JP2010040689A - 回路モジュール及び回路モジュールの製造方法 - Google Patents

回路モジュール及び回路モジュールの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 封止樹脂層を被覆する被覆樹脂層の角切れを有効防止することのできる回路モジュールを提供する。
【解決手段】 搭載面(3a)上に搭載された要素部品群(5)を封止する封止樹脂層(7)と、当該封止樹脂層の上面、及び側面の少なくとも一部を一体被覆する被覆樹脂層(9)と、を含む回路モジュール(1)において、搭載面側から見た当該封止樹脂層が、封止中央部位(7a)と封止周縁部位(7b)と、から構成してあり、当該搭載面を基準とした当該封止周縁部位の高さを当該封止中央部位の高さよりも低く形成してある。低く形成することによって、封止周縁部位の樹脂収縮が原因の被覆樹脂層の角切れを有効防止することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、要素部品を搭載した回路モジュール及びその製造方法に関し、特には、基板の搭載面に搭載した要素部品をモールドするモールド樹脂を封止樹脂層と被覆樹脂層とに2層化した回路モジュールおよび回路モジュールの製造方法に関する。
図7に示すのは、本願出願人が提案した回路モジュール(以下、「従来のモジュール」という)の縦断面図である(特許文献1参照)。従来のモジュール101は、搭載面を有する基板103と、当該搭載面上に搭載された要素部品群105と、当該要素部品群105を封止する封止樹脂層107と、当該封止樹脂層107の搭載面及び側面を一体被覆する被覆樹脂層109と、を含めて構成されている。被覆樹脂層109は、導電性樹脂によって構成され、その導電性によって要素部品群105をシールドする機能を有している。従来のモジュール101は、被覆樹脂層109の奏する作用効果によって、市場において高い信頼性が確保されている。回路モジュール101は、複数の基板103,・・がマトリクス状に連設された集合基板において、各基板103に上記部材を搭載等行った後にダイサー等によって切断分離することによって製造されるのが一般的である。一方、本願出願前の調査によって、本願出願人は特許文献2を発見した。特許文献2が開示する発明は、実装時のハンドリング操作によって封止樹脂層の角部が欠けることを防ぐために、角部を内側に曲面カットしたものである。しかしながら、封止樹脂層を直接ハンドリングすることを前提とする当該発明は、被覆樹脂層によって被覆されているので直接ハンドリングできない本願発明とは技術思想がまったく異なるから、本願発明を想到する動機付けとはなりえない。
特開2004−172176(段落0037〜0047、図3、9参照) 特開2002−100707(段落0015、0043及び0044、図4参照)
一方、用途の広がりに伴い回路モジュールに対する市場の求めが多種多様化してきた。そのような市場の求めに応じるため、また、コストダウン等を図るために、回路モジュールを製造する際に使用する原材料、特に、上記した被覆樹脂層を構成する樹脂も多種多様化せざるを得ない。しかし、多種多様な樹脂を一律に扱うことはできない。多種多様な樹脂は、その性状も多種多様だからである。たとえば、その樹脂の持つ収縮率、すなわち、樹脂が硬化するときの引けの度合いが、樹脂同士互いに異なる場合が多い。このため、一律の製造条件では樹脂性状の違いに対応しきれない場合がある。例を挙げよう。図8は、特許文献1に係る回路モジュール101とは別の回路モジュール111の縦断面図である。符号113が基板を、符号115が要素部品群を、符号117が封止樹脂層を、符号119が被覆樹脂層を、それぞれ示す。被覆樹脂層119は、その断面が角ばった逆さL字状に形成され、その中に封止樹脂層117が位置する。ここで、被覆樹脂層119断面の逆さL字を、横辺部119aと、横辺部119aの両端から下方へ屈曲する縦辺部119b,119とに分けて観察する。ここで、被覆樹脂の収縮度合いが大き過ぎると、特に縦辺部119bが、短くなり、これが主原因となって横辺部119aとの接続部(○で囲んだ被覆樹脂層の角部)に亀裂(切れ目、裂け目)が生じさせる場合がある。被覆樹脂層の角部に亀裂(以下、本明細書で「角切れ」という)が生じると、その亀裂から封止樹脂層が露出することになり、被覆樹脂層の被覆機能が損なわれる。被覆樹脂層が、たとえば、導電性樹脂によって構成され、よって、封止樹脂層内部の要素部品を磁気的にシールドすることが期待されているとすれば、角切れは回路モジュールの信頼性にとって致命傷となりかねない。
