JP2010044991A - 燃料電池用筐体 - Google Patents

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Abstract

【課題】熱変形を抑制した燃料電池用筐体を得る。
【解決手段】燃料電池ユニット2を配置するための収納室4を構成する内殻部材14と、内殻部材14と所定間隔をおいて外側に配置される外殻部材12とを備え、内殻部材14と外殻部材12との間を反応ガス流路16,18としてなり、内殻部材14に収納室4内へ垂下して設けられた反応ガス流路17とつながる反応ガス供給通路61を有する反応ガス導入部材60を備える直方体状の燃料電池用筐体1であって、反応ガス導入部材60は、反応ガス供給通路61を構成する一対の板状壁64a,64bを備えるとともに、一対の板状壁64a,64bの少なくとも一方の板状壁に、他方の板状壁に突出しかつ接触するリブ66を備えることにより、反応ガス導入部材60の熱変形を抑制できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料電池ユニットを収納室に収納するための燃料電池用筐体に関する。
特許文献1において、燃料電池ユニットを収納室に収納するための燃料電池用筐体の側壁は、互いに間隔をあけて外殻部材と内殻部材と排ガス用内壁とが並設されて中空壁状に形成されており、外殻部材と内殻部材との間及び内殻部材と排ガス用内壁との間に反応ガス流路および排ガス流路がそれぞれ形成されている。また、収納室内に反応ガス供給通路が形成された反応ガス導入部材が垂下され、反応ガス供給通路を介して収納室内に反応ガスを導入するよう構成されている。
特開2007−59377号公報
ところで、こうした従来のものでは、反応ガス導入部材は、収納室内に垂下され間隔をあけて対向する一対の板状壁を備え、一対の板状壁の間に反応ガス供給通路を形成している。そのため、収納室内が高温になると、一対の板状壁はその厚さが薄いので、反応ガス導入部材が熱変形しやすいという問題があった。
本発明の課題は、反応ガス導入部材の熱変形を抑制(防止)した燃料電池用筐体を提供することにある。
かかる課題を達成すべく、本発明は課題を解決するため次の手段を取った。即ち、
燃料電池ユニットを収納するための収納室を構成する内殻部材と、該内殻部材と所定間隔をおいて外側に配置される外殻部材とを備え、前記内殻部材と前記外殻部材との間を反応ガス流路としてなり、前記内殻部材に前記収納室内へ垂下して設けられた前記反応ガス流路とつながる反応ガス供給通路を有する反応ガス導入部材を備える直方体状の燃料電池用筐体であって、前記反応ガス導入部材は、前記反応ガス供給通路を構成する一対の板状壁を備えるとともに、該一対の板状壁の少なくとも一方の板状壁に、他方の板状壁に突出しかつ接触するリブを備えることを特徴とする燃料電池用筐体がそれである。
前記一対の板状壁にそれぞれ前記リブを備えるとともに、その先端部同士が、互いに突き合わされて溶着されている構成としてもよい。その際、前記リブは、断面が円形状に突出して形成されたものでもよい。
前記反応ガス導入部材は、一対の前記板状壁からなる挿入部と、該挿入部を挿入可能なスリットが形成されたフランジ部とを備え、前記挿入部の端部が前記フランジ部のスリットに挿入されて溶接にて固定されているとともに、前記フランジ部と前記内殻部材の上面とがボルトにて固定されている構成でもよい。その際、前記フランジ部に前記ボルトを挿入するための複数の取付孔を備え、前記スリットの長手方向における中央部に位置する前記取付孔が丸孔であるとともに、他の前記取付孔が、前記スリットの長手方向に沿って長い長円形の孔とした構成としてもよい。
本発明の燃料電池用筐体は、反応ガス導入部材を構成する一対の板状壁の少なくとも一方の板状壁に、他方の板状壁に突出しかつ接触するリブを備えることで、反応ガス導入部材の剛性が向上し、反応ガス導入部材の熱変形を防止できるという効果を奏する。
リブを一対の板状壁にそれぞれ備えるとともに、その先端部同士が、互いに突き合わされて溶着されていることにより、反応ガス導入部材の剛性をより向上させることができる。またその際、リブを断面が円形状に突出して形成すると、剛性の向上と流路抵抗の増加の抑制とを図った反応ガス導入部材を得ることができる。
