JP2010037748A - ロック装置 - Google Patents

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【課題】 開閉体の開閉時の衝突音の発生を抑制して小型化が図れるロック装置の提供。
【解決手段】 支持体に取り付けられた開閉体の開閉動をロックするロック装置であって、開閉体の開閉を掌る操作ハンドル1と、開閉体に固定されるハウジング2と、該ハウジング2の内部空間6内に移動可能に保持されるロック部材3と、該ロック部材3を突出方向に付勢するスプリング4とを備え、ハウジング2は、自身の内部空間6と連通するガイド溝10を形成し、ロック部材3は、自身の側面に該ガイド溝10と嵌合する装着突起14を設けて、該装着突起14にOリング5を引っ張られた状態をもって掛け渡す一方、上記ロック部材3の突出量を規制するストッパー機構9を有することにより、大きな衝突音の発生を抑制しながら、ロック装置自体の小型化を図ることを特徴とする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば、自動車のインストルメントパネル側に開閉可能に取り付けられるグローブボックスなどに最適に使用できるロック装置に関するものである。
従来のこの種ロック装置は、下記の特許文献1に記載されているように、グローブボックスのサイドロックとして開発されたもので、グローブボックス本体の意匠面に画成される凹部内にあってグローブボックス本体の開閉を掌る操作ハンドルと、該操作ハンドルを回動可能に支持して上記凹部内で延出する取付壁にネジ止めされる支持枠と、左右一対のスライドピンと、該左右の各スライドピンの進退動を促す左右一対のカム部材と、左右の各スライドピンをインストルメントパネル側に形成されたロック孔方向に付勢する2本のスプリングと、上記各カム部材側に装着されて制動力を発揮するOリングとを備える構成となっている。
そして、斯かるロック装置を組み立てる場合には、各カム部材の外周に形成された装着溝内にOリングを装着した状態を得て、操作ハンドルの背面側に設けられた一対の円筒部内に左右のスプリングとカム部材とを挿入して、該操作ハンドルを支持枠に組み付けた後、この状態のまま、グローブボックス本体の凹部内で延出する取付壁に支持枠をネジ止めして、最後に、上記操作ハンドルの円筒部に挿入されている各カム部材に左右一対のスライドピンを個々に接続すれば、これにより、ロック装置が組み立てられることとなる。
従って、これにより、実際の使用に供せられることとなるが、操作ハンドルを揺動操作させない状態にあっては、左右一対のスライドピンがスプリングの付勢ばね圧で伸長して、グローブボックス本体の側面に形成されている通孔から、インストルメントパネルのロック孔に係入しているので、これにより、グローブボックス本体が閉塞状態にロックされることとなる。
又、斯かるロック状態を解除する場合には、操作ハンドルを把持して引き上げると、操作ハンドルの揺動と連動する各円筒部内に形成された凸部がカム部材のカム溝に沿って移動して、カム部材を円筒部内に引き込ませるので、各スライドピンの先端部がインストルメントパネルのロック孔から後退して、グローブボックス本体が開放方向へ回動することが許容されることとなる。
そして、この時に、操作者が操作ハンドルから手を離すと、これと連動して回転する円筒部の凸部とカム溝との拘束が解かれて、操作ハンドルはスプリングのばね圧で逆方向に急激な勢いで揺動しようとすると同時に、スライドピンもスプリングの付勢ばね圧を受けて急激な勢いでロック孔方向に突出しようとするが、従来のロック装置にあっては、操作ハンドルの円筒部の内面とカム部材の外面間にOリングが摺接しているので、このOリングの制動力で、操作ハンドルはゆっくりと非操作位置方向に揺動して、スライドピンの突出量を規制するストッパー同士が強く衝突することがなくなる。この結果、大きな衝突音の発生が抑制される。
逆に、開放されたグローブボックス本体を閉じる場合には、グローブボックス本体をその閉塞方向へ回動することとなるが、この時には、ロック孔方向に突出する各スライドピンの先端部がインストルメントパネルのロック孔の孔縁に当接して、各スライドピンの先端部が一旦直線的に後退しながら通過して、最終的に、スプリングの付勢ばね圧で、インストルメントパネルのロック孔に係入するので、これにより、上記した閉塞状態にロックされることとなる。
