JP2004288374A - 固体電解質型燃料電池組立体 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】セルの各々の延在方向に延び、片端には酸素含有ガス導入口(56)が形成され、他端部両側壁には酸素含有ガス排出口(60)が形成されている中空板状部材(54)から、酸素含有ガス供給手段を構成する。
【選択図】 図3
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、固体電解質型燃料電池組立体、更に詳しくは並列配置されたセルスタック間にガス供給手段が配設されている形態の固体電解質型燃料電池組立体に関する。
【0002】
【従来の技術】
次世代エネルギーとして、近年、固体高分子型、リン酸型、溶融炭酸塩型及び固体電解質型等の種々の型の燃料電池発電システムが提案されている。特に、固体電解質型燃料電池発電システムは、作動温度が1000℃程度と高いが、発電効率が高い、排熱利用ができる等の利点を有しており、研究開発が推し進められている。
【0003】
固体電解質型燃料電池発電システムの典型例においては、下記特許文献1に開示されている如く、実質上鉛直に延びるセルを水平方向に配置してセルスタックを形成し、かかるセルスタックを水平方向に並列配置して燃料電池組立体を構成している。通常、セルの各々には鉛直方向に貫通して延びる燃料ガス流路が配設されており、水素でよい燃料ガスはかかる燃料ガス流路を通して流動せしめられる。セルスタック間には酸素含有ガス供給手段が配設されており、かかる酸素含有ガス供給手段を通して空気でよい酸素含有ガスが供給される。酸素含有ガス供給手段は、セルスタック間に並列配置された多数個の管状部材から構成されている。
【0004】
【特許文献1】
特開2000−149976号公報
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
而して、上述した従来の固体電解質型燃料電池組立体には、複数個の管状部材から構成された酸素含有ガス供給手段に関連して、次のとおりの解決すべき問題が存在する。即ち、酸素含有ガスがセルの各々の延在方向に配置された管状部材を通して流動せしめられてその先端から排出され、従ってセルの各々の延在方向に排出されることに起因して、セルの各々に対する酸素含有ガスの供給を高効率で遂行し得ない。また、管状部材は充分な耐熱性が必要である故にセラミックの如き高耐熱性材料から形成することが必要であり、かような管状部材を多数個配設することは、製造コストを相当増大せしめる。
【0006】
本発明は上記事実に鑑みてなされたものであり、その主たる技術的課題は、ガス供給手段を改良して、セルの各々に充分な効率で酸素含有ガスを供給することができ、そしてまた従来の固体電解質型燃料電池組立体に比べて安価に製造できる、新規且つ改良された固体電解質型燃料電池組立体を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本発明によれば、セルの各々の延在方向に延び、片端にはガス導入口が形成され、他端部両側壁にはガス排出口が形成されている中空板状部材から、ガス供給手段を構成することによって、上記主たる技術的課題が達成される。
【0008】
即ち、本発明によれば、上記主たる技術的課題を達成する固体電解質型燃料電池組立体として、第一の方向に間隔をおいて並列配置された少なくとも一対のセルスタックと、該セルスタック間に配設されたガス供給手段とを具備し、該セルスタックの各々は該第一の方向に実質上垂直である第二の方向に細長く延在するセルを該第一の方向及び該第二の方向に実質上垂直である第三の方向に複数個配置して構成されている固体電解質型燃料電池組立体において、
該ガス供給手段は、該第二の方向に延在する中空板状部材から構成されており、該中空板状部材の片端にはガス導入口が形成されており、該中空板状部材の他端部両側壁にはガス排出口が形成されている、ことを特徴とする固体電解質型燃料電池組立体が提供される。
【0009】
該第二の方向は実質上鉛直であり、該中空板状部材の該片端は上端であるのが好適である。該ガス導入口は該第三の方向に細長く延びるスリットから構成されており、該酸素含有ガス排出口は、該他端部両側壁に該第二の方向に間隔をおいて形成された複数個の孔から構成されているのが好ましい。
【0010】
本発明の固体電解質型燃料電池組立体においては、一対のセルスタック間に、多数の管状部材に代えて単一の中空板状部材を配設すればよく、従って製造コストを低減することができる。酸素含有ガス(或いは燃料ガス)は、中空板状の他端部両側壁に形成されたガス排出口から排出され、従ってセルスタックに向けて排出され、高効率で燃料電池セルの各々に供給される。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下、本発明に従って構成された固体電解質型燃料電池組立体の好適実施形態を図示している添付図面を参照して、更に詳細に説明する。
【0012】
