JP2010038626A - 超音波式物体方位検出装置 - Google Patents

超音波式物体方位検出装置 Download PDF

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Abstract

【課題】超音波を利用した物体位置検出装置において、受信素子に付着物が付着していたり受信系の温度特性にばらつきが発生していたりする条件下でも、物体の方位を適切に検出する。
【解決手段】超音波式物体位置検出装置1は、送信波の一部が回折してアレイ状に配置された受信マイク5a,5bに直接回り込んだ回り込み波の位相を算出し、基準温度の条件下で算出した回り込み波の位相を初期位相として記憶し、回り込み波の位相、初期位相及び現在の音速に基づいて位相補正量を算出し、反射波の位相を当該算出した位相補正量に基づいて補正し、受信マイク5aが受信した反射波の位相を補正した補正後の反射波の位相と受信マイク5bが受信した反射波の位相を補正した補正後の反射波の位相との差である位相差、受信マイク5aと受信マイク5bとの間隔及び現在の音速に対応する送信波の波長に基づいて物体の方位を検出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、パルス状の超音波を送信波として送信し、送信波が物体で反射した反射波をアレイ状に配置されている複数の受信素子により受信し、複数の受信素子のうち一の受信素子が受信した反射波の位相と他の受信素子が受信した反射波の位相との差である位相差、一の受信素子と他の受信素子との間隔及び送信波の波長に基づいて物体の方位を検出する超音波式物体方位検出装置に関する。
パルス状の超音波を送信波として送信し、送信波が物体で反射した反射波をアレイ状に配置されている複数の受信素子により受信し、複数の受信素子のうち一の受信素子が受信した反射波の位相と他の受信素子が受信した反射波の位相との差である位相差、一の受信素子と他の受信素子との間隔及び送信波の波長に基づいて物体の方位を検出する超音波式物体方位検出装置が供されている。
ところで、このような超音波を利用する構成では、超音波を送受信する送信素子及び受信素子を外部に露出させる必要があるので、一の受信素子が受信した反射波の位相と他の受信素子が受信した反射波の位相との差である位相差(受信素子間の位相差)を用いて物体の方位を検出する方法では、受信素子に雨滴やゴミなどが付着物として付着していたり受信系の温度特性にばらつきが発生していたりすると、位相ずれが発生し、物体の方位を検出する検出精度が低下するという問題があった。
このような問題を解決するものではないが、関連技術として、複数の受信素子により受信した反射波を監視することで動作不良を検出する構成や(例えば特許文献1参照)、送信波として電波を用い、装置前面に配置されたレドームからの反射波を受信し、受信系の温度特性のばらつきに起因して発生する位相差を初期位相差として記憶しておき、運用時の位相差と初期位相差とに基づいて運用時の位相差を補正する構成(例えば特許文献2)が開示されている。
特開2006−242650号公報 特開2007−93480号公報
しかしながら、特許文献1,2に開示されている技術では、受信素子が外部に露出した状態において、付着物が付着していることや受信系の温度特性にばらつきが発生していることに起因して物体の方位を検出する検出精度が低下するという問題を解決するには至っていない。
本発明は、上記した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、受信素子が外部に露出した状態において、受信素子に付着物が付着していたり受信系の温度特性にばらつきが発生していたりする条件下でも、物体の方位を検出する検出精度が低下することを未然に回避することができ、物体の方位を適切に検出することができる超音波式物体方位検出装置を提供することにある。
請求項1に記載した発明によれば、パルス状の超音波を送信素子から送信波として送信手段が送信し、その送信手段から送信された送信波が物体で反射した反射波を、アレイ状に配置されている複数の受信素子により受信すると、方位検出手段は、受信手段のうち一の受信素子が受信した反射波の位相と他の受信素子が受信した反射波の位相との差である位相差、一の受信素子と他の受信素子との間隔及び送信波の波長に基づいて物体の方位を検出する。
