JP2010041383A - 画像処理装置、画像読取装置、画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コストアップの増大を回避又は抑制しつつ、より短時間で画像処理を行うことのできる技術を提供する。
【解決手段】白画像判別部72は、各バンドの画像が均一な白画像であるか否かを判別する。圧縮部8は、各バンドについての判別結果に1つずつ順番に着目していき、均一な白画像ではないと判別された画像をもつバンドの画像については圧縮処理を行う。また、圧縮部8は、仮に白画像判別部72により判定がなされた場合は均一な白画像であると判定される画像を圧縮した圧縮白画像を予め記憶した圧縮白画像記憶部81を有し、均一な白画像であると判別された画像をもつバンドの画像については前記圧縮処理を行わず、前記圧縮白画像記憶部81から前記圧縮白画像を読み出して、この圧縮白画像を当該バンドについての圧縮画像として記憶部6の圧縮後画像記憶領域63に格納する。
【選択図】図2

Description

本発明は、複写機やスキャナ等の画像読取装置で得られた画像に対して画像処理を行う画像処理装置、画像読取装置及び画像形成装置に属するものである。
複写機やスキャナ等の画像読取装置においては、読取動作で得られた画像に対する圧縮処理などの各種画像処理をできるだけ短時間で(高速で)行える技術が要求されており、該技術に関連する文献として、例えば下記特許文献1,2がある。
下記特許文献1には、「データ処理装置10によれば、転送されてきたデータを受信データ10aとして展開用メモリ11にデータ展開し、展開用メモリ11上の現アドレス以降において展開用メモリ11上の白画像のみで占有されるデータエリアの境界のアドレスを白画像占有境界アドレスWadrとしてアドレス検出手段12が検出し、これに応じて、転送制御手段13が、データの転送を行う際に白画像占有境界アドレスWadr以降のアドレスに対応する展開用メモリ11上に展開されている受信データ10aの転送を停止する制御を実行することにより、データ転送回数を減らすことによって全体のデータ処理速度を容易に向上させることができるようになる([0036])」、「データ圧縮手段16が、白占有副走査ラインメモリ15から白占有副走査ライン数データ14aを読み出し、読み出した白占有副走査ライン数データ14aに従って展開用メモリ11上の白画像にかかるビットマップデータのみで占有されている副走査ラインを省略した状態で展開用メモリ11上のビットマップデータのデータ圧縮を実行し、転送タイミング制御手段17が、白占有副走査ラインメモリ15から白占有副走査ライン数データ14aを読み出し、読み出した白占有副走査ライン数データ14aに基づいて、展開用メモリ11上の白画像にかかるビットマップデータのみで占有されている副走査ラインを監視して画像形成部32へのDMA転送停止タイミングまたは画像形成部32へのDMA転送開始タイミングの制御を行うので、画像形成部32へのDMA転送時のCPU負荷の軽減を図ることができるようになる([0056])」と記載されている。
下記特許文献2には、「スキャナ部105による画像の読み取りを高速化するために、MFP100はプレスキャンを行う。プレスキャンとは、比較的低い解像度や色深度で読み取り元媒体から画像を読み取ることである。プレスキャンは解像度や色深度を低くするため、画像の読み取りを比較的高速に行うことができる。本実施形態では、MFP100はプレスキャンによって読み取り元媒体の白領域を検出する。白領域とは、読み取り元媒体における所定の領域の画像の全画素が白である領域を意味する。・・・(中略)・・・白領域は、画像処理部106による画像処理を行う必要がないため、白領域の検出は、プレスキャンに続いて行う、比較的高い解像度及び色深度でのスキャン(以下、「本スキャン」と呼ぶ)の高速化に寄与する。また、主走査方向に関してすべての領域が白領域である場合、副走査においてその領域を読み飛ばすことができ、その際にスキャナ部105のスキャナヘッドを加速させることができるため、本スキャンをさらに高速化することができる([0034]〜[0037])」と記載されている。
特開平11−146160号公報 特開2007−81887号公報
