JP2010044787A - 媒体ダイアリーアプリケーションにおけるブックマーク及びアノテーション処理 - Google Patents

Abstract

【課題】媒体ファイル、カレンダー事象及び時間周期をブックマーク及びアノテーション処理させる媒体ファイル管理アプリケーションを提供する。
【解決手段】デジタル装置で実施される媒体ダイアリー即ち媒体管理アプリケーションであって、この媒体管理アプリケーションで表示される媒体ファイル、カレンダー事象及び時間周期にグラフィック的な向上を与えるためのブックマーク及び／又はアノテーション処理メカニズムを組み込んだ媒体管理アプリケーション。更に、ブックマーク及びアノテーションメカニズムは、テキストノートを媒体ファイル、カレンダー事象及び時間周期に関連付けると共に、ブックマーク又はアノテーションを経てテキストノートにアクセスできるようにする。
【選択図】図１

Description

本発明は、媒体ファイルのデジタル記憶及び管理に係り、より詳細には、媒体ファイル、カレンダー事象及び時間周期をブックマーク及びアノテーション処理させる媒体ファイル管理アプリケーションに係る。

デジタル通信の急速な成長は、種々の形式のワイヤレス及びワイヤライン通信装置の間であらゆる種類のデジタル媒体アイテムを通信できるようにした。例えば、セルラー又は移動電話は、もはや電話音声通信に限定されず、他のデジタル通信手段、例えば、デジタルネットワーク（即ち、インターネット通信、テキストメッセージ等）を含むことができる。更に、益々多数のセルラー電話及び他の移動ワイヤレス通信装置、例えば、ポータブルコンピュータ、パーソナルデータアシスタント（ＰＤＡ）等が、デジタル媒体を捕獲又は発生する他の手段、例えば、デジタルカメラ、デジタルオーディオレコーダー、デジタルビデオレコーダー等と一体化されつつある。技術の進歩は、他のデジタル装置、例えば、デジタルカメラ、デジタルビデオレコーダー、デジタルオーディオ装置等に、デジタル通信手段を装備できるようにした。益々多くのデジタル装置が互いにデジタル通信できるようになるにつれて、これら装置間で通信されるデジタル媒体アイテムの量は、警戒を要する程の割合で増加するであろう。

益々多くのデジタル装置がデジタル通信能力をもち始めるのに加えて、これら装置のデジタル記憶容量も絶え間なく増加している。近い将来、大半の移動デジタル通信ターミナルには、ギガバイトレンジ以上の記憶容量が装備されて、これら装置が膨大な量のデジタルデータを記憶できるようになるであろう。このような環境では、メモリ容量の観点から、ビデオ、オーディオ又は他のマルチメディアファイルのような多量の大型ファイルを記憶するのをもはや禁止できない。

ワイヤレス及びワイアド双方の益々多くのデジタル装置にデジタル通信手段が装備されると共に、これら装置の記憶容量が外見上エンドレスになるようなデジタル通信環境では、デジタル通信装置は、無数のデジタル媒体ファイルに遭遇しそれらを記憶することになる。従って、デジタル通信装置は、効率的で且つユーザに馴染み易い環境において、これらデジタルファイルにアクセスし、記憶し、管理し、そして更に通信するための手段を必要とすることになろう。

例えば、デジタル通信装置がデジタル媒体ファイルを受信する場合には、装置のユーザは、アクセス容易な記憶エリアにファイルを自動的に配置するアプリケーションであって、ユーザが媒体ファイルのサーチに多大な時間を費やす必要なく、将来のファイルの管理及びアクセスを効率的に行なえるようにするアプリケーションから、著しい利益を受けることになろう。

デスクトップ又はラップトップコンピュータや、パーソナルデータアシスタント（ＰＤＡ）等のほとんどのデジタル通信装置は、デイリープランナーアプリケーションが装備されるようになるか、或いはユーザによりこれを実施できるように構成されるかのいずれかである。デイリープランナーは、事象リマインダー（思い出させるもの）をデジタルカレンダーに入力することにより、近付きつつある事象スケジュールをユーザが整合し管理するのを許す。このデジタルプランナーは、近付きつつある事象が保留となったときに、アラーム或いは可視又は可聴メッセージの形態の電子リマインダーをユーザに送信するという独特の利益を提供する。又、電子プランナーは、会社員にとって非常に首尾良いツールであり、ほとんどの場合に、従来のハードコピー又はペーパーデイリープランナーの必要性に取って代わることが実証されている。

ほとんどのデジタル媒体ファイルは、カレンダーの日付に基づいて容易に分類して記憶することができる。例えば、結婚式のビデオは、結婚式の日付に基づいて分類することができ、そしてパーティを撮影した写真は、そのパーティの日付に基づいて分類することができる。これらは、媒体ファイルの作成日付に基づいて媒体ファイルを分類する例である。他の例では、媒体ファイルは、その媒体ファイルが使用され又はプレゼンテーションされた日付、或いは受信者がそのファイルを受け取った日付に関連付けることができる。例えば、営業ミーティングのためのマルチメディアプレゼンテーションは、そのプレゼンテーションの日付に基づいて分類されてもよく、そして友人からの個人的テキストファイルは、受け取った日付に基づいて分類されてもよい。

時間と共に、大きなメモリ容量をもつデジタル装置は、膨大な量の媒体ファイルを取得して記憶するための容量を有する。これは、益々多くのデジタル装置がデジタル通信能力を有するような急成長のデジタル通信時代に入ったときに特に言えることである。例えば、将来、より多くの機能及び多機能のデジタル装置が普及して、デジタルカメラ付き移動電話、従来のデジタルカメラ、デジタルビデオレコーダー等がデジタル通信能力を有する場合に、これら装置は、デジタル媒体ファイルで氾濫することになろう。これら装置や、媒体記憶できる他の全てのデジタル装置のユーザは、デジタル媒体ファイルを記憶し管理するアプリケーションを希望するであろう。このようなプリケーションに対する重要な特性は、ユーザが媒体ファイルを効率良く探索できねばならないことから、ユーザの効率である。

ほとんどのファイル管理アプリケーションと同様に、ファイルの探索は、ユーザがファイルをサーチするか又は当該ファイルをフィルタする能力を有する場合に、効率良く実行することができる。テキストファイルの場合には、ワードサーチの実行が、特定ファイルを探索する理想的な方法である。しかしながら、ファイル管理アプリケーションが、写真像又はビデオファイルのような媒体ファイルを管理するときには、テキストサーチの実行が、通常、媒体ファイルに関連したメタデータ情報内のサーチに限定される。ほとんどの場合、媒体ファイルに関連したメタデータ情報がファイルタイトル及び作成日付に限定され、これは、当該ファイルを効率的にサーチするに充分な情報を与えないことがある。この点について、ファイルに関連したユーザ特有の情報をファイルに関連付け且つメタデータ情報内に含ませることができる場合には、媒体ファイルを探索する効率を改善することができる。

テキストサーチに加えて、媒体ファイル管理アプリケーションは、スクロールファンクションを使用して、媒体ファイルの表示をユーザに与えることができる。スクロールすることで、ユーザは、ファイルをブラウズして当該ファイルを識別することによりファイルを探索することができる。特に、媒体ファイルの大きな集合体をブラウズする場合には、ユーザは、関心のある特定の媒体ファイルにスポットを当てるのが困難であることが分かる。

それ故、特定の媒体ファイルを素早く探索できることに関してユーザ効率を与えるようなデジタル装置用の媒体ファイル記憶及び管理アプリケーションを開発ことが要望される。この媒体ファイル記憶及び管理アプリケーションは、媒体ファイルの効率的な探索を助けるために、媒体ファイル又は時間周期に関連したユーザ特有の情報を追加し記憶することができねばならない。更に、このアプリケーションは、ファイルの視覚スクロール動作が向上するように媒体ファイルの表示をアノテーション処理すると共に、アノテーションに基づいてファイルをフィルタするものでなければならない。

