JP2010039603A - 車両の走行安全装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】交差車両とその前方に位置する先行車両の挙動を検知することで、十字路あるいはT字路などの交差点において交差車両との接触を確実に回避するようにした車両の走行安全装置を提供する。
【解決手段】自車Aの周辺の交差車両Bの物体との接触の可能性の有無を判定して接触を回避する車両の走行安全装置において、自車と交差する交差車両と交差車両の前方に位置する先行車両とが検出されているとき、交差車両と先行車両との相対関係を算出すると共に、算出された相対関係に基づいて交差車両の加速度Geを推定し(S12からS24)、交差車両の加速度を検出し(S10)、推定された加速度Geと検出された加速度Gbとを比較し(S26)、推定された加速度が検出された加速度よりも大きい場合、推定された加速度と自車と交差車両との相対関係とに基づいて接触の可能性を判定する(S26からS32)。
【選択図】図2

Description

この発明は車両の走行安全装置に関し、より具体的には十字路などの交差点で交差車両との接触を回避するようにした装置に関する。
自車が非優先道路から交差点に進入するときは、一旦停止した後、発進して進入することになるが、交差点に限らず、自車が停止状態から発進するときは、他車と接触する危険がつきまとう。その意図から、特許文献1記載の技術において、所定のサンプル周期ごとに自車の加減速度の推定値を算出すると共に、交差車両の先頭車両の加減速度の推定値を算出し、次いで2両目以降の各車両の加減速度の推定値を算出し、各車の加減速度の推定値を積分して位置と速度を推定する技術が提案されている。
特許文献1記載の技術にあっては、次いで上記した処理を自車が交差点に進入してからの経過時間が所定値を超える、換言すれば、交差車両の運転者が自車を認識して減速を開始したと判断するまで繰り返し、交差点に進入した時点の後続車両の加減速度の変化に基づいて後続車両を接近車両として報知すべき否か判断するように構成される。
特開2006−178674号公報
特許文献1記載の技術にあっては、加減速度を考慮して交差車両との接触を回避するように構成しているが、特許文献1記載の技術は、自車と交差車両(先頭車両、2両目以降の各車両)が全て無線機を介して車両情報を交信しあう車々間通信可能であることを前提としているため、適用が限られている不都合がある。
従って、この発明の目的は上記した課題を解決し、車々間通信可能であることを前提とすることなく、交差車両とその前方に位置する先行車両の挙動を検知することで、十字路あるいはT字路などの交差点において交差車両との接触を確実に回避するようにした車両の走行安全装置を提供することにある。
上記の目的を解決するために、請求項1にあっては、所定の時間間隔で自車の周辺の物体を検出する物体検出手段と、前記物体検出手段の検出結果に基づいて自車と前記物体との相対距離と相対速度とからなる相対関係を算出する相対関係算出手段と、前記算出された相対関係に基づいて自車と前記物体との接触の可能性の有無を判定する接触可能性判定手段と、前記接触の可能性があると判定された場合、前記自車と前記物体との接触回避を支援する接触回避支援手段を作動させる支援作動手段とを備えた車両の走行安全装置において、前記物体として自車と交差する交差車両と前記交差車両の前方に位置する先行車両とが検出されているとき、前記交差車両と前記先行車両との相対関係を算出すると共に、前記算出された相対関係に基づいて前記交差車両の加速度を推定する加速度推定手段と、前記交差車両の加速度を検出する加速度検出手段と、前記推定された加速度と前記検出された加速度とを比較する比較手段とを備えると共に、前記接触可能性判定手段は、前記推定された加速度が前記検出された加速度よりも大きい場合、前記推定された加速度と自車と前記交差車両との相対関係とに基づいて前記接触の可能性を判定する如く構成した。
請求項2に係る車両の走行安全装置にあっては、前記加速度推定手段は、前記先行車両が加速しているとき、前記交差車両の加速度を推定する如く構成した。