前記特許文献1の技術では、白画像で占有されている領域については、領域ごとに白画像が記録される。しかしながら、このように同一の画像(白画像)を複数個メモリに記憶するのは、無駄にメモリの記憶領域を使用しているものと考えられる。
前記特許文献2の技術においては、白領域であることを判別するためにプレスキャンを行う必要があり、本スキャン時に、白領域に対するスキャナ移動を高速にできるとはいっても、プレスキャンを行う分、読取に要する時間が増大する。また、前記特許文献2は、白領域とそうでない領域とでスキャナヘッドの速度を変化させる構成であり、細かいスキャナの速度調整が必要となるため、コストの増大等を招来する。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、コストアップの増大を回避又は抑制しつつ、より短時間で画像処理を行うことのできる技術を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、1の頁に形成された画像を複数の画像領域に分けて原稿読取部から取り込む画像取得部と、前記画像取得部により取得された各画像領域の画像について、当該画像領域の画像全体が予め定められた範囲の画素値からなるものであるか否かを各画像領域の画像ごとに判定する判定部と、各画像領域の画像についての前記判定部による判定結果と、前記判定部により画像全体が前記予め定められた範囲の画素値からなるものであるとは判定されなかった画像領域の画像とを記憶する第1の記憶部と、前記第1の記憶部に格納された画像に対して予め定められた処理を行う処理部と、前記予め定められた範囲の画素値からなる画像の前記予め定められた処理後の画像を予め記憶する第2の記憶部と、各画像領域についての前記予め定められた処理後の画像を合成する画像合成部とを備え、前記画像合成部は、前記予め定められた範囲の画素値からなる画像を持つ第1の画像領域については、前記第2の記憶部に記憶された画像を合成対象として採用し、前記第1の画像領域以外の第2の画像領域については、前記処理部から出力される当該画像領域についての画像を合成対象として採用する画像処理装置である。
この発明によれば、画像取得部により、1の頁に形成された画像が複数の画像領域に分けて原稿読取部から取り込まれる。そして、判定部により、前記画像取得部により取得された各画像領域の画像について、当該画像領域の画像全体が予め定められた範囲の画素値からなるものであるか否かが各画像領域の画像ごとに判定され、第1の記憶部により、各画像領域の画像についての前記判定部による判定結果と、前記判定部により画像全体が予め定められた範囲の画素値からなるものであるとは判定されなかった画像領域の画像とが記憶される。
次に、処理部により、前記第1の記憶部に格納された画像に対して予め定められた処理が行われる。一方、第2の記憶部により、前記予め定められた範囲の画素値からなる画像の前記予め定められた処理後の画像が予め記憶されている。
そして、画像合成部により、前記予め定められた範囲の画素値からなる画像を持つ第1の画像領域については、前記第2の記憶部に記憶された画像が合成対象として採用され、また、前記第1の画像領域以外の第2の画像領域については、前記処理部から出力される当該画像領域についての画像が合成対象として採用され、各画像領域についての前記画像処理後の画像が合成される。
このように、各画像領域の画像について、当該画像領域の画像全体が予め定められた範囲の画素値からなるものであるか否かの判定を、原稿読取部で得られた画像を記憶部に格納する前に行うようにしたので、前記画像を記憶部に格納した後に前記判定を行う場合に比して、判定終了までに要する時間を短縮化することができる。
また、各画像領域の画像についての前記判定部による判定結果と、前記判定部により画像全体が前記予め定められた範囲の画素値からなるものであるとは判定されなかった画像領域の画像とを前記第1の記憶部に格納する一方、予め定められた範囲の画素値からなる画像であると判定された画像領域の画像については、前記記憶部に格納しないようにしたので、予め定められた範囲の画素値からなる画像も含めて前記第1の記憶部に格納する場合に比して、前記第1の記憶部の記憶容量を小さくすることができる。
