JP2010037157A - 単結晶成膜方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】縦型反応器12内に設けられた支持台16上に結晶基板18を配置し、支持台16を回転させながら結晶基板18の中央部に、中央部導入口20aよりシリコン原料ガスとカーボン原料ガスとドーパントガスとキャリアガスとを混合した反応ガス22を導入するとともに、結晶基板18の外周部にも、外周部導入口20bより前記反応ガス22を導入し、前記結晶基板の表面にシリコンカーバイドの単結晶薄膜を成膜する単結晶成膜方法において、前記中央部導入口20aより導入される反応ガスと前記外周部導入口20bより導入される反応ガスのC/Si比の値を、それぞれに異ならせて設定することにより、単結晶薄膜の膜厚やドーピング濃度のばらつきを防止することができる。
【選択図】図1
Description
度に影響を受けることが知られているので、点欠陥にもばらつきが生ずると考えられる。
このようなばらつきをなくすため、特許文献2では図8に示したように、縦型反応器202の頂部に設けられた反応ガス導入口を、結晶基板208の中心部の直上に位置する中央部導入口214aと、結晶基板208の外周部の直上に位置する外周部導入口214bの2種類から構成し、それぞれの位置から結晶基板208に向けて反応ガス212を供給するようにし、さらにこの反応ガス212の流量、濃度をそれぞれに調整手段216a,216bを介して調節変化させるようにした単結晶成膜装置200が開示されている。なお、図中の符号206は結晶基板208を載置する支持台であり、符号204は支持台206を回転させるための回転軸である。
本発明は、このような現状に鑑み、結晶基板の表面にシリコンカーバイド(SiC)の単結晶薄膜を形成するに当たり、結晶基板の表面に形成されるシリコンカーバイド(SiC)の単結晶薄膜のドーピング濃度と膜厚にばらつきが生じることがなく、単結晶薄膜を均一なドーピング濃度と膜厚で成膜することのできる単結晶成膜方法を提供することを目的とする。
内部に限定された空間を有する縦型反応器内に設けられた支持台上に、結晶基板を配置する工程と、
前記結晶基板が配置された支持台を動力手段によって回転させる工程と、
前記動力手段により回転された支持台上の結晶基板の中央部に、中央部導入口よりシリコン(Si)原料ガスとカーボン(C)原料ガスとドーパントガスとキャリアガスとを混合した反応ガスを導入するとともに、同様に前記結晶基板の外周部に、外周部導入口より前記反応ガスを導入する工程と、
前記縦型反応器内の支持台を加熱手段で加熱することで、支持台に配置された結晶基板を加熱する工程と、
加熱された前記結晶基板の表面に前記反応ガスの成分元素あるいは化合物を連続的に析出成長させ、これにより前記結晶基板の表面にシリコンカーバイド(SiC)の単結晶薄膜を成膜する工程と、
を少なくとも有する単結晶成膜方法であって、
前記反応ガスを導入する工程において、
前記中央部導入口より導入される反応ガスと前記外周部導入口より導入される反応ガスのC/Si比の値を、それぞれに異ならせて設定することを特徴とする。
前記単結晶薄膜を成膜する工程において、
前記中央部導入口より導入される反応ガスと前記外周部導入口より導入される反応ガスのC/Si比が同一であり、前記結晶基板の表面に成膜された単結晶薄膜が、前記結晶基板の中央部に比べ外周部のドーピング濃度が高い状態である場合、
前記外周部導入口より導入される反応ガスのC/Si比の値を、前記中央部導入口より導入される反応ガスのC/Si比の値よりも大きな値となるように設定することを特徴とする。
前記単結晶薄膜を成膜する工程において、
前記外周部導入口より導入される反応ガスのC/Si比の値を、前記中央部導入口より導入される反応ガスのC/Si比の値よりも大きな値となるように設定する場合、
前記外周部導入口より導入される反応ガスのC/Si比の値を、前記中央部導入口より導入される反応ガスのC/Si比の値の101%〜1000%の範囲内に設定することを特徴とする。
前記単結晶薄膜を成膜する工程において、
前記中央部導入口より導入される反応ガスと前記外周部導入口より導入される反応ガスのC/Si比が同一であり、前記結晶基板の表面に成膜された単結晶薄膜が、前記結晶基板の中央部に比べ外周部のドーピング濃度が低い状態である場合、
