JP2010035566A - 什器用仕切りパネル - Google Patents

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Abstract

【課題】天板に何らの加工を施すことなく、天板の上方と下方と前方の空間を、互いに連結した3枚のパネルにより、左右方向に容易に仕切ることができ、かつ互いに連結した各パネルの左右位置や、各パネルの大きさ及び種類等も容易に変更しうるようにした仕切りパネルを提供する。
【解決手段】天板2の上面に載置された上部パネル5と、天板の下方において床面に載置された下部パネル6と、天板の前方の床面に載置された前部パネル7とを備え、上部パネル5及び下部パネル6の前端と、前部パネル7の後端同士を互いに連結し、上部パネル5と下部パネル6との対向面間に形成された隙間Sに挟入した天板2の下面を、下部パネル6の上面に設けた押圧手段23、28により押圧し、上部パネル5と下部パネル6とにより天板2を挟持する。
【選択図】 図2

Description

本発明は、例えば接客用カウンタ等の天板に取付けることにより、その周囲の空間を左右方向に仕切る什器用仕切りパネルに関する。
天板上の空間を、仕切りパネルにより左右方向に仕切ってなる什器としては、例えば特許文献1及び2に記載されているものがある。
特開2004−313471号公報 特開2005−131200号公報
上記特許文献1に記載されているものにおいては、天板上に設けた仕切りパネルの前後の端面を、それぞれ、天板の前端と近接させて床面より起立する支持杆と、天板の後端より上方に突出する支柱に取り付けているので、天板に仕切りパネルの荷重が加わらず、また、天板に仕切りパネル取付用の加工を施す必要がないという利点がある。
しかし、仕切りパネルの上下両端に、前記支持杆及び支柱に取り付けるための水平杆を固定する必要があるため、部品点数や取付工数が増え、コスト高となるという問題がある。
また、支持杆及び支柱の位置が決められているので、仕切りパネルの左右方向の位置を容易に変更することはできない。
上記特許文献2に記載のものにおいては、天板に、仕切りパネルの側端を固定するための加工を施す必要があるので、加工コストが増大し、また、天板を、仕切りパネルのない他の什器と共通化することはできない。
さらに、天板に、固定手段取付用の加工を施すと、仕切りパネルの取付位置は、固定手段を取付けた位置に限られることとなるので、仕切りパネルの左右方向の位置を容易に変更することはできない。
さらに、上記特許文献1及び2に記載の仕切りパネルの取付構造では、大きさや種類等の異なる仕切りパネルに簡単に変更することができないだけでなく、例えば接客用のカウンタ等において、その天板の前方、すなわち顧客側の空間を、別の仕切りパネルを連結して左右方向に仕切りたいときに、それが簡単にできないという問題もある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたもので、天板に何らの加工を施すことなく、天板の上方と下方と前方の空間を、互いに連結した3枚のパネルにより、左右方向に簡単に仕切ることができ、かつ互いに連結した各パネルの左右位置や、各パネルの大きさ及び種類等を、容易に変更しうるようにした、什器用仕切りパネルを提供することを目的としている。
本発明によると、上記課題は、次の各項のようにして解決される。
(1)什器の天板の上面に載置され、天板の上方の空間を左右方向に仕切る上部パネルと、天板の下方において床面に載置され、天板の下方の空間を左右方向に仕切る下部パネルと、天板の前方の空間を左右方向に仕切る前部パネルとを備え、前記上部パネル及び下部パネルの前端と、前記前部パネルの後端同士を互いに連結し、上部パネルと下部パネルとの対向面間に形成された隙間に挟入した前記天板の下面を、下部パネルの上面に設けた押圧手段により押圧して、前記上部パネルと下部パネルとにより天板を挟持する。
このような構成とすると、天板に何らの加工を施すことなく、互いに連結した3枚のパネルよりなる仕切りパネルを天板に取付けて、その上方と下方と前方の空間を、左右方向に簡単に仕切ることができる。