請求項3に係る車両の走行安全装置にあっては、前記加速度推定手段は、前記先行車両が走行路を変更して前記交差車両の前方に位置しなくなったとき、前記交差車両の加速度を推定する如く構成した。
請求項4に係る車両の走行安全装置にあっては、前記加速度推定手段は、前記交差車両が走行する走行路の制限速度、実勢速度、および前記交差車両と同一方向に走行する第2の交差車両の走行速度の少なくともいずれかが取得できるとき、前記取得された速度に基づいて前記交差車両の加速度を推定する如く構成した。
尚、「交差」は一般に直角または斜めに交わることを意味するが、この明細書で「交差車両」は自車と交差するような位置にある車両、例えば自車が十字路あるいはT字路などの非優先道路にあるとき、前方の優先道路を走行する車両などを意味する。
請求項1にあっては、自車の周辺の物体との相対距離と相対速度とからなる相対関係を算出し、算出された相対関係に基づいて自車との接触の可能性の有無を判定し、接触の可能性があると判定された場合、接触回避を支援する接触回避支援手段を作動させる車両の走行安全装置において、物体として自車と交差する交差車両とその前方に位置する先行車両とが検出されているとき、交差車両と先行車両との相対関係に基づいて交差車両の加速度を推定すると共に、交差車両の加速度を検出し、推定された加速度が検出された加速度よりも大きい場合、推定された加速度と自車と交差車両との相対関係とに基づいて接触の可能性を判定する如く構成したので、車々間通信可能であることを前提とすることなく、交差車両の前方に位置する先行車両の挙動を検知することで交差車両の挙動を正確に検知することができ、よって十字路あるいはT字路などの交差点において交差車両との接触を確実に回避することができる。
請求項2に係る車両の走行安全装置にあっては、先行車両が加速しているとき、交差車両の加速度を推定する如く構成したので、上記した効果に加え、交差車両の挙動を一層正確に検知することができる。
請求項3に係る車両の走行安全装置にあっては、先行車両が走行路を変更して交差車両の前方に位置しなくなったとき、交差車両の加速度を推定する如く構成したので、上記した効果に加え、同様に交差車両の挙動を一層正確に検知することができる。
請求項4に係る車両の走行安全装置にあっては、交差車両が走行する走行路の制限速度、実勢速度、および交差車両と同一方向に走行する第2の交差車両の走行速度の少なくともいずれかが取得できるとき、取得された速度に基づいて交差車両の加速度を推定する如く構成したので、上記した効果に加え、走行路の実際の状況を換算することで、交差車両の挙動を一層正確に検知することができる。
以下、添付図面に即してこの発明に係る車両の走行安全装置を実施するための最良の形態について説明する。
図1はこの発明の実施例に係る車両の走行安全装置を全体的に示す概略図である。
図1において、符号10は走行安全装置を示し、装置10は、内燃機関(図に「ENG」と示す。以下「エンジン」という)12の駆動力を自動変速機(図に「T/M」と示す)14から駆動輪(図示せず)に伝達する車両(自車。エンジン12、自動変速機14などで部分的に示す)Aに搭載され、制御装置20と、ブレーキアクチュエータ22と、EPS(Electric Power Steering)アクチュエータ24と、警報装置26とを備える。
制御装置20は、走行制御部30と、ブレーキ制御部32と、EPS制御部34からなる。これら制御部は全てCPU,ROM,RAMなどからなるマイクロコンピュータを備えると共に、相互に通信自在に構成される。
ブレーキアクチュエータ22は、ブレーキペダル(図示せず)の踏み込み力を増力するマスタバック(図示せず)と、増力された踏み込み力で制動圧を発生し、ブレーキ油圧機構(図示せず)を介して駆動輪と従動輪に装着されたブレーキを動作させるマスタシリンダ(図示せず)からなる。
ブレーキ制御部32はブレーキアクチュエータ22に接続される。ブレーキ制御部32は、走行制御部30の指令に応じ、ブレーキ油圧機構を介して乗員(運転者)のブレーキペダル操作とは独立にブレーキアクチュエータ22を動作させる自動ブレーキを実行することで自車Aの走行を制動(減速)する。
