JP2010034141A - 固体撮像装置とその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】固体撮像装置のカラーフィルタ層について、各カラーフィルタ部の厚さについての制限及び微細化に伴う解像度低下に起因した特性劣化を解消する。
【解決手段】固体撮像装置10は、半導体基板11上にマトリクス状に配列された複数の光電変換素子13と、複数の光電変換素子13同士に挟まれる領域の上方に設けられた壁部21と、各光電変換素子13上方において壁部21に囲まれる各開口部を埋め込むように設けられたカラーフィルタ部22G、22B及び22Rとを備えている
【選択図】図1

Description

本発明は、固体撮像装置に関し、特に、光電変換素子上にカラーフィルタが設けられた固体撮像装置に関するものである。
カラー固体撮像装置には、カラー化のために、各光変換素子に対応する色のカラーフィルタ部(色素層)が所定パターンに配置されたカラーフィルタ層を有している(例えば、特許文献1を参照)。カラー固体撮像装置に使用されるカラーフィルタ層は、例えば、顔料、染料等の着色材料を分散させた感光性樹脂等を基板上に塗布し、更に、露光、現像及び硬化の処理を行なうことによって形成される。
以下、特許文献1に開示されたカラーフィルタ層を有する従来のカラー固体撮像装置について、図面を参照して説明する。図16(a)及び(b)は、画素毎に各色のカラーフィルタ部を有する従来のカラー固体撮像装置100を説明するための図である。図16(a)は平面図であって主にカラーフィルタ層122について示し、また、該図中のXVIb-XVIb'線によるカラー固体撮像装置100の断面が図16(b)に示されている。
一般に、一つの固体撮像装置において光の三原色に対応するカラーフィルタを用いてカラー化を行なう単板式カラー固体撮像装置の場合、ベイヤ配列と呼ばれる並び方に従って各色のカラーフィルタ部が配列されたカラーフィルタ層を用いることが多い。図16(a)に示すカラーフィルタ層122も、ベイヤ配列のパターンを有するカラーフィルタ層である。
図16(a)に示す通り、カラーフィルタ層122において、緑色フィルタ部122Gが市松模様を形成するように並べられ、残りの部分を埋めるように、行又は列毎に交互に、青色フィルタ部122B又は赤色フィルタ部122Rが並べられている。つまり、ある行(例えば、図16(a)のXVIb-XVIb'線の行)においては緑、青、緑、青の繰り返しになっており、その隣の行では赤、緑、赤、緑の繰り返しになっている。同様に、ある列において緑、青、緑、青の繰り返しになっており、その隣の列では赤、緑、赤、緑の繰り返しになっている。また、これらの各色のフィルタは、それぞれ一つの画素に対応して配置されている。尚、各画素において、後に説明する円形のマイクロレンズ124と、遮光膜117に覆われていない領域である開口領域117aとについても位置及び形状を示している
次に、図16(b)の断面図について説明する。該図に示されている通り、カラー固体撮像装置100は、N型半導体基板111を用いて形成されている。
N型半導体基板111上にP型ウェル層112が形成され、P型ウェル層112の上部に、N型の半導体層として、光電変換を行なう複数の光電変換素子113が形成されている。各光電変換素子113は、それぞれ一つの画素に含まれることになる。P型ウェル層112及び光電変換素子113を覆うように、ゲート絶縁膜114が形成されている。光電変換素子113同士の間の領域において、ゲート絶縁膜114上に、信号の転送を行なう転送電極115が形成されている。
転送電極115の側面及び上面には層間絶縁膜116が形成され、そのため転送電極115は層間絶縁膜116によって覆われている。更に、層間絶縁膜116を覆うように、遮光膜117が形成されている。遮光膜117はタングステン等からなり、光電変換素子113以外の部分への不要な入射光を防ぐ働きを有する。
更に、ゲート絶縁膜114及び遮光膜117を覆うように、表面保護膜118が形成されている。表面保護膜118は平坦ではない下地の上に形成された層であるため、光電変換素子113上方において凹部を有している。該表面保護膜118の凹部を埋めるように第1の透明平坦化膜119が形成され、表面保護膜118及び第1の透明平坦化膜119の上面が面一に平坦化されている。
このように平坦化された表面保護膜118及び第1の透明平坦化膜119の上に、熱硬化型透明樹脂からなる第2の透明平坦化膜120が形成され、更にその上にカラーフィルタ層122が形成されている。ここで、第2の透明平坦化膜120は、カラーフィルタ層122の密着性を向上させると共に、製造工程における現像残渣を少なくする機能を有する。
また、カラーフィルタ層122は、それぞれ所定の色素(ここでは緑、青又は赤)を含有するカラーフィルタ部、つまり、緑色フィルタ部122G、青色フィルタ部122B及び赤色フィルタ部122Rが集合した構成であり、図16(a)のような配列になっている。尚、各カラーフィルタ部は、各光電変換素子113に対応してその上方に配置されている。
カラーフィルタ層122上には、第3の透明平坦化膜123が形成され、その更に上には画素毎にマイクロレンズ124が形成されている。第3の透明平坦化膜123はマイクロレンズ124を精度良く形成するために設けられ、マイクロレンズ124は、各画素においてカラーフィルタ部及び光電変換素子113への集光効率を向上させる機能を有している。
特許文献1に記載された従来の固体撮像装置の場合、カラーフィルタ層122を形成する際には、緑色フィルタ部122G、赤色フィルタ部122R及び青色フィルタ部122Bのうち撮像領域を占める面積の総和が最も大きくなる緑色フィルタ部122Gを第一層目として最初に形成する。各緑色フィルタ部122Gは、第2の透明平坦化膜120上に、互いに画素のコーナー部分によって繋がり、且つ、青色及び赤色に対応する位置を開口するように形成される。また、緑色フィルタ部122Gは、その幅が青色フィルタ部122B及び赤色フィルタ部122Rに比べて広くなるように形成される。
次に、緑色フィルタ部122Gの間に残されている開口部のうちの青色に対応する部分に、青色色素を含む感光性着色樹脂を選択的に充填する。更に、所定のフォトマスクを用い、露光、現像及び硬化の処理を経て硬化することにより、それぞれ周囲を緑色フィルタ部122Gに囲まれた青色フィルタ部122Bを形成する。
更に、赤色フィルタ部122Rに対応する開口部に対し、赤色色素を含む感光性着色樹脂を用いて青色フィルタ部122Bの形成と同様の工程を行ない、それぞれ周囲を緑色フィルタ部122Gに囲まれた赤色フィルタ部122Rを形成する。