本発明が解決しようとする課題は、上述した被覆樹脂層の角切れを有効防止することにある。角切れの主原因は、被覆樹脂の収縮率如何にあるから、角切れ防止のためには、その回路モジュール製造に適した収縮率の被覆樹脂を用いることで解決可能であるともいえる。しかし、角切れの原因は、たとえば、温度環境の違いのように、収縮率以外にもあるのであるから、被覆樹脂の選択だけでは解決できない場合もあり得る。
角切れの有効防止という課題を解決するために鋭意研究を重ねた発明者らは、被覆樹脂によって被覆される封止樹脂層の形状に工夫を加えることを思いついた。その詳しい内容は、項を改めて説明する。なお、何れかの請求項記載の発明を説明するに当って適宜行う定義づけ等は、その発明のカテゴリーの違いや記載順に囚われることなく、可能な範囲において他の請求項記載の発明にも適用があるものとする。
(請求項1記載の発明の特徴)
請求項1記載の発明に係る回路モジュール(以下、適宜「請求項1のモジュール」という)は、搭載面を有する基板と、当該搭載面上に搭載された要素部品群と、当該要素部品群を封止する封止樹脂層と、当該封止樹脂層の上面、及び側面の少なくとも一部を一体被覆する被覆樹脂層と、を含む回路モジュールである。ここで、搭載面側から見た当該封止樹脂層が、封止中央部位と、封止周縁部位と、から構成してある。さらに、当該搭載面を基準とした当該封止周縁部位の高さを当該封止中央部位よりも低く形成してある。つまり、封止中央部位と封止周縁部位とは、搭載面を基準にして段違いに形成され、搭載面を基準として封止周縁部位のほうが低くなっている。段違いの形成は、たとえば、封止樹脂層を形成する際のモールドの形状を段違いに合わせて形成する方法や、封止樹脂層形成後に別加工により形成する方法がある。
請求項1のモジュールによれば、基板の搭載面上に搭載された要素部品群が封止樹脂層によって封止され、封止樹脂層はその上面と、上面と連なる側面の少なくとも1部が被覆樹脂層によって被覆される。ここで、封止中央部位よりも封止周縁部位の方が基板を基準とする高さが低いので、低い分だけ封止周縁部位角部から基板までの距離を短くすることができる。ここで、基板を基準にする高さ方向の収縮が高さ方向に生じても、基板までの距離を短くしたことにより被覆樹脂の硬化に伴う収縮の影響が小さい。封止中央部位搭載面から封止周縁部位搭載面までの距離は、上記距離よりもさらに短いから収縮による影響はさらに小さい。これらの収縮による影響の小ささが、被覆樹脂角部の角切れを有効に防止する。段差を形成するに当って、段差の程度は被覆樹脂の収縮率等を考慮して設定するとよい。被覆樹脂の持つ収縮率や製造環境の如何によっては、封止樹脂層に段差が形成されていなくても角切れが生じない場合もあり得ようが、角切れに対して余裕をもった対策を講じておくことは回路モジュールの信頼性確保のためにたいへん好ましい。
(請求項2記載の発明の特徴)
請求項2記載の発明に係る回路モジュール(以下、適宜「請求項2のモジュール」という)には、請求項1のモジュールの構成を備えさせた上で、搭載面側から見た前記被覆樹脂層が、被覆中央部位と被覆周縁部位と、から構成してあり、当該搭載面を基準とした当該被覆周縁部位の高さが当該被覆中央部位よりも当該被覆周縁部位の収縮によって低くなっている。
請求項2のモジュールによれば、請求項1のモジュールの作用効果を、被覆樹脂層の外部から観察することができる。すなわち、封止樹脂層の中央部位と周縁部位との間に段差を設けたことから、被覆樹脂の流し込みによって周縁部位を被覆する層の厚みが中央部位を被覆するそれよりも厚くなる。一方、硬化による樹脂収縮は厚ければ厚いほど、その度合いが大きくなる。したがって、樹脂硬化により厚い樹脂層と薄い樹脂層とが混在すれば、前者の方が後者よりも収縮の度合いが大きくなる。このため、厚い樹脂層である周縁部位の方が薄い樹脂層である中央部位よりも低くなって。上記構造が構成される。
(請求項3記載の発明の特徴)
請求項3記載の発明に係る回路モジュール(以下、適宜「請求項3のモジュール」という)には、請求項1又は2のモジュールの構成を備えさせた上で、前記被覆樹脂層の上面周縁を含む4側端面を形成してあり、当該側端面各々が、前記被覆樹脂層を切断して形成する被覆樹脂層断面及び前記基板を切断して形成する基板断面とにより構成してあり、かつ、当該被覆樹脂層断面と当該基板断面とを連続面としてある。被覆樹脂層断面と基板断面との間に封止樹脂層断面は介在しない。