また、前記予め定められた範囲の画素値からなる画像を持つ画像領域については、前記予め定められた範囲の画素値からなる画像の前記予め定められた処理後の画像を前記第2の記憶部に予め記憶しておき、前記予め定められた範囲の画素値からなる画像を持つ第1の画像領域については、前記第2の記憶部に記憶された画像を合成対象として採用し、前記第1の画像領域以外の第2の画像領域については、前記処理部から出力される当該画像領域についての画像を合成対象として採用して、各画像領域についての前記画像処理後の画像を合成するようにしたので、全ての画像領域の画像に対してそれぞれ前記処理部で前記予め定められた処理を行う場合に比して、前記各画像領域についての前記予め定められた処理後の画像を合成した合成画像を短時間で得ることができる。
前記第2の記憶部は、請求項2に記載の発明のように、前記処理部に設けられていてもよい。
請求項3に記載の発明のように、前記予め定められた範囲の画素値からなる画像が白色の画像である場合に、特に請求項1に記載の発明が有効なものとなる。
前記処理部としては、例えば請求項4に記載の発明のように、画像のデータ量を圧縮する圧縮処理を行うものが想定される。
請求項5に記載の発明は、原稿の画像を読み取る原稿読取部と、前記原稿読取部の読取動作で得られた画像に対して前記予め定められた処理を行う請求項1乃至4のいずれかに記載の画像処理装置とを備えた画像読取装置である。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の画像読取装置と、前記画像処理装置から出力される前記画像処理後の画像を記録媒体に形成する画像形成部とを備えた画像形成装置である。
請求項5,6に記載の発明によれば、画像読取装置又は画像形成装置において、請求項1乃至4のいずれかに記載の発明が有効なものとなる。
本発明によれば、全ての画像領域の画像に対してそれぞれ前記処理部で前記画像処理を行う場合に比して、前記各画像領域についての画像処理後の画像を合成した合成画像を短時間で得ることができる。
本発明に係る画像形成装置の実施形態について説明する。図1は、本発明に係る画像形成装置の一例である複合機の実施形態の電気的な構成を示すブロック図である。
図1に示すように、複合機1は、コピー機能、プリンタ機能、スキャナ機能及びファクシミリ機能等の機能を兼ね備えたものであり、原稿読取部2と、画像形成部3と、ユーザインターフェース部4と、制御部5と、記憶部6と、データ処理部7とを備える。
原稿読取部2は、複数の画素を有してなるCCD(Charge Coupled Device)センサ及び露光ランプ等からなるスキャナ部(図示せず)を備え、原稿の画像を光学的に読み取って画像を生成するものである。スキャナ部は、図略の駆動部によって移動可能に構成され、所定の原稿台に載置された原稿を読み取るときは、該原稿台に対向する位置で原稿面に沿って移動され、原稿画像を走査しつつ取得した画像を制御部5へ出力する。また、原稿を給送する原稿給送部により給送された原稿を読み取るときは、原稿読取スリットと対向する位置に移動され、原稿読取スリットを介して原稿給送部24による原稿の搬送動作と同期して原稿の画像を取得し、その画像を制御部5へ出力する。
画像形成部3は、例えばアモルファスシリコンを用いて構成された感光体ドラムと、該感光体ドラムの表面から残留電荷を除電する除電部と、除電後の感光体ドラムの表面を帯電させる帯電部と、原稿読取部2で取得された画像に基づいてレーザ光を出力して感光体ドラムの表面を露光し、当該感光体ドラムの表面に静電潜像を形成する露光部と、前記静電潜像に基づいて感光体ドラム上に、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)及びブラック(K)の各色のトナー像を形成する現像部と、感光体ドラムに形成された各色のトナー画像が転写されて重ね合わせされる転写ドラムと、転写ドラム上のトナー像を用紙に転写させる転写部と、トナー像が転写された用紙を加熱してトナー像を用紙に定着させる定着部とを備えている。