また、仕切りパネルの天板への左右方向の取付位置を容易に変更しうるだけでなく、各パネルの大きさや種類等も容易に変更することができる。
(2)上記(1)項において、押圧手段を、下部パネルの上面に取付けた、パネルの左右両側方に延出する左右1対の水平片を有する固定部材と、前記両水平片の外側端部に設けためねじに下方より螺合され、上端により天板の下面を押圧可能な押圧ボルトとよりなるものとする。
このような構成とすると、下部パネルの上面に取付けた固定部材の両水平片におけるめねじに螺合した押圧ボルトを、下方より回動操作するだけの簡単な作業で、下部パネルの上面を、押圧ボルトと固定部材を介して、天板の下面に圧接することができる。
また、固定部材の両水平片は、下部パネルの左右両側方に延出し、かつその外側端部に設けためねじに螺合された押圧ボルトにより、天板の下面を押圧するようにしているので、下部パネルが左右方向にぐらつく恐れがない。
(3)上記(2)項において、押圧ボルトの上端と天板との間に、押圧板を挟入する。
このような構成とすると、天板の下面に押圧痕が形成されることがない。
また、天板の下面を面で押圧するので、圧接面積が大となり、下部パネル及び連結後の仕切りパネルが安定して取付けられる。
(4)上記(1)〜(3)項のいずれかにおいて、前部パネルの前端下部を、パネル固定具を介して床面に固定する。
このような構成とすると、前部パネルが左右方向にぐらつくのが防止されるので、連結後の仕切りパネルがより安定する。
(5)上記(1)〜(4)項のいずれかにおいて、床面に、下部パネルと前部パネルの下端部を嵌合することにより、それらの下端と床面との間に形成される隙間を閉塞する正面視上向コ字状断面の塞ぎ材を設ける。
このような構成とすると、仕切りパネルを取付けた什器の体裁がよくなるとともに、床面に落下した物品やごみ等の異物が、隙間に入り込むことがなくなる。
(6)上記(1)〜(5)項のいずれかにおいて、互いに連結された上部パネル、下部パネル及び前部パネルを、天板に左右に離間させて取付け、いずれか一方の前部パネルの前端に、前方を向く延長パネルの後端を連結し、他方の前部パネルの前端に、前記延長パネルと平行をなし、かつ前端が前記延長パネル側に向かって屈曲する延長パネルの後端を連結する。
このような構成とすると、例えば接客カウンタ等の什器に適用した際、天板の前方に、一方のものを屈曲させた左右の延長パネルにより、顧客用の大きなブースを容易に、かつ体裁よく形成することができる。
本発明によれば、天板に何らの加工を施すことなく、互いに連結した少なくとも3枚の単体パネルを天板に容易に取付けて、その上方と下方と前方の空間を、左右方向に簡単に仕切ることができる。
また、仕切りパネルの天板への左右方向の取付位置を容易に変更しうるだけでなく、仕切りパネルは、3枚の単体パネルを連結したものよりなっているので、各パネルの大きさや種類等も変更することができる。
以下、本発明の実施形態を、図面に基づいて説明する。
図1は、本発明を適用した対面式接客カウンタの一部切欠き斜視図、図2は、図1のII-II線拡大縦断側面図で、この接客カウンタは、互いに平行をなして対向する左右1対のエンドパネル1、1と、この両エンドパネル1における上下方向の中間部の対向面に両側端が固定された左右方向に長い天板2と、天板2の前後方向(以下、顧客側である図2の右方を前として説明する)の中央部下面を支持するようにして、床面Fに立設され、かつ両側端が左右のエンドパネル1の内側面に固定された幕板3とを備えている。なお、左右のエンドパネル1と幕板3は、天板2を支持する脚体を兼ねている。
接客カウンタには、天板2の上方と下方と前方とを左右方向に仕切る複数の仕切りパネル4、4が取付けられている。なお、仕切りパネル4、4の取付構造は、左右同一構造であるため、以下は、左方のもののみについて説明する。
仕切りパネル4は、天板2の上方を左右方向に仕切る上部パネル5と、顧客側である幕板3より前方における天板2の下方を左右方向に仕切る下部パネル6と、天板2の前方を左右方向に仕切る前部パネル7との3枚の単体パネルよりなっている。
上部パネル5は、前後寸法が、天板2のそれよりも若干短寸で、前端部が天板2の前端より若干突出するようにして、天板2の上面に載置されている。
