JP2010040583A - 電子回路装置 - Google Patents
電子回路装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2010040583A JP2010040583A JP2008198645A JP2008198645A JP2010040583A JP 2010040583 A JP2010040583 A JP 2010040583A JP 2008198645 A JP2008198645 A JP 2008198645A JP 2008198645 A JP2008198645 A JP 2008198645A JP 2010040583 A JP2010040583 A JP 2010040583A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin
- electronic circuit
- circuit device
- circuit board
- base
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01L—SEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
- H01L2924/00—Indexing scheme for arrangements or methods for connecting or disconnecting semiconductor or solid-state bodies as covered by H01L24/00
- H01L2924/0001—Technical content checked by a classifier
- H01L2924/0002—Not covered by any one of groups H01L24/00, H01L24/00 and H01L2224/00
Abstract
【課題】信頼性を確保しながら放熱性能の向上を図る。
【解決手段】電子部品21a,21b,21cを実装した回路基板22の裏面にベース26を接着すると共にベース26の下面に放熱板28を接着して、樹脂封止部30により回路基板22とベース26と放熱板28の上下面を覆うと共に樹脂封止部30の下面側に千鳥足状に配列する円形の複数の開口部30aを形成する。これにより、電子部品21a,21b,21cの発熱を回路基板22とベース26と放熱板28とを順に介して複数の開口部30aから効率良く放熱することができると共に樹脂封止部30の開口部30aが形成されていない部位で放熱板28を保持して放熱板28と樹脂封止部30との界面剥離が生じるのを抑制することができる。この結果、信頼性を確保しながら放熱性能の向上を図ることができる。
【選択図】図4
【解決手段】電子部品21a,21b,21cを実装した回路基板22の裏面にベース26を接着すると共にベース26の下面に放熱板28を接着して、樹脂封止部30により回路基板22とベース26と放熱板28の上下面を覆うと共に樹脂封止部30の下面側に千鳥足状に配列する円形の複数の開口部30aを形成する。これにより、電子部品21a,21b,21cの発熱を回路基板22とベース26と放熱板28とを順に介して複数の開口部30aから効率良く放熱することができると共に樹脂封止部30の開口部30aが形成されていない部位で放熱板28を保持して放熱板28と樹脂封止部30との界面剥離が生じるのを抑制することができる。この結果、信頼性を確保しながら放熱性能の向上を図ることができる。
【選択図】図4
Description
本発明は、電子部品が回路基板上に実装されてなる電子回路装置に関する。
従来、この種の電子回路装置としては、素子が実装された回路基板と、回路基板の下面に接着されたベース部材と、回路基板に形成された配線パターンと電気的に接続されたリード端子とを備え、ベース部材の下面が露出するように樹脂モールドされてなるものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、下面にベース部材が露出するよう樹脂モールドするから、素子の発熱をベース部材を介して下面から放熱することができるとしている。
また、電子部品が実装された回路基板に接着されたベース部材を、回路基板と電気的に接続するリード端子と同一のリードフレームユニットにより形成して、ベース部材の上下面を覆うと共にパッケージ側面からベース部材が外部に露出するよう樹脂封止するものも提案されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2008−84978号公報
特開2007−43196号公報