本発明は、デジタル装置で実施される媒体ダイアリー即ち媒体管理アプリケーションであって、この媒体管理アプリケーションで表示される媒体ファイル、カレンダー事象及び時間周期（ここでは集合的に情報のアイテムと称される）にグラフィック的な向上を与えるためのブックマーク及び／又はアノテーション処理メカニズムを組み込んだ媒体管理アプリケーションを提供する。更に、このブックマーク及びアノテーションメカニズムは、テキストノートを情報のアイテムに関連付けると共に、ブックマーク又はアノテーションを経てテキストノートにアクセスできるようにする。通常、ブックマーク処理(bookmarking)という語は、ここでは、テキストノートに接続された識別子で情報のアイテムを視覚的に識別することを指す。テキストノートは、アプリケーションのユーザに、情報のアイテムを更に識別又は区別するための手段を与える。通常、アノテーション処理(annotating)という語は、ここでは、媒体ファイル、カレンダー事象又は時間周期を、そのファイル、事象又は時間周期に視覚的に気付き易くする識別子で視覚的に識別することを指す。ブックマーク識別子及びアノテーション識別子（集合的にここでは情報識別子と称される）は、ファイル、事象又は時間周期に関連したメタデータとして含まれる。メタデータは、媒体管理アプリケーション内でサーチ可能及びスクロール可能であり、アプリケーションのユーザがファイル、事象及び時間周期を容易に且つ効率的に探索できるようにする。従って、ブックマーク識別子及びアノテーション識別子をメタデータに含ませることにより、本発明は、媒体管理アプリケーション内でそれを容易に且つ効率的に探索するための更に別の手段を提供する。

本発明の一実施形態では、デジタル装置上の媒体ファイルにアクセスするためのアプリケーションが定義される。このアプリケーションは、コンピュータ読み取り可能なプログラム命令が実施されるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を備えている。コンピュータ読み取り可能なプログラム命令は、デジタル媒体ファイルへのアクセスを与え且つデジタル媒体ファイルを時間周期に関連付ける媒体ビューを発生するための第１命令と、デジタル媒体ファイル、カレンダー事象、及び時間周期の少なくとも１つを含む情報のアイテムに関連付けられた情報識別子を発生するための第２命令であって、情報識別子が情報アイテムの識別を向上させるような第２命令とを含む。情報識別子は、情報アイテムの表示をグラフィック的に変更するためにアノテーションの形態をとってもよい。或いは又、情報識別子は、その識別子がその識別子に関連したテキストノートを有するときにブックマークの形態をとってもよい。

アプリケーションの別の実施形態では、カレンダーフォーマットで時間を表わすと共に、事象を各時間周期に関連付けるカレンダービューを発生するための第３命令が設けられてもよい。このような第３命令を伴う実施形態では、第２命令は、更に、カレンダー事象に関連付けられてカレンダービューで表示される情報識別子を発生するための命令を含んでもよい。或いは又、各時間セグメントに関連付けられた媒体ビュー内のデジタル媒体ファイルに依存するサイズをもつセグメントに時間を分割するタイムバーを発生するための第３命令が設けられてもよい。このような第３命令を伴う実施形態では、第２命令は、更に、時間周期に関連付けられてタイムバーで表示される情報識別子を発生するための命令を含んでもよい。

本発明の更に別の実施形態は、媒体ダイアリーアプリケーションにおいて媒体ファイルを分類するための方法により定義される。この方法は、情報識別子オプションを選択するステップと、その選択された情報識別子オプションに関連付けるために情報のアイテムを選択するステップと、その選択された情報のアイテムに対して情報識別子データを生成するステップと、情報識別子データを情報アイテムのメタデータと共に記憶するステップと、任意であるが、情報のアイテムを情報識別子に関連するものとして視覚的に識別するステップとを備えている。

本発明の更に別の実施形態は、媒体ファイルにアクセスするためのコンピュータ読み取り可能なプログラム命令を実行する処理ユニットを有するデジタル装置により定義される。コンピュータ読み取り可能なプログラム命令は、デジタル媒体ファイルへのアクセスを与え且つデジタル媒体ファイルを時間周期に関連付ける媒体ビューを発生するための第１命令と、デジタル媒体ファイル、カレンダー事象、及び時間周期の少なくとも１つを含む情報のアイテムに関連付けられた情報識別子を発生するための第２命令であって、情報識別子が情報アイテムの識別を向上させるような第２命令とを含む。情報識別子は、媒体ビューで表示される情報のアイテムをグラフィック式に変更するためにアノテーションの形態をとってもよい。或いは又、情報識別子は、その識別子がその識別子に関連付けされたテキストノートを有するときにはブックマークの形態をとってもよい。更に、デジタル装置は、処理ユニットと通信するディスプレイであって、媒体ビューを経て媒体ファイルへのユーザアクセスと、媒体ファイル識別子とをプレゼンテーションするディスプレイを備えている。

それ故、本発明は、特定の媒体ファイルを素早く探索できることに関してユーザ効率を与えるようなデジタル装置用の媒体ファイル記憶及び管理アプリケーションを提供する。本発明は、媒体ダイアリーディスプレイの種々のビュー内でファイル、事象及び時間周期を視覚的に識別しそして区別するブックマーク及びアノテーションを実施する。従って、媒体ファイル記憶及び管理アプリケーションは、媒体ファイルの効率的な探索を助けるために、媒体ファイル又は時間周期に関連したユーザ特有の情報を追加し記憶することができる。更に、このアプリケーションは、ファイルの視覚スクロール動作が向上するように媒体ファイルの表示をアノテーション処理すると共に、アノテーションに基づいてファイルをフィルタする。

本発明の一実施形態によりカレンダービュー、媒体ビュー及びタイムラインビューを合成した媒体ダイアリービューを示す図である。 本発明の一実施形態によりカレンダービュー、媒体ビュー及びタイムラインビューを合成すると共に、ブックマーク及びアノテーション識別子を実施する媒体ダイアリービューを示す図である。 本発明の一実施形態により媒体ファイル表示をグラフィック的に変更するアノテーションを実施する媒体ビューを示す図である。 本発明の一実施形態によりアノテーション及びブックマーク識別子の使用を組み込んだ媒体ダイアリーを実施するデジタル装置のブロック図である。 本発明の一実施形態により媒体ダイアリーアプリケーションにおいて媒体ファイルを分類する方法のフローチャートである。

以上、本発明を一般的に説明したが、必ずしも正しいスケールで描かれたものではない添付図面を参照して本発明を詳細に説明する。
本発明の全部ではないが幾つかの実施形態が示された添付図面を参照して本発明を以下に詳細に説明する。実際に、本発明は、多数の異なる形態で実施でき、ここに示す実施形態に限定されるものではない。むしろ、これら実施形態は、この開示が法的な適用要件を満足するように設けられている。全体にわたり同じ要素は同じ参照番号で示されている。
本発明は、デジタル装置において実施される媒体管理アプリケーション（即ち媒体ダイアリーアプリケーション）を提供し、より詳細には、デジタル媒体ファイル、時間周期又はカレンダー事象の少なくとも１つを含む情報のアイテムをアプリケーション内で効率的に探索するプロセスにおいて助けとなるブックマーク及びアノテーションファンクションに係る。ブックマーク及びアノテーションファンクションは、集合的に、情報のアイテムに関連付けられた情報識別子として働くと共に、情報のアイテムの識別を向上させるようにも働く。従って、アプリケーションとは、ここでは、ブックマーク識別子及びアノテーション識別子の両方を含む用語「情報識別子」を指す。