下部パネル6は、上下寸法が、床面Fから天板2の下面までの寸法よりも若干短寸で、かつ前後寸法が、天板2の前後寸法をほぼ2分する寸法とされ、前端が上部パネル5の前端と同一面に整合するようにして、床面Fに載置されている。
前部パネル7の上下寸法は、床面Fから上部パネル5の上端までの上下寸法と等しくされている。
拡大縦断面図である図3に示すように、下部パネル6と前部パネル7の下部フレーム8(同一形状につき、前部パネル側は図示略)の下端には、正面視下向きコ字状断面の幅木9が固着され、この幅木9内には、床面Fに載置される正面視上向コ字状断面の前後方向を向く塞ぎ材10が、上下に移動可能に嵌合され、後記するアジャスタ12により仕切りパネル4の高さを調整した際における、両パネル6、7の幅木9の下端と床面Fとの間に形成される隙間が、塞ぎ材10により閉塞されるようになっている。
下部パネル6と前部パネル7における幅木9の前後両端部下面には、側面視内向きコ字状のアジャスタ取付部材11の上面が固着され、このアジャスタ取付部材11の下端に溶接されたナット11aには、高さ調節用のアジャスタ12におけるねじ軸12a の上端部が、上方に貫通するようにして螺挿され、アジャスタ12の下端における接床部材12bは、塞ぎ材10の下面の切欠き10aを経て、床面Fに接している。下部パネル6と前部パネル7の床面Fに対するレベルの調整は、塞ぎ材10を、アジャスタ12の下端部が露出するまで上方に持ち上げ、その回動操作部12cを工具により回動させることにより、パネルの側方より容易に行うことができる。
上部パネル5と下部パネル6と前部パネル7との対向面同士は、図4の拡大分解側面図及び連結後の要部の拡大縦断側面図である図5に示すように、上下2個の連結部材13、13と係止金具14と固定金具15とにより、次のようにして互いに連結されている。
上下の連結部材13は、各パネル5、6、7の側端における互いに対向するサイドフレーム16'、16''、16'''の中央部に形成された内向コ字状断面をなす屈曲部16a(図9参照)の外面の上下方向を向く凹溝17に嵌合可能な、後端が垂直面とされた側面視ほぼT字状をなす基部13a と、この基部13a の下端部の前後両端部に連設された下向き鉤状の係止爪13b、13bと、基部13a の上端に連設された上向きの取付片13cとを有している。
各パネル5、6、7同士を連結するには、まず、上部パネル5のサイドフレーム16'の下部と、下部パネル6のサイドフレーム16''の下端部とに、連結部材13、13を、次のようにして取付ける。
各連結部材13の一方(後部側)の係止爪13bを、それぞれ上部パネル5と下部パネル6におけるサイドフレーム16'、16''の屈曲部16aの溝底面に穿設された縦長方形の係合孔18、18の下縁に、上方より落とし込むようにして係合させたのち、取付片13cを、止めねじ19をもってサイドフレーム16'、16''の凹溝17の奥面に固定する。
ついで、下部パネル6に固定した連結部材13の他方の係止爪13bを、前部パネル7における後端のサイドフレーム16'''の屈曲部16aの溝底面に形成された、下部パネル6の係合孔18と対向する係合孔18の下縁に、上方より落とし込んで係合させ、下部パネル6の下端を前部パネル6の下端部に係止する。
ついで、係止金具14の前端に折曲形成された上向きの係止片14aを、前部パネル7における後端のサイドフレーム16'''の屈曲部16aの中間部に形成された方形の係合孔18の上縁に係合させた後、下部パネル6の上端面に形成された前後方向を向く凹溝20の前端部に、係止金具14の後半部を、止めねじ21、21により固定する。これにより、下部パネル6の前端は、前部パネル7の後端に、上下方向へ動くのが規制されて連結される。
ついで、上部パネル5に固定した連結部材13における他方の係止爪13bを、前部パネル7における後端のサイドフレーム16'''の屈曲部16aの溝底面に形成された、上部パネル5の係合孔18と対向する係合孔18の下縁に、上方より落とし込んで係合させることにより、上部パネル5と前部パネル7とを仮連結する。