このようにして形成される青色フィルタ部122B及び赤色フィルタ部122Rの形状は、緑色フィルタ部122Gの形成時に設けられる開口部の形状によって規定される。このため、青色フィルタ部122B及び赤色フィルタ部122Rを形成するためのフォトマスクにおいて、露光パターンの境界は、前記開口部を取り囲むように設定すれば良いことになり、厳密に開口部の形状に合わせる必要はない。よって、フォトマスクの合わせ精度が緩和されている。
また、緑色フィルタ部122Gは、そのように設計されたフォトマスクを用いて形成することにより、青色フィルタ部122B及び赤色フィルタ部122Rよりも広い幅を有するようになっている。この結果、緑色フィルタ部122G同士が角の部分によって互いに安定して繋がる。このような製造方法を用いることにより、各カラーフィルタ間に隙間及び重なりが発生するのを避け、混色、感度ムラ等の発生を抑制することができる。
特開2006−163316 特開2005−5419
しかしながら、以上に説明した従来のカラーフィルタ層122に関して、以下に述べるような幾つかの問題がある。
従来の緑色フィルタ部122Gは、青色フィルタ部122Bを形成する際の青色色素を含む感光性着色樹脂の塗布膜厚、及び、赤色フィルタ部122Rを形成する際の赤色色素を含む感光性着色樹脂の塗布膜厚よりも厚く形成する必要がある。そのような膜厚を有していない場合、緑色フィルタ部122Gの形成後、青色色素又は赤色色素を含む感光性レジストを塗布する際に、開口部のみに選択的に塗布されるのではなく、緑色フィルタ部122Gの上面にも塗布されることになり、フォトマスクについて、高い合わせ精度が要求されることとなる。この合わせがズレると各カラーフィルタ部が重なり、これは混色の原因となるため、避けなければならない。
このことから、緑色フィルタ部122Gの膜厚を青色フィルタ部122B及び赤色フィルタ部122Rよりも厚く設定することが必要となり、カラー固体撮像装置に用いる各カラーフィルタの分光特性に関して制約が生じている。このような制約の解消が課題の一つである。
また、一般に、カラー固体撮像装置のカラーフィルタとして、耐光性、耐熱性に優れているため、顔料を分散させた感光性樹脂(以下、顔料分散型レジストとする)を固化させることにより得られる顔料分散型フィルタが広く用いられている。しかしながら、顔料分散型レジストは、露光を行なう際に光が顔料粒子によって散乱させられるため、通常のフォトレジストに比べて解像度が劣る。このため、微細化に対応するのが困難になって来ており、高精細な画像の得られるカラーフィルタ層を形成することも難しい。
図17(a)及び(b)に、微細化した顔料分散型の緑色フィルタ部122Gについて例示している。ここでは、顔料分散型レジストの解像力が悪いためにエッジ形状が丸くなり、青色フィルタ部122B及び赤色フィルタ部122Rを形成するための開口部122aは円状となっている。図16(a)には各色のフィルタが略正方形であるようなカラーフィルタ層122を示しているが、このようなカラーフィルタ層122の形成は、微細化が進むに連れて困難になっている。
尚、図17(a)及び(b)は、開口部122aの大きさが異なる2つの例である。具体的に、図17(a)は、緑色フィルタ部122Gが光電変換素子113上方の領域と、その間に位置する遮光膜117上方の領域とにまたがって広く形成され、開口部122aが小さい例であり、図17(b)は、緑色フィルタ部122Gが光電変換素子113と同じ幅に形成され、開口部122aが大きい例である。
図17(a)のような緑色フィルタ部122Gを有する場合のカラー固体撮像装置100を図18(a)及び(b)に、図17(b)のような緑色フィルタ部122Gを有する場合のカラー固体撮像装置100を図19(a)及び(b)に示す。いずれも、図16(a)及び(b)と同様の符号を付している。
以上のように、緑色フィルタ部122Gの各画素に対する位置合わせのズレが無い場合には、カラーフィルタ層122の機能に問題は生じない。
尚、緑色フィルタ部122Gの幅が最大である図18(a)のとき、青色フィルタ部122B又は赤色フィルタ部122が形成されている光電変換素子113の角部には、位置合わせのズレが無い場合にも緑色フィルタ部122Gが掛っている。しかし、このことの影響は、光電変換素子113についても厳密には角の部分が丸くなっていることから、僅かである。
しかしながら、緑色フィルタ部122Gを形成する際、画素に対する位置合わせにズレが生じる場合がある。例として、図20(a)及び(b)に、図17(a)及び(b)の緑色フィルタ部122Gが一方に(各図において右方向に)ズレた場合を示す。
図20(a)のように緑色フィルタ部122Gの幅が広い場合、開口部122aが位置しているべき光電変換素子113aの上方に、緑色フィルタ部122Gが大きく重なることになる。そのため、青色フィルタ部122B及び赤色フィルタ部122Rを形成すると、図21(a)及び(b)に平面図及びそのXXIb-XXIb'線による断面図を示すように、混色が発生する。つまり、例えば青色フィルタ部122Bを透過した光151が入射するべき光電変換素子113aに、緑色フィルタ部122Gを透過した光152が入射してしまう。同様のことが、赤色フィルタ部122Rを備える画素においても発生する。
また、図20(b)のように緑色フィルタ部122Gの幅が狭い場合、緑色フィルタ部122Gが位置しているべき光電変換素子113bの上方に、開口部122aが重なることになる。そのため、青色フィルタ部122B及び赤色フィルタ部122Rを形成すると、図22(a)及び(b)に平面図及びそのXXIIb-XXIIb'線による断面図を示すように、混色が発生する。つまり、緑色フィルタ部122Gを透過した光153が入射するべき光電変換素子113bに、例えば青色フィルタ部122Bを透過した光154が入射してしまう。また、別の光電変換素子113では、赤色フィルタ部122Rを透過した光が入射してしまう。
微細化が進行するにつれて、顔料分散型レジストの解像力が不足し、開口部122aが丸くなってしまうため、緑色フィルタ部122Gの位置合わせズレによる混色は発生しやすくなっている。よって、この点の解決も課題の一つである。
尚、図23〜25には、緑色フィルタ部122Gの幅の違いと、緑色フィルタ部122Gを形成するために用いるフォトマスクの位置合わせマージンとの関係について示している。
図23には、緑色フィルタ部122Gが考え得る最大の幅を有する場合を示している。つまり、各緑色フィルタ部122Gは、所定の光電変換素子113の上方に加えて、その両側の転送電極115を覆う遮光膜117の上方にまで広がるように形成されている。この場合、緑色フィルタ部122Gの位置が少しでもズレると、青色フィルタ部122B又は赤色フィルタ部122Rを備えるべき光電変換素子113の上方に緑色フィルタ部122Gが重なってしまい、混色を生じることになる。つまり、この場合、緑色フィルタ部122Gを形成するためのフォトマスク161について、合わせマージンは無い。