ブックマークファンクションは、媒体ファイル、カレンダー事象又は時間周期にノート形式の情報を追加して、媒体ファイル、カレンダー事象又は時間周期を更に識別することを含む。ブックマーク情報は、通常、媒体ファイルに関連したメタデータ情報に追加され、媒体ファイルを更に識別する。この点に関して、ブックマークの情報は、ダイアリーアプリケーション内で媒体ファイル、事象又は時間周期を探索する上でユーザの助けとなるテキストサーチ可能なデータである。更に、媒体ダイアリーアプリケーションのユーザは、ブックマークに関連したファイル、事象又は時間周期に直ちにアクセスする目的で、プルダウンメニュー、タイムバー等の形態のブックマークのリストに容易にアクセスすることができる。更に、媒体ファイル、カレンダー事象又は時間周期のブックマーク処理は、媒体ファイル、カレンダー事象が媒体ダイアリーにおいてプレゼンテーションされる順序を定義し又は変更することができる。更に、ブックマーク処理された媒体ファイル、カレンダー事象又は時間周期は、通常、ディスプレイにおいてブックマーク処理されたものとして目に見えるように識別される。従って、媒体ファイルに関連した時間周期をスクロールすることにより媒体ファイルにアクセスできる典型的な媒体ダイアリーでは、ブックマーク処理された媒体ファイル又は時間周期は、ダイアリーのユーザに更に見易くなり、従って、スクロールファンクションを介してこれらファイルを効率的に探索できる見込みが高くなる。

アノテーションファンクションは、目で見て識別できる特徴を媒体ファイル又は時間周期に追加して、アノテーション処理された媒体ファイル又は時間周期がダイアリーのユーザにとって容易に識別できるようにすることを含む。例えば、アノテーションは、媒体ファイル表示の表示サイズを変更し、媒体ファイル表示にフレームを追加するか、さもなければ、媒体ファイル表示又は時間周期を目に見えるようにハイライト処理し、及び／又は媒体ファイルが媒体ビューにおいてプライオリティを示すようにプレゼンテーションされる順序を定義し又は変更することを含む。典型的な媒体ダイアリーでは、媒体ファイルは、媒体ファイルに関連した時間周期をスクロールすることによりアクセスされてもよい。アノテーション処理された媒体ファイル又は時間周期は、ダイアリーのユーザにとって更に見易くなり、従って、スクロールファンクションを介してこれらファイルを効率的に探索できる見込みが高くなる。アノテーション情報は、通常、媒体ファイルに関連したメタデータ情報に追加され、媒体ファイルを更に識別する。この点について、アノテーションにおける情報は、ダイアリーアプリケーション内で媒体ファイル又は時間周期を探索する上でユーザの助けとなるテキストサーチ可能なメタデータのデータである。

更に、アノテーション処理された媒体ファイル及び時間周期は、媒体ファイルデータベースを、媒体ファイルに関連したアノテーションの形式に基づいて分類できるようにする。ダイアリーにおいて媒体ファイルを分類することは、媒体ファイルをアノテーションカテゴリーに基づいてサーチ及びフィルタするのを許す。媒体ファイルをフィルタすることは、媒体ダイアリーにおいて媒体ファイルを探索する付加的な効率的な手段を与える。

ブックマーク及びアノテーションは、両方とも、媒体ファイル、事象又は時間周期に関連したメタデータ内に含まれた情報のアイテムに基づくものでよい。メタデータの特定アイテムを有する媒体ファイル、事象又は時間周期に対してブックマーク又はアノテーションを作成するように、アプリケーションが構成されてもよいし、又は媒体ダイアリーユーザが要求してもよい。例えば、媒体ダイアリーユーザは、メタデータに含まれた「夏休み２００３(Summer Holiday 2003)」を有する全ての媒体ファイルのブックマーク又はアノテーションを指定してもよい。

ブックマーク及びアノテーションの概念を更に理解するために、本発明の実施形態によりブックマーク及びアノテーションを実施する媒体ダイアリーアプリケーションの一例を詳細に説明する。ここに開示する媒体ダイアリーアプリケーションは、一例に過ぎない。ブックマーク及びアノテーションを実施する他の媒体ダイアリーも意図され、ここに開示する本発明の概念に含まれる。

ここに一例として開示する媒体ダイアリーアプリケーションは、媒体ファイルを瞬時(moment of time)、時間周期(period of time)又は事象に関連付けて、ユーザが瞬時、時間周期又は事象に基づいて媒体ファイルを管理できるようにする。簡単化のため、及び読者に混乱を招かないために、ここで使用する「時間周期」という語は、時間範囲と、特定の瞬時との両方を指すものとする。通常、時間周期は、媒体ファイルが作成されるか又は意図された日付に関連した特定の日付である。例えば、媒体ファイルが誕生パーティの映像又はビデオファイルである場合に、媒体アプリケーションは、誕生パーティの日付及び／又はその誕生日をもつ個人に基づいてファイルを分類して記憶してもよい。媒体ダイアリーアプリケーションの完全な説明については、本発明と同じ譲受人に譲渡された、マイカ氏等を発明者とする、２００３年１１月１７日に出願された「Media Diary Application for use with a Digital Device」」と題する出願中の米国特許出願を参照されたい。この特許出願は、参考としてここに援用するものである。

ここに一例として述べる媒体ダイアリーアプリケーション、及び本発明のブックマーク又はアノテーションファンクションを実施する他の全ての媒体ダイアリーアプリケーションは、ディスプレイを組み込んだ電子装置、例えば、デスクトップ又はポータブルコンピュータ、セルラー電話、パーソナルデータアシスタント（ＰＤＡ）、デジタルカメラ、デジタルカムコーダー、ｅ−ブック装置、テレビジョン、デジタルオーディオプレーヤ等々において実施及び実行されてもよい。更に、媒体ダイアリーアプリケーションは、外部ディスプレイに接続された電子装置、例えば、セットトップボックス（ＳＴＢ）、パーソナルビデオレコーダー（ＰＶＲ）、デジタルビデオレコーダー（ＤＶＲ）等々において実施されてもよい。ほとんどの実施形態において、媒体ダイアリーアプリケーションを実行するデジタル装置は、ワイヤレステレコム、ショートレンジ無線ネットワーク、Ｂｌｕｅｔｏｏｔｈ（登録商標）、ワイヤレスローカルエリアネットワーク（ＷＬＡＮ）、高周波識別（ＲＦＩＤ）、インターネットプロトコルデータキャスティング（ＩＰＤＣ）、デジタルビデオブロードキャスティング（ＤＶＢ）、赤外線データアソシエーション（ＩｒＤａ）、インターネット等のいかなる形式のワイヤレス又はワイヤラインネットワーク通信も行い得るが、ネットワークを経て通信するようにデジタル装置を適応させる必要はない。デジタル媒体ファイルを内部に必要とすることのできる装置、又はメモリデバイス（例えば、フラッシュ記憶装置、メモリスティック、ビデオ及びオーディオ記憶テープ、ＣＤ、ＤＶＤ、取り外し可能なハードディスクデバイス（ＨＤＤ）等）を経て媒体ファイルにアクセスしてもよい装置も、適用可能である。

本発明の一実施形態によれば、媒体ダイアリーアプリケーションは、コンピュータ読み取り可能なプログラム命令が記憶されたコンピュータ読み取り可能な記憶媒体により実施される。この記憶媒体は、通常、フラッシュＲＯＭメモリ、ＨＤＤ等のメモリデバイスである。プログラミング命令は、Ｃ＋＋、Ｊａｖａ（登録商標）等の標準的なコンピュータプログラミング言語で書くことができる。以下に述べる処理ユニットで実行するときには、これらプログラム命令は、以下の述べるように媒体ダイアリーアプリケーションの種々のファンクションを実行する。コンピュータ読み取り可能なプログラム命令は、デジタル媒体ファイルへのアクセスを与えると共にデジタル媒体ファイルを瞬時又は時間周期のような時間情報に関連付ける媒体ビューを発生する第１命令を含む。又、コンピュータ読み取り可能なプログラム命令は、媒体ダイアリーアプリケーションのユーザが当該デジタル媒体ファイル又は当該時間周期を目で見て識別するのを許すと共に、任意であるが、テキストノートを当該デジタル媒体ファイル又は当該時間周期に関連付けるブックマーク識別子を発生する第２命令も含む。更に、コンピュータ読み取り可能なプログラム命令は、カレンダーフォーマットで時間を表わすと共に、事象を瞬時又は時間周期のような各時間情報に関連付けるカレンダービューを発生する第３命令を含んでもよい。カレンダービューを伴う実施形態では、ブックマーク識別子は、媒体ダイアリーアプリケーションのユーザがカレンダービューにおいて事象を目で見て識別するのを許すと共に、任意であるが、テキストノートを事象に関連付ける。第１、第２及び任意の第３命令は、互いに通信するモジュール、オブジェクト等でよいが、これら命令は、プログラム命令の個別又は別々の部分でなくてもよく、そして必要であれば、全体にわたって散在されてもよい。