ユーザインターフェース部4は、複合機1のフロント部に設けられ、所定の情報を表示する図略の表示部と、ユーザによる各種指示入力が行われる入力操作部(図示せず)とを含むものである。表示部は、前記入力操作部を構成するタッチパネルと一体的に形成されている。タッチパネルは、ユーザによるタッチ操作がなされたときにそのタッチ位置を検知し、該タッチ位置を示す検知信号を後述する制御部33へ出力する。
制御部5は、画像形成装置全体の動作制御を司るものであり、CPU(Central Processing Unit)とRAM及びROM等のメモリとを備えて構成される。前記ユーザインターフェース部4と、原稿読取部2と、画像形成部3と、記憶部6と、データ処理部7は、制御部5による制御の下で動作する。制御部5は、ユーザからユーザインターフェース部4に入力された各種の指示信号等に応じて、図略のROM又は前記メモリに記憶されている動作制御プログラムに基づいた処理を実行し、各機能部への指示信号の出力、データ転送等を行って複合機1を統括的に制御する。
データ処理部7は、原稿読取部2の読取動作により得られた画像に対して各種の画像処理を行うものであり、画像処理部71と、白画像判別処理部72と、判別結果転送部73と、画像転送部74とを備える。
画像処理部71は、原稿読取部2から画像を受け取り、1頁分の画像を複数の画像領域(以下、この画像領域をバンドという)に分割し、バンドごとに、シェーディング補正、MTF補正、色収差補正等の画像処理を行う。なお、図2(a)は、1頁分の画像を示すと共に、この画像が縦に7つのバンドB1〜B7に分割されている例を示している。
白画像判別部72は、各バンドの画像が均一な白画像であるか否かをバンドごとにそれぞれ判別するものである。なお、白画像の定義として、各画素がとり得る画素値として0〜255の256段階の画素値を想定したとき、例えば画素値「256」の画素のみを白画像とするものとしてもよいし、250以上の画素値を有する画像を白画像とするものでもよい。白画像判別部72は、当該バンドの画像が均一な白画像であると判別したときには、その旨を示すデータ「1」を、当該バンドの画像が均一な白画像で無いと判別したときには、その旨を示すデータ「0」を判別結果として出力する。
判別結果転送部73は、白画像判別部72による判別結果を記憶部6の判別結果記憶領域61に転送して格納する。画像転送部74は、画像処理部71による画像処理後の画像のうち、前記白画像判別部72により均一な白画像ではないと判別された画像を記憶部6の圧縮前画像記憶領域62に転送して格納する。
記憶部6は、白画像判別部72による判別結果を記憶する判別結果記憶領域61と、画像処理部71による画像処理後の画像であって、前記白画像判別部72により均一な白画像ではないと判別された画像を記憶する圧縮前画像記憶領域62と、後述する圧縮処理後の画像を記憶する圧縮後画像記憶領域63とを有する。
前記判別結果記憶領域61には、図2(b)に示すように、バンド名と判別結果とがテーブル形式で記憶される。図2(a)で示す例では、前記圧縮前画像記憶領域62には、図2(c)に示すように、前記白画像判別部72により均一な白画像ではないと判別された画像のみが記憶される。仮に、圧縮前画像記憶領域62に記憶される各画像のみを合成すると、図2(d)に示すような画像が形成される。
圧縮部8は、制御部5からの開始指示を受けて、予め定められた圧縮比で画像の圧縮処理を行うものである。ここで、圧縮部8は、前記記憶部6に格納された判別結果に応じて、各バンドについての処理内容が異なる。
すなわち、圧縮部8は、前記各判別結果に1つずつ順番に着目していき、該判別結果「0」が対応付けられたバンドの画像については前記圧縮処理を行い、その圧縮処理後の画像(圧縮画像)が圧縮後画像記憶領域63に格納される。また、圧縮部8は、圧縮白画像記憶部81を備えている。本実施形態の複合機1には、仮に白画像判別部72により判定がなされた場合は均一な白画像であると判定される画像を前記圧縮比で圧縮したもの(以下、これを圧縮白画像という)が予め用意されており、この圧縮白画像が前記圧縮白画像記憶部81に予め格納されている。なお、この圧縮白画像は、前記画像処理部71による各画像処理もすでに行われたものである。そして、圧縮部8は、前記判別結果「1」が対応付けられたバンドについては、前記圧縮部8において前記圧縮処理を行わず、前記圧縮白画像記憶部81から前記圧縮白画像を読み出して、この圧縮白画像を当該バンドについての圧縮画像として記憶部6の圧縮後画像記憶領域63に格納する。