しかしながら、前者の電子回路装置では、ベース部材の下面が大きく露出されているため、放熱性には優れるものの、ベース部材と樹脂の線膨張係数の差によって生じる熱応力により樹脂の界面剥離を引き起こす場合も考えられ、信頼性は低下する。一方、後者の電子回路装置では、ベース部材の下面も樹脂により封止するから、上述した界面剥離などの不具合の発生は抑制することができるものの、ベース部材はリード端子と同じ厚みの部材となるから、側面からだけでは十分な放熱性能を得られない場合がある。ベース部材をリード端子と別材料により構成してベース部材の厚みや面積を大きくすることも考えられるが、ベース部材をパッケージ側面から外部へ露出する必要からベース部材の厚みや面積の拡大も限られるし、ベース部材の厚みや面積の拡大により装置全体が大型化してしまう。
本発明の電子回路装置は、信頼性を確保しながら放熱性能の向上を図ることを主目的とする。
本発明の電子回路装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の電子回路装置は、
電子部品が回路基板上に実装されてなる電子回路装置であって、
前記回路基板と電気的に接続された外部接続端子と、
前記回路基板の裏面に接合されたベース部材と、
樹脂を用いて前記回路基板を封止すると共に一部が側面から露出した状態で前記ベース部材と前記外部接続端子とを封止する樹脂部と、
を備え、
前記樹脂部は、下面側には複数の開口部が形成されてなる
ことを特徴とする。
電子部品が回路基板上に実装されてなる電子回路装置であって、
前記回路基板と電気的に接続された外部接続端子と、
前記回路基板の裏面に接合されたベース部材と、
樹脂を用いて前記回路基板を封止すると共に一部が側面から露出した状態で前記ベース部材と前記外部接続端子とを封止する樹脂部と、
を備え、
前記樹脂部は、下面側には複数の開口部が形成されてなる
ことを特徴とする。
この本発明の電子回路装置では、樹脂を用いて電子部品が実装された回路基板を封止すると共に一部が側面から露出した状態で回路基板の裏面に接合されたベース部材と回路基板と電気的に接続された外部接続端子とを封止する樹脂部を設け、樹脂部に、下面側には複数の開口部を形成する。これにより、電子部品の発熱をベース部材を介して樹脂部の複数の開口部から効率よく放熱することができる。また、ベース部材の下面を樹脂部における複数の開口部が形成されていない部分で覆うから、ベース部材の下面を完全に露出するものに比して樹脂の界面剥離などの不具合の発生を抑制することができる。これらの結果、信頼性を確保しながら放熱性能の向上を図ることができる。
こうした本発明の電子回路装置において、前記樹脂部は、上面側には面の一部に樹脂を削減した樹脂削減部が形成されてなるものとすることもできる。こうすれば、上面側に形成する封止樹脂と下面側に形成する封止樹脂との配分バランスをより良好なものとすることができ、装置の信頼性を更に向上させることができる。この態様の本発明の電子回路装置において、前記樹脂削減部は、上面の中央部に形成されてなるものとすることもできる。こうすれば、樹脂のバランスをさらに良好なものとすることができる。この場合、前記樹脂削減部は、略長方形状の領域に形成されてなるものとすることもできる。また、これらの場合、前記回路基板上に外周部よりも中央部に高さの低い電子部品が配置されてなるものとすることもできる。こうすれば、中央部における樹脂削減部の形成をより容易なものとすることができる。
また、本発明の電子回路装置において、前記複数の開口部は、千鳥足状に配置されてなるものとすることもできるし、前記樹脂部が四隅から中央部に向かってリブを形成するよう配置されてなるものとすることもできる。こうすれば、樹脂部の下面側の強度を良好なものとすることができ、装置の信頼性をさらに向上させることができる。
さらに、自動変速機を制御する電子制御ユニットとして該自動変速機に組み込まれた上述した各態様のいずれかの本発明の電子回路装置において、前記電子回路装置は、少なくとも下面が前記自動変速機のオイルパン内に貯留されているオイルに浸漬されるよう配置されてなるものとすることもできる。こうすれば、電子部品の発熱を自動変速機のオイルパン内のオイルとの熱交換により樹脂部の複数の開口部から効率よく放熱することができる。
次に、本発明を実施するための最良の形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としての電子回路装置20が組み込まれたオートマチックトランスミッション10の構成の概略を示す構成図であり、図2は、実施例の電子回路装置20を上面側から見た外観を示す外観図であり、図3は、実施例の電子回路装置20を下面側から見た外観を示す外観図であり、図4は、図2の電子回路装置20のA−A断面を示す断面図である。