ついで、上部パネル5と前部パネル7との上端に形成された前後方向を向く凹溝22、22の対向端部に、正面視上向きコ字状の固定金具15を嵌合し、その前後両端部を、複数の止めねじ21により上部パネル5と前部パネル7の凹溝22内に固定する。これにより、上部パネル5の前端が前部パネル7の後端に連結され、かつ上部パネル5と下部パネル6との対向端には、天板2が挟入可能な、その厚さよりも大きな隙間Sが形成される。なお、下部パネル6と前部パネル7との連結に当たっては、係止金具14の代わりに、下側の連結部材13と同様の連結部材を下部パネル6のサイドフレーム16''に取付けて行うこともできる。
図2、図6及び図7に示すように、上記のようにして連結された3枚のパネルよりなる仕切りパネル4は、接客カウンタの天板2に、次のようにして固定されている。
下部パネル6の上端に形成された凹溝20の後端部に、固定部材23における正面視上向コ字状断面をなす基部23aを嵌合し、2本のねじ24を凹溝22の溝底面に設けためねじ孔25に螺合することにより固定する。
基部23aの左右の上端縁には、1対の水平片23b、23bが、下部パネル6の左右両側方に大きく突出するようにして連設され、両水平片23bの側端部上面には、前後2個ずつのナット26、26が、両水平片23bに穿設された2個ずつの通孔27と同心をなすように、溶接により固着されている。
仕切りパネル4を接客カウンタの天板2に取付けるには、まず、上述のようにして連結された仕切りパネル4における上部パネル5と下部パネル6との間に形成された隙間Sに、天板2の前半部に挟入したのち、固定部材23の水平片23b、23bの各ナット26に、押圧ボルト28を、上方に突出するまで螺挿する。
ついで、各押圧ボルト28の上端に、方形をなす押圧板29を載置し、その両側端部上面に固着された硬質ゴム等の滑り止め板30、30の上面が、天板2の下面に圧接するまで、各押圧ボルト28を均等に締め込む。
これにより、下部パネル6には、床面Fと天板2との間において突っ張り力が作用し、アジャスタ12の下面が床面Fに圧接するとともに、下部パネル6と上部パネル5は、前部パネル7を介して実質的に一体的に連結されているので、天板2の上面に上部パネル5の下端が強く圧接する。従って、天板2を上部パネル5と下部パネル6により強く挟持するようにして、天板2に仕切りパネル4が取付けられる。また、下部パネル6の上端は、左右方向を向く押圧板29と滑り止め板30を介して、天板2の下面に広い領域で圧接しているので、取付後において、仕切りパネル4が左右方向にぐらつく恐れはない。
上記実施形態のように、仕切りパネル4を、上部パネル5と下部パネル6と前部パネル7とを互いに連結し、この仕切りパネル4を、天板2を挟持するようにして取付けると、天板2に何らの加工を施すことなく、その上下と前方の空間を、左右方向に簡単に仕切ることができ、また仕切りパネル4の左右位置を容易に変更することができる。
また、天板2の前後寸法や高さ、什器の使用目的等に対応して、各パネル5、6、7の前後の幅や上下寸法及び種類等を、適切なものを選択して容易に変更することもできる。
さらに、例えば図1の2点鎖線で示すように、左右に隣接する仕切りパネル4における前部パネル7、7の前端に、互いに平行をなして前方を向き、かつ一方の前端を平面視内向きL字状をなすように他方に向かって屈曲された延長パネルP、Pを、上記のような連結手段により連結して、接客カウンタの前方に、顧客用の広いブースを形成することもできる。
仕切りパネル4における前部パネル7の前端は、次のようにして、床面Fに固定されている。
図8〜図10は、前部パネル7の固定構造の第1の実施形態を示し、図8は、前部パネル7の前端下部の拡大側面図、図9は、図8のIX-IX線拡大横断平面図、図10は、同じく、図9のX-X線拡大横断平面図である。
この実施形態の固定構造には、図11〜図13に示すようなパネル固定具31が用いられる。
パネル固定具31は、前端が平面視において半円形をなし、かつ後端部を除く上面が前下方に向かって傾斜する、パネルの幅方向である前後方向を向く固定部32と、この固定部32の後端に突設された、左右寸法が固定部32のそれよりも小さい後向き突部33とを備え、後向き突部33における平坦をなす上面の後端寄りの両側端部と中央部とには、それぞれ、左右1対の円形断面の嵌合ロッド34、34と、それよりも前後寸法の小さな長円形断面の嵌合ロッド35とが垂直に立設されている。なお、パネル固定具31の左右寸法は、前部パネル7の厚さとほぼ等しく、また、後向き突部33の左右幅は、塞ぎ材10の前端部下面に形成された切欠き10aにがたなく嵌合しうる寸法とされている。