EPSアクチュエータ24は、前輪が駆動輪である場合を例にとって説明すると、ステアリングシャフトなどから伝達されるステアリングホイール(図示せず)の回転運動をピニオンを介してラック(共に図示せず)の往復運動に変換し、タイロッド(図示せず)を介して前輪を転舵させる機構において、そのラック上に配置された電動機からなる。
EPS制御部34はEPSアクチュエータ24に接続される。EPS制御部34は、走行制御部30の指令に応じ、EPSアクチュエータ24を動作させて乗員(運転者)に操舵トルクを付与して乗員の操舵をアシストする。
警報装置26は自車Aの運転席付近に設置されたオーディオスピーカとインディケータ(共に図示せず)を備え、走行制御部30に接続される。走行制御部30は警報装置26を動作させ、音声と視覚を介して乗員に警報する。
上記に加え、装置10は、撮影装置40、レーダ装置42などのセンサ類を備える。撮影装置40は、CCDカメラやC−MOSカメラからなるカメラ40aと画像処理部40bからなる。カメラ40aは自車Aのフロントウィンドウ内の車室側でルームミラー近傍の位置に配置され、フロントウィンドウ越しに進行方向前方(周辺)を撮影する。画像処理部40bは、カメラ40aで撮影して得た画像を入力し、フィルタリングや二値化などの画像処理を行って画像データを生成し、走行制御部30に出力する。
レーダ装置42は、自車Aのボディのノーズ部などに配置されてレーザ光やミリ波などの電磁波を所定の時間間隔で自車Aの進行方向前方などの周辺に発信(送信)するレーダ42aと、それが自車Aの周辺に存在する物体によって反射されて生じた反射波を受信するレーダ処理部42bからなる。レーダ処理部42bは反射波の有無から物体を検出すると共に、物体が検出されるときはその距離、方位、移動速度を検出して走行制御部30に出力する。
操舵トルクセンサ44はステアリングホイールとEPSアクチュエータ24の間に配置され、ステアリングホイールから乗員が入力(操作)した操舵力(操舵トルク)の方向と大きさに応じた出力を生じる。操舵角センサ46はステアリングシャフトの付近に配置され、ステアリングホイールを通じて乗員が入力(操作)した操舵角の方向と大きさに応じた出力を生じる。
自車Aの重心位置付近にはヨーレートセンサ48が配置され、自車Aの鉛直軸(ヨー軸)回りのヨーレート(回転角速度)に応じた出力を生じると共に、駆動輪のドライブシャフト(図示せず)の付近には車速センサ50が配置され、駆動輪の所定回転ごとにパルスを出力する。
上記したセンサの出力も走行制御部30に送られ、走行制御部30はそれらの入力値から操舵トルクなどを検出すると共に、車速センサ50の出力をカウントして自車Aの走行速度である車速を検出する。
装置10は、さらに、ナビゲーション装置54を備える。ナビゲーション装置54は、現在位置検出部54aと、ナビゲーション処理部54bと、地図データ記憶部54cと、入力部54dと、表示部54eと、交通情報取得部54fからなる。
現在位置検出部54aは、GPS(Global Positioning System)信号などの測位信号を受信する測位信号受信部54a1と、自車Aの水平面での向きや鉛直方向に対する傾斜角度などに応じた信号を出力するジャイロセンサ54a2を備え、受信した測位信号あるいはジャイロセンサ54a2と前記した車速センサ50の出力に基づく自律航法に基づいて自車Aの現在位置を算出する。
地図データ記憶部54cはCD−ROMなどの記憶媒体からなり、自車Aが走行する道路の幅員、車線数、交差点などを含む地図(道路)データを記憶(格納)する。入力部54dはスイッチ群やキーボードなどからなり、表示部54eはディスプレイを備える。交通情報取得部54fは、VICS(登録商標)あるいはインターナビ(登録商標)などからの道路交通情報あるいは局所的な天候情報も含む交通情報を受信(取得)する。