ここで、回り込み波位相算出手段は、送信手段から送信された送信波の一部が回折して複数の受信素子に直接回り込んだ回り込み波の位相を複数の受信素子毎に算出し、初期位相記憶手段は、音速が所定速度の条件下で過去に回り込み波位相算出手段が算出した回り込み波の位相を初期位相として記憶し、位相補正量算出手段は、音速推定手段が推定した音速に基づいて音速変化に起因する位相変化量を複数の受信素子毎に算出し、回り込み波位相算出手段が算出した回り込み波の位相、初期位相記憶手段に記憶されている初期位相及び当該算出した音速変化に起因する位相変化量に基づいて位相補正量を複数の受信素子毎に算出し、位相補正手段は、複数の受信素子が受信した反射波の位相を位相補正量算出手段が算出した位相補正量に基づいて複数の受信素子毎に補正する。そして、方位検出手段は、一の受信素子が受信した反射波の位相を位相補正手段により補正した補正後の反射波の位相と他の受信素子が受信した反射波の位相を位相補正手段により補正した補正後の反射波の位相との差である位相差、一の受信素子と他の受信素子との間隔及び音速推定手段が推定した音速に対応する送信波の波長に基づいて物体の方位を検出する。
すなわち、このものによれば、超音波が回折し易いという性質に着目し、送信波が送信手段から送信されると、その送信波の一部が回折して複数の受信素子に直接回り込んで回り込み波が発生するが、受信素子に付着物が付着していたり受信系の温度特性にばらつきが発生していたりして位相ずれが発生したとしても、送信波の一部が回折して複数の受信素子に直接回り込んだ回り込み波と、送信波が物体で反射して複数の受信素子により受信された反射波との位相関係は保持されるため、回り込み波の位相ずれから位相補正量を算出し反射波の位相を補正することで、反射波の位相ずれを補正することができる。これにより、受信素子に付着物が付着していたり、受信系の温度特性にばらつきが発生していたりする条件下でも、物体の方位を検出する検出精度が低下することを未然に回避することができ、物体の方位を適切に検出することができる。
請求項2に記載した発明によれば、音速推定手段は、温度計測手段により計測した温度を用いて音速を推定する。これにより、温度を計測する精度を高めることで音速を推定する精度を高めることができ、物体の方位を検出する精度を高めることができる。
請求項3に記載した発明によれば、音速推定手段は、送信手段が送信波を送信した送信タイミングと受信手段が回り込み波を受信した受信タイミングとの差である時間差及び送信手段と受信手段との間隔に基づいて音速を推定する。これにより、温度計測手段を用いることなく計算式を用いて音速を推定することができ、音速推定手段の構成を簡素化することができる。
請求項4に記載した発明によれば、位相補正量算出手段は、音速推定手段が推定した音速、送信素子と受信素子との間隔及び送信波の周波数に基づいて音速変化に起因する位相変化量を複数の受信素子毎に算出する。これにより、音速変化に起因する位相変化量を正しく推定することができる。
請求項5に記載した発明によれば、信号増幅手段は、送信手段から送信された送信波の一部が回折して複数の受信素子に直接回り込んだ回り込み波の位相を複数の受信素子毎に回り込み波位相算出手段が算出することが不可であると、これ以降に複数の受信素子が受信した回り込み波に対応する受信信号及び反射波に対応する受信信号を増幅する。これにより、回り込み波の受信強度が十分でなく回り込み波の位相を算出することが不可であると、これ以降に複数の受信素子が受信した回り込み波に対応する受信信号及び反射波に対応する受信信号を増幅することにより、回り込み波の位相ずれを適切に補正することができ、反射波の位相ずれをも適切に補正することができる。
請求項6に記載した発明によれば、報知手段は、送信手段から送信された送信波の一部が回折して複数の受信素子に直接回り込んだ回り込み波の位相を複数の受信素子毎に回り込み波位相算出手段が算出することが不可であると、報知動作を行う。これにより、回り込み波の受信強度が十分でなく回り込み波の位相を算出することが不可である旨をユーザに知らせることができ、受信素子に何らか(付着物が付着していたり故障していたりするなど)の不具合が発生している旨をユーザに知らせることができる。