図１−３は、媒体ダイアリーのユーザが媒体ダイアリーを使用するときにアクセスしそしてインターフェイスするスクリーンショットと一般に称される表示ビューを例示する。本発明のブックマーク及びアノテーションの機能を理解するために、図１に関連して媒体ダイアリーアプリケーションの概念及び機能を簡単に説明することが必要であろう。図１は、カレンダービュー１００と、媒体ビュー２００と、タイムラインビュー３００とを合成する媒体ダイアリービュー１０の一例を示す。図示されたように、カレンダービュー１００は、デジタル装置のディスプレイの右側に表示され、媒体ビュー２００は、ディスプレイの左側に表示され、そしてタイムラインビュー特徴は、カレンダービュー及び媒体ビューの両方の上に表示される。

全媒体ダイアリービュー１０のカレンダービュー１００は、本発明の一実施形態により、カレンダー事象又はリマインダーのエントリーを与えると共に、ユーザにダイアリープランナーアプリケーションを与える。ここに図示して説明するカレンダービューは、一例に過ぎず、カレンダー事象又はリマインダーの表示を与える他のカレンダービューも、ここに開示する本発明の概念の中に意図される。或いは又、カレンダービューは、別のカレンダー又はパーソナルプランナーアプリケーションにより発生されてもよく、この場合、カレンダービューは、補助的なカレンダーアプリケーションから媒体ダイアリーアプリケーションへインポートされる。

カレンダービューは、特定の日付に対応するデータ列１１０を含む。ここに示す例では、現在日付（即ち、６月１９日水曜）と、それに続く２つの日付とに対応する３つの日付列をディスプレイに見ることができる。通常、カレンダービューがアクチベートされると、現在日付がカレンダービューの左側列に表示され、その後の日付の列がその右側に順次配置される。明らかなように、カレンダービューは、行が列と逆になるように異なる向きにされてもよく、或いはもし必要であれば、現在日付が右側列に表示されてもよい。別の実施形態では、カレンダービューは、年、月、日、時、等の瞬時に対応する列１１０を含んでもよい。更に、カレンダービューがアクチベートされると、現在瞬時がビューの中央に表示されてもよい。

日付列１１０は、カレンダー事象１３０に関連した情報の記述エリアを与える多数のタイムブロック１２０を含む。ここに示す実施形態では、タイムブロックが１時間のタイムブロックに対応するが、これらブロックは、３０分のブロックのような他の時間長さであってもよい。更に、例えば、列が年を表わす場合には、タイムブロック１２０が月を表わしてもよい。カレンダービューは、垂直方向にスクロール可能であり、従って、日付列の全てのタイムブロックがユーザにより見られる。更に、カレンダービューは、通常、水平方向にスクロール可能で、他の日付又は時間列１１０のビューを与えることができる。更に、タイムブロックは、近付きつつあるカレンダー事象に関連した目に見えるリマインダーを媒体ダイアリーユーザに与えるリマインダーアイコン１４０を含んでもよい。例えば、ここに示す実施形態では、カメラアイコンは、カレンダー事象がカメラを手に持つことを要求し又はそれにより利益が得られることをユーザにリマインドする。

カレンダー事象１３０に関連した情報は、通常、ユーザにより入力され、事象のタイトル、事象のトピックス、事象の日時、事象の位置、事象に付き添う個人等の情報を含む。カレンダー事象は、キーストローク又はマウス型入力信号を経て、事象に関連したタイムブロックをアクチベートすることにより入力されてもよい。アクチベートすると、ウインドウ又はビューを見ることができ、ユーザが事象に関連した情報を入力するのを許す。カレンダー事象が入力されそしてテキストがタイムブロックに表示されると、キーストローク又はマウス型入力信号を経てカレンダー事象を入力することにより、カレンダー事象の詳細にアクセスすることができる。カレンダー事象を手動で入力するのに加えて、媒体ダイアリーは、デジタル装置で実行されている他のソース又はアプリケーション、例えば、他の内部又は外部のパーソナルプランナー又はカレンダーアプリケーション、ｅ−メールシステム等から、カレンダー事象をインポートしてもよい。更に、カレンダー事象１３０に関連した情報は、カレンダー事象又はリマインダーに関連したメタデータ情報を作成する。

タイムブロック１２０は、現在時間を含むタイムブロックにおいて太い活字で強調できるか又は他の方法でグラフィック的に強調できるタイム・ナウ(time now)識別子１５０を含んでもよい。このタイム・ナウ識別子は、現在瞬時を指示するように働く。このタイム・ナウ識別子は、現在時間を時及び分で表示しそして時間の経過と共に次のタイムブロックへと前進する能動的な識別子である。更に、カレンダービュー１００は、過去のタイムブロック及びカレンダー事象と、将来のタイムブロック及びカレンダー事象との間をグラフィック的に区別することができる。ここに示す例では、過去のタイムブロック及び事象は、イタリック体のテキストで指示され、そして将来のタイムブロック及び事象は、非イタリック体の標準的なテキストで指示される。タイム・ナウ識別子が次のタイムブロックへ移動して時間の経過を指示するときに、タイムブロック及びカレンダー事象の区別グラフィックも、適切な時間状態を指示するように変化する。

媒体ダイアリービュー１０の媒体ビュー２００は、本発明の一実施形態により、デジタル像、デジタルビデオ、デジタルオーディオ、コンピュータゲーム、コンピュータソフトウェア、デジタルテキストファイル、ｅ−メール、ショートメッセージサービス（ＳＭＳ）メッセージ、マルチメディアメッセージサービス（ＭＭＳ）メッセージ等のデジタル媒体ファイルを媒体ダイアリーユーザにアクセスできるようにする。通常、媒体ビューで表わされる媒体ファイルは、過去のカレンダー事象又は過去のリマインダーに関連付けられる。ここに図示して説明する媒体ビューは、一例に過ぎず、瞬時又は時間周期に関連して媒体ファイルの表示を与える他の媒体ビューも、ここに開示する本発明の概念の中に意図されることに注意されたい。或いは又、媒体ビューで表わされる媒体ファイルは、カレンダービュー又はアプリケーションにおいて媒体ファイルに関連した事象に前もって注目することなく、媒体ファイルにおけるタイムスタンプに基づいて瞬時又は時間周期に関連付けられてもよい。

ここに示す実施形態の媒体ビューは、特定の日付に対応するデータ列２１０を含むが、もし必要であれば、媒体ビューは異なる仕方で方向付けされてもよい。ここに示す例では、４つの以前の日付に対応して４つの日付列がディスプレイに見られる。別の実施形態では、媒体ビューは、年、月、週、日、時等の瞬時に対応する列２１０を含んでもよい。日付列は、媒体ファイルに関連付けられ且つ特定の日付、事象及び／又は時間に時間的に接続された媒体ファイル表示２２０を含む。例えば、媒体ファイル表示は、ビデオファイル、像ファイル、オーディオファイル、コンピュータゲーム、コンピュータソフトウェア、テキストファイル、ｅ−メール、ショートメッセージサービス（ＳＭＳ）メッセージ、マルチメディアメッセージサービス（ＭＭＳ）メッセージ等のデジタルファイルへのアクセスをユーザに与えると共に、ファイルのコンテンツに関する情報をユーザに与える表示を含んでもよい。媒体ファイル表示は、アイコン又はサムネイル像、テキストドキュメントのテキストの一部分、又はメッセージ、或いは媒体ファイルのタイトルを伴ったり伴わなかったりする他の適当な媒体ファイル表示を含んでもよい。