ナビゲーション処理部54bは、地図データ記憶部54cに記憶される地図(道路)データにおいて現在位置検出部54aで得られる自車Aの現在位置、あるいは入力部54dに入力される自車Aの位置などを表示部54eに表示させる。ナビゲーション処理部54bと走行制御部30は通信自在に接続され、ナビゲーション処理部54bは自車Aが走行する位置を道路地図データ上に特定する情報を走行制御部30に出力する。
図2は、図1に示す装置10、より具体的には装置10の制御装置20の内の走行制御部30の動作を示すフロー・チャートである。図示のプログラムは所定の時間間隔、例えば100msecごとに実行される。
尚、図2に示す処理は、図3に示す如く、十字路(交差点)に自車(符号Aでも示す)Aと、交差車両Bと、その前方に位置する先行車両Cと、交差車両Bなどと同一方向に走行する第2の交差車両Dが存在する状況を前提とする。
図3でA,B,C,Dに付した添え字は離散系のサンプル時刻、換言すれば時系列上の位置を示すが、図2の処理は添え字1の状態を前提とする。即ち、自車Aは非優先道路で停止して位置A-1にあり、交差点を横断して位置A-2を目指し、前方の優先道路を走行する交差車両Bは位置B-1にあり、その前方に先行車両Cが位置C-1で停止していることから、位置B-2に向けて減速中であり、第2の交差車両Dは位置D-1を走行する状況を前提とする。
図2の処理を説明すると、S10において撮影装置40および/またはレーダ装置42の出力から交差車両B、先行車両C、第2の交差車両Dのそれぞれの位置P、速度V、加速度Gを取得(検出あるいは算出)する。即ち、撮影装置40とレーダ装置42のいずれか、またはその双方から位置Pなどを取得する。
次いでS12に進み、先行車両Cが加速して図3に実線αで示すように直進しているか否か判断し、肯定されるときはS14に進み、交差車両Bは先行車両Cに追従走行すると仮定して交差車両Bの推定加速度Geを算出する。
具体的には、交差車両Bは以下の式に示す加減速度Gb’を発生させることで先行車両Cに追従走行するものとみなし、その加減速度Gb’を算出する。
Gb’=−Kp(dref−d)+KvΔV
上記で、Kp,Kv:定数、dref:交差車両Bと先行車両Cの間の目標車間距離、d:交差車両Bと先行車両Cの間の現在の車間距離、ΔV:先行車両Cの速度Vc−交差車両Bの速度Vb、である。
即ち、交差車両Bと先行車両Cの間の現在の車間距離dが目標値drefより大きいときは加速、小さいときは減速、ΔVが正のときは加速、負のときは減速となるような加減速度Gb’を求め、次いで求めた加減速度Gb’を推定加速度Geと置き換える。
他方、S12で否定されるときはS16に進み、先行車両Cが図3にβで示すように進路変更して位置C-2に移動し、交差車両Bの前方に障害物が存在しなくなったか否か判断し、肯定されるときはS18に進み、交差車両Bが走行する走行路の制限速度か実勢速度Vlを取得する。
ここで「制限速度」は道路交通法令に規定される制限速度を、「実勢速度」は自由流状態において運転者により選択される走行速度の観測値を意味する。制限速度と実勢速度を速度Vlと総称するが、速度Vlは撮影装置40やレーダ装置42の出力から検出することは難しいので、前記した交通情報取得部54fを介して取得する。
次いでS20に進み、速度Vlが取得できたか否か判断し、肯定されるときはS22に進み、以下の式に従って交差車両Bの目標速度Vtを算出する。
先ず、速度Vlと、S10で検出された第2の交差車両Dの走行速度Vdのうちの大きい方の値をVtとして選択する。
Vt=max(Vl,Vd)
次いで交差車両Bは目標速度Vtまで加速するとみなし、以下の式に従って推定加速度Geを算出する。
Ge=Kv(Vt−Vb)
上記でKv:定数、Vb:S10で検出された交差車両Bの走行速度、である。
尚、S20で否定されるときはS24に進み、推定加速度Geは所定値Gnとする。所定値Gnは、前方に障害物が存在しなくなった状況で運転者が普通発生させる加速度を意味し、固定値あるいは交差車両Bの現在の走行速度Vbに応じて設定される値を意味する。
次いでS26に進み、推定加速度GeとS10で検出された交差車両Bの加速度Gbとの差ΔGを算出すると共に、算出された差ΔGがしきい値Gthを超えるか否か判断する。しきい値Gthは予め定められた正の値である。