オートマチックトランスミッション10は、車載用の有段変速機として構成されており、図1に示すように、下部にはオートマチックトランスミッション10が備える図示しないクラッチやブレーキを駆動するための油圧回路を構成するバルブボディ12が配置されると共にバルブボディ12の下方にAT用オイルを貯留するオイルパン14が配置されており、オイルパン14内のAT用オイルをストレーナ16が備えるフィルタ16aで濾過してバルブボディ12に供給することにより油圧回路(ソレノイドバルブ)の油圧として用いたり、オートマチックトランスミッション10の機械部分(ギヤ機構)に供給してこれを潤滑したりする。
オートマチックトランスミッション10のバルブボディ12とストレーナ16との間をなす部位には、バルブボディ12の下面に固定されると共にストレーナ16のケースの一部を構成するユニット台18が配設されており、ユニット台18は、実施例の電子回路装置20や他の電子回路装置20Bがねじ18aにより固定されて電子制御装置(ECU)モジュールを構成している。このユニット台18の電子回路装置20や電子回路装置20Bが取り付けられる部位には、電子回路装置20,20Bがストレーナ16内のAT用オイルに曝されるように開口部18bが形成されており、AT用オイルとの熱交換により電子回路装置20,20Bで発生した熱が放熱されるようになっている。
実施例の電子回路装置20は、オートマチックトランスミッション10を制御するAT用の電子制御ユニットとして構成されており、車速を検出する車速センサからの車速信号やシフトレバーの操作ポジションを検出するシフトポジションセンサからのシフトポジション信号などの制御に必要な信号を入力すると共に入力した信号に応じてバルブボディ12内に配置されたソレノイドバルブに駆動信号を出力する。
実施例の電子回路装置20は、図2〜図4に示すように、回路基板22と、この回路基板22と電気的に接続されたリード端子24と、回路基板22の裏面に接着されると共に側方に延伸したベース26と、ベース26の下面に接着された放熱板28と、を備え、リード端子24の先端部とベース26の先端部のみがパッケージ側面から外部に露出した状態で回路基板22とリード端子24とベース26と放熱板28とが樹脂により封止された樹脂封止部30が形成されている。
回路基板22は、基材に形成された配線パターンと共に電子回路を形成するための複数の電子部品21a,21b,21c(図4参照)が実装されたものであり、耐熱性と熱伝導性に優れ、線膨張係数が比較的小さい材料(例えば、セラミック基板など)により形成されている。
リード端子24は、例えば、熱圧着方式や超音波方式などによるワイヤボンディングによって回路基板22の配線パターンと電気的に接続されている。このリード端子24は、電気伝導性および熱伝導性の優れた材料(例えば、銅や銅合金など)により形成されている。
ベース26は、回路基板22よりも長手方向(図2〜図4の左右方向)が長い長方形状の平板として形成されており、回路基板22と熱伝達が可能に接着剤(例えば、シリコーン系の接着剤)を用いて回路基板22の裏面に接着されている。ベース26の両端部には、前述した固定用のユニット台18にねじ18aにより取り付けることができるようねじを挿入可能な凹部26aが形成されている。ベース26は、実施例では、リード端子24と一体化した1枚のリードフレーム23から成形されている。このリードフレーム23の一例を図5に示す。なお、リードフレーム23は、例えば、長方形状の平板をプレス加工することにより成形することができる。
放熱板28は、回路基板22と略同形の長方形状の平板として熱伝導性に優れた材料(例えば、銅クロム材)により形成されており、ベース26の回路基板22が接着された面とは反対側の面と熱伝達が可能に接着剤(例えば、シリコーン系の接着剤)を用いて面接着されている。なお、実施例では、放熱板28とベース26とを接着剤により接着するものとしたが、これに限られず、ろう付けや溶接など周知の如何なる接合方法を用いるものとしてもよいことは勿論である。
樹脂封止部30は、基本的には、リード端子24の先端部とベース26の先端部のみをパッケージ側面から外部に露出して回路基板22とリード端子24とベース26と放熱板28とを上下面を覆うように樹脂により封止するものとして形成されており、例えば、エポキシ樹脂などの熱硬化性樹脂を加熱加圧して溶融し、溶融した樹脂を型内に注入して加圧することにより成形するトランスファーモールド成形により形成されている。このトランスファーモールド成形は、一度に複数の成形が可能であり、量産性に優れている。また、樹脂封止部30は、下面側には円形の開口部30aが千鳥足状の配列により形成されており、複数の開口部30aから放熱板28が露出されている。