図2で示す例で説明すると、バンドB2,B3,B5〜B7の各画像については、均一な白画像ではないため、それらの画像に対して圧縮部8による圧縮処理が実施され、その圧縮処理後の画像(圧縮画像)が圧縮後画像記憶領域63に格納される。一方、バンドB1,B4の各画像については、均一な白画像であるため、それらの画像に対する圧縮処理が圧縮部8によって実施されることはなく、圧縮白画像記憶部81から圧縮白画像が読み出され、この圧縮白画像が当該バンドについての圧縮画像として圧縮後画像記憶領域63に格納される。なお、各圧縮画像は、図2(e)に示すように、バンド順に格納される。また、図2(e)において、ハッチングが施されているバンドは、白画像であると判定された画像をもつバンドである。
その結果、圧縮後画像記憶領域63には、一連のアドレス(記憶領域)において全バンドB1〜B7の圧縮画像が順番に格納されることとなり、各バンドB1〜B7の圧縮画像が前記圧縮後画像記憶領域63内で合成される。
図3は、原稿読取部2及びデータ処理部7の処理を示すフローチャートである。
図3に示すように、複写指示がユーザにより行われると(ステップ♯1でYES)、原稿読取部2は、原稿に対する読取動作を実施し(ステップ♯2)、画像処理部71は、前記原稿読取部2から画像を受け取って、この受け取った画像を複数のバンドに分割し、各バンドの画像に対してそれぞれシェーディング補正等の画像処理を行う(ステップ♯3)。次に、白画像判別処理部72は、前記画像処理部71により画像処理が行われた各バンドの画像が白画像であるか否かを判定する(ステップ♯4)。白画像判別処理部72は、前記判別の結果、白画像であると判定されたバンドの画像については(ステップ♯5でYES)、その判別結果のみを記憶部6の判別結果記憶領域61に格納する一方(ステップ♯6)、白画像でないと判定されたバンドの画像については(ステップ♯5でNO)、その画像と前記判別結果とを、前記記憶部6の判別結果記憶領域61及び画像記憶領域62にそれぞれ記憶する(ステップ♯7)。
図4は、圧縮部8の動作を示すフローチャートである。
図4に示すように、圧縮部8は、制御部5から圧縮処理を開始する旨の指示を受けると、前記記憶部6の判別結果記憶領域61から各バンドについての判別結果を読み出す(ステップ♯11)。圧縮部8は、白画像である旨を示す判別結果「1」が対応付けられたバンドについては(ステップ♯12でYES)、圧縮白画像記憶部81から圧縮白画像を読出して、この読み出した圧縮白画像を当該バンドについての圧縮画像として圧縮後画像記憶領域63に格納する一方(ステップ♯♯13)、白画像ではないことを示す判別結果「0」が対応付けられたバンドについては(ステップ♯12でNO)、当該バンドの画像に対して圧縮処理を施した後、この圧縮画像を圧縮後画像領域63に格納する(ステップ♯14)。そして、圧縮部8は、全バンドについて、ステップ♯12〜♯14の処理が完了したか否かを判断し(ステップ♯15)、処理が完了していないと判断した場合には(ステップ♯15でNO)、ステップ♯12の処理に戻る一方、処理が完了したと判断した場合には(ステップ♯15でYES)、一連の処理を終了する。
以上のように、本実施形態では、原稿読取部2で得られた画像を記憶部6に格納する前に、各バンドの画像が白画像であるか否かの判定をそれぞれ行うようにしたので、前記画像を記憶部6に格納した後に前記白画像の判定を行う場合に比して、前記白画像の判定処理を行う前に、記憶部6から画像を読み出す処理を行わない分、白画像の判定終了までに要する時間を短縮化することができる。
また、白画像であると判断されたバンドについては、白画像であると判定された判定結果のみを記憶部6に格納し、画像の格納を行わないようにしたので、画像も格納する場合に比して、データ処理部7による処理後の画像等を記憶する記憶領域を少なくすることができる。したがって、当該複合機1に用意する記憶部6として、前記画像も格納する構成に比して記憶容量の小さい記憶部を採用することが可能となる。