以下、本発明を、物体の位置を検出する超音波式物体位置検出装置に適用した一実施形態について、図面を参照して説明する。尚、超音波式物体位置検出装置は、例えば車両周囲の障害物を検出することを目的して車両に搭載される車載用超音波ソナーとして適用される。図1は、超音波式物体位置検出装置の構成を機能ブロック図により示している。超音波式物体位置検出装置1は、送信波生成部2と、正弦波発生部3と、送信マイク4(本発明でいう送信手段、送信素子)と、受信マイク5a,5b(本発明でいう受信手段、受信素子)と、信号処理部6とを備えて構成されている。
信号処理部6は、信号増幅部7a,7b(本発明でいう信号増幅手段)と、A/D変換部8a,8bと、直交復調部9と、LPF(ローパスフィルタ)10a〜10dと、回り込み波閾値判定部11と、回り込み波位相算出部12(本発明でいう回り込み波位相算出手段)と、初期位相記憶部13(本発明でいう初期位相記憶手段)と、音速推定部14(本発明でいう音速推定手段)と、位相補正量算出部15(本発明でいう位相補正量算出手段)と、反射波閾値判定部16と、反射波位相検出部17と、位相補正部18(本発明でいう位相補正手段)と、方位検出部19(本発明でいう方位検出手段)と、距離検出部20と、位置検出部21とを備えて構成されている。
送信波生成部2は、所定の角周波数及びパルス数(例えば10パルス)の超音波を送信波として正弦波発生部3及び送信マイク4に出力する。正弦波発生部3は、送信波生成部2から送信波を入力すると、その入力した送信波の角周波数に同期した角周波数の正弦波を発生し、その発生した正弦波を直交復調部9(移相器22及び乗算器23a〜23d)に出力する。この場合、正弦波発生部3は、発生した正弦波を移相することなく乗算器23a,23cに出力すると共に、発生した正弦波を移相器22で移相させて(位相をπ/2だけ変更させて)乗算器23b,23dに出力する。
送信マイク4は、圧電素子がカバーに覆われる形状をなし、圧電素子が駆動することでカバーが共振する共振型マイクにより構成され、送信波生成部2から入力された送信波を圧電素子に供給し、圧電素子が駆動してカバーが共振することで送信波を外部に向けて送信する。ここで、超音波は回折し易いという性質を有しているので、送信マイク4から送信された送信波の一部は回折して受信マイク5a,5bに直接回り込んで回り込み波が発生する。
受信マイク5a,5bは、上記した送信マイク4と同様にして、圧電素子がカバーに覆われる形状をなし、圧電素子が駆動することでカバーが共振する共振型マイクにより構成され、送信マイク4から送信された送信波の一部が回折して直接回り込んだ回り込み波や送信マイク4から送信された送信波が物体で反射した反射波を受信すると、圧電素子が発生した電圧に対応する受信信号を信号増幅部7a,7bに出力する。この場合、送信マイク4と受信マイク5a,5bは、ケース24内に近接して配置され、周囲をシリコンゴム等でポッティングすることにより固定されているが、送信マイク4が送信波を送信する際に発生する固体振動が回り込み波よりも大きくなってしまうと、受信マイク5a,5bが回り込み波を検出不可となってしまうので、送信マイク4が送信波を送信する際に発生する固体振動が受信マイク5a,5bに伝達されないように、送信マイク4と受信マイク5a,5bとの間には壁25が設けられている。また、受信マイク5aと受信マイク5bとの間隔は、送信波生成部2にて生成した送信波の所定の角周波数での波長の0.5倍であることが望ましい。
信号増幅部7a,7bは、回り込み波位相算出部12から増幅率設定指令を入力し、その入力した増幅率設定指令に基づいて増幅率を設定しており、受信マイク5a,5bから受信信号を入力すると、その入力した受信信号を当該設定している増幅率にしたがって増幅してA/D変換部8a,8bに出力する。A/D変換部8a,8bは、信号増幅部7a,7bから受信信号を入力すると、その入力した受信信号を所定のサンプリング周波数(サンプリング定理に基づく送信信号の周波数の2倍以上の周波数であり、例えば4倍の周波数)でサンプリングしてデジタル信号に変換し、そのデジタル信号に変換した受信信号を乗算器23a〜23dに出力する。