反応ガス導入部材を、一対の板状壁からなる挿入部と、挿入部を挿入可能なスリットが形成されたフランジ部とを備え、挿入部の端部がフランジ部のスリットに挿入されて溶接にて固定されているとともに、フランジ部と内殻部材の上面とがボルトにて固定されている構成とすることにより、反応ガス供給通路を塞ぐことなく溶接できる。また、フランジ部にボルトを挿入するための複数の取付孔を備え、スリットの長手方向における中央部に位置する取付孔が丸孔であるとともに、他の取付孔が、スリットの長手方向に沿って長い長円形の孔とすることにより、反応ガス導入部材の熱変形を抑制(防止)できる。
以下本発明を実施するための最良の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1に示すように、1は燃料電池用筐体で、燃料電池用筐体1には燃料電池ユニット2が収納される。燃料電池ユニット2は燃料極、固体電解質、酸素極が順次積層された燃料電池セルが複数配列され、燃料極側に水素を含む燃料ガスを供給し、酸素極側に空気等の反応ガスを供給して、発電を行なう周知のものである。
本実施形態では、燃料電池用筐体1は直方体状に形成されており、燃料電池ユニット2は、燃料電池用筐体1に設けられた収納室4に収納される。図2に示すように、燃料電池用筐体1には収納室4に燃料電池ユニット2を挿入可能な開口6(一方のみ図示する)が対向する両端面に形成されている。また、この開口6をそれぞれ塞ぐ蓋部材8,10が設けられている。尚、開口6は対向する両端面にそれぞれ形成する必要はなく、少なくとも一端面に形成すればよい。
燃料電池用筐体1は、燃料電池ユニット2を挿入する方向と平行な左右の側壁及び天井壁を、外殻部材12と内殻部材14とにより形成しており、図1に示すように、外殻部材12と内殻部材14とはそれぞれ断面形状がコ字状に形成されるとともに、下方の床側が開放されて形成されている。なお、内殻部材14と後述する床部材により収納室4が形成されている。また、内殻部材14は外殻部材12内に収納できるように、内殻部材14は外殻部材12よりも小さく形成されている。
そして、内殻部材14と所定間隔をおいて外側に外殻部材12が配置されることから、外殻部材12の内側に内殻部材14を入れた際には、床側となる下方を除き、燃料電池ユニット2の挿入方向に延びる左右の側壁側と天井壁側とには、それぞれ外殻部材12と内殻部材14との間に隙間が形成される。
外殻部材12の天井には、大きな開放孔20が形成されており、この開放孔20に対応して、内殻部材14の天井に燃料電池ユニット2の挿入方向に沿って細長い挿入孔22が形成されている。外殻部材12の開放孔20を塞ぐ天井板24が図示しないボルトにより着脱可能に取り付けられる。
図1に示すように、内殻部材14の左右側壁側は、収納室4側に切り起こされて、凹部26,28が形成されている。この凹部26,28を塞ぐように、内殻部材14の左右側壁外側には仕切板30,32が溶接等により固定されている。凹部26,28には、切り起こして形成されることにより、天井側と床側とに切欠26a,26b,28a,28bが形成されている。
燃料電池用筐体1の左右の側壁側では、外殻部材12と仕切板30,32との間の隙間により、反応ガスが流れる反応ガス流路16,18が形成されている。また、燃料電池用筐体1の天井壁側では、外殻部材12と内殻部材14との間の隙間により、反応ガスが流れる反応ガス流路17が形成されている。更に、仕切板30,32と内殻部材14との間の凹部26,28による隙間により排ガスが流れる排ガス流路が形成されている。
外殻部材12と内殻部材14との下方の端に、収納室4の床を形成する床部材が取り付けられている。床部材は、反応ガスが供給される導入箱36の上に排気箱38を積み重ねて固定した二重構造で、導入箱36と排気箱38とは、内部が中空状に形成されている。
本実施形態では、排気箱38は導入箱36よりも幅が小さく形成されており、導入箱36の側面に外殻部材12の下端側面が重ねられて、溶接により固定されている。また、排気箱38の側面に内殻部材14の下端側面が重ねられて、溶接により固定されている。