請求項3のモジュールによれば、請求項1又は2のモジュールの作用効果に加え、回路モジュールの製造を効率よく行うことができる。すなわち、被覆樹脂層の上面は四角形であり、その四角形の上面とその周縁を含む4つの側端面が形成してある。4つの側端面の各々は、4つの基板断面と連続している。連続面の形成は、被覆樹脂層と基板との一括切断によって実現する。逆に言えば、被覆樹脂層の切断と基板の切断とを一括に行うことができる。個々に切断することに比べ、遥かに手間がかからない。余分な凹凸が残ることによる寸法誤差も防ぐことができる。したがって、回路モジュールの製造を効率よく行うことができる。なお、4側端面各々と基板切断面各々とが連続しているということ、すなわち、封止樹脂層の切断面が現れないということは、被覆樹脂層による封止樹脂層の被覆が確実に行われていることを意味する。確実な被覆の効果は、被覆樹脂層を導電性樹脂によって形成してシールド効果を奏するように構成した場合に、その効果を確実に得ることができる。
(請求項4記載の発明の特徴)
請求項4記載の発明に係る回路モジュール(以下、適宜「請求項4のモジュール」という)には、請求項1又は2のモジュールの構成を備えさせた上で、前記被覆樹脂層の上面周縁を含む4側端面を形成してあり、当該側端面各々が、前記被覆樹脂層を切断して形成する被覆樹脂層断面と、前記封止樹脂層を切断して形成する封止樹脂層断面と、前記基板を切断して形成する基板断面と、により構成してあり、かつ、当該被覆樹脂層断面と当該封止樹脂層断面と当該基板断面とを連続面としてある。被覆樹脂層断面と基板断面との間に封止樹脂層断面が介在する。
請求項4のモジュールによれば、請求項1又は2のモジュールの作用効果に加え、回路モジュールの製造を効率よく行うことができる。すなわち、被覆樹脂層の上面は四角形であり、その四角形の上面とその周縁を含む4つの側端面が形成してある。4つの側端面の各々は、4つの被覆樹脂層断面から始まり、4つの封止樹脂層断面を抜けて、さらにその先の4つの基板断面と連続している。連続面の形成は、被覆樹脂層と封止樹脂層と基板との3者一括切断によって実現する。逆に言えば、被覆樹脂層、封止樹脂層及び基板3者の切断を一括に行うことができる。個々に切断することに比べ、遥かに手間がかからない。余分な凹凸が残ることによる寸法誤差も防ぐことができる。したがって、回路モジュールの製造を効率よく行うことができる。
(請求項5記載の発明の特徴)
請求項5記載の発明に係る回路モジュール(以下、適宜「請求項5のモジュール」という)には、請求項1乃至4何れか記載のモジュールの構成を備えさせた上で、前記被覆樹脂層が、導電性樹脂により構成してある。
請求項5のモジュールによれば、請求項1乃至4何れかのモジュールの作用効果に加え、被覆樹脂層がシールド層としての機能を備えることになる。シールド層としての機能を最大限に発揮させるためには、特に請求項3のモジュールの構成との組み合わせが好ましい。
(請求項6記載の発明の特徴)
請求項6記載の発明に係る回路モジュールの製造方法(以下、適宜「請求項6の製造方法」という)は、(1)集合基板製造工程、(2)要素部品実装工程、(3)封止樹脂層形成工程、(4)第1溝形成工程、(5)第2溝形成工程、(6)被覆樹脂層形成工程、最後に、(7)切断分離工程、とからなる製造方法である。(1)集合基板製造工程は、複数の基板がマトリクス状に連設された集合基板を形成する工程である。(2)要素部品実装工程は、当該集合基板搭載面に要素部品(たとえば、電子部品、能動部品、受動部品)を実装する工程である。(3)封止樹脂層形成工程は、要素部品を実装した集合基板の搭載面上に封止樹脂層を形成する工程である。(4)第1溝形成工程は、当該集合基板の搭載面に向けて当該封止樹脂層の途中又は最下端まで分離ラインに上を第1ハーフカットすることにより当該封止樹脂層に第1溝を形成する工程である。(5)第2溝形成工程は、当該集合基板の搭載面に向けて当該封止樹脂層の途中まで分離ライン上を第2ハーフカットすることにより当該封止樹脂層に当該第1溝の溝幅よりも広く、かつ、当該溝深さよりも浅い第2溝を形成する工程である。(6)被覆樹脂層形成工程は、当該第1溝及び第2溝を埋設するように被覆樹脂を流し込んで硬化させることによって当該封止樹脂層の上に被覆樹脂層を形成する工程である。最後の(7)切断分離工程は、当該第1溝の溝幅よりも狭い切断幅で当該分離ライン上を切断することによって当該集合基板から複数の回路モジュールを分離する工程である。