典型的に、媒体ダイアリーは、装置に関連したデジタル記録ファンクションから、又は他の装置からデジタル通信を経て、媒体ファイルを受け取る。例えば、
１）デジタル装置が、デジタルカメラを組み込んだセルラー電話、又はデジタル記録装置として働く他のデジタル装置である場合には、デジタル媒体ファイル（即ち像）は、セルラー電話アクセスによりカメラ／電話装置から別の装置の媒体ダイアリーへ直接通信されてもよい。
２）デジタル装置が、独立したデジタルカメラ又は他のデジタル記録／記憶／再生装置で、ワイヤレス又はワイヤラインネットワーク接続が装備されている場合には、デジタル媒体ファイルは、ネットワーク装置から別の装置の媒体ダイアリーへ直接通信されてもよい。
３）デジタル装置が、独立したデジタルカメラ又は他のデジタル記録／記憶／再生装置で、ショートレンジデジタル通信手段が装備されている場合には、デジタル媒体ファイルは、最初に、ロングレンジデジタル通信装置（即ち、セルラー電話、ＰＤＡ、ラップトップコンピュータ等）へ通信され、これが、次いで、そのファイルを、媒体ダイアリーをもつ別の装置へ通過させてもよい。或いは又、接近状態では、ファイル転送を、媒体ダイアリーをもつ別の装置へ直接行なってもよい。
４）媒体ファイルは、物理的メモリユニット／装置により、ある装置から別の装置へ転送するように通信されてもよい。

従って、媒体ファイルが通信されるところのデジタル記録／記憶／再生装置（即ち、通過装置）は、媒体ダイアリーアプリケーションを含みそして実施してもよいし、又は媒体ダイアリーアプリケーションを含まなくてもよい。この通過装置が媒体ダイアリーアプリケーションを含む場合には、媒体ファイルは、他の装置へ通信する前に媒体ダイアリーの目的で処理されてもよい。

媒体ファイルの通信／同期は、新たな媒体ファイルの作成後、又はある量の媒体ファイルが作成された後に自動的に行なわれてもよい。或いは又、通信は、選択された時間又はユーザの要求があったときに行われてもよく、そして単一の媒体ファイル又は媒体ファイルのグループを含んでもよい。通信／同期は、いかなるワイヤレス又はワイヤラインネットワーク通信方法を経て行われてもよく、例えば、ＳＭＳ、ＭＭＳ、又はファイル転送により行なわれてもよい。又、通信、即ち同期は、後端の媒体ダイアリーアプリケーション／装置から、媒体ダイアリーアプリケーションを伴う又は伴わないデジタル記録／記憶／再生装置へ行なわれてもよい。

媒体ファイルは、通常、タイムスタンプ、事象ネーム、ファイルネーム、位置情報、事象内又はファイル内の人々、媒体ファイル内のオブジェクト、ファイル形式、ファイルサイズ等の形態で関連メタデータを有する。媒体ファイルメタデータは、媒体ファイルの作成時にデジタル記録装置により自動的に入力されてもよいし、或いは媒体ファイルの作成時、或いは媒体ファイルの受信又は転送時に手動で入力されてもよい。更に、メタデータを媒体ダイアリーにカレンダー事象に関連して予め存在させ、そして媒体ファイルを作成する装置が媒体ダイアリーアプリケーションを実行する場合に、ファイルが作成されるときにそれをデジタル媒体ファイルに関連付けることができる。

媒体ダイアリーが媒体ファイルを受信すると、媒体ファイルメタデータが、カレンダー事象メタデータ情報、即ち事象の日時、ネーム等と合成され及び／又は相関される。この合成され及び／又は相関されたメタデータ情報は、媒体ファイルに関連付けられて媒体ダイアリーに記憶され、従って、ユーザが媒体ビューにおける媒体ファイル表示を経て媒体ファイルにアクセスすると、ユーザには、合成されたメタデータ及びカレンダー事象情報がプレゼンテーションされる。例えば、サムネイル像がタイトル及びテキストエントリーと合成された図２の媒体ファイル表示２２０を参照されたい。更に、例えば、特定の事象又は時間周期に基づいて特定のジョイントグループを形成するか又はそれに関連付けられた媒体ファイルは、共通のタイトル又は主題のもとで、ジョイントグループ２３０の媒体ビューに入れられる。タイトル又は主題は、手動で入力されてもよいし、或いはカレンダー事象又はリマインダーに関連したメタデータから継承されるか、又は媒体ファイルに関連したメタデータから排他的に継承されてもよい。媒体ファイルが関連カレンダーアプリケーションに対応事象又はリマインダーをもたない場合には、最後のオプションが該当することになる。

媒体ダイアリービュー１０のタイムラインビュー３００部分は、タイムバー３１０及びタイムハンドル３２０を与える。タイムラインビューは、デジタル装置に関連して実施されるコンピュータ読み取り可能なプログラム命令により発生される。ここに図示して説明するタイムラインビューは一例に過ぎず、媒体ビュー及びカレンダービューに組合せてタイムラインの表示を与える他のタイムラインビューも、ここに開示する本発明の概念の中に意図されることに注意されたい。

タイムハンドル３２０は、媒体ダイアリーを時間的に順方向に及び時間的に逆方向にスクロールするのを許す。図示されたように、カレンダービュー１００は、例えば、現在時間識別子１５０で指示された現在日付と、２つのその後の日付とを表示する。媒体ビュー２００は、例えば、４つの以前の日付を表示する。タイムハンドルには、最も中心の列が関連付けられ、即ちここに示す例では、前日即ち６月１８日火曜日に関連した列が関連付けられる。タイムハンドルが固定位置から左へ移動される場合には、カレンダービュー、媒体ビュー、及びある場合には、タイムバーが右へスクロールされ、従って、媒体ビューにおけるより多くの過去の日付がスクロールされ表示されることになる。タイムハンドルを左へ移動して、媒体ビューにおけるより多くの過去の日付がスクロールされ表示されるようにすると、最終的に、カレンダービューがタイムラインビューから出るようにスクロールされる。タイムハンドルが固定位置から右へ移動される場合には、カレンダービュー、媒体ビュー、及びある場合には、タイムバーが左へスクロールされ、従って、カレンダービューにおけるより多くの将来の日付が表示されることになる。タイムハンドルを右へ移動して、カレンダービューにおけるより多くの将来の日付がスクロールされ表示されるようにすると、最終的に、媒体ビューがタイムラインビューから出るようにスクロールされる。固定位置は、ディスプレイに対して予め定められた任意の位置でよいが、通常は、媒体ダイアリーディスプレイの中心線又はタイムバーの中心線であるか、或いは媒体ビューの中心線である。或いは又、媒体ビュー及びカレンダービューの両方がそれら自身の媒体ハンドル（図示せず）を有してもよいし、独立してスクロールされてもよい。

タイムバー３１０は、装置ユーザが特定の日付に焦点を合わせるのを許す。ここに示す例では、太線のブロック３３０が週を指示し、そしてブロック内の個々の垂直線３４０は、媒体ファイルが現在存在する特定日付の範囲を指示する。範囲と範囲との間のスペースは、特定日付に関連するか又はそれに記憶される媒体ファイルの量を指示する。異なる日々は、例えば、それらを互いに区別するために異なる陰影及び／又はカラーでグラフィック的に変更されてもよい。例えば、２日目ごとに暗い陰影を有してもよく、そして３日目ごとに明るい陰影を有してもよい。又、異なる週は、例えば、それらを互いに区別するために異なる陰影及び／又はカラーでグラフィック的に変更されてもよい。

図２は、本発明の一実施形態により情報識別子ファンクションを組み込んだ媒体ダイアリービュー１０を示す図である。図示されたように、この媒体ダイアリービューは、カレンダービュー１００と、媒体ビュー２００と、タイムラインビュー３００とを含む。タイムラインビューは、ブックマーク／アノテーション追加キー４００と、ブックマーク／アノテーションリストキー４１０とを含む。ブックマーク／アノテーション追加キー及びブックマーク／アノテーションリストキーの位置は、一例として示されており、これらのキーは、媒体ダイアリービュー１０上の他の位置に配置されてもよい。更に、タイムバー３１０及び日付列２１０は、時間周期又は時間周期に関連した媒体ファイルに対してブックマークが存在することを指示するブックマーク識別子４２０を有する。