図1は、本発明に従って構成された固体電解質型燃料電池組立体の好適実施形態の主要部を図示している。図示の組立体は略直方体形状であるハウジング4を具備し、このハウジング4は耐熱性金属から形成された外枠体6とこの外枠体6の内面に張設された断熱材層8とから構成されている。断熱材層8は適宜のセラミックから形成することができる。ハウジング4の下部には実質上水平に延在せしめられている水平区画板10が配設され、区画板10よりも下方の燃料ガスマニホルド室12と区画板10よりも上方の発電・燃焼室14とに区画されている。区画板10は優れた気密性と断熱性とを備えていることが望ましく、例えば多孔性セラミック板に無機系セメントを流し込んで少なくとも上面部を中実にせしめることによって形成されているのが好適である。
【0013】
燃料ガスマニホルド室12内には燃料ガスマニホルド16が配設されている。この燃料ガスマニホルド16は、ハウジング4の側壁下部を貫通して延びる燃料ガス導入管18を介して燃料ガス供給源19に接続されている。燃料ガスマニホルド16の上面には、図1において左右方向及び紙面に垂直な方向に適宜の間隔をおいて多数の燃料ガス噴出孔(図示していない)が配設されている(かかる燃料ガス噴出孔については後に更に言及する)。
【0014】
発電・燃焼室14の上方には、実質上水平に延びる水平壁20とかかる水平壁20の4周縁から実質上鉛直に上方に延びる直立壁22(4個の直立壁22のうちの2個を図1に図示している)を有する耐熱金属製区画部材24が配設されている。区画部材24の直立壁22間には水平壁20から上方に間隔をおいて位置する水平板26が固定されており、区画部材24の水平壁20及び4個の直立壁22並びに水平板26によって酸素含有ガスマニホルド28が形成されている。この酸素含有ガスマニホルド28は、図1に簡略に図示する如く、熱交換手段30を介して酸素含有ガス供給源32に接続されている。
【0015】
上記発電・燃焼室14内には、図1において左右方向(第一の方向)に間隔をおいて4個のセルスタック34a、34b、34c及び34dが並列配置されている。図1と共に図2を参照して説明を続けると、セルスタック34a、34b、34c及び34dの各々は、鉛直方向、即ち図1において上下方向、図2において紙面に垂直な方向(第二の方向)に細長く延在するセル36を図1において紙面に垂直な方向、図2において上下方向(第三の方向)に複数個(図示の場合は5個)配置して構成されている。図2に明確に図示する如く、セル36の各々は電極支持基板38、内側電極層である燃料極層40、固体電解質層42、外側電極層である酸素極層44、及びインターコネクタ46から構成されている。
【0016】
電極支持基板38は鉛直方向に細長く延びる板状片であり、平坦な両端面と半円形状の両側面を有する。電極支持基板38にはこれを鉛直方向に貫通する複数個(図示の場合は4個)のガス通路48が形成されている。図1から理解されるとおり、電極支持基板38の下端部は上記区画板10を貫通して燃料ガスマニホルド室12内に延出せしめられており、その下端は燃料ガスマニホルド16の上面に連結され、燃料ガスマニホルド16の上面に形成されている燃料ガス噴射孔(図示していない)の各々が電極支持基板38に形成されているガス通路38の下端に連通せしめられている。セル36における酸素極層44は区画板10よりも上方、従って発電・燃焼室14内に配置されており、燃料ガスマニホルド室12内に延出することはない。
【0017】
インターコネクタ46は電極支持基板38の片端面(図2において上端面)上に配設されている。燃料極層40は電極支持基板38の他端面(図2において下端面)及び両側面に配設されており、その両端はインターコネクト46の両端に接合せしめられている。固体電解質層42は燃料極層40の全体を覆うように配設され、その両端はインターコネクタ46の両端に接合せしめられている。酸素極層44は、固体電解質層42の主部上、即ち電極支持基板38の他端面を覆う部分上、に配設され、電極支持基板38を挟んでインターコネクト46に対向して位置せしめられている。
【0018】
セルスタック34a、34b、34c及び34dの各々における隣接するセル36間には集電部材50が配設されており、一方のセル36のインターコネクタ46と他方のセル36の酸素極層44とを接続している。セルスタック34a、34b、34c及び34dの各々において両端、即ち図2において上端及び下端に位置するセル36の上端面及び下端面にも集電部材50が配設されている。そして、セルスタック34a及び34bの上端に配設された集電部材50は導電部材52によって接続され、セルスタック34b及び34cの下端に配設された集電部材50も導電部材52によって接続され、セルスタック34c及び34dの上端に配設された集電部材50も導電部材52によって接続されている。更に、セルタック34aの下端に配設された集電部材50には導電部材52が接続され、セルスタック34dの上端に配設された集電部材50にも導電部材52が接続されている。かくして、全てのセル46が電気的に直列接続されている。
【0019】