直交復調部9は、A/D変換部8a,8bから受信信号を入力すると共に正弦波発生部3から正弦波を入力すると、それら入力した受信信号と正弦波とを乗算器23a,23cにより乗算し、A/D変換部8a,8bから受信信号を入力すると共に正弦波発生部3から移相器22で移相された正弦波を入力すると、それら入力した受信信号と正弦波とを乗算器23b,23dにより乗算し、受信信号を同相成分(I成分)と直交成分(Q成分)とに分離してLPF10a〜10dに出力する。
LPF10a〜10dは、直交復調部9からI成分の受信信号及びQ成分の受信信号を入力すると、それら入力した受信信号の高周波成分を除去し、その高周波成分を除去したI成分の受信信号及びQ成分の受信信号を回り込み波閾値判定部11及び反射波閾値判定部16に出力する。
回り込み波閾値判定部11は、LPF10a〜10dからI成分の受信信号及びQ成分の受信信号を入力すると、それら入力した複素信号から受信信号の振幅を計算し、その計算した受信信号の振幅が予め設定している閾値(振幅レベル)以上であるときに、その受信信号の振幅が閾値以上になったタイミングに基づいて受信マイク5a,5bが回り込み波を受信した受信タイミングを判定し、その判定した回り込み波の受信タイミングを回り込み波位相算出部12に出力する。
回り込み波位相算出部12は、回り込み波閾値判定部11から回り込み波の受信タイミングを入力すると、その入力した回り込み波の受信タイミングに基づいて回り込み波の位相を算出し、その算出した回り込み波の位相を初期位相記憶部13及び位相補正量算出部15のいずれかに択一的に出力する。この場合、回り込み波位相算出部12は、例えば超音波式物体位置検出装置1が製品出荷される前では算出した回り込み波の位相を初期位相記憶部13に出力し、一方、超音波式物体位置検出装置1が製品出荷された後では算出した回り込み波の位相を位相補正量算出部15に出力する。また、回り込み波位相算出部12は、増幅率設定指令を信号増幅部7a,7bに出力することにより、信号増幅部7a,7bに増幅率を設定し、報知指令を報知部26に出力することにより、報知部26に報知動作を行わせる。
初期位相記憶部13は、回り込み波位相算出部12から回り込み波の位相を入力すると、その入力した回り込み波の位相を初期位相として記憶する。音速推定部14は、温度計(本発明でいう温度計測手段、図示せず)が計測した温度を当該温度計から入力し、その入力した温度を用いて音速を推定し、その推定した音速を位相補正量算出部15に出力する。具体的には、音速推定部14は、温度計が計測した温度を「T(℃)」、音速を「C(m/s)」とすると、「C(m/s)」を、
C=331.5+0.61×T
の計算式にしたがって推定する。
位相補正量算出部15は、回り込み波位相算出部12から回り込み波の位相を入力すると、初期位相記憶部13に記憶されている回り込み波の初期位相を入力すると共に音速推定部14から音速を入力し、音速推定部14から入力した音速に基づいて音速変化に起因する位相変化量を算出し、回り込み波位相算出部12から入力した回り込み波の位相、初期位相記憶部13から入力した回り込み波の初期位相及び当該算出した音速変化に起因する位相変化量に基づいて位相補正量を算出し、その算出した位相補正量を位相補正部18に出力する。
反射波閾値判定部16は、LPF10a〜10dからI成分の受信信号及びQ成分の受信信号を入力すると、それら入力した複素信号から受信信号の振幅を計算し、その計算した受信信号の振幅が予め設定している閾値(振幅レベル)以上であるときに、その受信信号の振幅が閾値以上になったタイミングに基づいて受信マイク5a,5bが反射波を受信した受信タイミングを判定し、その判定した反射波の受信タイミングを反射波位相算出部16及び距離検出部20に出力する。この場合、反射波閾値判定部16が予め設定している閾値と上記した回り込み波閾値判定部11が予め設定している閾値とを比較すると、前者を後者よりも低く設定している。
反射波位相算出部17は、反射波閾値判定部16から反射波の受信タイミングを入力すると、その入力した反射波の受信タイミングに基づいて反射波の位相を算出し、その算出した反射波の位相を位相補正部18に出力する。位相補正部18は、反射波位相算出部17から反射波の位相を入力すると共に位相補正量算出部15から位相補正量を入力すると、その入力した反射波の位相を位相補正量に基づいて補正し、補正した反射波の位相を方位検出部19に出力する。