この場合には、円筒部の凸部がカム溝内で直線的に移動して、カム部材を円筒部内に引き込ませることとなるので、スライドピンがロック孔に係入する時には、今度は、スライドピンがスプリングの付勢ばね圧を受けて急激な勢いでロック孔方向に突出しようとするが、同様に、操作ハンドルの円筒部の内面とカム部材の外周間にOリングが摺接しているので、このOリングの制動力で、カム部材は円筒部内をゆっくりとロック孔方向に移動して、その突出量を規制するストッパー同士が強く衝突することがなくなる。従って、この場合も、大きな衝突音を発生させる恐れがなくなる。
特許第4077391号公報
従って、従来のロック装置にあっては、カム部材の外周に制動用のOリングを装着した関係で、グローブボックス本体の開閉時に、大きな衝突音を発生させることを抑制できるので、当該衝突音に起因して、ロック装置の破損を想起させ、操作者に不安感や不信感或いは不快感を与える心配はなくなるが、反面、Oリングをカム部材の外周に装着する場合には、カム部材の外周に凹状の装着溝を形成しなければならないので、該装着溝部の肉厚が薄くなり、これに伴い、カム部材自体の剛性が低下する。この剛性の低下を防ぐため、カム部材の肉厚を厚くすると、自ずと、カム部材が大型となり、ロック装置自体の大型化が余儀なくされている。
本発明は、斯かる従来のロック装置が抱える課題を有効に解決するために開発されたもので、請求項1記載の発明は、支持体に取り付けられた開閉体の開閉動をロックするロック装置であって、開閉体の開閉を掌る操作ハンドルと、開閉体に固定されるハウジングと、該ハウジングの内部空間内に移動可能に保持されるロック部材と、該ロック部材を突出方向に付勢するスプリングとを備え、ハウジングは、自身の内部空間と連通するガイド溝を形成し、ロック部材は、自身の側面に該ガイド溝と嵌合する装着突起を設けて、該装着突起に制動用のOリングを引っ張られた状態をもって掛け渡す一方、上記ロック部材の突出量を規制するストッパー機構を有することを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1を前提として、ロック部材のストローク方向における装着突起の両脇に一対の規制突起を設けたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項2を前提として、規制突起の肉厚は装着突起の肉厚よりも厚いことを特徴とする。
依って、請求項1記載の発明にあっても、ロック部材がハウジングの内部空間内を移動する時には、これと連動して、Oリングを掛け渡した装着突起がガイド溝内を同方向に移動するので、このOリングのガイド溝に対する摺接から得られる制動力で、ロック部材がゆっくりと移動して、そのストッパー機構同士が急激な勢いで衝突することを効果的に抑制できる。従って、従来のように、大きな衝突音の発生で、装置の破損を想起させて、操作者に不安感や不信感或いは不快感を与える心配がなくなる。
その上、請求項1記載の発明にあっては、Oリングは、ロック部材の側面に設けられた装着突起に掛け渡されているので、従来のような装着溝を形成する必要がなくなり、ロック部材の剛性や大きさに拘わらず装着することが可能となって、ロック装置自体の小型化が大いに期待できると共に、Oリングは装着突起に引っ張られた状態をもって掛け渡されているので、ガイド溝に摺接しても、断面変化が生じ難く、小さなOリングで高い制動力を発揮させることができる。又、装着突起から不用意に脱落する心配がない。
請求項2記載の発明にあっては、ロック部材のストローク方向における装着突起の両脇に一対の規制突起が設けられているので、ロック部材がハウジングの内部空間内を移動する時に、Oリングの変形を規制して、常に、安定した制動力を提供できる。
請求項3記載の発明にあっては、Oリングを掛け渡す装着突起は、必然的に、肉厚は薄くなるが、その両脇に設けられる一対の規制突起は、当該装着突起よりも肉厚が厚くなっているので、ハウジングのガイド溝に対する装着突起の姿勢を保持することができるので、安定した制動力が保障できる。
本発明は、支持体に取り付けられた開閉体の開閉動をロックするロック装置を前提として、開閉体の開閉を掌る操作ハンドルと、開閉体に固定されるハウジングと、該ハウジングの内部空間内に移動可能に保持されるロック部材と、該ロック部材を突出方向に付勢するスプリングとを備え、ハウジングは、自身の内部空間と連通するガイド溝を形成し、ロック部材は、自身の側面に該ガイド溝と嵌合する装着突起を設けて、該装着突起に制動用のOリングを引っ張られた状態をもって掛け渡す一方、上記ロック部材の突出量を規制するストッパー機構を有することにより、大きな衝突音の発生を抑制しながら、ロック装置自体の小型化を積極的に図らんとするものである。
