置し、それら第1ケース体、第2ケース体及びベース部を一体に固定した遊技機において、
前記第1ケース体に形成され、前記第1ケース体と前記第2ケース体との重ね合わせ方向であるケース重ね合わせ方向で、前記第1ケース体を貫通したケース貫通空間を内側に有する突部挿通部と、
前記ベース部及び前記第2ケース体の一方に設けられて前記ケース貫通空間に向かって突出しかつ先端部が前記ベース部及び前記第2ケース体の他方に固定されたケース挿通突部を備え、
前記ケース挿通突部と前記第2ケース体とによって前記ベース部に対する前記第1ケース体の移動を規制したことを備えことを特徴とする遊技機。 - 前記ベース部に対して前記第1ケース体を、前記ケース重ね合わせ方向と直交した第1直交方向に案内するスライドガイド部と、その案内された第1ケース体に当接して前記第1直交方向で前記第1ケース体を位置決めする位置決めリブと、前記第1ケース体を前記位置決めリブに向けて移動する過程で弾性変形しかつ前記第1ケース体が前記位置決めリブに当接したときに復元して前記第1ケース体を係止する係止爪とを備えたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
- 前記第1ケース体及び前記ベース部の互いの重ね合わせ面には、前記第1ケース体及び前記ベース部の一方の壁部を貫通した連結孔と、他方の壁部から前記連絡孔に向かって突出し、先端部が前記第1直交方向に屈曲した連結フックとが形成され、
前記第1ケース体と前記位置決めリブとを前記第1直交方向で離した位置で前記第1ケース体を前記ベース部に重ね合わせたときに、前記連結フックが前記連結孔に挿入されると共に、前記第1ケース体を前記位置決めリブ側に移動したときに、前記連結フックの先端部が前記連結孔の奥部に係止して前記第1ケース体が前記ベース部に対して前記ケース重ね合わせ方向で離脱不能に固定されることを特徴とする請求項2に記載の遊技機。 - 前記第1ケース体は、前記突部挿通部における内側面が前記ケース挿通突部に当接することで、前記連結フックを前記連結孔に挿抜可能な連結準備位置に位置決めされることを特徴とする請求項3に記載の遊技機。
- 前記連結孔及び前記連結フックは、複数備えられかつ、前記ベース部に対して前記第1ケース体が正規の位置に配置された場合にのみ全ての前記連結孔に全ての前記連結フックが挿入可能になるように配置されたことを特徴とする請求項3又は4に記載の遊技機。
- 前記第1ケース体と前記位置決めリブとの互いの当接面には、前記第1ケース体及び前記位置決めリブの一方の壁部を貫通したスライド結合孔と、他方の壁部から突出し、前記第1直交方向で前記スライド結合孔に挿入されたスライド係合突部とが備えられ、
前記スライド結合孔への前記スライド結合突部の挿入により、前記第1ケース体が前記ベース部に対して前記ケース重ね合わせ方向で離脱不能に固定されたことを特徴とする請求項2乃至5の何れかに記載の遊技機。 - 前記第2ケース体及び前記第1ケース体には、互いに固定されるケース間固定部が備えられたことを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の遊技機。
- 前記ケース間固定部は、前記第2ケース体及び前記第1ケース体の一方の壁部から突出した保持突部と、その保持突部の側面に形成されて、前記ケース重ね合わせ方向及び前記第1直交方向の両方に直交する第2直交方向に開放したケース間係合孔と、
前記第2ケース体及び前記第1ケース体の他方の壁部から前記第2直交方向に突出して、ケース間係合孔に挿入されたケース間係合突部とからなることを特徴とする請求項7に記載の遊技機。 - 前記ベース部及び前記第2ケース体の一方に設けられて他方に向かって突出し、他方に固定されると共に、前記第1ケース体の側方に配置されたケース固定突部を備えたことを特徴とする請求項1乃至8の何れかに記載の遊技機。
- 前記第1ケース体には、内部空間を比較的広い大空間部屋と比較的狭い小空間部屋とに区画する空間区画壁が備えられ、前記突部挿通部は、前記第1ケース体のうち前記小空間部屋を前記ケース貫通空間が貫通するように形成されたことを特徴とする請求項1乃至9の何れかに記載の遊技機。
- 前記遊技機構成部材は遊技機を電気的に作動させる電気的遊技部材であり、
前記ベース部は前記第1ケース体、前記第2ケース体の少なくともどちらか一方の前記電気的遊技部材と接続して作動する電気的遊技部材を覆うカバー体の一部からなり、
前記第1ケース体に収容される前記電気的遊技部材は少なくとも前記第2ケース体に収容される前記電気的遊技部材と接続されて作動することを特徴とする請求項1乃至10の何れかに記載の遊技機。 - 前記突部挿通部は、前記ケース貫通空間の側方全体を前記第1ケース体の壁部で囲んだ孔形状になっていることを特徴とする請求項1乃至11の何れかに記載の遊技機。
- 前記突部挿通部は、前記ケース貫通空間の一部を前記第1ケース体の側面に開放した溝形状になっていることを特徴とする請求項1乃至11の何れかに記載の遊技機。
- 前記ケース挿通突部の先端部は螺子によって固定されたことを特徴とする請求項1乃至13の何れかに記載の遊技機。
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