方位検出部19は、位相補正部18が位相補正量に基づいて補正した反射波の位相を入力すると、受信マイク5aが受信した反射波の位相と受信マイク5bが受信した反射波の位相との差である位相差、受信マイク5aと受信マイク5bとの間隔及び、音速推定部14にて推定された音速における送信波の波長に基づいて物体の方位を検出し、その検出した物体の方位を位置検出部21に出力する。この場合、物体の方位は受信マイク5a,5bを結ぶ線分に直交する方向からのずれで表される。
距離検出部20は、送信波生成部2から送信波の送信タイミングを入力すると共に反射波閾値判定部16から反射波の受信タイミングを入力すると、それら入力した送信波の送信タイミングと反射波の受信タイミングとの差である時間差と、音速推定部14にて推定された音速に基づいて物体までの距離を検出し、その検出した物体までの距離を位置検出部21に出力する。
位置検出部21は、方位検出部19から物体の方位を入力すると共に距離検出部20から物体までの距離を入力すると、それら入力した物体の方位及び物体までの距離に基づいて物体の位置を検出し、その検出した物体の位置を出力する。
次に、上記した構成の作用について、図2ないし図6を参照して説明する。最初に、超音波式物体方位検出装置1が製品出荷される前に回り込み波の初期位相を記憶する手順を説明する。超音波式物体方位検出装置1は、図2に示すように、基準温度(例えば20℃)の条件下で送信波生成部2が生成した送信波を送信マイク4から送信し、送信マイク4から送信された送信波の一部が回折して受信マイク5a,5bに直接回り込んだ回り込み波の位相を回り込み波位相算出部12により算出し、回り込み波の初期位相を初期位相記憶部15に記憶する。そして、超音波式物体方位検出装置1は、受信マイク5a,5bにおける回り込み波の初期位相を初期位相記憶部13に記憶した状態で製品出荷される。尚、超音波式物体方位検出装置1は、基準温度を「T(℃)」とし、基準温度の条件下での音速(本発明でいう所定速度)を「C(m/s)」とすると、「C(m/s)」を、
=331.5+0.61×T
の計算式にしたがって算出する。
次に、超音波式物体方位検出装置1が製品出荷された後で物体の位置を検出する手順を説明する。図3は、上記した超音波式物体位置検出装置1が物体の位置を検出する処理の流れをフローチャートとして示している。超音波式物体位置検出装置1は、送信波生成部2が生成した送信波を送信マイク4から送信する(ステップS1)。次いで、超音波式物体位置検出装置1は、送信マイク4から送信された送信波の一部が回折して受信マイク5a,5bに直接回り込んだ回り込み波に対応する受信信号の振幅が閾値以上であるか否かを判定し、回り込み波の位相を回り込み波位相算出部12により算出することができたか否かを判定する(ステップS2)。
ここで、超音波式物体位置検出装置1は、送信マイク4から送信された送信波の一部が回折して受信マイク5a,5bに直接回り込んだ回り込み波に対応する受信信号の振幅が閾値以上である旨を判定し、回り込み波の位相を回り込み波位相算出部12により算出することができた旨を判定すると(ステップS2にて「YES」)、その時点での(現在の)音速を音速推定部14により推定する(ステップS3)。具体的には、超音波式物体位置検出装置1は、現在の温度を「T(℃)」とし、現在の音速を「C(m/s)」とすると、「C(m/s)」を、
=331.5+0.61×T
の計算式にしたがって推定する。
次いで、超音波式物体位置検出装置1は、このようにして推定した音速に基づいて音速変化に起因する位相変化量を位相補正量算出部15により算出する(ステップS4)。具体的には、物体位置検出装置1は、送信マイク4と受信マイク5aとの間隔を「d」とし、送信マイク4と受信マイク5bとの間隔を「d」とし、送信波の周波数を「f」とし、受信マイク5aにおける音速変化に起因する位相変化量を「ΔθA0」とし、受信マイク5bにおける音速変化に起因する位相変化量を「ΔθB0」とすると、「ΔθA0」及び「ΔθB0」を、
ΔθA0={d/(C/f)−d/(C/f)}×2π
ΔθB0={d/(C/f)−d/(C/f)}×2π
の計算式にしたがって算出する。