前述したように、実施例の電子回路装置20は、その下面がストレーナ16内のAT用オイルに浸積されるから、電子部品21a,21b,21cの発熱は回路基板22,ベース26,放熱板28を介して開口部30aからAT用オイルとの熱交換により放熱されることになる。また、樹脂封止部30は、上面側には面の中央部に凹部30bが形成されており、実施例では、図4に示すように、回路基板22上に実装する各電子部品21a,21b,21cのうち中央部に配置した電子部品21a,21bが周辺部に配置した電子部品21cよりも背が低いことから、各電子部品21a,21b,21cの背の高さに合わせて略長方形状に窪みが生じるよう形成するものとした。この上面側の凹部30bの深さや形状としては、下面側に形成した複数の開口部30aに応じて封止樹脂部30と他の部材との間に作用する熱応力が抑制されるように上面側の樹脂と下面側の樹脂との配分が量的および位置的にバランスするよう設定されている。
こうして構成された実施例の電子回路装置20では、例えば、回路基板22に必要な電子部品21a,21b,21cを実装し、リード端子24とベース26とが一体化したリードフレーム23を形成し、接着剤を用いて回路基板22の裏面にリードフレーム23ごとベース26を接着すると共にベース26の裏面に放熱板28を接着し、回路基板22の配線パターンとリードフレーム23のリード端子24を形成する部分とをワイヤボンディングにより電気的に接続し、これを型内に設置すると共に溶融樹脂を注入することにより樹脂モールドして下面に円形の複数の開口部30aを有すると共に上面の中央部に凹部30bを有する樹脂封止部30を形成し、最後にリードフレーム23のうちリード端子24を形成する部分とベース26を形成する部分以外の不要部分を切り捨てることにより製造することができる。こうした実施例の電子回路装置20では、基本的には、上面側と共に下面側も樹脂封止部30によって覆うものとし放熱板28の下面側からの放熱を樹脂封止部30に千鳥足状に配設した円形の複数の開口部30aを介して行なうことにより、樹脂封止部30のうち複数の開口部30aが形成されていない部位で放熱板28を保持し、放熱板28の下面を全面に亘って露出するものに比して放熱性能を確保しながらも放熱板28と樹脂封止部30との界面剥離が生じるのを抑制している。そして、複数の開口部30aの形成に伴って樹脂封止部30の上面側に凹部30bを形成することにより、樹脂封止部30の上面側と下面側との樹脂の配分をバランスさせている。
以上説明した実施例の電子回路装置20によれば、電子部品21a,21b,21cを実装した回路基板22の裏面にベース26を接着すると共にベース26の下面に放熱板28を接着して、樹脂封止部30により回路基板22とベース26と放熱板28とを上下面を覆うと共に樹脂封止部30の下面側に千鳥足状に配列する円形の複数の開口部30aを形成するから、電子部品21a,21b,21cの発熱を回路基板22とベース26と放熱板28とを順に介して複数の開口部30aから効率良く放熱することができると共に樹脂封止部30のうち複数の開口部30aが形成されていない部位で放熱板28を保持することにより放熱板28と樹脂封止部30との界面剥離が生じるのを抑制することができる。この結果、信頼性を確保しながら放熱性能の向上を図ることができる。しかも、複数の開口部30aの形成に伴って樹脂封止部30の上面側に凹部30bを形成するから、樹脂封止部30の上面側と下面側との樹脂の配分バランスを良好なものとすることができ、樹脂封止部30と他の部材(回路基板22やベース26,放熱板28)との間で作用する熱応力をより低減させることができる。また、円形の複数の開口部30aを千鳥足状に配列したから、樹脂封止部30の下面側の開口部30aが形成されていない部位での強度を確保して回路基板22やベース26,放熱板28にそりが生じるのを抑制することができる。もとより、回路基板22の裏面に接着されたベース26をパッケージ側面から外部へ露出するから、電子部品21a,21b,21cの発熱を回路基板22,ベース26を介して側面から外部へ放熱することができ、放熱性能をさらに向上させることができる。
実施例の電子回路装置20では、樹脂封止部30の下面側に複数の開口部30aを千鳥足状に配設するものとしたが、これに限定されるものではなく、樹脂封止部の下面に複数の開口部が配設されているものであれば、例えば、図6の変形例の電子回路装置120に示すように、中央部に略長方形状の島部132が形成されると共に四隅と島部132とが4本のリブ134で連結されるよう4つの開口部130aを形成するなどとするものとしてもよい。これにより、島部132と4本のリブ134とによって放熱板28を保持するから、回路基板22やベース26,放熱板28にそりが生じるのを抑制することができるなど、熱応力に対する信頼性を高めることができる。