これに対し、図24には、緑色フィルタ部122Gが最小の幅を有する場合を示している。つまり、緑色フィルタ部122Gは、所定の光電変換素子113の上方のみに形成されている。この場合、緑色フィルタ部122Gの位置が少しでもズレると、緑色フィルタ部122Gを備えるべき光電変換素子113の上方に、青色フィルタ部122B又は赤色フィルタ部122Rが重なってしまい、混色を生じることになる。つまり、この場合も、緑色フィルタ部122Gを形成するためのフォトマスク161について、合わせマージンは無い。
図25は、合わせマージン162が最大になる場合であり、図において最も右にズレた場合の位置を緑色フィルタ部122Ga及びフォトマスク161aとして示すと共に、最も左にズレた場合の位置を緑色フィルタ部122Gb及びフォトマスク161bとして示している。このとき、緑色フィルタ部122Gは画素と同じ幅、つまり、所定の光電変換素子113の幅と、一つの転送電極115を覆う遮光膜117の幅とを合わせた幅を有する。この範囲に緑色フィルタ部122Gが形成されていれば、混色は発生しない。
このように、従来のカラー固体撮像装置100について、緑色フィルタ部122Gの幅を画素サイズと同じにすると、フォトマスクの合わせマージンが最大となる。但し、実際には、緑色フィルタ部122Gにより囲まれた開口部122aを精度良く形成するために、画素サイズよりも広い幅に形成することが必要である。
尚、図21(b)、図22(b)、図23〜図25において、緑色フィルタ部122Gの側面が垂直になっているが、これは図を簡略に表したものである。顔料分散型レジストを用いる場合、通常、図16(b)に示すように緑色フィルタ部122Gの側面は斜めになる。これも、露光を行なう際に光がレジスト中に含まれる顔料粒子によって散乱させられるためである。
また、カラーフィルタ形成材料としては、顔料分散型レジストの他に、染料を感光性樹脂に分散させた染料内添型レジストも使用されている。染料内添型レジストであれば、樹脂中に粒子を含まないために、通常使用されているフォトレジストと同等の解像力を得ることができる。しかし、染料内添型レジストは、顔料分散型レジストに比べると耐光性、耐熱性等において劣るため、カラー固体撮像装置のカラーフィルタ形成材料としての使用は限定される。つまり、単純に顔料分散型レジストを染料内添型レジストにより置き換えることはできない。
以上の課題に鑑み、本発明は、各カラーフィルタ部の分光特性に関する制約を避けると共に、混色等の画質劣化を避けることができ、微細化に対応したカラーフィルタ層を備えるカラー固体撮像装置と、その製造方法とを提供することを目的とする。
前記の目的を達成するため、本発明に係る固体撮像装置は、半導体基板上にマトリクス状に配列された複数の光電変換素子と、複数の光電変換素子同士に挟まれる領域の上方に設けられた壁部と、各光電変換素子上方において壁部に囲まれる各開口部を埋め込むように設けられたカラーフィルタ部とを備えている。
本発明の固体撮像装置によると、各光電変換素子上方に設けられたカラーフィルタ部は、それぞれ、隣り合う光電変換素子同士の間の領域上方に設けられた壁部によって囲まれている。このような複数のカラーフィルタ部及び壁部により、カラーフィルタ層が構成されている。
壁部は、その下地となる面から突出して設けられて各カラーフィルタ部の間を区切る部分であって、カラーフィルタとして機能する部分ではない。このため、従来のカラーフィルタ層における緑色フィルタ部の形成材料が顔料分散型レジストである必要があったのとは異なり、通常のレジスト材料、染料内添型レジスト等の他の材料によって形成することができる。つまり、顔料分散型レジストに比べて解像力の高い材料を用いて壁部を形成することができ、微細化が進んだ場合にもより正確に望みの形状を有するパターンを形成することができる。
このような壁部は光電変換素子上方に位置する領域を囲んで開口部を構成し、該開口部を埋め込むように各色のカラーフィルタ部が形成されている。このため、各カラーフィルタ部の形状は、壁部の形状によって定められる。この結果、カラーフィルタ部の形成材料として解像力の低い材料を用いたとしても、パターンの正確さを低下させること無しにカラーフィルタ部を形成することもできる。また、カラーフィルタ部を形成する際には、開口部の周囲を取り囲むようにフォトマスクの露光パターンを設定すれば良いことになり、フォトマスクの形状及び位置合わせについて要求される厳密さが低減されている。
また、各色のカラーフィルタ部同士の厚さの関係に制限はない。つまり、特定の色のカラーフィルタ部を他の色のカラーフィルタ部よりも厚くしなければならない等の制限はない。このため、各カラーフィルタ部の分光特性に関する制約は従来よりも緩和されている。
尚、複数のカラーフィルタ部の高さは、壁部の高さ以下であることが好ましい。
このようにすると、各色のカラーフィルタ部が壁部上面に乗り上げること、該カラーフィルタ部を形成するべき光電変換素子以外の光電変換素子上方にまではみ出すこと等を避けることができ、混色等を防ぐことができる。
また、壁部の幅は、光電変換素子同士の間の距離以下であることが好ましい。
このようにすると、光電変換素子上方に壁部が重なり、カラーフィルタ層としての機能に悪影響が出るのを避けることができる。更に、壁部の幅を狭くするほど、光電変換素子に対する壁部の形成位置について、許容されるズレがより大きくなる。
また、複数のカラーフィルタ部は、各光電変換素子に対して一つの色を有し、複数の光電変換素子の配列に対して複数の色からなる所定の配列を構成していることが好ましい。
例えば、緑色、青色及び赤色の各カラーフィルタ部によるベイヤ配列のパターンを構成することにより、カラーフィルタ層として機能する。
また、壁部は、第1の感光性着色樹脂から形成されることが好ましい。更に、第1の感光性着色樹脂は、染料内添型レジストであることが好ましい。
壁部が着色されていることにより、壁部に対して入射した光を吸収し、このような光が乱反射して光電変換素子に入り込むのを抑制することができる。これにより、スミア等のノイズを低減することができる。特に、染料内添型レジストは、解像力が高く線幅が例えば0.4μm以下の微細なパターンにおいても良好なエッジ形状を得る(基板に対して垂直な側面を有する壁部を設ける)こと及び高い寸法精度を実現することができるため、壁部を形成する材料として有用である。
また、複数のカラーフィルタ部は、それぞれ、第2の感光性着色樹脂を用いて形成されることが好ましい。更に、第2の感光性着色樹脂は、顔料分散型レジストであることが好ましい。
カラーフィルタ部の形成材料としては感光性着色樹脂が有用であり、特に、耐光性及び耐熱性の観点から顔料分散型レジストを用いるのが良い。染料内添型レジストに比べて解像力が低いという顔料分散型レジストの欠点は、壁部に設けられた開口部にカラーフィルタ部を形成することにより解消される。
また、複数のカラーフィルタ部の屈折率は、壁部の屈折率よりも大きいことが好ましい。