次いで、超音波式物体位置検出装置1は、初期位相記憶部13に記憶されている回り込み波の初期位相、上記した計算式にしたがって算出した音速変化に起因する位相変化量、回り込み波位相算出部12で算出した回り込み波の位相に基づいて位相補正量を位相補正量算出部15により算出する(ステップS5)。具体的には、超音波式物体位置検出装置1は、受信マイク5aにおける回り込み波位相算出部12により算出した回り込み波の位相を「θA1」とし、受信マイク5aにおける回り込み波の初期位相を「θA0」とし、受信マイク5bにおける回り込み波位相算出部12により算出した回り込み波の位相を「θB1」とし、受信マイク6bにおける回り込み波の初期位相を「θB0」とし、受信マイク5aにおける位相補正量を「Δθ」とし、受信マイク5bにおける位相補正量を「Δθ」とすると、「Δθ」及び「Δθ」を、
Δθ=θA1−θA0−ΔθA0
=θA1−θA0−{d/(C/f)−d/(C/f)}×2π
Δθ=θB1−θB0−ΔθB0
=θB1−θB0−{d/(C/f)−d/(C/f)}×2π
の計算式にしたがって算出する。
次いで、超音波式物体位置検出装置1は、送信マイク4から送信された送信波が物体で反射されて受信マイク5a,5bにより受信された反射波の位相を反射波位相算出部17により算出し(ステップS6)、その算出した反射波の位相を位相補正量に基づいて補正する(ステップS7)。具体的には、超音波式物体位置検出装置1は、受信マイク5aにおける補正前の反射波の位相を「θ」とし、受信マイク5bにおける補正前の反射波の位相を「θ」とし、受信マイク5aにおける補正後の反射波の位相を「θ´」とし、受信マイク5bにおける補正後の反射波の位相「θ´」とすると、「θ´」及び「θ´」を、
θ´=θ−Δθ
θ´=θ−Δθ
の計算式にしたがって算出する。
次いで、超音波式物体位置検出装置1は、受信マイク5aにおける補正後の反射波の位相「θ´」と受信マイク5bにおける補正後の反射波の位相「θ´」との差である位相差、受信マイク5aと受信マイク5bとの間隔及び、音速推定部14にて推定された音速における送信波の波長に基づいて物体の方位を検出する(ステップS8)。具体的には、超音波式物体位置検出装置1は、受信マイク5aと受信マイク5bとの間隔を「D」とし、送信波の波長を「λ」とし、物体の方位を「φ」とすると、「φ」を、
φ=arcsin(λ×(θ´−θ´)/(2π×D))
λ=C/f
の計算式にしたがって検出する。
次いで、超音波式物体位置検出装置1は、送信波の送信タイミングと反射波の受信タイミングとの差である時間差と、音速推定部14にて推定された音速に基づいて物体までの距離を距離検出部20により検出する(ステップS9)。そして、超音波式物体位置検出装置1は、このようにして検出した物体の方位及び物体までの距離に基づいて物体の位置を位置検出部21により検出する(ステップS10)。
尚、超音波式物体位置検出装置1は、送信マイク4から送信された送信波の一部が回折して受信マイク5a,5bに直接回り込んだ回り込み波に対応する受信信号の振幅が閾値以上でない(閾値未満である)旨を判定し、回り込み波の位相を回り込み波位相算出部12により算出することができなかった旨を判定すると(ステップS2にて「NO」)、現在の増幅率が予め設定している上限値に到達しているか否かを判定する(ステップS11)。
そして、超音波式物体位置検出装置1は、現在の増幅率が予め設定している上限値に到達していない旨を判定すると(ステップS11にて「NO」)、現在の増幅率を予め設定している上昇率にしたがって段階的に上昇させ(ステップS12)、上記したステップS1に戻り、ステップS1以降を繰返して行う。一方、超音波式物体位置検出装置1は、現在の増幅率が予め設定している上限値に到達している旨を判定すると(ステップS11にて「YES」)、報知部26に報知動作を行わせ(ステップS13)、物体の方位を検出することなく一連の処理を終了する。
以上に説明したように、本発明は、図5及び図6に示すように、送信波の一部が回折して受信マイク5a,5bに直接回り込んだ回り込み波と送信波が物体で反射して受信マイク5a,5bにより受信された反射波との位相関係が通常時(付着物が付着されていない状態)であるか異常時(付着物が付着されている状態)であるかに拘らず保持される性質を利用し、回り込み波の位相ずれに基づき反射波の位相ずれを補正するものである。尚、図6は、超音波式物体位置検出装置1から物体(φ60mmのポール)までの距離を「0.5m」に設定し、温度一定の条件下において、受信マイク5aに水滴(1滴)を付着させていない場合と水滴を意図的に付着させた場合とで10回ずつ、受信マイク5aにおける回り込み波及び物体からの反射波の位相を測定した実証実験の結果を示している。