セル36について更に詳述すると、電極支持基板38は燃料ガスを燃料極層40まで透過させるためにガス透過性であること、そしてまたインターコネクタ46を介して集電するために導電性であることが要求され、かかる要求を満足する多孔質の導電性セラミック(若しくはサーメット)から形成することができる。燃料極層40及び/又は固体電解質層42との同時焼成により電極支持基板38を製造するためには、鉄属金属成分と特定希土類酸化物とから電極支持基板38を形成することが好ましい。所要ガス透過性を備えるために開気孔率が30%以上、特に35乃至50%の範囲にあるのが好適であり、そしてまたその導電率は300S/cm以上、特に440C/cm以上であるのが好ましい。燃料極層40は多孔質の導電性セラミック、例えば希土類元素が固溶しているZrO2(安定化ジルコニアを称されている)とNi及び/又はNiOとから形成することができる。固体電解質層42は、電極間の電子の橋渡しをする電解質としての機能を有していると同時に、燃料ガスと酸素含有ガスとのリークを防止するためにガス遮断性を有するものであることが必要であり、通常、3〜15モル%の希土類元素が固溶したZrO2から形成されている。酸素極層44は所謂ABO3型のペロブスカイト型酸化物からなる導電セラミックから形成することができる。酸素極層44はガス透過性を有していることが必要であり、開気孔率が20%以上、特に30内50%の範囲にあることが好ましい。インターコネクタ46は導電性セラミックから形成することができるが、水素ガスでよい燃料ガス及び空気でよい酸素含有ガスと接触するため、耐還元性及び耐酸化性を有することが必要であり、このためにランタンクロマイト系のペロブスカイト型酸化物(LaCrO3系酸化物)が好適に使用される。インターコネクト46は電極支持基板38に形成された燃料通路48を通る燃料ガス及び電極支持基板38の外側を流動する酸素含有ガスのリークを防止するために緻密質でなければならず、93%以上、特に95%以上の相対密度を有していることが望まれる。集電部材50は弾性を有する金属又は合金から形成された適宜の形状の部材或いは金属繊維又は合金繊維から成るフェルトに所要表面処理を加えた部材から構成することができる。導電部材52は適宜の金属又は合金から形成することができる。
【0020】
図1及び図2と共に図3を参照して説明を続けると、発電・燃焼室14に配設されているセルスタック34a、34b、34c及び34d間には、酸素含有ガス供給手段を構成する中空板状部材54が配設されている。かかる中空板状部材54は適宜のセラミックの如き耐熱性材料から形成することができる。中空板状部材54はセルスタック34a、34b、34c及び34d間に配置され、実質上鉛直な方向(第二の方向)に延在せしめられている。図3を参照することによって明確に理解されるとおり、中空板状部材54の片端即ち上端には酸素含有ガス導入口56が形成されている。図示の実施形態においては、酸素含有ガス導入口56は中空板状部材の上端を図2において上下方向に細長く延びるスリットから構成されている。中空板状部材54の上端には実質上水平に突出するフランジ58が形成されており、酸素含有ガス導入口56はフランジ58によって囲繞されている。中空板状部材54の両側壁の他端部即ち下端部には酸素含有ガス排出口60が形成されている。図示の実施形態においては、酸素含有ガス排出口60は、中空板状部材54の両側壁の下端部を幅方向(即ち図1において紙面に垂直な方向、図2において上下方向)に細長く延びるスリットから構成されている。図1を参照することによって理解される如く、中空板状部材54の上端は、上記区画部材24の水平壁20に形成されている対応する開口内に位置せしめられ、従って酸素含有ガス導入口56は酸素含有ガスマニホルド28内に開口せしめられている。中空板状部材54の下端は、上記区画板10よりも幾分上方に、従って発電・燃焼室14の下端部に位置せしめられている。
【0021】
図4には中空板状部材154の変形例が図示されている。図4に図示する中空板状部材154においては、酸素含有ガス排出口160は、中空板状部材154の両側壁の下端部に幅方向(即ち図1において紙面に垂直な方向、図2において上下方向)に間隔をおいて形成された複数個の孔から構成されている。中空板状部材154のその他の構成は図3に図示する中空板状部材54と実質上同一である。
【0022】
上述したとおりの固体電解室燃料電池組立体においては、燃料ガス供給源19から燃料ガス導入管18を通して、例えば都市ガスをそれ自体は周知の適宜の様式で改質することによって得られる水素でよい燃料ガスが、燃料ガスマニホルド16に供給される。そして、かかる燃料ガスが燃料ガスマニホルド16からセル36の各々の電極支持基板38に形成されているガス通路48の下端に導入され、ガス通路38を通して上方に流動せしめられる。一方、酸素含有ガス供給源32は、空気でよい酸素含有ガスを熱交換手段30を通して酸素含有ガスマニホルド28に供給する。酸素含有ガスマニホルド28に供給された酸素含有ガスは、酸素含有ガス導入口56から中空板状部材54内に流入して中空板状部材54内を流下し、酸素含有ガス排出口60から排出される。酸素含有ガス排出口60は中空板状部材54の両側壁に形成され、セルスタック34a、34b、34c及び34dに指向されている。従って、酸素含有ガスは発電・燃焼室14の下端部においてセルスタック34a、34b、34c及び34dに向けて噴出せしめられ、次いで発電・燃焼室14内を上昇せしめられる。かくして、セルスタック34a、34b、34c及び34dの各セル36に充分効果的に供給される。セル36の各々においては、酸素極層44で下記式(1)の電極反応が生成され、また燃料極層40では下記式(2)の電極反応が生成されて発電される。