ブックマーク／アノテーション追加キー４００は、通常、ブックマーク又はアノテーションファンクションのような情報識別子ファンクションを開始するようにアクチベートされる。ブックマーク／アノテーション追加キーをアクチベートすると、使用可能なブックマークオプション又はアノテーションオプション（図２には示さず）をリストするウインドウ又はドロップダウンメニューが現われる。ユーザは、ブックマークオプションを選択し、そのブックマークオプションを、媒体ファイル、時間周期、又は近付きつつあるカレンダー事象に関連付けることができる。ブックマークオプションを関連付けることは、マウス形式の「ドラグ・アンド・ドロップ」プロセスを伴ってもよく、このプロセスでは、選択されたブックマークオプションが、ブックマーク処理される媒体ファイル、カレンダー事象又は時間周期のような情報アイテムへ移動される。ブックマークオプションが、媒体ファイル、カレンダー事象又は時間周期のような情報アイテム関連付けられると、ブックマークウインドウ（図２には示さず）を表示して、ユーザがブックマークノートを入力するのを許してもよい。

ブックマークノートにおける情報は、情報のアイテムに関連したメタデータ形式の情報（即ち、媒体ファイル、カレンダー事象又は時間周期）として記憶される。従って、ブックマークノートにおける情報は、サーチ可能なデータである。媒体ダイアリーアプリケーションがサーチエンジン（図２には示さず）を実施する場合には、ブックマークノートにおいて情報／テキストをサーチすることによりブックマークノートをサーチするか、或いはブックマーク処理されたファイル、事象、又は時間周期をサーチすることができる。例えば、ユーザは、「Ｊｕｓｓｉ」という語についてテキストサーチを実行し、そして「Ｊｕｓｓｉ」という語を含むブックマークを有する全ての媒体ファイル、カレンダー事象又は時間周期が、サーチ結果の形態で、ユーザに表示される。更に、ユーザは、ブックマーク処理された全ての媒体ファイル、ブックマーク処理された全てのカレンダー事象又はブックマーク処理された全ての時間周期についてのサーチを実行してもよい。媒体ダイアリーアプリケーションがタイムハンドル３２０を与える場合には、スクロールサーチを実施して、ブックマーク処理されたファイル、事象又は時間周期を探索してもよい。

ブックマークに入ると、ブックマーク識別子４２０のような情報識別子が、通常、タイムバー３１０、日付列１１０又は２１０、カレンダー事象に関連したタイムブロック１２０、又は媒体ファイル表示２２０に表示され、媒体ファイル、カレンダー事象又は時間周期に対してブックマークが存在することを指示する。ブックマーク識別子は、通常、キーストローク又はマウス形式のファンクションによりアクチベートされて、ブックマークに関連した関連媒体ファイル、カレンダー事象又は時間周期、或いはブックマークノートそれ自体を表示することができる。

ブックマーク／アノテーションリストキー４２０は、媒体ダイアリーに全てのブックマークをリストするブックマークリストウインドウ４３０又はドロップダウンメニューを表示するためにアクチベートすることができる。リストウインドウは、ダイアリーにおける全てのブックマークを与えてもよいし、或いは媒体ファイル、カレンダー事象及び／又は時間周期に関連したブックマークのみに選択的に制限されてもよいし、又は媒体ダイアリーの目に見えるビュー、媒体ビュー又はカレンダービュー内の媒体ファイル、カレンダー事象及び／又は時間周期に関連したブックマークに更に制限されてもよい。リストウインドウに表示されるブックマークは、通常、ブックマークに関連した媒体ファイル、カレンダー事象、又は時間周期を表示するためにアクチベートされてもよい。媒体ファイル、カレンダー事象又は時間周期が表示されると、ユーザは、ブックマーク識別子をアクチベートすることによりブックマークにアクセスすることもできるし、或いは媒体ファイル表示２２０又はカレンダー事象１３０をアクチベートすることにより媒体ファイル又はカレンダー事象にアクセスすることもできる。

アノテーションは、ブックマークが媒体ファイル、カレンダー事象又は時間周期に追加されたのとほぼ同じ形態で、媒体ファイル、カレンダー事象又は時間周期に追加されてもよい。アノテーションオプションが、編集ファンクションに関連したドロップダウンメニューから選択されてもよいし、又はアノテーションオプションに対して専用のキーが定義されてもよいし、或いは又ブックマーク／アノテーション追加キー４１０が、アノテーションオプションを含んで、ユーザが媒体ファイル、カレンダー事象又は時間周期のような情報のアイテムにアノテーションを追加するのを許すようにしてもよい。ユーザは、アノテーションオプションを選択し、そしてそのアノテーションオプションを情報のアイテム（即ち、媒体ファイル、時間周期又は近付きつつあるカレンダー事象）に関連付けることができる。アノテーションオプションを関連付けるには、選択されたアノテーションオプションを、ブックマーク処理される媒体ファイル、カレンダー事象又は時間周期へ移動するようなマウス形式の「ドラッグ・アンド・ドロップ」プロセスを伴ってもよい。アノテーションオプションが、媒体ファイル、カレンダー事象又は時間周期のような情報のアイテムに関連付けられると、アノテーションウインドウが表示されて、ユーザがアノテーションのフォーマットを選択するのを許す。アノテーションに入ると、媒体ファイル、カレンダー事象又は時間周期がアノテーション処理形態で媒体ダイアリーに表示される。

アノテーションフォーマットは、媒体ファイル表示、カレンダー事象又は時間周期を変更する種々の異なる手段を含んでもよい。例えば、媒体ファイル表示、カレンダー事象又は時間周期のサイズを変更してもよく、通常は、ディスプレイ上で媒体ファイル、カレンダー事象又は時間周期を強調するように増加してもよい。更に、アノテーションは、媒体ファイル表示、タイムブロック又は時間周期の周囲に独特のフレームを追加する形態、或いは媒体ファイル表示、カレンダー事象又は時間周期をグラフィック的に変更又は強調する他の技術の形態をとってもよい。又、アノテーションは、アノテーション処理されたアイテムをハイライト処理し、アノテーション処理されたアイテムにテキストを追加し、又は他のアノテーション識別子を与えるという形態をとってもよい。更に、アノテーションは、プライオリティを定義するように媒体ファイルが媒体ビューの日付列にプレゼンテーションされる順序を定義又は変更してもよい。例えば、アノテーション処理された媒体ファイルは、タイムバーに最も近い日付列の最上部又はその付近に表示されてもよい。

図３は、媒体ファイル表示をアノテーション処理する種々の形態を示す媒体ダイアリーアプリケーションの媒体ビュー２００を示す。例えば、アノテーション処理された媒体ファイルは、フレーム５００、拡大された媒体フレーム表示５１０、又はアノテーション識別子５２０によって表わすことができる。図３のフレーム５００は、３つの異なるフォーマットで示されることに注意されたい。フレームの異なるフォーマットは、フレームアノテーションのカテゴリーを与えるもので、媒体ダイアリーアプリケーション内で各フレームカテゴリーをサーチしそしてスクロールすることができる。上述したように、媒体ファイル、時間周期又は事象におけるあるメタデータがブックマーク又はアノテーションの作成をトリガーするように、媒体ダイアリーアプリケーションが構成されてもよいし、又は媒体ダイアリーユーザがそのように要求してもよい。この場合には、アノテーションが、指定のカラーフレームの形態をとってもよいし、当該メタデータを含む全ての媒体ファイルに対してグループフレームの形態をとってもよい。図３は、媒体ファイルのアノテーションに限定されるが、ここに開示する本発明の概念の中で、カレンダー事象及び時間周期をアノテーション処理することもできる。