請求項6の製造方法によれば、集合基板の搭載面上に形成された封止樹脂層の分離ライン上に第1溝が形成され(第1ハーフカット)、同じ分離ライン上に第2溝が形成される(第2ハーフカット)。このとき、分離ラインから見ると、第2溝の溝底のほぼ中央から第1溝が奥へ延びていて、入り口が幅広で奥が幅狭の分離ラインを挟んでほぼ対称の段差を持った溝が形成される。その第1溝と第2溝の両者の中に流し込まれた被覆樹脂が硬化した後に分離ライン上を切断することによって集合基板から複数の回路モジュールが得られる。作用効果の詳細は、後述する本発明を実施するための最良の形態を説明する欄において述べる。
(請求項7記載の発明の特徴)
請求項7記載の発明に係る回路モジュールの製造方法(以下、適宜「請求項7の製造方法」という)では、請求項6の製造方法における前記第1溝形成工程において、前記第1溝を前記封止樹脂層の最下端より深く前記基板の途中まで形成する。
請求項7の製造方法によれば、請求項6の製造方法の作用効果に加え、第1溝を基板の厚み方向途中にまで形成することにより、これに伴って、被覆樹脂が基板の厚み方向途中まで流れ込み硬化する。厚み方向途中まで流れ込んで硬化した封止樹脂層を、分離ライン上で切断すれば、封止樹脂層は基板上で完全に被覆され、高い被覆効果を得ることができる。
(請求項8記載の発明の特徴)
請求項8記載の発明に係る回路モジュールの製造方法(以下、適宜「請求項8の製造方法」という)では、請求項6又は7の製造方法における前記第1溝形成工程において、前記被覆樹脂層が、導電性樹脂により構成してある。
請求項8の製造方法によれば、請求項6又は7の製造方法の作用効果に加え、上記工程を経ることによりシールド層をしての機能を被覆樹脂層に持たせることができる。
(請求項9記載の発明の特徴)
請求項9記載の発明に係る回路モジュールの製造方法(以下、適宜「請求項9の製造方法」という)では、請求項6乃至8何れかの製造方法の作用効果を奏するために、前記被覆樹脂層形成工程において流し込んだ被覆樹脂の収縮前における条件を、たとえば、次のように設定するとよい。すなわち、前記被覆樹脂層の上面から前記第1溝の底面までの距離をL1と、前記第2溝の底面を含む仮想平面と前記第1溝の底面までの距離をL2と、前記被覆樹脂層の上面から前記第2溝の底面までの距離をS1と、前記封止樹脂層の上面を含む仮想平面から前記第2溝の底面までの距離(すなわち、段差幅)をS2と、前記被覆樹脂の収縮率をQと、それぞれ設定したときに、「L1×Q≧L2(条件1)」「S1×Q≧S2(条件2)」の2条件を同時に満足させる。
請求項9の製造方法によれば、回路モジュールの角切れを有効に防止することができる。すなわち、被覆樹脂層の上面から第1溝の底面までの距離L1と被覆樹脂の収縮率Qの積を、第2溝の底面を含む仮想平面と前記第1溝の底面までの距離L2以下にすれば(条件1)、第1溝底面から第1溝側壁に沿って被覆樹脂層上面まで仮想的に切り出したエリア(第1溝エリア)の被覆樹脂が収縮しても、その上面が第2溝の底面を含む仮想平面よりも第1溝底面に近くなることはない。換言すれば、第1溝エリア内の被覆樹脂上面が、上記仮想平面よりも第1溝底面から見て上側にある。上側にあるため、これが下側にあったなら第2溝上面にある被覆樹脂と第1溝底面上にある被覆樹脂とが分断されて生じたであろう角切れが防止できる。被覆樹脂層の上面から前記第2溝の底面までの距離S1と収縮率Qの積を、第2溝の底面を含む仮想平面と第1溝の底面までの距離L2以下にすれば、(条件2)、第2溝底面から第2溝側壁に沿って被覆樹脂層上面まで仮想的に切り出したエリア(第2溝エリア、第1溝エリアの両脇に位置する)の被覆樹脂が収縮しても、第2溝エリア内の被覆樹脂上面が、上記仮想平面よりも第1溝底面から見て上側にある。上側にあるため、これが下側にあったなら封止樹脂層上面にある被覆樹脂と第2溝底面上にある被覆樹脂とが分断されて生じたであろう角切れが防止できる。以上のように、条件1と条件2とを同時に満足させることによって、回路モジュール全体の角切れが有効に防止される。
(請求項10記載の発明の特徴)
請求項10記載の発明に係る回路モジュール(以下、適宜「請求項10の回路モジュール」という)では、請求項6乃至9いずれかの製造方法によって製造してある。