固定部32の後端部上面には、前部パネル7と直交する左右方向を向く側面視U字状の配線溝36が形成され、この配線溝36の前方における固定部32の中央部には、固定ねじ挿入用の段付孔37、37が形成されている。
図8〜図10に示すように、前部パネル7の前端には、前述した後端のサイドフレーム16'''と同様、前面の中央部に上下方向を向く凹溝17を有する中空状のサイドフレーム16'''が取付けられている。このサイドフレーム16'''の前面には、中空状のエンドカバー38が、その後面中央部に突設された上下方向を向く凸条38aを、凹溝17内の前半部まで嵌合させ、それらの間に挿入したスペーサとねじ(いずれも図示略)により固定されている。
前部パネル7の前端を床面Fに固定するには、まず、図10に示すように、塞ぎ材10の前端部下面に形成された平面視前向コ字状の切欠き10aの前端開口部に、パネル固定具31の後向き突部33を嵌合し、前後及び左右方向の位置決めをしたのち、パネル固定具31を、ねじ39、39により、前部パネル7の幅方向である前方の床面Fに固定する。
ついで、パネル固定具31における左右と中央部の嵌合ロッド34、34、35に、前部パネル7のサイドフレーム16'''の屈曲部16aを挟む左右両側に形成された上下方向を向く凹部40、40と、屈曲部16aの凹溝17におけるエンドカバー38の凸条38aよりも後方の空間部41を、それぞれ上方より上下方向に相対的に摺動可能に嵌合する。この嵌合作業は、仕切りパネル4を天板2に固定する前に行われる。なお、上記作業手順とは逆に、嵌合ロッド34、35を先にサイドフレーム16'''の凹部40と空間部41に嵌合したのち、パネル固定具31を床面Fにねじ止めしてもよい。
これにより、前部パネル7の前端下部は、パネル固定具31を介して、左右方向に移動するのが防止されて床面Fに固定され、かつ嵌合ロッド34、35は上下方向に長いので、前部パネル7の下端部が厚さ方向にぐらつくことも抑えられる。
また、嵌合ロッド34、35が、サイドフレーム16'''の前面板を前後両面から挟むようにして嵌合されているので、前部パネル7が前後方向に移動するのも防止される。
さらに、パネル固定具31の嵌合ロッド34、35には、前部パネル7におけるサイドフレーム16'''の凹部40と、屈曲部16aの空間部41とが、上下方向に相対的に摺動可能に嵌合されているので、アジャスタ12による前部パネル7の高さを調節を、支障なく行うことができる。
パネル固定具31の嵌合ロッド34、35を、前部パネル7の一部であるサイドフレーム16'''の凹部40と空間部41に嵌合させて、パネル固定具31を床面Fに固定するだけでよいので、前部パネル7に、パネル固定具31固定用の特別な加工を施す必要がなく、かつ作業牲もよい。
上記実施形態では、サイドフレーム16'''の中空孔の前端部に形成された凹部40に、パネル固定具31の嵌合ロッド34を嵌合しているが、例えば、後向き突部33を後方に延出させて、その上面に、サイドフレーム16'''の中空孔と補形をなす嵌合部を突設し、この嵌合部をサイドフレーム16'''の中空孔に嵌合してもよい。この際には、中央の嵌合ロッド35は省略してもよい。
図14及び図15は、前部パネル7の固定構造の第2の実施形態、図16〜図18は、この実施形態に用いるパネル固定具を示す。なお、上記と同様の部材には、同じ符号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施形態においては、上記と同様のパネル固定具31における固定部32の後端部上面に、その左右寸法とほぼ等しい左右幅の垂直平板状の嵌合片42を別途立設し、この嵌合片42を、エンドカバー38の内部に形成された上下両方向に開口する左右方向に長い平面視長方形をなす中空孔43に、下方より上下に相対的に摺動しうるように嵌合したものである。
この実施形態の固定構造においても、上記第1の実施形態の固定構造と同様の作用効果を奏することができる。