導入箱36には、燃料電池ユニット2の挿入方向と平行方向に沿った切欠44,46が形成されている。切欠44,46を介して外殻部材12及び仕切板30,32の間の反応ガス流路16,18と導入箱36の内部とをそれぞれ連通するように形成されている。
排気箱38には、その天井面(収納室の床面側)の両側に燃料電池ユニット2の挿入方向と平行方向に沿った切欠48,50が形成されている。切欠48,50は凹部26,28の切欠26a,28aに対応して形成されており、外殻部材12と内殻部材14とを床部材に取り付けた際に、切欠48,50と凹部26,28の切欠26a,28aとが重なり合って、排気箱38の内部と凹部26,28内とがそれぞれつながるように形成されている。
導入箱36には、その底面側に反応ガス供給管52が接続されており、また、排気箱38には、その底面側に図示しない排気管が接続されており、排気管は導入箱36の内部を通って導入箱36の下側にその先端が開口されている。
一方、外殻部材12と内殻部材14とには、図3に示すように、開口6の縁側にそれぞれフランジ部12a,14aが形成されている。外殻部材12のフランジ部12aは、開口6の内側に略直角に折り曲げられて形成されており、内殻部材14のフランジ部14aも開口6の内側に略直角に折り曲げられて形成されている。外殻部材12の内側に内殻部材14を入れた際、外殻部材12のフランジ部12aの内側に、内殻部材14のフランジ部14aの外側が重なり合うように形成されている。
更に、各フランジ部12a,14aには複数の取付孔54が形成されている。また、開口6と対向する図示しない他方の開口側についても同様に、フランジ部が形成されて、フランジ部が重ね合わせられている。重ね合わされたフランジ部12a,14aが、レーザ溶接による重ね溶接で一体に溶着されている。
図2に示すように、蓋部材8,10には、複数の取付孔56,58が形成されており、蓋部材8,10の取付孔56,58と、フランジ部12a,14aの取付孔54とが合わされ、図示しないボルトが挿入されて着脱可能に蓋部材8,10がフランジ部12a,14aに取り付けられ、開口6が蓋部材8,10により塞がれる。
図1、図2に示すように、内殻部材14の天井側の挿入孔22には、反応ガス導入部材60が挿入される。反応ガス導入部材60は挿入孔22に挿入可能なように扁平状に形成されており、内部は中空状に形成されて反応ガス供給通路61が形成されている。
本実施形態では、反応ガス導入部材60は、収納室4内に垂下・挿入される挿入部62と板状のフランジ部63とを備え、図4に示す挿入部62は一枚の薄板材(例えば、板厚1.5mm)をコ字状に折り曲げて間隔(例えば、2mmの間隔)をあけて対向する一対の板状壁64a,64bを有し、一対の板状壁64a,64bの間に反応ガス供給通路61を形成している。
また、一対の板状壁64a,64bには複数のリブ66a,66bが形成されている。ここで、一方の板状壁に、他方の板状壁に突出しかつ接触するリブが設けられている。なお、図4においては、一方の板状壁64aのリブ66aは他方の板状壁64bに突出して形成されており、他方の板状壁64bのリブ66bは一方の板状壁64aに突出して形成されており、これらのリブ66a、66bが接触して形成されている。
ここで、両リブ66a,66bは、断面が円形状に突出して形成されており、予め一枚の薄板材の所定の位置に形成した後、薄板材をコ字状に折り曲げた際に、両リブ66a,66bの先端同士が接触するように形成されている。一対の板状壁64a,64bにそれぞれリブ66a,66bを形成することなく、例えば、一方の板状壁64aにのみリブ66aを形成し、このリブ66aの先端が他方の板状壁64bに接触するように形成してもよい。また、リブ66a,66bは、断面を円形状に形成する場合に限らず、例えば、楕円形状でもよく、反応ガス供給通路61を流れる反応ガスの流路抵抗が大きく増加しないように、反応ガスの流路抵抗が小さくなるように形成する。
薄板材をコ字状に折り曲げてリブ66a,66bの先端同士を接触させた後、両リブ66a,66bを、抵抗溶接によるスポット溶接、あるいは、レーザ溶接による重ね溶接等により溶着する。リブ66a,66bの数や位置は、反応ガス導入部材60の熱変形を抑制(防止)できるように、実験等により決定すればよい。