請求項10の回路モジュールは、請求項6乃至9何れかの製造方法により製造してあるので、各製造方法の作用効果によって効率よく製造される。
本発明によれば、基板上の封止樹脂層を被覆する被覆樹脂層の角切れが有効に防止され、その結果、信頼性の高いモジュールを提供することができる。
次に、各図を参照しながら、本発明を実施するための最良の形態(以下、適宜「本実施形態」という)について説明する。図1は、回路モジュールの斜視図である。図2は、図1に示す回路モジュールのA−A断面図である。図3は、被覆樹脂層を省略した回路モジュールの平面図である。図4は、回路モジュールの製造方法を示す図である。図5は、被覆樹脂硬化前の回路モジュールを部分拡大した縦断面図である。図6は、被覆樹脂硬化後の回路モジュールを部分拡大した縦断面図である。
(回路モジュールの概略構造)
図1乃至3を参照しながら、本発明の回路モジュール及びその製造方法の実施形態について説明する。回路モジュール1は、搭載面3t(図2参照)を有する基板3と、搭載面3t上に搭載された要素部品群5と、要素部品群5を搭載面3t上で封止する封止樹脂層7と、封止樹脂層7の搭載面及び側面全体(側面の一部でもよい)を一体被覆する被覆樹脂層9と、から概ね構成してある。およそ回路モジュールの外径寸法は様々であるが、本実施形態における回路モジュール1の外径寸法は、5〜6mmである。被覆樹脂層9は、その上面9tの周縁を含む4つの側端面を備えている。そのうちの1番目の側端面は、被覆樹脂層9を縦に切断して形成した被覆樹脂層断面9aと、基板3を縦に切断して形成した基板断面3aとから構成してあり(図1参照)、被覆樹脂層断面9aと基板断面3aとは連続面(両者間に介在する面がない)としてある。これと同様に、2番目の側端面は、被覆樹脂層断面9bと、これと連続面をなす基板断面3bとにより構成してある。さらに、3番目の側端面は、被覆樹脂層断面9c(図3参照)と、これと連続面をなす基板断面3c(図1乃至3では裏側に位置するので見えない。符号のみ記載する)とにより構成してある。最後の側端面は、被覆樹脂層断面9dと、これと連続面をなす基板断面3dとにより構成してある(図2参照)。したがって、封止樹脂層7は、その底面を基板3により、底面を除く5面を被覆樹脂層9により、それぞれ被覆され外部からは見えない状態にある。
基板3は、たとえば、セラミックやガラス・エポキシ樹脂等から構成することができる。要素部品群5を構成する典型例として、半導体素子、コンデンサ、抵抗、各種端子等がある。封止樹脂層7は、絶縁性の樹脂によって、被覆樹脂層9は導電性樹脂によって、それぞれ構成してある。導電性樹脂を用いたのは、封止樹脂層7(要素部品群5)をシールドする役目を被覆樹脂層9に持たせるためである。封止樹脂層7を構成する樹脂として、たとえば、シリカやアルミナがフィラーとして含まれているエポキシ樹脂が好適であり、被覆樹脂層9を構成する導電性樹脂としてAgやCuがフィラーとして含まれるエポキシ樹脂が典型例として挙げられる。図2に示す符号11は、基板3内部に設けた配線用の導電パターンを示している。
(封止樹脂層・被覆樹脂層の外観構造)
図2及び3に示すように、基板3の搭載面3t側から(図3の紙面手前から裏側方向に)見たときの封止樹脂層7は、封止中央部位7aと、封止中央部位7aを一体包囲する封止周縁部位7bと、から構成してある。両者は段違いに形成してあり、基板3から見た封止周縁部位7bの高さHを封止中央部位7aの高さH´よりも低く形成してある。図1及び2に示すように、基板3の搭載面3t側から見たときの被覆樹脂層9は、上面9tを有する被覆中央部位9pと、被覆中央部位9tを一体包囲する被覆周縁部位9qと、から構成してあり、基板3から見た被覆周縁部位9qの高さが被覆中央部位9pよりも製造時における被覆周縁部位9qの収縮によって低くなっている。段違いに低くなる場合もあるが、図2に示すように、被覆周縁部位9qがなだらかな下り傾斜を形成する場合もある。被覆周縁部位9qの高さが低くなるのは、封止中央部位7aと封止周辺部位7bとの間の段差が、その上を被覆する被覆樹脂の収縮(引け)に影響を与えた結果である。ただ、被覆樹脂の収縮率が充分に小さい場合は、収縮の影響が外部から観察できない場合もあり得る。
(回路モジュールの製造方法)