また、左右幅の大きい平板状の嵌合片42が、エンドカバー38の中空孔43に上下に摺動可能に嵌合されているので、アジャスタ12により、前部パネル7の床面Fからの高さを高くした際に、塞ぎ材10の前端と前部パネル7の下端との間に隙間が形成されても、この隙間を嵌合片42により体裁よく覆うことができる。
さらに、エンドカバー38の下端部が、パネル固定具31の嵌合片42を介して、前部パネル7のサイドフレーム16'''の前面に安定よく装着されているので、エンドカバー38をサイドフレーム16'''に固定するねじや、めねじ孔の数を減らすことができる。
図19及び図20は、前部パネル7の固定構造の第3の実施形態を示すもので、上記第2の実施形態と異なるのは、エンドカバーの構造のみである。
この実施形態のエンドカバー44は、上記エンドカバー38の前面に、上下両方向に開口する配線収容空間45を有する配線ダクト46を、その下端がパネル固定具31の配線溝36の直上に位置するようにして、一体的に形成したものである。なお、配線ダクト46の前面の中央部には、配線収容空間45内に前方からでも配線しうるように、縦長の配線挿入孔47が、全長に亘って形成され、この配線挿入孔47には、着脱可能なカバー48が止着されている。
このようなエンドカバー44を用いると、接客カウンタで使用されるOA機器等のケーブルCを、前部パネル7の外部に露呈させることなく、配線ダクト46の配線収容空間45内に収容して、床面Fまで体裁よく配線することができる。
また、パネル固定具31の上面には、配線溝36が形成されているので、前部パネル7の高さが、アジャスタ12により最下限に調整され、配線ダクト46の下端がパネル固定具31の上端と近接していても、配線ダクト46に収容したケーブルCを、配線溝36より左右方向に取り出すことができる。
図21及び図22は、パネル固定具の変形例と、それを用いた前部パネル7の固定構造の第4の実施形態を示すものである。なお、エンドカバー44は、上記第3の実施形態のものと同一形状である。
この実施形態に用いられるパネル固定具49は、前半部が、上記第2及び第3の実施形態のパネル固定具31とほぼ同形をなし、上面が前下方に傾斜する固定部50の後端部には、配線溝51と嵌合片52とが形成されている。
固定部50の後端には、塞ぎ材10内に前方より嵌合可能な左右幅の後向嵌合片53が連設され、この後向嵌合片53の後半部には、アジャスタ12の軸部である下端部の六角形をなす回動操作部12cに、これを挟むようにして前方より嵌合される、平面視後向U字状の嵌合溝54が形成されている。
パネル固定具49は、その後向嵌合片53を塞ぎ片10の前端部内に嵌合し、かつ後半部の嵌合溝54を、アジャスタ12の回動操作部12cに嵌合させた状態で、床面にねじ止めされている。嵌合片52には、上述と同様、エンドカバー44の中空孔43が、上下に摺動可能に嵌合されている。
第4の実施形態においては、パネル固定具49の後向嵌合片53が、前部パネル7のアジャスタ12に嵌合されているので、前部パネル7の前端部が左右方向に移動することはない。
また、上記第2の実施形態と同様、左右幅の大きい嵌合片52が、エンドカバー44の中空孔43に摺動可能に嵌合されているので、アジャスタ12により、前部パネル7の床面Fからの高さを高くした際における、塞ぎ材10の前端と前部パネル7の下端との間に形成される隙間を、嵌合片52により体裁よく覆うことができる。なお、図22の2点鎖線で示すように、第4の実施形態のパネル固定具49にも、上記実施形態のような嵌合ロッド34、35を突設し、これらを、上記と同様、サイドフレーム16'''に嵌合させるようにしてもよい。
上記第1〜第4の実施形態のパネルの固定構造においては、いずれも、塞ぎ材10を有するものとしたが、この塞ぎ材10を省略して実施することもある。