以下、本発明を図示する各好適な実施例に基づいて詳述すれば、第一実施例に係るロック装置は、グローブボックスのセンターロックとして開発されたもので、図1・図2に示す如く、開閉体たるグローブボックス本体の開閉を掌る操作ハンドル1と、グローブボックス本体に固定されるハウジング2と、該ハウジング2の内部空間6内に昇降動可能に保持されるロック部材3と、該ロック部材3を上方突出方向に付勢するスプリング4と、ロック部材3側に装着されて後述する制動力を発揮するOリング5とを備える構成となっている。
そして、操作ハンドル1は、図示する如く、その背面の上端中央部に後述するロック部材3の底面3bを押圧する比較的長い操作腕7を突設すると共に、該操作腕7の両側に後述するハウジング2の軸部13を係合する一対の軸受部8を設け、且つ、該軸受部8や操作腕7の下方にハウジング2の前面部位と共働してストッパー機構を構成するリブ壁9を横設して、該リブ壁9をハウジング2の前面側の対応部位に当接させることにより、ロック部材3の上方突出量を規制する構成となっている。
ハウジング2は、図示する如く、その中央部上下方向に前面側が開放された内部空間6を画成して、該内部空間6内にロック部材3を昇降動可能に保持するものであるが、内部空間6の開放前面から上記操作ハンドル1の操作腕7を受け入れると共に、内部空間6の両側に該内部空間6と連通する一対のガイド溝10を連続して形成し、且つ、上部の背面側に支持体たるインストルメントパネル側に設けられたストライカ18をロック部材3と共働して包囲する包囲壁11を一体に延設すると共に、上記内部空間6の底面にスプリング4の下端部を支持するボス12を立設する構成となっている。又、その前面側に上記操作ハンドル1の各軸受部8と係合する一対の軸部13を突設するものとする。
ロック部材3は、図示する如く、前面側が開放されて背面上部側にテーパー形状3aが付与された形状を呈し、その一側面に上記Oリング5を引っ張られた状態をもって掛け渡す薄肉状の装着突起14を設けると共に、該装着突起14の上下両脇に厚肉状の一対の規制突起15を一定の間隔を画して設けて、該上下両脇の規制突起15の存在で、ロック部材3の移動時のOリング5の変形を規制するように構成されている。又、他側面に上記ハウジング2側のガイド溝10に移動可能に嵌合して規制突起15と同じ肉厚のレール突起16を設ける構成となっている。従って、ロック部材3は、一側側で、規制突起15と装着突起14が対応するガイド溝10に嵌合し、他側側で、該レール突起16が対応するガイド溝10に嵌合する状態を得て、ハウジング2の内部空間6内を昇降動可能にガタツキなく保持されることとなる。更に、背面下部にスプリング4の上端部を受け入れる受け部17を形成するものとする。尚、このロック部材3の底面3bには上記した操作ハンドル1の操作腕7が当接することとなる。
依って、斯かる構成のロック装置を組み立てる場合には、図3に示す如く、上下両脇の規制突起15の案内を得て、Oリング5をロック部材3の装着突起14に引っ張られた状態をもって掛け渡した後、スプリング4を介在させて、当該ロック部材3の一側面に設けられた規制突起15と装着突起14とを対応するハウジング2のガイド溝10に臨ませると同時に、同他面側に設けられたレール突起16を対応するハウジング2のガイド溝10に臨ませながら、ロック部材3自体をハウジング2の内部空間6内に挿入する一方、ハウジング2の軸部13を操作ハンドル1の軸受部8に係合して、該操作ハンドル1の操作腕7を内部空間6の開放前面側から差し込むと、該操作腕7がロック部材3の底面3bに当接するので、これにより、図4に示す如く、ロック部材3は上方に抜け外れることなく、ロック装置自体が簡単に組み付けられることとなる。従って、後は、ハウジング2をグローブボックス本体側に固定すれば、その使用に供せられる。
そして、操作ハンドル1を揺動操作させない状態にあっては、図5に示す如く、操作ハンドル1のリブ壁9がハウジング2の対応する前面部位に当接して、ロック部材3の上方突出量を規制しているので、ロック部材3とハウジング2の包囲壁11でストライカ18を包囲して、これにより、グローブボックス本体(図示せず)が閉塞状態にロックされることとなる。
又、斯かるロック状態を解除する場合には、操作ハンドル1を把持して引き上げると、図6に示す如く、スプリング4の付勢ばね圧に抗して、操作ハンドル1の操作腕7がロック部材3の底面3bを下方に押圧して、ロック部材3を下降させるので、これにより、ストライカ18に対する包囲状態が解除されて、グローブボックス本体が開放方向へ回動することが許容される。