図4を参照しながら、回路モジュール1の製造方法(以下、適宜「本件製造方法」という)について説明する。本件製造方法は、回路モジュール1を製造するために、概ね次の7工程よりなる。その7工程とは、(1)集合基板製造工程、(2)要素部品実装工程、(3)封止樹脂層形成工程、(4)第1溝形成工程、(5)第2溝形成工程、(6)被覆樹脂層形成工程、最後に、(7)切断分離工程、である。第1の工程である集合基板製造工程は、複数の基板3がマトリクス状に連設された集合基板30を形成する工程である(図4(a))。第2の工程である要素部品実装工程は、集合基板30の搭載面30a上に要素部品群5を実装する工程である(図4(b))。要素部品群5は、1個の回路モジュール1に必要なものを集合する基板3各々に対応して実装する。第3の工程である封止樹脂層形成工程は、要素部品群5を実装した集合基板30の搭載面30a上に封止樹脂層7を形成する工程である(図4(c))。本実施形態では、モールド成形により封止樹脂層7を形成するが、他の方法による形成を妨げない。第4の工程である第1溝形成工程は、集合基板30の搭載面30aに向かって(図4の上から下方向)封止樹脂層7の途中又は最下端(又は最下端より深く基板の途中)まで分離ラインに上を第1ハーフカットすることにより封止樹脂層7に第1溝21,・・を形成する工程である(図4(d))。分離ラインは、予め定めた仮想ラインであって、集合基板30を構成する基板3,・・を切断分離するための基準となる格子ラインである。第1ハーフカットは、ダイサーD1(図4(d))によって行う。本実施形態では、封止樹脂層7の最下端より深く集合基板30の途中までカットする。このように第1溝21を集合基板30の途中まで形成したのは、そこまで被覆樹脂を流し込むことにより、封止樹脂層7の側面を完全に被覆するためである。第5工程である第2溝形成工程は、集合基板30の搭載面30aに向かって封止樹脂層7の途中まで分離ライン上を第2ハーフカットすることにより封止樹脂層7に第1溝21,・・の溝幅よりも広く、かつ、当該溝深さよりも浅い第2溝31,・・を形成する工程である(図4(e))。第2ハーフカットは、ダイサーD2で行う。ダイサーD2の刃幅は、ダイサーD1の刃幅よりも厚い。第2溝31の深さ(第2ハーフカットの度合い)については、後述する。第2溝形成工程が終了したときの集合基板30の搭載面30a上には、切断分離された複数の封止樹脂層7,・・があり、各封止樹脂層7の周縁は、段違いに低くなっている。第6工程である被覆樹脂層形成工程は、第1溝21,・・及び第2溝31,・・を埋設するように被覆樹脂(本実施形態では導電樹脂)を流し込んで硬化させることによって封止樹脂層7の上に被覆樹脂層9を形成する工程である(図4(f))。硬化により、図4(g)に示すような収縮(引け)が生じる。この収縮によって分離ライン上に(格子状に延びる)収縮溝41,・・ができる。最後の第7工程である切断分離工程は、第1溝21の溝幅よりも狭い切断幅で分離ライン上を切断することによって集合基板30から複数の回路モジュール1,・・を分離する工程である(図4(g)(h))。分離は、刃幅がダイサーD1よりも薄いダイサーD3を用いて行う。ダイサーD3の刃幅がダイサーD1の刃幅と同じかそれより厚いとすると第1溝21内にある被覆樹脂をすべてカットしてしまいダイサーD3を挟んだ両脇の回路モジュール側面に被覆樹脂層を形成することができなくなってしまうので、これを防ぐためである。ダイサーD3による切断によって、一括して切断された被覆樹脂層断面9b(9d)と基板断面3b(3d)とが、連続面を形成する(図2、図4(h)参照)。図示は省略するが、これら以外の切断面も同様に連続面を形成する。一括であるから、切断作業を極めて単純化し、製造効率の向上に貢献する。
(第2溝の溝深さの設定基準)
図4(d)、5及び6を参照しながら第2溝の溝深さについて、その好ましい設定基準について説明する。図4(d)に示す被覆樹脂層形成工程において流し込んだ被覆樹脂が収縮する前を前提とする。ここで、4つの距離L1,L2、S1及びS2と、を定義する。被覆樹脂の収縮率をQとする。距離L1は、被覆樹脂層9を構成する被覆中央部位9pの上面9tから第1溝21の底面21bまでの距離を、距離L2は、第2溝31の底面31bを含む仮想平面31pと第1溝21の底面21bまでの距離を、それぞれ示す。距離S1は、被覆中央部位9pの上面9tから第2溝31の底面31bまでの距離を、S2は、封止樹脂層7の上面7tを含む仮想平面21pから第2溝31の底面31bまでの距離(すなわち、段差幅)を、それぞれ示す。収縮率Qは、被覆樹脂の収縮率を示す。上記設定の基で、「L1×Q≧L2(条件1)」と「S1×Q≧S2(条件2)」との条件を同時に満足するように設定する。