【0023】
酸素極: 1/2O2+2e− → O2−(固体電解質) ・・・(1)
燃料極: O2−(固体電解質)+H2→ H2O+2e− ・・・(2)
【0024】
セル36における電極支持基板38のガス通路48を流動する燃料ガスの、電極反応に使用されなかった燃料ガスは、電極支持基板38の上端から発電・燃焼室14内に流出せしめられる。発電・燃焼室14内に流出せしめられた燃料ガスは流出と同時に燃焼せしめられる。発電・燃焼室14内には適宜の着火手段(図示していない)が配設されており、燃料ガスが発電・燃焼室14に流出され始めると着火手段が作動せしめられて燃焼が開始される。中空板状部材54を通して発電・燃焼室14に供給された酸素含有ガス中の酸素で電極反応に使用されなかったものは燃焼に利用される。燃焼ガスは適宜の流路手段(図示していない)を通して熱交換手段30に送給され、熱交換手段30において酸素含有ガスと熱交換した後にハウジング4から排出される。
【0025】
本発明に従って構成された固体電解質型燃料電池組立体の好適実施形態について添付図面を参照して詳細に説明したが、本発明はかかる実施実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲から逸脱することなく種々の変形乃至修正が可能であることが理解されるべきである、例えば、図示の実施形態においては、電極支持基板に形成されているガス通路を通して燃料ガスを流動せしめているが、電極支持基板に形成されているガス通路を通して酸素含有ガスを流動せしめる(この場合には区画板10の下方に配設されているガスマニホルドに酸素含有ガスを供給し、中空板状部材54又は154に燃料ガスを供給する)形態の固体電解質型燃料電池組立体にも本発明を適用することができる。
【0026】
【発明の効果】
本発明の固体電解質型燃料電池組立体によれば、セルの各々に充分な効率で酸素含有ガスを供給することができ、そしてまた従来の固体電解質型燃料電池組立体に比べて安価に製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従って構成された固体電解質型燃料電池組立体の好適実施形態の主要部を示す縦断面図。
【図2】図1に示す固体電解質型燃料電池組立体の主要部を示す横断面図。
【図3】図1に示す固体電解質型燃料電池組立体における中空板状部材を示す斜面図。
【図4】中空板状部材の変形例を示す斜面図。
【符号の説明】
4:ハウジング
12:燃料ガスマニホルド室
14:発電・燃焼室
16:燃料ガスマニホルド
28:酸素含有ガスマニホルド
30:熱交換手段
34a:セルスタック
34b:セルスタック
34c:セルスタック
34d:セルスタック
36:セル
38:電極支持基板
40:燃料極層
42:固体電解室層
44:酸素極層
46:インターコネクタ
48:ガス通路
50:集電部材
52:導電部材
54:中空板状部材(酸素含有ガス供給手段)
56:酸素含有ガス導入口
60:酸素含有ガス排出口
Claims (4)
- 第一の方向に間隔をおいて並列配置された少なくとも一対のセルスタックと、該セルスタック間に配設されたガス供給手段とを具備し、該セルスタックの各々は該第一の方向に実質上垂直である第二の方向に細長く延在するセルを該第一の方向及び該第二の方向に実質上垂直である第三の方向に複数個配置して構成されている固体電解質燃料電池組立体において、
該ガス供給手段は、該第二の方向に延在する中空板状部材から構成されており、該中空板状部材の片端にはガス導入口が形成されており、該中空板状部材の他端部両側壁にはガス排出口が形成されている、ことを特徴とする固体電解質型燃料電池組立体。 - 該第二の方向は実質上鉛直であり、該中空板状部材の該片端は上端である、請求項1記載の固体電解質型燃料電池組立体。
- 該ガス導入口は該第三の方向に細長く延びるスリットから構成されている、請求項1又は2記載の固体電解質型燃料電池組立体。
- 該ガス排出口は、該他端部両側壁に形成され該第二の方向に延びるスリット又は該他端部両側壁に該第二の方向に間隔をおいて形成された複数個の孔から構成されている、請求項1から3までのいずれかに記載の固体電解質型燃料電池組立体。
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JP2003075263A JP4481580B2 (ja) | 2003-03-19 | 2003-03-19 | 固体電解質形燃料電池組立体 |
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