このようにすると、カラーフィルタ部内から壁部に達した光は反射されてカラーフィルタ部内に留まる。よって、光電変換素子に到達する光が多くなり、固体撮像装置としての感度が向上する。
また、壁部の透過率は、各カラーフィルタ部の透過率以下であることが好ましい。
このようにすると、カラーフィルタ部ではなく壁部に対して入射した光を吸収し、このような光が乱反射して光電変換素子に入り込むのを抑制することができる。これにより、スミア等のノイズを低減することができる。
前記の目的を達成するため、本発明に係る固体撮像装置の製造方法は、半導体基板に、複数の光電変換素子を配列して形成する工程(a)と、複数の光電変換素子同士に挟まれる領域上に、各光電変換素子上方の領域をそれぞれ開口部として囲む壁部を形成する工程(b)と、各開口部を埋め込むように、それぞれ所定の色を有する複数のカラーフィルタ部を形成する工程(c)とを備える。
本発明に係る固体撮像装置の製造方法によると、下地となる面から突出し且つ各光電変換素子上方に開口部を有するように壁部を形成し、該開口部を埋め込むようにカラーフィルタ部を形成する。このため、工程(b)において壁部が正確に形成されていれば、工程(c)にてカラーフィルタ部を形成する際に、フォトマスクのパターンは開口部の周囲を取り囲むようになっていれば良いことになる。つまり、フォトマスクの形状及び位置合わせについて、精度の要求は比較的低くなっている。
尚、工程(b)は、第1の感光性着色樹脂を塗布する工程と、第1の感光性着色樹脂を露光し且つ現像する工程とを含むことが好ましい。
このようにすると、第1の感光性着色樹脂を用いて壁部を形成することができる。特に、解像力の高い染料内添型レジスト等を用いると、輪郭の形状及び寸法について精度の高い壁部を形成することができる。
また、工程(c)において、複数の開口部を埋め込むように第2の感光性着色樹脂を塗布し、露光及び現像を行なって所定の開口部のみに所定の色を有するカラーフィルタ部を形成する工程を複数回行なうことにより、各光電変換素子に対して一つの色を有し、複数の光電変換素子の配列に対して所定の色の配列を有する複数のカラーフィルタ部を構成することが好ましい。
このようにして、所定の色の配列を有するカラーフィルタ層を形成することができる。特に、第2の感光性着色樹脂としては、耐光性及び耐熱性の観点から顔料分散型レジストを用いるのがよい。壁部に設けられた開口部を埋め込むように形成されるため、解像力が低いという問題は回避されている。
また、複数のカラーフィルタ部の高さは、壁部の高さ以下に形成することが好ましい。
このようにすると、壁部上面にまでカラーフィルタ部が重なって混色等の原因となるのを防ぐことができる。
また、複数のカラーフィルタ部上に、透明平坦化膜を介して複数のマイクロレンズを形成する工程(d)を更に備え、工程(b)において壁部を形成するために用いるフォトマスクを、工程(d)において複数のマイクロレンズを形成するためにも用いることが好ましい。
このようにすると、使用するフォトマスクの数を増やすこと無しに、集光性を高めるためのマイクロレンズを形成することができる。
また、壁部をネガ型レジストにより形成すると共に、複数のマイクロレンズをポジ型レジストにより形成することが好ましい。
つまり、同じフォトマスクを用いて壁部及びマイクロレンズを形成するために、各光電変換素子の間の領域に設けられる壁部についてはネガ型レジストを用い、各光電変換素子上方に設けられるマイクロレンズについてはポジ型レジストを用いる。
本発明によると、マスク合わせズレに起因する混色、感度ムラ等が抑制され、高精細な画像の得られる固体撮像装置を実現することができると共に、そのような固体撮像装置を十分なプロセスマージンをもって製造することができる。
以下、本発明に係るカラー固体撮像装置の一実施形態について、図面を参照して説明する。但し、図面はいずれも模式的に示すものであって、必ずしも実際の寸法を反映するものではない。
図1(a)〜(c)は本実施形態のカラー固体撮像装置10について説明する図であり、特に、図1(a)はカラーフィルタ層22をマイクロレンズ24の側から見た様子を示す平面図、図1(b)及び(c)はそれぞれ図1(a)におけるIb-Ib'線及びIc-Ic'線による断面図である。
図1(b)及び(c)に示すように、カラー固体撮像装置10は、第1導電型(例えばN型、以下では単にN型と記す)の半導体基板11を用いて形成されている。
半導体基板11上に、第2導電型(ここではP型、以下では単にP型と記す)のウェル層12が形成されている。ウェル層12の上部に、N型の半導体層として、光電変換を行なう複数の光電変換素子13がマトリクス状に配列するように形成されている。各光電変換素子13は、それぞれ一つの画素に含まれることになる。P型のウェル層12及び光電変換素子13を覆うように、ゲート絶縁膜14が形成されている。更に、光電変換素子13同士の間の領域において、ゲート絶縁膜14上に、信号の転送を行なう転送電極15が多結晶シリコンを材料として形成されている。
転送電極15の側面及び上面には層間絶縁膜16が形成され、そのため転送電極15は層間絶縁膜16によって被覆され且つ周囲から絶縁されている。更に、層間絶縁膜16を覆うように、光電変換素子13上を除く画素領域の全面に遮光膜17が形成されている。遮光膜17はタングステン等からなり、光電変換素子13以外の部分への不要な入射光を防ぐ働きを有する。
また、ゲート絶縁膜14及び遮光膜17を覆うように、SiON等からなる表面保護膜18が形成されている。表面保護膜18は、平坦ではない下地の上に形成された層であるため、光電変換素子13上方において凹部を有している。該表面保護膜18の凹部を埋めるように第1の透明平坦化膜19が形成され、表面保護膜18の上面と第1の透明平坦化膜19の上面とが面一に平坦化されている。第1の透明平坦化膜19は、後にカラーフィルタ層22を精度良く形成するために設けるものであり、例えば、フェノール系樹脂等を主成分とする感光性透明膜を用いて形成されている。更に、第1の透明平坦化膜19上に、アクリル系熱硬化型透明樹脂からなる第2の透明平坦化膜20が設けられている。
第2の透明平坦化膜20上にはカラーフィルタ層22が設けられている。その上に第3の透明平坦化膜23が形成され、更にその上に、各光電変換素子13の上方に位置するように、マイクロレンズ24が設けられている。
ここで、カラーフィルタ層22は、光電変換素子13同士の間の領域上方に設けられ、各光電変換素子13の上方の領域をそれぞれ開口部として囲む格子状の壁部21と、各開口部を埋め込むように設けられた緑色フィルタ部22G、青色フィルタ部22B及び赤色フィルタ部22R(以下、これら3つをまとめて各色カラーフィルタ部22G、22B及び22Rと記す場合がある)とを有する構造である。各色カラーフィルタ部22G、22B及び22Rは、図1(a)に示す、いわゆるベイヤ配列のパターンとなっている。つまり、緑、青、緑、青と繰り返す行(図1(a)のIb-Ib'線の行)及び列と、赤、緑、赤、緑と繰り返す行(図1(a)のIc-Ic'線の行)及び列とが交互に繰り返すような配列である。