前記外周部導入口より導入される反応ガスのC/Si比の値を、前記中央部導入口より導入される反応ガスのC/Si比の値よりも小さな値となるように設定することを特徴とする。
前記単結晶薄膜を成膜する工程において、
前記外周部導入口より導入される反応ガスのC/Si比の値を、前記中央部導入口より導入される反応ガスのC/Si比の値よりも小さな値となるように設定する場合、
前記外周部導入口より導入される反応ガスのC/Si比の値を、前記中央部導入口より導入される反応ガスのC/Si比の値の5%〜99%の範囲内に設定することを特徴とする。
内部に限定された空間を有する縦型反応器内に設けられた支持台上に、結晶基板を配置する工程と、
前記結晶基板が配置された支持台を動力手段によって回転させる工程と、
前記動力手段により回転された支持台上の結晶基板の中央部に、中央部導入口よりシリコン(Si)原料ガスとカーボン(C)原料ガスとドーパントガスとキャリアガスとを混合した反応ガスを導入するとともに、同様に前記結晶基板の外周部に、外周部導入口より前記反応ガスを導入する工程と、
前記縦型反応器内の支持台を加熱手段で加熱することで、支持台に配置された結晶基板を加熱する工程と、
加熱された前記結晶基板の表面に前記反応ガスの成分元素あるいは化合物を連続的に析出成長させ、これにより前記結晶基板の表面にシリコンカーバイド(SiC)の単結晶薄膜を成膜する工程と、
を少なくとも有する単結晶成膜方法であって、
前記反応ガスを導入する工程において、
前記反応ガスのキャリアガス中に塩化水素(HCl)が含まれているか、および/または、シリコン(Si)原料ガス中に塩素(Cl)が含まれている場合、
前記中央部導入口より導入される反応ガスと前記外周部導入口より導入される反応ガスのCl/Si比の値を、それぞれに異ならせて設定することを特徴とする。
前記単結晶薄膜を成膜する工程において、
前記中央部導入口より導入される反応ガスと前記外周部導入口より導入される反応ガスのCl/Si比の値が同一であり、前記結晶基板の表面に成膜される単結晶薄膜の成長速
度が、前記結晶基板の中央部に比べて外周部の方が速い場合、
前記外周部導入口より導入される反応ガスのCl/Si比の値と、前記中央部導入口よ
り導入される反応ガスのCl/Si比の値とを、5%以上ずらして設定することを特徴と
する。
なお、気相中でシリコン(Si)原料ガスが飽和している時には、反応ガス中に塩素系ガスを添加することで、シリコン(Si)原料ガスの分解反応が促進されることとなる。
り導入される反応ガスのCl/Si比の値を、中央部導入口より導入される反応ガスのCl/Si比の値よりも5%以上小さくすることで、単結晶薄膜の膜厚のばらつきを防止す
ることができる。
することができる。
前記単結晶薄膜を成膜する工程において、
前記中央部導入口より導入される反応ガスと前記外周部導入口より導入される反応ガスのCl/Si比の値が同一であり、前記結晶基板の表面に成膜される単結晶薄膜の成長速
度が、前記結晶基板の中央部に比べて外周部の方が遅い場合、
前記外周部導入口より導入される反応ガスのCl/Si比の値と、前記中央部導入口よ
り導入される反応ガスのCl/Si比の値とを、5%以上ずらして設定することを特徴と
する。
なお、気相中でシリコン(Si)原料ガスが飽和している時には、外周部導入口より導入される反応ガスのCl/Si比の値を、中央部導入口より導入される反応ガスのCl/
Si比の値よりも5%以上大きくすることで、単結晶薄膜の膜厚のばらつきを防止することができる。
/Si比の値よりも5%以上小さくすることで、単結晶薄膜の膜厚のばらつきを防止することができる。
前記反応ガスを導入する工程において、
前記中央部導入口より導入される反応ガスと前記外周部導入口より導入される反応ガスのC/Si比の値を、それぞれに異ならせて設定することを特徴とする。
また、本発明の単結晶成膜方法は、
前記反応ガスを導入する工程において、
前記反応ガスを結晶基板の中央部に導入する中央部導入口は、前記結晶基板の中心部の直上に位置決めされ、
前記反応ガスを結晶基板の外周部に導入する外周部導入口は、前記中央部導入口の位置から結晶基板の外周方向に向かって所定の距離離間した位置に位置決めされていることを特徴とする。
ング濃度のばらつきを確実に防止することができる。
また、本発明の単結晶成膜方法は、
前記反応ガスを導入する工程において、
前記反応ガスを結晶基板の中央部に導入する中央部導入口は、前記結晶基板の中心部の直上よりも結晶基板の外周方向に向かって所定の距離離間して位置決めされ、