ところで、以上は、受信手段が受信マイク5a,5bの2個の受信マイクからなる構成を説明したが、3個の受信マイクを三角形状に配置して受信手段を構成したり4個の受信マイクを格子状に配置して受信手段を構成したりしても良く、水平方向に配置された受信マイク同士での位相差を算出し、その算出した水平方向に配置された受信マイク同士での位相差、当該受信マイク同士の間隔及び波長に基づいて物体の水平方向の方位を検出し、また、垂直方向に配置された受信マイク同士での位相差を算出し、その算出した垂直方向に配置された受信マイク同士での位相差、当該受信マイク同士の間隔及び波長に基づいて物体の垂直方向の方位を検出することにより、物体の3次元的な位置を検出するようにしても良い。
以上に説明したように本実施形態によれば、超音波式物体位置検出装置1において、送信波の一部が回折して受信マイク5a,5bに直接回り込んだ回り込み波の位相を算出し、基準温度の条件下で算出した回り込み波の位相を初期位相として記憶し、回り込み波の位相、初期位相及び現在の音速に基づいて位相補正量を算出し、反射波の位相を当該算出した位相補正量に基づいて補正し、受信マイク5aが受信した反射波の位相を補正した補正後の反射波の位相と受信マイク5bが受信した反射波の位相を補正した補正後の反射波の位相との差である位相差、受信マイク5aと受信マイク5bとの間隔及び現在の音速に対応する送信波の波長に基づいて物体の方位を検出するように構成した。
これにより、受信マイク5a,5bに付着物が付着していたり受信系の温度特性にばらつきが発生していたりして位相ずれが発生したとしても、回り込み波の位相ずれから位相補正量を算出し反射波の位相を補正することで、反射波の位相ずれを補正することができ、物体の方位を検出する検出精度が低下することを未然に回避することができ、物体の方位を適切に検出することができる。
本発明は、上記した実施形態にのみ限定されるものではなく、以下のように変形または拡張することができる。
送信波を送信する毎に位相補正量を算出するように構成しても良いし、物体位置検出装置1が起動した直後(例えば車両後退時に起動する車載用超音波ソナーであればシフトギアが後退位置に移動した直後)にのみ位相補正量を算出するように構成しても良い。
LPF10a〜10dから回り込み波閾値判定部11に受信信号が出力される時間帯とLPF10a〜10dから反射波閾値判定部16に受信信号が出力される時間帯とを択一的に切替えるようにしても良い。
信号増幅部7a,7bの現在の増幅率が予め設定している上限値に到達している旨を判定した場合に報知部26に報知動作を行わせることに限らず、回り込み波の位相を回り込み波位相算出部12により算出することができなかった旨を判定した場合に、信号増幅部7a,7bの現在の増幅率に拘らず報知部26に報知動作を行わせるようにしても良い。
音速推定部14は、温度計測手段として、白金抵抗温度計やサーミスタ、表面弾性波デバイス、2種類の抵抗の温度特性差を利用したセンサ、ダイオードの温度特性を利用したセンサなどを用いても良い。
位相補正量算出部15において、音速推定部14にて推定された音速、送信マイク4と受信マイク5a,5bとの間隔dA,dB及び送信波の周波数fに基づいて受信マイク5a,5bにおける音速変化に起因する位相変化量を推定する構成に限らず、受信マイク5a,5bにおける音速と位相変化量との関係を予め計測して記憶しておき、その予め計測して記憶した関係を用いて、音速推定部14にて推定された音速に対応する位相変化量を推定するようにしても良い。
本発明の一実施形態を示す機能ブロック図 回り込み波の波形を概略的に示す図 フローチャート 回り込み波の波形及び反射波の波形を概略的に示す図 回り込み波と反射波との位相関係を概略的に示す図 実証実験の結果を示す図
符号の説明
図面中、1は超音波式物体位置検出装置(超音波式物体方位検出装置)、2は送信波生成部(送信波生成手段)、4は送信マイク(送信手段、送信素子)、5a,5bは受信マイク(受信手段、受信素子)、7a,7bは信号増幅部(信号増幅手段)と、11は回り込み波閾値判定部(回り込み波閾値判定手段)、12は回り込み波位相算出部(回り込み波位相算出手段)、13は初期位相記憶部(初期位相記憶手段)、14は音速推定部(音速推定手段)、15は位相補正量算出部(位相補正量算出手段)、18は位相補正部(位相補正手段)、19は方位検出部(方位検出手段)、26は報知部(報知手段)である。