挿入部62には、2つの貫通孔68が形成されており、貫通孔68はリブ66a,66bと同様に、一対の板状壁64a,64bが断面が円形状に突出されて先端同士が接触され、その先端に貫通孔68が形成されている。また、燃料電池ユニット2の挿入方向に対向する挿入部62の側面は、溶着等により閉塞されており、挿入部62の上方のみが開口されている。
図4に示すように、フランジ部63には、燃料電池ユニット2の挿入方向と平行に、スリット70が形成されており、スリット70は挿入部62を挿入可能に形成されている。スリット70に挿入部62の上端が挿入されて溶接にて固定される。
その際、挿入部62の上端は、フランジ部63の表面から突き出さないように、フランジ部63の表面と同一面となるように合わせて挿入される。これにより、挿入部62の一対の板状壁64a,64bとフランジ部63とが突き合わされこの突き合わせ面に沿ってレーザ溶接による突き合わせ溶接が行われて固定される。
挿入部62の上端をフランジ部63の表面から突き出して、一対の板状壁64a,64bとフランジ部63とを隅肉溶接すると、板状壁64a,64bの板厚が薄いので、反応ガス供給通路61に裏ビードが出て反応ガス供給通路61を狭めてしまう場合がある。突き合わせ溶接をすると、裏ビードが反応ガス供給通路61に出るおそれがなく、溶接しても反応ガス供給通路61を狭めることがない。
図2、図4に示すように、反応ガス導入部材60を挿入孔22に挿入した後、フランジ部63が内殻部材14の上面と図示しないボルトにより固定される。フランジ部63には丸孔の取付孔72と長円形の取付孔73とが形成されており、本実施形態では、フランジ部63のスリット70の長手方向における中央部に、一対の丸孔の取付孔72が形成されている。そして、スリット70の長手方向における中央部の取付孔72以外の他の取付孔73が、スリット70の長手方向に沿って長い長円形状で複数個形成されている。
フランジ部63に形成された取付孔72,73と、挿入孔22の周囲の内殻部材14に形成された取付孔74とに図示しないボルトが挿入されて、反応ガス導入部材60が内殻部材14の上面に固定される。
反応ガス供給通路61は上方に開口されて、反応ガス流路17に連通されており、反応ガス供給通路61の下方は、反応ガス導入部材60(挿入部62)に形成された多数の小孔76を介して、収納室4に連通されている。小孔76の直径は、板状壁64a,64bの板厚寸法と同じ程度に形成されており、本実施形態ではレーザ加工により形成されている。レーザ加工により小孔76を形成することにより加工時間を短縮でき生産性を向上させることができる。また、小孔76は薄板材をコ字状に折り曲げる前に所定の位置に予め形成される。
外殻部材12の天井には、開放孔20の周囲に複数の取付孔78が形成されており、開放孔20を塞ぐ天井板24にも取付孔80が形成されている。天井板24の取付孔80と外殻部材12の取付孔78とを重ね合わせて、図示しないボルトにより天井板24が外殻部材12に固定される。
更に、外殻部材12と内殻部材14との側壁には、挿入管82,84が取り付けられており、挿入管82,84は外殻部材12と内殻部材14とを貫通して、収納室4に連通されている。挿入管82,84には、収納室4内の温度を検出する温度センサ等が挿入される。
次に、前述した本実施形態の燃料電池用筐体1の作動について説明する。
反応ガス導入部材60を挿入孔22に挿入するとともに、天井板24を外殻部材12に取り付け、開口6から燃料電池ユニット2を収納室4内に挿入して、開口6を蓋部材8,10により塞いで固定する。
空気等の反応ガスが供給管52を介して導入箱36内に導入されると、図1に矢印で示すように、切欠44,46から外殻部材12と仕切板30,32との間の反応ガス流路16,18に導かれる。そして、両側壁側の反応ガス流路16,18から天井側の反応ガス流路17に導かれ、反応ガス流路17から反応ガス導入部材60の反応ガス供給通路61に流入する。反応ガス供給通路61から小孔76を介して収納室4に反応ガスが供給され、燃料電池ユニット2内で消費される。
その際、反応ガス導入部材60の反応ガス供給通路61には、複数のリブ66a,66bが突出して、反応ガスの流路抵抗となるが、リブ66a,66bは断面が円形状に形成されているので、リブ66a,66bを設けてもその流路抵抗は小さい。