実施例の電子回路装置20では、ベース26をリード端子24と同一のリードフレーム23を用いて形成するものとしたが、これに限定されるものではなく、ベース26をリード端子24と別個に形成するものとしてもよい。この場合、ベース26を、リード端子24と同一材料を用いて形成するものとしてもよいし、異なる材料を用いて形成するものとしても構わない。
実施例の電子回路装置20では、ベース26の裏面に放熱板28を備えて電子部品21a,21b,21cの発熱を回路基板22,ベース26,放熱板28を介して複数の開口部30aから放熱するものとしたが、放熱板28を備えないものとしてもよい。この場合、樹脂封止部30の複数の開口部30aからはベース26の下面の一部が露出された状態となり、電子部品21a,21b,21cの発熱は回路基板22,ベース26を介して側面から外部へ放熱されると共に下面の複数の開口部30aから放熱されることになる。
実施例の電子回路装置20では、樹脂封止部30の上面の中央部に略長方形状の凹部30bを形成するものとしたが、これに限定されるものではなく、回路基板22に実装する電子部品21a,21b,21cの配置にもよるが、周辺部に形成するものとしても構わない。また、凹部の形状も長方形状にするものに限られず、円形状や楕円形状にするものなど如何なる形状としても差し支えない。ただし、樹脂形成のバランスを考えると、装置の中心線に対して対称となる形状とすることが望ましい。さらに、こうした凹部30bを形成しないものとしても構わない。
実施例の電子回路装置20では、車載されたオートマチックトランスミッション(AT)10を制御するAT用の電子制御ユニットとして構成するものとしたが、これに限定されるものではなく、他の車載用の機器(内燃機関や電動モータなど)を制御する電子制御ユニットとして構成するものとしてもよいし、車載用以外の他の如何なる機器を処理する電子回路装置として構成するものとしても構わない。
ここで、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、回路基板22が「回路基板」に相当し、リード端子24が「外部接続端子」に相当し、ベース26が「ベース部材」に相当し、樹脂封止部30が「樹脂部」に相当し、凹部30bが「樹脂削減部」に相当する。また、放熱板28が「ヒートシンク」に相当する。なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための最良の形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、電子回路の製造産業に利用可能である。
10 オートマチックトランスミッション、12 バルブボディ、14 オイルパン、16 ストレーナ、16a フィルタ、18 ユニット台、18a ねじ、18b 開口部、20,20B,120 電子回路装置、21a,21b,21c 電子部品、22 回路基板、23 リードフレーム、24 リード端子、26 ベース、28 放熱板、26a 凹部、30 樹脂封止部、30a,130a 開口部、30b 凹部、132 島部、134 リブ。
Claims (9)
- 電子部品が回路基板上に実装されてなる電子回路装置であって、
前記回路基板と電気的に接続された外部接続端子と、
前記回路基板の裏面に接合されたベース部材と、
樹脂を用いて前記回路基板を封止すると共に一部が側面から露出した状態で前記ベース部材と前記外部接続端子とを封止する樹脂部と、
を備え、
前記樹脂部は、下面側には複数の開口部が形成されてなる
ことを特徴とする電子回路装置。 - 前記樹脂部は、上面側には面の一部に樹脂を削減した樹脂削減部が形成されてなる請求項1記載の電子回路装置。
- 前記樹脂削減部は、上面の中央部に形成されてなる請求項2記載の電子回路装置。
- 前記樹脂削減部は、略長方形状の領域に形成されてなる請求項3記載の電子回路装置。
- 前記回路基板上に外周部よりも中央部に高さの低い電子部品が配置されてなる請求項3または4記載の電子回路装置。
- 前記複数の開口部は、千鳥足状に配置されてなる請求項1ないし5いずれか1項に記載の電子回路装置。
- 前記複数の開口部は、前記樹脂部が四隅から中央部に向かってリブを形成するよう配置されてなる請求項1ないし5いずれか1項に記載の電子回路装置。
- 請求項1ないし7いずれか1項に記載の電子回路装置であって、
前記ベース部材の下面にヒートシンクが接合され、
前記樹脂部は、前記複数の開口部だけから前記ヒートシンクが露出するよう封止してなる
電子回路装置。 - 自動変速機を制御する電子制御ユニットとして該自動変速機に組み込まれた請求項1ないし8いずれか1項に記載の電子回路装置であって、
前記電子回路装置は、少なくとも下面が前記自動変速機のオイルパン内に貯留されているオイルに浸漬されるよう配置されてなる