壁部21の高さは各色カラーフィルタ部22G、22B及び22Rの高さよりも高くなっており、このことによって壁部21の開口部から各色カラーフィルタ部22G、22B及び22Rがはみ出すこと無く形成される。よって、混色を起こすことはない。
また、各色カラーフィルタ部22G、22B及び22Rの高さは、壁部21よりも低くなっていれば良いのであり、それぞれの形成材料の塗布膜厚を適宜設定することにより、自由に設定することができる。よって、緑色フィルタ部122Gが他のカラーフィルタ部よりも厚くなければならなかった従来の構造に比べ、各色カラーフィルタ部22G、22B及び22Rについて、分光特性の制約は少なくなっている。
ここで、壁部21の材料として、顔料分散型レジストに比べて高い解像力を有する材料(染料内添型レジスト等)を用いることにより、微細化した装置においても精度良く形成することができる。例えば、従来技術において図17(a)及び(b)のように微細化に伴ってパターンが丸くなってしまうのとは異なり、四角形に近い形状をより容易に得ることができる。また、顔料分散型レジストを用いる場合にはエッジの断面形状が斜めになるが、これを避けて垂直な形状を得ることもできる。
また、各色カラーフィルタ部22G、22B及び22Rは壁部21に設けた開口部を埋め込むように形成するため、解像力については劣る顔料分散型レジストであっても精度に問題が生じることはなく、耐光性及び耐熱性について優れるという利点を有効に活用できる。
以上のことから、各色カラーフィルタ部22G、22B及び22Rの形状を均一にし且つ隣接するカラーフィルタ部の重なりを避けることができるため、隣接するカラーフィルタ部からの混色、感度ムラ、ライン濃淡、色シェーディング等の光学特性を向上することができる。
また、各色カラーフィルタ部22G、22B及び22Rそれぞれの屈折率を壁部21の屈折率よりも大きくすると、カラーフィルタ部から壁部21に達した光はカラーフィルタ部の側に反射し、結果として光電変換素子13に効率良く集光される。これにより、カラー固体撮像装置10の光感度を向上することができる。
また、壁部21における光の透過率を各色カラーフィルタ部22G、22B及び22Rの透過率に比べて小さくすることにより、壁部21に入射した光を吸収し、このような光が乱反射の結果として光電変換素子13に達するのを抑えることができる。これにより、スミア等のノイズを低減することができる。
尚、カラー固体撮像装置10について寸法の例を挙げると、図1(b)に示すように、画素の幅Aが1.4μm程度、各画素において遮光膜17に挟まれた開口部の幅Bが0.7〜0.8μm程度、各画素間における壁部21の幅Cが0.3〜0.4μm程度である。これは一例に過ぎず、任意の寸法にて設計することが可能である。但し、好ましくは画素の幅Aが1.6μm程度以下、壁部21の幅Cは0.1〜0.7μm程度である。このような寸法であるか又は更に微細化した場合に、従来技術における課題が顕著に表れるため、それを解決する本実施形態のカラー固体撮像装置10が特に有用である。
次に、カラー固体撮像装置10の製造方法、特に、カラーフィルタ層22の製造法について、図面を参照しながら説明する。
図2(a)はカラー固体撮像装置10の製造途中の平面図であり、そのIIb-IIb'線における断面図が図2(b)である。
初めに、N型の半導体基板11上にP型のウェル層12を形成し、ウェル層12の表面にN型の不純物拡散層として光電変換素子13を平面視した際にマトリクス状に配列するように形成する。ウェル層12及び光電変換素子13は、一般的な手法としてフォトリソグラフィ工程、イオン注入工程及び熱拡散工程を繰り返すことにより形成される。
次に、ウェル層12及び光電変換素子13の上方を覆うように、ゲート絶縁膜14を形成する。その後、ゲート絶縁膜14上に、多結晶シリコンからなる転送電極15を形成する。これは、光電変換素子13同士の間の領域に形成する。更に、転送電極15の表面を被覆して電気的に絶縁するための層間絶縁膜16と、層間絶縁膜16を覆うタングステン等からなる遮光膜17とを順次形成する。
遮光膜17の形成後、ゲート絶縁膜14及び遮光膜17の表面を覆うように、例えば熱フローによるBPSG膜(ホウ素−リンケイ酸ガラス膜)、SiON膜等からなる表面保護膜18を形成する。この時点では、光電変換素子13の上方、つまり、転送電極15同士の間の部分において、表面保護膜18の上面に凹部(窪み)が生じている。尚、図2(a)及び(b)において、遮光膜17の形成されていない領域を開口領域17aとして示している。開口領域17aに入射した光は、光電変換素子13に達して検出されることになる。
この後、アルミ合金等からなる配線を形成し、該配線を保護するために、例えばSiON膜等を堆積させる。更に、電極取り出し用のボンディングパッドを開口する。これらについては、図示を省略する。
次に、図3の工程を説明する。初めに、カラーフィルタ層22を精度良く形成するための前処理として、第1の透明平坦化膜19を形成する。これは、アルミ合金からなる配線領域、多結晶シリコンからなる転送電極15等の凸部の間に生じた凹部を埋め込むように形成する。例えば、フェノール系樹脂を主成分とする感光性透明レジストを塗布し、所定のフォトマスクを用いた露光及び現像(ブリーチング及びベークを含む)を行なうことにより形成すればよい。また、透明膜を複数回塗布した後にエッチバックにより平坦化する方法、透明膜の塗布後に熱フロー処理により平坦化する方法、更にはこれらを組み合わせて更に平坦度を向上させる方法等を取ることもできる。
このようにして、光電変換素子13の上方の凹部を埋め込み、紫外線照射によって透過率の高められた第1の透明平坦化膜19が形成される。
続いて、表面保護膜18及び第1の透明平坦化膜19の上に、例えばアクリル系熱硬化型透明樹脂を塗布し、熱処理により硬化することにより、第2の透明平坦化膜20を形成する。これは、カラーフィルタ層22を形成する際に、壁部21及び各色カラーフィルタ部22G、22B及び22Rの密着性向上と、現像残渣の低減とを目的として形成する。
次に、平面図である図4(a)及びそのIVb-IVb'線による断面図である図4(b)に示す工程について説明する。ここでは、第2の透明平坦化膜20上に壁部21を形成する。
これは、後に形成する各色カラーフィルタ部22G、22B及び22Rの境界となる領域に形成する。つまり、互いに隣り合う光電変換素子13同士の間に存在する非受光領域であり、更に言い換えると、転送電極15及び遮光膜17の上方の領域である。図4(a)にも示す通り壁部21は格子状の平面パターンを有しており、第2の透明平坦化膜20上に突出して、各光電変換素子13上方の領域をそれぞれ開口部22aとして囲んでいる。