燃料電池ユニット2からの排ガスは、収納室4から切欠26a,28aを介して凹部26,28(排ガス流路)に流入する。内殻部材14と仕切板30,32との間の凹部26,28を通って、内殻部材14の切欠26b,28bから排気箱38の切欠48,50を介して排気箱38内に導かれる。排気箱38内から図示しない排気管を介して外部に排出される。
燃料電池ユニット2での発電反応により、収納室4内は高温になる。これにより、反応ガス導入部材60が高温の雰囲気に晒され、特に挿入部62が高温の雰囲気に晒されて、挿入部62が高温になる。挿入部62の温度上昇による熱応力等により、反応ガス導入部材60が熱変形しようとする。特に、挿入部62は板厚が薄いので、変形が発生しやすいが、リブ66a,66bが設けられているので、挿入部62の剛性が高く、挿入部62の変形を抑制する。
また、反応ガス導入部材60は燃料電池ユニット2の挿入方向に長いので、温度変化によりフランジ部63がスリット70に沿った方向に伸びようとする。フランジ部63が複数の取付孔72,73に挿入された図示しないボルトにより固定されているが、中央の取付孔72以外の取付孔73は長円形としたので、長円形の取付孔73ではボルトとの間で滑りが生じ、丸孔の取付孔72とボルトの間では滑りが生じることなく位置決めがなされて、フランジ部63が熱伸びにより変形するのを抑制(防止)する。
以上本発明はこの様な実施形態に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々なる態様で実施し得る。
本発明の一実施形態としての燃料電池用筐体の一部を破断して示す拡大斜視図である。 本実施形態の燃料電池用筐体の蓋部材、天井板、反応ガス導入部材の組立を示す分解斜視図である。 図2のA−A線拡大断面図である。 本実施形態の反応ガス導入部材の一部を破断して示す拡大斜視図である。
符号の説明
1…燃料電池用筐体 2…燃料電池ユニット
4…収納室 6…開口
8,10…蓋部材 12…外殻部材
14…内殻部材
16,17,18…反応ガス流路
24…天井板 26,28…凹部
30,32…仕切板 36…導入箱
38…排気箱 60…反応ガス導入部材
61・・・反応ガス供給通路 62…挿入部
63…フランジ部 64a,64b…板状壁
66a,66b…リブ 70…スリット
76…小孔

Claims (5)

  1. 燃料電池ユニットを収納するための収納室を構成する内殻部材と、該内殻部材と所定間隔をおいて外側に配置される外殻部材とを備え、前記内殻部材と前記外殻部材との間を反応ガス流路としてなり、前記内殻部材に前記収納室内へ垂下して設けられた前記反応ガス流路とつながる反応ガス供給通路を有する反応ガス導入部材を備える直方体状の燃料電池用筐体であって、前記反応ガス導入部材は、前記反応ガス供給通路を構成する一対の板状壁を備えるとともに、該一対の板状壁の少なくとも一方の板状壁に、他方の板状壁に突出しかつ接触するリブを備えることを特徴とする燃料電池用筐体。
  2. 前記一対の板状壁にそれぞれ前記リブを備えるとともに、その先端部同士が、互いに突き合わされて溶着されていることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池用筐体。
  3. 前記リブは、断面が円形状に突出して形成されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の燃料電池用筐体。
  4. 前記反応ガス導入部材は、一対の前記板状壁からなる挿入部と、該挿入部を挿入可能なスリットが形成されたフランジ部とを備え、前記挿入部の端部が前記フランジ部のスリットに挿入されて溶接にて固定されているとともに、前記フランジ部と前記内殻部材の上面とがボルトにて固定されていることを特徴とする請求項1ないし請求項3のうちいずれかに記載の燃料電池用筐体。
  5. 前記フランジ部に前記ボルトを挿入するための複数の取付孔を備え、前記スリットの長手方向における中央部に位置する前記取付孔が丸孔であるとともに、他の前記取付孔が、前記スリットの長手方向に沿って長い長円形の孔であることを特徴とする請求項4に記載の燃料電池用筐体。
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