また、前記圧縮部8により、前記記憶部6に格納された画像、すなわち白画像ではないと判定された画像を持つバンドに対してのみ圧縮処理を行う一方、前記白画像であると判定された画像を持つバンドについては、圧縮白画像を予め記憶部6に記憶しておき、前記圧縮処理を行わないで前記記憶部6に予め記憶された圧縮白画像を、当該バンドの圧縮画像として採用するようにしたので、全てのバンドの画像に対し、それぞれ圧縮部8によって前記圧縮処理を行う場合に比して、前記各バンドの圧縮画像を合成した合成画像を短時間で得ることができる。
本件は、前記実施形態に代えて、或いは前記実施形態に加えて次のような変形形態も採用可能である。
[1]前記実施形態では、前記圧縮白画像を圧縮部8で保持するようにしたが、この保持形態に限定されず、図5に示すように、制御部5(圧縮白画像記憶部51)に保持しておいても良い。この場合、圧縮処理を実施する際に、圧縮部8(圧縮白画像転送部82)が制御部5から前記圧縮白画像を受け取り、圧縮白画像転送部82が、その受け取った圧縮白画像を記憶部6に格納する構成としてもよい。
[2]前記実施形態では、判別結果のみを記憶したり、圧縮処理を行わないで該圧縮処理後の画像を予め保持しておいたりする対象の画像を均一な白画像としたが、本件は、これに限らず、均一な濃度を有するグレーや青色等の画像でもよく、要は、色及び濃度が均一な画像であればよい。
[3]前記記憶部6に格納された画像に対して実施する処理は、前記圧縮処理に限定されない。所定値を超える画素値をカットするハイパスフィルタ処理や所定値より小さい画素値をカットするローパスフィルタ処理或いは、画像の倍率を変更する変倍処理でもよい。
本発明に係る画像形成装置の一例である複合機の実施形態の電気的な構成を示すブロック図である。 本発明の特徴部分の説明図である。 画像読取部及びデータ処理部の処理を示すフローチャートである。 圧縮部の動作を示すフローチャートである。 本発明の変形形態の電気的な構成を示すブロック図である。
符号の説明
1 複合機
2 原稿読取部
3 画像形成部
4 ユーザインターフェース部
5 制御部
6 記憶部
7 データ処理部
71 画像処理部
72 白画像判別処理部
73 判別結果転送部
74 画像転送部

Claims (6)

  1. 1の頁に形成された画像を複数の画像領域に分けて原稿読取部から取り込む画像取得部と、
    前記画像取得部により取得された各画像領域の画像について、当該画像領域の画像全体が予め定められた範囲の画素値からなるものであるか否かを各画像領域の画像ごとに判定する判定部と、
    各画像領域の画像についての前記判定部による判定結果と、前記判定部により画像全体が前記予め定められた範囲の画素値からなるものであるとは判定されなかった画像領域の画像とを記憶する第1の記憶部と、
    前記第1の記憶部に格納された画像に対して予め定められた処理を行う処理部と、
    前記予め定められた範囲の画素値からなる画像の前記予め定められた処理後の画像を予め記憶する第2の記憶部と、
    各画像領域についての前記予め定められた処理後の画像を合成する画像合成部とを備え、
    前記画像合成部は、前記予め定められた範囲の画素値からなる画像を持つ第1の画像領域については、前記第2の記憶部に記憶された画像を合成対象として採用し、前記第1の画像領域以外の第2の画像領域については、前記処理部から出力される当該画像領域についての画像を合成対象として採用する画像処理装置。
  2. 前記第2の記憶部は、前記処理部に設けられている請求項1に記載の画像処理装置。
  3. 前記予め定められた範囲の画素値からなる画像は、白色の画像である請求項1又は2に記載の画像処理装置。
  4. 前記処理部は、画像のデータ量を圧縮する圧縮処理を行うものである請求項1乃至3のいずれかに記載の画像処理装置。
  5. 原稿の画像を読み取る原稿読取部と、
    前記原稿読取部の読取動作で得られた画像に対して前記予め定められた処理を行う請求項1乃至4のいずれかに記載の画像処理装置と
    を備えた画像読取装置。
  6. 請求項5に記載の画像読取装置と、
    前記画像処理装置から出力される前記予め定められた処理後の画像を記録媒体に形成する画像形成部と
    を備えた画像形成装置。
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