電子回路装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008198645A JP2010040583A (ja) | 2008-07-31 | 2008-07-31 | 電子回路装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2008198645A JP2010040583A (ja) | 2008-07-31 | 2008-07-31 | 電子回路装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010040583A true JP2010040583A (ja) | 2010-02-18 |
Family
ID=42012857
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2008198645A Pending JP2010040583A (ja) | 2008-07-31 | 2008-07-31 | 電子回路装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010040583A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017005009A (ja) * | 2015-06-05 | 2017-01-05 | 株式会社デンソー | 半導体装置 |
CN110925398A (zh) * | 2018-09-20 | 2020-03-27 | 弗兰德有限公司 | 传动装置和用于制造这种传动装置的方法 |
-
2008
- 2008-07-31 JP JP2008198645A patent/JP2010040583A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017005009A (ja) * | 2015-06-05 | 2017-01-05 | 株式会社デンソー | 半導体装置 |
CN110925398A (zh) * | 2018-09-20 | 2020-03-27 | 弗兰德有限公司 | 传动装置和用于制造这种传动装置的方法 |
US11293541B2 (en) | 2018-09-20 | 2022-04-05 | Flender Gmbh | Transmission and method for producing such a transmission |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6065973B2 (ja) | 半導体モジュール | |
JP4466256B2 (ja) | 自動変速機用電子制御装置 | |
EP1995439B1 (en) | Engine control unit | |
US5686758A (en) | Semiconductor device having integral structure of case and external connection terminals | |
JP6875514B2 (ja) | 半導体装置 | |
JP6027945B2 (ja) | 電子制御装置 | |
WO2011117935A1 (ja) | パワーモジュールとその製造方法 | |
JP4593416B2 (ja) | 電子制御装置 | |
JP5556531B2 (ja) | 電子モジュールの取付構造 | |
JP2003115681A (ja) | 電子部品の実装構造 | |
JP2006054481A (ja) | 電子制御装置 | |
JP2004064008A (ja) | 混成集積回路装置およびマルチチップパッケージ装置 | |
JP5699006B2 (ja) | 変速機制御装置及び電子回路装置 | |
JP2010245188A (ja) | 回路モジュール、その放熱構造、その製造方法 | |
JP2010040583A (ja) | 電子回路装置 | |
JP4270086B2 (ja) | 電子制御装置 | |
JP5408320B2 (ja) | 電子制御装置 | |
JP2015133373A (ja) | 回路基板および電子装置 | |
JP2009231351A (ja) | 電子部品の封止構造 | |
JP5239736B2 (ja) | 電子装置 | |
JP2010178490A (ja) | 回路構成体、及び電気接続箱 | |
JP2010040584A (ja) | 電子回路装置 | |
JP2004335493A (ja) | 半導体装置の実装構造 | |
JP2008140979A (ja) | パッケージ型半導体装置 | |
JP2005302882A (ja) | 半導体装置 |