前記反応ガスを結晶基板の外周部に導入する外周部導入口は、前記中央部導入口の位置から結晶基板の外周方向に向かってさらに所定の距離離間した位置に位置決めされていることを特徴とする。
図1は、本発明の単結晶成膜方法に用いられる単結晶成膜装置の一形態について説明するための概略図、図2は、図1に示した単結晶成膜装置の上面図であり、図2(a)〜図2(c)は、反応ガス導入口の外周部導入口と中央部導入口の形成例について説明する説明用上面図、図3および図4は、反応ガス導入口の外周部導入口と中央部導入口の他の形成例について説明する説明用上面図、図5は、本発明の単結晶成膜方法に用いられる単結晶成膜装置の他の形態について説明するための概略図、図6は、本発明の単結晶成膜方法に用いられる単結晶成膜装置の他の形態について説明するための概略図である。
<単結晶成膜装置10>
まず、本発明の単結晶成膜方法に用いられる単結晶成膜装置10について説明する。
加熱する加熱手段(図示せず)と、から構成されている。
、SiCl4、SiHCl3、SiH2Cl2、CH3SiCl3を用いることができ、カーボン(C)原料ガスとしては、例えばC3H8、C2H2、CH3SiCl3を用いることができる。
キャリアガスとしては、例えばH2、HClを用いることができる。
また、特に反応ガス導入口20については、支持台16上の結晶基板18の中央部に、反応ガス22を導入する中央部導入口20aと、同様に結晶基板18の外周部に反応ガス22を導入する外周部導入口20bの2種類の導入口が形成されており、中央部導入口20aの外側に外周部導入口20bが位置するようになっている。
また、図2(a)〜図2(c)に示した形態では、結晶基板18の中心部の直上に中央部導入口20aが位置しているが、図3に示したように、中央部導入口20aを結晶基板18の中心部から所定の距離Lだけ結晶基板18の外周方向にずらして設けても良いものである。このような位置に中央部導入口20aを形成した場合には、この中央部導入口20aよりもさらに結晶基板18の外周方向側に外周部導入口20bを設ければ良い。
<単結晶成膜方法>
次いで、上記した単結晶成膜装置10を用いた単結晶成膜方法について説明する。
次いで、結晶基板18が配置された支持台16を動力手段14によって回転させる。
すると、加熱された結晶基板18の表面に反応ガス22の成分元素あるいは化合物が連続的に析出成長され、これにより結晶基板18の表面にシリコンカーバイド(SiC)の単結晶薄膜が成膜されることとなる。
る単結晶薄膜の成長速度が、結晶基板18の中央部に比べて外周部の方が速い場合には、外周部導入口20bより導入される反応ガス22のCl/Si比の値と、中央部導入口2
0aより導入される反応ガス22のCl/Si比の値とを、5%以上ずらして設定するこ
とが好ましい。
なお、気相中でシリコン(Si)原料ガスが飽和しているか否かで、塩素系ガスの添加が単結晶薄膜の成膜速度に与える影響が異なる。
厚のばらつきを防止することができる。
膜厚のばらつきを防止することができる。
る単結晶薄膜の成長速度が、結晶基板18の中央部に比べて外周部の方が遅い場合には、外周部導入口20bより導入される反応ガス22のCl/Si比の値と、中央部導入口2
0aより導入される反応ガス22のCl/Si比の値とを、5%以上ずらして設定するこ
とが好ましい。
なお、気相中でシリコン(Si)原料ガスが飽和している時には、外周部導入口20bより導入される反応ガス22のCl/Si比の値を、中央部導入口20aより導入される反応ガス22のCl/Si比の値よりも5%以上大きくすることで、単結晶薄膜の膜厚の
ばらつきを防止することができる。
のばらつきを防止することができる。
可能なものである。
12・・・縦型反応器
14・・・動力手段
16・・・支持台(サセプタ)
18・・・結晶基板18
20・・・反応ガス22導入口
20a・・中央部導入口20a
20b・・外周部導入口20b
20b1・第1外周部導入口20b
20b2・第2外周部導入口20b
22・・・反応ガス22
100・・・単結晶成膜装置
102・・・縦型反応器
104・・・回転軸
106・・・支持台(サセプタ)
108・・・結晶基板18
110・・・ヒータ
112・・・反応ガス22
114・・・反応ガス22導入口
116・・・排気口
200・・・単結晶成膜装置
202・・・縦型反応器
204・・・回転軸