また、壁部21を形成するには、感光性でネガ型の染料内添型レジストを塗布し、所定のフォトマスクを用いた露光及び現像工程を行なう。この際、壁部21の幅を遮光膜17の幅よりも狭くするのが良い。顔料分散型レジストに比べて解像力の高い染料内添型レジストを用いることにより、微細化したカラーフィルタ層22においても高精度に壁部21を形成することが可能となっている。また、ここでは一例として緑色の染料内添型レジストを用いるが、黒色等の他の色でも構わない。但し、レジストとして使用可能な色を選ぶことは必要である。
次に、平面図である図5(a)及びそのVb-Vb'線による断面図である図5(b)に示す工程について説明する。
格子状の平面パターンを有する壁部21の形成後、例えばHMDS(ヘキサメチルジシラザン)膜を蒸気塗布し、続いて、例えば緑色フィルタ部22Gを形成するための緑色顔料分散型レジスト22Gaを塗布する。このとき、格子状の壁部21上には残らないような条件、つまり、壁部21の厚さと同じか、より小さい塗布膜厚となる条件を設定する。
尚、ここで用いる緑色顔料分散型レジストは、緑色波長の光を選択的に透過するように調合された顔料を含むものである。また、第2の透明平坦化膜20に対する密着性に問題が無いのであれば、HMDSの塗布を省略してもよい。
次に、平面図である図6(a)及びそのVIb-VIb'線による断面図である図6(b)に示す工程について説明する。
ここでは、塗布されたネガ型の緑色顔料分散型レジスト22Gaについて、所定のフォトマスクを用いて露光し、更に現像を行なう。該フォトマスクは、光電変換素子13上方の緑色フィルタ部22Gを各行及び各列について一つおきに残し、市松模様を構成するように設計されている。
次に、平面図である図7(a)及びそのVIIb-VIIb'線による断面図である図7(b)に示す工程について説明する。
ここでは、第1色目の緑色フィルタ部22Gに続いて、第2色目(例えば青色)のカラーフィルタ部となる青色フィルタ部22Bと、第3色目(例えば赤色)のカラーフィルタ部となる赤色フィルタ部22Rとを形成する。これらのカラーフィルタ部は、先に説明した緑色フィルタ部22Gの形成方法と同様に行なう。つまり、それぞれの色のネガ型の顔料分散型レジストを塗布し、所定の位置にカラーフィルタ部が形成されるように設計されたフォトマスクを用いた露光及び現像を行なって形成する。
この後、カラーフィルタ層22上に第3の透明平坦化膜23を形成し、更にその上にマイクロレンズ24を形成すると、図1(a)〜(c)に示すカラー固体撮像装置10が完成する。
尚、第3の透明平坦化膜23を形成するには、例えば、アクリル系樹脂を主成分とする熱硬化性透明樹脂を全面に塗布し、ホットプレートを用いたベーク(熱処理)によって硬化する処理を複数回繰り返す。その後、受光面から第3の透明平坦化膜23上面までの距離を短くすることによる感度向上と、第3の透明平坦化膜23上面の平坦度向上とを目的として、周知のエッチバック法により、第3の透明平坦化膜23を可能な限りエッチングする。このエッチングは、壁部21に対しても行なうことにより、各色カラーフィルタ部22G、22B及び22Rのうちの最も高い位置に相当する高さに揃えるようにしてもよい。
続いて、第3の透明平坦化膜23の表面上に、各光電変換素子13の上方に配置され、上に凸状のマイクロレンズ24を形成する。これは、第3の透明平坦化膜23上にフェノール系樹脂を主成分とする感光性のポジ型透明レジストを塗布し、所定のフォトマスクを用いた露光及び現像(ブリーチング及びベークを含む)工程を経て行なわれる。マイクロレンズ24は、紫外線照射(ブリーチング)により透過率が高められている。
尚、マイクロレンズ24のベークは、各色カラーフィルタ部22G、22B及び22Rと、壁部21とについて分光特性の劣化を防ぐため、比較的低温の処理温度、例えば200℃以下にて行なうことが望ましい。
また、マイクロレンズ24の形成に用いるフォトマスクとして、壁部21の形成に用いるフォトマスクと同じフォトマスクを用いることが可能である。これは、壁部21をネガ型のレジスト、マイクロレンズ24をポジ型のレジストにより形成することによって可能である。ここで、現像が終わった時点ではマイクロレンズ24の材料であるレジストは図4(a)に示す開口部22aと同様の平面形状をしており、その後のベークによって円状のマイクロレンズ24となる。
以上のような工程により、本実施形態のカラー固体撮像装置10が製造される。繰り返しになるが、解像力の高い染料内添型レジストを用いて精度良く壁部21を形成し、その開口部を埋めるように顔料分散型レジストからなる各色カラーフィルタ部22G、22B及び22Rを形成することにより、隙間や重なりの無いカラーフィルタ層22を形成することができる。このため、高精細な画像の得られるカラー固体撮像装置を製造することができる。
尚、図8(a)及び(b)には、壁部21の厚さ(高さ)と、その開口部22aを埋め込むように塗布された緑色顔料分散型レジスト22Gaの厚さとの関係を示す。より具体的には、図5(b)の工程において、壁部21の厚さを変化させ、顔料分散型レジストを平坦面に塗布した場合には厚さが0.3μmとなる条件により顔料分散型レジストを壁部が形成された基板上に塗布すると、顔料分散型レジストの塗布膜厚が壁部21の厚さに依存して変化することを示している。図8(a)は、壁部21の厚さが0.3μmの場合を示し顔料分散型レジストの膜厚は0.15μmである。図8(b)は、壁部21の厚さが0.45μmの場合を示し、顔料分散型レジストの膜厚は0.3μmとなる。この後の製造工程を進行させると、それぞれ異なる厚さの緑色フィルタ部22Gが得られる。これは、他の色のカラーフィルタ部についても同様である。
このように、壁部21の厚さの違いを、各色カラーフィルタ部22G、22B及び22Rの膜厚を制御するための方法の一つとして利用することができる。これは、カラーフィルタ層22の特性を制御するために有用である。
また、図は省略するが、壁部21のピッチが狭くなるほど、開口部22aに対する塗布膜厚は壁部21の厚さに近付く。
次に、壁部21の幅と、遮光膜17に対する壁部21の形成位置(壁部21を形成する際のフォトマスクの位置合わせ)と、混色との関係を説明する。
図9(a)及び(b)は、転送電極15上を覆う遮光膜17の幅Dに比べて壁部21の幅Cが狭い場合について、壁部21がズレ無く形成されている例及び図において右側にズレて形成されている例を示している。このように幅Dよりも幅Cが狭い場合には、多少の位置のズレであれば混色等が発生することはない。つまり、壁部21の位置合わせについて、一定のマージンを有する。