S26で肯定されるときはS28に進み、交差車両Bの検出加速度Gbを推定加速度Geに補正する。尚、S26あるいはS16で否定されるときはS28の処理をスキップする。
次いでS30に進み、車速センサ50などから検出された自車Aの走行速度と操舵角とヨーレートから自車Aの進路を予測すると共に、自車Aと交差車両Bの相対距離と相対速度からなる相対関係を算出し、次いで交差車両Bの位置、速度、加速度(GbまたはGe)を用い、等加速度運動すると仮定して交差車両Bの進路を予測する。
次いで、S32に進み、算出された相対関係に基づいて自車Aと交差車両Bとの接触の可能性があるか否か、より具体的には、ある時刻の自車Aと交差車両Bの予測位置の相対距離が、あるしきい値以下か否か判断することで自車Aと交差車両Bとの接触の可能性があるか否か判定する。
S32で否定されるときは以降の処理をスキップすると共に、肯定されるときはS34に進み、交差車両Bとの接触回避を支援する接触回避支援手段(警報装置26および/またはブレーキアクチュエータ22)を作動させて接触回避を支援する。尚、S32で否定されるときは、S34の処理をスキップする。
上記の如く、この実施例にあっては、所定の時間間隔で自車Aの周辺の物体(交差車両Bなど)を検出する物体検出手段(撮影装置40、レーダ装置42、走行制御部30,S10)と、前記物体検出手段の検出結果に基づいて自車Aと前記物体との相対距離と相対速度とからなる相対関係を算出する相対関係算出手段(走行制御部30,S30)と、前記算出された相対関係に基づいて自車Aと前記物体との接触の可能性の有無を判定する接触可能性判定手段(走行制御部30,S32)と、前記接触の可能性があると判定された場合、前記自車と前記物体との接触回避を支援する接触回避支援手段を作動させる支援作動手段(走行制御部30,S34)とを備えた車両の走行安全装置10において、前記物体として自車Aと交差する交差車両Bと前記交差車両の前方に位置する先行車両Cとが検出されているとき、前記交差車両Bと前記先行車両Cとの相対関係を算出すると共に、前記算出された相対関係に基づいて前記交差車両Bの加速度Geを推定する加速度推定手段(走行制御部30,S12からS24)と、前記交差車両Bの加速度Gbを検出する加速度検出手段(走行制御部30,S10)と、前記推定された加速度Geと前記検出された加速度Gbとを比較する比較手段(走行制御部30,S26)とを備えると共に、前記接触可能性判定手段は、前記推定された加速度が前記検出された加速度よりも大きい場合、前記推定された加速度と自車と前記交差車両との相対関係とに基づいて前記接触の可能性を判定する(走行制御部30,S26からS32)如く構成した。
このように、交差車両Bの前方に位置する先行車両Cの挙動を検知することで交差車両Bの挙動を正確に検知することができ、よって十字路あるいはT字路などの交差点において交差車両Bとの接触を確実に回避することができる。また、自車Aは無線機を備えず、それを介して車両情報を交信しあう車々間通信を予定しないことから、自車Aおよび交差車両Bなどは車々間通信可能であることを前提とするものではないため、この発明の適用が限られる不都合がない。
即ち、推定加速度Geが検出加速度Gbを超えるとき、交差車両Bの加速度を検出加速度Gbから推定加速度Geに補正するので、図3に示す状況において交差車両Bの位置をB-2ではなく、B-3と判定することができ、自車Aが位置A-2に進むとき、進路上に存在して接触の可能性があると判定して接触回避支援手段を作動させることができ、よって十字路あるいはT字路などの交差点において交差車両Bとの接触を確実に回避することができる。
また、前記加速度推定手段は、前記先行車両Cが加速しているとき、前記交差車両Bの加速度を推定する(走行制御部30,S12,S14)如く構成したので、上記した効果に加え、交差車両Bの挙動を一層正確に検知することができる。
また、前記加速度推定手段は、前記先行車両Cが走行路を変更して前記交差車両Bの前方に位置しなくなったとき、前記交差車両の加速度を推定する(走行制御部30,S16からS24)如く構成したので、上記した効果に加え、同様に交差車両Bの挙動を一層正確に検知することができる。