ここで、図5に示す被覆中央部位9pの上面9tから第1溝21の底面21bまでの距離L1と被覆樹脂の収縮率Qの積を、第2溝31の底面31bを含む仮想平面31pと第1溝21の底面21bまでの距離L2以上にすれば(条件1)、第2溝31の底面31bから第2溝31の両側壁31w,31wに沿って被覆樹脂層9の上面9tまで仮想的に切り出したエリア(第1溝エリア21e、図4(g)の切断分離工程後に残った部位が同図(h)の被覆周縁部位9qの一部となる)の被覆樹脂が収縮しても、その上面が第2溝の底面を含む仮想平面よりも第1溝底面に近くなることはない(図6参照)。換言すれば、図6に示す第1溝エリア21e内の被覆樹脂上面9t´が、仮想平面31pよりも第1溝21の底面21bから見て上側(図6において上側)にある。上側にあるため、これが下側にあったなら第2溝31の上面にある被覆樹脂と第1溝21の底面21b上にある被覆樹脂(すなわち、第1溝21内にある被覆樹脂)とが分断されて生じたであろう角切れが防止できる。被覆樹脂層9の上面9tから第2溝31の底面31bまでの距離S1と収縮率Qの積を、第2溝31の底面31bを含む仮想平面31pと第1溝21の底面21bまでの距離L2以下にすれば、(条件2)、第2溝31の底面31bから第2溝31の側壁31wに沿って被覆樹中央部位9pの上面9tまで仮想的に切り出したエリア(第2溝エリア31e、第1溝エリア21eの両脇に位置する、図4(g)の切断分離工程後に残った部位が同図(h)の被覆周縁部位9qの一部となる)の被覆樹脂が収縮しても、第2溝エリア31e内の被覆樹脂上面9t´´が、仮想平面21pよりも第1溝21の底面21bから見て上側にある(図6において上側)。上側にあるため、これが下側にあったなら封止樹脂層7(封止樹脂中央部位7a)の上面7tにある被覆樹脂と第2溝21の底面21b上にある被覆樹脂とが分断されて生じたであろう角切れが防止できる。以上のように、条件1と条件2とを同時に満足させることによって、回路モジュール1全体の角切れが有効に防止される。
ここで、収縮率の異なる3種類(70、75、80%)の被覆樹脂を用いて角切れの有無を検証した。ここで用いた回路モジュールの条件を、図6に示すように、
封止樹脂層の高さ H´:0.7mm
被覆樹脂層の塗布厚み h1:0.07mm
基板切り込み深さ h2:0.05mm
と設定し、上記した第1溝エリア21e及び第2溝エリア31eのそれぞれにおいて角切れを生じさせない段差幅(距離S2)を求めた。結果を、表1に示す。
Figure 2010040689
表1から明らかなように、収縮率70%の被覆樹脂を用いた場合は、0.176mm以上(第1溝エリア21e)0.163mm以下(第2溝エリア31e)という範囲を同時に満たすことができないので、距離S2に最適範囲はない。同様にして収縮率75%の被覆樹脂を用いた場合は、0.135mm以上0.210mm以下とう範囲を同時に満たすことができるので、上記範囲が距離S2の最適範囲となる。さらに、収縮率80%の被覆樹脂を用いた場合は、0.094mm以上0.280mm以下とう範囲を同時に満たすことができるので、上記範囲が距離S2の最適範囲となる。もっとも、上記範囲は計算上の範囲であり、カット寸法や収縮率の誤差、さらには、硬化する際の周囲環境等の違いによって誤差が生じうることは当然である。これらに加え、たとえば、封止樹脂層7の上面7t、第2溝31の側面31w、第2溝31の底面31b、第1溝21の側面21w等が、それらに接触する被覆樹脂に対して摩擦力を作用させ、この摩擦力が被覆樹脂の収縮を抑制する場合もある。これも誤差の原因となろう。
回路モジュールの斜視図である。 図1に示す回路モジュールのA−A断面図である。 被覆樹脂層を省略した回路モジュールの平面図である。 回路モジュールの製造方法を示す図である。 被覆樹脂硬化前の回路モジュールを部分拡大した縦断面図である。 被覆樹脂硬化後の回路モジュールを部分拡大した縦断面図である。 従来の回路モジュールの縦断面図である。 従来の回路モジュールの縦断面図である。
符号の説明
1 回路モジュール
3 基板
3a 搭載面
5 要素部品(群)
7 封止樹脂層
7a 封止中央部位
7b 封止周縁部位
9 被覆樹脂層
9a 被覆中央部位
9b 被覆周縁部位