206・・・支持台(サセプタ)
208・・・結晶基板18
212・・・反応ガス22
214a・・中央部導入口20a
214b・・外周部導入口20b
216a・・調整手段
216b・・調整手段
Claims (15)
- 内部に限定された空間を有する縦型反応器内に設けられた支持台上に、結晶基板を配置する工程と、
前記結晶基板が配置された支持台を動力手段によって回転させる工程と、
前記動力手段により回転された支持台上の結晶基板の中央部に、中央部導入口よりシリコン(Si)原料ガスとカーボン(C)原料ガスとドーパントガスとキャリアガスとを混合した反応ガスを導入するとともに、同様に前記結晶基板の外周部に、外周部導入口より前記反応ガスを導入する工程と、
前記縦型反応器内の支持台を加熱手段で加熱することで、支持台に配置された結晶基板を加熱する工程と、
加熱された前記結晶基板の表面に前記反応ガスの成分元素あるいは化合物を連続的に析出成長させ、これにより前記結晶基板の表面にシリコンカーバイド(SiC)の単結晶薄膜を成膜する工程と、
を少なくとも有する単結晶成膜方法であって、
前記反応ガスを導入する工程において、
前記中央部導入口より導入される反応ガスと前記外周部導入口より導入される反応ガスのC/Si比の値を、それぞれに異ならせて設定することを特徴とする単結晶成膜方法。 - 前記単結晶薄膜を成膜する工程において、
前記中央部導入口より導入される反応ガスと前記外周部導入口より導入される反応ガスのC/Si比が同一であり、前記結晶基板の表面に成膜された単結晶薄膜が、前記結晶基板の中央部に比べ外周部のドーピング濃度が高い状態である場合、
前記外周部導入口より導入される反応ガスのC/Si比の値を、前記中央部導入口より導入される反応ガスのC/Si比の値よりも大きな値となるように設定することを特徴とする請求項1に記載の単結晶成膜方法。 - 前記単結晶薄膜を成膜する工程において、
前記外周部導入口より導入される反応ガスのC/Si比の値を、前記中央部導入口より導入される反応ガスのC/Si比の値よりも大きな値となるように設定する場合、
前記外周部導入口より導入される反応ガスのC/Si比の値を、前記中央部導入口より導入される反応ガスのC/Si比の値の101%〜1000%の範囲内に設定することを特徴とする請求項2に記載の単結晶成膜方法。 - 前記単結晶薄膜を成膜する工程において、
前記中央部導入口より導入される反応ガスと前記外周部導入口より導入される反応ガスのC/Si比が同一であり、前記結晶基板の表面に成膜された単結晶薄膜が、前記結晶基板の中央部に比べ外周部のドーピング濃度が低い状態である場合、
前記外周部導入口より導入される反応ガスのC/Si比の値を、前記中央部導入口より導入される反応ガスのC/Si比の値よりも小さな値となるように設定することを特徴とする請求項1に記載の単結晶成膜方法。 - 前記単結晶薄膜を成膜する工程において、
前記外周部導入口より導入される反応ガスのC/Si比の値を、前記中央部導入口より導入される反応ガスのC/Si比の値よりも小さな値となるように設定する場合、
前記外周部導入口より導入される反応ガスのC/Si比の値を、前記中央部導入口より導入される反応ガスのC/Si比の値の5%〜99%の範囲内に設定することを特徴とする請求項4に記載の単結晶成膜方法。 - 内部に限定された空間を有する縦型反応器内に設けられた支持台上に、結晶基板を配置
する工程と、
前記結晶基板が配置された支持台を動力手段によって回転させる工程と、
前記動力手段により回転された支持台上の結晶基板の中央部に、中央部導入口よりシリコン(Si)原料ガスとカーボン(C)原料ガスとドーパントガスとキャリアガスとを混合した反応ガスを導入するとともに、同様に前記結晶基板の外周部に、外周部導入口より前記反応ガスを導入する工程と、
前記縦型反応器内の支持台を加熱手段で加熱することで、支持台に配置された結晶基板を加熱する工程と、
加熱された前記結晶基板の表面に前記反応ガスの成分元素あるいは化合物を連続的に析出成長させ、これにより前記結晶基板の表面にシリコンカーバイド(SiC)の単結晶薄膜を成膜する工程と、
を少なくとも有する単結晶成膜方法であって、
前記反応ガスを導入する工程において、
前記反応ガスのキャリアガス中に塩化水素(HCl)が含まれているか、および/または、シリコン(Si)原料ガス中に塩素(Cl)が含まれている場合、