即ち、推定加速度Geが検出加速度Gbを超えるとき、交差車両Bの加速度を検出加速度Gbから推定加速度Geに補正するので、同様に図3に示す状況において交差車両Bの位置をB-2ではなく、B-3と判定することができ、自車Aが位置A-2に進むとき、接触の可能性があると判定して接触回避支援手段を作動させることができる。
また、前記加速度推定手段は、前記交差車両Bが走行する走行路の制限速度、実勢速度(速度Vl)、および前記交差車両Bと同一方向に走行する第2の交差車両Dの走行速度Vdの少なくともいずれかが取得できるとき、前記取得された速度に基づいて前記交差車両Bの加速度を推定する(走行制御部30,S16からS24)如く構成したので、上記した効果に加え、走行路の実際の状況を換算することで、交差車両の挙動を一層正確に検知することができる。
即ち、同様に図3に示す状況において交差車両Bの位置をB-2ではなく、B-3と判定することができ、自車Aが位置A-2に進むとき、接触の可能性があると判定して接触回避支援手段を作動させることができる。
尚、上記において交差車両Bと先行車両Cに加え、第2の交差車両Dの存在を前提として図2の処理を説明したが、第2の交差車両Dの存在は必須ではない。
また、上記において乗員に報知するとき、警報装置26の音声による報知に加え、あるいはそれに代え、ナビゲーション装置54の表示部54eを用いて視覚によって報知しても良い。
この発明の実施例に係る車両の走行安全装置を全体的に示す概略図である。 図1に示す装置の動作を示すフロー・チャートである。 図2に示す処理を説明する説明図である。
符号の説明
10 車両の走行安全装置、20 制御装置、22 ブレーキアクチュエータ、24 EPSアクチュエータ、26 警報装置、30 走行制御部、32 ブレーキ制御部、34 EPS制御部、40 撮影装置、42 レーダ装置、48 ヨーレートセンサ、50 車速センサ、54 ナビゲーション装置、A 車両(自車)、B 交差車両、C 先行車両、D 第2の交差車両

Claims (4)

  1. 所定の時間間隔で自車の周辺の物体を検出する物体検出手段と、前記物体検出手段の検出結果に基づいて自車と前記物体との相対距離と相対速度とからなる相対関係を算出する相対関係算出手段と、前記算出された相対関係に基づいて自車と前記物体との接触の可能性の有無を判定する接触可能性判定手段と、前記接触の可能性があると判定された場合、前記自車と前記物体との接触回避を支援する接触回避支援手段を作動させる支援作動手段とを備えた車両の走行安全装置において、前記物体として自車と交差する交差車両と前記交差車両の前方に位置する先行車両とが検出されているとき、前記交差車両と前記先行車両との相対関係を算出すると共に、前記算出された相対関係に基づいて前記交差車両の加速度を推定する加速度推定手段と、前記交差車両の加速度を検出する加速度検出手段と、前記推定された加速度と前記検出された加速度とを比較する比較手段とを備えると共に、前記接触可能性判定手段は、前記推定された加速度が前記検出された加速度よりも大きい場合、前記推定された加速度と自車と前記交差車両との相対関係とに基づいて前記接触の可能性を判定することを特徴とする車両の走行安全装置。
  2. 前記加速度推定手段は、前記先行車両が加速しているとき、前記交差車両の加速度を推定することを特徴とする請求項1記載の車両の走行安全装置。
  3. 前記加速度推定手段は、前記先行車両が走行路を変更して前記交差車両の前方に位置しなくなったとき、前記交差車両の加速度を推定することを特徴とする請求項1記載の車両の走行安全装置。
  4. 前記加速度推定手段は、前記交差車両が走行する走行路の制限速度、実勢速度、および前記交差車両と同一方向に走行する第2の交差車両の走行速度の少なくともいずれかが取得できるとき、前記取得された速度に基づいて前記交差車両の加速度を推定することを特徴とする請求項3記載の車両の走行安全装置。
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