この時に、操作者が操作ハンドル1から手を離すと、これと連動して、ロック部材3の下降状態が解かれて、ロック部材3がスプリング4の付勢ばね圧で上方向に急激な勢いで上昇すると同時に、操作ハンドル1もこれに伴い揺動して、自身のリブ壁9をハウジング2の前面部位に急激な勢いで当接させようとするが、この場合にあっては、図7・図8に示す如く、Oリング5を装着しているロック部材3の装着突起14がハウジング2のガイド溝10内に嵌合している関係で、Oリング5がガイド溝10の側壁に沿って摺動することとなるので、このOリング5の制動力で、ロック部材3はゆっくりと上昇すると共に、操作ハンドル1もゆっくりと非操作位置方向に揺動して、自身のリブ壁9をハウジング2の前面部位に強く衝突させることがなくなるので、この結果、大きな衝突音の発生が効果的に抑制される。
しかも、Oリング5は、引っ張られた状態をもって装着突起14に掛け渡されているので、装着突起14がガイド溝10内を昇降動する時に、不用意に脱落する心配がなくなると共に、規制突起15は、装着突起14よりも肉厚が厚いので、ハウジング2のガイド溝10に対する安定した動きが保障できる。
逆に、開放されたグローブボックス本体を閉じる場合には、グローブボックス本体をその閉塞方向へ回動することとなるが、この時には、ロック部材3のテーパー形状3aがストライカ18に当接して、ロック部材3自体を一旦下降させ、ストライカ18の通過を許容した後、再度、スプリング4の付勢ばね圧で上昇して、ロック部材3とハウジング2の包囲壁11とでストライカ18を包囲することとなるので、これにより、上記した閉塞状態にロックされることとなる。
この場合に、ロック部材3が急激な勢いで上昇しようとすると、操作ハンドル1の操作腕7にロック部材3の底面3bが急激な勢いで衝突するが、同様に、ロック部材3の装着突起14にOリング5が装着されているので、このOリング5の制動力で、ロック部材3がゆっくりと上昇して、ロック部材3の突出量を規制するストッパー同士が強く衝突することがなくなる。従って、この時も、大きな衝突音を発生させる恐れがなくなる。
従って、第一実施例にあっては、従来のロック装置と異なり、Oリング5をロック部材3の側面に設けられた装着突起14に掛け渡しているので、ロック部材3の剛性や大きさに拘わらず装着することが可能となって、ロック装置自体の小型化が大いに期待できると共に、Oリング5は装着突起14に引っ張られた状態をもって掛け渡されているので、装着突起14から脱落する心配も全くなくなる訳である。尚、第一実施例にあっては、ロック部材3の一側面にOリング5を装着する装着突起14を1個設けたものであるが、大きな制動力を必要とする場合は、他側面にも同様な装着突起14や規制突起15を設けて、2個のOリング5を使用するように構成することも可能である。
次に、第二実施例に係るロック装置を説明すると、当該第二実施例のものは、第一実施例のものと異なり、グローブボックスのサイドロックとして開発されたもので、図9に示す如く、主として、グローブボックス本体に固定されるハウジング2と、該ハウジング2に回転可能に軸支される円盤状のローター19と、該ローター19の回転と連動してハウジング2の内部空間6に対して進退動する左右一対のロック部材3A・3Bと、該各ロック部材3A・3Bを前進方向に付勢する1本のスプリング4と、一方のロック部材3Aに連結されてインストルメントパネル側に形成されたロック孔に係入するスライドピン20と、該スライドピンを兼用する他方のロック部材3Bを強制的に後退させる操作ハンドル1と、該操作ハンドル1に取り付けられるキーシリンダー21と、一方のロック部材3側に装着されて制動力を発揮するOリング5とを備える構成となっている。
そして、第二実施例にあっては、図10にも示す如く、一方のロック部材3A側に対しては、その一側面にOリング5を引っ張られた状態をもって掛け渡す薄肉状の装着突起14を設けると共に、該一方のロック部材3Aのストローク方向における装着突起14の左右両脇に厚肉状の一対の規制突起15を一定の間隔を画して設け、ハウジング2に対しては、該規制突起15と装着突起14を移動可能に嵌合するガイド溝10をその内部空間6と連通する状態をもって形成する構成を採用している。