前記中央部導入口より導入される反応ガスと前記外周部導入口より導入される反応ガスのCl/Si比の値を、それぞれに異ならせて設定することを特徴とする単結晶成膜方法。 - 前記単結晶薄膜を成膜する工程において、
前記中央部導入口より導入される反応ガスと前記外周部導入口より導入される反応ガスのCl/Si比の値が同一であり、前記結晶基板の表面に成膜される単結晶薄膜の成長速
度が、前記結晶基板の中央部に比べて外周部の方が速い場合、
前記外周部導入口より導入される反応ガスのCl/Si比の値と、前記中央部導入口よ
り導入される反応ガスのCl/Si比の値とを、5%以上ずらして設定することを特徴と
する請求項6に記載の単結晶成膜方法。 - 前記単結晶薄膜を成膜する工程において、
前記中央部導入口より導入される反応ガスと前記外周部導入口より導入される反応ガスのCl/Si比の値が同一であり、前記結晶基板の表面に成膜される単結晶薄膜の成長速
度が、前記結晶基板の中央部に比べて外周部の方が遅い場合、
前記外周部導入口より導入される反応ガスのCl/Si比の値と、前記中央部導入口よ
り導入される反応ガスのCl/Si比の値とを、5%以上ずらして設定することを特徴と
する請求項6に記載の単結晶成膜方法。 - 前記反応ガスを導入する工程において、
前記中央部導入口より導入される反応ガスと前記外周部導入口より導入される反応ガスのC/Si比の値を、それぞれに異ならせて設定することを特徴とする請求項6から8のいずれかに記載の単結晶成膜方法。 - 前記単結晶薄膜を成膜する工程において、
前記中央部導入口より導入される反応ガスと前記外周部導入口より導入される反応ガスのC/Si比が同一であり、前記結晶基板の表面に成膜された単結晶薄膜が、前記結晶基板の中央部に比べ外周部のドーピング濃度が高い状態である場合、
前記外周部導入口より導入される反応ガスのC/Si比の値を、前記中央部導入口より導入される反応ガスのC/Si比の値よりも大きな値となるように設定することを特徴とする請求項9に記載の単結晶成膜方法。 - 前記単結晶薄膜を成膜する工程において、
前記外周部導入口より導入される反応ガスのC/Si比の値を、前記中央部導入口より
導入される反応ガスのC/Si比の値よりも大きな値となるように設定する場合、
前記外周部導入口より導入される反応ガスのC/Si比の値を、前記中央部導入口より導入される反応ガスのC/Si比の値の101%〜1000%の範囲内に設定することを特徴とする請求項10に記載の単結晶成膜方法。 - 前記単結晶薄膜を成膜する工程において、
前記中央部導入口より導入される反応ガスと前記外周部導入口より導入される反応ガスのC/Si比が同一であり、前記結晶基板の表面に成膜された単結晶薄膜が、前記結晶基板の中央部に比べ外周部のドーピング濃度が低い状態である場合、
前記外周部導入口より導入される反応ガスのC/Si比の値を、前記中央部導入口より導入される反応ガスのC/Si比の値よりも小さな値となるように設定することを特徴とする請求項9に記載の単結晶成膜方法。 - 前記単結晶薄膜を成膜する工程において、
前記外周部導入口より導入される反応ガスのC/Si比の値を、前記中央部導入口より導入される反応ガスのC/Si比の値よりも小さな値となるように設定する場合、
前記外周部導入口より導入される反応ガスのC/Si比の値を、前記中央部導入口より導入される反応ガスのC/Si比の値の5%〜99%の範囲内に設定することを特徴とする請求項12に記載の単結晶成膜方法。 - 前記反応ガスを導入する工程において、
前記反応ガスを結晶基板の中央部に導入する中央部導入口は、前記結晶基板の中心部の直上に位置決めされ、
前記反応ガスを結晶基板の外周部に導入する外周部導入口は、前記中央部導入口の位置から結晶基板の外周方向に向かって所定の距離離間した位置に位置決めされていることを特徴とする請求項1から13のいずれかに記載の単結晶成膜方法。 - 前記反応ガスを導入する工程において、
前記反応ガスを結晶基板の中央部に導入する中央部導入口は、前記結晶基板の中心部の直上よりも結晶基板の外周方向に向かって所定の距離離間して位置決めされ、
前記反応ガスを結晶基板の外周部に導入する外周部導入口は、前記中央部導入口の位置から結晶基板の外周方向に向かってさらに所定の距離離間した位置に位置決めされていることを特徴とする請求項1から13のいずれかに記載の単結晶成膜方法。
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