図10(a)及び(b)には、図9(b)の位置の壁部21を有するカラーフィルタ層22が形成された場合について、平面図及びそのXb-Xb'線による断面図を示す。ここにも示される通り、遮光膜17の幅Dよりも壁部21の幅Cが狭い場合には、壁部21の位置が多少ズレたとしても、壁部21に入射した光63は遮光膜17に遮られ、光電変換素子13には到達しない。つまり、混色が生じない。
これに対し、図11(a)及び(b)には、遮光膜17の幅Dと壁部21の幅Cとが同じである場合を示す。壁部21の幅Cがこれより大きくなるとズレが無くても壁部21が光電変換素子13上方に重なることになるから、この場合の幅Cは、設定しうる最大である。このような場合にも、壁部21の位置にズレが無ければ混色は生じない(図11(a))。しかし、少しでも壁部21の位置にズレがあると、混色が生じてしまう(図11(b))。
図12(a)及び(b)には、図11(b)の位置の壁部21を有するカラーフィルタ層22が形成された場合について、平面図及びそのXIIb-XIIb'線による断面図を示す。ここに示される通り、遮光膜17の幅Dと壁部21の幅Cとが同じである場合、壁部21の位置が少しでもズレると、壁部21に入射した光64は光電変換素子13に到達してしまう場合がある。つまり、混色が生じてしまう。
但し、従来のカラー固体撮像装置における混色は、所定の色のカラーフィルタ部を透過した光に、他の色のカラーフィルタ部を透過した光が混ざってしまう現象である(図21(b)、図22(b)等を参照)。これに対し、本実施形態のカラー固体撮像装置10の場合、図12(b)に示す混色は、所定の色のカラーフィルタ部を透過した光に対し、壁部21を透過した光が混ざって生じる。壁部21の透過率は各色フィルタ部22G、22B及び22Rよりも低く設定されているため、壁部21を透過する光の量は極僅かとなり、混色が生じたとしても、影響は小さい。
次に、図13〜図15には、壁部21の幅と、壁部21を形成するためのフォトマスクの位置合わせマージンとについて示す。
図13は、壁部21の幅Cと、遮光膜17の幅Dとが同じである場合を示す。この場合、フォトマスク61の位置合わせが少しでもズレると壁部21が遮光膜17上方を外れてしまい、混色が生じることになる。つまり、フォトマスク61は位置合わせマージンを全く有していない。
図14は、壁部21の幅Cが、遮光膜17の幅Dの半分(1/2)である場合を示す。この場合、図中にて最も右にズレた位置(フォトマスク61a及び壁部21aの位置)から最も左にズレた位置(フォトマスク61b及び壁部21bの位置)までの範囲にズレが収まっていれば、混色は生じない。つまり、合わせマージンM1を得ることができる。
図15は、壁部21の幅Cが更に狭い場合(例えば、遮光膜17の幅Dの1/4である場合)を示す。この場合も、図14の場合と同様に合わせマージンM2を得ることができる。また、この場合の合わせマージンM2は、図14の場合の合わせマージンM1よりも更に大きい。
このように、壁部21の幅を小さくすることにより、マスク合わせのマージンを大きくすることができる。よって、壁部21は可能な限り狭い幅Cに形成することが好ましい。下限は、パターンとして維持可能な最小寸法、加工可能な最小寸法等に応じて決まることになる。
尚、壁部21形成時の位置合わせマージンは、従来技術における緑色フィルタ部122G形成時の位置合わせマージンに比べて大きくなっている。これは、顔料分散型レジストにより形成される緑色フィルタ部122Gの開口部は、解像力の不足から微細化が進行すると丸い形状になってしまうのに対し、染料内添型レジストにより形成される壁部21の開口部22aは、より容易に四角形に近い形状を得ることができるためである。
以上、本発明の実施形態に係るカラー固体撮像装置10及びその製造方法について説明したが、本発明は、本実施形態に限定されることなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲で様々な形態で実施することができる。例えば、上記の実施形態では、カラーフィルタ層22の例として、色調が優先される固体撮像装置に用いられる原色方式について説明したが、感度が優先される固体撮像装置に用いられる補色方式であってもよい。補色方式の場合には、カラーフィルタ層として、マゼンタ光用カラーフィルタ部、緑色光用カラーフィルタ部、黄色光用カラーフィルタ部、シアン光用カラーフィルタ部が周知の色配列に従って、定められた位置に形成される。
また、本実施形態ではCCD型の固体撮像装置の場合を説明したが、これに限定されるわけではなく、MOS型等の増幅型固体撮像装置、更にその他のタイプの固体撮像装置に本発明を適用することも可能である。
本発明は、カラーフィルタ層の構造により隣接する画素からの混色、ライン濃淡、色シェーディング、感度バラツキ等の光学特性について優れたカラー固体撮像装置として有用である。
図1(a)〜(c)は、本発明の一実施形態に係るカラー固体撮像装置を示す平面図及び2つの断面図である。 図2(a)及び(b)は、本発明の一実施形態に係るカラー固体撮像装置の製造工程を説明するための平面図及び断面図である。 図3は、図2(b)から更にカラー固体撮像装置の製造工程が進行した状態を示す断面図である。 図4(a)及び(b)は、図3から更にカラー固体撮像装置の製造工程が進行した状態を示す平面図及び断面図である。 図5(a)及び(b)は、図4(a)及び(b)から更にカラー固体撮像装置の製造工程が進行した状態を示す平面図及び断面図である。 図6(a)及び(b)は、図5(a)及び(b)から更にカラー固体撮像装置の製造工程が進行した状態を示す平面図及び断面図である。 図7(a)及び(b)は、図6(a)及び(b)から更にカラー固体撮像装置の製造工程が進行した状態を示す平面図及び断面図である。 図8(a)及び(b)は、壁部の高さと、開口部に塗布されるレジストの厚さとの関係を示す断面図である。 図9(a)及び(b)は、壁部の幅が遮光膜の幅よりも狭い場合において、壁部の位置ズレと混色について示す平面図である。 図10(a)及び(b)は、図9(b)のような壁部を有するカラーフィルタ層について、混色が生じないことを説明する平面図及び断面図である。 図11(a)及び(b)は、壁部の幅と遮光膜の幅とが同じである場合において、壁部の位置ズレと混色について示す平面図である。 図12(a)及び(b)は、図11(b)のような壁部を有するカラーフィルタ層について、混色が生じることを説明する平面図及び断面図である。 図13は、遮光膜の幅と同じ幅の壁部を形成する場合、フォトマスクの位置合わせマージンが無いことを説明する図である。 図14は、遮光膜の幅の1/2幅の壁部を形成する場合について、フォトマスクの位置合わせマージンを説明する図である。 図15は、遮光膜の幅の1/4幅の壁部を形成する場合について、フォトマスクの位置合わせマージンが図14の場合よりも大きくなることを説明する図である。 図16(a)及び(b)は、従来のカラー固体撮像装置について示す平面図及び断面図である。 