依って、第二実施例にあっても、グローブボックス本体のロック状態を解除して、操作者が操作ハンドル1から手を離すと、各ロック部材3A・3Bがスプリング4の付勢ばね圧で急激な勢いで前進して、スライドピン20をも急激な勢いでロック孔方向に突出させようとするが、この時には、Oリング5を装着しているロック部材3Aの装着突起14がハウジング2のガイド溝10内に嵌合して、Oリング5がガイド溝10の側壁に沿って摺動することとなるので、このOリング5の制動力で、ロック部材3A・3Bはゆっくりと前進して、その突出量を規制するストッパー同士が強く衝突する心配がなくなるので、やはり、大きな衝突音の発生が抑制される。
逆に、開放されたグローブボックス本体を閉じる場合には、グローブボックス本体をその閉塞方向へ回動することとなるが、この時には、一方のロック部材3Aに連結されているスライドピン20のテーパー形状22と他方のロック部材3Bに直に形成されているテーパー形状23が対応するロック孔の孔縁に当接して、各ロック部材3A・3B自体が一旦ハウジング2の内部空間6内に後退して、その後、スプリングの付勢ばね圧で前進することとなるが、各ロック部材3A・3Bがスプリング4の付勢ばね圧で急激に勢いで前進しようとすると、この時には、Oリング5を装着しているロック部材3の装着突起14がハウジング2のガイド溝10内に嵌合して、Oリング5がガイド溝10の側壁に沿って摺動することとなるので、このOリング5の制動力で、ロック部材3はゆっくりと前進して、その突出量を規制するストッパー同士が強く衝突することがなくなるので、やはり、大きな衝突音の発生が抑制される。
従って、第二実施例にあっても、従来のロック装置と異なり、Oリング5をロック部材3Aに設けられた装着突起14に掛け渡しているので、ロック部材3Aの剛性や大きさに拘わらず装着することが可能となって、ロック装置自体の小型化が大いに期待できると共に、Oリング5は装着突起14に引っ張られた状態をもって掛け渡されているので、装着突起14から脱落する心配も全くなくなる訳である。尚、第二実施例にあっては、ロック部材3A側にOリング5を装着する装着突起14を設けたものであるが、大きな制動力を必要とする場合は、他方のロック部材3B側にも同様な装着突起14や規制突起15を設けて、2個のOリング5を使用するように構成することも可能である。
本発明に係るロック装置は、制動用のOリングをロック部材に設けられた装着突起に引っ張られた状態をもって掛け渡した関係で、装置自体の小型化が可能となるので、これを自動車のインストルメントパネル側に開閉可能に取り付けられるグローブボックスなどのセンターロックやサイドロックとして利用すれば、頗る好適なものとなる。
本発明の第一実施例に係るロック装置を背面側から示す分解斜視図である。 同ロック装置を前面側から示す分解斜視図である。 ロック部材にOリングを装着した状態を示す斜視図である。 同ロック装置を組み立てた状態を背面側から示す斜視図である。 グローブボックス本体の閉塞状態を示す断面図である。 グローブボックス本体の開放状態を示す断面図である。 図4のA−A線断面図である。 図4のB−B線断面図である。 第二実施例に係るロック装置を前面側から示す分解斜視図である。 装着突起とガイド溝の関係を示す要部斜視図である。
符号の説明
1 操作ハンドル
2 ハウジング
3 ロック部材
3a テーパー形状
3b 底面
3A ロック部材
3B ロック部材
4 スプリング
5 Oリング
6 内部空間
7 操作腕
8 軸受部
9 リブ壁
10 ガイド溝
11 包囲壁
12 ボス
13 軸部
14 装着突起
15 規制突起
16 レール突起
17 受け部
18 ストライカ
19 ローター
20 スライドピン
21 キーシリンダー
22 テーパー形状
23 テーパー形状

Claims (3)

  1. 支持体に取り付けられた開閉体の開閉動をロックするロック装置であって、開閉体の開閉を掌る操作ハンドルと、開閉体に固定されるハウジングと、該ハウジングの内部空間内に移動可能に保持されるロック部材と、該ロック部材を突出方向に付勢するスプリングとを備え、ハウジングは、自身の内部空間と連通するガイド溝を形成し、ロック部材は、自身の側面に該ガイド溝と嵌合する装着突起を設けて、該装着突起にOリングを引っ張られた状態をもって掛け渡す一方、上記ロック部材の突出量を規制するストッパー機構を有することを特徴とするロック装置。
  2. ロック部材のストローク方向における装着突起の両脇に一対の規制突起を設けたことを特徴とする請求項1記載のロック装置。
  3. 規制突起の肉厚は装着突起の肉厚よりも厚いことを特徴とする請求項2記載のロック装置。
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