Claims (6)

  1. パルス状の超音波を少なくとも1つ以上の送信素子から送信波として送信する送信手段と、前記送信手段から送信された送信波が物体で反射した反射波をアレイ状に配置されている複数の受信素子により受信する受信手段と、前記受信手段のうち一の受信素子が受信した反射波の位相と他の受信素子が受信した反射波の位相との差である位相差、前記一の受信素子と前記他の受信素子との間隔及び送信波の波長に基づいて物体の方位を検出する方位検出手段とを備えた超音波式物体方位検出装置において、
    前記送信手段から送信された送信波の一部が回折して前記複数の受信素子に回り込んだ回り込み波の位相を前記複数の受信素子毎に算出する回り込み波位相算出手段と、
    音速が所定速度の条件下で過去に前記回り込み波位相算出手段が算出した回り込み波の位相を初期位相として記憶する初期位相記憶手段と、
    音速を推定する音速推定手段と、
    前記音速推定手段が推定した音速に基づいて音速変化に起因する位相変化量を前記複数の受信素子毎に算出し、前記回り込み波位相算出手段が算出した回り込み波の位相、前記初期位相記憶手段に記憶されている初期位相及び当該算出した音速変化に起因する位相変化量に基づいて位相補正量を前記複数の受信素子毎に算出する位相補正量算出手段と、
    前記複数の受信素子が受信した反射波の位相を前記位相補正量算出手段が算出した位相補正量に基づいて前記複数の受信素子毎に補正する位相補正手段とを備え、
    前記方位検出手段は、前記一の受信素子が受信した反射波の位相を前記位相補正手段により補正した補正後の反射波の位相と、前記他の受信素子が受信した反射波の位相を前記位相補正手段より補正した補正後の反射波の位相との差である位相差、前記一の受信素子と前記他の受信素子との間隔及び前記音速推定手段が推定した音速に対応する送信波の波長に基づいて物体の方位を検出することを特徴とする超音波式物体方位検出装置。
  2. 請求項1に記載した超音波式物体方位検出装置において、
    前記音速推定手段は、温度を計測する温度計測手段を備え、前記温度計測手段により計測した温度に基づき音速を推定することを特徴とする超音波式物体方位検出装置。
  3. 請求項1に記載した超音波式物体方位検出装置において、
    前記音速推定手段は、前記送信手段が送信波を送信した送信タイミングと前記受信手段が回り込み波を受信した受信タイミングとの差である時間差及び前記送信手段と前記受信手段との間隔に基づいて音速を推定することを特徴とする超音波式物体方位検出装置。
  4. 請求項1ないし3のいずれかに記載した超音波式物体方位検出装置において、
    前記位相補正量算出手段は、前記音速推定手段が推定した音速、前記送信素子と前記受信素子との間隔及び送信波の周波数に基づいて音速変化に起因する位相変化量を前記複数の受信素子毎に算出することを特徴とする超音波式物体方位検出装置。
  5. 請求項1ないし4のいずれかに記載した超音波式物体方位検出装置において、
    前記送信手段から送信された送信波の一部が回折して前記複数の受信素子に回り込んだ回り込み波の位相を前記複数の受信素子毎に前記回り込み波位相算出手段が算出することが不可である場合にこれ以降に前記複数の受信素子が受信した回り込み波に対応する受信信号及び反射波に対応する受信信号を増幅する信号増幅手段を備えたことを特徴とする超音波式物体方位検出装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載した超音波式物体方位検出装置において、
    前記送信手段から送信された送信波の一部が回折して前記複数の受信素子に回り込んだ回り込み波の位相を前記複数の受信素子毎に前記回り込み波位相算出手段が算出することが不可である場合に報知動作を行う報知手段を備えたことを特徴とする超音波式物体方位検出装置。
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