11 導電パターン
21 第1溝
31 第2溝
41 収縮溝

Claims (10)

  1. 搭載面を有する基板と、
    当該搭載面上に搭載された要素部品群と、
    当該要素部品群を封止する封止樹脂層と、
    当該封止樹脂層の上面、及び側面の少なくとも一部を一体被覆する被覆樹脂層と、
    を含む回路モジュールにおいて、
    搭載面側から見た当該封止樹脂層が、封止中央部位と封止周縁部位と、から構成してあり、
    当該搭載面を基準とした当該封止周縁部位の高さを当該封止中央部位の高さよりも低く形成してある
    ことを特徴とする回路モジュール。
  2. 搭載面側から見た前記被覆樹脂層が、被覆中央部位と被覆周縁部位と、から構成してあり、
    当該搭載面を基準とした当該被覆周縁部位の高さが当該被覆中央部位よりも当該被覆周縁部位の収縮によって低くなっている
    ことを特徴とする請求項1記載の回路モジュール。
  3. 前記被覆樹脂層の上面周縁を含む4側端面を形成してあり、
    当該側端面各々が、前記被覆樹脂層を切断して形成する被覆樹脂層断面及び前記基板を切断して形成する基板断面とにより構成してあり、かつ、当該被覆樹脂層断面と当該基板断面とを連続面としてある
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の回路モジュール。
  4. 前記被覆樹脂層の上面周縁を含む4側端面を形成してあり、
    当該側端面各々が、前記被覆樹脂層を切断して形成する被覆樹脂層断面と、前記封止樹脂層を切断して形成する封止樹脂層断面と、前記基板を切断して形成する基板断面と、により構成してあり、かつ、当該被覆樹脂層断面と当該封止樹脂層断面と当該基板断面とを連続面としてある
    ことを特徴とする請求項1又は2記載の回路モジュール。
  5. 前記被覆樹脂層が、導電性樹脂により構成してある
    ことを特徴とする請求項1乃至4何れか記載の回路モジュール。
  6. 複数の基板がマトリクス状に連設された集合基板を形成する集合基板製造工程と、
    当該集合基板搭載面に要素部品を実装する要素部品実装工程と、
    要素部品を実装した集合基板の搭載面上に封止樹脂層を形成する封止樹脂層形成工程と、
    当該集合基板の搭載面に向けて当該封止樹脂層の途中又は最下端まで分離ラインに上を第1ハーフカットすることにより当該封止樹脂層に第1溝を形成する第1溝形成工程と、
    当該集合基板の搭載面に向けて当該封止樹脂層の途中まで分離ライン上を第2ハーフカットすることにより当該封止樹脂層に当該第1溝の溝幅よりも広く、かつ、当該溝深さよりも浅い第2溝を形成する第2溝形成工程と、
    当該第1溝及び第2溝を埋設するように被覆樹脂を流し込んで硬化させることによって当該封止樹脂層の上に被覆樹脂層を形成する被覆樹脂層形成工程と、
    当該第1溝の溝幅よりも狭い切断幅で当該分離ライン上を切断することによって当該集合基板から複数の回路モジュールを分離する切断分離工程と、からなる
    ことを特徴とする回路モジュールの製造方法。
  7. 前記第1溝形成工程において、前記第1溝を前記封止樹脂層の最下端より深く前記基板の途中まで形成する
    ことを特徴とする請求項6記載の回路モジュールの製造方法。
  8. 前記被覆樹脂層が、導電性樹脂により構成してある
    ことを特徴とする請求項6又は7記載の回路モジュールの製造方法。
  9. 前記被覆樹脂層形成工程において流し込んだ被覆樹脂の収縮前における、
    前記被覆樹脂層の上面から前記第1溝の底面までの距離をL1と、
    前記第2溝の底面を含む仮想平面と前記第1溝の底面までの距離をL2と、
    前記被覆樹脂層の上面から前記第2溝の底面までの距離をS1と、
    前記封止樹脂層の上面を含む仮想平面から前記第2溝の底面までの距離をS2と、
    前記被覆樹脂の収縮率をQと、
    それぞれ設定したときに、次に示す条件1及び2を同時に満足させることを特徴とする請求項6乃至8何れか記載の回路モジュールの製造方法。
    L1×Q≧L2(条件1)
    S1×Q≧S2(条件2)
  10. 請求項6乃至9何れか記載の製造方法により製造してある
    ことを特徴とする回路モジュール。
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