図17(a)及び(b)は、従来のカラーフィルタ層のうちの緑色フィルタ部について、その開口部が丸く形成された様子を示す平面図であり、開口部の大きさが異なる2例である。 図18(a)及び(b)は、図17(a)のような緑色フィルタ部が形成された場合の従来のカラー固体撮像装置について示す平面図及び断面図である。 図19(a)及び(b)は、図17(b)のような緑色フィルタ部が形成された場合の従来のカラー固体撮像装置について示す平面図及び断面図である。 図20(a)及び(b)は、図17(a)及び(b)の緑色フィルタ部に位置合わせずれが生じた場合を示す図である。 図21(a)及び(b)は、図20(a)の緑色フィルタ部が形成された場合の従来のカラー固体撮像装置について示す平面図及び断面図であり、混色が生じることを説明する図である。 図22(a)及び(b)は、図20(b)の緑色フィルタ部が形成された場合の従来のカラー固体撮像装置について示す平面図及び断面図であり、混色が生じることを説明する図である。 図23は、従来のカラー固体撮像装置を製造する際に、緑色フィルタ部の幅を最大にすると、フォトマスクの位置合わせマージンが無いことを示す図である。 図24は、従来のカラー固体撮像装置を製造する際に、緑色フィルタ部の幅を最小にすると、フォトマスクの位置合わせマージンが無いことを示す図である。 図25は、従来のカラー固体撮像装置を製造する際に、緑色フィルタ部の幅を中程度にすると、フォトマスクの位置合わせマージンを得られることを示す図である。
符号の説明
10 カラー固体撮像装置
11 半導体基板
12 ウェル
13 光電変換素子
14 ゲート絶縁膜
15 転送電極
16 層間絶縁膜
17 遮光膜
17a 開口領域
18 表面保護膜
19 第1の透明平坦化膜
20 第2の透明平坦化膜
21 壁部
21a 壁部
21b 壁部
22 カラーフィルタ層
22B 青色フィルタ部
22G 緑色フィルタ部
22R 赤色フィルタ部
22Ga 緑色顔料分散型レジスト
22a 開口部
23 第3の透明平坦化膜
24 マイクロレンズ
61 フォトマスク
61a フォトマスク
61b フォトマスク

Claims (16)

  1. 半導体基板上にマトリクス状に配列された複数の光電変換素子と、
    前記複数の光電変換素子同士に挟まれる領域の上方に設けられた壁部と、
    前記各光電変換素子上方において前記壁部に囲まれる各開口部を埋め込むように設けられたカラーフィルタ部とを備えていることを特徴とする固体撮像装置。
  2. 請求項1において、
    前記カラーフィルタ部の高さは、前記壁部の高さ以下であることを特徴とする固体撮像装置。
  3. 請求項1又は2において、
    前記壁部の幅は、前記光電変換素子同士の間の距離以下であることを特徴とする固体撮像装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一つにおいて、
    前記複数のカラーフィルタ部は、前記各光電変換素子に対して一つの色を有し、前記複数の光電変換素子の配列に対して複数の色からなる所定の配列を構成していることを特徴とする固体撮像装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一つにおいて、
    前記壁部は、第1の感光性着色樹脂を用いて形成されることを特徴とする固体撮像装置。
  6. 請求項5において、
    前記第1の感光性着色樹脂は、染料内添型レジストであることを特徴とする固体撮像装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一つにおいて、
    前記複数のカラーフィルタ部は、それぞれ、第2の感光性着色樹脂を用いて形成されることを特徴とする固体撮像装置。
  8. 請求項7において、
    前記第2の感光性着色樹脂は、顔料分散型レジストであることを特徴とする固体撮像装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか一つにおいて、
    前記カラーフィルタ部の屈折率は、前記壁部の屈折率よりも大きいことを特徴とする固体撮像装置。
  10. 請求項1〜9のいずれか一つにおいて、
    前記壁部の透過率は、前記カラーフィルタ部の透過率以下であることを特徴とする固体撮像装置。
  11. 半導体基板に、複数の光電変換素子を配列して形成する工程(a)と、
    前記複数の光電変換素子同士に挟まれる領域上に、前記各光電変換素子上方の領域をそれぞれ開口部として囲む壁部を形成する工程(b)と、
    前記各開口部を埋め込むように、それぞれ所定の色を有する複数のカラーフィルタ部を形成する工程(c)とを備えることを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
  12. 請求項11において、
    前記工程(b)は、
    第1の感光性着色樹脂を塗布する工程と、
    前記第1の感光性着色樹脂を露光し且つ現像する工程とを含むことを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
  13. 請求項11又は12において、
    前記工程(c)において、
    前記複数の開口部を埋め込むように第2の感光性着色樹脂を塗布し、露光及び現像を行なって所定の前記開口部のみに所定の色を有する前記カラーフィルタ部を形成する工程を複数回行なうことにより、前記各光電変換素子に対して一つの色を有し、前記複数の光電反感素子の配列に対して所定の色の配列を有する複数のカラーフィルタ部を構成することを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
  14. 請求項11〜13のいずれか一つにおいて、
    前記複数のカラーフィルタ部の高さは、前記壁部の高さ以下に形成することを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
  15. 請求項11〜14のいずれか一つにおいて、
    前記複数のカラーフィルタ部上に、透明平坦化膜を介して複数のマイクロレンズを形成する工程(d)を更に備え、
    前記工程(b)において前記壁部を形成するために用いるフォトマスクを、前記工程(d)において前記複数のマイクロレンズを形成するためにも用いることを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
  16. 請求項15において、
    前記壁部をネガ型レジストにより形成すると共に、
    前記複数のマイクロレンズをポジ型レジストにより形成することを特徴とする固体撮像装置の製造方法。
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