アノテーションの選択されたフォーマット及び／又はアノテーションのテキストは、媒体ファイル、カレンダー事象又は時間周期に関連したメタデータ形式の情報として記憶される。従って、アノテーションのフォーマットは、サーチ可能なデータである。媒体ダイアリーアプリケーションがサーチエンジンを実施する場合には、アノテーションのフォーマットをサーチすることにより、アノテーション処理されたファイル、事象又は時間周期をサーチすることができる。例えば、サーチは、特定のフレーム形式を有する全てのファイル、事象又は時間周期に対して実行することができ、そしてその特定のフレーム形式でアノテーションされた全てのファイル、事象及び時間周期が、サーチ結果としてユーザに表示されるか、或いはブラウズファンクションが、特定のフレーム形式でアノテーション処理されたファイル、事象又は時間周期に焦点を合わせる。媒体ダイアリーアプリケーションがタイムハンドル３２０を与える場合には、スクロールサーチを実行して、ブックマーク処理又はアノテーション処理されたファイル、事象又は時間周期を探索することができる。

本発明の更に別の実施形態は、本発明の一実施形態により、媒体ダイアリーアプリケーションと、アノテーション及びブックマーク識別子のような情報識別子の特定ファンクションとを実施するデジタル装置により定義される。図４は、媒体ダイアリーを実施するデジタル装置６００のブロック図である。上述したように、デジタル装置は、通常、例えば、移動電話、ＰＤＡ、ラップトップコンピュータ等を含む移動ターミナルのような他のデジタル装置とデジタル通信することのできるデジタル装置である。しかしながら、デジタル装置は、本発明の媒体ダイアリーを表示することのできる他の装置、例えば、デジタルカメラ、デジタルビデオレコーダー、デジタルオーディオレコーダー等でもよい。

デジタル装置６００は、処理ユニット６１０、例えば、プロセッサ、特定用途向け集積回路、アナログ及び／又はデジタル回路、或いはコンピュータ読み取り可能なプログラム命令を実行して媒体ファイルにアクセスするための他の同様の装置を含む。ここでは、プログラム命令と媒体ファイルとが一般にメモリ装置６１２に記憶される。コンピュータ読み取り可能なプログラム命令は、デジタル媒体ファイルへのアクセスを与え且つデジタル媒体ファイルを時間周期に関連付ける媒体ビューを発生するための第１命令６２０と、デジタル媒体ファイル、カレンダー事象、及び時間周期の少なくとも１つを含む情報のアイテムに関連付けられた情報識別子を発生するための第２命令６３０であって、情報識別子が情報アイテムの識別を向上させるような第２命令６３０とを含む。装置は、任意であるが、カレンダーフォーマットで時間を表わすと共に、事象を各時間周期に関連付けるカレンダービューを発生する第３命令６４０を含んでもよい。第３命令を含む実施形態では、第２命令は、カレンダー事象に関連したブックマーク及び／又はアノテーションのような、カレンダー事象識別子の形態の情報識別子を発生することができる。更に、デジタル装置は、ディスプレイ６４０を含むか、或いはそれと外部通信してもよく、このディスプレイは、処理ユニットと通信すると共に、カレンダービュー及び媒体ビュー、或いは合成された媒体ビュー、カレンダービュー及びタイムラインビューに対するプレゼンテーションメカニズムをなす。

又、本発明は、本発明の実施形態に基づき、媒体ダイアリーアプリケーションにおいて媒体ファイル、時間周期及び／又はカレンダー事象を分類するための方法において実施される。図５は、媒体ダイアリーアプリケーションにおいて媒体ファイル、事象又は時間周期のような情報のアイテムを分類する方法のフローチャートである。ステップ７００において、ユーザは、媒体ダイアリーアプリケーション内の識別子オプションから情報識別子を選択する。これらオプションは、媒体ファイル、時間周期又はカレンダー事象をテキストノート、符号でブックマーク処理すること、或いは媒体ファイル、時間周期又はカレンダー事象をグラフィック的に変更又は向上させることでそれをアノテーション処理することを含んでもよい。オプションが選択されると、ステップ７１０において、ユーザは、ブックマーク又はアノテーションで識別されるべき媒体ファイル、カレンダー事象又は時間周期を選択する。或いは又、ステップ７００及び７１０は、逆の順序でもよい。ファイル、事象又は時間周期をテキストノートでブックマーク処理すべき場合には、ステップ７２０において、ユーザは、ファイル、事象又は時間周期に関連したテキストノートを入力する。ファイル、事象又は時間周期をアノテーション処理すべき場合には、ステップ７３０において、ユーザは、ファイルサイズの増加、ファイル又は事象のフレーミング等の希望のアノテーション又はブックマーク符号、或いは関連ビューの１つに表示されるファイル、事象又は時間周期を変更又は向上させる他の手段を入力する。ブックマーク又はアノテーションの形態で識別子が作成されると、ステップ７４０において、ファイル、事象又は時間周期は、ブックマーク又はアノテーション処理されたものとしてファイル、事象又は時間周期を確認する識別子に関連して目に見えるように表わされる。任意のステップ７５０において、ファイル、事象又は時間周期がブックマーク又はアノテーション処理されている場合には、ユーザは、ブックマーク処理されたファイル、事象又は時間周期と共に表示される識別子をアクチベートすることによりブックマーク又はアノテーションのテキストノートのアクセスすることができる。通常、アクチベーションは、マウス形式の移動又はキーストロークに形態である。

任意のステップ７６０において、ブックマーク又はアノテーション形態のテキストノートを含む識別子情報が、ファイル、事象又は時間周期に関連した記憶されたメタデータ情報に追加される。メタデータ情報は、ファイル、事象又は時間周期に対するサーチ可能なデータベースとして働き、キーワードサーチ及びスクロール形式の視覚サーチに使用される。

本発明のここに述べる実施形態は、ファイル、事象又は時間周期識別ファンクションを組み込んだデジタル装置において実施される媒体ダイアリー又は媒体管理アプリケーションを提供する。媒体ファイル、カレンダー事象及び／又は時間周期は、ブックマーク又はアノテーションを使用して目に見えるように識別される。ブックマークは、ファイル、事象又は時間周期をテキストノートに関連付け、そしてアノテーションは、ファイル、事象又は時間周期を、媒体ダイアリーにより目に見えるように表示するためにグラフィック的に向上又は変更させる。識別子をメタデータとして記憶することにより、ブックマーク及びアノテーションは、当該媒体ファイル、カレンダー事象又は時間周期を効率的に探索する上で媒体ダイアリーのユーザを助けるサーチ可能なデータとして働く。

前記説明及び添付図面に示された教示の利益を受ける本発明技術に携わる当業者であれば、ここに述べた発明の多数の変更及び他の実施形態が明らかになろう。それ故、本発明は、ここに開示する特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内に種々の変更や他の実施形態が含まれることが意図される。特定の用語を使用したが、それらは、一般的な説明のためのものに過ぎず、限定を目的とするものではない。

１０・・・媒体ダイアリービュー
１００・・・カレンダービュー
１１０・・・日付列
１２０・・・タイムブロック
１３０・・・カレンダー事象
１４０・・・リマインダーアイコン
１５０・・・タイム・ナウ識別子
２００・・・媒体ビュー
２１０・・・日付列
２２０・・・媒体ファイル表示
２３０・・・ジョイントグループ
３００・・・タイムラインビュー
３１０・・・タイムバー
３２０・・・タイムハンドル
４００・・・ブックマーク／アノテーション追加キー
４１０・・・ブックマーク／アノテーションリストキー
４２０・・・ブックマーク識別子
４３０・・・ブックマークリストウインドウ
５００・・・フレーム
５１０・・・拡大された媒体ファイル表示
５２０・・・アノテーション識別子
６００・・・デジタル装置
６１０・・・処理ユニット
６１２・・・メモリ装置
６２０・・・第１命令
６３０・・・第２命令
６４０・・・第３命令

Claims (28)