本発明を適用した対面式接客カウンタの一部切欠き斜視図である。 図1のII-II線拡大縦断側面図である。 図2のIII-III線拡大縦断正面図である。 上部、下部及び前部パネルにおける連結前の側面図である。 同じく、各パネル連結後の要部の拡大縦断側面図である。 図2のVI-VI線拡大縦断正面図である。 上部パネルと下部パネルにおける天板への固定前の要部の拡大分解斜視図である。 前部パネルの固定構造の第1の実施形態を示す要部の拡大側面図である。 図8のIX-IX線拡大横断平面図である。 同じく、X-X線拡大横断平面図である。 前部パネルの第1の実施形態の固定構造に用いるパネル固定具の側面図である。 同じく、平面図である。 図12のXIII-XIII線縦断側面図である。 前部パネルの固定構造の第2の実施形態を示す要部の拡大側面図である。 図14のXV-XV線拡大横断平面図である。 前部パネルの第2の実施形態の固定構造に用いるパネル固定具の側面図である。 同じく、平面図である。 図17のXVIII-XVIII線縦断側面図である。 前部パネルの固定構造の第3の実施形態を示す要部の拡大側面図である。 図19のXX-XX線拡大横断平面図である。 前部パネルの第4の実施形態の固定構造に用いるパネル固定具の斜視図である。 同じく、前部パネルの第4の実施形態の固定構造を、図19と同部位で横断して示す拡大平面図である。
符号の説明
1 エンドパネル
2 天板
3 幕板
4 仕切りパネル
5 上部パネル
6 下部パネル
7 前部パネル
8 下部フレーム
9 幅木
10 塞ぎ材
10a 切欠き
11 アジャスタ取付部材
11a ナット
12 アジャスタ
12a ねじ軸
12b 接床部材
12c 回動操作部
13 連結部材
13a 基部
13b 係止爪
13c 取付片
14 係止金具
14a 係止片
15 固定金具
16' サイドフレーム
16''サイドフレーム
16'''サイドフレーム
16a 屈曲部
17 凹溝
18 係合孔
19 止めねじ
20 凹溝
21 止めねじ
22 凹溝
23 固定部材
23a 基部
23b 水平片
24 ねじ
25 めねじ孔
26 ナット
27 通孔
28 押圧ボルト
29 押圧板
30 滑り止め板
31 パネル固定具
32 固定部
33 後向き突部
34 嵌合ロッド
35 嵌合ロッド
36 配線溝
37 段付孔
38 エンドカバー
38a 凸条
39 ねじ
40 凹部
41 空間部
42 嵌合片
43 中空孔
44 エンドカバー
45 配線収容空間
46 配線ダクト
47 配線挿入孔
48 カバー
49 パネル固定具
50 固定部
51 配線溝
52 嵌合片
53 後向嵌合片
54 嵌合溝
C ケーブル
F 床面
P 延長パネル
S 隙間

Claims (6)

  1. 什器の天板の上面に載置され、天板の上方の空間を左右方向に仕切る上部パネルと、天板の下方において床面に載置され、天板の下方の空間を左右方向に仕切る下部パネルと、天板の前方の空間を左右方向に仕切る前部パネルとを備え、前記上部パネル及び下部パネルの前端と、前記前部パネルの後端同士を互いに連結し、上部パネルと下部パネルとの対向面間に形成された隙間に挟入した前記天板の下面を、下部パネルの上面に設けた押圧手段により押圧して、前記上部パネルと下部パネルとにより天板を挟持したことを特徴とする什器用仕切りパネル。
  2. 押圧手段を、下部パネルの上面に取付けた、パネルの左右両側方に延出する左右1対の水平片を有する固定部材と、前記両水平片の外側端部に設けためねじに下方より螺合され、上端により天板の下面を押圧可能な押圧ボルトとよりなるものとした請求項1記載の什器用仕切りパネル。
  3. 押圧ボルトの上端と天板との間に、押圧板を挟入してなる請求項2記載の什器用仕切りパネル。
  4. 前部パネルの前端下部を、パネル固定具を介して床面に固定してなる請求項1〜3のいずれかに記載の什器用仕切りパネル。
  5. 床面に、下部パネルと前部パネルの下端部を嵌合することにより、それらの下端と床面との間に形成される隙間を閉塞する正面視上向コ字状断面の塞ぎ材を設けてなる請求項1〜4のいずれかに記載の什器用仕切りパネル。
  6. 互いに連結された上部パネル、下部パネル及び前部パネルを、天板に左右に離間させて取付け、いずれか一方の前部パネルの前端に、前方を向く延長パネルの後端を連結し、他方の前部パネルの前端に、前記延長パネルと平行をなし、かつ前端が前記延長パネル側に向かって屈曲する延長パネルの後端を連結してなる請求項1〜5のいずれかに記載の什器用仕切りパネル。
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