1. デジタル装置上の媒体ファイルにアクセスするためのアプリケーションであって、コンピュータ読み取り可能なプログラム命令が実施されるコンピュータ読み取り可能な記憶媒体を備えたアプリケーションにおいて、前記コンピュータ読み取り可能なプログラム命令は、
   デジタル媒体ファイルへのアクセスを与え且つ前記デジタル媒体ファイルを時間周期に関連付ける媒体ビューを発生するための第１命令と、
   デジタル媒体ファイル、カレンダー事象、及び時間周期の少なくとも１つを含む情報のアイテムに関連付けられた情報識別子を発生するための第２命令であって、前記情報識別子が情報アイテムの識別を向上させるような第２命令と、
   を備えたものであるアプリケーション。
2. 情報識別子を発生するための前記第２命令は、更に、情報アイテムに関連付けされたメタデータに情報識別子を含ませるための命令を含む請求項１に記載のアプリケーション。
3. 情報識別子を発生するための前記第２命令は、更に、前記関連付けされた情報アイテムの表示をグラフィック的に変更する情報識別子を発生するための命令を含む請求項１に記載のアプリケーション。
4. 情報識別子を発生するための前記第２命令は、更に、情報識別子に関連付けされるべきテキストノートを与える情報識別子を発生するための命令を含む請求項１に記載のアプリケーション。
5. 情報識別子を発生するための前記第２命令は、更に、前記デジタル媒体ファイルに関連付けられたメタデータに含まれるテキストノートを与える情報識別子を発生するための命令を含む請求項３に記載のアプリケーション。
6. カレンダーフォーマットで時間を表わすと共に、事象を各時間周期に関連付けるカレンダービューを発生するための第３命令を更に含む請求項１に記載のアプリケーション。
7. デジタル媒体ファイル、カレンダー事象、及び時間周期の少なくとも１つを含む情報アイテムに関連付けられた情報識別子を発生するための前記第２命令は、更に、前記カレンダービューで表示されるカレンダー事象に関連付けられた情報識別子を含む請求項６に記載のアプリケーション。
8. 各時間セグメントに関連付けられた前記媒体ビュー内のデジタル媒体ファイルに依存するサイズをもつセグメントに時間を分割するタイムバーを発生するための第３命令を更に含む請求項１に記載のアプリケーション。
9. デジタル媒体ファイル、カレンダー事象、及び時間周期の少なくとも１つを含む情報アイテムに関連付けられた情報識別子を発生するための前記第２命令は、更に、前記タイムバーで表示される時間周期に関連付けられた情報識別子を含む請求項８に記載のアプリケーション。
10. デジタル媒体ファイル、カレンダー事象、及び時間周期の少なくとも１つを含む情報アイテムに関連付けられた情報識別子を発生するための前記第２命令は、更に、前記媒体ビューで表示されるデジタル媒体ファイルに関連付けられた情報識別子を含む請求項１に記載のアプリケーション。
11. 媒体ファイルにアクセスするためのコンピュータ読み取り可能なプログラム命令を実行する処理ユニットであって、前記コンピュータ読み取り可能なプログラム命令は、
    デジタル媒体ファイルへのアクセスを与え且つ前記デジタル媒体ファイルを時間周期に関連付ける媒体ビューを発生するための第１命令と、
    デジタル媒体ファイル、カレンダー事象、及び時間周期の少なくとも１つを含む情報のアイテムに関連付けられた情報識別子を発生するための第２命令であって、前記情報識別子が情報アイテムの識別を向上させるような第２命令と、
    を含むものである処理ユニットと、
    前記処理ユニットと通信し、前記媒体ビュー及び前記媒体ファイル識別子の合成ビューを表わすディスプレイと、
    を備えたデジタル装置。
12. 情報識別子を発生するための前記第２命令は、更に、情報アイテムに関連付けされたメタデータに情報識別子を含ませるための命令を含む請求項１１に記載のデジタル装置。
13. 情報識別子を発生するための前記第２命令は、更に、前記関連付けされた情報アイテムの表示をグラフィック的に変更する情報識別子を発生するための命令を含む請求項１１に記載のデジタル装置。
14. 情報識別子を発生するための前記第２命令は、更に、情報識別子に関連付けされるべきテキストノートを与える情報識別子を発生するための命令を含む請求項１１に記載のデジタル装置。
15. 情報識別子を発生するための前記第２命令は、更に、前記デジタル媒体ファイルに関連付けられたメタデータに含まれるテキストノートを与える情報識別子を発生するための命令を含む請求項１４に記載のデジタル装置。
16. 媒体ファイルにアクセスするためのコンピュータ読み取り可能なプログラム命令を実行する処理ユニットであって、前記コンピュータ読み取り可能なプログラム命令は、カレンダーフォーマットで時間を表わすと共に、事象を各時間周期に関連付けるカレンダービューを発生するための第３命令を更に含む請求項１１に記載のデジタル装置。
17. デジタル媒体ファイル、カレンダー事象、及び時間周期の少なくとも１つを含む情報アイテムに関連付けられた情報識別子を発生するための前記第２命令は、更に、前記カレンダービューで表示されるカレンダー事象に関連付けられた情報識別子を含む請求項１６に記載のデジタル装置。
18. 媒体ファイルにアクセスするためのコンピュータ読み取り可能なプログラム命令を実行する処理ユニットであって、前記コンピュータ読み取り可能なプログラム命令は、各時間セグメントに関連付けられた前記媒体ビュー内のデジタル媒体ファイルに依存するサイズをもつセグメントに時間を分割するタイムバーを発生するための第３命令を更に含む請求項１１に記載のデジタル装置。
19. デジタル媒体ファイル、カレンダー事象、及び時間周期の少なくとも１つを含む情報アイテムに関連付けられた情報識別子を発生するための前記第２命令は、更に、前記タイムバーで表示される時間周期に関連付けられた情報識別子を含む請求項１８に記載のデジタル装置。
20. デジタル媒体ファイル、カレンダー事象、及び時間周期の少なくとも１つを含む情報アイテムに関連付けられた情報識別子を発生するための前記第２命令は、更に、前記媒体ビューで表示されるデジタル媒体ファイルに関連付けられた情報識別子を含む請求項１１に記載のデジタル装置。
21. 媒体ダイアリーアプリケーションにおいて媒体ファイルを分類する方法であって、
    情報識別子オプションを選択するステップと、
    前記選択された情報識別子オプションに関連付けるために、媒体ファイル、カレンダー事象、又は時間周期の少なくとも１つを含む情報アイテムを選択するステップと、
    前記選択された媒体ファイルに対して情報識別子データを生成するステップと、
    前記情報識別子データを情報アイテムのメタデータと共に記憶するステップと、
    を備えた方法。
22. 前記情報アイテムを情報識別子に関連するものとして視覚的に識別するステップを更に備えた請求項２１に記載の方法。
23. 情報識別子オプションを選択する前記ステップは、更に、ブックマーク識別子及びアノテーション識別子より成るグループから情報識別子オプションを選択する段階を含む請求項２１に記載の方法。
24. 選択された情報アイテムに対して情報識別子データを生成する前記ステップは、更に、選択された情報アイテムに対してテキストメッセージを生成する段階を含む請求項２１に記載の方法。
25. 選択された情報アイテムに対して情報識別子データを生成する前記ステップは、更に、情報アイテムの表示をグラフィック的に変更する段階を含む請求項２１に記載の方法。
26. 選択された情報アイテムに対して情報識別子データを生成する前記ステップは、更に、前記選択された情報アイテムに対してグラフィック的な向上を生じさせる段階を含む請求項２１に記載の方法。
27. 前記情報アイテムを情報識別子に関連するものとして視覚的に識別する前記ステップは、更に、前記情報アイテムが関連テキストノートを有することを指示するために前記情報アイテムをブックマーク識別子で識別する段階を含む請求項２２に記載の方法。
28. 前記情報アイテムを情報識別子に関連するものとして視覚的に識別する前記ステップは、更に、媒体ダイアリーのビューにおいて前記アイテムの視覚的表示に対するグラフィック的な向上を指示するアノテーション識別子で前記情報アイテムを識別する段階を含む請求項２４に記載の方法。

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